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  • トヨタ、2013年WECマシンを2月19日に発表

    トヨタ、2013年WECマシンを2月19日に発表

    トヨタは、2013年WECマシンを2月19日にフランスのポール・リカールで発表することを明らかにした。

    トヨタは2012年、第3戦ル・マン24時間レースからWEC(世界耐久選手権)への参戦を開始。TS030ハイブリッドで3勝を挙げた。

    トヨタは、2013年も引き続きWECに参戦することを発表。

    2月19日(火)〜20日(水)に2013年年度仕様の車両走行テストを兼ね、WEC参戦計画発表会をポール・リカール・サーキットで行うことを明らかにした。

    発表会には、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴が参加する予定としている。

    関連:
    ・アウディ、2013年のル・マン24時間およびWECの参戦体制を発表

  • 小林可夢偉 「トヨタでのWEC参戦には興味はない」

    小林可夢偉 「トヨタでのWEC参戦には興味はない」

    小林可夢偉は、2013年にF1のレースシートを獲得できなかった場合、リザーブドライバーやトヨタでWECに参戦することは考えていないと述べた。

    2013年のザウバーのシートを失った小林可夢偉は、現在残りのシートを獲得するために交渉を続けている。

    小林可夢偉は、リザーブドライバーの役割を探すことには興味はないと述べた。

    「レースがしたいですし、テストドライバーとしてこのあたりを歩いていたくはありません」と小林可夢偉は主張。

    「すでにトヨタでテストドライバーとして2年間過ごしていますし、それがどんな感じかはわかっています」

    「20レースを周りで待っているのは簡単なことではありません。運転することなくここに留まることは刑務所にいるようなものです」

    小林可夢偉のキャリア初期を支え、2009年後半戦でF1デビューさせたトヨタは、現在WEC(世界耐久選手権)で成功を収めている。

    だが、小林可夢偉は、F1以外の選択肢を検討することはあまりに早過ぎると述べた。

    トヨタのWECのシートを狙うかと質問された小林可夢偉は「それについて考えるのはまだ早いです。あまり興味はありません」とコメント。

    「F1にいたいです。チャンスがあれば、もっと成功できると思っています」

    関連:
    ・小林可夢偉、2013年のF1シート獲得を断念。募金の受付も終了 – 2012年12月18日
    ・小林可夢偉、F1活動資金の募金サイト「KAMUI SUPPORT」を開設
    ・小林可夢偉 「詳しい事など言えないですが、必ずシートはあります!」
    ・小林可夢偉、狙うはロータス?フォース・インディア?

  • トヨタ、WEC今季最終戦で2連勝を達成

    トヨタ、WEC今季最終戦で2連勝を達成

    トヨタ・レーシングとTS030 HYBRIDは、世界耐久選手権(WEC)今季最終戦 上海6時間レースで勝利を挙げ、シーズンを終盤2連勝で締め括った。

    ポールポジションからスタートしたアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールのTS030 HYBRID #7は、2位以下に58秒570の差をつけトップでチェッカーを受けた。

    今週末の勝利で、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールは、シリーズ全8戦中、6戦のみの参戦にもかかわらず、世界選手権ドライバーズポイントで3位となった。

    TS030 HYBRIDと画期的なトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)は、印象深いデビューシーズンを6戦中3回の勝利で飾り、3回のポールポジションと4回の最速ラップを記録するなど、圧倒的なパフォーマンスを発揮した。

    THS-Rのスーパーキャパシタによるエネルギー蓄積システムは、上海サーキットに於いても、4ヶ所のハイブリッド回生区間で300馬力のパワーブーストを発生し、加速へと貢献した。

    トヨタチームにとって、FIA世界選手権2戦連続優勝は、1994年のWRC(世界ラリー選手権)以来となる。

    決勝の朝を迎えた上海サーキットは、濃い霞のために救急ヘリコプターが飛ぶことが出来ず、朝のウォームアップ走行は中止。そのため、決勝レースはこの日初めての走行となるローリングスタートから始まることになった。

    スタートではニコラス・ラピエールがステアリングを握り、第1コーナーでトップを守ると、たちまちリードを広げた。

    2スティントを走り切ったニコラス・ラピエールは2位に約30秒のリードを保ってアレックス・ブルツに交替した。チームはピットストップの度にタイヤ交換を行い、レースが半分を消化した時点では、アレックス・ブルツとTS030 HYBRIDは、完全にレースをコントロールしていた。

