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  • MotoGP | スズキ 第10戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第10戦 チェコGP 予選レポート

    MotoGP 第10戦 チェコGPはアンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスが揃って3列目グリッドを獲得した。

    土曜朝のFP3セッションは路面温度がタイムアタックに適した温度であったため、各ライダーがダイレクトQ2行きを賭けて激しい争いを展開。アンドレア・イアンノーネはセッションを通して常に5番手近辺をキープし、そのままQ2行きに。一方、アレックス・リンスはトップからわずか1秒差ながら、トップ10入りを逃す。

    FP4セッションは、リンスにとってはQ1でフライングラップをマークするためのセットアップセッションとなり、すでにQ2入りを決めたイアンノーネにとっては、決勝に向けたセットアップとシミュレーションに集中するセッションとなった。イアンノーネは1セットのタイヤでセッションを完走。

    Q1セッションではリンスが強烈なプッシュでドラマティックな展開を見せ、2番手タイムをマークしてQ2入りを獲得。ワイルドカードエントリーのシルバン・ギントーリは同セッションを11番手で終え、決勝グリッドは21番手となった。

    Q2セッションの路面温度は51℃に達し、各ライダーがトップを何度も入れ替える激しい争いに。イアンノーネ、リンスは一時揃ってフロントローポジションを獲得したものの、終盤に他ライダーが次々タイムを上げてポジションダウンを強いられ、それぞれ8番手、9番手でセッションを終えた。

    アンドレア・イアンノーネ (8番手)
    「今日の予選は皆のラップタイムが僅差で、ほんとに厳しいセッションだったよ。でも僕らはこの週末、やるべきことをしっかりやってきているし、今のところかなり順調さ。FP4ではバイクのフィーリングも良く、安定したタイムで乗れたしね。決勝ではもうちょっとリアグリップが欲しいけど、コンスタントに走れているから大丈夫だろうと思っているよ。明日のウォームアップで改善できる策を試みて、あとは全開で攻めるのみさ。」

    アレックス・リンス (9番手)
    「レースペースはかなり安定しているよ。FP4はハードのリアタイヤで安定したタイムで走れたから、明日の決勝も同じタイヤを使うつもりさ。バイクのフィーリングが良かったからQ1で思い切り攻めることができて、そのお陰でQ2にも行けた。3列目スタートはそんなに悪くないけど、とにかくスタートで失敗せず、序盤に前のライダー達をうまくかわしていかなくちゃいけないと思っているよ。フロントグループにいれたら、最後までついていける自信もある。とにかく明日は賢いレース運びが必要だね。」

    シルバン・ギントーリ (21番手)
    「この週末、毎セッションごとに少しずつ進歩できていて、とてもポジティブな仕事ができているよ。予選では5人のレギュラーライダーより前のポジションを獲得できたし、ワイルドカードライダーの仕事としては悪くないと思っている。先週の鈴鹿8耐で転倒した怪我の痛みが和らがないので、今日FP3の後にクリニカで検査したら、肋骨が2本折れていることが発覚したんだ。でも痛みの原因が分かってホッとしたよ。決勝ではなんとか頑張るつもりだけど、痛みは覚悟するしかないね。それ以外のことは全て順調だし、明日の決勝が楽しみだよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日我々のチームはとてもポジティブな仕事ができたと思っています。特にFP4では、アンドレア、アレックス共に良いレースペースで走ることができたので、決勝に向けての準備は整っていると感じています。もちろん予選ではもう少し上位を狙っていましたが、とは言えふたり揃って3列目グリッドは決して悲観的なポジションではないでしょう。特にアレックスはQ1でのチャンスをうまく掴んで、最終的に9番手までポジションアップしたわけですからね。レースペースも悪くないので、3列目スタートに関して特に大きな問題はないと思っていますが、グリッドが後ろになるほど序盤の頑張りが必要になるので、とにかく序盤にうまくトップグループに加わり、そのまま最後までトップグループで争えることを願っています。昨日、今日のように気温が上がれば、レースはかなりタフなものになるでしょう。そしてまたシルバンも、先週の鈴鹿8耐で負った怪我の痛みと戦いながらも何人かのレギュラーライダーを超えるタイムを計測し、とても良い仕事をしてくれました。明日の3人の決勝での走りが楽しみです。」

