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  • 【WRC】 トヨタ:開幕戦でタナックが2位、ラトバラが3位でダブル表彰台

    【WRC】 トヨタ:開幕戦でタナックが2位、ラトバラが3位でダブル表彰台

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技4日目最終日となるデイ4が28日(日)にモナコを基点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合3位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合7位でフィニッシュ。ヤリスWRCは全車が完走を果たした。

    ラリー最終日のデイ4は、モナコを基点にフランス山中で2本のステージを各2回走行する4本、計63. 98kmのSSが行なわれた。デイ3で2位につけていたオット・タナックは、確実なフィニッシュを目指し安定した走りを続け、ヤリスWRCで出場した最初のラリーで2位という結果を残した。タナックは難しい路面コンディションでヤリスWRCのポテンシャルを引き出し、4日間で4本のSSベストタイムを記録した。また、ヤリ-マティ・ラトバラは最終日も3位のポジションを堅持し、昨年に続きポディウムフィニッシュを果たした。デイ3終了時点で4位につけていたエスペッカ・ラッピは、最終ステージのSS17で小さなミスをしてタイムをロス。4位と約14秒差の7位でラリーを終えた。ラッピは今回ラリー・モンテカルロに初めてWRカーで出場したが、力強いパフォーマンスを示し、今後に繋がる多くの経験を蓄積した。

    WRC次戦は、2月15日から18日にかけて開催される第2戦ラリー・スウェーデン。スウェーデンはシーズン唯一のフルスノーラリーであり、ラリーカーはスタッド(スパイク)が埋め込まれた、雪道専用のスノータイヤで雪と氷に覆われた森林コースを走行する。スタッドタイヤのグリップ力は非常に高く、またスウェーデンのSSは緩やかな高速コーナーが多いため、雪のラリーにも関わらず平均速度はWRC全戦の中でトップ3に入るほど。なお、ラリー・スウェーデンは去年チームがWRC復帰後、最初に勝利を手にしたラリーでもあり、優勝したラトバラとチームにとってはとても思い出深い1戦となる。