    その後2人のドライバーは2スティント毎に交替。最後はアレックス・ブルツがステアリングを握ってトヨタ・レーシングのWEC初シーズン最後のレースを優勝で締め括った。

    表彰式では、現在トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社の社長で、TMGの元会長である山科忠がチームを代表して二人のドライバーと共に表彰台の中央に立った。

    アレックス・ブルツ:
    素晴らしいレースだった。100%完璧な週末で、金曜日からやって来たことが全て正しく働いた。テレビを見ていた人には楽なレースに見えたかもしれないが、ニコラス・ラピエールも私も全力を出し切った。簡単なレースなど無いが、今日のレースはトヨタのために勝利し、チームのメンバー全てに冬に向けてやる気を出して欲しいと願って頑張った。とにかく今日は最高だった。中嶋一貴も、ここにいて欲しかった。今年を振り返ってみると、素晴らしいシーズンだったと言える。シーズン序盤は意気込みやパフォーマンスにも波があったが、日々ステップアップして行った。そのおかげでシーズンを勝利で終えることが出来た。

    ニコラス・ラピエール:
    素晴らしい週末だった。最初の公式練習から最後まで我々は最速だった。TS030 HYBRID #7は絶好調でレース中プッシュし続けることが出来た。トヨタ・レーシングの全員が素晴らしい仕事をした。チームの一員として、アレックス・ブルツや中嶋一貴と一緒に仕事が出来たことが嬉しかった。最初はTS030 HYBRIDやエンジン、ハイブリッドシステムだけでなく、チームでさえも真新しかったが、シーズンが進むにつれて進化した。もちろん大変な仕事だったが、チームの努力の賜で、そのおかげで最高のシーズン終盤を迎えることが出来た。我々のペースは来年に向けてやる気を起こさせるに十分だったが、これからの冬の間も、アウディの反撃に備えて手を休めるわけにはいかない。

    パスカル・バセロン テクニカル・ディレクター:
    今日はチーム全体のパフォーマンスが最高に発揮出来た。戦略も、ピットストップも、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールのドライブも最高だった。シーズンを終えるにあたって、このプロジェクトに携わった全員に感謝したい。デビューシーズンに3回のポールポジションを獲得し、3勝を挙げられたことは十分に満足出来る結果だ。アウディと接近戦を戦えたことは素晴らしい経験だった。アウディのアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ、マルセル・ファスラーのドライバーズタイトル獲得にはおめでとうと言いたい。アウディは素晴らしい競争相手であり、来年もまた真正面から勝負を挑みたい。最後に、LMP1プライベートチームのタイトルの獲得とプチ・ル・マンの勝利を挙げたレベリオンチームにもおめでとうと言いたい。我々TMGは彼らにエンジンを供給出来たことを誇りに思う。

  • トヨタ、WEC今季最終戦で3度目のポールポジション獲得

    トヨタ、WEC今季最終戦で3度目のポールポジション獲得

    トヨタ・レーシングとTS030 HYBRIDは、FIA世界耐久選手権(WEC)今季最終戦・上海6時間レースの公式予選において、ライバルに僅差ながらポールポジションを獲得した。

    予選でタイムアタックを担当したのはアレックス・ブルツ。彼は、ニコラス・ラピエールと共に決勝を戦うTS030 HYBRID #7を駆り、2度目のタイムアタックでこの週末を通して最速となる1分48秒273を記録、2番手の#2アウディに0.1秒差を付けた。

    トヨタ・レーシングはWEC初挑戦の今年、6戦に参戦して3度目のポールポジションを獲得。300馬力のエキストラパワーを絞り出すトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)の威力を見せつけた。

    上海6時間レースの行われる1周5.451kmの上海国際サーキットには、ハイブリッド回生区間が4ヶ所設定され、THS-Rは減速時のエネルギーを革新的なスーパーキャパシタで蓄積、競技規則で定められた上限の500kJを加速時に活用する。

    午前中に行われた公式練習3回目は時折雨の降る天候の下で行われたが、公式予選が始まる頃には気温も上昇、コースも乾いた状態となった。

    午前中の公式練習ではまずニコラス・ラピエールがウエット及びインターミディエイト・タイヤで走り始め、その後に交替したアレックス・ブルツはドライタイヤに換装、この週末初めて1分50秒の壁を破るベストタイムを記録した。

