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  • スパ・フランコルシャン F1ベルギーGPの将来巡り交渉継続

    スパ・フランコルシャン F1ベルギーGPの将来巡り交渉継続

    ベルギーGPの将来を巡る協議が、ローテーション契約発表後も続いていることが明らかになった。

    F1は2025年、スパ・フランコルシャンとの複数年延長契約を発表し、2026年、2027年、2029年、2031年の開催を含むローテーション方式を導入した。今週には、2028年以降はバルセロナが交互開催枠を担うことが確認され、2032年までのカレンダー構図は事実上固まった。

    しかし、スパのプロモーターであるヴァネッサ・メースは、F1との協議が現在も続いていると明かした。

    「スパ・グランプリはベルギーGPの将来についてF1との交渉を継続しており、この件について最近も協議を行った」とメースはRTBFに語った。

    現在の枠組みでは、スパは2027年から奇数年(2027年、2029年、2031年)に開催し、バルセロナが偶数年を担当する。一方でマドリードは2026年から毎年スペインGPの名称を引き継ぐ。

    次回のベルギーGPは7月17日から19日に開催予定で、主催者によるとすでに約7万6000枚のチケットが販売されている。

  • 2025年F1 ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2025年F1 ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2025年F1 ベルギーGP 決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    マクラーレン勢が土曜予選でライバルたちに明確な差をつけたとはいえ──このレースは燃料を軽くしたアタックラップでの数コンマ秒では勝負が決まらない。タイヤ間の性能差、デグラデーション(摩耗)、ストレートエンドのスピード、そして……「刺激的」とも言える天気予報が、このレースを静的な展開から遠ざけている。

    これは、今季4回目のポールを獲得し、前戦シルバーストンで勝利したランド・ノリスにとっては聞きたくない内容かもしれない。しかし、予選2番手からスタートするチームメイトであり現チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリや、スプリント勝者で4番手スタートのマックス・フェルスタッペン──さらには戦略勝負で浮上を狙うすべての者たちにとっては、朗報となる。

    昨年はどうだった?
    昨年のベルギーGPには2つの物語が存在する。ひとつはチェッカーフラッグと表彰台、もうひとつは車検台と文書44、そしてジョージ・ラッセルの失格だ。

    後者から振り返ろう。レースは2ストップ戦略で争われ、ルイス・ハミルトン、オスカー・ピアストリ、シャルル・ルクレールがいずれも「ミディアム>ハード>ハード」の類似戦略を採用した。

    ランド・ノリス(最終結果5位)やエステバン・オコン(同9位)も同様の戦略だった。彼らはいずれも11〜15周目に最初のピットイン、25〜30周目に2回目のストップを行っている。44周の長丁場であるスパにおいて、このピットウインドウは「狭い」どころか、むしろ大きな開きがあると言える。

    バリエーションも豊富だった。マックス・フェルスタッペンは「ミディアム>ハード>ミディアム」で4位、カルロス・サインツは「ハード>ミディアム>ハード」で6位、セルジオ・ペレスは「ミディアム>ミディアム>ハード」の3ストップに加え、終盤2周のみソフトを履いてファステストラップを記録した。

    ダニエル・リカルドは「ソフト>ミディアム>ハード」で10位。唯一、戦略目的でソフトを履いたドライバーだった。一方で特異な存在がフェルナンド・アロンソ。13周目に唯一のピットストップを行い、「ミディアム>ハード」のワンストップで8位フィニッシュを果たしている。

    本来なら、アロンソが「ワンストップ勢2番手」となるはずだった。ジョージ・ラッセルがトップチェッカーを受けたのだ。ラッセルは6番グリッドからスタートし、1周目で1つ順位を上げ、10周目に5番手でピットイン。上位勢が2度目のストップに向かう中、順位を上げてトップに立った。

    メルセデスは中盤のスティント中に「タイヤがもつ」と判断し、ラッセルはそのまま走行を続ける。終盤にはチームメイトのハミルトンからのプレッシャーにも耐え、0.526秒差でチェッカーを受けた──が、最終的に車重が規定より1.5kg軽く、最低重量798kgを下回っていたことで失格処分となった。スチュワードにとっては明快な判断だったが、完璧に遂行された戦略的奇襲には疑いの余地がなかった。

    今年の最速戦略は?
    ピレリは今季、異なる試みとしてコンパウンド間に「ブリッジ」を導入している。昨年はC2・C3・C4の組み合わせだったが、今年はC1・C3・C4。これは、アグレッシブな2ストップと管理重視の1ストップの選択肢を両立させる狙いがあった。

    ただし、今週末のコンディションにより、設計通りの選択肢とは少し異なる状況に。路面温度、空気の清浄度、クリーンエアでの走行可否、そして他車の動き次第で、幅広い戦略オプションが考えられる。

    ピレリのシミュレーションによれば、2ストップが最速ルート──わずかに。最有力戦略は「ソフト>ミディアム>ミディアム」。しかもピットウインドウが広く、1回目は12〜18周目、2回目は25〜31周目と設定されている。昨年はソフトが敬遠されたが、2025年仕様のタイヤは若干耐久性が向上している。

    ベルギーGP F1

    トップ10勢のもう1つの選択肢は?
    今回は“ウサギとカメ”の物語に近い。ただし、近年稀に見るほど速いカメと、油断皆無のウサギによるレースだ。1ストップと2ストップは非常に拮抗しており、中盤に入ってからの判断になる可能性もある。1ストップ案は16〜22周目にピットを行う構成だ。

    ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラは次のように述べる。

    「我々の試算では『ソフト>ミディアム>ミディアム』の2ストップの方が『ソフト>ミディアム』の1ストップよりも数秒速い。ただし、明日(日曜)は気温が下がり、それに伴いデグラも管理しやすくなるため、『ソフト>ミディアム』の1ストップも可能になる。高いマネジメント能力が求められるが、成立するだろう」

    ベルギーグランプリ F1

    後方グリッド勢の戦略は?
    スパでグリッドが混乱するのは珍しくない──通常はエンジンペナルティの影響だが、今年は純粋に実力差で混戦状態となっている。ルクレールとハミルトンの差は13グリッド、アレックス・アルボンとサインツで10グリッド、ラッセルとキミ・アントネッリでも12グリッドと大きく開いている。

    速さを秘めたマシンがグリッド全体に点在しており、金曜のスプリントではオーバーテイクが難しく見えたが、それは全員が同じタイヤ、同じ周回数で走行していたため。決勝ではタイヤ摩耗とタイム差によってレースが流動的になる。

    スパのロングストレートを考えれば、速いマシンが上位進出を狙うために奇策を打つ必要はない。純粋なペースで前に出られる可能性は十分にある。

    とはいえ、他と異なる戦略で勝負するなら、別のワンストップ案も存在する。「ミディアム>ハード」で17〜23周目にストップする構成だ。理論上はソフトを絡めた戦略より若干遅いが、すべては「明日どんなスパが現れるか」によって左右される。

    タイヤ F1

    さて、天気は?
    ここはスパだ。つまり、天気がやらないことの方が少ない。今週末もすでに、快晴、小雨、豪雨、そしてF3セッションがヘリの飛行不能で延期──と、すべてが起きている。日曜に雪が降る可能性は低いが、それ以外はすべて起こり得る。

    土曜夜の時点での予報では、日曜は「非常に」雨の確率が高い──とはいえ、決勝レース中は乾きそうだとの見通しもある。午前中の降水確率は80%、午後早くには40%へと低下、15:00〜17:00のレース時間帯はやや小康状態を見せる予報だが、その後再び上昇し、撤収時にはスタッフ泣かせの天候になりそうだ。

    たとえレース中に降らなくとも、直前までの降雨は「ハードタイヤの使い勝手」に大きな影響を及ぼす。金曜の走行では好印象だったが、気温低下と濡れた路面によりグリップを失い、バルセロナでの悪夢を再現するリスクがある。

    ベルギーグランプリ

  • F1ベルギーGP FP1:ピアストリがフェルスタッペンに0.4秒差で最速タイム

    F1ベルギーGP FP1:ピアストリがフェルスタッペンに0.4秒差で最速タイム

    オスカー・ピアストリがスパ・フランコルシャンで行われた2025年ベルギーGPのフリー走行1回目でトップタイムを記録。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にマクラーレンのチームメイト、ランド・ノリスが続いた。

