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  • F1バルセロナテスト 3日目 結果:フェラーリのルクレールが最速タイム

    F1バルセロナテスト 3日目 結果:フェラーリのルクレールが最速タイム

    2019年のF1バルセロナテスト3回目が2月28日(木)に3日目を迎え、フェラーリのシャルル・ルクレールが今季の最速タイムとなる1分16秒231をマークした。

    ホンダ勢はトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが2番手タイムを記録。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは4番手タイムを記録するも、午後に大クラッシュを喫して早めに走行を切り上げることになった。

    いよいよF1プレシーズンテストも残り2日。1日交代で走行しているチームではドライバーが開幕前の最後の走行機会ということもあり、レースに向けた本格的な準備を進めていくことになる。

    3日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。午前中にピレリの最も軟らかいC5コンパウンドでここまでの最速タイムとなる1分16秒231をマーク。昨年のスペインGPの予選でルイス・ハミルトンが記録したコースレコードの1分16秒173に0.058秒まで迫った。前日はセバスチャン・ベッテルのクラッシュにより41周しかできなかったフェラーリだが、この日はシャルル・ルクレールが終了間際にターン8でストップしたものの、1日ほぼ問題なく走行を続け、138周を走り込んで信頼性の懸念を払拭した。

    2番手タイムはトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン。午前中に全ドライバーのなかで今季初めてC5タイヤで1分16秒台のタイムとなる1分16秒882をマーク。ホンダのF1エンジンを搭載するSTR14で118周を走行し、トップのフェラーリから0.651秒差のパフォーマンスを発揮。ルーキーながらポテンシャルの高さを示している。

    3番手タイムはマクラーレンのランド・ノリス。84周を走行してC5タイヤでトップから0.853秒差となる1分17秒084を記録した。

    4番手タイムのレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーにとってはまたもほろ苦い一日となった。午前中にホンダのF1エンジンを搭載したRB15で44周を走行してC5タイヤでトップから0.860秒差となる1分17秒091をマークしていたガスリーだったが、午後のロングラン中に高速のターン9で大クラッシュ。ガスリーに怪我はなかったが、大きなダメージを負ったマシンを終了までに修復することができず、3時間を残して65周をセッションを終了。ホンダのF1エンジンとしても2チーム合わせて183周の走行に留まった。

    5番手タイムはルノーのダニエル・リカルド。午後からテストを担当したリカルドは65周を走行してC5タイヤで1分17秒204を記録。午前中はニコ・ヒュルケンベルグが73周を走行してC5タイヤで1分17秒496を記録。この日ルノーF1チームは合計で138周を走り込んだ。

    7番手タイムはレーシングポイントのランス・ストロール。午後にピットレーン出口でストップするトラブルはあったものの、103周を走行して、C5タイヤで1分17秒556をマークした。

    8番手タイムはアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィ。71周を走行してC5タイヤで1分17秒639をマークした。

    9番手タイムはハースのロマン・グロージャン。午後からの走行となったグロージャンだが、エキゾーストの問題によって残り1時間でようやくコースイン。19周の走行に留まり、C4タイヤで1分17秒854を記録。午前中はケビン・マグヌッセンが53周を走行し、C3タイヤで1分18秒199を記録した。

    10番手タイムはメルセデスのルイス・ハミルトン。メルセデスはこの日もロングランのプログラムを継続し、午前中にハミルトンは85周を走破。C2タイアで1分18秒097を記録した。午後からはバルテリ・ボッタスが走行を引き継いで96周を走破し、1分18秒862をマーク。2台合せて179周を走り込んだ。最終日となる明日にどこまでパフォーマンスを引き出すかが注目だ。

    11番手タイムはウィリアムズのジョージ・ラッセル。ドライバーとしてこの日最多となる140周を走り込み、C5タイアで1分18秒130をマークした。トップとの差は1.889秒とまだまだパフォーマンス面では遅れをとっている。

