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  • SUPER GT 第6戦 SUGO | 山本&バトンのRAYBRIG NSX-GTが優勝!!

    SUPER GT 第6戦 SUGO | 山本&バトンのRAYBRIG NSX-GTが優勝!!

    2018年のSUPER GT 第6戦『SUGO GT 300km RACE』の決勝レースが9月16日(土)にスポーツランドSUGOで行われた。GT500クラスはポールポジションのNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が優勝。元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンにとっては、うれしい初勝利となった。GT300クラスもポールポジションのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が実質のトップを譲ることなく完勝した。

    第6戦の決勝レースは秋の好天に恵まれ、午後2時ちょうどに宮城県警察の白バイ5台とパトロールカー1台の先導のもと行われた1周のパレードラップ、そして1周のフォーメーションラップを経てスタートした。

    序盤はポールポジションのNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)と予選2位のNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)が僅差で好バトルを展開。そして22周目にはカルソニック IMPUL GT-RがRAYBRIG NSX-GTを抜き、トップに立つ。このまま逃げ切りたいマーデンボローだったが、山本も1~2秒差で食らいついていく。そしてルールで定められたピットインは、先にRAYBRIG NSX-GTがこなし、続いてカルソニック IMPUL GT-Rが行う。ここでは作業の速かったRAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)が前に出る。

    後半もこの2台の息詰まるバトルが続くが、カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)に不調が出たようでコースアウトをするなどペースが乱れ、追い上げてきたNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)に抜かれてしまった。レース終盤にはGT300クラスの車両のクラッシュでセーフティカーが入り、バトンの背後に野尻がぴったり付いて残り6周のNSX-GT同士の一騎打ちに。NSX-GTでは先輩格の野尻に、今季からレギュラー参戦するF1ワールドチャンピオンも一歩も引かず。RAYBRIG NSX-GTは、0.5秒差で辛くも逃げ切って優勝を果たした。ジェンソン・バトンにとっては、NSX-GTをドライブして7戦目で待望の初優勝。山本/バトン組はこの勝利で、ドライバーズ・ランキングのトップに立つこととなった。2位もARTA NSX-GTと、Honda NSX-GTが入り、3位に不調を耐えきったカルソニックIMPUL GT-Rとなった。LEXUS LC500勢では、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が5位に入っている。

    GT300クラスは、ポールポジションからスタートしたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が好スタートを決め、後続をぐんぐん引き離す。10周で7秒近いマージンを作ると、その後は所定のピットイン以外ではトップを譲らない。後半も、セーフティカー後の争いも山内英輝が危なげなく逃げ切って、2016年第6戦鈴鹿以来の優勝を果たした。2、3位には、No.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹)、No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)が入った。

    GT500クラス
    No.100 RAYBRIG NSX-GT
    山本尚貴
    「やっと、このコンビで優勝できました。序盤はうまくいったのですが、途中から路面温度が高くなってきて、僕が履いていたソフトタイヤでは少し苦しくなってきました。でも、何とか踏ん張ってJB(ジェンソン・バトン)に繋ぎました。彼はミディアムタイヤで出て行ったのですが、今度は終盤になって路面温度が下がってきて苦しかったみたいです。とても難しいレースでしたが、チームも完璧なピット作業で支えてくれました。皆さん、本当にありがとうございました」 ジェンソン・バトン「ありがとうございます! 今回のレースでもいろいろ勉強させてもらいました。最終コーナーでは、12号車が目の前でミスを犯してコースアウトしましたが、そのあとで僕自身も同じミスをしてしまいました。それに最後に来てセーフティカーが入ってきて…。本当に厳しいレースになりましたが、ナオキさん(山本尚貴)と一緒に優勝することができて本当に最高の気持ちです」

    ジェンソン・バトン
    「ありがとうございます! 今回のレースでもいろいろ勉強させてもらいました。最終コーナーでは、12号車が目の前でミスを犯してコースアウトしましたが、そのあとで僕自身も同じミスをしてしまいました。それに最後に来てセーフティカーが入ってきて…。本当に厳しいレースになりましたが、ナオキさん(山本尚貴)と一緒に優勝することができて本当に最高の気持ちです」

