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  • ハースF1 2027年ドライバー決定を急がず 小松礼雄「2人から最大限を引き出す」

    ハースF1 2027年ドライバー決定を急がず 小松礼雄「2人から最大限を引き出す」

    ハースF1の小松礼雄代表は、2027年のドライバーラインアップについて「急いでいない」と語った。オリバー・ベアマンとエステバン・オコンはともに今季限りで契約満了を迎える一方、チームはポルティマオで平川亮、レオナルド・フォルナローリ、ラファエル・カマラを起用したTPC(旧型車テスト)を実施。将来に向けた選択肢の評価も進めている。

    しかし、小松礼雄は現時点で後任候補の選定を優先する考えはない。

    2026年の大規模なF1レギュレーション変更による開発競争のなか、まずはマシン側の問題を改善し、ベアマンとオコンが本来の能力を発揮できる環境を整えることが重要だと強調した。

    2027年ラインアップは「急いでいない」
    オランダGPの週末、ベアマンとオコンの将来について質問された小松礼雄は、ハースが早期決定を迫られているとの見方を否定した。

    「僕たちはまったく急いでいません」

    「今はオリーとエステバンという2人のドライバーに集中して、彼らから最大限を引き出そうとしています。彼らには難しいチャレンジがありますよね」

    「彼らに何ができるかは分かっています。オリーはそれを何度も示していますし、エステバンもマシンに満足できているときに何ができるかは分かっています」

    「ですから、本当に集中しなければならないのは、彼らに可能な限り最高のマシンを提供し、セットアップを適応させて、2人から最大限を引き出すことです。そして、2人のドライバーも完全にそこに集中しています」

    小松礼雄の発言からは、今季の成績だけを材料にベアマンとオコンを評価するのではなく、まずチーム側がドライバーの能力を引き出せるパッケージを用意する必要があるとの考えがうかがえる。

    平川亮ら3人をポルティマオで比較
    一方、ハースは将来に向けたドライバー評価も並行して進めている。

    チームはポルティマオで3日間のTPCを実施し、2025年型VF-25を平川亮、レオナルド・フォルナローリ、ラファエル・カマラに走らせた。

    32歳の平川亮は、2022年のル・マン24時間レース優勝者で、2020年にはスーパーフォーミュラでランキング2位を獲得。F1ではこれまで6回のFP1出走経験を持ち、マクラーレンやアルピーヌでリザーブドライバーを務めた後、2025年にハースのリザーブドライバーに就任した。

    21歳のフォルナローリはFIA F2王者で、2026年6月にもハースのテストに参加している。同じく21歳のカマラはフェラーリ・ドライバー・アカデミー所属で、今季F2では2勝を挙げてタイトル争いを展開している。

    今回のテストが直接2027年のレースシート選考を意味するわけではない。ただし、現レギュラー2人の契約が今季限りとなっている状況で、ハースが複数の候補について実走データを収集していることは、今後の選択肢を広げる動きといえる。

    「史上最大」の規則変更で開発競争に苦戦
    小松礼雄がドライバー評価を急がない背景には、ハース自身が直面している開発面の課題もある。

    2026年シーズン序盤、ハースは新レギュレーションへの対応で予想以上の競争力を示した。しかし、シーズンが進んで各チームのアップデートが本格化すると、F1で最小規模の組織であることによる制約が表面化したという。

    「これは史上最大のレギュレーション変更です」

    「ですから、僕たちは最小のチームなので、開発競争で他の大きなチームについていくのに本当に苦労するだろうと予想していました」

    「シーズンのスタートは非常に良かったです。誰もが考えていたよりもはるかに良かったと思います。でも、その時点から先は、これが現実なんだと思います」

    「僕たちは制約があるなかで可能な限り速くマシンを開発しようとしていますが、他のチームは僕たちよりも速いペースでマシンにパフォーマンスを加えています。それが現実です」

    この状況では、単純な獲得ポイントや順位だけでドライバーを判断することは難しい。マシンそのものの競争力やドライバビリティも含めて評価する必要があるというのが小松礼雄の認識だ。

    ハースF1チーム

    「チームのみんなに問題があるわけではない」
    小松礼雄は、シーズン中盤以降に競争力が低下した責任をスタッフやドライバーに求める考えも否定した。

    「正直に言って、チームのみんなに問題があるわけではありません」

    「みんな素晴らしい仕事をしていますし、一緒になって取り組んでいます。他のチームについていくチャンスを得るためには、僕たちの場合、すべてが完璧でなければならないんです。本当にすべてです。でも人生では、常にそれを求めることはできませんよね」

    小松礼雄はむしろ、チーム代表としてスタッフやドライバーが能力を発揮できる環境を改善することを自身の責任として挙げた。

    「僕自身が、彼らにもっと良い環境を提供し、彼らが持っている能力を示せるようにしなければならないと本当に思っています。それは間違いありません」

    「でも、こういう厳しい時期には人間性が表れますよね。僕たちには誰かを責めるような文化はありません」

    ダウンフォース不足とドライバビリティを分析
    現在のハースでは、単に結果が出ないことを問題とするのではなく、その原因を技術的に分解して改善作業を進めている。

