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  • フレデリック・バスール ハミルトン残留を明言「2027年もフェラーリにいる」

    フレデリック・バスール ハミルトン残留を明言「2027年もフェラーリにいる」

    ルイス・ハミルトンの2027年以降の去就を巡る憶測が続くなか、フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールが、現時点で最も明確な形で残留を示唆した。

    一方で、契約延長交渉については「まだその時期ではない」と強調し、現行契約を尊重する姿勢を示している。また、シャルル・ルクレールについても全面的な信頼を口にし、チームは両ドライバーを平等に支えていると説明した。

    ハミルトンの2027年残留を明言
    ドイツの『Auto Motor und Sport』によると、ハミルトンのフェラーリとの契約には2027年まで継続できるオプションが含まれているとの見方が広がっている。その発動は成績、あるいは本人の意思が大きく影響すると報じられている。

    こうした状況のなか、イタリア紙『Corriere della Sera』から「ハミルトンは2027年もフェラーリに残るのか」と問われたバスール代表は、短く「はい」と答えた。

    その後、シルバーストンでも契約延長について質問を受けると、笑みを浮かべながら慎重な姿勢を崩さなかった。

    「契約延長について誰が話したんだい?」

    「彼とは契約延長について話し合うことになるし、ほかのドライバーとも同じだ。彼はまだ我々と契約中であり、契約延長を議論する時期ではない」

    ハミルトン「ここは自分の居場所」
    ハミルトンはシルバーストンでスプリント予選のポールポジションを獲得。フェラーリは今季中に2回目のADUOパワーユニットアップグレードを投入する計画を進めるなど、さらなる戦闘力向上を目指している。

    そんななか、ハミルトンは『Sky Italia』の取材で、フェラーリでの生活に完全に馴染んだと語った。

    「8回目のワールドチャンピオン? 現実的に考えているけれど、そのために努力している」

    「僕はこの仕事が大好きだし、それが前へ進み続ける力になっている。子どもの頃の自分との強いつながりも感じているし、ここは自分の居場所だと思っている」

    「まだ自分には与えられるものがあると思う。フェラーリへの移籍は文化もまったく違うから二重の衝撃だった。でも今は、このチームの一員でいられることを本当に光栄に思っている」

    ルクレールへの信頼も強調
    一方、最近のマシン開発がハミルトン寄りに進められているのではないかとの見方について、バスール代表は明確に否定した。

    「シャルルも毎日のようにチームへ多くの要求をしている」

    「我々がルイスを迎え入れた理由のひとつは、彼が持ち込む経験にある」

    また、「ハミルトン向けのマシンになっているのではないか」との指摘にも次のように反論した。

    「いや、我々は特定のドライバー専用のF1マシンを作っているわけではない」

    「ドライバーのフィードバックを反映することはある。彼らの意見は重要だが、その違いはごくわずかなものだ」

    さらに、開発への適応に苦戦していると認めているルクレールについても、心配はしていないと強調した。

    「決して速さの問題ではない」

    「彼はより多くの周回で、すべてをうまくまとめる必要がある。新しいマシンや最新アップデート、新しいブレーキに適応することも必要だ」

    「そして何より冷静でいることだ。私はまったく心配していない。ここには彼を支える1000人のスタッフがいる」

    今回の発言からは、バスール代表がハミルトンの長期的な残留に前向きな姿勢を示す一方で、ルクレールへの信頼も揺らいでいないことがうかがえる。フェラーリは両ドライバーの強みを生かしながら、タイトル獲得に向けた体制づくりを進めている。

  • フレデリック・バスールがF1モナコGP復帰 医療機関で検査後に現場指揮へ

    フレデリック・バスールがF1モナコGP復帰 医療機関で検査後に現場指揮へ

    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールが、モナコのパドックに戻った。バスールは体調不良により土曜日の現場入りを見合わせ、地元の医療センターで検査を受けていた。

    フェラーリは土曜朝、バスールが医療上の理由で終日不在になると発表していた。チームはプラクティスで好調なペースを見せ、今季初ポールポジションを狙って予選に臨んだが、最終的にはルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手となり、2列目からのスタートにとどまった。

    決勝日に戻ったバスール
    レースで好結果を持ち帰ることを目指すフェラーリにとって、チーム代表の復帰は大きな意味を持つ。バスールは医療スタッフから許可を受け、決勝日はトラックサイドでチームを指揮することになった。

    体調不良の詳細は明かされていないが、少なくとも現場復帰が認められたことで、フェラーリは通常の指揮体制でモナコGP決勝に臨む。

  • フレデリック・バスール F1モナコGPを欠席 フェラーリ「現地医療施設で経過観察」

    フレデリック・バスール F1モナコGPを欠席 フェラーリ「現地医療施設で経過観察」

    フレデリック・バスールは、2026年F1モナコGPの土曜日にサーキットへ姿を見せない。フェラーリは、チーム代表を務めるフレデリック・バスールが医療上の理由により、モナコでの土曜日の現場業務を欠席すると発表した。

    フェラーリは木曜と金曜にモンテカルロ市街地コースで走行を行い、金曜フリー走行ではFP1、FP2ともにトップタイムを記録する好調な初日を過ごした。

    しかし、初日の走行後に実施されたメディカルチェックを受け、フレデリック・バスールは現地の医療施設で経過観察を受けることになった。

    フェラーリは詳細を公表せず 経過観察を優先
    フェラーリは、フレデリック・バスールの症状について詳細を明らかにしていない。チームは声明の中で、医療情報をこれ以上公表しない方針を示した。