    GT300クラス
    No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    井口卓人
    「今シーズンは一度表彰台に乗ったきりで、それ以外の多くのレースではトラブルに見舞われたりして、結果を出すことができていませんでした。僕たち自身も悔しい思いをしてきましたが、SUBARUファンにも申し訳なかった。だから今日、ファンの皆さんの前で優勝することができて本当に嬉しいです。でも、何よりも嬉しいのは、メカニックさんたちの苦労が(優勝で)報われたこと。それが一番嬉しいです」

    山内英輝
    「ここまで、本当にいろんなことがありました。そのたびにメカニックさんたちは夜遅くまで作業をして、クルマの準備をしてくれました。それなのにまたいろいろトラブルが出て…。でも、それでもまた夜遅くまで作業してクルマを準備してくれて…。だから今日は、そのメカニックさんたちの努力に結果(優勝)で応えることができて嬉しいです。最高の週末になりました」

    2018年 SUPER GT 第6戦 SUGO 結果 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH
    1 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 80
    2 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 68
    3 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 36
    4 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 16
    5 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 60
    6 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 26
    7 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 70
    8 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18
    9 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 68
    10 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 76
    11 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 70
    12 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 80
    13 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 6
    14 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 94
    15 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 30
  • SUPER GT 第6戦 SUGO | 山本&バトンのRAYBRIG NSX-GTがPP獲得

    SUPER GT 第6戦 SUGO | 山本&バトンのRAYBRIG NSX-GTがPP獲得

    2018年 SUPER GT 第6戦『SUGO GT 300km RACE』の予選が9月15日(土)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

    GT500クラスは、No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)がコースレコードでポールポジションを獲得。GT300はNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションとなった。

    公式予選はこれまで同様にQ1、Q2と2段階で台数が絞られていくノックアウト方式で行われた。GT500クラスの予選Q1は曇りという天気だったが、午前に降った雨で滑りやすい状況となる。

    Q1では、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)が1分11秒021の好タイムでトップ通過。2位にはNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)。そして同3位には2009年のF1ワールドチャンピオン、No.100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンが入った。

    第4戦の優勝者であるNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)は、コースアウトしてクラッシュ。大事には至らなかったがQ1で予選を終えた。また、ランキングトップのNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮)はわずか0.017秒差で9番手となり、こちらもQ1で脱落した。

    GT500クラスの予選Q2は、Q1の上位8台がポールポジションを含む決勝レースのスターティンググリッド上位8枠を争う。Q1ではごく一部に水たまりもあったが、この時点でコースは完全に乾き、好タイムが期待された。そして走行時間のラスト3分間で、トップが何度も入れ替わる壮絶なアタック合戦が始まる。

    これを制したのは、Q1でジェンソン・バトンが3位になったことで手応えを感じたNo.100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴だった。No.12 カルソニックIMPUL GT-R(佐々木大樹)とNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が相次いでコースレコード(従来の記録は1分10秒516)を記録。だが、山本尚貴はそれをさらに上回る1分10秒248を叩き出して、昨年第3戦以来2回目のポールポジションが確定した。

    Honda NSX-GTは予選トップ5に4台入る好調ぶり。NISSAN GT-R NISMO GT500では予選2位に12号車が入り、LEXUS LC500では同6位のNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資)が最上位だった。

    GT300クラスはQ1でトップタイムを記録したNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が、Q2でも快走。山内英輝が1分17秒685とコースレコードに迫る好タイムを記録して、クラスのポールポジションを獲得した。予選2位は昨年のポールシッターであるNo.25 HOPPY 86MC(松井孝允)、同3位はNo.9 GULF NAC PORSCHE 911(久保凜太郎)となった。

    GT500クラス ポールポジション
    No.100 RAYBRIG NSX-GT
    山本尚貴
    「自分自身でもいいアタックができて満足しています。でも、(ポール獲得の貢献が)大きかったのはJB(ジェンソン・バトン)です。公式練習がウエットコンディションとなり、彼はこのSUGOに来て予選Q1で初めてドライのニュータイヤを履いたのに、3番手で(Q2の僕に)繋いでくれたこと。ドライバー2人で、そしてチーム全員でポールを獲ることができたので、本当に嬉しいです。明日の決勝もドライバーだけでなく、チーム皆でがんばって優勝したいと思います」

