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  • 【SUPER GT】 トヨタ:スーパーGT 第3戦もてぎ 予選&決勝レポート

    【SUPER GT】 トヨタ:スーパーGT 第3戦もてぎ 予選&決勝レポート

    11月12日(土)ツインリンクもてぎでSUPER GTの第3戦(AP代替戦)が行われ、ヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が終盤猛追するも届かず2位フィニッシュ。それでもドライバーズランキングでは3ポイント差の首位に浮上した。3位から6位もLEXUS RC F勢が続き、この5台がタイトル獲得の可能性を残して最終戦に臨むこととなった。

    12日(土)は朝から好天に恵まれたが、前夜の雨により、予選が行われる朝方はまだ路面はウェット。車両が走行を重ねることで路面は乾いていくと思われたが、ウェットタイヤか、スリックか、悩ましいコンディションで予選を迎えた。

    午前9時から15分間一発勝負となる、GT500クラスの予選が気温11度、路面温度12度と朝方ならではの寒いコンディションで開始された。

    LEXUS勢では平川亮が駆るKeePer TOM’S RC F 37号車以外はウェットタイヤでコースイン。日差しは強くなるものの、ほぼ無風ということもあって予想以上に路面は乾かず、最後までウェットタイヤ勢が優位の展開となった。

    LEXUS勢で気を吐いたのはコバライネンが駆る39号車。残り4分半というところで3番手タイムをマークすると、その翌々周、残り1分を切ったところでついにトップタイムをマーク。コバライネンにとって自身初となるポールポジションを獲得した。39号車はこのポールポジションによる1ポイントを加えたことでランキング2位タイに浮上。その他のランキング上位勢が予選で下位に沈んだこともあり、逆転に絶好の状況で第3戦の決勝を迎えることとなった。

    チェッカーが振られた後、最後の最後にタイムを刻んで3番手に飛びこんだのがニック・キャシディのau TOM’S RC F 36号車。関口雄飛がアタックしたWedsSport ADVAN RC F 19号車が8番手につけたが、ランキング上位を争うWAKO’S 4CR RC F 6号車は10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車は14番手、スリックタイヤでギャンブルに出た37号車は最後尾15番手グリッドとなった。

    午後1時10分からの決勝レーススタート時には路面は完全に乾き、気温18度、路面温度24度と、前日までとはうって変わって暖かく、過ごしやすい気候の下でスタートが切られた。

    ポールポジションの39号車 平手は絶好のスタートを切り後続を引き離すと、その後方では3番手スタートの36号車 伊藤大輔がサイド・バイ・サイドバトルの末に2位へ浮上。2周目には8番手グリッドからこちらも好スタートで2つポジションを上げた19号車 関口雄飛が更に前を攻め5位へ。

    3周目にクラッシュ車両によりセーフティカーが導入され、8周目に再スタートが切られると、10番手スタートから7位へと順位を上げていた大嶋和也の6号車が10周目に6位へポジションアップを果たすなど、LEXUS勢が序盤から着実に上位へと躍進していった。

    レースが中盤に入り、各車ピットへ向かい、給油とドライバー交代、タイヤ交換を実施。ここで、最後尾15番手スタートで、序盤接触によるスピンを喫しながらも10位まで順位を上げていたジェームス・ロシターから平川へとドライバー交代した37号車が、コースへ復帰した直後にトラブルに見舞われ、無念の戦線離脱。タイトル争いからも脱落してしまった。

    レースが折り返しを過ぎ、ほとんどの車両がピット作業を終えても、GT-Rの24号車と関口の駆る19号車がややピットを遅らせる作戦に。

    29周終了でピットインした19号車はタイヤ無交換作戦を採り、4位でコースへ復帰。一方、規定周回ぎりぎりの33周を走ってピットへ向かったGT-R 24号車もタイヤ無交換で、首位のままコースへと復帰した。

    その後方では、キャシディの36号車とコバライネンの39号車が激しい2位争い。抜きつ抜かれつのバトルが数周にわたって繰り広げられたが、39周目にこのバトルを制し2位に浮上した39号車コバライネンが、首位への猛追を開始した。

    その時点で6秒程あった首位との差を、みるみるうちに詰めて行った39号車コバライネンは、50周を終えた時点でその差を1秒フラットに。残り3周の時点でテール・トゥ・ノーズ状態に詰め、逆転を狙った。

    わずか0.26秒差で迎えたファイナルラップ、39号車のコバライネンは最後まで首位を追い詰めたが、惜しくも逆転には至らず、2位でチェッカー。しかし、ランキングを争うGT-R 1号車が9位に終わったこともあり、39号車のコバライネン/平手組が3点上回ってのランキング首位に浮上した。

    36号車が3位、6号車が4位、19号車が5位、38号車が6位と、予選で苦しんだLEXUS勢も着実に上位へと進出してフィニッシュ。6号車も首位と7ポイント、38号車が11ポイント、19号車、36号車も14,15ポイント差と逆転タイトルの可能性を残して13日(日)の最終戦に臨むこととなった。