    合計8日間のF1バルセロナテストも明日3月1日(木)が最終日。現地時間9時(日本時間17時)から行われる。

    2019年 F1バルセロナテスト2 – 3日目 結果

    Pos ドライバー チーム マシン タイム GAP 周回
    1 シャルル・ルクレール フェラーリ SF90 1分16秒231 ○   138
    2 アレクサンダー・アルボン トロロッソ STR14 1分16秒882 ○ +0.651 118
    3 ランド・ノリス マクラーレン MCL34 1分17秒084 ○ +0.853 84
    4 ピエール・ガスリー レッドブル RB15 1分17秒091 ○ +0.860 65
    5 ダニエル・リカルド ルノー R.S.19 1分17秒204 ○ +0.973 65
    6 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー R.S.19 1分17秒496 ○ +1.265 73
    7 ランス・ストロール レーシングポイント RP19 1分17秒556 ○ +1.325 103
    8 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ C38 1分17秒639 ○ +1.408 71
    9 ロマン・グロージャン ハース VF-19 1分17秒854 ● +1.623 16
    10 ルイス・ハミルトン メルセデス W10 1分18秒097 ○ +1.866 85
    11 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ FW42 1分18秒130 ○ +1.899 140
    12 ケビン・マグヌッセン ハース VF-19 1分18秒199 ● +1.968 53
    13 バルテリ・ボッタス メルセデス W10 1分18秒862 ● +2.631 96

    ● C1 / ○ C2 / ● C3 / ● C4 / ○ C5

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。公式テストではレースとは異なり、5種類すべてのコンパウンドが使用するため、F1マシンがどのタイヤを装着しているかを識別しやくすくするため、ピレリは最も硬いC1と最も柔らかいC5にサイドウォールにストライプをつけないカラーリングを採用ししている。

  • ピエール・ガスリー、ターン9で大クラッシュ / F1テスト3日目

    ピエール・ガスリー、ターン9で大クラッシュ / F1テスト3日目

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バルセロナテスト2の3日目の午後に大クラッシュ。ガスリーに怪我はなかったが、RB15のダメージは酷く、このままレッドブル・ホンダのテストは終了することになるかもしれない。

    午後の1時間が経過した時点でロングランを行っていたピエール・ガスリーだが、高速のターン9でコースオフ。ランオフエリアも少ない場所であり、クルマはバリアに激しくヒット。リアウイングは外れ、マシンサイドも大きく損傷した。

    ピエール・ガスリーはメディカルセンターで検査を受けたが、幸いにもすぐにリリースされており、怪我はない模様。ガスリーは65周を走行して4番手タイムに記録していた。残り2時間でレッドブルがクルマを修復できるかどうか見ものだ。

    ピエール・ガスリーは先週のテストでもクラッシュを喫して1時間30を残してテストを早くに切り上げている。

    セッションは20分の赤旗中断のあと再開されている。

    Pierre Gasly CrashRed Bull Honda RB15

  • ピエール・ガスリー 「エイドリアン・ニューウェイを質問攻めにしている」

    ピエール・ガスリー 「エイドリアン・ニューウェイを質問攻めにしている」

    ピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングに所属したことはドライバーとして成長するチャンスだと考えており、チーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイに会うたびに質問攻めにしていると語る。

    昨年、トロロッソ・ホンダでフルシーズンを戦ったピエール・ガスリーは、ダニエル・リカルドのルノー移籍によってレッドブル・レーシングのドライバーに抜擢された。

    ピエール・ガスリーは、“空力の鬼才”と称される有名F1デザイナーのエイドリアン・ニューウェイと仕事ができる機会を最大限に生かそうとしていると語る。

    「僕にとってまだF1での2年目だし、エイドリアン(ニューウェイ)のような人々が近くにして、僕よりも経験豊富なマックス(フェルスタッペン)が隣にいることは本当に有益だ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「アイドリアンは素晴らしい人物、エンジニアだと思っているし、彼に会うたびに質問攻めにしている。自分の技術的な知識を向上させたいと思っている」