    GT300クラス ポールポジション
    No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    山内英輝
    「SUBARUに移籍してきて今年で4年目ですが、やっとポールを獲ることができました。SUGOはF3時代から好きなコースでしたが、ポールはチームの皆がんばった結果で、本当に嬉しいです。ただ今日はあくまでも予選でポールを獲っただけ。大事なのは明日(の決勝レース)。がんばっていい結果(優勝)でレースを終えて、SUBARUファンの皆さんと笑顔でレースウイークを終えることができたらいいと思います」

    2018年 SUPER GT 第6戦 SUGO 公式予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH タイム
    1 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 80 1分10秒248
    2 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 36 1分10秒286
    3 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 68 1分10秒352
    4 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 76 1分10秒652
    5 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 16 1分10秒803
    6 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 30 1分11秒122
    7 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 60 1分11秒571
    8 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 26 1分12秒872
    9 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 94 1分11秒879
    10 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 80 1分11秒954
    11 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 68 1分12秒207
    12 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 70 1分12秒263
    13 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18 1分12秒816
    14 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 6 1分14秒549
      39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 70  
  • 【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:第3戦 SUGO 決勝レポート

    【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:第3戦 SUGO 決勝レポート

    5月26日(土)~27日(日)にかけて、スポーツランドSUGO(宮城県)で2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズの第3戦が開催された。オートポリスでの第2戦が悪天候によりキャンセルされたため、今回がシーズン2レース目となる。#15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)はFIA-F2選手権参戦のため今大会を欠場し、その代役は昨年のマカオF3勝者であるダニエル・ティクトゥムが務めた。

    土曜日の午後1時20分からノックアウト方式の公式予選が行われ、#5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得、#6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が5番手、#16 山本尚貴(TEAM MUGEN)が6番手につけた。

    決勝レースは日曜日の午後2時22分から始まった。ポールポジションの野尻智紀はトップで第1コーナーに飛び込んだが、5番手スタートの松下信治は大きく後退。野尻智紀はトップを守ったものの、その後はペースが上がらず、#18 小林可夢偉(トヨタ)らに追いかけられる展開となった。一方、山本尚貴はそのトップ集団の後方につけていた。

    15周目にコース上でアクシデントが発生し、セーフティカーがコースイン。ちょうどタイヤ交換のためのピットインのタイミングと重なり、ここで順位が大きく変動することとなった。これまで6番手につけていた山本尚貴は、セーフティカーが入った直後に素早くピット作業を終えてコースに復帰し、コースにステイアウトした上位陣より優位な展開を築くと、68周レースの61周目にしてついに首位に立った。

    山本尚貴はそのまま後続を振りきってレースを走りきり、鈴鹿サーキットでの開幕戦に続いて今季2勝目を達成、ポイントランキングでは首位の座を守った。5位には#64 ナレイン・カーティケヤン、7位に野尻智紀が続いた。

    山本尚貴(優勝)
    「正直なところ、今回勝てるとは思っていませんでした。今日のレースは戦略面での勝ちです。コースを半分くらいまで走ったところでピットに呼ばれたのでピットインしました。自分としてはリスタート直後に前を走っていたマシンを2台オーバーテイクしたのが勝負のポイントの一つだったと思います。昨年はなにをやっても駄目で、苦しい時期もありましたが、今年はいろいろなことがうまく行く感じがしていて、こういうこともあるのだなと思っています。鈴鹿以外のサーキットで初めて勝ったので、とてもうれしいです」

    佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)
    「野尻選手がポールポジションを獲得してくれて、予選一発の速さを確かめることができました。ただ、決勝レースのペースには課題があるように感じました。まだ決勝レースでソフトタイヤを使いこなしてはいない傾向が見られます。今回はTEAM MUGENさんの戦略勝ちです。とはいえ、山本選手が連勝(*)したので、シリーズチャンピオン争いを考えると非常に大きな戦果です」
    *第2戦が中止となったため、開幕戦と第3戦で実質的な連勝となります。

  • 【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:第3戦 SUGO 決勝レポート

    【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:第3戦 SUGO 決勝レポート

    スーパーフォーミュラの第3戦がスポーツランドSUGOで行われ、途中に入ったセーフティカーと戦略の違いで順位が大きく入れ替わり、ニック・キャシディ(KONDO RACING)が自身キャリアベストとなる2位フィニッシュ。中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が3位、スーパーフォーミュラの決勝レースとしては実質デビュー戦となるトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が大健闘の4位に入った。

