ルーベンス・バリチェロのヘルメット。2008年は2007年からの変更はありませんね。丸みを帯びたラインのデザインは、たぶんヘルメットサイドに入っているバリチェロのマークの「B」をモチーフとしていると思います。
ルーベンス・バリチェロ
「初めはセナと同じデザインにしようと思ったんだけど、ナショナルカラーを全面に押し出すのは見栄えが良くなくて辞めた。オレンジ、青、白は僕のお気に入りで、7歳の頃からずっとこのペイントのものを使っている」
ルーベンス・バリチェロ ヘルメット (2007年)


マーク・ウェバーの2008年のヘルメット。全体のカラーリングが2006年ウィリアムズ時のものに戻ったような感じですね。新たに格子状のデザインが用いられ、より現代的にアレンジされています。背面には、母国オーストラリアの国章が描かれていますね。

マーク・ウェバー
「ベースのデザインは、母国でフォーミュラ・フォードに参戦していた18歳の頃から変えていない。黄色と緑はオーストラリアの色で、サイドは国旗をイメージしていて、自分で考えたんだ。僕だと判断してもらえるから、変えるつもりはないよ」
<マーク・ウェバー ヘルメット (2007年)>
マーク・ウェバーの2007年のヘルメット。テスト時は、ウィリアムズ在籍時の、レモンイエローを排除したヘルメットを使用していましたが、開幕時は上部に色合いこそ違えどイエローが復活していました。ウィリアムズ時代より色使いが濃くなりシックな印象ですね。またメーカーがシューベルトからアライに変更になりました。
<プレシーズンテスト時>

<マーク・ウェバー ヘルメット (2006年 ウィリアムズ)>


デビッド・クルサードのヘルメット。スポンサーロゴ以外、2007年からの変更はありませんね。デザインのモチーフとなっているのは、クルサードの母国であるスコットランドの国旗。クルサードはこのヘルメットを意匠登録しようとして、同郷のドライバーから非難にあい取り下げた、というエピードがあります。アライ製。

デビッド・クルサード
「カートで走り始めた頃からずっとこのデザインを使っている。スコットランドのセントアンドリュース十字がモチーフ。青地をスポンサーに合わせて変えたこともあったけど、基本は変わってないし、変えるつもりもない」
<デビッド・クルサード ヘルメット (2007年)>

<デビッド・クルサード ヘルメット (2007年日本GP)>

同郷で親交のあったWRC元王者コリン・マクレーが、ヘリコプター事故で亡くなったことを受け、2007年の日本GPではマクレーのデザインを施した特別仕様のヘルメットを使用。レース終了後には、このヘルメットに各チームのドライバーにサインをいれてもらうよう要請し、マクレーへの遺贈へ敬意と弔意の印として寄贈すると公約した。

ヤルノ・トゥルーリの2008年シーズンのヘルメット。去年と大きくカラーリングを変えてきましたね。全体的に赤がベースとなって、緑と白のラインが入った母国イタリアをイメージさせるデザインになってますね。とてもお洒落な印象です。今までのシルバーベースのカラーリングも好きでしたが、それより好きになるかも。BELL製。

ヤルノ・トゥルーリ
「91年にイタリア国旗をイメージして赤と緑を入れた。空を飛ぶイメージにしたかったから小さな羽をイメージして“J”と“T”で自分のイニシャルをデザインに組み込んだ。2003年に今のデザインのようにクロームに変えたんだ。今季用はデザイン会社が提案してくれたものを採用している。赤、緑、白のクローム加工で、イタリア国旗を強調したかった。テスト初日から使っているけど、凄く気に入ったね」
<2007年 ヤルノ・トゥルーリ ヘルメット>

また、トヨタのレーシングスーツもがらりと印象を変えましたね。白をベースとしたシンプルなデザイン。肩から繋がる赤のラインが印象的です。


2008年からトヨタのレギュラードライバーとしてF1参戦が決まったティモ・グロックのヘルメット。昨年のBMWテストドライバー時代のものと比べると、デザイン・色使いともにかなり洗練されましたね。下部の青色をトヨタのチームカラーである赤と白に変えたことにより、ベース色のオレンジとの相性が良くなりました。ドイツ国旗がメインのモチーフですが、新たなラインが加えられて、前から見たときの印象がシャープになりました。国旗のグラフィックの質感も向上しています。カッコいいですね。

ティモ・グロック
「2002年にオッフェンバックで開催されたカートの博覧会で、シィーケースに展示されていたヘルメットがモデルになっている。サイドのドイツ国旗は僕にとって必須のもので、頭頂部の青は僕の好きな色なんだ」
<ティモ・グロック ヘルメット (2007年BMWテストドライバー)>


2008年、トヨタのサードドライバーとしてF1ドライバーとなった小林可夢偉(かむい)のヘルメット。F1昇格に伴い、ヘルメットのデザインもグレードアップ。なにより特徴的なのはヘルメット上部の“可夢偉”の文字だろう。ラインのグラフィックはより立体的に、より複雑になった。カラーリングもイエローをはずし、綺麗なレッドのパープルを生かしたグラデーションが印象的だ。

小林可夢偉 ヘルメット (2007年)


2008年からトロ・ロッソからF1参戦が決まったセバスチャン・ブルデーのヘルメット。2007年後半にテストに参加したときから変更はないようです。イエローとブルーのメタリックが映える、現代的で派手なデザインですね。チャンプカー時代のものにレッドブルマークを加えた程度の変更ですね。ボーデは、フランス人でなければ、もっとはやくF1に昇格できたといわれる腕の持ち主。2008年はベッテルとのWセバスチャンに注目ですね。
