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  • バルテリ・ボッタス、トヨタ・ヤリスWRCでテスト走行

    バルテリ・ボッタス、トヨタ・ヤリスWRCでテスト走行

    メルセデスのF1ドライバーを務めるバルテリ・ボッタスが、7月19日(金)にトヨタ・ヤリスWRCでテストを実施した。

    バルテエリ・ボッタスは、アークティック・ラップランドラリーに参戦してラリーデビュー。フォード・フィエスタWRCを走らせ、総合5位でフィニッシュしている。

    バルテリ・ボッタスは、フィンランドのユバスキュラにあるトヨタのテストコースでヤリスWRCでテスト走行を行った。

    TOYOTA GAZOO Racingのスポーティングディレクターを務めるカイ・リンドストロームは、バルテエリ・ボッタスのヤリスWRCは楽しむためのものだと語った。

    「契約はない。彼はアークティック・ラリーで満足していたが、我々には最高のクルマがあるので、彼に試してほしかったんだ!」とカイ・リンドストロームは冗談交じりに語った。

    トヨタのレギュラードライバーを務めるオット・タナック、クリス・ミーク、ヤリ-マティ・ラトバラも来月のラリー・フィンランドに向けてテストを実施。テストチームはもう一日テストを継続した。

    「バルテリとのテストはあらかじめ計画されていたものであり、彼はユバスキュラ沈降の道路で他のドライバーのあとに運転した」

    バルテリ・ボッタスのコ・ドライバーは、アークティック・ラリーでもコドライバーを務めた2000年と2002年にマーカス・グロンホルムとWRCタイトルを獲得したティモ・ラウティアイネンが務めた。

    バルテリ・ボッタスのラリーの腕前は高く評価されており、同じフィンランド出身のMスポーツのドライバーであるテーム・スニネンは、ボッタスはラリーでのハイレベルの戦いができるだろうと語っている。

    「アークティックでの彼の走りは印象的だった」とテーム・スニネンはコメント。

    「他のラリーでも彼の走りを見れたら素晴らしいことだろうし、彼がどのような戦いをするかを見れたら楽しいだろう。他の分野からドライバーがやってくるのは興味深いことだ。彼らが世界で最高のドライバーであるときは特にね」

    F1 バルテリ・ボッタス トヨタ

  • マーカス・グロンホルム、トヨタ・ヤリスWRCでラリースウェーデン参戦

    マーカス・グロンホルム、トヨタ・ヤリスWRCでラリースウェーデン参戦

    2度のWRCチャンピオンであるマーカス・グロンホルムが、今年のラリー・スウェーデンでトヨタ・ヤリスWRCで参戦することが発表された。

    今回、マーカス・グランホルムのマシンはToyota Gazoo Racingが運営する2019年型のトヨタ・ヤリスWRCとなるが、ファクトリー参戦ではなく、プライベートでのエントリーとなる。

    マーカス・グロンホルムは、昨年50歳の誕生日を迎えた自分への誕生日プレゼントとして参戦すると述べた。

    「自分への誕生日プレゼントとして、ラリー・スウェーデンの素晴らしい道を楽しみたい」とマーカス・グロンホルムはコメント。

    「このイベントには忘れられない思い出がたくさんある。2000年に初めてWRCで勝利を飾ったのがこのイベントだった。だから、もう一度、このラリーを走る」

    マーカス・グロンホルムは、2000年、2002年、2003年(プジョー)、2006年、2007年(フォード)と過去にラリー・スウェーデンを5回制している。

    ラリー・スウェーデン参戦の一週間前に51歳の誕生日を迎えるマーカス・グロンホルムは「ラリードライバーとしては、年を取り過ぎているので、それに見合った走りをするつもりだ。しかし、スタート順は他の人よりも後ろがいいし、まだ何か考え出すことができるかもしれない」と語る。

    「トヨタからラリーに参戦するのは、もちろん大きな契約だ。自分のアイディアにGOサインを出してくれたトミ・マキネンに心から感謝している」

    「マシンの感触を得るために、できるだけ多く走っておきたい。セッティングで時間を無駄にはしなくないし、トヨタがうまくいくと考えるセッティングで行くつもりだ」

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位でフィニッシュ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位でフィニッシュ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルの最終日となる競技4日目デイ4がポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合24位でフィニッシュした。