    「フレデリック・バスールは本日、サーキットに出席しない」とフェラーリは声明で発表した。

    「いくつかのメディカルチェックを受けた結果、フレデリックは現地の医療施設で経過観察を受けることになる」

    「これ以上の医療情報は提供しない」

    「我々はフレデリックの早期回復を願っており、彼がまもなくサーキットに戻ることを楽しみにしている」

    フェラーリはモナコGP初日にシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが速さを見せ、週末の流れをつかみかけている。その一方で、チーム代表が現場を離れることになり、予選を控えた土曜日は通常とは異なる体制で重要な一日を迎えることになる。

  • F1イタリアGP チーム代表記者会見:バスール、メキース、小松礼雄

    F1イタリアGP チーム代表記者会見:バスール、メキース、小松礼雄

    F1イタリアGP金曜のチーム代表会見には、フレデリック・バスール(フェラーリ)、ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)、小松礼雄(ハースF1チーム)が出席した。

    議題は多岐にわたり、ルイス・ハミルトンのペナルティや角田裕毅の去就に加え、100%持続可能燃料の導入、パワーユニットの未来、2026年の規則変更がF1に与える影響まで、長期的なテーマに踏み込む内容となった。

    各代表は、自身のチーム状況やF1全体が直面する技術的・運営的課題について率直に回答した。とくに持続可能燃料やPU開発は、コストと性能のバランスをめぐって重要な論点となり、2026年に向けてチーム運営への影響をどう捉えるかが語られた。

    Q:フェラーリにとって今週は浮き沈みのある展開でした。FP1の結果を見て、現時点でのチームの雰囲気はどうですか?

    フレデリック・バスール:「正直に言うと、雰囲気はポジティブだ。たとえ先週のザントフォールトで厳しい週末を過ごしたとしても――少なくとも金曜日は厳しかった――週末の中で巻き返すことができた。レース自体はダブルリタイアで終わったから、獲得ポイントはゼロだったが、少なくともポジティブな雰囲気と前向きなアプローチを持ち帰ることができた。週末の中で回復できたという実感があったからだ。もうひとつの利点は、モンツァまであまり待たずに済むことだ。つまり月曜の朝にはすでにモンツァに入っていたということだ。全体として雰囲気はとても良いし、月曜の朝から工場前に集まってくれたティフォシからポジティブな後押しを受けていて、これは大きなエネルギーになる」

    Q:FP1の結果について教えてください。最高のスタートを切りましたが、この先の週末も上位にとどまれる自信はありますか?

    バスール:「シーズンやこれまでの経験から言えるのは、FP1の結果から結論を導き出すべきではないということだ――そう願っている。先週はFP1で最下位だったからね。つまり、予選の終わりまで、ましてやレースの終わりまでにはまだまだ道のりが長い。自分たちに集中し続け、マシンとドライビングを改善し、持っているものから最大限を引き出すことに注力しなければならない。だからFP1の結果だけで結論を出すことは絶対にしない」

    Q:シーズン後半はレースに勝ちたいと今週語っていましたが、どのようなサーキットでチャンスがあると考えていますか?

    バスール:「誰もがブダペストで我々がポールポジションを獲れるとは思っていなかった――私自身もね。接戦であることは分かっている。ポールを争えるチームは4つ、多いときにはそれ以上ある。確かにマクラーレンは一歩先を行っているが、誰もが常に安定しているわけではない。彼らが一歩後退する日があるかもしれない。その日に我々がそこにいることが重要だ。だから、このサーキットだとかあのサーキットだとは言いたくない。我々はどこでも力を発揮し、持っているものから最大限を引き出さなければならない」

    Q:最後の質問です。チームは1975年のニキ・ラウダ初タイトルを祝っています。あなたにとってニキはどんな存在でしたか?

    バスール:「ニキは多面的な人物だった。1975年、77年、そして84年にタイトルを獲ったとき、私はまだ若く、彼のファンだった。その後、私がDTMに関わっていたとき、さらにF1に入ってからも、彼と一緒に仕事をする大きなチャンスに恵まれた。これは特権だったと思う。彼はドライバーとしても、チーム代表としても、ビジネスマンとしても、あらゆる立場で成果を上げられる人物だった。まさに象徴的な存在だ」

    Q:ローラン、昨年のモンツァはレッドブルにとって簡単なレースではありませんでした。今年はもっと良い結果を期待できそうですか?

    ローラン・メキース:「我々は通常、FP1の後に過剰な自信を持つことはない。確かに昨年はおそらくシーズンで最も難しいレースのひとつだった。我々が期待していなかった問題に直面し、パフォーマンスを発揮できなかった。誰もそんなレースは好まないが、そのような経験こそが成長につながるし、理解を深める最良の方法だ。今年は、昨年の課題をどれだけ克服できているかを確認する重要な週末だ。FP1を終えただけの現時点ではまだ答えは出せないが、昨年の出来事は我々の頭の中にしっかり残っている」

    Q:セッション後にマックスは何と言っていましたか? 今年のクルマはこのタイプのサーキットに合っていると感じているのでしょうか?