    前戦でF1初表彰台を獲得したばかりのニコ・ヒュルケンベルグが真っ先にピットレーンからコースイン。スプリント予選を控える1時間の走行時間を最大限活用するべく、各車が続々と姿を現した。

    開始直後、ウィリアムズのカルロス・サインツが「加速できない、リンプホームモードになってる」と無線で報告しピットに戻るトラブルに見舞われ、アストンマーティンのランス・ストロールもインストレーションラップ後にマシン不調でガレージへ。

    一方でレッドブルのフェルスタッペンは、ミディアムタイヤで1分45秒545を記録し、序盤の基準タイムを樹立。レッドブルは今週末、冷却系とフロントサスペンションを含む大型アップグレードを投入している。

    ドライバーたちは限界を探る走りを見せ、アレックス・アルボンがマルメディでウィリアムズのタイヤをグラベルに落とし、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)もオー・ルージュで縁石を飛び越えてレ・コームでオーバーラン。やや波乱含みの序盤となった。

    その中で、ピアストリがハードタイヤで1分44秒979をマークし、初めて1分45秒の壁を突破。だが、15分を前にフェルスタッペンがミディアムで1分44秒236を記録して再びトップに浮上した。

    F1ルーキーのキミ・アントネッリとフランコ・コラピントはいずれもラ・ソースでロックアップ。特にメルセデスのアントネッリは進入でグラベルにかすめるほどのディープブレーキングを見せた。続いて、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトが最終シケインでトラックリミットを超過。

    その後、シャルル・ルクレールがハードタイヤで1分44秒148を記録しトップに浮上。チームメイトのハミルトンや減速中のボルトレトの存在を受けながらの好タイムだった。

    残り25分、コラピントが最初にソフトタイヤを投入し1分44秒847で8番手に浮上。続いて座席を交換したストロールが10分前に1分43秒112を記録して一時トップに立った。

    終盤には予選シミュレーションが展開され、ピアストリが1分42秒123をマーク。最終アタックではこれをさらに更新し、1分42秒022でセッションを締めくくった。

    フェルスタッペンは最終的に0.404秒差の2番手。オープニングセクターは最速だったものの、中盤区間でタイムをロスした。

    ノリスはソフトタイヤでスタヴロをワイドに外れながらも3番手に入り、メルセデスのジョージ・ラッセルが4番手、ルクレールとチームメイトのアントネッリが続いた。

    7度のワールドチャンピオンであるハミルトンはピアストリから1秒強遅れて7番手。アップグレードを投入したアストンマーティン勢のストロールとフェルナンド・アロンソが8・9番手で続き、レーシングブルズのアイザック・ハジャーがトップ10を締めた。

    前半に燃料系の問題で出遅れたサインツは11番手に回復。ボルトレト、ヒュルケンベルグ、そしてレーシングブルズのリアム・ローソンが後に続いた。

    エステバン・オコン(ハース)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、角田裕毅(レッドブル)、コラピント(アルピーヌ)、オリバー・ベアマン(ハース)の順で全20台がFP1を終え、午後16時30分からのスプリント予選に臨む予定となっている。

    ベルギーGP F1 ベルギーグランプリスパ・フランコルシャンで行われたFP1でフェルスタッペンはピアストリに0.404秒差の2番手

    2025年F1 ベルギーGP フリー走行1回目 結果・ラップタイム

    1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分42秒022
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分42秒426
    3.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分42秒526
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分42秒598
    5.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分42秒972
    6.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分42秒979
    7.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分43秒085
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分43秒112
    9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分43秒120
    10.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分43秒122
    11.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分43秒217
    12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分43秒261
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分43秒262
    14.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分43秒470
    15.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分43秒478
    16.エステバン・オコン(ハース) – 1分43秒570
    17.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分43秒929
    18.角田裕毅(レッドブル) – 1分43秒492
    19.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分43秒847
    20.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分45秒077

  • F1ベルギーGP:記者会見 Part.2 – ハミルトン、アントネッリ、サインツ

    F1ベルギーGP:記者会見 Part.2 – ハミルトン、アントネッリ、サインツ

    2025年F1第13戦ベルギーGPに先立ち、スパ・フランコルシャンのパドックで木曜恒例のドライバー記者会見「パート2」が行われた。

    登壇したのは今季フェラーリに加入したルイス・ハミルトン、メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリ、そしてウィリアムズで新たな挑戦を続けるカルロス・サインツの3名。各ドライバーが前半戦の自己評価や、所属チームでの苦労、新レギュレーションへの見解など、多岐にわたるテーマについて語った。

    特に注目を集めたのは、ハミルトンが語るフェラーリ内での積極的な提言や、アントネッリの将来を巡る契約問題、サインツが古巣フェラーリ時代に共に働いたローラン・メキースのレッドブル新代表就任に対するコメントだった。また、3人は2026年の新技術規定に向けた適応の難しさや、現代F1のレース環境における心身の負荷にも言及し、舞台裏でのリアルな姿を明かしている。

    Q:カルロス、とても準備万端に見えますね。ではまずあなたから始めましょう。シーズンの折り返し地点に来ましたが、あなた自身とウィリアムズについて通信簿を書くとしたら、どう評価しますか?

    カルロス・サインツ: うーん、難しい質問だけど……アップダウンがあったって書くかな。正直、フラストレーションの多い前半だった。クルマに十分な速さがあると感じてるし、チームにもすぐに順応できた。シーズン序盤からスピードはあったと思うけど、結果を2つ連続で出すのが本当に難しかった。信頼性の問題があったり、他のドライバーとの接触があったり、オーストリアではスタートすらできなかったり。Q1でトラフィックに引っかかったり、戦略ミスもいくつかあった。だから、結果という面では何一つ噛み合ってない。でも、その中にもスピードはあったし、正しい方向に進んでる手応えはある。ただ、結果がついてこないときって、やっぱりもどかしいんだよね。

    Q:ウィリアムズというチームについて特に適応が難しかった点は?

    サインツ: いろいろな要素があるけど、やっぱりミッドフィールドに戻ってきたことの難しさかな。Q1で何度か、ほんの10ミリ秒差で落ちたことがあるけど、その10ミリ秒が週末全体を左右する。トップ3やトップ4のクルマなら後方スタートでも挽回できるけど、中団ではみんなレースペースが似てるから、追い上げは相当難しい。あと、フェラーリとはまったく違うクルマだってこと。制限やドライビングスタイル、求められるセットアップがまるで違う。でもその部分には割とすぐ慣れたと思う。それよりも、エンジニアやチーム、戦略面の意思決定におけるコミュニケーション、どうやって正しい判断にたどり着くか……そういった部分に慣れるには少し時間が必要だったかな。

    Q:キミ、ではあなたにも同じ質問を。前半戦を振り返って、自分とメルセデスにどんな評価をしますか?

    キミ・アントネッリ: チャレンジングだった。いい瞬間もあったけど、落ち込むことの方が多かったと思う。ヨーロッパラウンドは正直うまくいかなかった。自分のミスもあったし、いくつか問題もあった。まだまだ学ぶことが多いし、情報を整理して身につけるのが難しい時もある。特に連戦になると、週末ごとの学びをすぐに次に活かすのが大変で……そこが難しかった。予選も課題のひとつだね。最後の数テン分を詰めるところで、まだ思ったように合わせ込めてない。でも、全体としてはポジティブだと思う。たくさん学んでるし、いい結果もいくつか出せた。後半戦では、自分の中で一歩上の安定感を見つけることが重要かな。

    Q:これまで17週間で12戦という過密日程でしたが、F1のスケジュールに順応するのは大変でしたか?

    アントネッリ: うん、やっぱりリズムがすごく速かったと思う。特にトリプルヘッダーのあとなんかは、どうやって自分のエネルギーを管理するかを見直さないといけなかった。どこでリカバリーして、どこで集中するか。そういう精神面のマネジメントが必要だってことも学んだよ。今は後半戦に向けて、より明確なビジョンと準備があると思う。

    Q:ルイス、ようこそ。今週末のフェラーリには注目が集まっています。先週ムジェロで新パーツのテストをしたそうですが、クルマの感触はどうでしたか?