    豊田章男 (チーム総代表)
    私どもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは昨シーズン、世界中の道で闘いながらヤリスを鍛えてまいりました。そのヤリスを、チームメンバー達はほんの数週間しかないシーズンオフの間もあまり休まず、さらに改善を重ね、モンテカルロのスタートラインに立たせました。そうして迎えた初戦…結果は8号車が2位、7号車が3位、9号車が7位と素晴らしい結果でシーズンのスタートを切ることができました。このメンバー達と共に今年もヤリスを走らせていけること、本当に頼もしく思います。私は現地に赴くことはできませんでしたが、心はチームと共にありました。現地からの報告やSNS、テレビ中継でその様子を見守っていましたが、そこでは日本はもとより各地にいるファンの皆さまからの声が多く寄せられており、応援頂いているファンの皆様への感謝の気持ちを新たにいたしました。本当にありがとうございます。アスファルト、雨水、雪、氷、泥の全てが入り混じった難しい道でヤリスをゴールまで運んで来てくれたマキネン代表、メカニックやエンジニアなどチームの皆、そしてなにより6人のドライバーとコドライバーに敬意を表します。昨年11号車でモンテカルロを闘ってくれたメンバーは、今年は縁の下でチームを支えてくれるようになりました。ユホは、セーフティクルーとして道の状態をドライバー達に伝える役を、カイは、スポーティングダイレクターとして3台みんなが思いっきり走れるよう、調整をしてくれています。1年間、共に「もっといいヤリス」を目指してきた仲間が、立場を変えて、また新たに一緒に闘っているということは何よりも心強いです。今シーズンは始まったばかり、これから極寒、高地、灼熱、そしてライバル達の熟成…。闘いは厳しさを増してまいります。もっといいヤリスを作るため…素晴らしいチームの仲間達とそして、応援いただける全てのファンの皆さまと、世界中の道でヤリスを走らせていければと思います。皆さん、よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン (チーム代表)
    とても素晴らしいシーズンのスタートとなりました。我々がWRCへの参戦を開始してから、チームは最も力強い状態にあると思います。チーム全員が全力でラリーに臨む姿を見て、本当に嬉しく思いました。また、タナックのチームに溶け込むはやさ、彼のプロフェッショナルな仕事ぶりと吸収スピードに、とても感動しました。この調子を続けることができれば素晴らしいですし、次のラリー・スウェーデンがとても楽しみです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    モンテカルロは、決して簡単には行かないラリーです。今日もまた難しいコンディションでした。特に、レッキ以来の走行となったチュリニ峠の凍結路面は難しく感じました。そうした中、ラリーを最後まで走りきり、表彰台に立つことができてホッとしています。チームは本当に良い仕事をしてくれましたし、クルマの調子も非常に良かったので、これからのシーズンが楽しみです。冷静さを保ち、選手権とポイントのことを考えながら戦っていきたいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    このような良い形でシーズンをスタートできて、とても嬉しく思います。非常に強力なチームに加わることができたと実感しました。マシンは驚くほど素晴らしく、ラリー開始直後からずっと気持ち良くドライブすることができました。とても難しいコンディションでタフなラリーでしたが、とくに大きな問題を抱えることなく走り切ることができました。今日はこれまでよりもコンディションが良くなるだろうと期待していたのですが、道は凍っていました。しかし、私たちは良いポジションにつけていたので、今日は手堅く走ることができたと思います。いまは、この後のラリーが本当に楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    今日は十分なスピードがあり、とても良いスタートだったと思います。自分の計画は最終SSのパワーステージも含め最後まで自分のリズムを保って走ることでしたが、ひとつのコーナーでワイドに膨らんでしまい、コース復帰にかなり時間を要し順位を3つ落としてしまいました。もちろん今はとても落ち込んでいますが、それでもすべてのステージを走りきり、経験をさらに積み重ね、多くの学びを得たことをポジティブに捉えたいと思います。チームにとっては本当に良いラリーとなりましたし、次戦ラリー・スウェーデンは自分によりあった1戦になるはずです。

    ラリー・モンテカルロ デイ4の最終結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 4h18m55.5s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +58.3s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m52.0s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +4m43.1s
    5 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m53.8s
    6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4m54.8s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m57.5s
    8 ブライアン・ブフィエ/クザビエ・パンセリ (フォード フィエスタ WRC) +7m39.5s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +9m06.7s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +16m43.0s

    関連:【WRC】 ラリー・モンテカルロ 結果:セバスチャン・オジェが優勝!

  • 【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第1戦 ラリー・モンテカルロの競技3日目デイ3が27日(土)にフランス南部ギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合4位につけ、ヤリスWRCは全車が良いポジションでラリー最終日に駒を進めることに成功した。

    競技3日目のデイ3は、サービスパークを中心に2本のステージを各2回走行し、その後デイ1でSS2として走行したステージをSS13として再走。全部で5本、計117.55kmのSSが行なわれた。オープニングのSS9と、続くSS10はステージの多くの部分が雪で覆われ、とても滑りやすい路面コンディションになった。首位と14.9秒差の総合2位でデイ3をスタートしたタナックは、SS9で差を1分18.4秒に拡げられましたが、SS10ではダンパーに問題を抱えながらもトップタイムを記録。サービスで問題を解決した後、SS11では2番手タイムの選手よりも15.3秒速いトップタイムを記録するなど激しく追い上げ、最終的には33.5秒差まで挽回を果たし総合2位の座を守った。デイ2終了時点で総合5位だったラトバラは、経験に裏打ちされた安定感のある走りを続け、SS9で総合3位にポジションアップ。総合4位だったラッピはSS11でパンクを喫し、タイヤ交換作業を余儀なくされ総合5位に後退しましたが、その後速いペースで追い上げ、前日と同じ総合4位でデイ3を走り終えた。