    メキース:「彼は今年のマシン特性と大きな違いを感じていない。ここでは低いダウンフォースレベルで走っているが、それでも今季ずっと扱ってきたのと同じ特性、同じ制約を再び感じていた。ただし、昨年のような追加的な問題に直面しているかというと、今のところその兆候はない。ただし、まだFP1を終えたばかりの段階であり、判断するには早すぎる」

    Q:新しい役職に就いてから2か月ほど経ちました。この間、どこに重点を置いてきたのか、学んだことはありますか?

    メキース:「本当に重要なのは、チームや会社を理解するには時間がかかるということを過小評価してはいけないということだ。1、2か月で分かるものではない。だから、我々がスパで話した通り、できるだけ多くの人と会い、理解を深めようとしてきた。6週間が経ち、少しずつ状況は良くなっている。毎日少しずつチームの仕組みが分かるようになり、毎日新しい人と出会い、組織やフローの理解が深まっている。今はチームと一緒に、次に解き明かすべき課題を整理しているところだ。最初の段階は観察のみだったが、今はチームと共に“何を解き明かす必要があるか”という地図を作り始めている」

    Q:レッドブル・レーシングのチーム代表の仕事は、以前のRBでの仕事とどう違いますか?

    メキース:「数か月前、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズの代表としても同じようなことを答えたと思うが、究極のパフォーマンスを追求するためには、どれほど極限まで突き詰めなければならないかを見誤りやすい。クルマのあらゆる部分、会社のあらゆる部分を徹底的に突き詰めて、その最後のわずかなラップタイムを絞り出そうとしている。それは投資効率としては低い――多大な労力に対して得られるのはわずかな改善だ。しかし、それこそがトップチームというものだ。週末ごとに答えは単純で、勝ったかどうかだけだ。我々はザントフォールトで2位を獲得したが、それはラッキーというより、実際にはランドが不運に見舞われたから得られた結果だった。だから月曜の朝に自分に問うことはただひとつ、“我々には何が欠けていたのか?”ということだ。メンタリティという意味では、ミッドフィールドとトップの違いはそこにある。究極のパフォーマンスを目標にし、それを達成するまでは“やり切れなかった”という答えになる」

    Q:小松さん、まずはザントフォールトについて伺います。後方スタートからのダブル入賞でしたが、結果にはどのくらい驚きましたか?

    小松礼雄:「そうですね。正直、結果そのものを見れば冷静さを保つのは難しいです。予選で最大限の力を発揮できなかったので、我々の考えは“18番手やピットレーンからどうすれば最善を尽くせるか。チャンスがあればポイントを取ろう”というものでした。予選後のメッセージは明確でした。予選までの流れではスピードを示せていたんです――FP3やQ1の最初のアタックはとても良かった。だからマシンとドライバーに力があることは分かっていたのですが、金曜から予選にかけてチームとしてそれをまとめきれなかった。そこで“日曜は絶対に諦めない。後方からスタートしても、毎周集中して、このレースから最大の結果を引き出そう”と確認しました。レース後は本当にうれしかったです。レース中のコミュニケーションも良く、みんなが協力し合い、集中力を切らさなかった。両ドライバーも非の打ちどころがありません。互いに助け合うためにいくつかお願いしたこともありましたが、2人ともきちんと応えてくれました。実行力は素晴らしかったです。それこそが私が求めていたもので、日曜に達成できたことでした」

    Q:今季のハースには後方から巻き返すパターンが何度も見られます。バーレーンではオリーが20番手から10位に上がりました。こうした成果は、冬に行ったガレージでのオペレーション改善の成果なのでしょうか?

    小松礼雄:「あまり否定的になりたくはありませんが、残念ながら逆の見方もせざるを得ません。後方からスタートして日曜に結果を出すということは、多くの場合、土曜に最大限の力を発揮できていないということでもあります。バーレーンでもチームとして予選で力を出し切れませんでした。マシンの速さがあることは分かっていたし、オリーにもできると分かっていました――エステバンも同じです。オペレーション面では、今年トラックサイドのチームを大きく入れ替えました。全員のパフォーマンスを引き出すには時間がかかると分かっていましたし、今も取り組んでいます。ただ、それを来年ではなく今年にやりたかったのです。来年は大規模なレギュレーション変更があるからです。日曜に結果を出すのは素晴らしいですが、それを全セッションで実行しなければなりません。チーム内のコミュニケーションはとても良好で、全員の方向性も一致しています。今週末もFP1から全員が集中して、マシンとドライバーからすべてを引き出す方法を考えています」

    イタリアグランプリ

    Q:ルイスに自信を与えることは、モンツァ前においてどれほど重要ですか?

    フレデリック・バスール:「それはルイスだけでなく、誰にとっても同じだ。自信は我々の仕事において重要な要素だ。彼はここ2〜3戦、さまざまな理由で難しい週末を過ごしてきた。だからこそ自信を取り戻すことが大事なんだ。今週はミラノでティフォシから多くの後押しを受けたことも、貢献のひとつだったと思う」

    Q:アイザック・ハジャーは自信に満ちているが、今季中の昇格は望んでいないと語っていました。つまり、角田裕毅は今季いっぱいシートを保持するという理解でよいですか?