    明日は午前8時から20分間のウォームアップ走行が行われ、6時間レースは午前11時にスタートする。

    アレックス・ブルツ:
    今日の公式予選はドライバーの力というよりTS030 HYBRIDの性能で勝ち取ったといった方が良いだろう。サンパウロ(ブラジル)の公式予選では完璧なラップを刻むことが出来たが、ここでは最後のセクターで少しタイムロスをしてしまった。風向きを読み切れなかったのがその理由だが、それでもアウディに対して良いタイムアタックが出来てポールポジションを獲得出来たので嬉しい。昨日の公式練習ではロングランにおけるTS030 HYBRIDの戦闘力が高いことが確認出来たが、問題はやはり他車との混雑だ。明日の決勝レースは当然接近戦になる。恐らく富士のレースと同じような戦いになるだろう。しかし、負けるわけにはいかない。

    パスカル・バセロン テクニカル・ディレクター:
    性能面から考えると、今週末はまずまず上手く行っている。ポールポジションが獲得出来たことも非常に嬉しい。ライバルに対して、もう少し差を付けられる余裕があったが、アレックス・ブルツが2ケ所のセクターで素晴らしい走りを見せてくれたので大変満足している。6戦に挑み3度のポールポジションは十分満足出来るが、我々の目標は明日の決勝レースで3勝目を挙げることだ。レースはタイヤの摩耗状態が予想より厳しいので、明日はこれまでとは異なった戦略になるかもしれない。アウディとの接戦になることは分かっているが、富士と同様に完勝して最高の気分でシーズンを締め括りたい。

  • トヨタ、WEC 最終戦 上海の公式練習でトップタイム

    トヨタ、WEC 最終戦 上海の公式練習でトップタイム

    トヨタは、世界耐久選手権(WEC)最終戦 上海6時間レースへ向けて公式練習を開始した。

    エキサイティングな富士スピードウェイでの勝利から2週間、中嶋一貴はSUPER GT参戦で欠場するが、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールは、TS030 HYBRID #7を駆って再びWECの戦いへと戻ってきた。

    TS030 HYBRID #7は、午前中の公式練習セッションではトップから0.146秒遅れの1分52秒365で2番手に付けたが、午後には急速にタイムアップをはかり、2番手のアウディを1秒158引き離す1分50秒573のトップタイムを刻んだ。

    今週末の戦いは、5レースへの参戦で2勝を挙げたトヨタ・レーシングにとって、世界耐久選手権(WEC)デビューシーズンの締め括りとなる。

    午前中の公式練習は、2006年のA1GP参戦以来の上海サーキットとなるニコラス・ラピエールが最初にドライビングを担当。彼はTS030 HYBRID #7の初期セットアップに集中し、5.451kmの上海サーキットでラップタイムを縮めていった。

    2007年に上海サーキットでF1を戦ったアレックス・ブルツは、セッションの残り時間が20分になったところでニコラス・ラピエールからTS030 HYBRID #7のステアリングを譲り受け、午前中の公式練習でセッション終了まで周回を重ねた。

    午後の公式練習セッションでは、午前と逆の順番で両ドライバーがステアリングを握り、アレックス・ブルツから走り始めた、彼はレース用のセットアップとタイヤの摩耗状況を確認すべくロングランに専念し、ニコラス・ラピエールへと交代した。

    明日土曜日は、最終公式練習(9:15〜10:15)に続き、公式予選(13:55〜14:15)が行われる。日曜日の決勝レースは、ウォームアップ走行(08:00〜08:20)の後、午前11時に6時間レースがスタートする。

    アレックス・ブルツ #7:
    今朝の最初の公式練習セッションは少々トリッキーなセッションだった。TS030 HYBRIDのセットアップを少し変える必要があったが、その結果ロングランは上手く行った。良いリズムで走行出来、先行車に阻まれることもなかった。コース図を見た感じでは渋滞は問題にならないコースのようだが、実際には走行ラインを少しはずれると非常に路面の汚れが激しく、決勝レースでは結構大変そうだ。しかし、路面の状況はセッションが進んでいく間に改善されてきた。TS030 HYBRIDの状態には満足しているが、まだ走り始めたばかりであり、さらに最適化を進めなくてはならない。