    ヘイキ・コバライネン (DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車)
    ポールポジションからスタートして2位でフィニッシュ出来たという結果には満足している。ただ、ライバルの異なる戦略やタイヤなどの要素もあって先行を許してしまった。でもベストなレースが出来たし、あと5周もあればパスすることも出来たと思う。あの時点でパスするのはリスキーだったし、時間も足りなかった。それでもチャンピオンシップを考えれば良い結果だし、我々の目標はタイトル獲得だ。今年はクルマの感触も、チームの状態もとても良い。これでランキング首位に立つことが出来たのはとても嬉しいし、ドライバー2人とも好調なので、明日へ向けての自信もある。タイトル獲得へ向け全力を尽くす。

    平手 晃平 (DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車)
    朝、ヘイキ(コバライネン)がとても良い走りでポールポジションを取ってくれたので、何も気負うことなくスタートできた。ただ、タイヤ選択が昨日の時点でのものだったため、タイヤのマネージメントに気を遣った。スタート直後に大きなギャップを築けたがSCが入ってしまい、ゼロになってしまったのが痛かった。ただ、その後またギャップを広げ、トップのままミス無くクリアに帰ってこられたので自分としては良い仕事が出来たかなと思う。明日は自分が予選を担当するが、クルマのフィーリングもいいし、ウェイトハンデが0になるので、軽い車で思いっきり走りたい。プレッシャーはない。思いっきり行く。

    伊藤 大輔 (au TOM’S RC F 36号車)
    スタートは順調な滑り出しだったかなとは思うが、予想よりも早めにグリップダウンを感じたので、ちょっと長めの予定だった後半スティントは硬めのタイヤをリクエストした。その選択が上手く行かなかった感じはあるが、どちらにしてももう少しクルマの基本ペースを上げないと、タイヤ無交換作戦のチームに対抗するのは難しい。今日の結果を踏まえて明日へ向けてチームとミーティングしていく。タイトルについては、まだ可能性は残ってるようなので、最後までプッシュするしかないと思っている。

    ニック・キャシディ (au TOM’S RC F 36号車)
    今日は朝から非常に難しいコンディションの中、とても良い予選アタックができた。決勝レースはとてもタフで、ハードな戦いだった。最後は勝ちたかったが届かなかった。チャンピオンシップの面でも非常に重要なレースで表彰台獲得は悪くない結果だし、ミス無く良いレースが出来たので満足している。

    関連:【SUPER GT】 第3戦 結果:フォーラムエンジニアリングが今季2勝目

  • SUPER GT 第7戦タイ 結果:WedsSport ADVAN RC Fが歓喜の初優勝

    SUPER GT 第7戦タイ 結果:WedsSport ADVAN RC Fが歓喜の初優勝

    2016 AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』決勝レースが、10月9日、チャン・インターナショナル・サーキット(1周4554km×66周)で行われた。ポールポジションからスタートしたNo.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)が、歓喜のチーム初優勝を果たした。

    SUPER GTシリーズの唯一の海外戦であるタイでの第7戦は、日本の夏のような気温30度の好天の下、日本と同様にメインスタンドに多くの応援団の応援合戦があるなかでスタートした。

    決勝スタートではポールポジションのNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が好スタートを切り、後続のNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)とNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が追いすがる。だが、No.19 WedsSport ADVAN RC Fはわずか4周で4秒弱という差を付けるハイペースで周回を刻み、後続をぐんぐんと引き離していく。

    そしてレース折り返しの33周目。No.19 WedsSport ADVAN RC Fも間もなくピットインのタイミングで左リアタイヤがバースト。だが、関口はRC Fを巧みにコントロールして、そのままピットイン。幸いにもマシンに大きな破損はなくタイヤ交換だけで、トップのままコースに戻った。この後、No.19 WedsSport ADVAN RC Fの国本雄資は、関口が稼いだマージンを活かし、タイヤをいたわって走行。見事にポール・トゥ・ウインを達成してみせた。

    この優勝はチームにとっても関口雄飛にとっても、GT500クラスでの初勝利。また、国本雄資にとっては2勝目となった。レクサスRC Fは前戦鈴鹿に続いて連勝で、今季2勝目。

    2位にはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rのピット作業違反もあって、No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが入った。このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐がきっちり2位をキープしてゴール。周囲の褒め言葉にも「やはり悔しい」とコメントしていた。

    GT300クラスもポールポジションのNo.25 VivaC 86 MC(土屋武士)が、一時No.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹)にトップを譲るも、ピットのタイミングで逆転。終盤にNo.3 B-MAX NDDP GT-R(ヤン・マーデンボロー)に迫られるも、No.25 VivaC 86 MC(松井孝允)がそのまま逃げ切って、今季初優勝となった。
    (観客:2万7,948人)