    スーパーフォーミュラの第3戦が5月26日(土)、27日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

    悪天候のため決勝レースがキャンセルとなってしまった前戦オートポリスからわずか2週間。間にSUPER GTのレースを挟んでの連戦という厳しいスケジュールで迎えた第3戦は、杜の都仙台にほど近い、SUGOのマウンテンサーキット。高い技術と度胸が要求される難コースSUGOでは、一昨年デビューイヤーながら鮮烈な勝利を飾った関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が昨年も連続勝利。関口雄飛の3連勝がなるか、僅差での混戦が続くスーパーフォーミュラで、新たな覇者が生まれるか、そして今季より全戦採用となった2スペックタイヤ、ソフトタイヤでの走行は初めてとなるSUGOでどのようなレースが繰り広げられるか、注目の一戦となった。

    予選
    26日(土)は好天に恵まれ、爽やかな風と暖かな日差しという非常に過ごしやすい陽気の下、気温24度、路面温度41度というコンディションで、午後1時20分にノックアウト方式の予選が開始された。

    ミディアムタイヤでのアタックが義務づけられているQ1(20分)はまず各車一旦タイムを出してピットへ戻り、タイヤを交換して再アタック。1度目のアタックの時点で、上位16台が0.8秒位内に入るという、相変わらず僅差の争いが予想される幕開けとなった。

    各車が2度目のアタックに入り、次々にタイムが塗りかえられていく中、残り1分15秒というところで、今大会スーパーフォーミュラ2戦目の出場となるトム・ディルマンが電気系のトラブルから止まってしまい、セッションは赤旗中断。この時点で前戦ポールポジションの平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、昨年のSUGO大会ポールのニック・キャシディらがアタック出来ておらず、Q2進出圏外に。

    セッションは1発アタックがぎりぎりの、残り2分20秒で再開され、トップタイムの国本雄資(P. MU / CERUMO・INGING)ら上位の数台を除く、当落タイム近辺の車両が再アタックに入った。

    ここで平川亮らはタイムを上げQ2進出圏内へ浮上。山下健太(KONDO RACING)が15番手、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が16番手、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が17番手でQ1敗退が確定かと思われたが、ここで、中断前まで5番手につけており、Q2進出は確実として再アタックしていなかった関口雄飛が、黄旗区間で減速しなかったとしてベストラップタイムを抹消。16番手へと順位を落とし、Q2進出を逃すこととなってしまった。

    コースアウトしたトム・ディルマンの車両撤去にも手間取り、予定よりも遅れて午後2時15分から7分間のQ2がスタート。今大会、フリー走行からトップタイムをマークするなど好調な石浦宏明(P. MU / CERUMO・INGING)がこれまでのコースレコードを更新する好タイムをマークし2番手。チームメイトの国本雄資もコースレコード更新タイムでこれに続き3番手。小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が5番手、平川亮が6番手、中嶋一貴が7番手でQ3へ進出。関口雄飛の脱落によりQ2進出を果たした山下健太は進出ラインの8番手にコンマ1秒及ばず10番手、ニック・キャシディが11番手でQ3進出を逃すこととなった。

    Q3(7分)は午後2時32分にスタート。各車Q2までとはなぜかタイヤのグリップ感が変わったコンディションに苦しみながらもタイムアップ。平川亮がまず1分4秒台に入れると、小林可夢偉がこれを上回るタイムで2番手、最前列グリッドを獲得。平川亮は3番手。国本雄資が平川亮のタイムと1000分の1秒差の4番手で2列目に並ぶことに。

    中嶋一貴は7番手。石浦宏明はセクター2で最速タイムをマークし期待されたが、僅かに攻めすぎ、SPコーナー出口でハーフスピン。なんとかクラッシュは免れたものの、以降のアタックは諦めざるを得ず、8番手から決勝に臨むこととなった。

    決勝
    27日(日)も好天に見舞われ、気温24度、路面温度41度のコンディション。暖かな日差しの下、多くのレースファンが見守る中で予定よりも4分遅れの午後2時19分、68周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    最前列2番手グリッドの小林可夢偉はそのままの順位をキープすると、首位の車両から離されることなく周回を重ね、14周目のストレートエンドで首位を奪取した。