    競技4日目、ラリー最終日となる1月28日(日)のデイ4は、モナコ北側に広がるフランスの山岳地帯で2本のステージを各2回走行する。SS14とその再走ステージであるSS16は、途中で有名なチュリニ峠を通過。昔から多くの観客が集まり盛り上がることで知られるチュリニ峠のコースは、ラリー・モンテカルロのハイライトといえる。また、SS15の再走となる最終ステージのSS17は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は63.98km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は224.58kmとなる。

    カイ・リンドストローム (スポーティング・ディレクター)
    ひとことで言えば、とても良い1日でした。今朝の極めて難しいコンディションの中、我々のチームの全ドライバーは素晴らしい仕事をしてくれました。エサペッカはパンクでタイムをロスしましたが、それでも何とか4位まで挽回しました。彼があのような状況でも冷静さを保てたのは、大きな収穫だと思います。もちろん、タナックは今日も非常に速く、ラトバラは良いドライブをできています。明日に関して唯一分からないのは天気がどうなるかですが、勝負は最後のタイムコントロールを通過するまで続きます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日は典型的なラリー・モンテカルロの天気のなかでのラリーでした。午前中は雨と雪に見舞われ、午後は晴れて乾いた路面を走るというように、1日の中に四季があるような感じでした。ラリーが始まる前、私は「トップ3以内ならば完璧」だと言いましたが、実際のところ現在の順位に満足しています。完全にうまく行っているとは言えませんが、後続との差は大きく開いています。ですので、今は自分自身のドライビングに集中しています。今回は大きなリスクを避けてフィニッシュすることを目標に置いていますし、それがとても重要であると思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    自分とチームにとって、今日も力強い1日となりました。また、運転がとても楽しく感じられるくらいクルマは好調でした。雪の中の最初のSSでタイムを失ったのは残念ですが、それ以降のSSは本当にうまく走れたと思います。気持ち良くかつクレバーに、そしてコースから外れないように注意しながら、自分のペースを保つことだけを考えて走り続けました。ヤリスWRCでの最初のラリーで、現在の順位につけていることにとても満足しているので、リスクをおかしてまで順位を上げようとは思っていません。また、チームとしてもそのほうが良いと思います。シーズンが始まる前の段階で、私たちのチームには良いドライバーが揃い、クルマに競争力があると確信していたので、チームにとっても良い展開だと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    比較的スピードが低い左コーナーで雪が解けてぬかるんだ状態となっていました。そこで滑ってしまい、ワイドに膨らんで土手に当たりリヤタイヤがホイールから外れてしまいました。そこまではミスなくクリーンに走っていただけに多くのタイムを失い残念ですが、それでもまだ4位につけています。明日も4位のポジションを守り抜くのは決して簡単ではないと思いますが、路面がドライならば自信はあります。なぜなら、今日最後のSSでクルマのフィーリングがとても良かったからです。タイヤのグリップレベルさえ大きく変わらなければ限界を把握することができ、そういう路面で私はいつも良い走りをできていると思います。

  • 【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 2日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技2日目デイ2が26日(金)、フランス南部ギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合5位につけ、ヤリスWRCは全3台がトップ5に入った。

    競技2日目のデイ2は、サービスパークの南側エリアで3本のステージを各2回走行する、全6本のSSが行なわれた。デイ1終了時点でトップと42.4秒差の総合5位につけていたタナックは、SS3でチーム加入後初となるトップタイムを記録し、総合4位に浮上。さらにSS4では総合3位に、SS5では総合2位に順位を上げました。そして、午後最初のSS6では2回目のSSベストタイムをマークし、続くSS7では強い雨が降る中3番手タイムを記録。首位とのタイム差を大幅に縮め、最終的には14.9秒差にまで迫りデイ2を締めくくった。また、前日4位だったラッピは安定した走りを続け、ポジションを堅持。ラトバラは6位から5位に順位を上げ、ラッピの0.2秒後方につけるなど、両選手とも十分に表彰台を狙える位置で1日を終えた。