    ルイス・ハミルトン: テストじゃないよ。あれはただのフォトシュート。10周か14周くらい走っただけで、撮影用の走行だった。テストじゃない。

    Q:なるほど。ただ、その10周でも何かフィーリングの変化は感じましたか?

    ハミルトン: 前と同じだったよ。数週間前と変わらなかった。

    Q:オーストリアでは新しいフロアが導入され、今週は新しいサスペンションも入っています。今週末はこのクルマの真のポテンシャルが見える週末になりそうですか?

    ハミルトン: いや、どうかな。まずは明日、そのサスペンションを試すことになるけど、そこから何か学べると思う。微調整して、そこから性能を引き出せるかどうか試していく。シミュレーターでは違いは特に感じなかったけど、サーキットによっては何かしらメリットがあるかもしれない。ただ個人的には、ムジェロで“新しいパーツが届いた”という事実がポジティブだった。バーレーンでフロアを一度アップグレードしてから、しばらく何もなかった。次がオーストリアだったと思うけど、期待したほどじゃなかった。レッドブルとかメルセデスは、毎週のように小さなパーツを持ち込んでるよね。でもうちは大きな改良を段階的にやってるから、そういう意味でも今回の新パーツは嬉しかった。ファクトリーが懸命に開発を進めてくれてるのが見えた。あとはその効果が結果として現れるのを待つだけだね。今週末にそれを試してみる。

    記者からの質問

    Q:キミ、契約交渉や発表のタイミングについてですが、夏休み前は発表が多くなる時期です。現在の進捗はどうですか?トトはあなたとジョージのラインアップになる可能性が高いと話していますが、自分の契約年数に関して発言権はありますか?

    アントネッリ: それは100万ドルの質問だね。

    Q:(笑)それが報酬額ってこと?

    ハミルトン: 契約交渉、手伝ってやろうか?トトの扱い方なら知ってるよ。

    アントネッリ: はは、ありがとう(笑)。でも、正直、不安に思ったことはないよ。自分の状況はわかってるし、チームが何を望んでいるのか、将来をどう見ているのかも理解してる。トトも最近そのことをはっきり話してくれてるし、それも嬉しかった。チームはうまく機能してるし、ジョージとのコンビネーションもうまくいってる。ふたりでチームのパフォーマンスを引き出そうと努力してるし、雰囲気もすごく良い。ファクトリーに戻っても、みんなが今年だけじゃなく来年以降も見据えて努力してるのが伝わってくる。すごくいいダイナミクスがあるんだ。来年に向けてチームが何がベストかは分かってると思うし、自分としても良い立場にいると思ってるよ。

    Q:カルロス、ローラン・メキースとはフェラーリで共に働いていましたね。彼がレッドブルの新チーム代表に就任しましたが、彼が何をチームにもたらすと思いますか?

    カルロス・サインツ: 彼は非常に優秀なプロフェッショナルだと思ってる。フェラーリで一緒に仕事したとき、彼はとにかくハードワークしていたし、ドライバーのことをすごくよく理解してくれた。ドライバーとのコミュニケーション能力が特別なんだ。それはドライバーにとってすごく心地いいし、信頼できる関係を築ける。FIA、フェラーリ、ビザ・キャッシュアップRBを経て、今レッドブルに来るわけだけど、F1トップチームを率いる経験と資質は十分あると思う。本当にぴったりの人選だと思うよ。彼にとっても素晴らしいチャンスだし、そのポジションにふさわしい人材だと思う。

    Q:ルイス、あなたはマクラーレン時代からクリスチャン・ホーナー率いるレッドブルと戦ってきました。彼が突然チームを去ったことには驚きましたか?そして彼の退任によってチームは変化に時間がかかると思いますか?

    ハミルトン: 前の質問をちゃんとは聞いてなかったけど、僕はレース週末以外は基本的にF1の話題にはあまり注意を払ってないんだ。だから驚いたわけでも、驚かなかったわけでもない。自分のことに集中してる。チームのCEOや責任者が交代すれば、その人のやり方や方針で変化があるのは当然だし、それには時間がかかるものさ。

    Q:ルイス、フォトシュート以外の期間はファクトリーにいましたか?F1のオフ期間には何をしていましたか?

    ハミルトン: 2週間にわたってファクトリーにいたよ。毎週何日かずつね。前のレースの振り返りや、変えるべきことについての準備をしていた。僕は多くのミーティングを主導してる。チーム幹部を集めて何度も話をした。ジョン・ベネデットやフレッド、それにロイックとも何度も会ってる。エンジン、フロントサスペンション、リアサスペンション、今のクルマでの問題点、来年のマシンに持ち越したいこと、改善すべき点……そういう内容を全部まとめて、書面にして送ってる。最初の数戦のあとにも1通送っていて、今回の休み中にも2通目を送った。構造的に改善すべき点と、現行マシンの技術的な内容が主だね。あと、2026年マシンの開発も始めた。初めて試したよ。エンジニア30人くらいが部屋に集まって、全員と一緒にブリーフィングする。すごく大きな取り組みだ。それ以外はトレーニングに励んでた。ちょっとハードにやりすぎたかもしれない。今週末は少し身体が重い(笑)。

    Q:カルロス、今季ウィリアムズは中団の他チームほど多くのアップグレードを投入しない方針をかなり早い段階で決めました。その影響もあって、過去5戦で最もポイントが少ないチームになっています。これは特定のレースが影響しただけですか? それとも懸念すべき傾向ですか?

    サインツ: F1に“秘密”なんてないよ。シーズン中にあまりアップグレードを投入しないっていう決断をチームがした以上、いつかは後れを取ることになる。それがF1ってものだからね。中団チームだって常に何かしら持ち込んでくる。3~4戦ごとにパッケージを入れてきたりする。ウィリアムズもシーズン序盤にフロントウイング関連のアップデートを入れたけど、正直それ以降はほとんど何も持ってきてない。でもそれも想定済み。来年に向けた判断としては正しいと今も信じてるし、我々はそのプロセスを信じてる。実際、来年のマシンに向けてかなり大きな開発をしているし、もうすでに何回かシミュレーターでも走らせてる。デブリーフでも、今年の話よりも来年の話をしてるくらいだよ。今季レース中でもね。

    一番悔しいのは、マイアミとかイモラみたいにクルマがすごく速かったレースで、両方ともトップ5を狙えたのに、それを逃したことだ。実際、あの2戦では終始トップ5圏内にいたしね。そこでコントロール外のトラブルがあったことで、20〜30ポイントは失ってる。もしそれが取れてたら、選手権でもう少し余裕があったはず。今は少し競争力を失っているけど、それでも少しでもポイントを拾っていかなきゃならない。以前みたいにP5やP4は難しいかもしれないけど、P10やP8あたりは狙えるし、それが今の選手権には大事なんだ。

    Q:カルロス、できればルイスにもお聞きしたいのですが……アレックス・アルボンが今朝、2026年マシンをシミュレーターでテストしたと話していて、すごく複雑でドライバーにとって考えることが多いと言っていました。ドライバー目線で、2026年の技術規則はどれくらい違ってくると思いますか?

    サインツ: めちゃくちゃ複雑。走りながら、頭をすごく使う感じだよ。ただ、ルイスも経験あると思うけど、2013年から2014年の大きなレギュレーション変更──V8からV6ハイブリッドに変わったときも、バッテリーの使い方とか管理がすごく複雑になった。でも最初はみんな驚いたけど、結局慣れるんだよね。今はそれが“普通”になってるし。たぶん2026年も同じで、最初は「なんだこれ!?」って思うことばかりだろうけど、何戦かすれば慣れてくる。それが“新しい普通”になる。問題は、その“新しい普通”が“前の普通”より良いのかってところ。それはみんなが意見を言いたいところだと思うけど、僕らドライバーとしては、与えられたものに適応するしかない。1周で6~7回スイッチ切り替えろって言われたら、やるだけ。そうやって上達してきたから。

    Q:ルイス、あなたがシミュレーターで走った2026年マシンについての印象は?