    「僕たちは問題を見ています。何が問題なのか、どこでダウンフォースが不足しているのか、なぜドライバビリティが良くないのか、ドライバーは何に苦しんでいるのか。全員が同じ認識を持って、問題を解決し、マシンにパフォーマンスを加えようとしています」

    「もちろん、それには時間がかかります」

    「僕たちが現在進めている多くの取り組みは、実際に成果として現れるまで時間がかかります。でも、自分たち自身とチームワークを信じて、お互いを支え合っていかなければなりません。そうすれば、過去2年間と同じように乗り越えられると思っています」

    ハースにとって2027年のドライバー選択は、単純にベアマンとオコンの成績を比較するだけの問題ではない。現在のVF-26が抱えるダウンフォースやドライバビリティの問題を改善したうえで、2人がどこまで能力を発揮できるかを見極める必要がある。

    その一方で、平川亮、フォルナローリ、カマラをTPCで走らせることで、将来に向けた比較材料も着実に蓄積している。小松礼雄が「急いでいない」と強調する2027年のラインアップ決定は、現レギュラードライバーの評価と将来候補の検証を並行しながら進められることになりそうだ。

  • ハースF1とトヨタの線引き「“金でシートを買う”は章男さんのやり方ではない」

    ハースF1とトヨタの線引き「“金でシートを買う”は章男さんのやり方ではない」

    トヨタがハースF1チームへの支援を拡大するなか、ドライバー起用を巡る憶測も同時に広がっている。

    日本人ドライバーやトヨタ系ドライバーがF1シートを得るのではないか、あるいは資金力を背景に「シートを買う」形になるのではないか。そうした見方に対し、ハースF1チーム代表の小松礼雄は明確な線引きを示した。

    「“金でシートを買う”ようなことは、章男さんのやり方ではない」。トヨタとの協業が注目を集める今だからこそ、小松礼雄は繰り返し強調する。トヨタの関与はワークス化や特定ドライバーの押し込みを目的としたものではなく、あくまで人材育成と組織強化に軸足を置いた現実的なパートナーシップだ。その思想は、ハースF1のドライバー選考にもはっきりと反映されている。

    トヨタがハースF1チームと結んだ今回の契約は、同社にとって2009年末にケルンを拠点とするワークスチームを撤退させて以来、実に16年ぶりとなるF1最高峰への関与となる。当時のトヨタは8シーズンにわたって多額の投資を行ったものの、レース勝利を挙げることはできず、結果としてF1から撤退した。

    その後、トヨタのモータースポーツ活動は大きく舵を切る。F1撤退後はスポーツカー部門に注力し、世界耐久選手権で成功を重ね、ル・マン24時間レースでは5連覇を達成するなど、トップカテゴリーでの競争力を確立してきた。こうした経緯から、トヨタが再びF1に深く関与する可能性は、長らく現実的ではないと受け止められてきた。

    その流れが変わり始めたのが昨年10月だ。前代表のギュンター・シュタイナーの後を継いでハースF1チーム代表に就任した小松礼雄と、トヨタCEOであり熱心なモータースポーツ愛好家として知られる豊田章男との間で、テクニカルパートナーシップ契約が結ばれた。これはトヨタにとって、ワークス復帰ではなく、あくまで協業という立ち位置を明確にした関与だった。

    この提携によって、グリッドで最小規模のチームの一つであるハースには、実務面で大きな変化がもたらされた。その象徴が、TPC(Testing of Previous Car/旧型車テスト)プログラムの導入だ。2年以上前のマシンを用い、特定仕様のピレリタイヤで行われるこのプライベートテストは、現行車両の開発が厳しく制限されるF1において、若手ドライバーに走行機会を与えると同時に、エンジニアやメカニックの育成にも役立つ。

    ハースF1チーム トヨタ

    2025年シーズンを通じて、このTPCプログラムには複数のトヨタ系ドライバーが参加した。平川亮、宮田莉朋、坪井翔に加え、元ザウバーのベテランである小林可夢偉もハースVF-23で走行を行っている。また、かつてハースに所属していたロマン・グロージャンがテストに参加し、テレビ企画の一環としてジェームス・ヒンチクリフがステアリングを握る場面もあった。

    なかでも平川亮は、アブダビGPの金曜FP1に出走するなど、F1の公式セッションでも経験を積んでいる。しかし小松礼雄は、トヨタの支援を受けるドライバーであっても、ハースのレースシートは実力によってのみ与えられると強調する。

    「彼らの目標の一つは人材育成であり、その中にはドライバーも含まれます」と小松礼雄は語る。

    「しかし最も重要なのはパフォーマンスです。レースカーに乗る人間は、パフォーマンス面で最良の選択でなければなりません。その点は全員が理解しています」

    「仮に章男さんがアカデミー出身の日本人ドライバーを望んだとしても、そのドライバーが十分でなければ、起用すること自体が冗談になってしまいます。そうなれば『トヨタは金でシートを買った』と言われるでしょう。それは章男さんのやり方ではありません。我々のやり方でもありません。常にパフォーマンスでドライバーを選びます」

    ロバンペラをめぐる憶測への明確な否定
    トヨタのF1活動が拡大するなかで、WRC王者カッレ・ロバンペラのF1転向を巡る憶測も浮上している。ロバンペラはトヨタの支援のもとスーパーフォーミュラに参戦することになっており、将来的なシングルシーター挑戦が注目を集めている存在だ。

