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  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    Movistar Yamaha MotoGPは、MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースで、バレンティーノ・ロッシが序盤からハイペースでレースを進めて2位、マーベリック・ビニャーレスは終盤に追い上げて3位に入り、今季初めてダブル表彰台を達成した。

    バレンティーノ・ロッシは6番グリッドからスタート。第1コーナーを抜けたあとビニャーレスとアンドレア・・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)を抜いて4番手に浮上すると、序盤からペースを上げてゆく。

    そしてトップ2から離されまいと目の前のダニロ・・ペトルッチ(ドゥカティ)にプレッシャーをかけ、9ラップ目の第1コーナー進入でとらえて3番手に上がった。

    この時点でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)との差は1秒以上あったが、ロッシは懸命に追い上げ、トップ2がバトルする間に差を詰めると、3ラップ後にはロレンソが第10コーナーでミスをおかしたためロッシが2番手に浮上。ロレンソもついて来たが、ロッシは少しずつアドバンテージを広げていった。終盤はマルケスの追い上げに転じたが、ロレンソとのバトルに時間を割いたことが響いて差を詰めることができず、2位でチェッカーを受けた。マルケスとの差は2.196秒。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはロッシに先行されて5番手でレースをスタート。ところがリズムをつかむまでに時間がかかり、5ラップまでにカル・クラッチロー(ホンダ)とドビツィオーゾに抜かれ、さらにアルバル・バウティスタ(ドゥカティ)にも先行を許したが、クラッチローが転倒したため7番手とする。

    3ラップ後、ビニャーレスは1分21秒台にペースを上げて4番手争いのグループに接近すると、ドビツィオーゾの背後に迫り、残り8ラップでこれをパス。さらにバウティスタとロレンソも抜いて4番手に浮上した。その後ペトルッチを追ったビニャーレスは、残り2ラップとなったところでかわし3番手とすると、最後までプッシュし続けて3位でチェッカー。トップとの差は2.776秒だった。

    2位を獲得したロッシはポイントを119に伸ばしてランキング2位をキープ。ビニャーレスは10ポイント差でランキング3位につけている。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが2位に浮上し、トップを40ポイント差を追う。Movistar Yamaha MotoGPは依然、チーム・ランキングで首位を守っており、2位との差は14ポイントとなっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは14番グリッドからのスタートと厳しい展開を強いられたが、オープニングラップでふたつ上げ、そのあともプッシュを続けて9位まで浮上。貴重な7ポイントを獲得し、サテライト勢トップの位置を確保して夏季休暇を迎える。ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも健闘。グリッド5列目からスタートすると1台1台と抜いてゆき、11位でゴールしてポイントを獲得した。

    MotoGPはこのあと短い夏休みに入る。第10戦は8月3~5日、チェコのブルノ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「ザクセンリンクはこれまであまりよい成績を残せていませんでしたが、今日はダブルで表彰台に上ることができとてもうれしいです。チームの仕事もとてもよかったと思います。そして私自身も序盤からよいレースができましたし、最後までミスなく走りきれたことに満足しています。先週、改めて去年のレースのビデオを見て “フォルガーがよい走りをしたのだから、私たちも同じことをしなければいけない”と。終わってみれば去年の彼と同じポジションに立つことができました。だから今はとてもうれしいし、よい流れで休暇を迎えられてうれしいです」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「正直に言えば、とても厳しいレースでしたが、チームとともに今回は最後の10ラップの戦い方を改善することに集中してきました。これがとてもよかったのだと思います。そして実際、終盤はかなりいい走りができたと思いますが、チームとしても私自身も、もっとやれることがあると感じています。ここから夏休みになりますが、この間にまたハードワークをして、マシンのさらなる改善を目指します。今日はオーバーテイクがほとんどできませんでした。トライはしたけれども、コーナーで何度もはらんでしまったのです。でも終盤は多くのライバルを抜くことができました。そのときは1分21秒8から1分21秒9が出ていて、予定通りのペースになっていました。ここまでともに一歩ずつ進んできましたが、これからも同様のことを続けていきます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日のダブル・ポディウムはチームにとって最高の結果です。ウイークを通じて改善を試み、一歩一歩、着実に前に進んでマシンを仕上げることができました。ザクセンリンクで私たちはいつも苦労させられてきたので、それだけに、ここで2位と3位を獲得できたことはすばらしいのです。ロッシ選手は好スタートを切って、序盤からトップ2についていきました。タイヤをよくコントロールしていましたが、これは、グリッド上でミディアムタイヤに変更するという彼の判断のおかげ。マーベリックのほうはよい位置からスタートしましたが、序盤で順位を下げてしまいました。ところがそのあと見事なリカバーを見せ、終盤に数々のオーバーテイクを見せてふたりが表彰台に上ってくれたのです。ここから休暇になりますが、しっかりとエネルギーを注入して、シーズン後半戦に臨みます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (9位)
    「昨日までの難しい状況を考えれば9位はよい成績だと思います。結果には満足していますが、表彰台が見えず、ペースでは大きく離されたことが残念です。チームとともに懸命に仕事に取り組んできましたが、今回は正しい解決策を見つけ出すことができませんでした。シーズン後半戦では問題を解決し、フィーリングを向上させて、またハイペースで走れるようがんばります。セッティングを向上させる方法は必ず見つかるはず。きっとまた、表彰台に上れるようになると確信しています。ランキング4位と同ポイントの5位ですが、やはりトップ3に入りたいと思います。そうなれることを信じています」