    首位に立った小林可夢偉は、後続をみるみる引き離し、2位に4秒もの差を付けたが、17周目、ジェームス・ロシターが前車をパスしようとして接触、2台共にコースオフ。これでセーフティカーが導入されることとなり、小林可夢偉が築いたマージンは帳消しとなってしまった。

    中嶋一貴ら数台がこのセーフティカー導入と同時にピットインし、その翌周には平川亮らもピットへ。これに対し小林可夢偉と国本雄資の2台はピットインせず、1-2位につけて24周目にセーフティカーが戻り、本格戦が再開された。

    小林可夢偉はどこかで一度ピットインしなくてはならないため、ピットインを終えた車両よりも前でコースに戻るためには、その車両と約35秒以上のマージンを稼ぐことが必要となり、再スタートから猛プッシュを開始。周回毎に後続との差を広げて行った。

    43周目、実質的な首位となる、ピットイン終了組最上位との差を30秒まで広げてピットインした小林可夢偉だったが、ピット作業でタイヤの交換に手間取りタイムロス。アウトラップでも数台にかわされ、実質6位でコースへ復帰した。

    その直後にピットインした国本雄資は、ピットアウト直後にシフトのトラブルに見舞われ痛恨のリタイア。最後までピットインを引っ張った関口雄飛、石浦宏明もピットアウト後はポジションを落とすこととなってしまった。

    全車がピットを終えた時点でトヨタ勢最上位の2位に浮上したのは、5周終了という早い時期にピット作業を終えるという、独自の戦略を採ったニック・キャシディ。これにセーフティカー導入と同時にピットインした中嶋一貴が続き、そしてやはり7周目という早いタイミングでのピット作戦を採ったトム・ディルマンが4位に浮上した。

    中嶋一貴は前を行くニック・キャシディを攻めましたが逆転には至らず。小林可夢偉も再び猛烈な追い上げを見せ前車との差を1秒以内まで詰めて行ったが追い上げもそこまで。

    ニック・キャシディがスーパーフォーミュラ2年目にして自身キャリアベストとなる2位でチェッカー。中嶋一貴が3位で表彰台を獲得。第2戦から7号車をドライブ。前戦の決勝が中止となったため、事実上のデビュー戦となったトム・ディルマンが大健闘の4位入賞。この日最速の強さを見せながらもセーフティカーなど不運に泣いた小林可夢偉が6位。山下健太が8位、平川亮が9位。石浦宏明は11位、関口雄飛は終盤ファステストラップをマークする速さを見せましたが13位に終わった。

    ニック・キャシディ (KONDO RACING 3号車)
    とても嬉しいです。予想していたよりもはるかに良い結果の週末となりました。金曜日、土曜日共に好調とは言い難い状況で、昨年ポールポジションを獲得したコースだというのに、方向性が見えず悩みました。しかし、今朝のウォームアップで手応えが得られたので、5周でピットインし、残り63周をソフトタイヤで走るという作戦を僕から提案しました。ソフトタイヤの持ちが未知数な中で、チームからはクレイジーだと言われました。途中でセーフティカーが入ったことで、タイヤが冷えてしまい厳しいかと思ったのですが、結果的には燃料面で助かりました。それでも燃料はぎりぎりで、最後の5周は、私のレースキャリアの中でも最も苦労した5周でした。スタート順位を考えれば2位は望外の結果です。

    中嶋一貴 (VANTELIN TEAM TOM’S 36号車)
    展開的に幸運だったというのもありますし、セーフティカーが入ることをある程度頭に入れながら戦略を立てていた部分もあるので、それがある程度当たってくれた結果だと思います。SUGOはちょっとツキがあるのかなとも感じています。今季はここまで鈴鹿、オートポリスと非常に苦しいレースが続いていて、今回もQ3進出こそ果たせましたが、決して良い状況ではありませんでした。なかなか気持ち良く走れる状況では無い中で、何とか結果を出すことが出来たというのは非常に重要だと思います。これで流れが変わってくれれば良いですし、次戦以降に繋げていきたいです。

  • 【スーパーフォーミュラ】 第3戦SUGO 結果:山本尚貴が今季2勝目!

    【スーパーフォーミュラ】 第3戦SUGO 結果:山本尚貴が今季2勝目!