  • MotoGP 第10戦 チェコGP 予選 | A.ドヴィツィオーゾが今季初PP

    MotoGP 第10戦 チェコGP 予選 | A.ドヴィツィオーゾが今季初PP

    MotoGP 第10戦チェコGPの公式予選が8月4日(土)、ブルノ・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾが今季初となるポールポジションを奪取した。

    気温32度、路面温度50度のドライコンディションの中、アンドレア・ドヴィツィオーゾは1分54秒689をマーク。ドヴィツォーゾのポールポジションは2016年10月の第17戦マレーシアGP以来29戦ぶりとなる。

    2番手には0.267秒差でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が入り、今季3度目の1列目を獲得。3番手には0.272秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は4戦連続7度目の1列目を確保。

    2列目にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)。3列目にはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスとスズキ勢が続いた。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で10番手。明日の決勝レースを7列目20番グリッドから迎える。

    2018年 MotoGP 第10戦 チェコGP 予選

    順位 No. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分54秒689
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分54秒956
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分54秒961
    4 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分55秒038
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分55秒055
    6 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒203
    7 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分55秒221
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分55秒270
    9 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分55秒431
    10 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒474
    11 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分55秒686
    12 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分55秒823
    13 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分56秒029
    14 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分56秒031
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分56秒218
    16 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分56秒285
    17 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分56秒316
    18 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分56秒330
    19 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分56秒353
    20 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分56秒512
    21 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター 1分57秒037
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分57秒208
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分57秒217
    24 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分57秒250
    25 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分57秒438
    26 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分58秒048
  • MotoGP 第10戦 チェコGP | ダニ・ペドロサが今季初の初日総合1番手

    MotoGP 第10戦 チェコGP | ダニ・ペドロサが今季初の初日総合1番手

    MoroGP 第10戦チェコGPが8月3日(金)に開幕。ブルノ・サーキットで2回のフリー走行が行われ、ダニ・ペドロサがトップタイムをマークした。

    気温32度、路面温度49度のドライコンディションの中、ダニ・ペドロサは1分55秒976を記録。第2戦アルゼンチンGPのフリー走行1以来今季2度目、昨年9月の第14戦アラゴンGP以来今季初めて初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.123秒差でダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手には0.168秒差でアルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)が続いた。

    以下、ハフィス・シャリン(ヤマハ・テック3)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、ティト・ラバット(レアーレ・アビンティア)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が続いた。中上貴晶は1.671秒差の21番手だった。

    2018年 MotoGP 第10戦 チェコGP フリー走行2回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒976
    2 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分56秒099
    3 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分56秒144
    4 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分56秒200
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分56秒218
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分56秒392
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分56秒480
    8 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒521
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分56秒535
    10 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分56秒635
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分56秒644
    12 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分56秒661
    13 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分56秒915
    14 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分57秒014
    15 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分57秒205
    16 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分57秒417
    17 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分57秒473
    18 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分57秒479
    19 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分57秒498
    20 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分57秒506
    21 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分57秒647
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分57秒729
    23 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分57秒941
    24 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分58秒127
    25 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分58秒453
    26 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター 1分58秒617
  • MotoGP | ホンダ 第10戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第10戦 チェコGP プレビュー

    2018年のMotoGP後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPが、8月3日(金)~5日(日)の3日間、チェコ第2の都市ブルノで開催される。チェコGPは、1993年にスタートして今年で26回目。チェコスロバキア時代を含めると、今年で42回目という長い歴史を誇る。