    ローラン・メキース:「短く答えるなら、そうだ。我々はドライバー決定について時間があると公に明言している。来季に向けて複数のシナリオを考えるだけのドライバーを抱えており、急いで決める必要はない。だからシーズン中に変更する計画はない。裕毅はここ3戦で確実に前進している。もっと欲しいところだが、良い仕事をしている。ザントフォールトでは7戦ぶりにポイントを獲得したし、ブダペストではマックスにかなり近づき、スパではチーム加入後ベストの予選結果を残した。良い流れにあるんだ。もちろん、アイザックの進歩も素晴らしい。直近のレースで見せたパフォーマンスは大きな成長の証だ。それでも我々はドライバー問題についてはリラックスしている。レッドブル側でカードをすべて持っているから、決定には数週間、あるいは数か月かけても構わない。もちろん最後のレースまで待つ必要はない。ドライバーたちに影響を与えるからリスペクトは必要だ。しかし現時点では十分に時間があると考えている」

    Q:来季、そして2027年に向けてどれほど重要な課題でしょうか?

    メキース:「完全に異なるレギュレーションになる。技術的なブレイクスルーだ。なぜならF1が初めて100%持続可能燃料を使用するからだ。これは全ての燃料メーカー、PUメーカーにとって大きな挑戦であり、最大限の性能を引き出さなければならない。確かにコストは発生するが、今はまずその高い要求を満たす燃料を実現し、そこからパフォーマンスを引き出すことが最優先だ」

    バスール:「100%持続可能燃料に移行する挑戦を過小評価すべきではない。F1にとって大きな前進であり、新しい方向性だ。燃料はまだ凍結されていないから、来年の正確なコストを見積もるのは難しい。確かに今季よりは高くなるだろう。ただしこの会合は中長期的な視点で、将来の規則をどう調整しコントロールするかを議論する場だ。コストは確かにあるが、それ以上に持続可能燃料の意義は大きい」

    Q:トト・ヴォルフは、レッドブルのPUプロジェクトは“エベレストを登るようなもの”だと表現しました。プロジェクトの進捗はどうですか? また、来年PUで大きなハンデを背負う心配はありませんか?

    メキース:「トトの言う通り、それはエベレストを登るような挑戦だ。自前でパワーユニットを作るというのは、狂気の沙汰だが素晴らしい挑戦でもある。まさにレッドブルらしい“クレイジーなこと”だ。ただし過小評価はしていない。相手は90年も取り組んできたメーカーたちだ。我々がいきなりフェラーリやメルセデスのレベルに達するとは思っていない。だが最大限のレベルで立ち上げている。人材、インフラを含めて一歩ずつ積み上げている。来年は多くのハードワークと眠れぬ夜が続くだろう。しかしこれはレッドブルらしい挑戦であり、我々はそれを楽しんでいる。数字を挙げて“どのレベルにいる”と言うことはしないが、山を登る覚悟はできている」

    Q:2014年導入のPUと2022年導入のグラウンドエフェクトカーを組み合わせた、この10年のF1技術の進化をどう評価していますか?

    メキース:「このPU世代は地球上で最も効率的なエンジンだ。50%を超える効率をICEとハイブリッドで実現しているのは驚異的だ。批判も多かったが、技術的には素晴らしい。複雑さが予想以上に増したこともあったが、それもF1らしさだ。これまで素晴らしいレースを提供してきたし、技術的にも驚異的だったと思う。次は2026年の規則で、新たな挑戦が待っている」

    バスール:「付け加えることはあまりないが、2014年当時と今とでは認識が全く違う。当時は性能差が大きかったが、今は大きな収束が起きていて、全員が同じ土俵にいる。技術的にも非常に高い水準に達している。ただしコストをコントロールし続ける必要がある。慢心は禁物だ」

    Q:次のPU規則で100%持続可能燃料を使用することになりますが、F1の将来にどんな意味を持つと考えていますか?

    メキース:「持続可能燃料の導入は、F1にとって画期的な挑戦だ。我々エンジニアにとっても、そして燃料メーカーやPUメーカーにとっても大きなテストになる。パフォーマンスを犠牲にせず、この高い要求を満たすことが求められる。コストがかかるのは事実だが、それ以上に未来に向けて価値のある取り組みだ」

    バスール:「大きな一歩前進だ。F1が環境的に新しい方向に舵を切るということだ。コストの課題はあるが、それを上回る意味を持っている。持続可能燃料の開発は中長期的に我々の競技にとって必要なことだ」

    Q:2026年に向けてPUとエアロの規則が同時に変わります。チーム運営にどんな影響を与えると考えていますか?

    小松礼雄:「このスポーツの素晴らしさを示すことになると思います。2014年のPU導入時には走れないチームもありましたし、2022年のグラウンドエフェクト導入時にはほぼすべてのチームが問題を抱えました。それでも短期間で解決しました。だから2026年も最初は大きな混乱があるでしょうが、すぐに解決策を見つけていくと思います。チーム運営としては非常に大きな挑戦ですが、それを乗り越えていくのがF1です」

    Q:ファンからの応援は力になる一方で、プレッシャーにもなります。チーム内部ではどう受け止めていますか?

    バスール:「正直に言えば、私はポジティブに受け止めている。たとえ昨年や今季に苦しい時期があっても、ファンは常に支えてくれた。これは素晴らしい感覚だ。ドライバーに自信を与えることが大事だと先ほど話したが、ミラノで数千人のファンが声援を送ってくれると、ドライバーの自信は大きく高まる。私は35年間レースをやっている。F1だろうとフォーミュラ・ルノーだろうと、自分自身に大きなプレッシャーをかけてきた。だから“プレッシャー”はむしろ前向きなものだと思う」

    Q:マクラーレンは今週末、両マシンのエンジンを交換しました。そろそろPU制限超過のペナルティが出始めると考えますか?