    ハミルトン: 僕がF1で好きなのは、こうやってレギュレーションが変わることで技術革新や開発が進むことなんだ。チーム全体にとって、毎回の変化が大きな学びになる。それが僕らを本気で追い込んでくれるし、創造力も必要になる。ドライバーとしても、年を追うごとに操作はどんどん複雑になってる。カルロスが言ったように、今回の変化では特にパワーユニットの使い方や設計面で、ドライバーが関与する部分が大きくなってると思う。結論を急ぐつもりはないけど、うまくいくかもしれないし、逆にそうじゃないかもしれない。実際に走ってみなきゃ分からない。今僕が面白いと思ってるのは、今年のマシンを戦わせながら、同時に来年・再来年のマシンも開発してるってこと。それが楽しい。もしずっと同じマシンで、少しずつしか変化しない世界だったら、全然面白くないよ。

    Q:ルイス、今週末は新しいサスペンションを搭載していますが、スプリント週末で天候も不安定な中、そういった新パーツを最適化するのはどれくらい難しいですか?

    ハミルトン: ものすごく難しいよ。時間がないから、情報は2台分で最大限に集める必要がある。全セッションをしっかり走ることも重要だ。もしウェットなら、むしろ学びにはなるけど、ファインチューニングという意味では、今週末だけで最適化しきるのはたぶん無理。何戦かかけて最適化していくことになると思う。

    Q:ルイス、前戦であなたはレッドブルを「素晴らしいチーム」と評していましたが、ホーナー退任によってそのチームにどんな影響があると思いますか? あなたにとっては、ある種ひとつの時代の終わりと感じますか?

    ハミルトン: 僕の人生には何も影響はないよ(笑)。でもまあ……彼のキャリアの歩みを見ると、確かに素晴らしかったと思う。最初に彼と話したのは2005年頃かな? 彼がアーデンの代表で、僕はまだF3からGP2に上がるタイミングで、彼のオフィスで会った記憶がある。正直、最初の印象はあまり合わなかったけどね(笑)。でも、それ以降の彼のキャリアの進展は本当に見事だった。あれだけの大きな組織をまとめて成功させるには、才能と手腕が必要だし、それを彼は持っていたと思う。だから、今後の幸運を祈ってる。

    Q:カルロス、「High Performance Podcast」であなたは2024年の苦しいシーズンやフェラーリ内の政治的な話にも触れていました。F1というスポーツそのものに対して、何かフラストレーションを感じていますか?また、個人やチーム、スポーツ全体にとって改善すべき点は?

    サインツ: いや、F1に対してフラストレーションは全くないよ。F1が大好きだ。確かに、僕らは年間通してたくさんのインタビューを受ける。その中には、もっと深く話せるようなフォーマットもある。「この場」みたいな短い取材では、10分かけて何かを説明したりはできない。だからこそ、ポッドキャストみたいなフォーマットは好きだ。自分の思いをじっくり話せるし、メンタル面やトレーニング、私生活のことも含めて、若い世代や他のアスリートに何か伝えられることがあると思ってる。F1の中で僕らも感情のジェットコースターを経験しているし、それを少しでもシェアできたらいいと思う。F1に対してネガティブな気持ちは一切ない。クルマに乗るたびに楽しいし、これまで在籍してきたチームには友人もたくさんいる。素晴らしい人たちと出会えたし、スパでレースできることが本当に楽しみだよ。

    Q:ルイス、先ほどフェラーリに対していくつか文書を送ったと話していましたが、なぜそのような行動を取ったのでしょうか?そして、チームの反応はどうでしたか? 彼らはその提案に応えてくれましたか?

    ハミルトン: 僕がそれをやる理由は、このチームにはとてつもないポテンシャルがあると感じているからなんだ。情熱の面では他に比べるものがない。でも同時に、チームはすごく大きな組織で、いろんな部分がちゃんと機能しているわけじゃない。だからこそ、ここ20年でこれだけの素晴らしいドライバー──キミ、フェルナンド、セバスチャンといったチャンピオンたち──がいながら、チームはタイトルを取れていない。

    僕はその状況を自分の身にも起こさせたくない。だから、全力で動いている。これまで2つの素晴らしいチームで経験を積んできたおかげで、比較対象がある。その中で、何かを変えなきゃ結果も変わらないと気づいた。だから、すべての分野において疑問を投げかけている。経営陣にも、現場にも。で、チームの反応はというと、すごく前向きだった。マーケティング面やスポンサー対応、エンジニアの働き方など、いろんな分野で改善が進んでる。まだ課題は多いけどね。僕がやっているのは、チームの中で仲間を増やして、みんなの士気を上げて、一丸となって前進すること。僕にはあまり時間が残されてない。この若者(キミ)ほどにはね(笑)。だから、今が勝負なんだ。このチームには世界選手権をいくつも勝てるだけの力があると本気で信じてる。すでに素晴らしい歴史があるけど、僕が在籍している間にそれを実現したい。それが唯一の目標だ。

  • F1ベルギーGP:記者会見 Part.1 – ヒュルケンベルグ、コラピント、アロンソ

    F1ベルギーGP:記者会見 Part.1 – ヒュルケンベルグ、コラピント、アロンソ

    2025年F1第13戦ベルギーGPに先立ち、スパ・フランコルシャンのパドックで木曜恒例のドライバー記者会見「パート1」が行われた。

    登壇したのは、前戦イギリスGPで悲願の初表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、デビュー6戦を終えたフランコ・コラピント(アルピーヌ)、そして後半戦の巻き返しを狙うフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)の3名。

    会見では、それぞれが直近のレースや今季の流れ、週末の天候やスプリント形式への対応、さらに2026年の新レギュレーションに向けた意識など、多岐にわたるテーマについて語った。経験豊富なベテラン2人とF1ルーキーのコラピントが、互いの立場から見た現在のF1や将来への展望を語り合う、見ごたえあるセッションとなった。

    Q:ニコ、まずはあなたから。記憶に残るシルバーストンでの表彰台から約2週間が経ちました。この間はどのように過ごしましたか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: いやあ、意外といい時間を過ごせたよ。グランプリがすぐに続かなかったから、その瞬間をじっくり味わうことができた。タイミング的には最高だった。あのレースは本当に信じられないような展開だったし、非常にトリッキーなコンディションの中で、僕たちはすべての判断を正しく下して、最後尾から自分たちを報いたんだ。それはクレイジーで特別なことだった。レース後もすごかったよ。反響がすごくて、700件以上のメッセージが届いた。全部返すのに1週間かかったけど、素晴らしくてありがたい経験だったね。

    Q:レース後すぐにヒンウィルに戻ったそうですね。工場ではどんな歓迎を受けましたか?

    ヒュルケンベルグ: 温かく迎えてもらったよ。当然だけど、みんなすごく喜んでいた。現場だけじゃなくて、工場で働くみんなともこの瞬間を分かち合うのは大事なことだと思った。素晴らしい記憶と感情が詰まった時間だったし、残りのシーズンを戦ううえで、いいブーストになってくれると思う。

    Q:ここ4戦でチームはレッドブルよりも多くのポイントを獲得しています。バーレーンでのプレシーズンテスト時点から見て、今の状況はどのくらい期待を上回っていますか?

    ヒュルケンベルグ: 最近は間違いなく良い流れに乗れているよ。ただ、シルバーストンは特殊なレースだった。あの日の土曜には2台ともQ1で敗退して、正直良い週末には見えなかったし、もしドライだったら全く違う展開になっていたと思う。だからそのことも忘れちゃいけない。でもバルセロナ以降、勢いをつけられたのは確かだ。特に日曜のロングランでの改善が大きかった。今はいいレースカーがあるし、予選順位が完璧でなくても戦える。今季の最大の進歩だと思う。ただ、まだまだやることは多いし、中団グループの争いは非常に激しい。

    Q:フランコ、シルバーストン以降の短い休みの間に、これまでの6戦を振り返る時間は取れましたか?どんな結論に至りましたか?

