タグ: ホンダ・NSX

  • ジェンソン・バトン、ホンダ NSX GT3 EvoでブランパンGTに参戦

    ジェンソン・バトン、ホンダ NSX GT3 EvoでブランパンGTに参戦

    元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンが、今年のブランパンGTシリーズ耐久カップにRJNモータースポーツからホンダ・NSX GT3 Evoで参戦することが発表された。

    ホンダのアンバサダーを務め、今年もホンダ・NSXでSUPER GTに参戦するジェンソン・バトンは、日本での活動と並行して、『Jenson Team Rocket RJN』のチーム名で参戦することが決定した。

    Rocketというチーム名はジェンソン・バトンの亡き父ジョン・バトンが設立したカートチーム『Rocket Motorsport team』に由来したチームとなる。同チームはバトンだけでなく、ルイス・ハミルトン、ウィル・スティーンブス、オリバー・ローランド、ジェームス・カラドといったドライバーを輩出している。

    20年前に設立されたRJNモータースポーツは、ツーリングカー、ダカール・ラリー、GTレースなど様々なプロジェクトを展開してきた。チームはブランパンGTシリーズが開始した2011年から参戦しており、GT3とGT4の両方でタイトルを獲得している。

    ジェンソン・バトンとRJNレーシングとのパートナーシップは、元RJNのドライバーである2018年にブランパンGTシリーズ耐久カップのPro-Amチャンピオンであるクリスチャン・バンコムが関与し、Rocket MotorsportプロジェクトのGT3プログラムや他の商業面などを統括していく。

    RJNモータースポーツは、ブランパンGTシリーズのシルバーカップの5レースに参戦。7月のスパ24時間レースでは2台目のマシンを投入することを目指しているという。

    ジェンソン・バトンは「RJNのエキサイティングな新しいチャプターの一員になり、ロケットの名前をレースに復活させられるのは素晴らしいことだ」とコメント。

    「現在のドライバーの多くがカート時代のロケットのことを覚えてくれていると思う。GTと耐久レースで新しい若い才能を手助けするためにこのプラットフォームを活用できると期待している」

    「ホンダのアンバサダーとして、ホンダ・NSXをブランパンGTシリーズにもたらすことを嬉しく思っているし、このプロジェクトの進化を楽しみにしている」

    RJNモータースポーツは20年以上にわたって日産と提携していたが、ホンダへと切り替えることになる。これまで日産のGTアカデミーの勝者であるヤン・マーデンボローやルーカス・オルドネスを起用してGT-Rを走らせてきた。

    RJNモータースポーツは、ホンダ・NSXでブランパンGTシリーズにフル参戦する最初のチームとなる。ホンダは、昨年のスパ24時間レースにNSX GT3でスポット参戦。12年ぶりにレース復帰した元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼを起用したことで話題となった。

    ジェンソン・バトン ブランパンGTシリーズ

  • SUPER GT 最終戦 予選 | ARTA NSX-GTがポール!NSXがトップ3独占!

    SUPER GT 最終戦 予選 | ARTA NSX-GTがポール!NSXがトップ3独占!

    2018年 SUPER GT 第8戦『MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL』の予選が11月10日(土)に栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

    GT500クラスはNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が今季3度目のポールポジションを獲得。ドライバーランキング1位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)も予選2位で、初のタイトルに向け好位置を得た。

    GT300クラスはNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴/マルコ・マッペリ)が開幕戦以来のクラスポールを獲得。タイトル争いでは、ドライバーズランキング2位のNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が予選2位、同1位のNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)は予選10位となった。

    このもてぎ大会は2018年の最終戦であり、両クラスともタイトルが決まるだけに早くも予選から各チームに緊張感が漂う一戦となった。また、ここまで全戦参戦のチームはウエイトハンディが0kgとなり、各車の真の実力が見られるレースでもある。

    GT500クラスの予選Q1では、元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンが駆るNo.100 RAYBRIG NSX-GTがコースレコード(1分36秒316)に迫る1分36秒344のトップタイムを叩き出す。さらには、No.64 Epson Modulo NSX-GT(松浦孝亮)、No.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)が続き、Q1トップ3はHonda NSX-GT勢が独占した。

    予選Q2でもNSX-GT勢の攻勢は変わらず。ラストアタックでレコードタイムを書き換える1分35秒550をNo.8 ARTA NSX-GTの野尻智紀が記録して、第3戦鈴鹿以来となる今季2度目のポールポジションを手にした。2、3番手にもNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)とNo.64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バケット)が入り、NSX-GT勢としては前戦オートポリスに続く、予選トップ3独占となった。予選4位にはLEXUS LC500勢最上位のNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路)が、NISSAN GT-R NISMO GT500勢ではNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)の同8位が最上位だった。

    タイトル争いでは、ドライバーランキング1位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本/バトン)が予選2位と好位置に付け、ポイントで同点に並んでいるNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)は予選6位とやや苦しい位置に。逆転タイトルには勝利が必要なNo.8 ARTA NSX-GT(野尻/伊沢)はポールスタートとチャンスを掴んだ。可能性を残すもう1チーム、No.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)は予選14番手と厳しい状況だ。

    GT300クラスは、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴/マルコ・マペッリ)の平峰がQ2でコースレコードのトップタイムを記録。平峰にとっては初の、チームは開幕戦岡山以来のポールポジションとなった。予選2、3位にはNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)のドライバーランキング2、4位が入り、同ランキングトップのNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)は予選10位。GT300クラスは、かなりドラマチックなチャンピオン争いとなりそうだ。

    GT500クラス
    No.8 ARTA NSX-GT
    野尻智紀
    「自分たちは(逆転タイトルに向けて)絶対に1ポイントがほしかったんです。朝の公式練習では、クルマのバランスがあまり良くなくて『Q1突破は簡単じゃないかも』と心配していましたが、予選までにチームが良いセットを見つけてくれ、Q1とQ2のインターバルでは自分の好みに修正してくれました。チームとしていい方向に向かう形で、ポールを獲ることができました」