    ラリー最終日のデイ4は、サービスパークが置かれるポルトガル北部マトジニョスの東側エリアで5本のSSが行なわれた。

    デイ3で総合4位のダニ・ソルド選手と5.8秒差の総合5位につけていたエサペッカ・ラッピは、最初のSS16でベストタイムを記録し、4位に浮上した。続くSS17では3番手タイムでソルド選手に逆転を許したが、SS18と19では連続で2番手タイムを記録し、ふたたび総合4位に。更に上位5位までのタイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS20ではベストタイムを刻み、総合3位のテーム・スニネン選手に7.4秒差まで迫った。しかし、逆転にはならず、総合4位でフィニッシュした。ところが、ラリー終了後、金曜日デイ2の市街地ステージで違反があったとして10秒のペナルティを課せられ、最終的に総合5位でラリーを終えた。なお、ラッピは総合5位に入って得た10ポイントと、ボーナスの5ポイントによりドライバーズ選手権5位に浮上した。一方、サスペンションの破損によるデイ2でのリタイア後、ラリー2規定に基づきデイ3で再出走を果たしたラトバラは、SS18で今大会3本目となるベストタイムを記録。デイ3終了時点での総合31位から、総合24位にポジションを挽回した。

    WRC次戦は、6月7日から10日にかけてイタリアのサルディニア島で開催されるシリーズ第7戦「ラリー・イタリア サルディニア」。島の北西部アルゲーロを中心とするコースはグラベル(未舗装路)で、砂状のグラベル路面や、石や岩が露出する荒れた路面などポルトガルと似た特徴を持つ。ただしサルディニアのステージは全般的に道幅が狭く高速で、コースサイドには木が迫るためポルトガル以上に注意深いドライビングが求められる。また、気温もかなり上昇するためクルマにとっては非常にタフな1戦となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ポジティブにラリー・ポルトガルを締めくくる事ができて嬉しく思います。もちろん、金曜日はチーム全員にとって残念なスタートになってしまいましたが、その後ヤリ-マティは復活し、デイ3からの2日間をミスなく走りきりました。エサペッカはポディウム争いに加わり、テーム・スニネン選手との戦いは実に素晴らしかったと思います。ふたりの若きフィンランド人による激しいバトルは本当に見応えがありました。結果的に競り勝つことはできませんでしたが、パワーステージを制して5ポイントを獲得するなど、2日間に渡るエサペッカの懸命の努力は報われたと言えるでしょう。我々は今回のラリーから多くを学び、次回はさらに力強い戦いをしたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    SSベストタイムを記録するなど、今日も良い1日でした。最後のファフェのパワーステージではボーナスポイントを獲得するため全力で臨み、これ以上は無理だと思えるほど良い走りができました。しかし、私はWRカー(ワールドラリーカー)の中でもっとも早い出走順となり、路面を覆う滑りやすいルーズグラベルの影響を大きく受けてしまいました。それでも自信を取り戻せたことを嬉しく思います。金曜日には問題が起きてしまいましたが、その後の2日間はミスなく走ることができました。また、今日のステージは以前よりも難易度が増しており、次戦サルディニアに向けてクルマのセットアップを学ぶことができたのは収穫です。おかげで、とても前向きな気持ちで次戦に臨むことができます。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    昨日と同じように、今日も最初から最後まで全開で走り続けましたが、最後までスニネン選手に追いつくことはできませんでした。本当にタフな戦いでしたが、彼はポディウムフィニッシュに相応しい素晴らしい走りをしたと思います。私自身としては、パワーステージで5ポイントを獲得したことを素直に喜びたいと思います。今シーズンは6 戦中3戦でパワーステージを制し、それによって貴重な15ポイントを獲得しています。今週末は、ミスをしないという自分の目標を達成できたのでとても満足しています。

    ラリー・ポルトガル デイ4の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h49m46.6s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +40.0s
    3 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +47.3s
    4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m00.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m04.7s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m33.5s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +5m23.0s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+14m10.8s
    9 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+16m17.3s
    10 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +16m34.3s
    25 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.50.3s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位を堅持 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位を堅持 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルの競技3日目デイ3が5月19日(土)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位の座を堅持した。また、前日クルマを石に当てサスペンションを破損して走行不能となったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、サービスでクルマを修復して再出走。デイ2終了時点での総合62位から、31位に順位を上げた。

    ラリー・ポルトガルのデイ3は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われた。デイ2で総合5位につけたラッピは、最初のSS10とSS12で3番手タイムを記録。午後は荒れた路面コンディションのステージで攻めた走りを続け、総合4位の選手と激しい順位争いを展開したが、ポジションアップはならず、デイ2と変わらぬ総合5位で1日を終えた。一方、デイ2でクルマを岩に当てサスペンションを破損したラトバラは、サービスでメカニックにより完全な状態に修復されたヤリスWRCでラリー2規定に基づき再出走。SS10とSS14でベストタイムを記録し、さらに3本のトップ3タイムを記録するなど本来の速さを発揮し、順位を大幅に挽回した。