    フランコ・コラピント: ああ、良かったよ。リセットするのにちょうどいいタイミングだったし、ファクトリーに戻ってエンジニアたちと一緒に作業したり、何を改善すべきかを見直したりした。少しのブレイクにもなったしね。スパに向けて準備はできてるよ。

    Q:データを見て、自分のパフォーマンスで今後もっと伸ばせそうな領域はどこですか?

    コラピント: サーキットによって違うけど、ロングランは最近かなり良くなってきてる。一方で燃料が少ない状態でのパフォーマンス、特にニュータイヤでのアタックがまだ弱いことが多い。特に高速コーナーで時々クルマへの信頼感が足りない。でも全体的には良くなってきてると思う。シルバーストンはスタートとしては良かったし、もちろん結果は望んだ通りにはならなかったけど、いい進歩ができたと思う。

    Q:今週末のスパでの目標は?

    コラピント: チャンスを最大限活かすことかな。スプリントレースがあるし、天気もかなり怪しいから、クルマの持ってるパフォーマンスを最大限引き出して、天候をうまく読んで対応したい。

    Q:フェルナンド、序盤は厳しいシーズンでしたが、今は4戦連続でポイントを獲得しています。今のクルマである程度の勢いは感じていますか?

    フェルナンド・アロンソ: そうだね。特にシルバーストンで導入したアップグレードパッケージから、Q3やポイント圏のぎりぎりのラインに立てるようになってきている。だからこの流れを維持していきたいと思っているよ。

    Q:今週末も新しいパーツがありますが、それにどんな期待をしていますか?

    アロンソ: まず第一に、そのパーツが本当に性能を向上させるかを理解することが最優先だ。スプリント週末ではフリー走行が1回しかないから、それを評価するのは難しいかもしれない。天候もそれを妨げる可能性があるしね。だから今回の優先事項は、パーツの性能を理解すること。そして、もし可能であれば再びポイントを狙いたい。ただ、新パーツの理解が今週末の最大の課題であり、最優先事項になる。

    記者からの質問

    Q:フェルナンド、ここからシーズン後半が始まりますが、今年前半のチームのパフォーマンスを見たうえで、2026年の新レギュレーションへの移行期となる後半戦の目標は何でしょうか?

    アロンソ: 実際、エンジニアやデザインチームだけでなく、僕らドライバーの頭の中も含めて、80%くらいはもう2026年に向いてると思う。たぶんマクラーレンの2人以外は、みんなちょっと将来のことを考えたり、来年いいシーズンになったらなって夢見てたりする。今年の後半はそんなに大きな変化はないと思うからね。ただ、中団はすごく接戦だし、そこは面白くなるかもしれない。コンストラクターズ選手権で5位、6位、7位、8位、9位あたりをめぐる争いにはなりそうだ。だから、そのなかで学び続けて、チームとベストな形で仕事を続けていきたい。ポイントは2〜3戦に1回くらい取れればいい。そんな感じ。

    Q:ニコ、まずはシルバーストン、おめでとうございました。さて、率直に聞きますが、もう表彰台は無理だと思ってましたか?それとも意識の外に置いていた感じでしょうか? そしてもう1つ、ジョナサン・ウィートリーがチーム代表になってしばらく経ちますが、彼の就任以降どんな変化があったでしょうか?

    ヒュルケンベルグ: 表彰台の件は、正直なところ、特別意識してたわけじゃない。ドライバーとして毎回ベストな結果を目指して走ってるし、夢としてはもちろんあるけど、それをコントロールできるとは限らない。だからあまり気にしてなかったよ。自分に自信はあるし、このプロジェクトやチャレンジを楽しんでる。それが一番大事。ジョナサンについては、まだ来て間もないけど、F1であれだけ成功したチームから来た人だから、彼の視点は新鮮だし経験がある。彼が我々を見て、すぐに改善できそうな部分をいくつも見つけてくれた。細かいことの積み重ねだけど、それが全体としては大きな違いになる。レース運営やチームの構造にもいくつか手を加えてくれて、いい方向に進んでる。ファクトリーの面ではまだ課題はあるけど、将来に向けての基盤作りが進んでると思う。

    Q:ニコ、フェルナンド、質問です。コンストラクターズ選手権での5位争いについて話がありましたが、ここまでの改善を踏まえて、ニコのチームにもその可能性はあると思いますか?

    ヒュルケンベルグ: 正直、すべての中団チームにそのチャンスはあると思う。コース特性によって誰が優位かは毎回違うし、非常に接戦なんだよね。だから週末ごとにポイントが取れるかどうかが左右される。5位争いは最後まで続くだろうね。まだ半分残ってるし、面白いことになるよ。

    Q:このサーキットは高速コーナーが多く、ドライでは全開で行けるコーナーもあります。ですが、明日はウェットになる可能性もあります。1周目からどのようにグリップを読み取るのですか?

    アロンソ: 最初のラップは全開で行かないようにして、少しずつペースを上げていく感じだね。でも、スプリント週末だとFP1の後すぐにQ1だから、準備時間が限られてる状態で走ることになるかも。でも、それもまたスプリントの面白さだと思う。ここはウェットでの走行経験も豊富だし、特にオールージュは勾配が急で水が溜まりにくい。ただ、去年路面が再舗装されたから、もしかしたら水たまりができやすくなってるかも。視界はいつも通り厳しいだろうね。どうなるか見てみよう。

    ヒュルケンベルグ: そうだね、これまでの経験もあるし、走ってみてグリップを感じて、そこから組み立てていく。コンディションに合わせて反応しながら、徐々にリズムをつかむ感じかな。

    Q:フランコ、アルゼンチンでMotoGPがブエノスアイレスの旧F1トラックで開催されることが発表されました。それについてどう感じていますか?また、F1の復帰につながると思いますか?

    コラピント: MotoGPがブエノスアイレスに戻るのはすごくうれしい。アルゼンチンには熱狂的なファンがたくさんいるからね。F1が戻ってくるのはもっと難しいかもしれないけど、夢としては最高。今のトラック変更はバイク向けのもので、F1には合わない部分もあると思う。でも、将来的にそれが改善されれば、F1が来るのも本当にすごいことになると思う。個人的にもF1を母国で走るのは夢の1つだよ。ただ、まだまだ先の話かな。やるべきことはたくさんあると思う。

    Q:F1におけるフィジオセラピスト(専属トレーナー)の役割について伺います。レース週末において、彼らはどのくらい重要な存在でしょうか?3人全員に質問です。

    ヒュルケンベルグ: フィジオは、たぶん週末に一番長く一緒に過ごす相手なんじゃないかな。レースの準備期間やオフの時期にも一緒にトレーニングするし、すごく大事な存在。身体のケアはもちろんだけど、精神面でも支えになってくれる。いわば“個人サポート部隊”だよ。本当に重要だね。

    コラピント: 最近はどんどん重要になってると思う。オン・オフ問わずいつも一緒にいてくれる存在だし、特にクルマが身体にきつくなった時、たとえばポーポイズ現象が出始めた頃とか、そういうときにケアしてもらえるのは助かる。体の不調を整えてくれるしね。特にフェルナンドには必要かも(笑)。僕らは回復が早いから。

    アロンソ: 今のクルマはフィジカル的にはすごく楽なんだよね。若いドライバーたちは昔のクルマのハードさを知らない(笑)。今はレース中、予選に比べて10秒くらい遅い。燃料もあるしタイヤの劣化もあるから、体力的にはかなり楽。でも、それでもフィジオは必要だよ。

    Q:ニコ、オスカー(・ピアストリ)が前回のここスパで、レゴトロフィーについて冗談交じりの質問をしていましたが、改めてあのトロフィーについてどう思っていますか?伝統的な形の方が良かったですか?

    ヒュルケンベルグ: いや、特に考えてないし、気にしてもないよ。あれが与えられたものだし、僕は喜んで受け取ったよ。

    Q:フェルナンド、今週末は天候も不安定、スプリントフォーマット、タイヤコンパウンドの変更もある中で、新しいアップグレードを導入するタイミングとしてはかなりチャレンジングに見えます。なぜこの週末に導入したのか、チームから説明はありましたか?