    GT300クラス
    No.88 マネパ ランボルギーニ GT3
    平峰一貴
    「自分としては初ポールで、チョー気持ちいいです。本当にありがたいことで、チームの皆がいいクルマに仕上げてくれたし、マルコ(マペッリ)も一生懸命走って(Q2の自分に)繋いでくれた。Q2では『皆の想いに、なんとか応えたい』そんな気持ちで目一杯走りました。実は予選の前にとてもナーバスになっていたのですが、走り始めたら(タイヤの)グリップも充分で、気持ちよくアタックできました。本当に嬉しいです」

    2018年 SUPER GT 最終戦 ツインリンクもてぎ 公式予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ タイム
    1 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 1分35秒550
    2 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 1分35秒739
    3 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 1分36秒062
    4 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 1分36秒153
    5 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 1分36秒234
    6 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 1分37秒099
    7 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 1分37秒154
    8 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 1分37秒086
    9 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分37秒130
    10 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 1分37秒185
    11 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 1分37秒616
    12 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 1分37秒618
    13 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 1分37秒618
    14 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 1分37秒668
    15 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 1分38秒279
  • ホンダ、NSXの2019年モデルを発売

    ホンダ、NSXの2019年モデルを発売

    ホンダは、スーパースポーツモデル「NSX(エヌエスエックス)」をモデルチェンジし、10月25日(木)より購入の申し込みを受け付け、2019年5月に発売する。

    2016年8月に発表した2代目NSXは、卓越した運動性能を持ちながら誰もが快適に操ることができる「人間中心のスーパースポーツ」という、初代モデルが提案したコンセプトを継承しながら、ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」との融合により、エンジンだけでは達成することが難しい高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現。

    “新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)”を提案したモデル。発表から2年で、当初の計画を大きく上回る約400台がオーダーされるなど、好評を博している。

    ホンダが考える“新時代のスーパースポーツ体験”を提案するクルマとして進化を続けるNSXは、今回の改良でダイナミクス性能の熟成を図り、日常からサーキットでのスポーツ走行まで、ドライバーとクルマの一体感が生み出す操る喜びをさらに追求している。またデザインにおいても、フロントまわりや各カーボンパーツの仕上げの変更により、NSXの特徴であるワイド&ローなたたずまいに磨きをかけるとともに、存在感を放つ新色「サーマルオレンジ・パール」を追加した。

    NSXの購入のサポートおよび商談のお申し込みは、全国のNSX PERFORMANCE DEALERにて承る。受注生産となり、納期の見通しは約半年から1年となる。

    NSX
    乗車定員:2名
    エンジン:3.5L V6 DOHCツインターボ
    トランスミッション:9速DCT
    駆動方式:4WD(SPORT HYBRID SH-AWD)
    全国メーカー希望小売価格:23,700,000円(消費税8%込み)
    ※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれません
    ※自動車リサイクル法の施行によりリサイクル料金が別途必要。リサイクル料金は、リサイクル預託金(シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類のリサイクルなどに必要な費用、情報管理料金)および資金管理料金の合計金額

    ○ボディーカラー(全8色)
    バレンシアレッド・パール、ヌーベルブルー・パール、サーマルオレンジ・パール(新色)、ソースシルバー・メタリック※3、カジノホワイト・パール※3、130Rホワイト、クルバレッド、ベルリナブラック
    ○インテリアカラー(全5色)
    エボニー、オーキッド、レッド、サドル、インディゴ(新色)

    NSX 主な変更点
    走り:ドライバーとクルマの一体感が生み出す、操る喜びを追求
    市街地からワインディングロード、またサーキットでの限界走行域まで、あらゆるシーンでのコントロール性や、アクセル操作におけるドライバビリティー、路面との接地感のさらなる向上を目指し、ダイナミクス性能を進化させた。新開発の専用タイヤを採用するとともに、サスペンション各部を見直し、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%と、それぞれ剛性を高め、クルマとしての基本性能を向上。合わせてNSXの魅力の一つである、走行シーンに応じて最適な車両特性を選択できる「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」の各モードの制御を最適化。アクティブ・ダンパー・システム、VSA、EPSの各制御や「SPORT HYBRID SH-AWD®」の駆動配分制御を熟成した。これにより低中速域での切れの良いハンドリングと高速域での安定性を高次元で両立させ、限界走行域においても、コーナリング時の高いGでのコントロール性や車両安定性を追求している。

    デザイン:NSXの個性をさらに印象づける、質感の向上や新色の追加
    ご好評いただいているワイド&ローなスタイリングをより際立たせるため、フロントグリルを、従来のシルバーからボディーと同色に変更したほか、フロントとリアのメッシュパーツや、オプション設定の各種カーボンパーツを、従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更。質感を向上し、シャープなたたずまいを強調した。

    スーパースポーツとしての存在感を際立たせるボディーカラーとして、新たに「サーマルオレンジ・パール」を追加。初代NSXで採用していたイモラオレンジ・パールにインスピレーションをうけながら、現在の塗装技術の活用で、より鮮やかなオレンジとして刷新。またカーボンセラミックブレーキローター(オプション設定)にも、ブレーキキャリパーの新色としてオレンジを追加した。さらにインテリアでは、上質感ただよう新色としてインディゴを追加したほか、レッドを、セミアニリンフルレザーパワーシート(オプション設定)でも選択可能とした。

    装備:アルミ製スポーツペダル&フットレストを標準装備化
    これまでカーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ(オプション設定)の一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストを、標準装備化

  • SUPER GT 第7戦 予選 | ARTA NSX-GTが今季2回目のポールポジション

    SUPER GT 第7戦 予選 | ARTA NSX-GTが今季2回目のポールポジション

    2018年のSUPER GT 第7戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』の予選が10月20日(土)、大分県のオートポリスで行われ、GT500クラスは、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)がコースレコードでポールポジションを獲得。GT300はNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/坪井翔)が、2年連続のポールポジションとなった。