    ハフィス・シャーリン (11位)
    「まず初めに、チーム・クルーのみんなにお礼を言いたいと思います。セッティングについて本当にすばらしい仕事をしてくれたからです。それによって、シーズン序盤と同じようなフィーリングを得られるようになったのです。とてもトリッキーで難しいこのコースでポイントを獲得できたことはとてもよかったと思います。ヨハンのグループについて行くこともできました。終盤でタイヤのグリップが落ちてしまったのですが、これはわたしにとっては大切な勉強のひとつです。ここ数戦は厳しい状況が続いていましたが、現時点で11位は私にとって最高の結果でまたベスト・ルーキーを取り戻すことができました。夏休みの間はフィジカルのコンディションを維持するために、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指ししっかりトレーニングを続けます」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「金・土と非常に厳しい状況で、予選もウォームアップも同様に苦戦してきました。ところがザルコ選手とシャーリン選手は、プラクティスで直面してきたすべての問題を克服しようと努力し、その結果、考え得るなかで最高の順位を獲得してくれました。ザルコ選手はペドロサ選手とバトルを繰り広げ、わずかに届きませんでしたが、それでも9位を獲得したことでドビツィオーゾ選手と並んでランキング4位タイに立つことができました。本当にすばらしい成果です。シャーリン選手のほうは、カタルニアでは残り周回数わずかというところまで9位を走っていながらミスをしてしまいましたが、今日は、そこから学んだことをしっかり証明してくれたのです。多くのベテランライダーとバトルし、最後にはイアンノーネ選手と戦ってゴールライン上で前に出て11位。これは私たちにとっても非常に誇らしいことです。シャーリン選手はまた、ベスト・ルーキーの座も奪回しました。これはチームと彼との今シーズンの最大の目標となります。この後、ザルコ選手はフランス南部で、シャーリン選手はクアラルンプールへ戻って家族と過ごすことになるでしょう。そして残りの10戦も頑張ります」

  • 【MotoGP】 ヤマハ、ビニャーレスが2位表彰台:アメリカズGP 決勝

    【MotoGP】 ヤマハ、ビニャーレスが2位表彰台:アメリカズGP 決勝

    MotoGP アメリカズウGPの決勝。グリッド・トップの位置からスタートしたマーベリック・ビニャーレスは、3番手で第1コーナーへ。リズムを整えたあと、後ろにバレンティーノ・ロッシを従えてともにペースを上げて行く。そして6ラップ目の第1コーナー進入でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)をパス。前方が開けると2分05秒台に上げて、いよいよトップを目指していったが、その差はなかなか詰まらなかった。マーベリック・ビニャーレスは2番手をキープしてそのままチェッカー。トップとの差は3.560秒。

    一方のバレンティーノ・ロッシはグリッド5番手から好スタートを切って第1コーナーを目指したが、タイトな左コーナーに大勢が集中したため後退を余儀なくされた。そのあとすぐさま挽回を図り、オープニングラップの第12コーナーでヨハン・ザルコをパスして5番手。次のラップでC・クラッチロー(ホンダ)をとらえてチームメイトの後ろにつけた。

    マーベリック・ビニャーレスがイアンノーネをパスしたときに同時に前へ出ようと試みたものの、抜き切ることができずに4番手に留まり、さらにそのあとタイヤのグリップ不足により離されることとなってしまう。これで単独走行となったバレンティーノ・ロッシは2分5秒台後半から6秒台でラップを重ね、最終的にはトップから9.587秒差の4位でチェッカーを受けた。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスはシリーズポイントを合計41に伸ばしてランキング3位へ浮上。バレンティーノ・ロッシもひとつ上げ、合計29ポイントでランキング7位となった。ヤマハは合計56ポイントでコンストラクターズ・ランキング2位。Movistar Yamaha MotoGPは合計70ポイントでチーム・ランキングのトップに浮上している。

    チームは2週間後、スペインはヘレス・サーキットで開催される第4戦に出場する。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは序盤から表彰台争いを展開。フリープラクティスでは苦戦することもあったヨハン・ザルコだが、決勝ではサテライト勢トップの6位でチェッカーを受け、貴重なポイントを持ち帰った。

    ハフィス・シャーリンは午前中に行われたウォームアップ・セッションで転倒があったが、それを克服して決勝に臨み、オープニングラップで一気に4ポジション・アップ。そこからさらに上げていこうというところ、8ラップ目の第1コーナーでミスをしてリタイアとなった。

    シリーズポイントではハフィス・シャーリンが依然としてトップ・ルーキーの座を維持。その活躍もありMonster Yamaha Tech3は合計47ポイントでサテライト勢トップに立っている。次回は2週間後、スペインでヨーロッパ・ラウンドが始まる。