    アロンソ: いや、特に説明はなかったよ。でも、新しいパーツが準備できたらすぐに投入しようとするチームの姿勢はいいと思う。もしかしたら、当初はブダペストやそれ以降を予定してたかもしれないけど、少し早めに持ってこれたんだと思う。実際に走らせてみないと、使えるかどうかは判断できないし、FP1で十分な時間がなければ、予選で使わない選択肢もある。スプリント後にはパルクフェルメが開くから、週末の前半をテストに使って、日曜のレースでベストな仕様を選ぶこともできる。いろんな可能性があるし、特に心配はしてない。

    Q:ニコとフェルナンドに質問です。お二人はかつてアラン・パーメインと一緒に仕事をされていますが、彼の持つ資質や、チーム代表としての印象はどうですか?またフェルナンド、ジョナサン・ウィートリーやスティーブ・ニールセンも最近チーム代表になりましたね。20年前に一緒に働いた彼らが今そうした立場になっていることについて、どう感じていますか?

    アロンソ: 3人とも一緒に仕事をしてきたよ。アランとは2度にわたって、アルピーヌに戻った時にも一緒だった。彼らには経験があるし、今の時代に求められるリーダーシップの資質もあると思う。ジョナサンは言うまでもないけど、スティーブやアランもチームにとっていい存在になると思う。彼らの昇進は喜ばしいことだね。

    ヒュルケンベルグ: うん、ルノー時代に少し一緒だった。彼はすごく長くF1に関わってきたし、経験豊富。今こそ、その経験を活かすチャンスだと思う。彼には幸運を祈りたい。

    Q:フランコ、F1に関わってもうすぐ1年になりますが、ウィリアムズやアルピーヌでの経験を通じて、ジュニアカテゴリーや育成アカデミーでは絶対に学べなかったと感じたことを教えてください。

    コラピント: F2は素晴らしいカテゴリーだけど、それでもF1の準備としては完璧じゃない。ここ数戦で本当にいろんなことを学んだよ。ウィリアムズで始めた時、いきなりエンジニアが30人くらいいて、F2では2〜3人だったから、最初はカルチャーショックだった。彼らの話を聞いて、意見を共有して、ちゃんとコミュニケーションを取る必要がある。チームは巨大で、2人のドライバーのために1000人以上のスタッフが最高のマシンを作ろうとしてる。そこに関わる責任はすごく大きい。F2やF3はもっと小さいからね。経験ってすごく大事だし、だからこそ今ここにいるニコやフェルナンドみたいな人たちは、そういう特別な瞬間やチャンスでちゃんと結果を出せる。そういうのって時間とともにしか身につかない。F2とは全然違う世界だよ。

    Q:ニコとフェルナンドに質問です。F1が時にとてもシビアな世界であることを考えると、若手ドライバー、たとえばここにいるフランコに対して、どんなアドバイスをしますか?そして、フランコにもその感想を伺いたいです。

    アロンソ: 君はドライバーマネージャーになったのかい?(笑)いや、まあちょっとしたアドバイスならあるかな。F1はもちろん、エリートスポーツ全体に言えることだけど、すごく競争が激しい世界だよ。毎日、自分のベストパフォーマンスを出す準備をしなきゃいけないし、うまくいかないときは批判も受け入れて、改善しなきゃいけない。でもF1では、チームやエンジニア、テクノロジー、データといった強力なサポートがある。だから、働く環境としては悪くない。僕らはそれぞれ違うドライビングスタイルやアプローチを持っていて、自分なりのやり方でこの世界を楽しんでる。みんな勝ちたいと思ってF1に来てるし、過去に勝ってきたからこそここにいる。でもF1では、だいたい5~6年にわたって1人しか勝てないような時代がある。それが現実。だからこそ、そのフラストレーションをうまくコントロールしながら、常に100%の力を出す必要があるんだ。勝てなくてもね。

    ヒュルケンベルグ: 特に付け加えることはないよ。彼が全部言ってくれた。

    Q:ソーシャルメディアとの向き合い方について、若手ドライバーに何かアドバイスはありますか?

    ヒュルケンベルグ: その質問、どうなんだろうね(笑)。個人によると思うよ。好きでやってる人もいれば、あまり関わらない人もいる。自分に合ったバランスを見つけることが大事なんじゃないかな。

    Q:フランコ、今のフェルナンドのアドバイスについてどう思いますか?

    コラピント: F1が厳しい世界だってことは、みんな知ってると思う。僕ら全員がこの場所に来たくて、でも席は20しかない。そのために、過去にすごい努力や犠牲をしてきたドライバーばかり。だからこそ、ここにいるのはすごく幸運なことだし、このスポーツを心から愛してる。F1にいられること自体がすでに特別なんだ。

    Q:ニコとフェルナンドにもう一つ。ここ最近は経験豊富なドライバーが活躍しています。シルバーストンではニコが初表彰台を獲得し、映画ではブラッド・ピット演じるベテランが優勝するという描写もあります。Netflix世代の新しいファンにも、ベテラン勢が勝つ姿をもっと見せられる時代になってきたと思いますか?

    アロンソ: 長い質問だね(笑)。でも、単純には答えられないかな。実際のところ、僕もニコも“Netflix世代のファンにどう見られるか”はあまり気にしてないと思う。僕らはただレースで勝ちたいし、チームと一緒にベストなパフォーマンスを出すことに集中してる。ファンがテレビで見ていても、クルマの性能差や背景まではわからないことが多い。だから仮に来年、僕やニコが連勝してチャンピオン争いしてたとしても、「オフに何か特別なことをしたんじゃないか」とか「トレーニング方法を変えたんじゃないか」とか、そう思われるかもしれない。でも現実は違う。僕らは毎日トレーニングして、毎日食べて、毎日移動して、シミュレーターにも通って、ずっと自分を磨き続けてるんだ。結果が出たときにはそれをファンと分かち合いたいとは思うけど、僕らの優先事項は“どう見られるか”じゃない。それが失礼に聞こえないといいけど……僕らはファンを大事に思ってるけど、運転の良し悪しを理解してもらうことより、チームや技術的な部分の方が大事だと思ってる。

    ヒュルケンベルグ: 正直、その質問の意図をちゃんとは理解できなかったけど(笑)、映画と現実のドライバーの結果に相関はないと思う。その週末の状況やクルマのパフォーマンス次第。シルバーストンでは運が味方してくれたけど、次のレースでは全然違うことになるかもしれない。毎回、与えられた状況の中でベストを尽くすしかない。それだけ。

    Q:ニコに質問です。シーズン後半に向けての展望、そして2026年に向けたザウバーとアウディの連携状況はどうですか?

    ヒュルケンベルグ: うーん、シルバーストンみたいな日曜がまたすぐに来るとは思ってない。あれはそう簡単に再現できるものじゃない。中団争いはすごく熾烈で、コースによってはポイント圏内だったり、圏外だったり、すごくタイトな戦い。P10から最後尾までの差が本当に僅か。最近はうちのクルマもレースペースが良くて、タイヤの扱いもうまくいってるから、後半戦でもそれを活かしてポイントを取っていきたい。2026年については、今はみんな並行して準備を進めてる。新レギュレーションに向けて全チームが開発していて、僕らにとっても現実味はまだ少ないけど、シミュレーターでは少しずつ触れ始めてる。でも基本的には、ファクトリーでの開発が本格的に進んでいて、チーム全体が未来に向かって全力で動いてる感じだね。

  • 2025年F1 ベルギーGP:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2025年F1 ベルギーGP:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2025年F1 ベルギーGPの開催スケジュールとテレビ放送時間。2025年 F1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリが7月25日(金)~7月27日(日)の3日間にわたってスパ・フランコルシャンで開催される。

    F1シーズン後半戦の幕開けとなるベルギーGP。舞台は伝統的なサーキットであるスパ・フランコルシャン。シーズンで最長となる7kmを超える全長、高速コーナーやオー・ルージュに代表される高速のコンプレッションが存在するエンジンパワーと空力の効率性が試されるサーキットだ。

    2022年にスパ・フランコルシャンは改修工事が行われ、5つのコーナーが再舗装され、4つのコーナーのグラベルトラップが修正された。また、“スパウェザー”と呼ばれる予測不能な天候もしばしばレースにスパイスを加える。