    小松礼雄:「我々はザントフォールトでオリーに5基目を入れました。予選で非常に悪い結果だったので、そこでペナルティを受ける判断をしました。その後P6まで挽回できたのは良かったです。エステバン側は現時点で追加投入の予定はありません」

    バスール:「我々はエンジンに関しては安全な状況だ。1度に複数のエンジンを登録して、後に使うこともできる。だから問題はない」

    メキース:「まだ分からない、と言いたいところだが、実際には大丈夫だと思っている。今週末はマックスに新しいPUを載せたし、裕毅には数戦前に戦略的な交換を行った。だから今のところ問題はないと考えている」

    Q:この世代のグラウンドエフェクトカーについてはどう評価しますか? オーバーテイク促進という目的は達成されたと思いますか?

    メキース:「導入前は批判も多かった。だが結果として、4年間で素晴らしい競争を生んだ。速さは過去最高レベルに近いし、今年も多くのオーバーテイクが見られた。2022年にはほぼ全チームがバウンシングに苦しんだが、それもF1らしい挑戦だった。このクルマは素晴らしいものをもたらしたと思う」

    バスール:「ブダペストでは4チーム6台が0.1秒以内にひしめいていた。それは本物のレースだ。確かにマクラーレンは一歩先を行っているが、タイヤマネジメントも含めてのことだ。コストキャップ下で開発された最初の世代でもある。この4年間は、さまざまなチームが勝利を挙げることができた。良いショーであり、良いスポーツだったと思う」

    小松礼雄:「このスポーツの素晴らしさを示したと思います。2014年には1周もできないチームもあった。2022年にはグラウンドエフェクトで全チームが問題を抱えた。それでも解決し、短期間で収束した。PU面でもシャシー面でも、F1が持つ力を示したと思います。来年はPUとエアロが同時に変わる大きな挑戦です。最初は状況が大きく変わるでしょうが、きっと各チームが解決策を見つけると信じています」

    Q:ルイスのペナルティについて。持ち越しという裁定に不満はありましたか?

    バスール:「“フラストレーション”という言葉が正しいかは分からないが、失望はした。厳しすぎたかどうかは分からない。ただ、日曜の夜にはモンツァに集中することを決め、抗議に時間やエネルギーを費やさないことにした。判定は主観的な部分がある。減速しなければならないのは当然だが、“十分に減速したか”は人の判断次第だ。決定する人物によって結果は変わる。だが仕方がない。我々は週末に集中することを選んだ」

  • フェラーリF1 フレデリック・バスール続投へ 2026年も現体制維持の方針

    フェラーリF1 フレデリック・バスール続投へ 2026年も現体制維持の方針

    スクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2026年シーズンに向けて少なくとも1年の契約延長が提示される見通しだという。伊『Autosprint』誌が報じた。

    これまでフェラーリ内部では、マクラーレンやザウバーのような構造であるチーム代表の上にCEOを置く体制への変更が検討されているという噂もあったが、同誌によれば、チーム首脳陣はバスールの続投を正式に支持する決断を下したという。

    バスールは2025年にルイス・ハミルトンの電撃加入を実現させたことで注目を集めたが、その一方でコース上での成果は期待を下回っており、プレッシャーは高まっていた。

    元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、ハミルトン加入により生まれた過度な期待が逆効果になっていると指摘する。

    スクーデリア・フェラーリルイス・ハミルトンとフレデリック・バスール。コース外では大きな存在感を持つハミルトンだが、フェラーリでの挑戦は簡単ではない。

    「ルイス・ハミルトンは、F1で唯一チームの存在を超えるカリスマ性を持つドライバーだ」とシュタイナーは『Business of Sport』ポッドキャストで語った。

    「スポーツ外でも偉大な存在であり、それがフェラーリに加わると“どっちが大きいのか”という衝突すら生まれてしまう」

    「7度の世界王者がフェラーリに加入するという物語は素晴らしかったが、我々はおそらく期待を高く持ちすぎた。今、結果が出ていないことで落胆が広がっている」

    「自分がフェラーリの立場だったら、彼を雇わなかったと思う。あくまで個人的な意見だが、フェラーリには彼は必要なかったと考えている」

    それでもフェラーリは競争力向上を目指し、今週末のベルギーGP(スパ)で2つの重要なアップデートを投入する。新たなリアサスペンションのレイアウトと軽量リアウイングだ。

    新サスペンションは、技術部門を率いるロイック・セラの下での初の大型開発で、先週ムジェロで行われたフィルミングデーにて、シャルル・ルクレールを含む両ドライバーが試用済み。1周あたり約0.1秒のパフォーマンス向上が見込まれている。

    軽量リアウイングについては、スパに続いてモンツァでも使用される可能性があると『Eurosport Italia』が伝えている。

  • ハミルトン 「バスールの存在なくしてフェラーリF1移籍は実現しなかった」

    ハミルトン 「バスールの存在なくしてフェラーリF1移籍は実現しなかった」

    ルイス・ハミルトンは、2025年のフェラーリF1チームへの移籍は、チーム代表のフレッド・バスールの存在なしには実現しなかったことを認めた。

    ハミルトンは2005年にフランスのASM F3チームでドライブし、ヨーロッパタイトルを獲得。翌年にはバスールがリブランドしたARTグランプリでGP2に参戦し、再びチャンピオンに輝いた。