    しかし、その動きがハースF1チームと直結するのかという点について、小松礼雄は明確に否定している。

    「ロバンペラ選手がハースに来る?そんな計画は全くありません」と小松礼雄はmotorsport-total.comに語った。

    「トヨタさんの関心と、うちの活動は別です。もちろん、彼が良いドライバーであることは間違いありませんが、現時点でハースの計画には入っていません」

    トヨタの関与は確かに広がりを見せているが、それは特定のドライバーをF1に押し上げるためのものではない。ハースF1チームとトヨタの間には、役割と目的について明確な線引きが存在している。その根底にあるのは、「金でシートを買う」という発想を否定し、パフォーマンスを最優先するという一貫した姿勢だ。

  • ハースF1代表 小松礼雄「オリバー・ベアマンは毎レースごとに成長している」

    ハースF1代表 小松礼雄「オリバー・ベアマンは毎レースごとに成長している」

    ハースF1チームの小松礼雄代表が、ルーキーのオリバー・ベアマンについて「毎レースごとに成長している」と称賛した。ベアマンの速さと人間性、そしてチーム内での成熟ぶりに強い手応えを感じているという。

    前戦アメリカGPでは角田裕毅(レッドブル)との接触未遂も話題となったが、小松代表はその後の冷静な対応とレース運びを高く評価。会見では平川亮の仕事ぶりにも言及し、オースティンで投入したアップデートの成果や、激化する中団争いへの姿勢についても語った。

    オリバー・ベアマンの成長と一貫性
    「オリバーは本当に自然に速いドライバーです。今は週末全体の組み立てを学んでいる段階ですね。中団ではマージンが非常に小さいので、週末の90%をうまく進めても、どこかで1つミスをすると結果を逃してしまいます。バクーではFP1からFP3まで素晴らしい速さを見せたのに、Q2でほんの少し外してしまっていました。そうした細部が結果を左右する世界です」

    「まだルーキーですが、スピードは間違いなくある。必要なのは、その速さを育て、正しいタイミングでピークを出せるようになること。つまり一貫性ですね。そこを重点的に取り組んでいます。シンガポールでは見事に週末をまとめましたし、オースティンでも波はありましたが、予選とレースの両方で力強い走りを見せました。進歩のペースには本当に感心しています」と評価した。

    ベアマンの成長と人間性
    「彼を初めて走らせたのは2年前のメキシコで、当時はまだ18歳でした。あの年齢であれほど落ち着いた対応ができるとは思っていませんでした。チームの求めていることを理解し、すぐに吸収していました。今ではそのすべての要素を高いレベルでこなしています。どの面でも進歩していますし、チーム内での関係構築も非常にうまくやっています。フィードバックにも前向きで、難しい話題にも真摯に向き合える。チームプレイヤーとしても優れていますし、本当に毎レースごとに成長していると感じます」と語った。

    平川亮への評価
    「今年ずっと一緒に取り組んできていて、来年に向けたプログラムも準備しています。彼は大局的な目的をよく理解していて、とてもプロフェッショナルな仕事をしてくれています。これからもその成長を見守っていきたいと思います」と語った。

    小松礼雄(ハースF1チーム)

    アップデートの成果とマシンの改善
    「オースティンで投入したアップデートは、見た限りでは期待通りに機能していました。大きな変化ではないですが、中団の戦いは非常に接近しています。ジョナサン(ウィートリー代表/ザウバー)が良い仕事をしていて、ほんの0.1秒見つけるだけでもQ1敗退とQ3進出の差になるような世界です。P18とP8の間に大きな差はありません。だからこそ、確実に前進できているか確認したくて、まず1台だけに投入してFP1で比較しました。データ的にも正しい方向に進んでいると思います」

    「ドライバーからのフィードバックでは、低速から高速域のバランスが改善されていました。これまでは高速域で少し不安定で、低速ではアンダーステアが強い傾向がありましたが、その差を少し詰められました。全体的なグリップも向上していて、少しずつでもドライバーが自信を持てる方向に動いています」と述べた。

    コンストラクターズ選手権への取り組み
    「残り5戦で11ポイント差を追うのは簡単ではありません。みんな本当に競争力がありますし、ジョナサンたちは素晴らしい仕事をしています。ニコ(ヒュルケンベルグ)も直近の数戦はすごく良いパフォーマンスを見せていますし、ガブリエル(ボルトレト)も印象的なルーキーです。スポーツとしてとても良いことだと思います」

    「私たちとしては、『あと5戦でここで何点取る』といったことを考えるよりも、ただ目の前の仕事に集中することです。FP1でドライバーとクルマから最大限を引き出し、FP2に向けてベストな状態を作る。それを積み重ねるだけです。結果は結果としてついてくるものです。コンストラクターズで順位を上げられるかどうかは自分たちでコントロールできません。だからこそ、ドライバーとクルマを最大限に引き出し、チームとしてベストを尽くすことに集中します。そうすれば、結果は自然についてくると思います」と締めくくった。