    「ドライバーとして今シーズンはかなり成長できると思っているし、その機会を最大限に生かしたい」

  • レッドブル・ホンダ 「ショートランでRB15の性能が少し見えた」

    レッドブル・ホンダ 「ショートランでRB15の性能が少し見えた」

    レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、F1バルセロナテスト2の初日に作業を振り返った。

    レッドブル・ホンダはピエール・ガスリーが走行を担当。全ドライバーで最多となる136周を走行して、トップから0.006秒差となる2番手タイムとなる1分17秒715を記録。

    ピエール・ガスリーは、トップタイムを記録したランド・ノリス(マクラーレン)よりも1段階硬いタイヤでベストタイムを記録しており、事実上のトップタイムでセッションを終えている。

    「先週の第1回バルセロナテストは、いいスタートを切ることができまた。今日は第2回テストの初日だったが、まず走行プランをショートラン重視の方向に少し変更し、その結果多くのテスト項目をこなすことができた」とギヨーム・ロケリンはコメント。

    「これによって走行間にガレージで作業する時間も多かったが、スムーズに進み、手順の確認も含め、多くのチェック項目を確認することができた」

    「ピエールの午後の走行によって車体のパフォーマンスも少し見ることができ、このテストウィークのいいスタートとなった。明日はレースに向けた準備をさらに進めていきたいと思います」

    ピエール・ガスリーも「今日は一日で多くのことをこなしたけど、重視したのはマシンの挙動を理解することだった」とコメント。

    「チームにとってはたくさんの空力テストとアイテムの評価を行うことができいたけどど、僕もマシンをさらに快適に乗りこなすことができるようになった」

    「周回ごとによくはなったものの、まだたくさんの課題が残っていると思う。ペースは悪くはないと思うけど、さらに自分たちのことに集中し、各日に用意したプログラムを着実にこなさなければいけないと思う」

    「多くの走行距離も稼ぐことができ、計画通りに遂行できているので、今のところはポジティブなテストにできているのではないだろうか。ポテンシャルは確実に感じているので、できることに全力を注ぎ、引き続きチーム一丸となって努力していきたいと思う」

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスがトップタイム

  • ピエール・ガスリー 「興奮しすぎは禁物。全員が手の内を隠してる」

    ピエール・ガスリー 「興奮しすぎは禁物。全員が手の内を隠してる」

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バルセロナテスト2の初日に事実上のトップタイムを記録する生産的なスタートを切ったが、ライバルはまだ手の内を隠している可能性が高いため“興奮しすぎてはいけない”と語る。

    レッドブル・ホンダの初日の走行を担当したピエール・ガスリーは、ホンダのF1エンジンを搭載するRB15で136周を走行し、2番手タイムとなる1分17秒715をマークした。

    午前と午後のセッションの大部分でトップに立っていたピエール・ガスリーだが、終了間際にランド・ノリス(マクラーレン)に0.006秒上回られて2番手に後退。しかし、マクラーレンはガスリーより1段階柔らかいC4タイヤを装着しており、軽い燃料でパフォーマンスラップを敢行したと考えられている。

    「僕たちはとにかく自分たちのことに集中しているし、組み立ててきたプログラムを実行しようとしている。これまでのところ順調に進んでいる」と語るピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダがまだパフォーマンスを次の段階へ推し進めようとはしていないと認める。