    バスールが2023年初めにフェラーリに加入したとき、ハミルトンとの良好な関係を利用して彼をメルセデスから引き離そうとするのではないかという憶測が流れたのは必然だった。

    結局、それが現実となり、今年初めにそのピースがうまくはまり、ハミルトンはメルセデスとの契約の2年目を破棄した。

    フェラーリへの移籍を説得できたのはバスールだけかと質問されたハミルトンは「フレッドとは素晴らしい関係を築いている」とautosportに答えた。

    「もちろん、彼とはF2で一緒にレースをしたし、F3でもGP2でも素晴らしい成功を収めた。僕たちの関係の基礎は、本当にそこから始まったんだ。常に連絡を取り合っていた」

    「彼はいつか素晴らしいチームマネジャーになり、F1に昇格すると思っていたけれど、当時はそのことに興味がなかった」

    “彼がアルファロメオに入ったのは本当にクールだった。そして、彼がフェラーリに移籍したときは、本当にうれしかった」

    「とにかく星が揃ったんだと思う。実際、彼がいなければこのようなことは実現しなかったことだと思う。だから、僕は本当に感謝しているし、彼がそこでやっている仕事にとても興奮している」

    ハミルトンは、8月にメルセデスと再契約した当初も、さらに2年間チームにとどまることを完全にコミットしていたと強調した。しかし、彼は冬の間に考えを変えた。

    「夏にはサインしたし、その時点ではメルセデスとの将来を考えていたのは明らかだ」とハミルトンは語った。「でも、年末にチャンスが巡ってきて、それを掴むことにした」

    「明らかに、これまで私が下さなければならなかった決断の中で最も難しい決断だったと思う。メルセデスとは26年間一緒にやってきたし、彼らは僕をサポートしてくれた。僕たちは一緒に本当に信じられないほどの旅をしてきた」

    「僕たちはこのスポーツの中で歴史を作ってきたし、それは僕の誇りでもある。でも、最終的には自分の物語を書くことになると思う。そして、新しい章を始める時だと感じたんだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    このニュースが発表された直後、ハミルトンはソーシャルメディアで、いつかフェラーリでドライブすることが「子供のころからの夢」だったと語った。

    そして、フェラーリの魅力についてハミルトンは「成長し、歴史を見て、全盛期のミハエル・シューマッハを見て育ってきたすべてのドライバーにとって、おそらく僕たち全員がガレージに座ってスクリーンに映し出される赤いマシンに乗ったドライバーを見て、赤に囲まれたらどんな感じだろうと考えると思う」。

    「イタリアGPに行けば、真っ赤なフェラーリファンの海を目にする。とにかく畏敬の念を抱く。ミハエル時代から2007年まで、フェラーリはそれほど大きな成功を収めていないチームだ」

    「大きな挑戦だと思った。間違いなく、子供の頃からGP2(コンピューターゲーム)であのマシンでミハエルになりきって遊んでいた。間違いなく夢だし、本当に本当に興奮している」

    ハミルトンはまた、フェラーリのマラネロの本拠地に行ったことがないことも明かした。

    「行ったことはないよ。初めてフェラーリを買ったのは2010年だったと思う。もう持っていない。でも、その間は行けなかった。メルセデスにいたこともあって、当時は行くのにふさわしいとは思えなかったんだ」

    イタリア語を学ぶ予定はあるかと聞かれたハミルトンは 「この数年間、他の言語を学ぶことはできなかった。でも、もちろん努力はするよ」と答えた。

    「イタリアでカートをしていたときに、いくつかセリフを覚えたんだ。だから、それがすぐに自分に戻ってくることを願っている」

    ハミルトンはまた、2024年もメルセデスにコミットし続けることを強調した。

    「新しい章に戻るけど、この章はまだ終わっていない」とハミルトンは語った。「僕はまだ100%、今年このチームのために結果を出すことに集中しているし、最高の形で終わろうとしている」

    「それは僕にとってもチームにとっても大きな大きな目標だし、チームのみんなを絶対的に信頼している。これまでやってきたことは素晴らしいことだと思う。だから、どうにかしてレッドブルとの差を縮めることができることを心から願っている」

  • フレデリック・バスール 「フェラーリF1に対する外部の認識は間違っている」

    フレデリック・バスール 「フェラーリF1に対する外部の認識は間違っている」

    スクーデリア・フェラーリを率いて1年目を終えたF1チーム代表のフレデリック・バスールは、自身が就任前に抱いていたものも含め、チームについての想定の多くは的外れだと考えている。

    2022年のタイトル争いに失敗し、前任のマッティア・ビノットが辞任した後、バスールは今年1月にフェラーリのF1チーム代表に就任した。

    2023年シーズンは開幕戦バーレーンGPで信頼性の問題が発生し、シャルル・ルクレールが第2戦サウジアラビアGPでグリッドペナルティを受けるというスロースタートとなった。第3戦オーストラリアGPでは2台ともポイントを獲得できず、第4戦バクーGPでルクレールがチーム初の表彰台を獲得した。

    シーズン終盤の10レースでフェラーリの運命は好転し、レッドブルに次ぐ2番目のポイント獲得数を記録し、チャンピオン以外でレースに勝った唯一のチームとなった。

    マラネロのファクトリーで行われた年末の記者会見でバスールは、チームの立ち直る能力に感銘を受けたと語った。

    「主な教訓は、フェラーリはシーズン序盤は非常に好調で、その後は下り坂になると(私が着任する前に)誰もが言っていたことだ」とバスールは語った。「ジェッダやメルボルンの後、私は『何てことだ。これがシーズンのいいところだったら大変なことになるぞ!』と言っていた」