    マーベリック・ビニャーレス (2位)
    「フロントローからのスタートは、やはり有利ですね。今回はグリッド上で落ち着いて呼吸を整えることができましたし、上位3〜4台の動きを把握しながら走ることができました。チームがウイークを通じていろいろな方法を試してくれたことも良かったと思います。それが功を奏してペースの上げ方がわかるようになり、今日はそれを結果につなげることもできました。今の私たちのマシンは、去年よりも強くなっていると思います。マルクには及びませんでしたが、これまでの難しい状況を考えれば2位は良い結果です。去年のようなミスはしたくなかったので、今回はマルクを追いかけるのを止めてアンドレアとの差をキープすることに集中しました。今はとてもポジティブな気持ちですが、それで満足せずプッシュし続けなければなりません。マシンの上では常に良いフィーリングを保ち、常に前へ前へと進んで行きたいと思います。今回、マシンのフィーリングが大きく変わりました。この好調をこのあともずっとキープできるよう頑張ります。とくにこのあとは大好きなコースが続きます。次のヘレスを楽しみにしており、優勝を目指していきます」

    バレンティーノ・ロッシ (4位)
    「今回は予選で5番手まで上がれたので順調と言っていいと思いますが、決勝はもっと上を期待していましたし、もちろん表彰台を目指していました。マルケスとマーベリックの強さはわかっていたので、イアンノーネとの表彰台争いを予想していたのですが、終わってみれば私よりも彼のほうが速かったということ。彼に追いつくことができず、アタックもできませんでした。それには暑さの影響もあったと思います。課題はまだ多く、もっともっとがんばっていかなければなりません。次のウイークのスタートまであと10日。ヨーロッパ・ラウンドが始まれば状況も変わると信じています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「2位と4位は良い結果です。オースティンではいつも苦戦させられていますが、今回は、昨日の予選でいい走りをして自信をつかむことができました。マーベリックとバレンティーノが一緒に順位を上げていき、なかでもマーベリックはペースが速く、コンスタントに2分05秒台をキープして貴重なポイントを獲得。結果、ランキングトップとの差を詰め、かなり近づくことができました。
    バレンティーノもまた序盤から果敢に攻めて上位を狙っていきました。暑さによってフロントを消耗したため無理はできませんでしたが、4位も十分に評価できる結果です。今回私たちは、階段を一段、上ることができたと思っています。次のヨーロッパ・ラウンドで、ここで行った作業の成果を改めて確認したいと思います」

    ヨハン・ザルコ (6位)
    「ウイークを通じて難しい状況が続きました。スタート前には表彰台獲得を心に決めていましたが、終わってみれば、ライバルたちのほうが私よりも良い仕事をしたということです。コース上のどこで遅れてしまうのかは、自分でもわかっていました。それでも何とか克服して差を詰めていこうとがんばっていたのですが、どうしても詰め切れませんでした。残り数ラップでドビツィオーゾに抜かれたときも、私としては彼とバトルするつもりでいたのですが、力が足りずついて行けませんでした。その結果、6位ということになってしまったわけですが、今回のように厳しい状況のなかではポイントを獲れただけでも良かったと思っています」

    ハフィス・シャーリン (DNF)
    「レースのスタート時点はとても良い状態だったのですが、おそらくそのあと、とくにブレーキングでプッシュし過ぎてしまいました。いい走りができていたしペースも良かっただけに、自分自身にがっかりしています。午前中のセッションで転倒してしまったこともあってセッティング変更を試すことができず、フリープラクティスと同様のもので行かなければなりませんでした。決勝を走り出してみると、マシンの挙動がソフト過ぎる感じがあったのです。そんななかでも、この難しいコースでルーキー勢として強さを見せることができたと思っていますが、ノーポイントに終わったことは非常に残念。ストレートで非常に速いライバル勢を、ブレーキングで取り返そうとするなかでフロントから転倒してしまいました。でも、次はまた復活できるよう頑張ります」

    エルベ・ポンシャラル (チームディレクター)
    「このコースが私たちにとって簡単なものでないことはわかっていました。その上、天候も味方してくれませんでした。全体として非常に厳しいウイークになりましたが、ヨハンはいつもと同じように強い決意を持って懸命に頑張り、ハードにプッシュして予選で好位置を確保。そしてフロントローに並ぶことができたのです。決勝もスタートは良かったのですが、他の4台のほうが明らかにペースが速かった。彼も非常に集中して良い走りをキープしましたが、ドビツィオーゾのマシンは強く、その前をずっと走り続けることは良いことではないとわかっていました。だから5位争いをあきらめ、代わりに彼は、賢明にもサテライト勢トップの6位と10ポイントを持ち帰ってくれたのです。このコースではフル・ファクトリーのマシンに明らかなアドバンテージがあったので、ヨハンの走りを誇りに思います。次はいよいよヨーロッパ・ラウンドが始まります。ヘレスもル・マンも相性は良いところなので、ここまでの3戦に満足してヨーロッパへ帰れることを喜んでいます。
    一方、ハーフィスは残念な結果となりました。ここまで順調に仕上げてきて決勝も好成績を期待していましたが、ウォームアップ・セッションでニュータイヤを試したところで転倒し、そのことが大きく影響してしまいました。勇敢にも彼は決勝出場を望み、実際に出場し、速さを見せて11番手までポジションを上げました。しかし小さなミスをして転倒してしまったのです。それでも依然としてトップ・ルーキーを維持している彼を、私たちは誇りに思っています。勉強は続きます。そしてスペインとフランスでまた、いい走りを見せてくれるでしょう。ハーフィス、身体をよく休めて、早く良くなってほしい。美しいアンダルシアでの再会を楽しみに!」