    昨年は5月に第3戦として行われたこの大会だが、今年はシーズンも残り2戦となる第7戦として行われた。午前中は雲が多く肌寒かったオートポリスだったが、昼になると陽射しも差して気温は15度を超え、タイムを出すには絶好のコンディションとなった。

    決勝レースのグリッドを決める公式予選は、午後2時30分からスタート。GT300クラスのQ1に続いて、GT500クラスのQ1が行われた。15分間あるQ1だが、GT500クラスの各チームは最後に1、2周だけのタイムアタックをするため、残り8分を切ったところからコースイン。ラスト3分で元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンが駆るNo.100 RAYBRIG NSX-GTをはじめとするHonda NSX-GT勢が猛アタック。No.17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史)が1分32秒650とコースレコード(1分32秒835)を書き換えてトップに。2番手にはNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)、3番手は昨年のGT500チャンピオンのNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮)と続いた。一方、NISSAN GT-R NISMO GT500勢は11番手のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹)が最上位と、4台共にQ1で予選を終えてしまった。

    Q2は10分間の走行タイムがあるが、GT500クラスのQ1通過の8台はこちらもラスト8分までピットで待機。セッション終盤でフルアタックを見せた。ここでもNSX-GT勢が快足ぶりを披露。No.8 ARTA NSX-GTの野尻智紀がQ1で書き換えられたレコードタイムをさらに短縮する1分31秒441を叩き出して、第3戦鈴鹿以来の通算4回目となるポールポジションを決めて見せた。 予選2、3位にはNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)、No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)とNSX-GTがトップ3を独占。4番手には昨年のオートポリス戦勝者のNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)が入った。

    GT300クラスは、Q1でNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)のGTルーキー、宮田がトップタイムを記録。だが、Q2でNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/坪井翔)の坪井が、コースレコードとなる1分42秒498を叩き出してクラスポールポジションを獲得。25号車は昨年のオートポリス戦でもポールポジションを記録しており、2年連続だ。予選2位にはNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹)、同3位には福岡県に本拠を置くNo.5 マッハ車検 MC86 Y’s distraction(坂口夏月/平木湧也)が入った。

    GT500クラス ポールポジション
    No.8 ARTA NSX-GT
    野尻智紀
    「朝のフリー走行で伊沢(拓也)選手がトップタイムをマークしていて、本当にクルマの調子が良かったんです。午後の予選でもQ1で伊沢選手がいいタイム(2番手)をマークして繋いでくれたのですが、それだけじゃなくクルマのアジャストについても的確なインフォメーションをもらい、ネジを1本締めてもらいました(笑)。もちろん、こんないいクルマを用意してくれたチームにも感謝したいと思います」

    GT300クラス ポールポジション
    No.25 HOPPY 86 MC
    坪井翔
    「ポールが獲れた最大の要因は、チームが完璧なクルマに仕上げてくれたこと。本当にクルマは最高でした。僕はただクルマのポテンシャルを引き出しただけです。あと、難しい展開となる中、松井(孝允)選手がQ1を突破して僕に繋いでくれたことも大きかった。ともかく、チーム全体で獲れたポール。だから、松井選手やチームスタッフ全員に感謝したいです」

    2018年 SUPER GT 第7戦 オートポリス 公式予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH タイム
    1 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 49 1分31秒441
    2 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 40 1分31秒989
    3 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 61 1分32秒151
    4 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 40 1分32秒563
    5 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 47 1分32秒733
    6 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 16 1分33秒150
    7 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 3 1分33秒184
    8 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 36 1分33秒323
    9 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 34 1分33秒527
    10 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 15 1分33秒530
    11 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 29 1分33秒638
    12 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 3 1分33秒807
    13 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 18 1分33秒944
    14 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 39 1分34秒055
    15 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 12 1分34秒695
  • ホンダ、2019年型レース専用車「NSX GT3 Evo」を発表

    ホンダ、2019年型レース専用車「NSX GT3 Evo」を発表

    ホンダは、レース専用車両「NSX GT3」をベースに、さらなる性能向上を図った「NSX GT3 EVO」を、2019年シーズンより投入する。

    ホンダのフラッグシップスポーツカー「NSX」をベースに、FIA-GT3規格に準じ設計された「NSX GT3」は、2017年1月にNSXの生産拠点がある北米でレースデビュー、2018年からは北米に加えて日本・欧州・アジアのカスタマーを中心にレースで活躍してきた。

    ホンダは、これらの実戦を通じ、全世界のカスタマーチームにさらなるパフォーマンスと信頼性を届けるべく、NSX GT3 EVOでは、以下の改良を行った。

    ・ 新設計のフロントスプリッター、リア・ディフューザー、リアバンパーの採用によりドラッグを低減。 同時に、前後の空力バランスの最適化により、ブレーキング時の安定性を高めドライバビリティーを向上。
    ・ 冷却システムのエア流れ改善により冷却効率を向上。

    さらに、2019年モデルには、最新のBosch製アンチロックブレーキシステムを採用。また、高次元のドライビング環境を提供するために、ディスプレイとデータロガーをアップグレードする。これらのアップデートアイテムは、既存のNSX GT3にも使用できるように準備が進められている。

    好評のエンジンについては、新しいターボチャージャーを採用しスロットルレスポンスと燃費性能を向上。新ターボチャージャーは、リプレイス用パーツとして、既存のすべてのNSX GT3にも順次、導入が予定されている。

    今回のアップデートは、過去2年間にわたりグローバルに展開しているNSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムでのテスト、レース活動を通して収集されたデータの解析によって実現した。