    「だが、教訓は我々が対応できたということであり、フェラーリに対する外部からの認識はおそらく間違っているということだ」

    「外にいるときは、チームはあらゆる出来事に過剰に反応するだろうと思っていたが、メルボルンの後、チームはとても落ち着いていた。状況やマシンの弱点には慎重だったが、それに取り組む姿勢は良かったと思う」

    「ステップ・バイ・ステップで、いいリアクションができたと思う。このビジネスでは、たとえトラブルに見舞われても冷静でいなければならず、一歩一歩ペースを上げていかなければならないといういい教訓になったと思う」

    バスールは、フェラーリの2024年型マシンは来年2月13日に発表され、今年のマシンからのキャリーオーバーはほとんどないと認めた。

    「3年連続で同じレギュレーションを採用しており、状況を大きく変えることはできない」とバスールは述べた。「コンマ1秒の問題だ。我々が求めているのはコンマ1秒かコンマ2秒であって、コンマ5秒ではない」

    「確かに、私たちはステップを踏まなければならない。私たちはクルマのコンポーネントの95パーセントを変えているのだから、それを革命と考えることもできるだろう。そうなるかどうかはわからないがね。今、私たちに期待されているのは、私たち自身に集中することだろう。我々は良いステップを踏んでいるが、最後は常に比較の問題だ」

    「100改善しても、他が120点が改善していれば愚かに見えるし、彼らが80の改善ならばヒーローに見える。今のところ、最も重要なのはプッシュし続けること、開発することであり、ドライバーたちはプロジェクトの真ん中にいて、開発に完全に参加している。本格的に開発が進んでおり、これまでのところ正しい方向に進んでいると思う」

    「他がもっと前進するのか、それともそれ以下なのかはわからないが、バーレーンで(初戦で)わかるだろう」

    スクーデリア・フェラーリフレデリック・バスールはフェラーリ恒例のクリスマス・ランチでメディアを前に語った。

    バスールは、今年後半のフェラーリ躍進の大部分は、アグレッシブな決断をチームが全面的にサポートしたことによるもので、それが最終的には報われたと語った。

    「私の仕事は、アグレッシブであること、リスクを冒すこと、野心的であること、そしてどんなアクシデントやこのようなことにも怯えないことだ」とバスールは語った。

    「常に限界にいる必要があり、レッドブルが私にとって非常にパフォーマンスを発揮できるのはこの文化だと思う。彼らは限界にいることに慣れていて、あらゆるテーマに対してアグレッシブであることに慣れている。我々はこの方向に進まなければならないからだ。だが、我々は良い一歩を踏み出したと思う」

  • フレデリック・バスール F1アブダビGP決勝「2位を逃したのは今日のせいではない」

    フレデリック・バスール F1アブダビGP決勝「2位を逃したのは今日のせいではない」

    スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールが、2023年F1最終戦アブダビGPの決勝とシーズンを振り返った。

    コンストラクターズ選手権でメルセデスに迫っていたフェラーリだが、シャルル・ルクレールが2位表彰台を獲得したものの、カルロス・サインツがパワーユニットのトラブルでノーポイントに終わったアブダビグランプリで、ランキング2位に3ポイント届かなかった。

    「シャルルの堅実な走りで、決して楽とは言い難いシーズンを終えることができて満足している」とフレデリック・バスールはコメント。

    「残念ながら、カルロスの週末は金曜日から悪い方向に転がってしまった。3ポイントを持ち帰ることができなかったのは残念だが、コンストラクターズで2位を逃したのは今日のせいではない。フェラーリとしては、2位になることにそれほど興味がないのは明らかだが、それでも、このトラックで懸命に働いたすべての人たち、そしてSF-23がフィオラノ・トラックに乗り出して以来、常にマラネロで全力を尽くしてきた人たちにとっては、ご褒美になったはずだ」

    「しかし、シーズン後半にどのような反応を見せ、どのような反撃を見せたかについては、グループ全体が満足している。オランダGP後の夏休み以降もコンスタントに前進を続け、レッドブルを除けば優勝した唯一のチームとなった。シャルルは力強いパフォーマンスでシーズンを終え、カルロスもシンガポールでの優勝を含め、非常にポジティブなレースをした。テストが終わった火曜日には幕が下り、すでにレースのテストを見据えている。この10戦で見せてきた進歩を続けていく決意だ」

    スクーデリア・フェラーリは、406ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権3位、シャルル・ルクレールは206ポイントを獲得してドライバーズランキング5位、カルロス・サインツは200ポイントを獲得して7位という結果に終わった。

    スクーデリア・フェラーリ 2023年 F1 アブダビグランプリ

  • アウディ、バスールを引き留めず 「フェラーリF1のオファーは断れない」

    アウディ、バスールを引き留めず 「フェラーリF1のオファーは断れない」

    フレデリック・バスールは、アウディから「フェラーリからのオファーは断ることができないものだ」と言われ、マラネロで働くよう勧められたことを明らかにした。

    マッティア・ビノットの後任としてマラネロでの仕事を開始したフレデリック・バスールは、2017年から一緒に働いてきたザウバーF1チームを去ることは非常に苦痛だったことを認めた。