    「僕たちはすべての計画を消化することができたし、多くの周回数を走り込むことができた。それはエンジンにとってもクルマにとっても良いことだ」

    「僕たちに優れたポテンシャルがあることはわかっているけど、現時点で他のが何をしているのかはわからない」

    「僕たちは少し苦労していると思っているエリアを改善しようとしている。大まかなアイデアはあると思っている。とにかく集中して仕事を進めていく必要がある」

    「僕たちは一日ごとに少しずつプッシュしようとしている。それでも僕たちはまだ全開ではプッシュしていない」

    ピエール・ガスリーは、プレシーズンテスト開始以降のレッドブル・レーシングの進捗状況を語るとともに、RB15のパフォーマンスを段階的に拡大していくという戦略をとっていることを強調した。

    「先週は本当に生産的な週だった。そして、多くの周回するを重ねて2週目をスタートできたことは明らかにポジティブだ。でも、とにかく僕たちは仕事をしていく必要がある」とピエール・ガスリーはコメント。

    「メルボルンはかなり早くやってくると思うし。僕たちにはまだ3日間のテストがある。今後数日間で、パッケージについてもう少し詳しく学んで、パフォーマンスを引き出せることを願っている」

    「エンジンにはまだパフォーマンスが残っていると思う・・・とにかく僕たちは毎日少しずつプッシュしようとしている」

    「まだあと3日間のテストがあるので、もっとパフォーマンスは上がっていくと思う。現時点では、クルマの走行距離を延ばしてパッケージのより詳細を学ぼうとしているところけど、これまでのところ非常に満足している」

  • レッドブル・ホンダが実力の片鱗、ピエール・ガスリーが事実上のトップ

    レッドブル・ホンダが実力の片鱗、ピエール・ガスリーが事実上のトップ

    レッドブル・ホンダが、F1バルセロナテスト第2週のスタートでその実力の片鱗を垣間見せた。

    2月26日(火)にスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで開幕前最後の合同テストがスタート。システムのチェックがメインの先週のテストとは異なり、今週は各チームがレースに向けて2019年F1マシンのセッティングを煮詰めていく機会となる。

    1回目のテストではホンダのF1エンジンのポテンシャルをフルには発揮せず、ロングランを中心に作業を進めていたレッドブル・ホンダ。

    先週のテストではフェラーリのSF90が最速と目されていたが、テストの結果を分析したレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリとの差は0.2秒であり、その差はシャシー側で埋められると発言していた。

    迎えたテスト初日。ピエール・ガスリーはタイムシート上ではトップから0.06秒差の2番手タイムとなる1分17秒715を記録。しかし、トップタイムのランド・ノリス(マクラーレン)は終了間際にC4タイヤを装着したパフォーマンス走行で記録したもの。一方、ガスリーは1段階柔らかいC3タイヤでのタイムとなっている。

    ピレリは、各コンパウンド間の差を0.6秒と見積もっており、タイヤ的な観点から考えれば、ランド・ノリスのタイムは上回っていることになる。

    それよりも、同じ条件下で同じタイヤで走行したフェラーリを上回った部分が大きい。フェラーリは午前と午後でドライバーを分けており、午後に走行したセバスチャン・ベッテルがガスリーと同じC3タイヤで1分17秒925を記録。レッドブル・ホンダがフェラーリを0.210秒上回った。

    もちろん、4日間のテストの初日であり、タイムシートに一喜一憂してもまったく意味のないことだが、ホンダのF1エンジンは大きな問題もなく、レッドブルとトロロッソ合わせて239周を走り込むなど、信頼性とパフォーマンスを大幅に向上させていることが重要なポイントだ。

    ピエール・ガスリーもそれを心得ているようで現状でのラップタイムに“興奮しすぎても意味はない”と語る。

    「僕たちは自分たちのことに集中してプログラムを実行している。でも、ここまではいい感じだ」と走行を終えたピエール・ガスリーはコメント。

    「僕たちにポテンシャルがあることはわかっているけど、他チームが現時点で何をしているのかはわからない」

    ピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダはまだ次のレベルのパフォーマンスのためにプッシュはしていないと語る。