    また、今大会は今季2度目となるスプリントを開催。2025年からスプリントフォーマットは変更になり、金曜日に1回のプラクティスと翌日のスプリントのグリッドを決める3つの短いセグメントで構成されるスプリントシュート予選が行われ、土曜日はスプリントレースでスタートし、その後、決勝のグリッドを決定する本予選が実施される。新しいフォーマットでは、パルクフェルメのルールが変更され、スプリントと本予選の間にエンジニアがセットアップを調整できるようになる。

    スプリントがこの名門サーキットで行われるのは2023年以来2回目で、当時の両レース(スプリント/決勝)はマックス・フェルスタッペンが制している。

    しかし今週末は再現が難しいかもしれない。ランキング首位に立つマクラーレン勢が今やF1を席巻しており、オスカー・ピアストリはここ数戦で勢いに乗るランド・ノリスの追撃を止め、わずか8ポイントの差をさらに広げようとしている。週末には最大33ポイントが獲得可能であり、開幕戦バーレーン以来となるランキング首位交代が起こる可能性もある。

    一方でレッドブルとフェルスタッペンは、クリスチャン・ホーナー解任後初のレースを迎える。ホーナーはこれまでの全405戦でレッドブルを率いてきたが、イギリスGPを最後にチームを去り、後任としてローラン・メキースがチーム代表に就任した。

    日本とベルギーの時差は7時間。F1ベルギーGP フリー走行1回目は、7月25日(金)の19時30分(現地時間13時30分)から行われる。

    2025年 第13戦 F1ベルギーGP 開催スケジュール
    ■7月25日(金)
    フリー走行1: 19:30~20:30(12:30~13:30)
    スプリント予選: 23:30~00:14(16:30~17:14)
    ■7月26日(土)
    スプリント: 19:00~20:00(12:00~13:00)
    予選 : 23:00~24:00(16:00~17:00)
    ■7月27日(日)
    決勝: 22:00~(15:00~)
    ※日本時間(現地時間)

    2025年 F1ベルギーGP テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
    ■フリー走行1
    7月25日(金) 19:20~21:10
     <解説>山本雅史・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■スプリント予選
    7月25日(金) 23:20~25:30
     <解説>山本雅史・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■スプリント
    7月26日(土) 18:30~22:30
     <解説>川井一仁・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■予選
    7月26日(土) 22:50~27:00
     <解説>川井一仁・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■決勝
    7月27日(日) 21:20~27:00
     <解説>川井一仁・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ※時間はいずれも日本時間

    2025年 F1ベルギーGP ネット配信(DAZN)
    ■フリー走行1
    7月25日(金) 19:30~
     <解説>田中健一 <コメンテーター>浅木泰昭
    ■スプリント予選
    7月25日(金) 23:30~
     <解説>田中健一 柴田久仁夫
    ■スプリント
    7月26日(土) 19:00~
     <解説>田中健一 松下信治
    ■予選
    7月26日(土) 23:00~
     <解説>田中健一 松下信治
    ■決勝
    7月27日(日) 22:00~
     <解説>田中健一 松下信治
    ※時間はいずれも日本時間

    スパ・フランコルシャン
    FORMULA 1 MOËT & CHANDON BELGIAN GRAND PRIX 2025
    2025年F1 ベルギーグランプリ
    サーキット名: スパ・フランコルシャン
    コース全長: 7.004km
    周回数:44
    レースディスタンス:308.052km
    ラップレコード:1分44秒701(セルジオ・ペレス / 2024年)

  • F1ベルギーGP会長 「F1はヨーロッパでのGPを8戦に絞ることを目指している」

    F1ベルギーGP会長 「F1はヨーロッパでのGPを8戦に絞ることを目指している」

    ベルギーグランプリの会長メルヒオール・ワテレットは、スパ・フランコルシャンの新しいF1契約は「ヨーロッパでの8回のGP」に規模を縮小したいというシリーズの希望を反映していると語った。

    スパ・フランコルシャンは、間違いなく愛されているF1クラシックの会場であり、数え切れないほどのファンがカレンダーの恒久的な開催地として守りたいと願っている。

    その熱意は、F1におけるスパの将来が不透明になることでしばしば報じられてきたが、2025年以降の契約延長が先週決定された。

    スパの熱狂的なファンにとって、この契約は複雑な感情を伴ったものだった。F1は、このサーキットが毎年ではなく、2026年、2027年、2029年、2031年の隔年でベルギーGPを開催することを発表したのだ。

    「とても満足している」とワテレットは契約について語った。

    「難しい話し合いだった。F1はヨーロッパでのGPを8回だけ望んでいる」

    「そのため、長期間の永久契約を結ぶのは困難でした。」

    F1は2027年までにヨーロッパで8レースを開催する可能性
    現状、F1のカレンダーにはヨーロッパでのレースが10レース予定されており、それを8レースに縮小する仕組みは明らかだ。

    F1は昨年、過去最高の24回のグランプリを開催したが、CEOのステファノ・ドメニカリは、カレンダーをこの数に制限したいと繰り返し述べている。

    それでも、F1の人気が高まるにつれ、F1開催に熱心な複数の地域から関心が高まっている。

    ルワンダはグランプリ開催の意向を表明しており、南アフリカ、韓国、アルゼンチンも関心を示している。

    ベルギーグランプリベルギーGPは2031年までカレンダーに残る。

    こうした関心が高まる中、ドメニカリは昨年11月のリバティメディアの投資家向け電話会議で「中期的にはヨーロッパグランプリのローテーション開催や、その後に予定されているその他の新しいオプションの可能性について、近々お知らせできるニュースがある」と語った。

    スパ・フランコルシャンの新しい契約は、ヨーロッパでのレースのローテーション開催を促進するための第一歩であり、2026年までの契約を結んでいる現在のスペインGP開催地であるバルセロナ・カタロニア・サーキットもこれに加わる可能性がある。

    2027年から2031年までスパとカタルーニャをローテーションで開催すると、ヨーロッパでのレース数は10から9に減少することになる。

    さらに、オランダGPは2026年までの1年間の契約延長を確保しており、これによりF1はヨーロッパでのレース8回という目標の達成に貢献することになる。

    ベルギーGP主催者、さらなるF1レース開催に楽観的
    ベルギーGPは2026年、2027年、2029年、2031年のみ確定しているが、ワテレットはスパ・フランコルシャンとF1の新しい契約の拡大に楽観的だ。

    「2028年と2030年にベルギーでGPが開催されないかどうかは定かではない」と彼は語った。

    「合意の精神では、少なくとも4レースは開催されることになっている。おそらく他の国が決定するだろう。ベルギーかもしれない」

    本質的には、カレンダー上の新しいレースが実現しない場合、スパは再び毎年F1を開催する道を見つける可能性が高い。

    近代的なF1をスパに導入することの経済的影響
    スパのF1延長には相当の費用がかかり、ドメニカリはショーの一部であり続けるためにすべての「クラシック」GP会場を近代化するよう要求した。

    その結果、2024年に向けて会場の設備更新に多額の投資が行われ、週末には38万人の観客を集めたにもかかわらず、昨年のレースでは300万ユーロの損失があったと報告されている。

    ベルギーGPはこれまでワロン政府からの補助金に頼ることができたが、今後は状況が変わる予定だ。

    「それを可能な限り制限することが目的だ」と彼は語った。

    「近年、彼らの貢献は減少している一方で、地域と国への投資収益は増加している」

    「だから、それは私にとっては合理的な投資のように思える」

    サーキットのインフラの更新にはコストがかかったが、スパ・フランコルシャンとF1の契約延長にもコストがかかった。しかし、ワテレットは価格上昇を懸念していない。

    「2026年からは金額は増えるが、3~4%の増加だ。我々はそれが妥当だと考えた」と彼は語った。

    「これは妥当なインフレであり、回復できると考えている」

  • F1ベルギーGP スパ・フランコルシャンでの開催契約の複数年延長を発表

    F1ベルギーGP スパ・フランコルシャンでの開催契約の複数年延長を発表

    F1は、ベルギーグランプリと複数年契約を締結し、今後6年間のうち4年間、象徴的なスパ・フランコルシャン・サーキットでレースを開催することとなった。

    この延長には、2026年、2027年、2029年、2031年の各シーズンにおけるグランプリが含まれており、これはサーキットにおける近年における大幅な投資、すなわち2つの新しいグランドスタンドの追加(収容人数1万人増)や、トラック外のエンターテイメントやファン体験の向上などを受けたものである。