    山本雅史 (Hondaモータースポーツ部 部長)
    「この度、2019年シーズンに向けてNSX GT3 EVOを発表できることを大変うれしく思います。NSX GT3は、これまでに世界中の権威あるGTシリーズで勝利を挙げて参りましたが、我々は常にアップデートを続け、最高の製品とサポートをカスタマーの皆さまにお届けすることを目指しています。NSX GT3のカスタマープログラムを通じて、Hondaのテクニカルパートナーとグローバルな連携を続けてきたことによって得られたノウハウを投入したNSX GT3 EVOは、カスタマーの皆様がさらにレースで活躍できるよう、最新のアップデートを実現させています」

    NSX GT3 EVOは、市販車「NSX」のDNAを継承している。V型6気筒3.5Lツインターボエンジンは、市販型NSXのエンジン製造を行う米国オハイオ州のアンナ・エンジン工場で生産され、設計仕様はもとより、ブロック、ヘッド、バルブトレーン、クランクシャフト、ピストン、ドライサンプ潤滑システムに至るまで、ベース車両と同じ仕様をNSX GT3に採用している。また、メインフレームも市販車NSXの製造を担う米国オハイオ州メアリズビルのパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターで生産され、これらの主要パーツをもとに、イタリアのミラノにあるJ.A.S Motorsportにて最新のFIA安全規格を遵守する安全装備が施され、レース専用6速トランスミッションの搭載を含めた最終的な組み立てと完成車のテスト走行確認を行っている。

    なお、日本における販売、テクニカルサポート、パーツ供給などは(株)M-TECが担う。

    Honda NSX GT3 Evo

    ホンダ NSX GT3 Evo 主要諸元

    エンジン
    タイプ Twin-turbocharged DOHC 75°V6
    ボア×ストローク 91 x 90 mm
    排気量 3,501 cc
    出力 FIA規則に則る (BoP)
    バルブ 24 バルブ, IN/EX VTC
    インジェクション 直噴 / ポートインジェクション
    潤滑 ドライサンプ
    スロットルコントロール ドライブバイワイヤ
    寸法  
    ホイルベース 2,630 mm
    全長 4,612 mm
    全幅 2,040 mm
    トレッド 前 / 後 1,715 mm / 1,687 mm
    重量 1,240 Kg
    シャシー
      アルミ合金
      クロームモリブデン製ロールケージ
    トランスミッション
    ギアボックス XTRAC製 セミオートマチックシーケンシャル6速
    クラッチ ZF/SACHS製 焼結またはカーボン
    (耐久レース用オプションとしてカーボンを選択可)
    クラッチ制御 電子制御
    ブレーキ
    ブレーキ BREMBO製 前 390×34 / 後 355×32 ディスク
    BREMBO製 前 6ポッド / 後 4ポッド
    ABS(VF) BOSCH製 M5
    サスペンション
    サスペンション 前: ダブルウィッシュボーン
    後: マルチリンク
    ショックアブソーバー SACHS製 5-way 可変ダンパー
    ディスプレイ
    Bosch製 ディスプレイ (DDU-10) ・データロガー
    ホイール
    ホイール 前: 12”x18” 鍛造アルミ
    後: 13”x18” 鍛造アルミ

    NSX GT3は2017年にデビューして以来、デイトナ24時間レース、マカオGTワールドカップ、スパ・フランコルシャン24時間レース、鈴鹿10時間耐久レースなどの世界的に権威あるGTレースに参戦してきた。2018年、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTDクラスでは、ドライバー、チーム、そしてマニファクチャラーチャンピオンの有力候補となっている。また、ブランパンGTシリーズ・アジアやドイツのADAC GTマスターズ、日本のSUPER GT GT300クラスでも活躍中。

    J.A.S Motorsport
    イタリアのレース車両製作販売会社。1995年設立。1998年にHondaのオフィシャル・レーシングチームとなり、2001年からテクニカルパートナーとして活動。Honda車をベースに、FIAヨーロッパ・スーパーツーリングカー選手権やヨーロッパツーリングカー選手権などに参戦。また、世界ツーリングカー選手権(WTCC)においては、Hondaのワークス活動のパートナーとして参戦当初から車体開発に携わり、2013年にはマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。2015年からは「Civic TCR」の開発・製造販売を行っている。
    (株)M-TEC
    Honda専用アフターパーツの製造販売やレースエンジンの開発製造メンテナンスを行う会社。2003年設立。社長:橋本朋幸

  • 鈴鹿10時間耐久レース | ホンダ 決勝レポート

    鈴鹿10時間耐久レース | ホンダ 決勝レポート

    鈴鹿サーキットの伝統的イベント鈴鹿1000kmは、世界中からGT3車両を集め、「サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」として開催されることになった。真夏の過酷な条件下、量産車を改造して製作した競技車両が戦う伝統のスタイルに装いを改めたレースに、#10 Honda Team MOTUL(山本尚貴/武藤英紀/中嶋大祐)、#34 Modulo Drago CORSE(道上龍/大津弘樹/小暮卓史)、#777 CARGUY Racing(木村武史/横溝直輝/ケイ・コッツォリーノ)と3台のHonda NSX GT3が出場した。

    土曜日の公式予選は台風一過、夏の太陽が照りつける中で行われ、#34 Modulo Drago CORSEが23番手、#10 Honda Team MOTULが24番手、#777 CARGUY Racingが27番手から10時間の決勝レースに臨むことになった。

    迎えた決勝の日曜日も晴天となり、午前10時のスタート時点で気温は32℃、路面温度は42℃に達し、マシンにもドライバーにも過酷な条件となった。3台のNSX GT3はクリーンスタートしたが、#34 Modulo Drago CORSEが序盤に他車との交錯によりドライブスルーペナルティーを受けて遅れ、#10 Honda Team MOTULが前へ出た。

    スタート後5時間が経過し、レースを折り返した段階で、#10 Honda Team MOTULは22番手を走り、#34 Modulo Drago CORSEが25番手、#777 CARGUY Racingが26番手に続きます。#34 Modulo Drago CORSEは、#10 Honda Team MOTULとほぼ同じペースで追い上げますが、#34と#777の2台は燃料系の不具合に起因すると見られるエンジン不調のため、早め早めのピットストップを余儀なくされ徐々に遅れていった。