    競技4日目最終日となる5月20日(日)のデイ4は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側エリアで5本のSSが行われる。そのうち、SS17とその再走ステージであるSS20「ファフェ」は、ビッグジャンプでその名を知られる、大勢の観客が集まる名物ステージ。また、SS20はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は51.53km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は276.66kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとってポジティブな1日でした。ヤリ-マティの素晴らしい活躍を我々は本当に嬉しく思います。2本のベストタイムを記録し、1日を通して非常に速かったと思います。明日のパワーステージは、彼にとって重要なターゲットになるでしょう。一方、エサペッカは安定した走りで上位の選手と接戦を展開しました。ミスをすることなく1日中攻め続けましたが、明日のステージは距離が短く11秒差を縮めることは容易ではありません。しかしまだ勝負は終わっていませんので、きっと彼は明日も攻め続けるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今日の結果には本当に満足しています。SSベストタイムを2回記録し、自分に速さがある事が分かりました。ただし、まだ少しマージンは残しています。特に今日の午後は路面が非常に荒れているところもあり、ミスなく走ることが重要なテーマでしたので、クルマを壊さないようにかなり用心して走りました。クルマはとても速く、スピードと自信の両方を得ることができました。すべての必要な要素が揃ったと思いますので、あとはそれを最後まで保つ必要があります。明日も、今日と同じように戦いたいと思います。競争力を保ち、引き続きミスのない走りをし、もちろんパワーステージでは全力でアタックしてポイント獲得を狙います。次戦のサルディニアに向けて、自信をさらに深めることが私の計画です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    とても良い1日だったと思います。クルマのフォーリングは素晴らしく、本当にハードに攻めました。1日を通してこれほど激しく攻め続けたことはありません。特に今日の午後は自分の力をすべて出し切ったので、非常に楽しく感じられました。自分よりも上の順位の選手達は素晴らしい仕事をしたと思います。彼らとのタイム差をなかなか縮めることができませんでしたが、自分自身の運転と、これだけ長い時間限界スピードで走り続けることができたことに満足しています。午後のステージでは路面コンディションの変化を想定しハードタイヤで走りましたが、あまり効果はありませんでした。しかし、5位の座は維持することができました。明日の最終日に向けて差は大きく開いていますが、引き続きプレッシャーをかけ続けるつもりです。

    ラリー・ポルトガル デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h16m30.0s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +39.8s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +57.2s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m01.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m13.0s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m14.1s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +4m53.1s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+12m52.7s
    9 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+14m12.1s
    10 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +15m00.4s
    31 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.54.2s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権 (WRC)第6戦 ラリー・ポルトガルの競技2日目デイ2が5月18日(金)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位につけた。一方、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、午前中のSS(スペシャルステージ)でクルマにダメージを受け走行不可能となりリタイアとなった。ただし、ラトバラの7号車についてはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3では再出走を予定している。

    ラリー・ポルトガルのデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北側、スペイン国境に近いエリアを中心に競技が行われた。デイ1のSS1でトップタイムを記録しトップに立ったタナックは、リードをさらに拡げるべくSS2に臨んだが、高速左コーナーの途中にいくつか転がっていた岩にクルマが当たりラジエーターを破損。その結果エンジンにもダメージが及び、完全リタイアすることになった。ラトバラはSS3でやはりクルマが岩に当たりサスペンションを破損して走行不能になったが、チームはその後サービスでクルマを修復。ラリー2規定に基づき、明日のデイ3で再出走する予定となっている。

    ラッピは午前中のステージでグリップ不足に悩み総合11位となったが、日中のサービスでクルマのセットアップを改善した結果、午後の再走ステージではスピードアップに成功。ダンパーに軽微なトラブルが発生するも堅実な走行を続け、岩が転がる非常に荒れた路面で多くの選手が深刻なトラブルに見舞われる中、総合5位にポジションを上げた。