    ニコラス・ラピエール #7:
    ここのサーキットは以前走ったことがあるので馴染み深い。とても走り甲斐のある素晴らしいサーキットだ。午前中の公式練習セッションの走り始めは路面が汚れていたが、周回を重ねるにつれて改善してきた。セッションの初めは予想以上に路面が荒れていてTS030 HYBRIDのバランスをとるのが極めて難しかった。そこで慎重にセットアップを行い、最後にはまずまずのバランスを見出すことが出来た。午後の公式練習セッションは主にアレックス・ブルツが担当し、更なるセットアップの確認やロングランでタイヤの状況を確認した。このコースはタイヤに厳しいので、慎重に行く必要がある。まだ改善の余地は残っているが、良い感じで進んでいる。

  • トヨタ:WEC最終戦 上海6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC最終戦 上海6時間レース プレビュー

    トヨタ・レーシングは、FIA世界選手権(WEC)参戦初年度を締めくくるべく、今季最終戦となる上海6時間レースへと臨む。

    参戦5戦にして富士スピードウェイで2勝目を果たしたTS030 HYBRIDは、トヨタ・レーシングのドライバーと共に、シーズン最終戦に挑戦する。

    アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールの二人が今週末 TS030 HYBRIDのステアリングを握るが、富士6時間レースの殊勲者、中嶋一貴はSUPER GT最終戦もてぎのために日本に留まる。

    アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールは、先週末、東京・お台場で行われたモータースポーツジャパン(MSJ)でレースファンとの集いを楽しんだ後、中国・上海へと赴く。

    今週末、戦いの舞台となる上海国際サーキットの5.451kmのコースは、2004年に上海市郊外に建設された。

    富士スピードウェイと同様に、上海サーキットではハイブリッド回生区間が4ヶ所設定され、トヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)のスーパーキャパシタに蓄えられたエネルギーが、300馬力の加速パワーとして活用される。

    今週末は、金曜日に90分づつ2回(10:30〜11:30と15:00〜16:30)の公式練習、土曜日には最終公式練習(09:40〜10:40)に続き予選(13:55〜14:15)が行われる。日曜日の決勝レースはウォームアップ走行(08:00〜08:20)の後、午前11時に6時間レースがスタートを切る。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    トヨタ・レーシングにとって印象深く、成功を収めた世界耐久選手権の初年度であった。我々はちょうど1年前の2011年に活動を開始した当時の予想よりもはるかに多くを達成してきた。アウディをはじめとする強豪他車と短時間で競えるようになったことは、このプロジェクトにおける大きな財産となった。今、エキサイティングだった今季の最終レースを前に、我々は全力で戦いシーズンを締めくくりたい。今月は忘れられない富士スピードウェイでの勝利を味わったが、上海でのレースへ臨むに当たって、心機一転、最良の結果を残すためにも失敗は許されない。

    アレックス・ブルツ #7
    中国戦を楽しみにしている。私は、F1で戦ったことのあるこのコースを知っているし、流れるようなコーナーが好きだ。このコースは我々のTS030 HYBRIDに合っていると思う。TS030 HYBRIDでレースを戦うのは、どのサーキットでも楽しいが、上海サーキットも例外ではない。シーズン最後のレースとなるが、全力でアタックし、最高の結果でシーズンを終えたい。前戦から、東京でのイベントに参加するなど忙しかったが、多くのトヨタファンに出会えて、とても新鮮だった。日本の素晴らしい雰囲気の中で大きなモチベーションを得て、シーズン最終戦へ向け態勢は整った。

    ニコラス・ラピエール #7
    シーズン最終戦は冬の間の記憶に残るため、非常に重要なレースであり、上海は力強い結果を得たい。コースはTS030 HYBRIDに非常に適しており、ここ数レースの流れからいっても、チャンスはあると思う。私は以前A1GPでこのサーキットを走ったことがあり、コースレイアウトなどを良く知っているが、いつものように、最初の公式練習をきちんとこなすことが重要となる。我々は、5レースで3回表彰台に上がり、2回勝利を挙げるなどトヨタ・レーシングにとって偉大な初めてのシーズンを戦って来た。そのシーズンを良い成績で終われることを期待している。

  • トヨタ、WEC第7戦 富士6時間レースで優勝!

    トヨタ、WEC第7戦 富士6時間レースで優勝!