  • ハースF1元代表ギュンター・シュタイナー MotoGPテック3買収を正式発表

    ハースF1元代表ギュンター・シュタイナー MotoGPテック3買収を正式発表

    ハースF1チーム元代表のギュンター・シュタイナーが、元ツーリングカーチーム代表リチャード・コールマンとともにMotoGPチーム「テック3」を買収することが正式に発表された。

    カタルニアGP初日のバルセロナで行われた記者会見には、シュタイナー、コールマン、そして創設者のエルヴェ・ポンシャラルが出席し、2026年からの新体制移行を公表した。

    数か月にわたってMotoGPパドック内外で噂されてきたこの件だが、ついに公式に明らかにされた。新オーナーとなるのはシュタイナーとコールマンが率いるコンソーシアムであり、Tech3創設者ポンシャラルは完全に株式を手放すことになる。

    実際どう機能するのか
    シュタイナーとコールマンが現時点では新プロジェクトの顔となっているが、資金面での裏付けは別のモータースポーツシリーズから来ていると、The Raceのパドック筋は伝えている。

    フォーミュラEドライバーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタとミッチ・エバンスが設立した投資ファンド「Apex Capital」が、この買収の資金元であると考えられている。しかし、今回の発表において彼らの名前が一切見出しに出ていないことから、少なくとも現時点では、スポーツ運営面においては後方に控える構えであることが示唆されている。

    金曜の記者会見後にThe Raceの取材に応じたポンシャラルは、この取引がチームの完全買収であり、自身には一切の持ち分が残らないことを確認した。

    シュタイナーの役職はCEOであり、元Craft-Bambooツーリングカーチーム代表のコールマンがチーム代表(チームプリンシパル)に就任する。コールマンはWTCC時代以来となるその役職に復帰することになり、その後はスポーツマネジメント会社を設立して活動してきた。

    ポンシャラルは残る
    2025年末までは通常通りの運営が続き、その後2026年1月からコールマンが指揮を執ることになる。

    ポンシャラルはコンサルタントとして関わり続ける。公式発表では「若手育成に注力する」と説明されているが、シュタイナーはもっと率直な言葉で説明した。

    「我々は学びたいし、来年もエルヴェと一緒にやって、できる限り彼の経験を吸収したい」とシュタイナーは語った。

    「このパドックに彼のような経験を持つ人間はほとんどいない。だから、我々は彼を“吸い尽くしたい”んだ。来年彼は退屈することはないと約束する。彼は退屈するのではと心配しているが、私は『いや、来年は退屈なんてしない。来年はずっと小さなエルヴェになるだろう、なぜなら我々が君のすべてを吸い尽くすからだ』と言ったんだ」

    Tech3は存続する
    チーム名は引き続きTech3のままで、現在のフランス・ボルム=レ=ミモザにある拠点から活動を続ける。

    シュタイナーは根本的な変更は予定していない。新しいボスは来るが、それでもこれはポンシャラルが20年以上にわたり築き上げてきたTech3のままだ。

    「チームはそのままの場所に残る」とシュタイナーは宣言した。「チームは彼の遺産を引き継ぐ。なぜうまくいっているものを変える必要がある?」

    シュタイナーとポンシャラルは旧友のよう
    この数か月、この件が浮上して以来、The Race MotoGP Podcastでは、ポンシャラルはキャラクター的にすでにMotoGPにおける“シュタイナー的存在”に最も近いのではないかと繰り返し語ってきた。

    2人の共通点や親密な関係性は、舞台上での姿からも明らかだった。お互いの答えに冗談を挟み合い、ポンシャラルがシュタイナーの太ももを軽く叩く場面さえあった。

    ポンシャラルは「最初はちょっと彼が怖かった、見た感じ殴られそうに思えた」と冗談を交えつつも、Tech3の未来について多くの選択肢を検討した末にシュタイナーと組むことを決めた理由を「どれだけ気が合うか、そして自分が築き上げてきたものへのリスペクトを持ってくれているから」と説明した。

    「とても人間的な人だ。あなたが望むことをよく聞いてくれるし、あなた自身やこれまで成し遂げたことを大切にしてくれる」とポンシャラルは要約した。

    「私たちは全く同じではないが、多くの共通点を持っていると思う」

    ポンシャラルは残り続け、これまでと同じように会社に尽力すると約束しているが、似た者同士ゆえに将来的に衝突する可能性はあるのだろうか? その質問に対し、シュタイナーがMotoGPに適応するうえで最大の課題は何かと問われたポンシャラルは、真顔でこう答えた。「私に対処することだ」

    MotoGP テック3 KTM ギュンター・シュタイナー

    シュタイナーがこれをやる理由
    「僕はMotoGPがずっと好きだった。ただ、常に仕事で忙しくて楽しむ時間がなかった」とシュタイナーは語り、昨年のオースティン戦を訪れて非常に楽しんだことから関与への意欲が芽生えたと説明した。

    ハースとの別れの後、F1内で別の役割に就くよりも新しいことに挑戦したかったとも述べ、2000年代後半にレッドブルの短命なNASCARチームを率いたときも同様に、F1から未知のモータースポーツ世界へ飛び込んだ経験があると付け加えた。