    マーベリック・ビニャーレス ヤマハ MotoGP アメリカズGPMovistar Yamaha MotoGP

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第3戦アメリカズGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第3戦アメリカズGP 予選レポート

    曇り空の下で行われたMotoGP 第3戦アメリカズGPの予選で、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが予選2番手を獲得。しかしレース・ディレクションはその後、マーベリック・ビニャーレスのタイムアタックを妨害したとしてマルク・マルケス(ホンダ)に3ポジション・ダウンのペナルティを課したため、マーベリック・ビニャーレスはフロントローのトップの位置からスタートすることとなった。バレンティーノ・ロッシもQ2でハード・プッシュして5番手獲得と好調。

    サーキット・オブ・アメリカズ(COTA)で行われたQ2セッション、マーベリック・ビニャーレスはクリアスペースを確保するため後方からスタート。一気に4番手まで上がったが、ソフト・コンパウンドのリアタイヤに満足できなかったため7分以上を残してピットイン。ミディアム・タイヤに履き替えて素早くコースに戻ると、ポールポジションを目指して順調にペースを上げていった。2度目のトライで2分04秒064をたたき出して10番手から2番手へ上げ、続けて最終ラップを走り切ってトップから0.406秒差の2番手で終了。しかしレース・ディレクションはその後、マーベリック・ビニャーレスのポジションをひとつ上げる決定を下し、ポールポジションの位置からスタートすることとなった。

    一方のバレンティーノ・ロッシもフリープラクティス第4セッションで好調ぶりをアピール。勢いをそのままにQ2に臨みトップを目指していった。第1コーナーではらんだあとはタイムを短縮することができなかったバレンティーノ・ロッシだが、タイヤ交換を行い残り5分でコースに戻った時点で依然として2番手をキープ。終盤になって全体のペースが上がると一旦5番手へ後退したものの、すぐさま2分04秒229へ更新して、もう一度2番手まで挽回した。その後も第1セクションではファステストタイムを記録するなど好調を維持。しかし最後までアドバンテージをキープすることができず5番手に下げて終了した。トップとの差は0.571秒。

    フリープラクティス初日は苦戦したMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが、2日目はセッションごとにペースを上げた。全セッションで前日までのタイムを3秒近く上回ってQ2へ進出し、予選4番手を獲得した。

    チームメイトのハフィス・シャーリンも順調にペースアップ。Q1では序盤でトップに立ったあと、6番手へ後退してグリッド16番手が決定した。決勝は6列目からスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選2番手/2分04秒064)
    「もちろん、とても満足しています。何よりフロントローに並ぶのは久しぶりですからね。明日はきっと、いいレースができると思います。リアタイヤのフィーリングがとても良く、これからさらに煮詰めていく予定です。レースのたびに自分のマシンらしくなり、自分のスタイルが見えてきて、もっともっとプッシュしていけると感じているので、明日はさらにスピードアップを目指します。優勝は簡単ではないでしょうが、決して不可能ではありません。体調も良いし、マシンも好調なので、結果は自ずとついてくると信じています。明日までに、あともう一歩、前へ進めると思います」

    バレンティーノ・ロッシ (予選5番手/2分04秒229)
    「昨日も今日も好調で、マシンのフィーリングも良いので満足です。仕事が非常に順調に進んでいるということです。フロントローも可能性は十分にあったと思っていますが、少しだけスピードが足りませんでした。でもスタートは5番手以内からならOK。このあとは細かい部分をもう少し調整して明日に臨みます。太陽とドライ・コンディションを期待しています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「実は雨を予想していましたが、予想が外れてドライ・コンディションに恵まれたことで、もう一歩前進することができました。マーベリックとバレンティーノはマシンに好感触を得ており、フロントローとセカンドローからスタートすることになりました。チームとしても大いに期待しています。マーベリックが重要なタイムアタック・ラップを諦めざるを得なかったことは残念。マルケスはレースライン上を流していてマーベリックの邪魔になったのです。しかしマーベリックは、その次のラップでもう一度トライしてプロフェッショナリズムを見せてくれました。バレンティーノもQ2セッションで奮闘。明日はマーベリックとともにトップ争いに加わっていくでしょう。このように、私たちはすでにとても良い状態にありますが、明日までにもっと引き上げるためにセッティングの最終調整を行っていきます。厳しい戦いが予想されるので、できることはすべてやらなければなりません」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選4番手/2分04秒210)
    「昨日は非常に苦戦したので、今日の結果にはハッピーです。朝、起きたときにドライン・コンディションとわかりとてもうれしかったのですが、もしも雨になったとしてもプッシュしていけたと思っています。結果的に予選で好タイムが出たわけですが、このなかでは2本ともミディアム・タイヤを使用しました。グリッド4番手はとても良い位置です。表彰台を目標にプッシュしていくつもりなので、それに足るだけのペースで走れることを期待しています。身体を休め、レースの終盤までペースをキープできるようがんばります」

    ハフィス・シャーリン (予選16番手/2分05秒873)
    「Q1は好調でリズムも良かったのですが、実は終盤、前を行くライダーを見習おう彼らを追うあまりチェッカーフラッグを見逃してしまったのです。これは私の判断ミスで、それがなかったらもっと上へ行けたかもしれません。マシンはとても好調ですから不安はありません。ただユーズド・タイヤだとグリップが少し足りない感じなので、明日までにその部分のセッティングを見直してリズムをつかんでいきたいと思っています」