    #10 Honda Team MOTULは、山本のドリンクホルダーにトラブルが起きた以外はほぼトラブルなく着実な周回を重ねて10時間を走りきり、トップから4周後れの18位で午後8時過ぎのチェッカーフラッグを受けた。#34 Modulo Drago CORSEは6周遅れの21位で完走し「メディア賞」を受賞した。また、#777 CARGUY Racingも8周遅れの23位(プロアマクラス7位)で、出走したNSX GT3は3台とも完走を果たした。

    中野信治監督
    「チーム監督は初めての経験で、時間のない中、すべてが急ごしらえだったこともあり、いろいろなことを勉強しなくてはなりませんでした。慣れないクルマ、慣れないタイヤで、まとめるのは大変でしたが、メカニックたちもドライバーたちも、まったくミスなくレースをやりきってくれました。結果として順位は決して上ではありませんでしたが、たいへん素晴らしい経験をさせてもらいました。やはりヨーロッパのドライバーたちは上手かったですね。彼らと対等に戦えるドライバーをもっと大勢育てていかなければいけないと、改めて使命のようなものを感じました」

    道上龍監督兼選手
    「(3週間前の)富士のGTでクルマが全損したときは絶望感にとらわれましたが、これではいけないと思い直してさまざまな方に協力をいただいてここに来られました。ぶっつけ本番の新車なので初期のトラブルが出てもおかしくないのに、メカニックがいい仕事をしてくれて大きなトラブルもなく走りきれたので本当によかったです。ドライバーとしては、タイヤの違いがあって、それに合わせきれず、リヤのスタビリティーに気を遣いながら走らざるをえなかったので精神的に疲れました。ただ、長いレースを走りきれたので自信ができました。そして思いがけず“メディア賞”をいただき、ありがとうございました。これを励みに、次のSUGOのGTではいい結果を残せるようチーム一丸となってがんばります」

    第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース 結果

    順位 No. クラス チーム マシン ドライバー 周回 タイム/差
    1 888 Pro Mercedes-AMG Team GruppeM Racing メルセデスAMG M.エンゲル
    R.マルチェッロ
    T.ヴォーティエ
    276 10:00’32.584
    2 43 Pro Mercedes-AMG Team Strakka Racing メルセデスAMG L.ウィリアムソン
    M.ゲーツ
    A.パレンテ
    276 +31.635
    3 6 Pro Audi Sport Team Absolute Racing アウディ M.ウィンケルホック
    C.ハース
    K.ファン・デル・リンデ
    276 +32.901
    4 66 Pro AUDI SPORT TEAM WRT アウディ C.ミース
    D.バンスール
    F.ヴァルビッシュ
    276 +33.153
    5 00 Pro Mercedes-AMG Team GOOD SMILE メルセデスAMG 谷口信輝
    片岡龍也
    小林可夢偉
    275 +1Lap
    6 08 Pro Bentley Team M-Sport ベントレー A.ソウセック 
    M.ソレット
    V.アブリル
    275 +1Lap
    7 44 Pro Strakka Racing メルセデスAMG A.タンベイ
    O.ローランド
    M.ブーク
    275 +1Lap
    8 21 Pro Audi Team Hitotsuyama アウディ R.ライアン
    富田竜一郎
    A.ピカリエロ 
    275 +1Lap
    9 17 Pro AUDI SPORT TEAM WRT アウディ J.デニス
    S.レオナルド
    S.ファン・デル・リンデ
    275 +1Lap
    10 75 Pro-Am SunEnergy1 Racing メルセデスAMG K.ハブル
    M.グルニエ
    L.シュトルツ
    275 +1Lap
    18 10 Pro Honda Team MOTUL ホンダ 山本尚貴
    武藤英紀
    中嶋大祐
    272 +4Laps
    21 34 Pro Modulo Drago CORSE ホンダ 道上龍
    大津弘樹
    小暮卓史
    270 +6Laps
    23 777 Pro-Am CARGUY Racing ホンダ 木村武史
    横溝直輝
    ケイ・コッツォリーノ
    268 +8Laps
  • ホンダ | 鈴鹿10時間耐久レース プレビュー

    ホンダ | 鈴鹿10時間耐久レース プレビュー

    2018年から、鈴鹿サーキットを舞台に46回にわたって開催されてきた真夏の耐久イベント『鈴鹿1000kmレース』が、10時間の耐久レース『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース(THE 47TH SUMMER ENDURANCE SUZUKA 10 HOURS ENDURANCE RACE)』に生まれ変わる。2017年まではSUPER GTの一戦として数多くのドラマを生んできたレースだったが、今季は新たに、Intercontinental GT Challengeの1戦として、世界各国でレースが開催されているFIA-GT3規定車両を中心としたGTカーの世界戦として開催される。

    この新しい耐久レースには35台がエントリー。世界各国のワークス級のドライバーが勢ぞろいしており、初開催での優勝だけでなくIntercontinental GT Challengeのタイトルも狙っている。

    2017年にスパ24時間の会場で披露されたHonda NSX GT3は、同年にマカオで開催されたFIA GTワールドカップにHonda Racingとして初参加した。今シーズンはスパ24時間にCastrol Honda Racingとして参戦したほか、SUPER GT GT300クラスに#34 Modulo Drago CORSE、#777 CARGUY Racingから2台が参戦。また、ブランパンGTシリーズ・アジアにはArrows Racingが参戦するなど、世界各地のレースで活躍している。8月24日(金)~26日(日)に開催される鈴鹿10時間耐久レースに向けては、SUPER GTに参戦する#34 Modulo Drago CORSE、#777 CARGUY Racingに加え、#10 Honda Team MOTULという3チームがHonda NSX GT3で参戦する。