    競技3日目となる1月27日(土)のデイ3は、ギャップの北側エリアで2本のステージを各2回走行し、その後南東エリアでSS13として1本のSSを行なう。SSを走行後ラリーカーはサービスパークで整備を受け、競技最終日デイ4の基点となるモナコへと移動。5本のSSの合計距離は117.55km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は658.57kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    とてもポジティブな1日でした。オットのパフォーマンスは信じられないほど素晴らしく、ここまで彼がやってきたことと、習得の早さに我々全員が驚いています。彼の今後がとても楽しみです。彼はこのクルマでどんどんと経験を重ねてきていますし、明日も非常に速いはずだと確信しています。我々のチームは、強さを備えているという自信があります。エサペッカの出走順はあまり良くなかったと思いますが、それでも、朝は特に良いスピードを示してくれました。また、ヤリ-マティは午後のステージで走りが良くなりました。ラリーはまだあと2日間ありますし、明日は雪で難しいコンディションになるかもしれませんが、きっと大丈夫でしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今朝はマシンの動きに少し苦労し、コーナーで良いフィーリングを得ることができませんでした。しかし、午後に向けてディファレンシャルを少し調整したところ、だいぶ良くなりました。それでも、水が溜まっている路面ではあまり強気に行くことができず、タイムをロスしてしまいました。その点を除けば、クルマは良くなってきています。私たちはエサペッカと良いバトルを展開しており、お互い表彰台からそれほど遠くない位置につけています。まずは今日の勢いをキープし、結果を待ちたいと思います。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    2位で1日を終えることができ、とても前向きな気分です。今日はクルマにいくつか改良を施しましたが、それがすべてのステージで自信向上に繋がりました。常に学びを続け、クルマをより深く理解するという作業を明日以降も続けたいと思います。今日は多くの選手がミスをおかしたので、クレバーなドライビングを続けることを心がけました。もうこれ以上激しく攻める必要はありません。このラリーは純粋なスピードだけで結果が決まるわけでなく、安定した走りや賢明な判断こそが重要なのではないかと思います。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    細心の注意を払ってラリーに臨むという自分の戦略はうまく作用し、それが良い結果に繋がっていると思います。とにかくミスをしないように走り続けましたが、それでも表彰台を狙える位置につけていますので、満足しています。ここまでのところチーム全体としてのパフォーマンスも良好ですが、まだ先は長く、明日は降雪も予想されるなどコンディションはさらに難しくなるでしょう。それでも、タイヤ選択さえ誤らなければ、きっとうまく行くはずです。

    関連:【WRC】 ラリー・モンテカルロ 2日目:オット・タナックが2番手に浮上

  • 【WRC】 ラリー・モンテカルロ 2日目:オット・タナックが2番手に浮上

    【WRC】 ラリー・モンテカルロ 2日目:オット・タナックが2番手に浮上

    WRC 世界ラリー選手権 開幕戦 ラリー・モンテカルロが2日目を迎え、セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が首位をキープ、トヨタのオット・タナックが2番手に浮上した。

    競技2日目となる1月26日(金)のデイ2はフランス、ギャップのサービスパーク南側エリアで3本のステージを各2回走行。そのうちSS4とその再走ステージとなるSS7は、今大会最長となる30.54kmのロングステージ。

    6本のSSの合計距離は144.88km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は446.60kmとなる。

    初日首位のセバスチャン・オジェは、一時は45秒のリードを築いていたが、雨のSS7のヘアピンの立ち上がりでスピンしてコースオフ。観客の助けを借りてコースに復帰したが30秒をロス。それでも、2日目に総合首位の座をキープした。

    一方、今年トヨタに加入したオット・タナックはSS3とSS6で最速タイムをマーク。最終的にセバスチャン・オジェとの差を14.9秒まで縮めた。3番手にはダニ・ソルトが続いた。