  • 【MotoGP】 カタール公式テスト:M.ビジャーレスがトップ発進

    【MotoGP】 カタール公式テスト:M.ビジャーレスがトップ発進

    MotoGPクラスのオフィシャルテストが1日(木)、開幕戦カタールGPの開催地ロサイル・インターナショナル・サーキットで始まり、1日目はマーベリック・ビニャーレスがトップタイムをマークした。

    ドライコンディションの中、現地時間の13時00分にトラックがオープンすると、昨年ポール・トゥ・ウインを決めた当地に戻って来たマーベリック・ビニャーレスは、1分55秒053のトップタイムをマーク。

    ヤマハ勢ではヨハン・ザルコが0.133秒差の4番手。バレンティーノ・ロッシは、90.379秒差の7番手。テック3の新ライダーとなるハフィス・シャリンは22番手だった。

    ドゥカティ勢は、アンドレア・ドビツィオーゾが0.051秒差の2番手。ホルヘ・ロレンソは0.370秒差の5番手。2台の18年型が準備されたダニロ・ペトルッチは、0.475秒差の8番手。2台の17年型が準備されたジャック・ミラーは、0.635秒差の12番手。アルバロ・バウティスタは13番手。ティト・ラバットは6コーナーで転倒を喫したが、最多の69ラップを周回して16番手。カレル・アブラハムは18番手。

    ヤマハ、ドゥカティに続いたのはスズキ。アンドレア・イアンノーネは、0.054秒差の3番手に躍進。アレックス・リンスは0.379秒差の6番手。

    ホンダ勢の最高位は、カル・クラッチローの9番手。マルク・マルケスは0.492秒差の10番手、ダニ・ペドロサは0.502秒差の11番手。

    前回のオフィシャルテスト後、イタリアに直行して空洞試験を実施したアプリリアは、今回のテストから合計4台の18年型RS‐GPを準備。スコット・レディングは、0.878秒差の15番手。アレイシ・エスパルガロは、1.009秒差の17番手。

    腰椎手術が原因で前回のオフィシャルテストを欠場したポル・エスパルガロは、56ラップを周回して1.222秒差の19番手。先陣を切って、13時59分に走行を開始したブラッドリー・スミスは、1.368秒差の20番手。

    新人勢は、中上貴晶が10度のコースインで64ラップを周回すると、1分56秒台を8回、1分55秒台を1回記録して、0.800秒差の14番手。フランコ・モルビデッリは、16コーナーで転倒を喫して21番手。トーマス・ルティは23番手。チャビエル・シメオンは最後尾24番手だった。

    2018年 MotoGP カタール公式テスト 1日目 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分55秒053
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分55秒104
    3 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分55秒107
    4 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分55秒186
    5 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分55秒423
    6 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分55秒432
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分55秒432
    8 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒528
    9 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分55秒536
    10 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒545
    11 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒555
    12 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒688
    13 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分55秒848
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分55秒853
    15 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒931
    16 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒029
    17 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分56秒062
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分56秒268
    19 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分56秒275
    20 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分56秒421
    21 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分56秒608
    22 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分56秒731
    23 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分57秒292
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分57秒713
  • 【MotoGP】 M.ビニャーレス 「昨年の問題解決にトライしている」

    【MotoGP】 M.ビニャーレス 「昨年の問題解決にトライしている」

    モビスター・ヤマハ・MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、オフィシャルテスト初日に2018年型『YZR‐M1』で最多周回数を重ね、グッドなパッケージがあることを喜び、電子制御とセッティングに集中して13番手だった後、2日目は最多の68ラップを周回してトップタイムとなる1分59秒355を記録した。

    「2日目は本当に良かった。バイクは本当に良い感じがある。特に電子制御の仕事に取り組んだけど、まだやるべきことがある」とマーベリック・ビニャーレスはコメント。

    「正しい電子制御を整えるための道のりは長いけど、僕たちの前進には満足している。暑いコンディション、特に日中の対策にトライした。明日も同じ計画を続けたい」

    「僕たちは昨年の問題を解決するために、暑いコンディションでの大きな改良にトライしている。ポジティブな1日だったと思う。明日、もう少し仕事をしよう」

  • 【MotoGP】 ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2020年まで更新

    【MotoGP】 ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2020年まで更新

    ヤマハ発動機は、マーベリック・ビニャーレスと2019・2020年の契約を締結したことを発表した。

    マーベリック・ビニャーレスは、2017シーズンからヤマハのファクトリーチーム「モビスター・ヤマハ・MotoGP」の一員となり、3勝を含む合計7回の表彰台を獲得し、ランキング3位となった。

    マーベリック・ビニャーレス
    「ヤマハと2年間の契約更新が決定し、とても喜ばしく思います。早々にこのような発表ができたことは、私にとっても、チームにとってもすばらしいことです。これからの3年間もYZR-M1に乗ることが決まったので、心を落ち着けレースに集中することができます。この1年間、チームとヤマハには絶大の信頼を置いてきましたが、ヤマハも同じ気持ちでいてくれたことがうれしいです。ヤマハの信頼と、いつも私たちを支えてくれるファンの皆さんに心から感謝します。昨年以上のすばらしいシーズンになるよう、これからもヤマハとともに全力で取り組みます」