    トヨタ・レーシングはポールポジションからスタートした富士6時間レースで優勝。FIA世界耐久選手権(WEC)で今季2勝目をあげた。

    TS030 HYBRID #7は公式練習第2回目以外の全てのセッションでベストタイムを記録。そして決勝レースでもアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3名のドライバーがハイペースで周回を重ね、最速ラップを叩き出した。

    2位に11.233秒の差を付けて優勝したTS030 HYBRID #7をドライブした中嶋一貴は、1992年にトヨタTS010と共にイタリア・モンツァで行われた世界スポーツカー選手権で優勝した小河等以来の、FIA世界選手権レースを制した日本人となった。また、この勝利はトヨタ・レーシングにとって、第5戦サンパウロに続くWECでの2勝目。

    #1アウディとの激しい戦いは、富士スピードウェイからほど近いトヨタ東富士研究所で開発されたトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載したTS030 HYBRIDで、優勝というトヨタ・レーシングにとって最高の結果を残した。

    TS030 HYBRID #7はアレックス・ブルツがポールポジションからスタート、第1コーナーもトップを守り、リードを広げた。その後もTS030 HYBRIDが搭載するTHS-Rの絞り出す300馬力のエキストラパワーで2位以下を引き離した。

    1回目のピットストップとドライバー交替までは接近戦が続いたが、ドライバーがニコラス・ラピエールに代わったあと2時間を経過した時点で、TS030 HYBRID #7は周回遅れの車両をかわそうとして走行ラインを外し、2位へと転落した。

    しかし、タイヤ交換なしで2スティントを走ったニコラス・ラピエールは、再びレースをリードし、レースが半分を消化した時点で中嶋一貴に交替した。

    その後、導入されたセーフティカーが退き、前方がクリアになったTS030 HYBRID #7と中嶋一貴は、最速ラップを繰り返し記録しながらさらにリードを広げた。

    中嶋一貴は猛烈なペースで勝利に向かって走り続け、ほぼ3時間にわたる3スティントを一人で走り切り、見事に勝利のチェッカーフラッグを受けた。

    10月28日(日)に上海国際サーキットで行われるWEC最終戦・上海6時間レースでは、アレックス・ブルツとニコラス・ラピエールがTS030 HYBRID #7のステアリングを握り、中嶋一貴はSUPER GT最終戦もてぎ戦を戦う。

    アレックス・ブルツ:
    今日はトヨタ・レーシングと、我々を応援してくれたトヨタファミリー全員にとって特別な日だ。ブラジル・サンパウロでの勝利は素晴らしい経験だったが、トヨタのモータースポーツ部門がある東富士研究所から僅かな距離にある富士スピードウェイでの今回の勝利は特別なものだ。我々は週末を通してトヨタの従業員、そして、富士スピードウェイにやって来た多くのファンに支えられた。信じられない経験だ。我々は勝利に向かって突き進むことを約束してはいたが、アウディがその前に立ちはだかった。それだけに、この勝利は特別で、日本とケルンのチーム全員の、血の滲むような努力の賜だ。週の始まりから全てをレースに向けて準備し、戦略を立てたが、結果は我々が望んでいた通りになった。チーム全員に感謝したい。

    ニコラス・ラピエール:
    この勝利は最高の結果であり、エキサイティングなレースは世界選手権のためにも、富士スピードウェイに来場したファンのためにも良かった。アウディとの戦いは厳しいものだった。我々は2スティントにわたりタイヤ交換をしない作戦をとったので、少しは時間を稼ぐことが出来た。作戦は上手く行き、トップに立てたので、タイヤ的には少し苦しくなったが後続とのギャップを何とかコントロールし、最後には少しマージンを広げることすら出来た。我々は最後にもう一度ピットストップをしなければならないことが分かっており、そのために中嶋一貴は猛烈にプッシュした。ここ日本で優勝を果たせて最高の気分だ。今年の初めから誰もがこの富士スピードウェイでのレースの大切さを語っていたが、それが叶えられて満足だ。