    競技3日目となる5月19日(土)のデイ3は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われる。3本のステージを日中のサービスをはさみ午前と午後で各2回走行するスケジュールで、そのうちSS12とその再走ステージであるSS15「アマランテ」は今大会最長となる全長37.6kmのロングステージ。6本のSSの合計距離は154.64km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は601.60kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日の結果は、ラリーが、そしてモータースポーツがいかに苛酷になり得るかを示すものです。ある日は物事が非常に上手く進んだとしても、またある日は本当に厳しい状況に追い込まれます。今日は、我々にとって良き日ではありませんでしたが、それでもポジティブであり続けることが重要です。オットは極めて順調に見え、とても力強く感じられていただけに、我々はこれまで経験したことがないほど大きな失望を感じました。でも、彼は次のサルディニアで必ずや活躍してくれるはずです。ヤリ-マティの件についても、皆とても残念に思っています。今回、彼は本当にミスなく走ろうとしていたことを私は知っていました。チームは素晴らしい仕事で、明日再出走できるようにクルマを修復しました。ヤリ-マティが明日、速さを見せてくれることを期待しています。エサペッカは午前中少し苦戦していましたが、午後は調子が上がりました。午後のステージは誰にとっても非常に困難な路面コンディションでしたが、彼は荒れたステージでよく頑張ったと思います。明日の出走順は決して容易ではありませんが、いくらかポイントを獲得するチャンスはあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSは少し慎重に走り過ぎたので、次のSSでは最初から攻めて行きました。5km程走ったところの左、右と連続するコーナーの途中にペースノートにも記していた岩があり、それを意図的に乗り越えたのですが、途端に右フロントサスペンションが壊れ、止まらざるを得ませんでした。チームは一生懸命クルマを修復してくれたので、明日も戦い続けることができそうです。私としてはラリーを続けることに高いモチベーションを感じています。クルマのフィーリングはとても良く、運転を楽しんでいるので、今すぐにでもドライブしたい気分です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今朝は本当に残念な事が起きてしまいました。最初のSSを走り出してすぐに、多くの岩が転がっている路面に遭遇しました。一体どこから出てきたのか分かりませんが、ひとつやふたつではなく、4つか5つぐらい岩があり避けることができませんでした。その結果、ラジエーターに岩が当たってダメージを受け、エンジンに問題が生じたためすぐに停止したのですが、このラリーでの修復は不可能な状態でした。我々にとっては、かなり大きな痛手です。今回は良いポジションで戦いに臨む事ができ、前戦アルゼンチンと同様とても良いフィーリングをクルマに感じてした。選手権争いにとっては大きなマイナスですが、本当にすべてが終わるまではチャンスがあるので、これからも戦い続けます。我々にはパフォーマンスがあるので、次戦サルディニアでは優勝争いに加わることが目標です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中はあまり自信を持って走ることができず、ベストな状態ではありませんでした。クルマ自体は良かったのですが、横方向のグリップが十分に感じられず、思うように攻めることができなかったのです。午後のステージは、自分のこれまでのキャリアの中でもっとも荒れた路面コンディションで、非常に多くの岩が転がっていました。しかし、日中のサービスでクルマに多くの変更を施したところ、それが奏功し午後の最初のSSではすぐにその効果が出ました。その後ダンパーに小さな問題が起こり、それをいなしながら最後まで走りましたが、それでもタイムは思ったよりも悪くありませんでした。ですから、明日は順位をさらに上げられるように頑張りたいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h37m30.7s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +17.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +24.3s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +34.4s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +45.8s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +48.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1m18.7s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m27.3s
    9 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +6m57.1s
    10 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+7m31.4s
    62 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.48.1s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルが5月17日(木)に開幕。デイ1としてポルトガル北部のロウサダでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合10位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合13位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートを切った。

    今季ヨーロッパ初のグラベル(未舗装路)イベントとなるラリー・ポルトガルは、17日(木)の午前中に全長4.6kmのコースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラがトップタイムを記録した。シェイクダウンでは3名のドライバー全員がクルマのセットアップに良いフィーリングを感じ、事前のテストで決めたセットアップをほとんど変更することなく走行を終えた。その後、19時過ぎからロウサダのラリークロスコースでSS1として2台同時走行のスーパーSSが行われた。グラベルとターマック(舗装路)が入り混じる全長3.36kmのコースで、大勢の観客が見守る中タナックがベストタイムを記録。幸先の良いスタートを切った。