    #10 Honda Team MOTULを加え3台のNSX GT3が参戦
    Honda Team MOTULは、この鈴鹿10時間耐久レースだけのために結成されたチームで、GT500クラスで#100 RAYBRIG NSX-GTをドライブする山本尚貴、そして#16 MOTUL MUGEN NSX-GTをドライブする武藤英紀、中嶋大祐の3人がトリオを組み、盤石の体制を敷いた。また、チーム監督には元F1ドライバーで、Hondaエンジン車を長年ドライブしてきた中野信治監督が就任した。

    Honda Team MOTULは、6月に鈴鹿サーキットでチームとして初めてのテストを行ったが、降雨のためウエットコンディションでの走行となったため、7月下旬に急遽テストを追加。この際にはドライコンディションで走行を行い、Honda NSX GT3のセッティングの煮詰めのほか、このレースで使用されるピレリタイヤへの習熟を進めた。

    3人のドライバーはHonda NSX GT3でのレース参戦は今回が初めてとなるが、Honda Team MOTULが世界各国から集うライバルに対し、どういった戦いを展開するのかも注目だ。また、GT300クラスでHonda NSX GT3を使用する2チームのうち、#34 Modulo Drago CORSEはGT300クラスでステアリングを握る道上龍/大津弘樹に加え、GT500クラスに参戦している小暮卓史が加わる。道上はかつて、長年小暮とコンビを組んでSUPER GTに参戦してきており、「どんなマシンでも乗りこなすことができる小暮の加入は強み」と期待を寄せる。オフィシャルタイヤとして全車に供給されるピレリタイヤとのマッチングも、上位進出のカギとなりそうだ。その#34 Modulo Drago Corseは、富士スピードウェイで開催された2018年シーズン第5戦で不運な事故に巻き込まれて車両が破損、参戦が危ぶまれる状況にもなったが、チームは新車の投入を決断し、予定通りこの鈴鹿10時間とSUPER GT 2018シーズンの残る3戦にも引き続き参戦することが発表されている。

    もう1台のHonda NSX GT3を走らせる#777 CARGUY Racingは、チームオーナーである木村武史と、SUPER GTでコンビを組む横溝直輝、そしてケイ・コッツォリーノがトリオを組む。チームの強みは#34 Modulo Drago CORSE同様にすでにレースを戦っていること、そしてドライバーの3人が豊富なピレリタイヤの経験を持っていること。3台のHonda NSX GT3は、いずれも上位進出を目指して初開催の鈴鹿10時間耐久レースに挑む。

    #10 Honda Team MOTUL 山本尚貴
    「Honda NSX GT3は、自分の今までのレースキャリアのなかでも、乗ったことがないカテゴリーのクルマなので、新鮮な気持ちでドライブすることができました。GT500クラスのHonda NSX-GTに現役で乗らせてもらっている身としては、また別の進化も感じることができました。テストではピレリタイヤを履くのも初めてでしたし、クルマとタイヤどちらも煮詰める必要がありましたが、逆に先入観なくテストすることができたので、順調にクルマを把握することができたと思います。チームメイトはいつもSUPER GTで一緒に戦っているメンバーなのですが、この3人でクルマをシェアしてレースをするのは初めてです。いいムードでクルマを作っていけそうですし、楽しみですね。GT3だけのレースはもちろん初めてですし、Hondaを代表するメンバーで戦うことの重みは感じてはいますが、GT3はレースに出ようと思えば購入することができるクルマですし、そういったレーシングカーを使って自分たちのポテンシャルを示すこと、そして僕たちが楽しんで10時間を戦う姿を見せられればと思います。海外勢がかなり手強いとは思いますが、その中で日本勢として、Honda NSX GT3としてどれだけ前にいけるのかを、楽しみながら見せていけたらと思っています」

    #10 Honda Team MOTUL 武藤英紀
    「今まで2回テストをしましたが、一度はウエットだったので、もう一度テストしたかたちですね。Honda NSX GT3はジェントルマンドライバーもドライブすることが前提で作られているレーシングカーなので、非常に扱いやすいと感じました。今まで自分がドライブしていたレーシングカーとは違う種類の挙動だと思います。今回の3人のドライバーの内、中嶋選手はいつもコンビを組んでいますが、山本選手とは初めて一緒にレースを戦います。でも以前から知っていますし、リラックスした雰囲気で楽しく仕事ができています。中野信治監督も楽しい雰囲気を作ってくださっています。GT3カーによるレースは初めてですが、海外からも強豪チームが多く参戦しますし、楽なレースではないと思っています。その意味では、もっとテストをしたいくらいです。レースウイークにしっかり走り込みたいですね。賞金も出るレースですし、強力なライバルとも戦うので非常に楽しみです。Honda NSX GT3を使用する3台で協力し合いながら、上位でレースを戦いたいと思っています」

    #10 Honda Team MOTUL 中嶋大祐
    「僕はGT3カーのドライブもテストが初めてでしたが、ドライバーとしてもアンチロック・ブレーキシステム(ABS)や、トラクションコントロール等の電子制御を試すことは非常に興味深いものでした。以前SUPER GTでドライブしたHonda CR-Zよりも、よりGTカーらしい印象でした。武藤選手とはSUPER GTでコンビを組んでいますし、これまで3年間一緒にやっている仲です。山本選手は、鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)では同期ですし、ジュニアフォーミュラも一緒のデビューでした。今まで同じチームで戦うことはありませんでしたが、こうして初めて組むのは違和感もありませんし、とても楽しみです。GT3でのレースは初体験ですし、クルマもタイヤもまだ知らない部分ばかりなのですが、その分、基本に忠実に、自分たちにできることを一つずつ準備していきたいと思っています。もちろん強敵ばかりですが、僕たちはチームワークが強みですし、Hondaの地元である鈴鹿サーキットでのレースなので、僕自身もHondaのクルマが速いところを見せたいと思っています。Hondaの名前を背負って世界中のメーカーのマシンと戦うので、その重みを背負いつつも、自分の力を出しきりたいですね」