    優勝選手コメント

    GT500クラス
    No.19 WedsSport ADVAN RC F
    関口雄飛
    「朝のフリー走行では昨日とフィーリングが違っていてちょっと不安がありました。でもチームと相談してセットを変えてもらったら、8分間のウォームアップではトップタイムをマークでき、自信を持ってレースに臨むことができました。スタートしてから5周くらいしたら、2位のクルマが離れていったので、自分のペースが一番速いと確信しました。自分の走行の最後でバーストしてしまいましたが、コースの後半だったのでロスを抑えることができました。国本(雄資)選手とのコンビで初表彰台が初優勝となりましたが本当に良かったです」

    国本雄資
    「今週は走り始めからクルマの調子も良くて、セッティングを変えたら変えたなりの反応をしてくれました。今日は関口(雄飛)選手が10秒くらいギャップを築いてくれて、ピットアウトした時にはそれが15秒になっていて、さらに2位がペナルティで遅れて、後続との差がさらに大きくなっていました。それでもタイヤマネージメントだけは怠らず、結果的にはギャップをすべて使い切ることになりましたが、チームの初優勝に立ちあうことができて嬉しいです」

    GT300クラス
    No.25 VivaC 86 MC
    土屋武士
    「昨日の予選では(松井)孝允との(自分のタイム)差が大きくて、ドライバーとして複雑な気持ちもありましたが、データを分析して自分自身もインプルーブすることができました。今日のレースは、最後は孝允とマーデンボロー(3号車)の勝負になると思っていましたが、本当にその通りになりました。最後で燃料ポンプにトラブルがあって、ガス欠の心配もありましたが、そのまま勝負と思って走らせ続けました。孝允の走りがここ(優勝会見)に導いてくれ、本当に嬉しいです」

    松井孝允
    「やっと勝てました。勝ちたかったレースで勝つことができて、本当に嬉しいです。昨日、予選が終わってからもチームスタッフが、夜遅くまで掛かってクルマを仕上げてくれましたが、今朝のフリー走行では僕のミスからスピンして、また余計な作業を強いることになりましたが、決勝までにはキッチリと直してくれました。本当にチームのスタッフに感謝したいです。あと、日本から駆け付けてくれた多くのファンの皆さんにも感謝したいですね。このチームで勝つことができて、本当に嬉しいです」

  • ジェンソン・バトン 「2017年はSUPER GTに参戦するかもしれない」

    ジェンソン・バトン 「2017年はSUPER GTに参戦するかもしれない」

    ジェンソン・バトンは、2017年に日本でSUPER GTに参戦するかもしれないと述べた。

    ジェンソン・バトンは、2017年にF1の第一線を退き、アンバサダー兼リザーブドライバーとしてマクラーレン・ホンダに残るが、F1を引退するわけではなく、2018年にF1に復帰する可能性があると主張している。

    ジェンソン・バトンは、2017年は自分のスケジュールで生活したとしつつ、ラリークロスもしくはSUPER GTに参戦する可能性があることを認めた。

    「友人や家族ともっと多くの時間を過ごしたり、他のことをしたいね… 僕はトライアスロンが大好きだし、ラリークロスや日本のSUPER GTなどでレースをするかもしれない」とジェンソン・バトンは Reuters に語った。

    「かなり多くのオプションがあるし、来年は自分の望んだとおりに人生を送ることができるので、エキサイティングだ。チームが2018年に僕がレースをすることを望んだり、僕がレースをしたいと感じれば、2018年にチームとレースをする契約がある」

    「17年間F1で走ってきたし、それが僕の大人になってからの人生の全てだった。1年間スケジュールに縛られない人生を生きてみたいんだ」

    SUPER GTには元F1ドライバーのヘイキ・コバライネン、元マクラーレンのテストドライバーのオリバー・ターベイが参戦している。

  • SUPER GT 第6戦 鈴鹿 結果:ZENT CERUMO RC Fが優勝!

    SUPER GT 第6戦 鈴鹿 結果:ZENT CERUMO RC Fが優勝!

    AUTOBACS SUPER GT第6戦『45th International Suzuka1000km』の決勝レースが28日(日)、鈴鹿サーキットで行われた。

    SUPER GT最長の1000kmレースらしく、時折雨が降る難しいコンディションの中、レース巧者ぶりを発揮したNo.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)が、予選8位からの逆転優勝を果たした。GT300クラスでは、鈴鹿1000kmを得意とするNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が勝利した。

    鈴鹿1000kmは45回を重ねる伝統の一戦。さらにSUPER GTで最長距離のため、シリーズポイントが通常レースより多く与えられる重要なレースだ。この日の鈴鹿は午前から雨が降った止んだりと難しいコンディション。決勝スタート前は雨が止んでいたものの、コースは一部がウエットでレインタイヤを選択するチームもあった。

    スタートではポールポジションのNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)が順当にトップに立つが、後方から猛然と追い上げてきたのは予選8位スタートのNo.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路)。滑りやすい路面の中、明らかにスピードに勝るZENT CERUMO RC Fは、わずか17周でトップを奪う。
    この後、追いすがるのは日産GT-R勢だったがNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rが車両火災に見舞われてリタイアし、No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rはペナルティストップで遅れる。代わってレース中盤から2番手に上がったのは、No.36 au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)。このチームは鈴鹿1000kmを連勝中という耐久レースを得意としているだけに、今年も予選は11位からこの位置まで巻き返してきた。

    終盤は雨に見舞われる中、No.38 ZENT CERUMO RC FとNo.36 au TOM’S RC Fの時に順位を入れ替える好バトルが展開。最後はスピードに勝ったNo.38 ZENT CERUMO RC Fが、最終ラップに石浦がコースアウトするハプニングもあったが大事には至らず、見事に逃げ切って今季初勝利を掴み取った。

    3位にはレギュラードライバーの負傷欠場で今大会急遽GT500クラスデビューが決まった高星明誠のがんばりもあって、No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが入った。

    これで立川祐路はGT500通算15勝目を挙げ、石浦宏明はこのチームでの初勝利となる通算4勝目を挙げた。またチームにとってもレクサスRC Fにとっても、これが今季初勝利となった。

    GT300クラスは、予選2位のNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が、序盤の他車との接触によるコースアウトによるタイムロスを跳ね返して、今季初勝利を挙げた。BRZはSUPER GT初優勝もこの鈴鹿1000kmで、スバル車としては鈴鹿1000kmの3勝目となった。

    GT500クラス
    No.38 ZENT CERUMO RC F
    立川 祐路

    「優勝できて嬉しいけど、ホント、疲れました。こんなに疲れた鈴鹿1000kmは初めてですね。大変だったけど、でもがんばった甲斐がありました。昨日の予選では僕がミスして下位に沈んでしまっていたので、何とか取り返したかった。それができてホッとしています」

    石浦 宏明
    「最後の雨は、正直目を疑いました(苦笑)。最後のシケインは止まりきれなくて…。でもトップでチェッカーを受けることができて良かったです。今シーズンはここまで苦しい戦いが続きましたが“立川(祐路)さんと僕のコンビで負けるはずがない!”、そう自分に言い聞かせて頑張ってきました。優勝できて、本当に良かったです」

    GT300クラス
    No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    井口 卓人

    「(優勝するまで)長かった。でも勝てて良かったです。これもチームがんばってくれたから。今日は自分のスティントで押し出されてスピンしたんですが、最後まであきらめずに走ろう、と。セーフティカーの出たタイミングも良かったし(他車に押し出されてのスピン以外は)ある意味完璧なレースになりました」

    山内 英輝
    「僕自身はこれが初優勝ですが、鈴鹿1000kmで初優勝を飾ることができて本当に最高の気分です。井口(卓人)君とのコンビで一生懸命戦ってきた甲斐がありました。それと、こうして初優勝できたのも応援してくれたファンの皆さんのおかげ。感謝したいです」

  • 日産:2016 SUPER GT 第6戦 鈴鹿 プレビュー

    日産:2016 SUPER GT 第6戦 鈴鹿 プレビュー

    8月27日・28日の両日、鈴鹿サーキットにおいてAUTOBACS SUPER GTの2016年シーズン第6戦、45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000kmが開催される。

    レース距離が1000kmと通常のシリーズ戦に比べて3倍以上と長く、また厳しい暑さに見舞われることも多いため、シリーズで最もタフなレースとなっていまる。

    舞台となる鈴鹿サーキットでは、7月初旬にシリーズを統括するGTAによる公式テストが開催されており、暑く長い戦いに向け、準備は万端整っている。

    現行規定で3年目となる今シーズンも開幕からNissan GT-R NISMO GT500は好調を保ってきた。開幕戦と第2戦では、ミシュラン・タイヤを使用してシリーズ3連覇に挑む#1 NISMOの松田次生/ロニー・クインタレッリ組が連勝。第4戦のSUGOではヨコハマ・タイヤを使用する#24 KONDO RACINGの佐々木大樹/柳田真孝組が優勝し、先日富士で行われた第5戦ではブリヂストン・タイヤを履く#12 TEAM IMPULの安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組が優勝した。開幕から全戦で勝利を収めていることで、改めてGT-Rの強さが証明されている。
    *第3戦のオートポリス戦はキャンセル

    7月に行われた公式テストは、初日がドライ、2日目がウェットからハーフウェットへと変化。様々なコンディションで有効なデータを取ることができている。もちろんこれは、日産陣営の4チームだけでなく、ライバルチームにとっても同様。鈴鹿1000kmを2連覇しているレクサスRC F勢や、鈴鹿をホームコースとするホンダNSX勢など、ライバル陣営もこの一戦に賭ける強い意気込みが感じられ、決して油断することはできない。