    8月開催のグランプリとして定着しているチェコGPは、毎年10万人を超える大観衆が、オートモトドラム・ブルノ・サーキット(以下、ブルノ)に集まる。

    2011年は15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、14年は13万8312人、15年は13万8752人。3日間合計では毎年20万人以上の最多入場者数を記録し、15年は24万8434人にも上った。しかし、オーストリアGPとの連戦となった過去2年は、決勝日が8万人台、3日間合計でも18万人から19万人と例年に比べて観客数がやや減少しているが、今年はどの大会も観客数が増加しているだけに、チェコGPも決勝日に10万人、3日間で20万人を超える観客が予想されている。

    チェコGPの開催されるブルノは、自然の地形を利用した中高速コーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントも多く、毎年、熱戦が繰り広げられる。最大の特徴は、コース中盤に設けられた7つのコーナーで一気に73mを下り、その下った分を最終コーナーに向かうストレートで一気に駆け上がる独特なレイアウト。リズム感あふれる走りが実現するため、選手たちにも好評なサーキットだ。

    Repsol Honda Teamは過去7年で5勝を挙げている。11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、13年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)、14年に再びペドロサ、15年はHonda勢は優勝を逃したが、16年はカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、昨年は“フラッグ・トゥ・フラッグ”という難しいレースをマルケスが制した。

    シーズン前半戦を総合首位で折り返したマルク・マルケスは、相性のいいサーキットの一つであるブルノで今季6勝目を目指す。過去の戦いでは、12年にMoto2クラスでブルノ初優勝、MotoGPクラスでは、史上最年少記録でチャンピオンを獲得した13年に優勝。開幕戦から10連勝を達成した14年は大きなプレッシャーも影響したのか4位に終わったが、15年は2位、16年も3位と着実に表彰台に立ってきた。そして昨年はウエットからドライへと路面コンディションが変化する難しいレースで、圧倒的な速さで優勝した。

    マルク・マルケスにとって今大会は、MotoGPクラスで100戦目を迎えまる。99戦を終えて40勝というすばらしい勝率を誇るマルケスだが、節目となる100戦目のレースで今季6勝目、最高峰クラスでの通算41勝目を目指す。

    今シーズンを最後に引退することを表明しているチームメートのダニ・ペドロサにとって、後半戦は、一戦一戦が現役生活にけじめをつける大会となる。その中でも、チェコGPの開催されるブルノは得意とするコースで、125cc(03年)と250cc(05年)で優勝。MotoGPクラスでは12年と14年に優勝している。15年の大会はフリー走行の転倒で左足を痛めたことから、決勝では苦戦を強いられ5位。16年はウエットからドライへと路面が変化していく難しいレースで12位と大苦戦したが、ウエットからドライへと変化、マシンを乗り換えての“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった昨年は、マルケスに続いて2位でフィニッシュした。今年もマルケスとのダブル表彰台、そして1-2フィニッシュが期待される。

    16年の大会で優勝しているカル・クラッチローは、2年ぶりの大会制覇と今季2勝目を目指す。過去2年、不安定な天候の中で決勝レースが行われ、おととしは優勝、昨年は5位。シーズン前半戦の締めくくりとなるドイツGP後には、チェコで2日間のプライベートテストを実施、万全の体制でチェコGPを迎える。前戦ドイツGPでは転倒リタイア。悔しいレースに終わっているだけに、その雪辱に挑む。

    第8戦オランダGPのフリー走行で転倒、左手を負傷したフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、3戦ぶりに完全復帰を果たす。前戦ドイツGPは、初日のフリー走行を走ったが、左手の状態が完全ではなく、欠場を決めた。Moto2時代は優勝経験のあるサーキット。3戦ぶりの復帰戦に闘志を燃やしている。

    ドイツGPを終えて、鈴鹿8時間耐久ロードレースにTeam HRCから参加、2位でフィニッシュした中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は休む暇もなく後半戦に挑む。Moto2時代の昨年も8耐に参戦してチェコ、オーストリアの連戦に挑むハードスケジュールを経験している。今年も夏休みのない厳しいスケジュールとなったが、過酷なレースとなる8耐で得た経験を、後半戦に活かす意気込みだ。

    前半戦の9戦を終えていまだポイント獲得のないトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、得意とするブルノに気合を入れている。ドイツGP後のテストにも参加、準備万端の状態で挑む。