  • ホンダ NSX GT3がスパ24時間レースにデビュー | クラス7位で完走

    ホンダ NSX GT3がスパ24時間レースにデビュー | クラス7位で完走

    7月28日(土)~29日(日)、ベルギーのスパ・フランコルシャンで伝統のスパ24時間レースが開催された。今大会に、Castrol Honda RacingがNSX GT3を駆って参戦。スパ24時間にNSXがエントリーするのは、初代以来25年ぶりとなった。

    予選では、ベルトラン・バゲットがトップからわずか0.8秒差につけるなど、好調さを見せたCastrol Honda Racing。490ラップ、3500kmにも及ぶレースを完走した。

    最初のスティントを担当したのはエステバン・グエリエリ。24時間レースへの参戦は初めてだったが、Pro-Amカテゴリーの9番手からスタートし、スタート後2時間で総合49番手、クラス3番手までポジションを上げた。

    アマチュアである「ブロンズドライバー」として加入したリカルド・パトレーゼとロイック・デパイユも不運に見舞われる。パンクを喫し、ピットレーンでのスピード違反でペナルティーを科され、さらにはピットイン直後にフルコースイエローとなるなど、さまざまな困難があり、レースの6分の1となる4時間経過時点で首位から3ラップ遅れとなった。

    それでも、2人とも安定した走りを披露し、夜間走行ではバゲットとグエリエリが交代なしで走るダブルスティントを敢行。夜が明け始めるとデパイユにバトンタッチした。順位はクラス8番手まで落としていたが、グエリエリが追い上げ5番手に浮上するも、接触による30秒ペナルティーが科されてしまう。

    さらに、終盤にはエアコンのシステムに問題が発生し、予定外のピットストップを強いられる。しかし、デパイユからスイッチしたグエリエリは、エアコンなしでまたもやダブルスティントへ。最後を託されたバゲットが、クラス7位でチェッカーフラッグを受けた。

    ベルトラン・バゲット
    「目標は完走することだったので、それを達成できて満足しています。マシンはとてもスムーズで、エアコンの問題を除いてトラブルはありませんでしたし、予選でもトップに近いラップタイムが出せました。マシン、チームともに新しい体制で臨みましたが、私は唯一のスパ24時間経験者ですから、この結果がどれだけ誇れるものかが分かります。睡眠も取れずに長時間プッシュし続けるこのレースでは、真にすべてを出し切ることが求められます。ドライバーにも、メカニックにも厳しい戦いなのです。チーム全員が苦しみながらも懸命に仕事に取り組み、本当に特別な瞬間を共有できます。我々は、最高のチームスピリットを持つ、素晴らしいチームでした」

    エステバン・グエリエリ
    「初めての24時間レースでしたが、このレースを言葉で表すのは難しいです。とても厳しい戦いのに、完走した瞬間にすべての努力が報われた気持ちになりました。チーム全員でフィニッシュを見守り、とても感動的でした。最後のスティントは、エアコンなしで暑い中で腕がつって、かなりの疲労の中で、自分の持つすべてを出し切りました。レースを甘く見ていたわけではないですし、かなり準備もしてきたのですが、それでもとてもタフな戦いでした。チーム全員で懸命に働いてきたので、この結果を誇りに思います」

    リカルド・パトレーゼ
    「このレースウイークはすごく楽しく過ごせました。自分がまだマシンを速くドライブできるのか、ミスはしないか、このスパで60台ものマシンと戦えるのかといった、目指していたことが達成できたと思います。マシンを傷つけずに走行するだけでなく、ウイークを通じて、あの名物コーナー、オー・ルージュを速く走れるようにもなったんです!また、私の25年以上前の現役時代を知るファンにも会えて、驚くとともにとてもうれしかったです。GT3マシンでの経験は多くありませんが、NSX GT3は初めて乗ったときからとても気に入りました。バランスがよく、しっかりとダウンフォースがあるし、電子制御もあり、特に、私のような経験の少ない者はとてもいいマシンです。この機会を与えてくれた、HondaとCastrolに本当に感謝しています。彼らのこの計画にかける情熱とファンの声援を目の当たりにすることができました」

    ロイック・デパイユ
    「まるで夢のような経験でした。すべてが目まぐるしく起こり、理解が追い付かないほどのスピードで進んでいきました。参戦を誘われてマシンをテストし、Hondaからはリカルド・パトレーゼがチームメートだと言われる…。まるでジェットコースターのようにいろんなことが起こりました。リカルドは私にとってはヒーローで、実は最初に彼に会うときには緊張して何を言っていいか分からなかったんです。3人のチームメートと働き、彼らがコクピットで何をしているのかをみられるのは最高の経験で、たくさんのことを学べました。テストから多くの仕事をしてセットアップをまとめていく中で、自分がこんなに速く走れることや、出せたラップタイムに感動しました。今週末、Honda NSXという偉大なクルマの歴史に名を連ねるのはプレッシャーでしたが、成果を出せて誇りに思います。レースの終了時には涙を流すほど、感動的な経験となりました。この素晴らしい24時間レースの経験を、子どもたちにも語り継いでいきたいと思います」

  • ホンダ、元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼをスパ24時間に起用

    ホンダ、元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼをスパ24時間に起用

    ホンダ NSX GT3を駆ってスパ24時間レース(7月26~29日)に参戦するCastrol Honda Racingは、リカルド・パトレーゼ(64歳、イタリア)とロイック・デパイユ(45歳、フランス)の起用を発表した。

    すでに、プロフェッショナルドライバーの枠としてエステバン・グエリエリ(33歳、アルゼンチン)とベルトラン・バゲット(32歳、ベルギー)の起用が発表されていたが、リカルド・パトレーゼとロイック・デパイユの加入でラインアップが確定した。

    今大会、NSX GT3は「Pro-Am」カテゴリーにエントリーしており、FIAの規定によりプロドライバーでない、「ブロンズ」クラスと認定された選手を最低2名起用しなければならない。