    トヨタ勢はエスペッカ・ラップが4番手、ヤリ-マティ・タトバラが5番手につけた。

    2018 世界ラリー選手権 開幕戦 ラリー・モンテカルロ デイ2

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC 2:07:15.4
    2 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +0:14.9
    3 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +0:59.7
    4 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +1:09.9
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +1:10.1
    6 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +2:45.5
    7 ブライアン・ブフィエ フォード・フィエスタWRC +4;01.7
    8 エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +4:04.1
    9 ティエリー・ヌーヴィル ヒュンダイi20クーペWRC +5:06.6
    10 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +27:19.4
  • 【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:第1戦 ラリー・モンテカルロ 初日レポート

    1月25日(木)、2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第1戦 ラリー・モンテカルロの競技初日デイ1が、フランス南部で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合4位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)が総合5位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合6位につけ、初日の難関SSを全車揃って走破した。

    2018年のWRC初戦ラリー・モンテカルロは、午後5時50分からモナコのカジノ広場で始まったセレモニアルスタートで華やかに幕を開けた。その後選手たちはフランス山中を約190km走行し、SS1のスタート地であるトアールに到着。システロンへと至る今大会最長の36.69kmのSS1は、午後9時43分にスタートした。ドライのターマック、雪道、そして凍結路が入り混じる難易度の高いステージでは、多くのトップ選手がスピンやコースオフをするなど波乱含みの展開となった。しかし3台のヤリスWRCは難関のSS1、それに続くSS2と2本のナイトステージを走り抜き、競技初日を総合4、5、6位で締めくくった。

    競技2日目となる1月26日(金)のデイ2はフランス、ギャップのサービスパーク南側エリアで3本のステージを各2回走行する。そのうちSS4とその再走ステージとなるSS7は、今大会最長となる30.54kmのロングステージ。6本のSSの合計距離は144.88km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は446.60kmとなる。

    トミ・マキネン (チーム代表)
    予想していたとおり、システロンのSS1はどのドライバーにとってもドラマティックなものになりました。暗闇の中最初のステージに臨むというシーズンの始まりかたは、WRCの中でも本当に難しいものです。自分がステアリングを握る立場でなくて良かったと思えるほどです。我々のドライバーは良いポジションでサービスに戻ってくることができましたし、明日はもっと違う内容のラリーになると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    SS1のスタートではややナーバスなフィーリングがあり、凍った路面でどうなるのか不安でした。最初はうまくいっていたのですが、その後2回スピンしエンジンをストールしてしまいました。とてもフラストレーションの溜まるドライビングを強いられ、かなりタイムロスしましたが何とか乗り切ることができました。ただし、そのようなドラマに遭遇したのは私だけではなかったと聞き、少し救われた気がします。2本目のSSでは数カ所で少し注意深く走りすぎましたが、タイムは問題がなかったので明日も頑張りたいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    コースの路面状態はとても難しく、実にモンテカルロらしいスタートとなりました。SS1の最初の1kmは完全なドライコンディションでしたが、その後は全面氷に覆われたような路面でした。途中の凍結路面では左前輪を雪壁に引っ掛けてしまいマシンが滑ってストップし後退をしなくてはなりませんでしたが、すぐに走り出せたのでラッキーだったといえます。今日、我々のタイヤ選択は少し攻めすぎていたのかもしれません。SS2に向けてサスペンションのセッティングを少し変更したところ、タイヤのグリップが良くなり走りを楽しめるようになりました。明日は降雨の可能性が高いようなので、情報をよく分析し、正しいセッティングに仕上げる必要があります。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    正直なところ、今日のリザルトを見てとても驚いています。最初のステージはとても難しいコンディションでしたが、うまく走ることができました。2本目のSSは他の選手たちが良く知っているステージで、昨年自分はあまりうまく走れなかったSSなので、タイムを失うことになるだろうと予想していました。道にはすでに多くの砂利が出ており、そのような汚れた路面で自信を少しなくしていたので、やや慎重に走り過ぎたと思います。とはいえ、良い滑り出しとなりましたので、明日も同じように戦いたいと思います。

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 最終戦 ラリー・オーストラリア 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 最終戦 ラリー・オーストラリア 2日目レポート