    一方、GT300クラスでは、GT500での鈴鹿1000km優勝経験もある星野一樹とGTアカデミー出身のドライバー、ヤン・マーデンボロー(イギリス)がコンビを組む#3 NDDP RACINGと、ディフェンディングチャンピオンで昨年の鈴鹿1000kmを制している#0 GAINERの2台を筆頭に4台が出場するNissan GT-R NISMO GT3に注目。Nissan GT-R NISMO GT3は今年でデビュー5シーズン目。最新スペックではブレーキ性能が引き上げられ、より戦闘力が高まっている。

  • 【動画】 SUPER GT 第5戦 決勝レース ハイライト

    【動画】 SUPER GT 第5戦 決勝レース ハイライト

    SUPER GT第5戦が富士スピードウェイで行われ、#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。

    気温33℃、路面温度49℃と、ここ何年かのSUPER GTのなかでもとりわけ暑いコンディションで迎えた2016年SUPER GT第5戦富士スピードウェイ。午後2時35分、静岡県警察の白バイ9台、パトカー4台の先導のもと、1周のパレードラップがスタートしていった。

    多くのアクシデントが発生するなか、ポールポジションからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-Rは、最後までハイペースを保ちトップでチェッカー。まさかのストップを喫した第2戦の屈辱を晴らしてみせた。2位はNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT、3位はNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTと、Honda NSX CONCEPT-GTの2台が今季初の表彰台を獲得している。ランキング首位のNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rが4位に入り、レクサスRC F勢の最上位は、着実にポジションを上げてきたNo.36 au TOM’S RC Fの5位となった。

    2016 AUTOBACS SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」

  • 日産:SUPER GT第5戦 富士 レースレポート

    日産:SUPER GT第5戦 富士 レースレポート

    8月最初の週末で、全国的に猛暑に見舞われた8月7日(日)、富士スピードウェイではSUPER GT第5戦が行われ、ポールポジションからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がトップを快走。全く危なげない韋駄天ぶりで優勝を飾った。

    開幕戦の岡山と5月の富士で#1MOTUL AUTECH GT-Rが2連勝を飾ったのを皮切りに、前回のSUGOでは#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが優勝したのに続いて、Nissan GT-R NISMO GT500の連勝記録は4に伸びている。

    前日の公式予選日から猛暑となり、決勝日も早朝から暑いコンディションとなった富士スピードウェイ。決勝レースも、最後まで猛暑の中での戦いとなった。静岡県警の警察車両が先導するパレードラップは予定通りに始まり、GTカーの隊列がローリングラップを回った後、午後2時42分にスタートが切られることになった。

    ポールスタートの#12カルソニックIMPUL GT-Rは、スタートをオリベイラが担当。見事なスタートダッシュを決めてレースをリード。レース序盤はこれに、それぞれ2番手と3番手のグリッドからスタートしたNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正)と#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が追走していったが、84kgのウェイトハンディを搭載している1号車を従え、12号車と46号車が2台で先を急ぐ態勢となった。その2台のうち、少しペースが速かった12号車は少しずつ46号車との間隔を拡げていった。スタートから20周を過ぎ、12号車のリードが11秒余りとなったところでコース上にアクシデントが発生。落下物排除のためセーフティカーがコースインすることになった。これで12号車のリードはリセットされたが、24周を終了したところでセーフティカーがピットロードに向かい、レースが再スタートしたとたんに、46号車との間にいたバックマーカーを使い、12号車は再び数秒のリードを築くことになった。33周を終えたところで12号車はルーティーンのピットインを行い、オリベイラから安田に交代。後半のスティントを担当する安田は、ピットアウト直後から猛プッシュし、前の周にルーティーンピットを行った46号車とのギャップを拡げていった。そして46号車が戦列から去った後、47周目以降は2位との差を20秒以上に保ったまま周回を続け、文句なしのポール・トゥ・フィニッシュで今季初優勝を飾った。

    3番グリッドからスタートした#1MOTUL AUTECH GT-Rは、前半のスティントをクインタレッリが担当し、後半の松田次生につなぐ作戦だった。序盤はトップを行く12号車や46号車に引けをとらないペースで走行していたが、やはり84kgのハンディウェイトは厳しく、タイヤをいたわりながら我慢の走行を続ける。それでも3位のポジションはキープしたまま序盤を終えたが、ピットインのタイミングで後方から追い上げてきた軽い車両に先行を許してしまう。トップを快走する12号車と同じく33周を終えたところでルーティーンのピットインを行った1号車は、松田に交代して後半のスティントを走り始めた。4位にまで進出した1号車でしたが松田はなおも追撃の手を緩めることなく、2位争いの2台に迫って行った。しかしやはりウェイトの影響は大きく逆転叶わぬまま4位でゴール。選手権ポイント8を加えてポイントリーダーの座をさらに確実なものとしている。