    「学ぶことがたくさんあるのは自覚している。MotoGPやTech3、そして自分自身に『台無しにするなよ』と誓いを立てた」と強調した。

    リバティの件ではない(でも関係はある)
    シュタイナーがF1のプロモーターであるリバティ・メディアによってF1の知名度が高められた経験を持っていることから、MotoGPへの参入はリバティの同シリーズ参入と絡んでいるのではと見られてきた。

    しかしシュタイナーとコールマンは、それが直接の理由ではないと強調した。

    「リバティが正式に参入する前から、このスポーツはすでに成長していた。観客動員は記録的、テレビ視聴数も増加していた」とコールマンは語った。「我々はリバティを加速装置として見ているだけだ。

    グンターと私は、リバティの取引が成立するかどうかに関係なく、MotoGPに完全にコミットしていた。MotoGPを信じていたんだ」

    とはいえ、MotoGPの成長可能性についても多くの言及があった。シュタイナーは特にアメリカ市場に言及した。そこはリバティがF1において変革をもたらした地域でもある。

    「おそらく現時点で選手権は特定の地域に偏りすぎている。しかし、それはリバティが掲げている方針の中で間違いなく変わっていくだろう」とコールマンは認めた。

  • ハースF1元代表ギュンター・シュタイナー MotoGPテック3買収合意との報道

    ハースF1元代表ギュンター・シュタイナー MotoGPテック3買収合意との報道

    ハースF1元代表ギュンター・シュタイナーが、MotoGPのテック3 KTMチームを買収することで合意に至ったと複数の報道が伝えている。正式発表は今週末のカタルーニャGPで行われる見通しだ。

    長年オーナーを務めてきたエルベ・ポンシャラルとの交渉は数か月にわたり進められており、シュタイナーが率いる米国コンソーシアムによる買収という形で決着したとされる。

    MotoGPの新オーナーであるリバティ・メディアにとっても注目の動きであり、F1からの人気拡大につながる可能性が指摘されている。

    この動きについてはMotoGPパドック内で数か月にわたり噂されてきたが、ついに具体的な買収合意に至ったとThe Raceの情報筋が伝えている。正式発表はカタルーニャGPで行われる見込みだ。イタリア人のシュタイナーは、長年オーナーを務めてきたエルベ・ポンシャラルからチームを購入するアメリカ人コンソーシアムを率いることになる。

    先月のMotoGP夏休みの間にすでに契約が完了したのではないかという噂も流れていたが、ポンシャラルはThe Raceに対しそれを否定し、交渉を続けていることは認めていた。

    ポンシャラルは今年初めのアラゴンGPでシュタイナーについてこう語っていた。
    「とても率直な人物で、将来的に一緒に働くにはとても良い人物だと思う」

    「だから今は提案を聞いているところだ。それは株主やパートナーとして入ってくることかもしれないし、チーム全体を買うことかもしれない」

    「だが私が推し進めているのは、2027年から2031年までに生き残り、活動を続ける可能性を確保することだ。できればTech3の名前と、自分の拠点、自分のチームを保ちながら、さまざまな投資家とともに。それを安全にするためだ」

    「2027年から2031年の契約に向けてかなり大きな投資を行う必要があるが、単独ではそれを行うのは少し難しい」

    MotoGP テック3 KTM

    しかし現在は解決策が見つかったようで、シュタイナーによる買収のニュースは金曜午後、モントメロ・サーキットで発表される見込みだ。

    The Raceは火曜日に複数の情報筋から契約が締結されたとの話を初めて聞き、木曜日には他の関係者がニュースが差し迫っていることを確認した。

    週末のイベントのスケジュールにはすでに「特別記者会見」が追加されているが、その議題については何も明らかにされていない。これはMotoGPとしては非常に異例なことだ。

    このニュースはMotoGPの新しいオーナーであるリバティ・メディアにとっても歓迎すべきものだろう。シュタイナーはF1ドキュメンタリー『Drive to Survive』でハースのチーム代表を務め、番組の中で大きなブレイクを果たした。

    彼をMotoGPに迎えることは、リバティにとって新たに所有するプロパティに対し、F1の巨大なオーディエンスを取り込む絶好の機会を生み出す。シュタイナーを追う新しいドキュメンタリーシリーズは、その最初の一歩となる可能性が高い。

  • ハースF1 ベアマンをアゼルバイジャンGPで出場停止のマグヌッセンの代役に起用

    ハースF1 ベアマンをアゼルバイジャンGPで出場停止のマグヌッセンの代役に起用

    ハースF1チームは、オリバー・ベアマンが、スーパーライセンスのペナルティポイントが12点に達したことによるレース出場禁止処分を受けたケビン・マグヌッセンに代わり、F1アゼルバイジャンGFが出場することを発表した。

    イタリアグランプリでアルピーヌのピエール・ガスリーとホイール・トゥ・ホイールの接触を起こした際、スチュワードがマグヌッセンに「全面的な非」があると判断し、10秒のペナルティと2点のペナルティポイントが科された。

    オリバー・ベアマンは2025年にエステバン・オコンとともにハースでフルタイムのレースドライバーとしてレースに出場することが決まっており、チームは、今年ハースとフェラーリの両チームのリザーブドライバーを務めながらF2でも戦っているこのイギリス人ドライバーをバクーでのレースに昇格させた。