    現在64歳のリカルド・パトレーゼは、年齢要件によりブロンズクラスに認定。その経験は豊富で、17年間にわたって世界最高峰の舞台で活躍し、F1世界選手権と世界スポーツカー選手権の両方で優勝経験を持つドライバーだ。F1では、史上初めて200グランプリ参戦を達成。6勝を挙げて通算37回の表彰台登壇を果たし、1992年にはランキング2位を記録している。そしてスポーツカーレースでは、1985年にスパ1000㎞で優勝を果たしている。

    ロイック・デパイユは、フランスの「Top Gear Magazine」共同編集長を務め、同国の自動車ジャーナリストの中でも尊敬を集める一人だ。F1優勝経験のあるパトリック・デパイユを父に持ち、1990年代にはフォーミュラ・ルノーにフル参戦。その後、FIAスポーツカーカップや米国のグランダムに参戦し、数多くの入賞を果たしている。近年は、仕事の合間を縫い、フランスのGTレースやクリオカップ、ル・マン・クラシックといったレースに出場している。

    リカルド・パトレーゼ、ロイック・デパイユはともに先月イタリア北部のチェルヴェジーナでNSX GT3をドライブしており、今週スパで行われる公式テストにも参加し、マシンの習熟を深める予定だ。

    NSX GT3は、2016年にレースデビュー。北米で開催されるIMSA Weather Techスポーツカー選手権やピレリ・ワールドチャレンジで勝利を挙げている。

    NSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムでは、HondaとJAS Motorsport、米国のHonda Performance Development (HPD)が協力し、欧州、アジア、北米のレースへNSX GT3を送り出している。

    リカルド・パトレーゼ
    「スパ・フランコルシャンは、長い間私の好きなサーキットの一つですが、最後にレースで走ったのは25年前ですから、今回、Castrol Honda RacingでNSX GT3のようなエキサイティングなマシンを走らせないかと声をかけてもらったときには、ノーという選択肢はありませんでした。マシンのハンドリングはとてもよく、高速セクションもスローコーナーでもすばらしい走りができます。まだそれほど乗り込んではいないので、周回ごとに学習を重ねている状態ですが、チームに加わってマシンを走らせ、レースの雰囲気を味わえることにわくわくしています」

    ロイック・デパイユ
    「スパ24時間レースに初めて参戦することになり、それがNSXというマシンだなんて、とてもドキドキしています。今回のスパのエントリーリストにレベルの高いマシンが数多く集まっていることから分かるように、現代はGTレースの歴史上で最も争いの激しい時代かもしれません。Pro-Amカテゴリーでは、力強いドライバー、チームととともに戦えるので、そこで全力を尽くします。エステバンは今年の初めからマシンをテストしていますし、ベルトランはSUPER GT最速ドライバーの一人、さらにリカルドは豊富な経験を持っています。彼らから多くのことを学べると思いますし、このマシンで自分の新たな限界に向けてプッシュできるはずです」

    アレッサンドロ・マリアーニ|JAS Motorsport CEO
    「スパ24時間に向けて、すばらしいラインアップを発表することができました。ベルトランとエステバンは最高のプロフェッショナルですが、Pro-Amカテゴリーで参戦するにあたって、チームに貢献してくれるブロンズクラスのドライバーをだれに託すのかというのは、大きな決断でした。リカルドはF1やスポーツカーシリーズで何千ラップとスパを走った経験があり、またロイックは数々のシリーズに参加して腕を磨いたドライバーなので、チームにとって大きな戦力となることを期待しています」

  • Castrol Honda Racing、ホンダ NSX GT3でスパ24時間レースに参戦

    Castrol Honda Racing、ホンダ NSX GT3でスパ24時間レースに参戦

    Castrol Honda Racingは、2018年の夏に開催されるスパ・フランコルシャン24時間レースに、ホンダのNSX GT3を駆って参戦する。

    ホンダの市販車をベースにV型6気筒3.5Lツインターボエンジンを搭載したNSX GT3は、北米で開催されているIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ・シリーズやピレリ・ワールド・チャレンジで勝利を飾っている。

    ホンダのNSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムでは、世界3大陸のチャンピオンシップ・シリーズにNSX GT3を送り出している。

    2018年のブランパンGTシリーズ第8戦スパ・フランコルシャン24時間レースは7月26~29日に開催され、NSXシリーズにとって25年ぶりの参戦となる。1993年には清水和夫、アルミン・ハーネ、ベルトラン・ガショーのチームがNSXを駆り、ポール・ポジションから参戦した。

    NSXシリーズは、1995年のル・マン24時間レース制覇やSUPER GTでの6つのタイトル獲得など、1990年以降輝かしい戦績を残している。

    スパ・フランコルシャン24時間レースでは、JAS Motorsportが技術面のサポートを行う。

    ドナルド・スミス (Castrolスポンサーシップ・マネージャー)
    「CastrolとHondaのパートナーシップは1960年代以降、モータースポーツにおいてさまざまな功績を残してきました。Castrol Hondaのカラーリングを纏ったマシンは、二輪と四輪それぞれの世界選手権や国際大会で輝かしい成績を収めてきました。そのカラーリングをNSX GT3でも見られることを誇らしく思います。Castrolは、NSXがポール・ポジションを取った1993年のスパ・フランコルシャン24時間レースでもサポートを行いました。激戦が予想される今年のレースでもパートナーとして参加できることを嬉しく思います」

    ステファノ・フィニ (JAS Motorsportプロジェクト・リーダー)
    「昨年のスパ・フランコルシャン24時間レースでは、HondaのNSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムの立ち上げをサポートしました。その時に掲げた目標は2018年のレースへの参戦でしたが、Castrol Honda Racingの参戦という形で実現することができて嬉しく思います。NSX GT3は今年のデイトナ24時間レースで2位に輝いていますし、そのスピードと信頼性は確かです。スパ・フランコルシャン24時間レースでも素晴らしい走りを見せてくれるでしょう」

    カストロール・ホンダ・レーシング