    中嶋一貴 :
    なんとも素晴らしい一日となった。この素晴らしい成績はチーム一丸となった結果であり、チームメイトとチーム全員に感謝したい。チームは素晴らしいTS030 HYBRIDを用意してくれ、トヨタ自動車は素晴らしいハイブリッドシステムを開発してくれた。この成果はチーム全員の努力の賜だ。FIA世界選手権に勝利することはドライバーとしての目標であり、それが果たせた今日は特別な日だ。多くの観客が集まってくれて、グランドスタンドに無数のトヨタの旗が振られるのを見るのは最高の気分だった。本当に最後の数周は興奮した。担当エンジニアから、最後のピットストップが待っているからプッシュしろと無線が入り、夢中で攻めた。その結果、優勝を果たすことが出来、最高の気分だ。

    木下美明 トヨタ・レーシング チーム代表:
    このプロジェクトの始まりから、私は富士6時間レースで優勝することを目標に置いてきた。そのような状況下で多くのファンの前でエキサイティングなレースを戦うことが出来、さらに勝利を挙げられたことは格別の気分だ。チーム全体が最高の仕事をして、特別なレースというプレッシャーをはねのけた。最高の戦いをしてくれた、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3人をとても誇りに思う。特に中嶋一貴はサンパウロでの勝利を経験しておらず、今回は彼にとっての初勝利を楽しんでくれたと思う。我々トヨタ・レーシングの全員が、日本の多くのファンの声援に感激し、絶大な支援に感謝している。私は富士6時間レースがWECカレンダーの中で重要なレースとして認められたことを嬉しく思っている。この素晴らしいイベントを開催してくれた富士スピードウェイの努力にも感謝したい。

  • トヨタ、WEC第7戦富士で中嶋一貴がポールポジション獲得

    トヨタ、WEC第7戦富士で中嶋一貴がポールポジション獲得

    トヨタ・レーシングは13日(土)、富士スピードウェイで行われたFIA世界耐久選手権第7戦・富士6時間レースの予選でポールポジションを獲得した。

    今週末のレースでアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと再びコンビを組んだ中嶋一貴が午後に行われた公式予選で最速タイムを記録、タイムアタックバトルを繰り広げたライバルを0.140秒で退けた。これはトヨタ・レーシングにとって今季2度目のポールポジションとなる。

    トヨタ自動車の東富士研究所にも近い富士スピードウェイで行われるトヨタ・レーシングのホームサーキットでは、多くのファンがTS030 HYBRID #7に盛大な声援を送り、中嶋一貴はそれに見事に応え、2度目のタイムアタックでベストタイムを記録した。

    明朝は午前7時55分のウォームアップ走行に続き、トヨタ・レーシングとTS030 HYBRIDは午前11時に始まる6時間耐久レースの決勝をポールポジションからスタートする。

    中嶋一貴
    富士スピードウェイでポールポジションが獲得出来、本当に幸せだ。この結果は私にとってもチームにとっても大きな意味を持つ。セッション終了時のTS030 HYBRIDのピットの反応は、日本のそれもトヨタのホームサーキットということで期待も大きかっただけに、本当に凄かった。午前中のセッションで好感触だったのでポールポジション獲得の予感はあった。予選開始時に遅い先行車に引っかかったが、何とかクリアラップを取ることが出来た。この結果には満足だが、今日はまだ土曜日。明日の決勝レースは何が起こるか分からない。富士スピードウェイは最終セクターでの混雑が予想されるコースだけに、レースでは油断は禁物だ。なので、慎重にミスを起こさないように、それでいて勝利を目指して果敢に戦いたい。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    これは最高の結果だ。ホームレースでポールポジションを獲得出来てこれ以上の幸せはない。我々が採用しているトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS?R)は富士スピードウェイから僅かの距離にある東富士研究所で誕生した。この素晴らしい結果を研究所の仲間に示すことが出来て大変に光栄だ。中嶋一貴がチームに再び参加してくれ、最高の仕事をしてくれたことを嬉しく思っている。本当に速いラップだったので、ポールポジションは当然だろう。ただ、今日の結果は素晴らしいが、我々の本来の目的は明日の決勝レースで勝つことだ。最高のスタートを切った今、我々に課せられたことはこの仕事を完成させることだ。

  • トヨタ、WEC第7戦富士の公式練習は2番手タイム

    トヨタ、WEC第7戦富士の公式練習は2番手タイム

    トヨタ・レーシングの3人のドライバーとTS030 HYBRID #7は、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士の公式練習第1回目でトップタイムをマークしたが、午後の公式練習第2回目では、0.004秒の僅差で2番手タイムとなった。