    オリバー・ベアマンが来年の開幕戦オーストラリアでデビューする前に、週末のレースシートでチームに慣れるチャンスを与えることは、ハースF1チームにとって理にかなったことだった。

    オリバー・ベアマン ハースF1チームオリバー・ベアマンのキャリアにおける2度目のグランプリ出場機会は、2025年にチームにフルタイムで移籍する前に、ハースF1チームの一員としてバクーで訪れることになる。

    つまり、ベアマンは今シーズン2勝目を挙げたモンツァから、残り3戦でトップと115ポイント差のまま、F2のスプリントレースとフィーチャーレースを欠場することになる。

    オリバー・ベアマンは今年、体調不良のカルロス・サインツJr.に代わってサウジアラビアGPに出場し、F1デビューを果たした。19歳のベアマンはフェラーリを駆り、7位入賞でポイントを獲得した。

    ベアマンは、今年のハースのFP1で走行し、F1の準備を進めてきた。夏休み前のハンガリーで開催される6回のFP1のうち4回目である。

    マグヌッセンは、F1での最後の7レースとなる可能性が高いシンガポールでのレースで、スーパーライセンスのポイントをリセットしてハースF1チームに戻ることができる。

    「準備期間が限られているなど、リザーブドライバーとしてレースに参加するのは間違いなくより難しい挑戦だ。しかし、僕は幸運にも今年初めにスクーデリア・フェラーリで同じ経験をしているので、その経験を活かすことができます」とベアマンは語った。

    「今シーズン、すでにマネーグラム・ハースF1チームのVF-24でFP1セッションを4回経験している。そのため、バクーでのレース週末にフルで取り組むにあたり、間違いなくその経験も貴重なものとなるだろう。チームは現在、良い調子にある。与えられた時間で最善を尽くし、準備を整えるつもりだ。目標は、アゼルバイジャンでしっかりとした週末を過ごすことだ。」

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は次のように付け加えた。「オリーがバクーでニコと並んでVF-24を運転することになり、興奮しています。彼はすでにFP1とシーズン後のテストで素晴らしい走りを見せており、また、サウジアラビアでのスクーデリア・フェラーリでのドライブでも素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ポイントも獲得しているます」

    「これは、オリーとチームにとって、レース週末全体を通じて一緒に仕事をするまたとない機会であり、彼にとって、参考となる情報を提供してくれるニコ以上のチームメイトはいないでしょう」

  • エステバン・オコン ハースF1チームは「2023年シーズン途中から本格交渉」

    エステバン・オコン ハースF1チームは「2023年シーズン途中から本格交渉」

    エステバン・オコンは、2025年ハースF1チームに移籍することが決定。アルピーヌが長年の技術的弱点に対処できなかったことが、来シーズンにチームを離れる決断をした一因となったと明かした。

    ハースF1チームは木曜日、オコンが2025年F1シーズンにチームに加わることを発表。フェラーリのジュニアであるオリバー・ベアマンとパートナーを組み、ドライバーラインアップを一新する。

    エステバン・オコンは、エンストンを拠点とするチームで5年間在籍した後、アルピーヌを離れる。同チームで彼は、F1初表彰台(2020年サヒール)とキャリア初勝利(2021年ハンガリー)を獲得した。

    今週末のベルギーグランプリを前にメディアに対し、オコンは「ずっと前に」アルピーヌを離れることを選んだと明かし、その決断の要因として、チームが特定の技術領域で改善していないことを挙げた。

    エステバン・によれば、これらの弱点は「3年間」アルピーヌを悩ませており、チームの2024年F1マシンにも残っているという。チームはシーズン最初の13レースでわずか9ポイントしか獲得していない。

    オコンは「僕にとってその決断は非常に明確だった」と語った。

    「かなり前に、新しい挑戦をしたいと決めた。自分の物語、自分自身の物語を書きたかった。もちろん、同じチームでF1に5年間在籍するというのは、F1の世界では長い期間だ」

    「僕たちは良いことを達成したけど、時には少し難しいことを達成した」

    「確かに、今シーズンはフラストレーションが溜まるシーズンだった。チーム内で現状に満足している人は誰もいないのは誰にも秘密ではないし、数年前に抱えていたいくつかの条件や技術的な問題に関して十分な改善が見られていない」

    「その技術開発と改善のサイクルにおいて、僕たちはその最先端にいられず、3年前にすでに抱えていた問題を現在のマシンでも直面している。これはF1の世界ではあり得ないことだ」」

    「でも、僕はこのチームの成功を願っている。このチームは永遠に私の心の中に残るだろう。初めての表彰台、初めての勝利を成し遂げた。そして僕たちは一緒に成し遂げました。それは僕の心の中で常に特別なものになるだろう」

    「彼らの将来がうまくいくことを祈っているけど、その前にシーズンの半分が残っている。このチームで良い形でシーズンを終えられるよう、ベストを尽くしたいと思っている」

    エステバン・オコンは、昨シーズンの途中からアルピーヌからの撤退を模索していたことを明かし、「明らかにパドックでは多くの話し合いが交わされていた。それは明らかだ」と付け加えた。

    「ハースとの交渉は、かなり前から始まっていた。本当に始まったのは、2023年のシーズン途中だった」

  • トヨタ幹部 F1イギリスGPでハースF1のピット滞在はF1復帰の予兆?