    前戦ドイツGPで、モルビデリの代役として急きょ出場して16位という結果を残したステファン・ブラドルが、今大会はワイルドカードで出場する。今年はHRCのテストライダーとして、RC213Vの開発テストに携わってきた。2戦連続の出場となる今大会はポイント獲得を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「ブルノではいいテストが行えました。過去2戦は、アッセンとザクセンリンクという全く違う2つのサーキットで優勝しました。アッセンは全力を尽くすバトルとなり、ザクセンリンクは戦術的なレースとなりました。この2戦での優勝は大きな自信になりましたね。また、数日間のバケーションではしっかり充電することができたので、これから待ち受ける残り10戦という長い戦いに向けて備えることができました。ライバルたちはどのサーキットでも、どんな状況でも速いので、毎回最良の戦略を取らなければなりません。チームやHRCのエンジニアたちとは、とてもうまく仕事ができています。この調子をキープしなければなりません。今あるチャンピオンシップのアドバンテージのことは考えず、0ポイントの気持ちでブルノへ向かいます。日曜日の目標はがんばって優勝することですが、それが無理であれば、できる限りいい結果を出せるようにがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「夏休みは必要だったと思います。8月は3レースがあり、さらに、19日にミサノでテストもあり、忙しい一カ月になります。ブルノは、2016年にMotoGPで初優勝してから僕にとっては特別なサーキットとなりました。ドイツGPでは、僕のミスで転倒して表彰台争いのチャンスを逃してしまいました。でもポジティブな面を持ち帰ることができたし、今週末に向けて準備を整えなければなりません。総合順位を見ると、4位のライダーとはわずか9ポイント差。ここからは最良の結果を出せるように、チームと一緒にがんばらなければなりません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
    「数日間の休みがありました。本当の夏休みではありませんでしたが、よかったです。これからブルノへ向かいます。ここは大好きなサーキットの一つなので、速く走れることを願っています。そのためにいいフィーリングやマシンのセットアップを進めなければなりません。なぜならここまでのところ、いろいろな問題に直面しているからです。主にコーナリングを改善しなければなりません。今はコーナーリング中とコーナー出口で十分な速さがありません」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合17位)
    「左手の状態はかなりよくなっています。ドイツのあとの休息は、ブルノへ向けてできる限り体調を万全にするためにも必要なものでした。先週からトレーニングに戻りました。今大会は、あまりリスクを負い過ぎずに走れる自信があります。また、マシンを改善させるためにチームと引き続きいい仕事をしていく自信もあります」

    中上貴晶(MotoGP 総合21位)
    「この2カ月はとても忙しかったです。レース、事前テスト、鈴鹿のテスト、そして8時間耐久レースがありました。僕にとって夏休みとは縁のない毎日でした。でも鈴鹿の結果はうれしく思っています。そしてここからは、シーズン後半戦に向けて集中するときです。残念ながらドイツではいいチャンスを逃しました。トップ10でフィニッシュできるポテンシャルがありましたが、転倒してしまいました。後半戦への目標は、まず、ベストリザルトとなるシングルフィニッシュの獲得。そしてさらに上位を狙うことです。ブルノではドイツGPのあと、一日だけテストすることができました。そのデータを活かし、初日から勢いをつけたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「今週末にブルノでチームとマシンに戻るのがとても楽しみです。このサーキットでテストを行ったのはそれほど前ではありません。そのため、セットアップではいいインフォメーションがあります。今年はMotoGPマシンで初めて走るサーキットばかりですが、今回は事前に経験しているサーキットになります。これが自分のアドバンテージになることを願っています。ザクセンリンクを振り返ると、多くのポジティブなことがありました。ブルノでもその方向で続けられることを願っています。はっきりとした目標はポイント圏内に初めて入って、シーズン後半でできる限りいいスタートを切ることです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP ワイルドカード参戦)
    「ドイツでフランキー(モルビデリ)の代わりに出場できたことは、ブルノとミサノのワイルドカード参戦のためには最高のプラクティスとなりました。今年はMotoGPマシンにわずか6日しか乗っていないので、ドイツGPではFP1を走っていないこともあり、あまり多くは期待していませんでした。とにかくレースを楽しみたいと思っていました。チェコGPでも目標は同じです。ここではテストをしていませんし、テストプログラムのサーキットに含まれていません。でもドイツGPの一週間あとに、もてぎでマシンに乗りました。ポイント圏内で争える自信があります」