    8月に行われたWEC第4戦シルバーストン6時間レースで、トヨタ・レーシングの初表彰台獲得に貢献した中嶋一貴が、今週末に富士スピードウェイで行われるWEC第7戦富士6時間レースにおいて、シルバーストン以来となる TS030 HYBRID #7のコクピットに戻ってきた。

    WEC第5戦サンパウロ6時間レースでTS030 HYBRIDの初優勝を飾ったアレックス・ブルツとニコラス・ラピエールのコンビに加わる中嶋一貴は、今季戦ってきたSUPER GTやフォーミュラ・ニッポンでの富士スピードウェイに関する豊富な知識や経験をチームにもたらす。

    今週末のレースはトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)にとって里帰りを意味する。それもそのはず、THS-Rは富士スピードウェイから20キロほどの距離にある、トヨタ自動車の東富士研究所で開発されたものだ。

    前戦バーレーンでは7ヶ所あったハイブリッド・ブレーキングゾーンは、富士スピードウェイでは1.475kmの長さを誇るホームストレートへの立ち上がりである最終コーナーを含む4ヶ所に設定された。

    中嶋一貴は午前中の公式練習第1回目の大半でコックピットに収まり、このセッションでの最速タイムをマークしてニコラス・ラピエールに交代。ニコラス・ラピエールはトラブルフリーで午前中のセッションを終えた。

    午後に行われた90分の公式練習第2回目の序盤は、ニコラス・ラピエールがTS030 HYBRIDでロングスティントをこなしたが、その頃には雨雲が富士スピードウェイの上空を覆った。セッション残り30分でアレックス・ブルツが運転を引き継いだが、雨に祟られることはなく、セッションの最後に他車と軽く接触したものの、目立ったダメージはなく走行を終えた。

    最後の公式練習となる第3回目は、13日(土)の午前9時25分から1時間にわたって行われ、続く公式予選はTS030 HYBRIDが属するLMP1クラスとLMP2クラスが午後2時から20分間で実施される。14日(日)の決勝レースは、午前7時55分からの20分間のウォームアップ走行を経て、午前11時に決勝レースのローリングスタートが切られる。

    アレックス・ブルツ #7
    今日は午後のセッション終了直前に短いスティントを2回走っただけで、ほとんどの走行はニコラス・ラピエールと中嶋一貴が担当した。私はレースセットアップを担当し、良いセットアップが見つかった。もう少し進化させる必要はあるが、そんなに悪い状況ではない。富士スピードウェイは大変テクニカルで難しいコースだ。セッティングは決して完璧には決まらないから、妥協点を見つけなければならない。レースは接近戦になるだろうが、冷静に対処出来たら良い結果が残せるだろう。

    ニコラス・ラピエール #7
    今日は好調だった。2回の公式練習走行も期待が持てる結果が得られた。初めてロングスティントをこなしたが、タイヤの摩耗や、フルに燃料を搭載時と空タンクの差を確認することが出来た。何回かアウディと絡んで走る機会があったが、非常に接近した戦いになることが予想出来た。富士スピードウェイは性能差があまり出ないコースのようで、戦いはタイトになるだろう。加えて、コースの最終セクターは混雑が予想され、同時に曲がりくねっているので接触の可能性もある。総合的には非常に満足しており、現状は快調そのものだ。

    中嶋一貴 #7
    今日の午前中のセッションからTS030 HYBRIDは好調で、競争力は高いと思われ、いくつもの異なるセットアップを試した。TS030 HYBRIDから最高のパフォーマンスを引き出すべく作業を続けており、全てが順調に運んでいる。富士スピードウェイで再びTS030 HYBRIDをドライブ出来るのは嬉しいことであり、加えて、金曜日にも関わらず多くのファンがサーキットに来てくれて、本当に素晴らしい雰囲気になった。今日のペースはテスト走行を行った水曜日と比べてまずまずで、ラップタイムも若干向上している。車両に大きな変更を行っていないにも関わらずタイムが向上していることから、コースの路面状況が良くなっているのだと思う。決勝レースへ向けての準備を続けなくてはならないが、セットアップについてもまだ若干改良の余地があるだろう。

  • トヨタ、WEC第7戦 富士 プレビュー

    トヨタ、WEC第7戦 富士 プレビュー

    トヨタ・レーシングは、今週、WEC(世界耐久選手権)第7戦富士6時間レースの行われるホームコース、富士スピードウェイへと向かう。

    今大会には、中嶋一貴がアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと共に、TS030 HYBRIDのドライバーラインアップに復帰する。