    「とにかく一日ごとに少しずつプッシュしてきたい。でも、まだ僕たちは全開ではプッシュしてない」

    「僕たちはまだエンジンパフォーマンスには伸びしろがある考えている。毎日少しずつプッシュしてきたい」とピエール・ガスリーはコメント。

    「今後数日でもう少しパッケージを理解して、より多くのパフォーマンスを引き出していけることを期待している」

    「僕たちにはまだあと3日あるし、今後もっとパフォーマンスを見極めていく。現在はクルマでもっと多くのマイレージを重ねて、もっとパッケージを学ぼうとしている段階だ。でも、今のところ僕たちはかなり満足しているよ」

    2019年 第2回 F1バルセロナテスト 1日目 結果

    Pos ドライバー チーム マシン タイム GAP 周回
    1 ランド・ノリス マクラーレン MCL34 1分17秒709 ●   80
    2 ピエール・ガスリー レッドブル RB15 1分17秒715 ● +0.006 136
    3 ランス・ストロール レーシングポイント RP19 1分17秒824 ○ +0.115 82
    4 セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF90 1分17秒925 ● +0.216 81
    5 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ C38 1分18秒589 ● +0.880 99
    6 アレクサンダー・アルボン トロロッソ STR14 1分18秒648 ● +0.940 103
    7 シャルル・ルクレール フェラーリ SF90 1分18秒651 ● +0.942 29
    8 ケビン・マグヌッセン ハース VF-19 1分18秒769 ● +1.060 131
    9 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ FW42 1分19秒662 ○ +1.953 119
    10 ダニエル・リカルド ルノー R.S.19 1分20秒107 ● +2.398 77
    11 バルテリ・ボッタス メルセデス W10 1分20秒167 ○ +2.458 7
    12 ルイス・ハミルトン メルセデス W10 1分20秒332 ○ +2.623 83
    13 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー R.S.19 1分20秒348 ● +2.639 80

    ● C1 / ○ C2 / ● C3 / ● C4 / ○ C5

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。公式テストではレースとは異なり、5種類すべてのコンパウンドが使用するため、F1マシンがどのタイヤを装着しているかを識別しやくすくするため、ピレリは最も硬いC1と最も柔らかいC5にサイドウォールにストライプをつけないカラーリングを採用ししている。

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスがトップタイム

  • F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスがトップタイム

    F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスがトップタイム

    2019年のF1バルセロナテスト2回目が2月26日(火)に初日を迎え、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録した。

    ホンダ勢はピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)が2番手タイム、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)は6番手タイムで初日のセッションを終了。ホンダのF1エンジンは2台合せて239周を走り込んで高い信頼性を発揮した。

    2019年シーズン開幕前の最後の公式テストが2月26日(火)からカタロニア・サーキットでスタート。システムチェックが主だった1回目とは異なり、今回のテストでは、各チームが開幕戦に向けてパフォーマンスを重視したセッティング作業により焦点が当てられることになる。

    初日のトップタイムを記録したのはマクラーレンのランド・ノリス。午前中にターン3でコースアウトしてこの日最初の赤旗の原因となったランド・ノリスは油圧システムの問題で多くの時間をガレージ過ごすことになった。午後にも同じコーナーでストップして赤旗を出したが、最終的に80周を走行してC4タイヤで1分17秒709をマークした。

    2番手タイムはレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー。ホンダのF1エンジンを搭載するRB15でこの日最多となる136周を走破。トップのランド・ノリスよりも1段階硬いC3タイヤで0.006秒差の1分17秒715を記録。2つのコンパウンド間のパフォーマンス差は0.6秒と想定されており、事実上のトップタイムだ。

    3番手タイムはレーシングポイントのランス・ストロール。82周を走行して1分17秒824を記録。タイヤは最も軟らかいC5タイヤでのタイムだ。

    4番手タイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。午後から走行を担当したベッテルは81周を走行して1分17秒925を記録。タイヤはピエール・ガスリーと同じC3タイヤで記録しており、事実上の2番手タイムだ。午前中はシャルル・ルクレールが走行を担当。冷却システムのチェックのためガレージ作業を続けたため、午前中で最少の29周の走行に留まり、7番手タイムとなる1分18秒51だった。