    競技2日目となる5月18日(金)のデイ2は、マトジニョスのサービスパークを中心に、8本のSSが行われる。そのうちSS2、3、4と、その再走ステージとなるSS5、6、7はスペイン国境に近い北部のグラベルロードが舞台となる。また、1日の終わりにはポルトの中心部で2本の市街地SSが行なわれます。8本のSSの合計距離は148.66km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は612.64kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今朝のシェイクダウンは充実した内容でした。クルマのペースはとても良く、信頼性に関する問題は何も起こらずすべてが予定通りに進みました。3人のドライバーは連続して走行し、サービスパークに戻って来た時にはデータのチェックのみを行ないました。ラリー直前のテストは非常に上手く行き、ドライバーたちはクルマのセットアップにとても自信を持っていました。そして、シェイクダウンでも変わらぬ良いフィーリングが得られたようです。ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンチンとやや異なる部分もありますが、クルマのセットアップに関してはかなり似ています。ですから、ほんの僅かな変更を施すことで、アルゼンチンで示した良いパフォーマンスを再現することが可能だと思っています。また、このラリーは比較的クルマに優しい1戦だと私は考えています。チーム全員がこのラリーに自信を持っていますし、準備は万全です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    セレモニアルスタートの段階で既に大勢の観客の姿が見えましたが、スーパーSSはまるで満席のスタジアムのようで、サッカーの試合会場にいるような雰囲気でした。ポルトガルでのラリー人気の高さを改めて感じました。スーパーSSでは最後のヘアピンで少しタイムロスをしてしまいました。何が起こったのか後で調べますが、気にはしてはいません。とても前向きな気持ちでラリーのスタートをきることができました。クルマのフィーリングは最高です。シェイクダウンではセッティングを変えることなく3回連続で走り、ファステストタイムを記録。セットアップの正しさを確信しました。自分としては、このラリーが今シーズンのターニングポイントとなることを願っています。そのためにミスのない走りをし、そしてスピードを示したいと思っています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    ラリーのスタートに相応しい素晴らしいスーパーSSでした。全力でステージに臨み、そしてベストタイムを記録することができました。ポルトガルのステージは大勢の観客が集まるので、いつも特別な気分になります。道の両サイドは観客で埋め尽くされ、とにかくすごい盛り上がりです。朝のシェイクダウンではクルマ全体がきちんと機能していることを確認し、良いフィーリングで走ることができました。準備は万端、きっと面白い戦いになるでしょう。我々にとって最大のチャレンジは明日のデイ2です。ステージは多くの滑りやすいルーズグラベルで覆われていると予想され、我々は3番手スタートとなりますが、土曜日のデイ3で良い出走順を得るためにベストを尽くして戦います。そして、もしそれが上手く行けばデイ3以降はさらにハードに攻めることが可能になるでしょう。ポルトガルのステージは非常に高速で流れるようなコーナーが多く、我々のクルマに合っているコースだと思いますので、自信を持って戦いたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    スーパーSSでは、大勢の観客の前を走り最高の気分でした。今朝のシェイクダウンは非常に上手く行きました。クルマのセットアップにはとても満足しており、何も変更しませんでした。順位は7位でしたがトップタイムの選手とはたった1秒差だったので、自分にとってはこれまでのところベストなシェイクダウンになりました。ポルトガルは去年初めてWRカー(ワールドラリーカー)で出場したラリーで、今回は2度目の挑戦となりますので、去年よりもさらにハードに攻めてより良いリザルトを残したいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2m34.3s
    2 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.4s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.5s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.6s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.7s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.8s
    13 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +3.9s

  • 【WRC】 トヨタ:タナックが首位を守りきりチーム加入後、初優勝

    【WRC】 トヨタ:タナックが首位を守りきりチーム加入後、初優勝

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第5戦 ラリー・アルゼンティーナの競技最終日デイ4が4月29日(日)にビジャ・カルロス・パスの西南エリアで行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が今シーズン初優勝を果たした。また、ラリー・アルゼンティーナ初出場だったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は、総合8位でフィニッシュした。

    ラリー・アルゼンティーナのデイ4は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西南エリアに広がる山岳地帯で3本のSSが行なわれた。デイ3までに10本のSSベストタイムを記録し2位の選手に46.5秒という差を築いていたオット・タナックは、難易度が高いステージが続くデイ4では、勝利を確実にするためペースをやや抑えて走行。最終的には2位に33.7秒差をつけ、チーム加入後5戦目にして優勝を達成した。なお、タナックとチームはドライバーズ選手権およびマニュファクチャラーズ選手権で現在3位につけており、2位との差は前戦よりも縮まった。

    デイ3で総合6位につけていたエサペッカ・ラッピは、初出場のアルゼンチンで何度もパンクに見舞われたが、デイ4でも最初のSSでパンクを喫し、順位をふたつ下げ総合8位でラリーを終えた。いくつかのSSでトップに迫るスピードを示していただけに残念な結果ではあるが、WRCの中でも1、2を争うほど困難と言われるラリーですべてのSSを走り切り、多くの経験を積み重ねたことはプラス材料といる。また、ヤリ-マティ・ラトバラはデイ2でクルマを石にヒットした結果リタイアとなったが、パフォーマンスについてはトップを競えるレベルにあり、次戦での活躍が期待される。

    WRC次戦は、5月17日から20日にかけてポルトガル北部ポルト近郊のマトジニョスを中心に開催される、シリーズ第6戦「ラリー・ポルトガル」。コースはグラベル(未舗装路)だが、砂状の路面や硬い岩盤の路面などコンディションは様々。1回目の走行では路面の表層が「ルーズグラベル」と呼ばれる滑りやすい砂や砂利によって覆われているため、走行順が早い選手は十分なグリップが得られない状況で走ることになる、また、2回目の走行では路面が掘れて深い轍(わだち)が刻まれ、掘り起こされた石によってパンクの危険性が高まるなど、ラリー・アルゼンティーナと同様タフな戦いが予想される。