    11月18日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・オーストラリアの競技2日目となるデイ2が、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合2位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#11号車)が総合9位に、それぞれ順位を上げた。

    ラリー・オーストラリアのデイ2は、サービスパークが置かれるコフスハーバーの南側エリアを中心に8本計140.27kmのSSが予定されていたが、SS14が橋の損傷によりキャンセルとなり、3本のスーパーSSを含む計7本のSSが行なわれた。デイ2のグラベル(未舗装路)ステージは、夜中や早朝に降った雨で一部が濡れていたが、日が高くなるにつれてドライなセクションが増えていった。しかし日中何度かにわか雨が降り、ドライとウェットが入り混じる複雑なロードコンディションとなった。デイ1の午後から良い流れに乗ったラトバラは、デイ2最初のSS9で2番手タイムを記録し総合3位に浮上。更にSS10ではベストタイムを刻み総合2位にポジションを上げた。その後も好調な走りを維持し2位で1日を終えた。一方、WRカーでのラリー・オーストラリア出場は今回が初めてとなるラッピは、不利な1番手スタートだったにも関わらず安定した走りを続け、デイ1よりもふたつ順位を上げることに成功した。

    競技3日目、ラリー最終日となる11月19日(日)のデイ3は、コフスハーバーのサービスパークを中心に5本のSSが行われる。そのうち、SS21「ウェディングベル16 II」は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は64.64km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は207.11kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    路面の状態が安定しない難しいコンディションで、我々のクルマは2台とも高い信頼性を示し、選手たちもミスする事なく1日を走りきりました。また、我々のウェザークルーの気象情報も的確だったと思います。多くのチームが問題を抱える中で我々は1日を通して良い戦いを続けることができたので、とても満足しています。今日、エサペッカは最初にSSを走行することになり、とても大変だったと思います。デイ2では同じコースを2回走行する機会が少なく、エサペッカは滑りやすいルーズグラベルを常に「掃除」しながら走りました。簡単ではなかったでしょうが、彼にとっては良い学びの機会となり、ポイント獲得も可能な位置につけています。2位に順位を上げたヤリ-マティは、素晴らしい仕事をしました。すべてが上手く行けば明日は表彰台に上る事ができるでしょうし、状況次第では最高の結果を得ることも不可能ではないと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
    今朝は所々道が湿っており、場所によっては濡れていたのでソフトタイヤは正しい選択だったと思います。午後はドライになりましたが、サービスを出る直前に、にわか雨が降るという情報を得ました。本来は、すべてハードタイヤでいくつもりでしたが、その情報を鑑みてソフトタイヤを2本盛り込みました。実際、情報は完全に正しくロングステージの最初と終わりでは路面が湿っており、ソフトタイヤが上手く機能しました。ただし、自信を持っていたSS14が橋のダメージによりキャンセルとなってしまったのは少々残念です。クルマのバランスについては完全だったとは言えませんが、それでも良い1日でしたので、明日が楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #11号車)
    今日は出走順が1番だったため、とても難しい1日でした。グリップレベルが目まぐるしく変わるため、一体どれくらいグリップするのか見極めるのがとても難しく感じられました。また、今日はタイヤ選択が重要な意味を持つ1日でしたが、自分たちは多くの路面を適切ではないタイヤで走りました。ただしそれには理由があり、ソフトタイヤの残り本数が少なく、新しいソフトタイヤを明日のパワーステージに残しておきたかったからです。つまり戦略的な決断であり、それに加えてこのようなコンディションでの経験を可能な限り多く積むという、学習的な意味合いもあったのです。

    ラリー・オーストラリア デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h05m11.6s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20.1s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +40.6s
    4 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1m05.2s
    5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m21.1s
    6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m48.2s
    7 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 WRC) +3m00.2s
    8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m25.3s
    9 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m20.3s
    10 ネイサン・クイン/ベン・サーシー (ミツビシ ランサーエボリューションIX)+17m35.2s