  • MotoGP | ヤマハ 第10戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第10戦 チェコGP プレビュー

    3週間の夏休みが終了し、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは今週末、チェコのブルノ・サーキットで2018MototGP World Championshipの後半戦をスタートする。

    ランキング2位につけているバレンティーノ・ロッシは、トップとの46ポイント差を縮めるべく第10戦に挑む。前回のザクセンリンクでは2位表彰台獲得と好調ぶりを見せており、今回は勢いをそのままに、相性の良いこのコースでもう1ステップ上を狙う。

    バレンティーノ・ロッシは1996年、ここブルノ・サーキットで125ccクラス初優勝を成し遂げた。1999年には250ccクラスで、2001年には500ccクラスで、2003年、2004年、2008年、2009年にはMotoGPクラスでそれぞれ優勝を果たし、このほかにも何度も表彰台に上っている。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも、前回のザクセンリンクで3位獲得と調子を上げている。チャンピオンシップではランキング3位につけているが、ここからさらに上を目指すために、この3週間も日々のトレーニングを欠かさなかった。昨年のブルノでは3位表彰台を獲得。2013年にはMoto3クラスで2位を獲得している。

    ブルノ・サーキットで初めてグランプリが開催されたのは1930年。当初は村や町の西部を走る公道コースで行われていたが、1980年代になって新たにサーキットが建設された。そして1987年にはFIMチェコ・グランプリを初開催。雰囲気の良さと景観の素晴らしさで、ファンにもライダーにも非常に好評だった。自然のくぼ地を利用して設計されたコースには多くのアップダウンと高速コーナーが設けられ、ライダーとエンジニアの力量が問われることになる。

    夏季休暇を終えたMonster Yamaha Tech 3 Teamは、今週末に迫った第10戦Monster Energy Grand Prixのスタートを心待ちにしている。ヨハン・ザルコはシーズン序盤のような好調を取り戻すことを課題にしており、チームメイトのハフィス・シャーリンはルーキー・オブ・ザ・イヤー候補のトップを維持することが目標。第10戦チェコGPのフリープラクティス第1セッションは、現地時間、金曜日の9:55にスタートする。

    バレンティーノ・ロッシ
    「もっと長い夏休みが欲しかった! みんながそう言っています。1週間は休むことができたけれど、本当はもう少しエンジョイしたかったと思っています。でもこういうスケジュールなので仕方がありません。これからまたレースに集中していきます。ブルノは素晴らしいコースで、昨年はとても速く走ることができたのですが、MotoGPでは何が起きるかわかりません。今年はどのような展開になるか、注意深く見ていかなければならないと思っています。決勝翌日の月曜日には、ここでテストをすることになっていて、これもとても重要なものとなるでしょう。今週と来週は2連戦となり忙しくなります。チャンピオンシップにおいても重要な時期になるので、チェコとオーストリアでいいレースをして、シーズン初優勝を成し遂げたいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「夏休みを満喫しました。シーズンの真ん中で、このような区切りがあるのはとてもいいことだと思っています。この間に力を蓄えて、シーズン後半戦の戦いに挑みます。ここから先はミスは許されません。だからこそこの夏休みの間もハード・トレーニングを続け、チェコとオーストリアに向けて準備をしてきたのです。このふたつは大好きなコースなので、表彰台を目指していけると思っています。前回までの好調を維持し、ここでもまた一歩、前進してチームを喜ばせたいのです。アッセンとザクセンリンクではマシンがとてもよく走ってくれて、私自身のフィーリングもとても良くなってきています。ようやく正しい道に戻ることができたと思っているので、決してあきらめず、これからもハード・ワークとハード・ファイトを続けていきます。ここ数日は少しリラックスして過ごしましたが、リラックスし過ぎたということはありません。この間も集中を切らさず、最大限のトレーニングを行うと決めていたからです。昨年よりはマシンのことが理解できるようになっていると思うので、良い気分でこのレースに臨めそうです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「短いサマー・ブレイクが終わり、わたしたちはここブルノでレースを再開します。シーズン前半をザクセンリンクでのダブル表彰台という好結果で締めくくることができたので、今回も勢いを維持して、力強く戦っていきたいと思います。夏休みはライダーたちにとってとても重要です。彼らは後半の10戦に備えてバッテリーをチャージし、まずこの2連戦に臨むというわけです。3週間もYZR-M1と離れていたのですから、再会が待ち遠しくて仕方がないはず。わたしたちもコースインをとても楽しみにしています。この2連戦はチャンピオンシップにとって非常に重要なので、金曜日に始まる第1セッションから全力を尽くします」