    5番手タイムはアルファロメオ・ザウバーのアントニオ・ジョビナッツィ。99周を走行してC4タイヤで1分18秒589を記録した。

    6番手タイムはトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボン。ホンダのF1エンジンを搭載するSTR14で103周を走行してC4タイヤで1分18秒649を記録。ホンダのF1エンジンは2台合せて239周を走破した。

    8番手タイムを記録したのはハースのケビン・マグヌッセン。131周を走行してC4タイヤで1分19秒644を記録した。

    9番手タイムはウィリアムズのジョージ・ラッセル。1回目のプレシーズテストでは新車の完成の遅れで合計88周しか走行できなかったウィリアムズだが、この日は119周を走行して最も軟らかいC5タイヤで1分19秒662を記録した。

    10番手タイムはルノーのダニエル・リカルドが記録。午後から走行を担当したダニエル・リカルドは77周を走行してC3タイヤで1分20秒107をマーク。午前中はニコ・ヒュルケンベルグが80周を走行して同じC3タイヤで1分20秒348を記録した。

    メルセデスはトラブルに見舞われる一日となった。大幅なアップグレードを施して話題となったメルセデスだが、午後のセッション開始直後に油圧のトラブルでパワーユニット交換を強いられえ、残り7分でようやくコースに復帰。午後の走行を担当したバルテリ・ボッタスは残り7分でようやくコース復帰。7周しかできず、11番手タイムとなる1分20秒167で終了。午前中はルイス・ハミルトンが83周を走行して1分20秒232を記録した。

    F1バルセロナテストは、明日2月27日(水)も現地時間9時(日本時間17時)から行われる。

    2019年 第2回 F1バルセロナテスト 1日目 結果

    Pos ドライバー チーム マシン タイム GAP 周回
    1 ランド・ノリス マクラーレン MCL34 1分17秒709 ●   80
    2 ピエール・ガスリー レッドブル RB15 1分17秒715 ● +0.006 136
    3 ランス・ストロール レーシングポイント RP19 1分17秒824 ○ +0.115 82
    4 セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF90 1分17秒925 ● +0.216 81
    5 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ C38 1分18秒589 ● +0.880 99
    6 アレクサンダー・アルボン トロロッソ STR14 1分18秒648 ● +0.940 103
    7 シャルル・ルクレール フェラーリ SF90 1分18秒651 ● +0.942 29
    8 ケビン・マグヌッセン ハース VF-19 1分18秒769 ● +1.060 131
    9 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ FW42 1分19秒662 ○ +1.953 119
    10 ダニエル・リカルド ルノー R.S.19 1分20秒107 ● +2.398 77
    11 バルテリ・ボッタス メルセデス W10 1分20秒167 ○ +2.458 7
    12 ルイス・ハミルトン メルセデス W10 1分20秒332 ○ +2.623 83
    13 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー R.S.19 1分20秒348 ● +2.639 80

    ● C1 / ○ C2 / ● C3 / ● C4 / ○ C5

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。公式テストではレースとは異なり、5種類すべてのコンパウンドが使用するため、F1マシンがどのタイヤを装着しているかを識別しやくすくするため、ピレリは最も硬いC1と最も柔らかいC5にサイドウォールにストライプをつけないカラーリングを採用ししている。

  • ピエール・ガスリー 「ポテンシャルは確実に感じている」

    ピエール・ガスリー 「ポテンシャルは確実に感じている」

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バルセロナテスト2の初日にホンダのF1エンジンを搭載したRB15でこの日最多となる136周を走行し、2番手タイムとなる1分17秒715を記録した。