    リン・ジャービス (ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「ビニャーレス選手との契約継続が合意に達したことをとてもうれしく思います。これにより2018シーズン終了からさらに2年間、チームとともに戦うこととなりました。シーズン開幕前に契約が合意にいたったことで、一丸となってMotoGPチャンピオンという目標に向かって進んでいくことができます。ビニャーレス選手はヤマハに加入するとすぐに重要な戦力となってくれました。常にモチベーションを高く保ち、決して目標を見失うことがありませんでした。2017シーズンはチームに3勝をもたらし、ヤマハのグランプリ500勝達成にも貢献しました。彼は若く、グランプリライダーとしての未来は非常に有望です。これからの3年間、彼とともに戦うことを心から楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 ヤマハ、2018年マシン『YZR‐M1』を発表

    【MotoGP】 ヤマハ、2018年マシン『YZR‐M1』を発表

    モビスター・ヤマハ・MotoGPは、24日(水)にスペインの首都マドリード市内でチーム発表会を実施。2018年型プロトタイプマシン『YZR‐M1』を披露した。

    発表会ではヤマハ首脳陣、そして、2018年のライダーを務めるバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスのインタビューに続いて、2018年型『YZR‐M1』がお披露目された。チームのスポンサーを務めるモビスターのロゴは昨年までのグリーンからホワイトに変更された。

    また、発表会ではマーベリック・ビニャーレスがチームと2020年まで契約を2年延長したことが発表された。

    ヤマハ・モーター・レーシング社長兼MS開発部部長の辻幸一は「チャンピオンシップのなかで確かな地位を築いてきたメインスポンサー、モビスターと共に、5年目のシーズンを迎えることを嬉しく思います。ここまでの4年間は、非常に重要かつ意義のある時間を共有してきました。今年もまた、テレフォニカ・スペインの本拠地に近いマドリードで18年型のマシンをお披露目することになりましたが、この瞬間から新しいシーズンをスタートします。新しいカラーリングとチームロゴは、当社とモビスターとの融合を強調し、新しい幕開けを表現しています」とコメント。

    「ヤマハは幸運にも2人の非常に才能あるライダーを起用します。バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、チームと強い絆で結ばれ、それぞれのチームクルー、さらにはスポンサー、パートナー、多くのファンのサポートを受けて、彼らは勝利に向けて邁進してくれると確信しています。18年シーズンに成功を勝ち取るために、このプロジェクトに携わる全ての人が全力を尽くします」

    ヤマハのファクトリーチームから6年連続13年目を迎えるバレンティーノ・ロッシは「グレートな瞬間だ!チーム発表会は毎年特別だけど、僕にとっても新しいカラーリングのマシンと対面となり、エキサイティングなんだ。ウインターブレイク中は、僕のM1に乗りたくて寂しかったけど、今日バイクに会え、一刻も早く乗りたくて待ち切れない。あと数日間我慢するだけだ! シーズンを早く始めたい。昨年は1勝と6度の表彰台を獲得したけど、幾つかの問題と怪我があった。モビスターとの5年目が記憶に残る素晴らしいものにするため、全力を尽くそう。セパンのテストは非常に重要。今年初めて全員が集結する機会となるから楽しみけど、一刻も早く、僕たちのレベルを知りたい」と抱負を語った。

    所属2年目を迎えるマーベリック・ビニャーレスは「2ヶ月以上も待ち続けた後、ようやく新シーズンが始める。シーズンのスタートに向けてしっかりと準備を整えるため、懸命にトレーニングを積んで来た。もう一度、M1を走らせたい。新しいデザインとチームロゴはカッコいい。外見から判断すれば、テストを始める準備が整ったようだ。昨年は本当にストロングなスタートが切れ、チャンピオンシップを総合3位でフィニッシュした。今年は昨年から改善できるようにトライしよう。本当にグッドなチームだから、毎戦の優勝と最終的なタイトル獲得を目指すことは、自然なことだけど、当然、全てのセッションに集中し、可能な限り懸命にプッシュしよう。数日後、昨年最後のテストを実施したセパンで18年型をテストする。可能な限りにベストなスタートを切るため、収集したデータを有効に使おう。新しいバイクのエンジンを点火させ、サウンドを聞くことは特別。新しいシーズンにサウンドだ。グレートなシーズンになることを期待する」とタイトル獲得に挑戦することを宣言した。

    バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、28日から第17戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで行われる今年最初のオフィシャルテストに参加。3月18日の開幕戦カタールGPに向けて本格的な準備を始める。

    2018 Yamaha YZR-M1


    発表時のVTRでは、流れるロックサウンドに合わせてバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが演奏するというシャレの効いた演出も。

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP 初日レポート

    ロードレース世界選手権 マレーシアグランプリのフリー走行が行われ、Movistar Yamaha MotoGPが、セパンインターナショナルサーキットの高温多湿な環境と格闘しながら、好調なスタートを切った。午前中は当初、ウエットコンディションだったため、乾くのを待ってからコースインすることとなり、午後はコンディションがらりと変化してフルウエットで走行することとなった。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、FP1とFP2で多くのセッティングを試し、それぞれ総合4番手と12番手で初日を終了した。