    ヨハン・ザルコ
    「ブルノ・サーキットはとてもナイスなコースで気に入っています。コース幅が広く、そのような場所ではスピードを上げるのが楽しいので、ザクセンリンクとはまったく違うタイプです。ここでもまた良いフィーリングをつかんで、チームに貴重な情報を提供したいと思っています。トップ5に復帰できれば素晴らしいと思いますが、天候なども気になるところ。昨年のように雨が降るかもしれないので、そうなればレース結果に影響もあるかもしれません。昨年はかなり苦戦したので、今年はもっといい走りができるように頑張ります。夏休みを終えて気分は爽快です。この間にいろいろなことを分析し、とにかくプッシュするのみだと決意しています」

    ハフィス・シャーリン
    「ブルノとは相性がいいと思っているので、今回もベストを尽くします。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指すためには、最後まで走り切ってできるだけ多くのポイントを獲得し、フランコ・モルビデリをはじめとしたライバルたちとの差を広げていかければなりません。夏休みが終わり、身体的にも精神的にもレースへ戻る準備ができています。まずはここチェコで、それからさらにあと9戦、ルーキーのチャレンジを続けていきたいと思います。昨年のような難しいコンディションにならず、好天に恵まれるよう期待しています」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「短い休暇でしたが、チームのみんなが大いにエンジョイできたことと思います。今週と来週は2連戦。そして8月は3回もレースがあるのでとても忙しくなりますが、シーズン後半戦に向けてしっかり準備を整えてきています。ここブルノで後半戦を迎えるときは、いつもとてもうれしい気持ちです。というのもここはパドックが広大で全体の雰囲気が素晴らしく、皆がフレンドリーに夏休みの経験を話したりしているのです。コースも美しくてライダーと観客を楽しませてくれますが、同時に非常にテクニカルできついところでもあります。すでにテストを行っているチームもありますが、わたしたちは参加していません。昨年はプラクティスまではとても好調でしたが、決勝日は雨に見舞われ、フラッグ・トゥ・フラッグになるなど大変なレースになってしまいました。その結果、予想だにしない展開になったのです。でもわたしたちのふたりのライダーはこのコースが気に入っているようですし、ヤマハもいつもいい戦いをしています。ファンも大勢来てくれますし、チームのメインスポンサー、モンスターが冠スポンサーとなっているので、わたしたちにとってはいつも以上に重要なレースと言えます。ここで輝きを放ち、強い印象を与えたいと思っています。シーズン後半戦を好調にスタートすることはとても重要。ハフィシュはここまで非常に良い成績を残していますが、ヨハンのほうはシーズン序盤のような好調ぶりが見られなくなっていたので、カタール、アルゼンチン、テキサス、スペイン、フランスのときの彼が戻って来ることを期待しています。彼と直接、話もしましたが、非常にポジティブで熱意にあふれ、復活を強く望んでいます。ハフィスのほうはマレーシアへ戻って家族や友人と過ごしてエンジョイしてきたようです。ふたりともシーズンの再開を楽しみにしています」