    今回、12号車とのトップ争いが期待されていた#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rはセカンドグリッドから本山哲がスタート。予想通り12号車とのマッチレースを展開することになった。12号車より1周早くルーティーンのピットインを終えた46号車は、後半を担当する千代勝正がピットアウト直後から猛プッシュしたが、次の周の1コーナーでメカニカルトラブルによりコースアウトしてレースを終えることになった。また6番グリッドからスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝)はエンジントラブルでリタイアに終わっている。

    TEAM IMPUL星野一義監督
    「やっと勝てて、ホッとしました。最初から良いペースで走れていたけれど、追うレースではなく追われる立場は気が気ではない。JP(オリベイラ)を早くピットインさせたのは、競っていた46号車のピットタイミングを見て次の周に入るよう指示した。ZF賞(ベストメカニック賞)をもらえたのは、まさに皆のおかげ。過去2戦に成績が残せなかったのは全て監督の責任ですが、今回の優勝で帳消しになったかな。次も頑張ります」

    ニスモ鈴木豊監督
    「(84kgの)ウェイトを考えれば、良いレースだったと言えます。ベストではなかったですが、想定の範囲の中で計画通りにレースを進められたと思います。また、ポイントリーダーとしては、2位に差をつけられたことも良かったです。こういったレースを繰り返していくことが、シリーズチャンピオンに向けて大事なことだと思います」

    関連:SUPER GT 第5戦 結果:カルソニックIMPUL GT-Rが今季初勝利

  • ホンダ:SUPER GT第5戦 富士 レースレポート

    ホンダ:SUPER GT第5戦 富士 レースレポート

    2016 オートバックス SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが8月7日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイで行われた。

    昨日に続き、富士スピードウェイは真夏日となり、15時時点で気温34度、路面温度は52℃まで上昇するなど、ドライバーやマシン、タイヤに厳しいコースコンディションの中、66周の決勝レースが繰り広げられた。

    予選4番手からスタートした#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTの小暮卓史と、7番手スタートから5位に順位を上げた#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTの山本尚貴は、レース序盤から勢いのある走りで前を走るライバルの背後に迫った。

    ドライバー交代後、#100 RAYBRIGの伊沢拓也と#17 KEIHINの塚越広大が積極的な走りで順位を上げ、38周目には伊沢が2位、塚越は3位に浮上。その後、伊沢と塚越が激しい2位争いを繰り広げた。

    48周目に#17 KEIHIN 塚越が#100 RAYBRIGの伊沢を抜き2位となると、2台は最後まで好ペースを維持。猛追するライバルの追い上げを振り切り、ホンダ勢として今シーズン初の表彰台となるチェッカーフラッグを受けた。

    9番手スタートの#8 ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦/野尻)は、6位まで順位を上げポイント獲得。14番手スタートの#64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋/バゲット)は、11位完走を果たした。5番手スタートの#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤/ターベイ)は、7周目に他車との接触により左リアの足回りにトラブルを抱え、懸命のピット作業により一時はレースに復帰するも、最終的にリタイア扱いとなった。

    次戦は8月27日(土)、28日(日)に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで第6戦「第45回 インターナショナルSUZUKA 1000km」が開催となる。

    小暮卓史 (♯17 ケーヒン・リアル・レーシング)
    コース上のタイヤカスを拾ってグリップ力が低下したことで、レース前半に順位を落としてしまいましたが、レース後半で越が追い上げてくれたので、本当に感謝しています。今回はセッティングを良い方向にまとめられたことと、良いタイミングでピットストップができたおかげで、2位表彰台を手に入れられました。次戦の鈴鹿はホンダのホームコースが舞台ですし、1,000kmと長いレースで僕たちにも勝機があるので、優勝を目指したいと思います。

    塚越広大 (♯17 ケーヒン・リアル・レーシング)
    前半は小暮が必死で頑張ってくれましたが、タイヤのグリップが落ちていたので、ピットストップを行い僕に交代することにしました。その後、先行するライバルを早い段階で抜けたことが2位でフィニッシュできた大きなポイントとなりました。マシンはややオーバーステア傾向でしたが、タイヤを労わりながら走ることでカバーしました。全体的に今回はとてもレベルの高い戦いができたと思います。応援いただいている皆さんには、ようやく表彰台という結果をお見せすることができましたが、皆さんが見たいのはもう一つ上のポジションだと思いますし、僕自身もチームも、そこを目指していますので、これからも応援をよろしくお願いします。

    山本尚貴 (#100 チーム・クニミツ)
    今回は7番グリッドからのスタートだったので、自分が担当するレース前半はとにかく多くのクルマを抜いて伊沢にバトンを渡すことしか考えていませんでした。結果的にこの目標はクリアできましたが、セーフティーカーが入った影響で思うように戦えない部分もありました。今シーズン初めてしっかりとレースを戦うことができましたが、最終的にトップに20秒差をつけられたことは残念です。今後はチーム一丸となって努力し、次の鈴鹿でも表彰台争いができるように頑張ります。