    「ザウバーは私の考えに寄り添っているチームだ」とフレデリック・バスールはメディアに語った。

    「チームのみんなとはとてもいい関係だったので、今後の活躍を祈っている」

    フレデリック・バスールは、ザウバーF1チームの指揮を引き継ぐマクラーレンの元F1チーム代表であるアンドレアス・ザイドルの将来の幸運を祈っていると付け加えたが、彼自身の目標はフェラーリでの彼の新しい役割にしっかりと向けられている。

    「それは挑戦だが、常に挑戦であり、F1で楽な人生を送れるとは思えない」とフレデリック・バスールは語り、フェラーリ会長との電話での会話が彼の人生を変えたと振り返る。

    「フェラーリと電話をしたとき、私はその電話を世界中のみんなと共有したわけではない。ジョン・エルカンと話したのは、私自身の考察であり、発表前にアウディとはまったく共有していなかった」

    「アウディの誰かと話をしたけれど、彼らはフェラーリからのオファーは断れないと言っていた」

    スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表という役職は、通常、雇用の安定とは無縁のものである。ジャン・トッドがマラネロで7度のコンストラクターズチャンピオンを獲得して以来、その役割は回転ドアのようなものとなっている。

    2008年にジャン・トッドの後を継いだステファノ・ドメニカリは、そのシーズンにもチームをタイトル獲得に導いた。2014年に退任し、マルコ・マティアッチ、マウリツィオ・アリバベーネ、そして、最近ではマッティア・ビノットが後を継いでいる。

    しかし、これらのチームボスの誰もフェラーリのチームタイトルを獲得することに成功しなかっが、フレデリック・ヴァスールは、スクーデリア・フェラーリが今、レッドブルやメルセデスのようなチームから王座を奪還するための正しい位置にいると確信しているようだ。

    「今のフェラーリは – 確かに僕の経験はこの2週間に限られているが – 勝つためのすべてが揃っていると確信している」とフレデリック・バスールは語った。

    「良い仕事をするためにはすべてをまとめなければならないが、勝つためのすべてを備えている。それから、ここ数十年の理由を見ることができると思う」

    「私としては、数カ月、数年のうちに他の人たちよりも良い仕事をしていれば、勝てるようになると思っている」

    「車輪は常に回転しており、継続的な改善の問題だ。何かが決まっているわけではない」

    「何年か前までは圧倒的な強さを誇っていたのに、今はどこにもいないチームもある」

    「過去10年、20年はこうだったから、今後もこうだろうというような方向性を持つ必要はない」

    「F1は変化する世界であり、我々はとにかく仕事とパフォーマンスに集中しなければならない。そしてすべては可能である」

  • フェラーリF1代表フレデリック・バスール 「2023年のフォーカスは信頼性」

    フェラーリF1代表フレデリック・バスール 「2023年のフォーカスは信頼性」

    フレデリック・バスールは、昨年スクーデリア・フェラーリを苦しめた信頼性の問題が、F1のオフシーズンに解決されることを望んでいる。

    シャルル・ルクレールとカルロス・サインツはともに好調なポジションを走りながら(前者の場合はグランプリを2度リードしながら)問題に直面し、イタリアブランドとモネガスク人ドライバーに大きな負担を強いることになった。

    F1パワーユニットの開発は凍結されているが、信頼性を確保するためにメーカーが変更することは認められている。

    そのため、アルピーヌF1チームは2022年に向けてパワーユニットのパフォーマンス向上に積極的に取り組み、万が一の事態にも対応できる体制を整えた。

    スクーデリア・フェラーリも同様で、F1パワーユニットの信頼性の弱点を解消することに取り組んできた。

    パワーではなく、信頼性を重視するフェラーリ
    チーム代表のフレデリック・バスールは、改良型F1エンジンが30馬力ものパワーアップを果たしたという噂に触れ、「いくつかのステップを踏んだが、それはあくまでも信頼性の問題です」と述べた。

    「昨年のパフォーマンスはまったく問題ではなく、問題は信頼性だった」

    「最初のターゲットは、それを解決することだ。今のところ大丈夫そうだが、サーキットの現実はまた別の側面がある」

    「私は、チームが苦しんだいくつかの問題は、フェラーリの真実だけでなく、車の準備、バウンシング、バイブレーションから来た信頼性の面である」

    「来週、あるいは2週間後のバーレーンGPでは、誰もがもっといいイメージを持てるようになるだろう」

    フェラーリでの新たな役割
    フレデリック・バスールは、コンストラクターズ選手権でメルセデスに次ぐ2位、ドライバーズランキングでシャルル・ルクレールが2位と、2019年以来最も成功したシーズンを終えてスクーデリア・フェラーリに着任することになる。

    にもかかわらず、長年フェラーリのスタッフとして活躍してきたマッティア・ビノットが2022年シーズンが終了した直後に辞表を提出したことで、ビノットへのプレッシャーはあまりにも大きくなっていた。

    主にイタリアのメディアからマッティア・ビノットへのプレッシャーは高まっていたものの、彼が決断したのは昨年の最終戦の後だった。

    「アブダビの翌週に最初の話し合いを持ったが、プロセスとしてはとてもとても早かった」とフレデリック・バスールは就任の経緯を語った。

    「その後、マッティアと電話をし、引き継ぎの際にマティアにも会い、1対1で話をした」

    フェラーリとの話し合いのために残って待ってくれていたマティアの行動に感謝している」

    フェラーリは、今月上旬に初めてエンジンを初始動させた新型車『SF-23』を2月14日に発表する。