    「今日は一日で多くのことをこなしたけど、重視したのはマシンの挙動を理解することだった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「チームにとってはたくさんの空力テストとアイテムの評価を行うことができいたけどど、僕もマシンをさらに快適に乗りこなすことができるようになった」

    「周回ごとによくはなったものの、まだたくさんの課題が残っていると思う。ペースは悪くはないと思うけど、さらに自分たちのことに集中し、各日に用意したプログラムを着実にこなさなければいけないと思う」

    「多くの走行距離も稼ぐことができ、計画通りに遂行できているので、今のところはポジティブなテストにできているのではないだろうか。ポテンシャルは確実に感じているので、できることに全力を注ぎ、引き続きチーム一丸となって努力していきたいと思う」

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マクラーレンのランド・ノリスがトップタイム

  • トロロッソ 「ピエール・ガスリーはクビアトのような状況には陥らない」

    トロロッソ 「ピエール・ガスリーはクビアトのような状況には陥らない」

    トロロッソのF1チーム代表フランツ・トストは、今年レッドブル・レーシングに昇格するピエール・ガスリーが、以前にダニール・クビアトが陥ったような落とし穴にはまることはないと確信していると語る。

    昨年、F1で初めてフルシーズンを戦ったピエール・ガスリーは、ダニエル・リカルドのルノー移籍をきっかけに予定よりも早くトロロッソからレッドブル・レーシングへの昇格を果たすことになった。

    ダニール・クビアトは、2014年末にセバスチャン・ベッテルがフェラーリに移籍したことで、同じように1シーズンのみでレッドブル・レーシングへと昇格。

    レッドブル・レーシングで何度か表彰台を獲得したダニール・クビアトだが、マックス・フェルスタッペンが台頭するなかで不甲斐ない結果が続き、2016年シーズン序盤にフェルスタッペンと交代するカタチでトロロッソに出戻っている。

    しかし、フランツ・トストは、ピエール・ガスリーは同じような運命を回避できるとし、その理由として、ガスリーがジュニアカテゴリーでより大きな経験を積んでいることを挙げた。

    「2人のドライバーには大きな違いがある。どうしてか? ダニールはGP3から直接F1でやって来たので、その時点ですでに大きなリスクだった。だが、彼は本当にスキルの高いドライバーなので、それを果たした」

    「言い方を変えれば、ピエール・ガスリーはまったく異なる教育を受けている」

    「彼はまず最初にルノー3.5ワールドシリーズを戦った。それは非常に良いシリーズであり、当時は非常に速いシリーズだった」

    「それから彼はF2(GP2)を2年間戦い、日本で1年間スーパーフォーミュラを戦った」

    「それは、経験、教育面における彼の基礎が、ダニール・クビアトよりもはるかに高いレベルにあることを意味する。クビアトはそれほど時間がなかった」

    「ダニールもトロロッソに2~3年留まるはずだったが、当時ベッテルがフェラーリに移籍したことで、レッドブルはドライバーを必要としていた。それが、最初からプログラムではなかったのはそれが理由だ」

    それでも、フランツ・トストは、1年間のブランクを経て今年トロロッソに復帰したダニール・クビアトは自分の価値を示すことができるはずだと支持する」

    「我々全員が、ダニール・クビアトが非常に熟練したドライバーであることを知っている。彼は過去にそれを示している」とフランツ・トストは強調する。

    「彼gGP3でチャンピオンシップを獲得し、2014年に我々と一緒にレースをしてい初年度にも彼はそこで非常に良いパフォーマンスを示した」

    「その後、彼はレッドブル・レーシングに移籍したが、私はすべてが少し速すぎたと思っている」

    「そうして彼は我々のところに戻ってきた。当時、我々のクルマはかなり問題を抱えていたし、それほど競争力がなかった」

    「その後、彼はフェラーリで1年間シミュレーターにいた。そこで彼はより多くのことを学ぶ機会を得た。そして今、彼はより成熟して帰ってきた」

    「我々は以前からダニール・クビアトを知っており、彼は我々のクルマに戻ってきた。ダニール・クビアトは良い仕事をするだろう。我々が期待ているようにクルマがうまく走れば、彼はまた良い仕事をしてくれるだろう」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダのF1エンジンのパワーアップを実感できた」