    伊沢拓也 (#100 チーム・クニミツ)
    山本がポジションを上げてくれたおかげで、一時は2番手まで浮上しましたが、GT300クラスを追い越すタイミングの影響もあって、越が乗る17号車に抜かれたことは悔しく思っています。ただ、シーズン前半に苦しんでいた課題を克服し、こうやって表彰台に上ることができたのは一つの成果と言えます。とはいえ、トップを走るライバルにはまだまだ差を付けられているので、ドライバー、チーム、ホンダが一つになってさらにパフォーマンスを上げていかなければいけないと考えています。

    松本雅彦 (Honda GTプロジェクトリーダー)
    研究所で開発してきたことが成績に結びつけられ、これまでの方向性に間違いがなかったことを実証できたことは嬉しく思います。予選5位だった15号車はGT300の車両に追突されてサスペンションにダメージを負い、満足に走れなかったことが悔やまれます。しかし、これまで苦手といわれていた富士でホンダ勢の2チームが表彰台に上ったことは、次の鈴鹿大会に向けていい流れを作ることができましたし、鈴鹿はNSXの特性にマッチしたコースなので、表彰台の中央を狙って全力を尽くします。

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  • SUPER GT 第5戦 結果:カルソニックIMPUL GT-Rが今季初勝利

    SUPER GT 第5戦 結果:カルソニックIMPUL GT-Rが今季初勝利

    8月7日午後、2016 AUTOBACS SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが富士スピードウェイ(静岡県)で行なわれた。GT500クラスはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rの安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組がポール・トゥ・ウインで今季初勝利を挙げた。

    気温33℃、路面温度49℃と、ここ何年かのSUPER GTのなかでもとりわけ暑いコンディションで迎えた2016年SUPER GT第5戦富士スピードウェイ。

    午後2時35分、静岡県警察の白バイ9台、パトカー4台の先導のもと、1周のパレードラップがスタートしていった。

    その後、1周のフォーメーションラップを経て迎えたスタートでは、ポールポジションスタートのNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がスタートを決め、2番手スタートのNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)が続いていく。さらに、No.1 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が3番手につけ、予選グリッドとおりニッサンGT-R NISMO GT500勢が上位を占めていった。

    しかし、GT300クラスのラップダウンが出現しはじめると、途端にGT500クラスではトラブルが続出しはじめる。8周目、6番手につけていたNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)がGT300クラスのNo.360 RUNUP Group&DOES GT-Rと接触したこともあってか、左リヤから白煙が。さらに14番手のNo.64 Epson NSX CONCEPT-GT(ベルトラン・バゲット)も緊急ピットインする。

    さらに、TGR(第1)コーナーではリヤウイングを失ったNo.37 KeePer TOM’S RC F(ジェームス・ロシター)がコースアウト。11番手付近を走行していたNo.37 KeePer TOM’S RC Fはすぐさまピットに戻り、ウイングを修復。大きく遅れることになってしまう。

    後方のトラブルを尻目に、トップを走っていたNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rは、2番手のNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rに対し、序盤で10秒以上のマージンを築く。一方、3番手のNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rはウェイトハンディ84kgが効いているのか、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(小暮卓史)、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴)が迫っていった。

    しかし、GT500クラスが18周を終えるころ、TGRコーナーでGT300クラスのNo.9 GULF NAC PORSCHE 911、No.22 アールキューズ SLS AMG GT3によるアクシデントが発生。コカ・コーラ コーナーまで走行したNo.22 アールキューズ SLS AMG GT3からボンネットが外れ、コース上に落ちてしまう。また、No.7 Studie BMW M6もスロー走行するなどアクシデントが相次いだため、19周目にセーフティカー(SC)が導入された。

    これでNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rの築いたマージンはなくなってしまうが、25周目のリスタートを決めたNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rは、ふたたびNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rに対して着実にマージンを築いていった。

    そんな中、リスタート後GT500クラスのルーティンストップが行われていく。上位陣ではHonda NSX CONCEPT-GT勢が早く、28周を終えてNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTが、29周を終えてNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがピットイン。続いて32周を終えて2番手No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが、その翌周には首位No.12 カルソニックIMPUL GT-Rと3番手No.1 MOTUL AUTECH GT-Rが同時ピットインを行った。

    各車がピットインを終えてみると、今回ほんのわずかにピット作業時間が多かったNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)に対し、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大)、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(伊沢拓也)が襲いかかりポジションアップを果たす。さらに、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTとNo.100 はバトルを展開し、これを制したNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTが3番手に浮上した。

    これでレース終盤に向け、2台のニッサンGT-R NISMO GT500に対し2台のHonda NSX CONCEPT-GTが続いていく展開になるか思われたが、35周目のTGRコーナーで、千代勝正がドライブし2番手を走行していたNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rがハイスピードでクラッシュしてしまった。幸い千代は無事にコクピットから降りることができたが、これでニッサンGT-R NISMO GT500の一角がリタイアを喫してしまう。