    スパ・フランコルシャンは、長いストレートと挑戦的な高速コーナーが混在していることで、ファンやドライバーから高い評価を得ている。世界でも最も有名なレーストラックのセクションのひとつであるオー・ルージュとライディオンをドライバーたちが力強く駆け抜け、ケメル・ストレートへと続く。

    今年のベルギーグランプリには、レース週末の3日間で38万人のファンが訪れ、メルセデスのルイス・ハミルトンが今シーズン2勝目、スパでは5勝目を飾るという手に汗握るレース展開となった。

    1921年に建設されたスパ・フランコルシャンは、1950年のF1初年度に7つのサーキットのうちの1つとして採用され、それ以来57のグランプリを開催している。

    全長7.004kmのサーキットは、F1カレンダーの中で最長であり、アイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハ、ニキ・ラウダ、セバスチャン・ベッテルなど、このスポーツで最も輝かしいドライバーたちがここで勝利を収めてきた。現在のグリッドからは、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレール、そしてマックス・フェルスタッペンもこのサーキットで勝利を収めている。

    F1の社長兼CEOのステファノ・ドメニカリは「ベルギーグランプリは1950年に我々の初チャンピオンシップを構成したレースの一つだった。したがって、我々が75周年の記念すべき年を迎えるにあたり、この重要な延長のニュースをお伝えするのはふさわしいことだ」

    「スパ・フランコルシャンは、ドライバーやファンから世界屈指のレーストラックとして高く評価されており、F1での長い歴史の中で、数々の素晴らしい瞬間を生み出してきた。近年、施設やファンの体験を向上させるための大規模な改修工事が行われた。ベルギーのF1に対する献身的な情熱的な支援に敬意を表したい」

    F1ベルギーGP ベルギーグランプリスパ・フランコルシャンは近年、大幅な投資が行われている。

    2025年のベルギーグランプリは7月25日から27日にかけて開催され、F1スプリントがコース上でのレースに復帰し、レースウィークエンドの3日間を通して、ファンにさらに素晴らしいレースエンターテイメントが提供される。

    ワロン地域政府副首相兼経済大臣のピエール・イヴ・ジョレットは「ワロン地域にとって欠かせないイベントであるベルギー・グランプリが、数年にわたってF1カレンダーに組み込まれていることを嬉しく思う」と語った。

    「サーキットは、この地域に素晴らしいイベントを開催できる高品質なスポーツインフラを提供しており、FIA フォーミュラ1世界選手権のおかげで、スパ・フランコルシャン、そしてそれを通じてワロン地域が世界的な注目を集める中心地となっている」

    「この国際的なショーケースに加えて、このイベントはワロン地域とベルギーに多大な経済的利益をもたらす。この関係が数年にわたって継続することは、サーキットのチームにとっても将来の計画を立てることができ、非常にポジティブなことだ」

    スパ・グランプリのメルヒオール・ワトレ会長とヴァネッサ・マース最高経営責任者(CEO)は、「我々は、この更新を非常に誇らしく思っている」と付け加えた。

    「これは、我々がインフラを改善し、近年、記録的な観客動員と素晴らしいファン体験を実現してきたことで築かれた相互の信頼を反映している」

    「この契約延長は、ワロン政府の支援のおかげで実現したものであるが、同時に、世界で最も美しいサーキットだと我々が信じるこのサーキットのファンの支援のおかげでもある。我々は力を合わせて、この素晴らしい地域のさらなる発展に尽力していく所存である」

  • ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP失格前から「軽いことはわかっていた」

    ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP失格前から「軽いことはわかっていた」

    メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、最終的に失格となったF1ベルギーGP前に車両重量が規定を下回っていたことわかっていたと認めた。

    ジョージ・ラッセルは、スパ・フランコルシャンでのレースで優勝したが、その後、レース後の重量制限を1.5kg下回っていたことが判明し、勝利は取り消された。

    メルセデスは、ラッセルが通常よりも体重を減らしていたことなど、いくつかの要因が798kgという重量制限に抵触する原因となったことをすでに確認していた。

    26歳のラッセルは、レース開始前に通常よりも体重が軽かったことを認め、それが問題をさらに悪化させたことを認めた。

    しかし、メルセデスF1チームが、あらゆる可能性を徹底的に検証するほど厳密ではなかったことを強調し、今後は問題が少なくなるだろうと述べた。

    「レース前に、自分が少し痩せていることは分かっていたけど、ステーキか何かを食べない限り、大幅な変更を加えるには遅すぎた。それはおそらく、レース前のルーティンとしては最善ではない」とラッセルはメディアに説明した。

    「すべての異なるシナリオをカバーできるようなプロセスが整っていなかった。後から振り返れば、もっとうまくやれたはずのこともある。今後はもっとうまくやれるだろう」

    「そして、いつも通り、問題があることに気づくまでは、まず間違いを犯さなければならない」

    ベルギーグランプリ

    「僕たちは十分な仕事ができなかった…」
    その他の要因について、ジョージ・ラッセルは失格につながった「4つのうち3つの要因」を繰り返した。

    さらにこの日、メルセデスにとって問題を際立たせることになったのは、2度のグランプリ優勝経験を持つラッセルが、積極的かつ無計画なワンストップ戦略を推したことだ。

    この戦略が最終的にラッセルをトップでゴールさせることにつながったが、スパ・フランコルシャンでは2ストップが主流であり、予想されていたにもかかわらず、彼のタイヤはチームの予想よりも磨耗が少なかった。

    「明らかに僕たちは十分な仕事ができていなかったが、それはいくつかの要因が重なった結果であり、自分も含めて、重量がどれほど減少するかという我々の予想を上回るものだった」とラッセルは主張した。

    「レース中、僕たちが考えていたよりも重量が減った。タイヤは予想以上に摩耗した。プランクも予想以上に摩耗していた」

    「そして、これらの3つか4つの要因がすべて重なって、僕たちを限界まで追い詰めた」

  • F1ベルギーGP 正式結果:ルイス・ハミルトン優勝 ジョージ・ラッセル失格

    F1ベルギーGP 正式結果:ルイス・ハミルトン優勝 ジョージ・ラッセル失格

    2024年F1ベルギーGPの決勝レース後、トップでチェッカーを受けたジョージ・ラッセル(メルセデス)が車両重量不足で失格となり、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が繰り上がりで優勝。ハミルトンは今季2勝目、通算105勝目。

    2位にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が昇格し、トロフィーが与えられることになった。角田裕毅(RB)の最終リザルトは16位となった。

    スパ・フランコルシャンで行われた2024年ベルギーグランプリのレースでは、ジョージ・ラッセルは1ストップ戦略を刊行することを決断し、第2スティントのハードタイヤで33周を走行。チームメイトのルイス・ハミルトンの猛追を0.526秒の僅差で退け、自身3勝目を挙げたかと思われた。

    しかし、レース後の車検で最低重量の798kgを満たしていないことが発覚。燃料が2.8リットル抜き取られ、最終的に796.5kgと計測された。

    その結果、ジョージ・ラッセルはF1ベルギーGPから失格となり、ルイス・ハミルトンが優勝。順位がひとつずつ繰り上がり、11位でチェッカーを受けたダニエル・リカルド(RB)が10位に昇格して1ポイントを獲得。角田裕毅(RB)は16位が最終結果となった。

    2024年 F1ベルギーGP 決勝 正式結果

    1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
    7.セルジオ・ペレス(レッドブル)
    8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.ダニエル・リカルド(RB)
    11.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    14.ケビン・マグヌッセン(ハース)
    15.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
    16.角田裕毅(RB)
    17.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    18.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
    DNF.周冠宇(ザウバー)
    DSQ.ジョージ・ラッセル(メルセデス)