    ピエール・ガスリー 「ホンダのF1エンジンのパワーアップを実感できた」

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、2019年型のホンダのF1エンジンのパフォーマンス向上をすでに感じることができているといい、レッドブル・レーシングにとってF1プレシーズンテストでそれが“唯一の良いニュース”だったと語る。

    昨年、トロロロッソでホンダのF1エンジンを経験しているピエール・ガスリーは、今年、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングへと移籍を果たした。

    レッドブル・レーシングは、先週行われたF1バルセロナテストではマイレージを稼ぐことに集中したため、タイムシートの上位に顔を出すようなパフォーマンスを発揮することは重要視されていなかったが、それでもトラブルフリーで走行を重ね、ホンダのF1エンジンの信頼性の向上を示した。

    それでも、ピエール・ガスリーは、昨年からのホンダのF1エンジンの進化を実感していると語る。

    2019年のホンダのF1エンジンについて質問されたピエール・ガスリーは「ここまでは本当にいい感じだ。僕たちは全開でのプッシュはしていなかったけど、すでにパフォーマンスの向上を感じることができている」とコメント。

    「それが肝心だ。それに信頼性に関してもまったく問題は発生しなかった」

    「それに(F1バルセロナテストで総合2番手と3番手タイムを記録)トロロッソを見ても本当に有望だ。4日間の唯一の良いニュースかもね。僕たちは働き続ける必要がある」

    「他チームは本当に速いけど、現時点で僕たちには自分たちのクルマで多くのことをテストしている。今の僕たちには何がもっとうまく機能するかを理解する必要がある」

    F1バルセロナテストがスタートした際、レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンの統合をスイス製の時計に例えて“最高に美しい”と語っていた。

    また、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、レッドブル・レーシングからの要望に合わせて2019年F1エンジンもコンパクトな設計を採用しているが、タイトなパッケージングがパフォーマンスを犠牲にすることはないと自信を見せている。

    ピエール・ガスリーも、ホンダは冬の間に“本当に良い仕事をした”と語っている。

    ピエール・ガスリーは、テスト2日目にRB15で初走行した際にスピンを喫しているが、それはホンダの問題ではなく、シートがやや快適ではないと感じていたことが原因だった。

    ピエール・ガスリーは、来週の2回目のF1バルセロナテストに向けてシートを交換することになるかもしれないと明かす。

    「それが僕たちが見舞われて唯一の問題だった。かなり動いてしまっていたし、来週に向けて改良することになると思う」とピエール・ガスリーはシートについて言及。

    「全体的に本当にポジティブだった。クルマに大きな問題は発生しなかった。エンジンにもね。本当に良い最初の4日間だった」

    ホンダのF1エンジンはトラブルフリーの4日間でレッドブル・レーシングとトロロッソを合わせて合計957周(4,454.835km)を走破。F1エンジン別で見ると、メルセデスとルノーを走行距離数で上回っている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「2019年最初のバルセロナテストの4日間は、レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ、アストン・マーティン・レッドブル・レーシングともに順調にプログラムを消化することができました。最終日の今日もスムーズに周回を重ね、多くのデータを蓄積しました」

    「ホンダにとってはF1復帰後初めて2チームにPUを供給する体制で臨み、オペレーション面でも学びの多いテストになりました。4日間を通してPUに大きなトラブルはなく、トロロッソが482周、レッドブルが475周を走り、ホンダとしては957周を走行しました」

    「今回得られたデータをこの後の4日間で十分に解析し、テスト2に臨みます。来週も順調にテストを行い、万全の体制で開幕戦に臨められればと考えています」