    マーベリック・ビニャーレスはFP1、スタートから25分ほど経過したあと路面状況が改善されたため、スリックタイヤを装着して走行を開始した。最初の走行で14番手につけ、そのあと少しずつ順位を上げて4番手でセッションを終了した。ラップタイムは2分00秒903で、トップとの差は0.232秒だった。

    FP2はセッションの開始と同時にコースイン。ウエットのセッティングに取り組みながら順調にペースを上げていった。しかしH・バルベラ(ドゥカティ)と軽く接触し予定外のピットストップを行うこととなったが、マシンの状態を確認したあとすばやくコースに戻り、この間の遅れを取り戻すべく再びプッシュを開始した。そして2分12秒878のベストラップでトップに1.238秒差の4番手。総合順位ではFP1のタイムが採用されて4番手で初日を終了した。

    一方のバレンティーノ・ロッシは、FP1のスタート直後から走行をスタートした。スリックタイヤでスタートしたが、コースの半分がまだ濡れていたため1ラップを終えてピットに戻ることとなった。その後はしばらくピットで待機し、路面が乾くのを待ってから走行を再開。セッションの残り20分でペースを上げ、終盤はセッティング作業に切り替えた。ベストラップは2分01秒662、トップから0.991秒差の12番手だった。

    FP2はウエットコンディションとなったためタイム更新はならなかったが、バレンティーノ・ロッシはそのなかでも一時トップに立つなど積極的にプッシュし、最終的にはトップから1.431秒差の2分13秒071で6番手となった。総合順位はFP1のタイムにより12番手となった。

    ヨハン・ザルコが好調をキープ、MotoGPデビューのファン・デル・マークも順調にスタート
    暑さの続くセパンインターナショナルサーキットでフリープラクティスが行われ、Monster Yamaha Tech 3のヨハン・ザルコが好調なスタートを切った。ウエットからドライへとコンディションが変化したFP1で3番手を獲得。午後になると雨が降り、そのなかを力強く走りきって11番手でセッションを終了した。総合成績ではヤマハ勢トップの3番手。トップとの差はわずか0.136秒だった。明日の予選もこの勢いをキープし上位を目指す。

    一方、ヨハン・ザルコのチームメイト、ジョナス・フォルガーに代わりMotoGPデビューを果たしたマイケル・ファン・デル・マーク。初日はYZR-M1でMotoGPのレギュラーライダーと競り合うなど順調なスタートを切り19番手。順調にウイークのスタートを切った。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合4番手/2分00秒903)
    「ドライもウエットも好調でした。つまり、ここセパンで高いポテンシャルを発揮できているのだと思います。セパンは前回のフィリップアイランドとはまったくタイプの異なるコースです。セッティングについては課題も残っていますし、天候が変化すればタイヤの選択が非常に重要になります。そのためにもタイヤについてもっとよく理解しなければならないと思っています。バルベラとの接触については、何が起きたのかよくわかっていません。この時にクラッチレバーが折れてしまいましたが、マシンを立て直して転倒を免れました。マシン同士が激しくぶつからなかったのが幸運でした。いずれにしてもFP2のフィーリングもよかったので、明日もどんなコンディションになっても自信を持って臨めます」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合12番手/2分01秒662)
    「難しいコンディションでしたが、午前中のセッションでドライを何周か走ることができてよかったと思います。湿度の高さに苦しめられましたが、終盤はプッシュできたしフィーリングもよくなってきました。トップ10を目指して、多くのライダーがリアをソフトコンパウンドに交換したので12番手に留まってしまいました。FP2ではフルウエットのコンディションとなりましたが、日本GPから進化して6番手を獲得することができました。でもリアのグリップの感触がまだ完璧ではないので、ウエットで上位争いをするためにはもっと改善が必要です」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「初日は難しいコンディションで、とくに午前中は半分ドライ、半分ウエットとなったため、ライダーたちもかなり苦しめられることになりました。そのなかでも最後の20分をドライで走行し、セッティングもできたのは幸運でした。午後は逆にウエットのセッティングに切り替え、マーベリックもバレンティーノもオーストラリアに比べて進化したところを見せてくれました。まだ完璧ではありませんが、方向性が間違っていないことを証明できたと思います。マーベリックはペースがよく、自信を持って走っています。バルベラとの接触ではひやりとしましたが、幸い転倒を免れました。バレンティーノはリアのグリップに悩んでいましたが、安定したスピードを維持しており、このあと雨が続いたとしても心配はありません。今日のところはとても満足しています。明日のFP3では、コンディションにかかわらず、もう一歩前進を目指します」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合3番手/2分00秒807)
    「FP2では、リア周りが決まっていない状況で、路面が滑りやすく、徐々に乾いていくなかでプッシュし過ぎて転倒してしまいました。コンディションに変化して大変ですが、完全なドライになるかどうかは誰にもわからないので一歩一歩前へ進むしかありません。FP1は、セッション終盤になってフィーリングもよくなりしっかりとプッシュできました。最終的に3番手を獲得できたし、全体的によい走りができたので満足しています」