    首位のNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rは星野一義監督の現役時代を彷彿とさせるように大きなマージンを築きチェッカーに向けて走行するが、その後方では2台のHonda NSX CONCEPT-GT同士のバトルが激化する。いったんは前に出たNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTの伊沢拓也に対し、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTの塚越広大が激しくプッシュ。サイド・バイ・サイドの戦いを展開しサーキットを盛り上げ、51周目ついに塚越が伊沢をオーバーテイク。2番手を得た。

    トップを走るNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rは、最後までハイペースを保ちトップでチェッカー! まさかのストップを喫した第2戦の屈辱を晴らしてみせ、ピットに戻った安田は星野監督とガッチリ握手をかわした。2位はNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT、3位はNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTと、Honda NSX CONCEPT-GTの2台が今季初の表彰台を獲得している。ランキング首位のNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rが4位に入り、レクサスRC F勢の最上位は、着実にポジションを上げてきたNo.36 au TOM’S RC Fの5位となった。

    酷暑のサバイバルレースをNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rが制し、今シーズンのSUPER GT 500クラスはニッサンGT-R NISMO GT500が今シーズン4連勝という結果となった。次戦は8月27〜28日の第6戦鈴鹿1000kmとなる。

  • SUPER GT 第4戦 結果:Nissan GT-Rが開幕3連勝

    SUPER GT 第4戦 結果:Nissan GT-Rが開幕3連勝

    7月23〜24日、スポーツランドSUGO(宮城県)でSUPER GT第4戦が行われ、9位からスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが見事な追い上げを展開、タイヤ無交換作戦を敢行して逆転優勝。

    開幕戦と前回の富士で2連勝を飾った#1MOTUL AUTECH GT-Rに続き、Nissan GT-R NISMO GT500として開幕3連勝を飾った。

    決勝レースは、前夜の霧雨の影響でところどころにウェットパッチの残る難しい路面コンディションとなった。ただし天候は回復傾向にあり、全車がドライタイヤを装着し、午後2時には宮城県警の警察車両が先導するパレードラップがスタート。さらに1周のフォーメーションラップの後に300kmレースが始まった。

    予選9位の#24 GT-Rは、ベテランの柳田真孝が前半スティントを担当。3周目のハイポイントコーナーで、柳田は後方から並びかけてきたクルマと接触し、オーバーランしてタイムロス。一度はポジションを下げたが、再スタートを切った後は着実なペースでポジションアップ。10周を終えた時点では11位まで復帰し、なおも上位を目指して周回を続けた。

    26周目に入った時点で柳田は6位まで順位を挽回したが、最終コーナーでアクシデントが発生。クラッシュしたマシンを回収するためにセーフティカー(SC)が導入された。SCの後方で周回を続けていた柳田はピットと無線で交信。チームはタイヤ無交換作戦を選択することにした。レースが再スタートすると同時に、30周を走り終えたところで柳田はピットイン。佐々木大樹に交代し燃料を補給しただけで、ピットインの時間を大幅に短縮してコースへ復帰した。

    佐々木は全車がルーティーンのピットインを終えた47周目にトップへ浮上。その後、フレッシュなタイヤに交換したライバルたちが後方からプッシュしてきたが、最終コーナーでは佐々木の方が速く、ライバルに隙を見せなし。そしてレースも残り6周を切った76周目で、GT300クラスのマシンが最終コーナーでクラッシュ。赤旗が出されてレース中断となり、そのままレースは終了となった。

    佐々木大樹とチームにとっては昨年8月の富士以来、今年からチームに加わった柳田にとっては昨年のタイラウンド以来の優勝。NISSAN GT-R NISMO GT500は開幕3連勝となる。

    #24 GT-Rドライバー 佐々木大樹
    「SUGOはとにかく抜けないコースですし、タイヤをもたせることは得意としています。ドライバーとセッティングとタイヤの条件が合えばタイヤ無交換はできるので、この作戦は決してギャンブルというわけではありません。終盤は確かにタイヤは厳しい状態でしたが、もしレースが最後まで続いたとしても、もっと頭を使ってライバルに抜かせないレースができたと思います。富士、鈴鹿、タイと暑いレースで活躍することで、チャンピオン争いにも食い込めるのではないかと思っています」

    #24 GT-Rドライバー 柳田真孝
    「レース前からタイヤ無交換作戦をしたいというチームの考えがあり、タイヤを労らなければということと何とか前に出なければいけないということで葛藤しながら走っていました。ライバルたちのタイヤがタレてきたこともあり6位まで順位を上げて大樹に渡しましたが、いつもは後半で走ることが多く、また大樹が50周も走らなければならないということで本当にはらはらしながら見ていました。次の富士まで2週間。しっかり準備して頑張りたいと思います」