    トヨタ幹部 F1イギリスGPでハースF1のピット滞在はF1復帰の予兆?

    トヨタが、ハースF1チームと提携してF1復帰するという噂が伝えられているが、先週末のF1イギリスGPでTOYOTA GAZOO Racingの加地雅哉の姿が目撃されている。

    Formula.huは、パドック関係者の話としてトヨタがハースF1チームとの提携を検討していると報じた。2002年から2009年までF1に参戦していたトヨタは、ハースF1と交渉中で、もし契約が成立すれば、早ければ2025年からの参戦が可能になると報じている。

    最初のステップ:ブランディング
    シルバーストンでの調査で、トヨタは、現在フェラーリと提携しているハースF1チーム目をつけ、その第一歩として近年ザウバーやアルファロメオが結んできたようなスポンサー契約を結ぶ可能性があることがわかった。

    2025年のオリバー・ベアマン、そして、エステバン・オコンがドライブすると見られているハースF1チームのマシンにトヨタのロゴがあしらわれているという。

    トヨタはハースF1のマシンを製造するのか?
    Formula.huがイギリスGP後の数日間にわたって調査したところ、協力関係の第一歩として技術協力が行われる可能性があることも判明した。

    ハースF1のマシンは、2016年のチームデビュー以来、イタリアのダラーラで製造されてきたが、同サイトの情報によると、2025年からはその一部または全部がTOYOTA GAZOO Racingのケルン本社に引き継がれる可能性があるという。

    ハースF1の2026年F1マシンがトヨタと一緒に作られる場合、両者の協力関係は2028年末まで続き、パワーユニットは引き続きフェラーリから供給される可能性が高い。また、ハースF1とトヨタが後に関係を強化し、完全な買収に発展する可能性もある。

    以前リークされたように、トヨタは少なくとも1年前からF1での役割とエンジンプログラムの可能性を探ってきたが、最近までこの件は沈黙していた。

    トヨタがF1エンジン開発プログラムを立ち上げるかどうかはまだ明らかではないが、その可能性はあると言われている。計画されているF1参戦が、ファクトリープログラムで参戦しているラリーや耐久など、トヨタの他のモータースポーツ活動にどのような影響を与えるかについては、ほとんど知られていない。

    トヨタ自動車 ハースF1チーム

    それは多くのことを説明する。
    ハースF1チームのアメリカ人オーナーであるジーン・ハースF1は、以前からチームの売却を検討していると噂されてきた。この実業家は最近、レッドブルリンクとシルバーストンに直接姿を現した。イギリスGPのグリッド上で彼はFormula.huに将来について楽観的に語ったが、売却の準備をしているという兆候は示さなかった。

    しかし、契約の可能性については何も語らなかったものの、チームへの投資計画については何も示唆していない。

    エステバン・オコンとハースF1との契約がリークされたとき、なぜグランプリ優勝経験もある彼が、ニコ・ヒュルケンベルグがステアリングを握るシーズン開幕以来、後塵を拝している小規模チームに加わるのかと多くの人が疑問を呈した。トヨタとの可能性の可能性も、少なくともセミファクトリーチームがF1キャリアを続けることができることを考えれば、説明がつくかもしれない。

    プロフェッショナル探し
    パドックでは、ハースF1は大きな動きを準備しており、あらゆる分野でチームを強化しようとしていると言われている。ある情報筋によると、チームは多くのビッグネームと交渉中で、その交渉はすぐに契約につながる可能性があるという。

    トヨタ関係者がハースF1のピットで目撃
    F1イギリスGPでは、TOYOTA GAZOO Racingの加地雅哉の姿が国際映像で捕えられていた。彼はチーム代表の小松礼雄の家族とともにセッションを見守った。

    ジャーナリストのクライン・ジェイミーは、逆に小松礼雄がル・マン24時間レースでTOYOTA GAZOO Racingを訪問していたことも明らかにしている。

    「先週末、シルバーストンで開催されたハースF1のピットにTGRのボス、加地雅哉がいた。変な話だが、ル・マン直後に小松礼雄がTGRのホスピタリティを訪れたとき、私はその場にいたのだが……そのときは何とも思わなかった。トヨタとハースの提携はあり得るのだろうか?」

  • ハースF1 小松礼雄 オリバー・ベアマンを称賛「すべての面で魅力的」

    ハースF1 小松礼雄 オリバー・ベアマンを称賛「すべての面で魅力的」

    ハースF1のチーム代表を務める小松礼雄は、サウジアラビアGPで衝撃的なF1デビューを飾ったオリバー・ベアマンを「トータルパッケージ(すべての面で魅力的)」と評した。

    現在F2参戦2シーズン目のベアマンは、サインツが虫垂炎で手術が必要と診断されたことを受けて出場。18歳のベアマンは予選11番手から7位まで順位を上げ、自身初のF1レースで6ポイントを獲得した。

    フレデリック・バスールは、金曜日のフリー走行3セッションの数時間前にサインツの代役として指名されたオリバー・ベアマンが、デビューF1レース週末のサウジアラビアGPでのプレッシャーにどう対処したかを称賛した。