    マイケル・ファン・デル・マーク (フリー走行総合19番手/2分03秒473)
    「最高のスタートになりました。午前中は天気があまりよくなかったので、慎重にYZR-M1での初走行に臨みました。しかしコースに出るとすぐにフィーリングをつかむことができ、とても気持ちよく走れたので、そのまま走行を続けセッションを楽しみました。FP2は雨になってしまいましたが、ポジティブな気持ちをキープして、少しずつ前進でき、初日を順調に終えることができました。明日以降は、ブレーキングの改善が必要だと感じています。スーパーバイクと大きく異なり、ブレーキがとてもパワフルで、ブレーキングポイントの限界を見つけるのがとても難しいからです。明日は、課題の解決に取り組むことが重要ですが、できればドライで走りたいし、セッション毎に前進できるよう全力をつくします。いずれにせよ、M1での初走行には満足しています」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP プレビュー

    ロードレース世界選手権 第17戦 マレーシアGPが、10月27日(金)~29日(日)の3日間、クアラルンプール郊外のセパン・サーキットで開催される。

    前回の第16戦フィリップアイランドではダブル表彰台を達成したMovistar Yamaha MotoGP。第17戦 Shell Malaysia Motorcycle Grand Prixでも、引き続きチームタイトルとコンストラクターズタイトルを狙ってゆく。

    先週のオーストラリアGPでは激しいバトルの末に2位と3位を獲得したバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、休む間もなく、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットへとやって来た。

    マーベリック・ビニャーレスはマレーシアでのMotoGP初優勝を目指している。2011年に125㏄クラスで優勝、2014年にはMoto2で優勝しているが、MotoGPでは昨年の6位が最高。今年はこの記録を塗り替えることが目標だ。

    シリーズランキングでは3番手につけてポジションアップを目指しているものの、あと2戦を残してトップと50ポイント差があるため、すでにチャンピオンの可能性は消えている。それゆえランキング2位との差を縮めることに集中し、あと2戦で17ポイントを追いかける。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもフィリップアイランドでは大活躍。2位獲得で20ポイントを加算したためマーベリック・ビニャーレスに31ポイント差のランキング4位に復帰し、今回はさらなる飛躍を目指す。

    セパンの経験は豊富で、これまでに合計12回表彰台に上っている。2001年には500ccクラスで、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年にはMotoGPで優勝。2002年、2005年、2014年、2016年は2位、2009年と2015年は3位を獲得した。

    セパン・インターナショナル・サーキットは1999年にグランプリを初開催。全長5.5kmの長距離コースに低速、中速、高速の様々なコーナー(左が5つ、右が10)が入り混じり、これを2本のロングストレート(最長ストレートは920m)がつなげている。この特徴的なレイアウトに加え、暑さと湿度の高さがマシンテストに適しているため、オフシーズンには多くのチームがここを利用する。

    マーベリック・ビニャーレス
    「オーストラリアで表彰台を獲得し、ますますモチベーションを上げてマレーシアへ向かいました。フィリップアイランドや日本のもてぎとは気候条件がまったく異なり、とても暑いところなので、体力的に非常に厳しい戦いになります。マシンはこのところとても好調。それだけに、すでにチャンピオンの可能性がなくなってからここに来ることになり残念に思いますが、これからはランキング2位を目標に頑張っていきます。シーズン序盤のような強さを取り戻すことが最大の課題。そして、ここセパンでもまた表彰台を目指します。目標達成のためにハードワークに励みます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「オーストラリアではいいレースができました。こういう時こそ、気持ちを引き締めていかなければなりません。いい仕事ができたし一歩前進できたことはうれしいですが、依然として課題がたくさんあるからです。時間を空けずにまたレースがあるのはとても良いことで、余計なことを考えずに、ただ好レースを目指してハードワークに取り組みます。大好きですし、晴れてくれれば充実したウイークになるでしょう。それまでの2、3日でしっかり休養し、体調を整えて金曜日のフリープラクティスに臨みます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「フィリップアイランドの日曜日は、わたしたちとって最高の一日になりました。ふたりが表彰台に上ったということだけではなくて、マシンについても確かな進化があったからです。今週もこの好調を維持し、来シーズンのことも視野に入れながら成果を積み上げていきたいと考えています。セパンは毎年、3連戦の最後に設定されており、いつも厳しい戦いになります。ライダーもチーム・メンバーも、すでに2週間休まずに仕事に取り組んできており、ここではそれに加えて暑さと湿度の高さとも戦わなければならないのです。それでもわたしたちは、いつものようにトップを目指して最大限、努力していきます。ふたりのライダーは好調ですし、先週の活躍のあとますますモチベーションが上がっています。この金曜日、マレーシアのファンと再開するのを楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 マーベリック・ビニャーレス 「まだ改善することができる」

    【MotoGP】 マーベリック・ビニャーレス 「まだ改善することができる」

    モビスター・ヤマハ・MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、第16戦オーストラリアGPの開催地フィリップアイランド・サーキットで行われたオフィシャルテスト最終日に1分28秒549の1番時計を刻み、バレンシアのリカルド・トルモ・サーキット、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催された2度のオフィシャルテストに続き、3度目となる総合1番手に進出した。

    「非常にポジティブなテストだった。沢山のアイテムにトライするために来て、今ものごとが明白になり、カタールのテストで使い始めるセットアップがわかる」とマーベリック・ビニャーレスはコメント。

    「たくさんの仕事に取り組んだ。それには満足している。今日はレースペースをメインに集中した。満足しているけど、まだ改善することができる。まだ使用するフェアリングを決めていない」と、3日間で9レースに相当する周回数を重ねた後、レースペースを伸ばせることを強調した。