    豊田章男(チーム総代表)
    日本から見て地球の反対側となるアルゼンチンからタナック選手のヤリスでの初優勝のニュースが届いたこと大変嬉しく思います。タナック選手、ヤリスでの初優勝おめでとう、ありがとう! そして、応援いただいたファンの皆様、本当にありがとうございました。昨年のラリー・アルゼンティーナで、我々のヤリスはその荒い路面に徹底的に傷めつけられました。しかしチームメンバーはそこから学び、改善し、今年は表彰台の頂点に立てるまでのクルマを作りあげてくれました。今回は残念ながらリタイアしてしまったラトバラ選手も、タナック選手に匹敵するペースで走り「ヤリスは本当に速かった」という心強いコメントをしてくれました。8位で走りきったラッピ選手も初のラリー・アルゼンティーナで、数多くのことを学べたと頼もしいコメントを残してくれています。WRCの道の上で、全てのチームメンバーが成長を続けクルマが鍛えられていること、本当に頼もしく思います。2年目のシーズンはこれから中盤戦に入ります。今後もファンの皆様に嬉しいニュースをお届けできるよう、我々TOYOTA GAZOO Racing WRTは全力で走り続けます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々チームにとって本当に素晴らしい結果になりました。オットは週末を通して非常に力強く、最終日はやや抑え気味のペースでしたが、とても難しいステージでしたので、この素晴らしい勝利のためにあえてリスクを冒す必要はまったくなかったと思います。オットがチームに加入して最初の優勝は、もっともハードなラリーのひとつであるアルゼンチンで実現されました。このような困難なコンディションで、我々のクルマが速さと強さを備えていることを皆さんの前でお見せすることができたと思います。週末を通してこれほどの強さを発揮できるとは、以前は夢にも思いませんでした。アップ&ダウンのラリーが続いていたので、この勝利にはとても重要な意味があります。クルマに高いパフォーマンスがあることは分かっていましたが、チームがハードワークを続けたことによってついに素晴らしいリザルトを得ることができました。今後も変わらず良い方向に進んで行くことを期待しています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    このチームで最初の優勝を飾ったことに特別な思いを感じます。改善を重ねた結果クルマは急速に進化し、現在は完全に私が望む状態に仕上がり、確固たる自信を持って走ることができています。また、チームが私をしっかりと支え続けてくれることに心から感謝しています。この難しいラリーで初めて優勝でき、とても満足していますが、決して簡単なラリーではありませんでした。序盤はかなり激しく攻め2位との差が大きく広がったので、以降はペースをうまくコントロールすることができました。そして今日は、さらに余裕を持った走りをしました。すべてが良い方向に向かっており、上位との選手権のポイント差も縮まってきています。シーズンはまだ長いので、次戦以降も今回と同じように戦い続けたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今回のラリー・アルゼンティーナではいくつかポジティブな要素がありました。初出場にも関わらずペースは自分が予想していた以上に良かったと思いました。我々のクルマが今回のラリーでベストだったことは、オットがラリーを通して速かったことでも明らかです。彼の勝利を心から祝福したいと思います。今週末は何度もパンクをしてしまいましたので、何が原因なのかを精査しなければなりません。色々な事が起こり多くのタイムを失ってしまいましたが、すべてのステージを走り切り、多くの経験を得ることができたのは収穫です。シーズン序盤は経験が十分ではないラリーが続いたこともあり簡単には行きませんでしたが、ポジティブな事も多くありましたので、それを次のラリー・ポルトガルで活かしたいと思います。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h43m28.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +37.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m15.7s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m58.6s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m02.6s
    6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m06.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +3m25.7s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m32.6s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +5m38.6s
    10 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+12m15.8s
    R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが今季初優勝!

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが今季初優勝!

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナが最終日を迎え、トヨタのオット・タナックがチームに今シーズン初優勝をもたらした。

    2日目に総合首位に浮上したオット・タナックは、その後のラリーを支配。最終的に2位に37.7秒差をつけてトヨタ加入後5戦目にして初優勝を遂げた。トヨタにとっても昨年の第9戦ラリー・フィンランド以来となる今シーズン初優勝。

    2位にはヒュンダイのティエリー・ヌービル、3位には同じくヒュンダイのダニ・ソルドが続いた。

    オット・タナックのチームメイトであるエサペッカ・ラッピは8位。ヤリ-マティ・ラトバラは2日目にリタイアしている。

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナ 結果

    Pos. No. Driver Machine Time
    1 8 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC 3h43:28.9
    2 5 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +0:37.7
    3 6 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +1:15.7
    4 1 セバスチャン・オジエ フォード・フィエスタWRC +1:58.6
    5 4 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +2:02.6
    6 2 エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +3:06.3
    7 10 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +3:25.7
    8 9 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +4:32.6
    9 3 デーム・.スニネン フォード・フィエスタWRC +5:38.6
    10 31 ポンタス・ティデマンド シュコダ・ファビアR5 +12:15.8
  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技3日目デイ3が3月10日(土)にメキシコのレオンを中心に行われ、再出走を果たしたTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)が総合9位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合12位につけた。なお、デイ2で総合3位だったオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)は、トラブルによりリタイアとなったが、チームはサービスパークで問題を解決し、明日のデイ4に再出走する予定。