    中嶋一貴は、WEC第4戦シルバーストンで初の表彰台フィニッシュに貢献した後、日本で行われたSUPER GT及びフォーミュラ・ニッポンのレースに集中するためにWEC参戦から遠ざかっていた。

    その間、トヨタ・レーシングとTS030 HYBRIDは、第5戦サンパウロでWECデビュー3戦目にして記念すべき初勝利を挙げた。第6戦バーレーンでも序盤首位を走行するなど速さを示したものの、車番表示灯のトラブルに見舞われ、その後アクシデントで戦線を離脱している。

    気温が37度にも達した第6戦バーレーンと比べれば、日本で行われる第7戦富士は、はるかに涼しい中でのレースとなるだろう。

    全長4.563kmの富士スピードウェイは、耐久レースの歴史を刻んでおり、1982年から1988年まではWSC(世界スポーツカー選手権)を開催するなど国際的スポーツカーレースが行われて来た。

    TS030 HYBRIDは、1992年の全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権富士1000kmレースで勝利を挙げたTS010、1999年ル・マン富士1000kmレースで2位フィニッシュを果たしたTS020などの輝かしい血統を受け継いでいる。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    我々のホームコースでのレースを前に、トヨタ・レーシングのチーム全員が特別な気持ちで臨んでおり、特に、バーレーンでの失望の後だけに、やる気に満ち溢れている。我々は、真のハイブリッド・レーシングチームだ。チームの拠点であるTMGはドイツ・ケルンにあるが、我々のトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)は富士スピードウェイに近いトヨタの東富士研究所で開発された。ハイブリッド・システムとエンジニアにとっては、いわば里帰りとも言える。とても手強い相手に立ち向かい、成果をものにするために、全てのチームメンバーがいつものように最高の仕事へと集中せねばならない。日本で表彰台の最上段に立つことは、我々の大きな夢であり、そのためにもこの週末はチーム一丸となって全力を出し切りたい。

    アレックス・ブルツ
    トヨタのドライバーとして日本に行けるのは、非常に光栄なことだ。その特別なプレッシャーは、我々に良い効果をもたらしてくれている。富士スピードウェイは、スポーツカーレースの歴史にとって象徴的なサーキットであるとともに難しいサーキットでもある。非常に長いストレート、そして中盤でのいくつかの高速コーナー、さらには、最後の区間は、非常にテクニカルでトリッキーだ。正しいセットアップを得るためには、最も難しいサーキットのひとつだと思う。富士スピードウェイはF1で走行の経験があるが、とても熱心で素晴らしい日本のファンの前で、またレースを戦うのを楽しみにしている。日本のファンは、スポーツカーレーシングの素晴らしさを覚えているだろうし、再び、魅力的なスタイルのレースカーによるバトルを楽しんでもらえるはずだ。間違いなく“ショー”は素晴らしいものになる。

    ニコラス・ラピエール
    2009年の岡山サーキットでのレースに、過去一度だけ行ったことがあるが、それだけにこの週末が楽しみだ。私は富士スピードウェイを走ったことはないが、先週ケルンへ赴き、TMGのシミュレーターをドライブした。そして、多くのオンボードカメラの映像は見ている。とてもテクニカルなコースに長いストレートが組み合わされており、このコースに我々の車を合わせるのは、興味深いものとなる。富士山の麓で行われる6時間レースに行けることは、トヨタ・レーシングのドライバーとしての特権でもあり素晴らしい気分だ。ホームレースへ臨むことで、もちろんプレッシャーは感じるが、これは良い意味でのプレッシャーだ。

    中嶋一貴
    再びTS030 HYBRIDに乗れることに本当に興奮している。シルバーストンでの表彰台獲得から長い時間を経たようにさえ思える。その後もサンパウロで勝利を挙げるなど、チームの進捗状況は素晴らしい。だから、特別な昂揚感をもって、この週末にさらなる戦果を得るべく、本当にやる気に満ちている。富士スピードウェイは好きなサーキットのひとつであり、私は知り尽くしているし、実際に、LMP1のレースカーとは異なるが、SUPER GTで2回のレースを戦っている。富士スピードウェイで地元トヨタのファンを前に戦うのを待ちきれない。