    「彼は最初から非常に落ち着いてアプローチしていました」とバスールはレース後に説明した。「これは週末にとって大きな財産だった。レッシャーもあっただろうし、フェラーリにとって最年少(ドライバー)であることや、いろいろなことを思い出させただろう」

    「しかし、結局のところ、彼はそのことを頭から省いて、本当の要点に集中することができたと思う。実際にそれができていた。彼にとっては明確な目標だったと思うが、私の理解では、彼は細部に集中していたのではなく、大きなトピックに集中していた。最終的にはそれがうまくいった」

    27のコーナーがある高速のジェッダ・コーニッシュ・サーキットの困難な性質を考慮して、バスールはベアマンがほとんどミスなくトラックに取り組んだことを賞賛し、次のように付け加えた。

    「正直に言うと、壁の間にあるジェッダで、FP1とFP2をスキップして、ほぼ予選に直接参加できたことに完全に感銘を受けた」

    バスールはSky Sports F1で、ベアマンがこれまで経験したことのないF1グランプリの局面に直面したときにミスを犯す可能性があることは現実的だったと認め、ベアマンにミスがなかったことにさらに感心したと語った。

    「ご想像のとおり、金曜日の予選でオリーにマシンに飛び乗るように頼んだときは、こんなにしっかりした週末になるとは思っていなかった。彼は昨日、フリープラクティスで一歩ずつ前進し、予選では非常に力強い走りを見せた。彼は1000分の数秒の差でQ3を逃した」とバスールはコメントした。

    「今日はスタートやピットストップの手順など、これまで彼がやらなかったことに少し恐怖を感じたが、彼はとても堅実で、レースではミスをひとつもしなかった。ランド)ノリスと(ルイス)ハミルトンが後ろにいることを伝えると、最後にはスピードアップすることさえできた。全体的に素晴らしい仕事だ」

    オリバー・ベアマンオリバー・ベアマンはグランプリデビュー戦で4ポイントを獲得した。

    ベアマンのタイヤマネージメントと様々なプレッシャーへの対応力、そしてグランプリ最終戦でファステストラップを記録したことも、バスールから高く評価された。

    「素晴らしかった。マネジメントに関しては、ペースもそうだが、マネジメント、レースのことだけを言いたくはないが、彼はイベントの最初からとても堅実で、とても頑丈で、ミスをしなかった」とバスールは語った。

    「彼はいいフィードバックをしてくれたし、無線ではとても落ち着いていて、みんなが冷静でいられるよう助けてくれた。彼のおかげだ」

    しかし、バスールはこれがベアマンにとってこれから続く旅路の一歩にすぎないことを認めている。このティーンエイジャーは昨年ハースから2回のセッションに参加した後、2024年にはさらにFP1に出場する。また、F2でのチャンピオン争いも視野に入れている。

    このパフォーマンスによってベアマンが2025年にフェラーリのパートナーチームのグリッドを獲得できるかどうかについてバスールは次のように語った。

    「そうかもしれないが、最も重要なことは、今日の結果は2、3週間後には過去のものになるということだ。彼はF2に集中しなければならない。大きな挑戦が目の前にある」

    ハースF1では、チーム代表の小松礼雄が同様にベアマンに感銘を受け、今シーズンもFP1に参加することを喜んだ。

    ベアマンがジェッダで活躍したことで、ハースの将来的なプランに注目が集まる可能性について質問され、小松礼雄は 「ええ、もちろんです」と答えた。

    「昨年、メキシコとアブダビのFP1で彼を走らせたとき、彼がトータルパッケージであることは一目瞭然でした。だから、今年のFP1で6回も彼を起用できることをとてもうれしく思っています。彼のためにとてもうれしく思っています」

  • ハースF1代表 小松礼雄 「決勝のためにニコに新品を1セット残した」

    ハースF1代表 小松礼雄 「決勝のためにニコに新品を1セット残した」

    ハースF1のチーム代表を務める小松礼雄が、2024年F1第1戦バーレーンGPの予選を振り返った。

    ニコ・ヒュルケンベルグはプラクティスではトップ10圏内をうろついていたが、他のドライバーがエンジン回転を上げても、ハースのドライバーは離されなかった。ヒュルケンベルグは2年連続でQ3進出を果たしたが、ユーズドタイヤでの走行だったため、10番手に留まった。

    ケビン・マグヌッセンは少なくともQ2進出を果たしており、チームにとっては非常に心強い結果となった。

    「FP3から低燃料のパフォーマンスに集中し、セッション終はいい仕事ができればQ2に進出できると考えていました。それを達成できたのでとてもうれしいです」

    「Q2ではニコがQ3進出を決める素晴らしいラップを見せてくれました。そのことにも本当に満足しています」

    「Q3では、明日はメルセデスやマクラーレンと戦わないという冷静な判断ができました。そのため、土曜日のためにニコのために新しいタイヤを1セット残し、自分たちに最高のチャンスを与えました」

    「プレシーズンテストと昨日の高燃料走行から学んだすべてのことを明日実践してポイント獲得に挑戦できると思いたいですね」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2ストップに必要なハード2セット、ソブト1セットの新品タイヤを残した。