    ラリー・メキシコのデイ3は、デイ2と同様にレオン周辺の山岳地帯や荒野のグラベル(未舗装路)コースがメインステージとなった。SS(スペシャルステージ)は市街地やサーキットでの3本のショートSSを含む計9本で、その合計距離は140.35km。デイ3もまた高い気温と高い標高での戦いとなった。デイ2で首位と11秒差の総合3位につけていたタナックは、良い出走順にも恵まれ、ポジションアップを目指して最初のSSをスタートした。しかし、途中でターボに問題が発生して2分以上タイムを失い、SSフィニッシュ後にリタイアとなった。

    デイ2でリタイアしたラトバラとラッピは、デイ3で再出走を果たし9本のSSをすべて走破した。ラトバラは出走2番手という早い順により、滑りやすい状態のグラベル路面での走行となったが、3番手タイムを2回記録するなど速さを示し、順位を9位まで回復することに成功。最終日の明日は、約52秒の差を埋め8位にポジションを上げることを目標に戦う。ラッピは初出場となったメキシコでの経験をさらに積むべく走行を続け、セカンドベストタイムを2回記録するなど、成長をタイムで証明した。

    競技4日目、ラリー最終日となる3月11日(日)のデイ4は、レオンのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS20と、SS21およびその再走ステージであるSS22は、いずれも山岳丘陵地帯でのグラベルステージ。また、SS22はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は46.46km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は210.18kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ラリー・メキシコは、我々にとって非常に難しい1戦です。今朝、オットはとても良い位置につけていたので、あのようなことが起きてしまい全員が残念に思っています。引き続き一生懸命作業を続け、困難から学ばなければなりません。それでも、今回の彼のラリーでのパフォーマンスは、我々にとってポジティブな材料です。まだヤリスWRCについて学んでいる段階であるにも関わらず、初めて臨んだグラベルラリーで非常に速かったという事実は、今後に期待を抱かせるものです。ヤリ-マティは出走順に恵まれませんでしたが、ポイント獲得可能な位置につけています。また、エサペッカは依然として学習を続けており、着実に成長をしています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日の午後は、メキシコで過去もっとも暑かったように感じられ、クルマとタイヤにとって苛酷な1日でした。しかし大きな問題はなく全体としては安定して走れたと思います。私たちは、少しずつ前に進んでいると感じます。最終日の明日は高速で流れるようなコーナーのステージが多く、クルマと私自身に合っているお気に入りのコースなので、良い結果を得られるのではないかと楽しみにしています。選手権にとって重要な意味を持つポイントを獲得すべく、総合8位を目標に戦います。もちろん、パワーステージも狙っているので、明日もアタックを続けます。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今朝はすべてがうまく進んでいました。昨日よりも路面のグリップが感じられ、我々のクルマはコースにとても合っているように思いました。最初のSSの序盤、ジャンクションでミスをして約10秒遅れましたが、調子は良かったのでその後も攻め続けました。しかし、フィニッシュまで7kmという地点でターボに問題が発生しリタイアを余儀なくされました。もちろん残念ですが、これもラリーという競技の一部です。それでも、このチームで戦う初めてのグラベルラリーで、十分な競争力を確認できて嬉しく思います。明日もベストを尽くし、パワーステージではポイント獲得を目標に走ります。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    全体としては良い1日で、昨日よりも状況は良くなりました。昨晩のサービスで、メカニックたちはクルマをきちんと直してくれました。彼らには本当に感謝しています。今朝は楽しんで運転することができ、タイムも昨日より良くなりました。日中のサービスを終えた後、テレビクルーが設置した機材ボックスの下にシートベルトが引っかかってしまい、テレビクルーが来てこれを解決するのに30分程度待たなければなりませんでした。その後SSでは良い区間タイムを記録することができましたが、パンクをしてしまい、その次のSSでもパンクをしたと思ったのですが、タイムはまずまずでした。明日は、パワーステージでのポイント獲得を目指して戦います。

    ラリー・メキシコ デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3h25m03.1s
    2 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +35.9s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +46.8s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m28.4s
    5 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +2m19.7s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m44.6s
    7 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+9m24.2s
    8 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +15m06.8s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +15m59.6s
    10 ペドロ・へラー/パブロ・オルモス (フォード フィエスタ R5) +21m43.0s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +30m45.1s
    14 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +58m18.5s

  • 【WRC】 トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、2月15日(木)から18日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    開幕戦ラリー・モンテカルロではタナックが2位、ラトバラが3位と2名のドライバーが表彰台に上がり、チームは良いシーズンのスタートをきることができた。迎える第2戦ラリー・スウェーデンは、全13戦で唯一の「フルスノーラリー」。森林地帯を中心とするコースはグラベル(未舗装路)の上に雪が降り積もり、全SS(スペシャルステージ)が雪道で行なわれる。そのため、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用タイヤを装着してSSを走行する。SSの平均速度はWRC全戦の中で毎年トップ3に入るほどハイスピードなラリーであり、高度なエアロダイナミクス、高速安定性に優れたサスペンション、高いエンジンパフォーマンスがクルマに求められる。ヤリスWRCとラリー・スウェーデンのマッチングは良く、昨年はラトバラが優勝を果たした。

    ラリーは2月15日(木)夜、スウェーデンのカールスタード近郊の競馬場が舞台となるスーパーSSで競技が始まる。そして16日(金)からの3日間はトルシュビーのサービスパークを中心にSSが行われ、16日(金)は隣国ノルウェーでもSSが行なわれる。17日(土)は「ハグフォシュ」や「ヴァルゴセン」といった有名なSSを中心に走行。そして最終日の18日(日)は多くの観客が集うことで知られる「リケナス」で2本のSSを行ない、サービスパークのすぐ近くを走行する「トルシュビー」のパワーステージで競技は終了する。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は314.25km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1400.79kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    スウェーデンは我々が得意とするラリーです。フィンランドにて全ドライバーが各2日間の事前テストを行ないました。テストを通してさらなる改善を果たせたと思いますが、問題はライバルがどれくらい進化したかということです。きっと挑戦し甲斐がある1戦になるでしょう。今回はどうやら十分な積雪がありそうですが、それは観客の皆さんにとって嬉しい知らせです。昨年ヤリ-マティはこのラリーで勝ち、オットはヤリ-マティと僅差の優勝争いをしました。エサペッカは他の二人と比べると経験こそ少ないですが、雪道では常に良い走りをできています。我々は常に改善を続けており、ラリーに対して十分な自信はありますが、現実的に考えてもいます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    スウェーデンは私のお気に入りのラリーのひとつです。そして、それほど昔のことには感じられないのですが、もう10年も前にWRC初優勝を果たした思い出のラリーでもあります。事前のテストでは特に低速でテクニカルなセクションでの走りの改善に注力し、前進することができたと思います。クルマは、昨年よりも確実に進化しています。とは言え、今年はきっと昨年よりも厳しい戦いになるでしょうし、チームメイトも非常に強力です。コースには雪が多くウインターラリーらしい路面コンディションのようですが、私にとっては願ってもない状況です。きっと素晴らしい挑戦になるでしょうし、今年も優勝争いをする自信はあります。今週末はユホ・ハンニネンと共に私が持っている昔のトヨタ・セリカで地元のスノーラリーに出場します。きっと楽しいでしょうし、スウェーデンに向けても完璧な準備になるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    ヤリスWRCというクルマについてまだまだ学んでいる段階ではありますが、テストで雪道を走り、なぜヤリ-マティが昨年のラリー・スウェーデンで優勝したのか、その理由が徐々に分かってきました。今回のラリーに関しては、序盤はまず全体の流れを見ながら走る予定です。もちろん表彰台を目指して戦えるはずだと期待していますし、できれば優勝したいと思っています。今年は雪がコース上に多く降り積もっている可能性が高そうですが、そうなると、私の2番手という出走順は理想的とはいえません。もちろん、今後天気が変わる可能性はありますが。いずれにせよ、週末を楽しみベストを尽くして戦います。この先もいろいろあると思うので、楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    前戦ラリー・モンテカルロの最終SSで4位の座を失い、その失望感を乗り越えるのに数日かかりましたが、最終的には前向きな気持ちになることができました。なぜなら、最終SSまではとても安定して走れていたからです。ですので、スウェーデンに対しても同じような姿勢で臨みます。事前のテストはうまく行き、2日間で400km程度を走り良いフィーリングを得ることができました。私たちのクルマはスウェーデンに合っていると思いますが、モンテカルロとは大きく異なるタイプのラリーです。モンテカルロでは時に勇気を出してスピードを十分に落とさなければなりません。しかし、スウェーデンでは違うアプローチが求められます。昨年は出場していないので経験はやや不足気味ですが、雪道では常に心地よく走れるのでラリー本番が楽しみです。

    2017年のラリー・スウェーデン
    昨年のラリー・スウェーデンには41台が出走し、32台が完走した。全SSのうち、もっとも平均速度が高かったのはSS9で137.81km/h。もっとも低かったのはカールスタードのスーパーSSで72.69km/hだった。昨年、トヨタは17年ぶりにWRC復帰を果たし、その2戦目となったスウェーデンにはラトバラとハンニネンが出場した。ハンニネンはリタイアに終わったが、ラトバラは当時ライバルチームの選手だったタナックを僅差の2位に抑え、復帰後最初の勝利をチームにもたらした。