    2018年のスーパーフォーミュラ 第3戦の決勝が5月27日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、山本尚貴(TEAM MUGEN)が優勝した。

    ソフト、ミディアムの使用義務がある今回のレース。68周のレースではセーフティカー導入によるタイヤ交換のタイミングや燃料を含めたチームの戦略が明暗を分ける展開となった。

    スタートではポールポジションの野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップを奪うもペースに苦しみ、14周目に小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)がメインストレートでアウトから追い抜いてトップに躍り出る。

    17周目、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)と千代勝正(B-MAX RACING TEAM)が接触リタイア。ここでセーフティカー導入が上位陣の数台がピットに駆け込む。

    トップを走行していた小林可夢偉は45周目まで引っ張るが、左リアタイヤの交換に手間取ってタイムロス。大きく順位を落とすことになる。

    全車がピットインを終えてトップに浮上したのは山本尚貴。そのまま後続を引き離してトップでチェッカーを受け、開幕戦に次ぐ今シーズン2勝目を挙げた。通算5勝目。ポイントラインキングで大きくリードを広げた。

    2位にはニックキャシディ(KONDO RACING)、3位には中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が続いて表彰台を獲得した。

    4位はピエトロ・フィッティパルディの代役として参戦しているトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、5位にはナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)。小林可夢偉は6位でレースを終えた。

    2018年 スーパーフォーミュラ 第3戦 スポーツランドSUGO 決勝 結果

    Pos No Name Team
    1 16 山本尚貴 TEAM MUGEN
    2 3 ニックキャシディ KONDO RACING
    3 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
    4 7 トム・ディルマン UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
    5 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING
    6 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG
    7 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    8 4 山下健太 KONDO RACING
    9 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    10 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    11 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING
    12 17 塚越広大 REAL RACING
    13 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    14 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING
    15 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
    16 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING
    17 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM
    18 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM’S
    19 15 ダニエル・ティクトゥム TEAM MUGEN
  • 【スーパーフォーミュラ】 第3戦SUGO 予選:野尻智紀がポールポジション

    【スーパーフォーミュラ】 第3戦SUGO 予選:野尻智紀がポールポジション

    2018年のスーパーフォーミュラ 第3戦の予選が5月26日(土)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得した。

    前戦オートポリスでは悪天候で決勝が中止になったスーパーフォーミュラ。土曜日のスポーツランドSUGOは快晴のなかで予選を迎えた。

    予選はQ1から波乱。残り2分20分で赤旗。WECで負傷したピエトロ・フィッティパルディの代役として参戦しているトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がクラッシュ。一旦再開が宣言されてピットレーンにマシンが並んだが、回収に時間がかり、スタートしないというトラブルがあった。

    Q1では国本雄資が1分05秒330でトップ通過。山下健太(KONDO RACING)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)、トム・ディルマン、そして、午前中のクラッシュで予選に出走できなかった伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)がノックアウト。

    しかし、その後、5番手タイムだった関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が赤旗中にタイムを記録したとしてタイム抹消。16番手に下がり、Q1脱落。山下健太がQ2に進出することになった。

    7分間のQ2。松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分04秒でトップ通過。今回の大会にはF2に参戦する福住仁嶺に代わってTEAM MUGENの15号車をドライブしているレッドブルの育成ドライバーでマカオGPのウィナーであるダニエル・ティクトゥムが9番手で脱落。以下、山下健太、ニック・キャシディ(KONDO RACING)、塚越広大(REAL RACING)、千代勝正(B-MAX RACING TEAM)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)がノックアウントとなった。

    8台で争われたQ3。野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がコースレコードを更新する1分04秒694を記録して自信3度目となるポールポジションを獲得。

    2番手には0.247秒差で小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が続いてフロントローを獲得。3番手に平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、4番手には国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が続いた。

    2018年 スーパーフォーミュラ 第3戦 スポーツランドSUGO 予選 結果

    Pos No Name Team Best Time  
    1 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分04秒694 Q3
    2 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG 1分04秒941 Q3
    3 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分04秒985 Q3
    4 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分04秒986 Q3
    5 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分05秒048 Q3
    6 16 山本尚貴 TEAM MUGEN 1分05秒313 Q3
    7 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S 1分05秒498 Q3
    8 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分12秒71 Q3
    9 15 ダニエル・ティクトゥム TEAM MUGEN 1分05秒256 Q2
    10 4 山下健太 KONDO RACING 1分05秒286 Q2
    11 3 ニックキャシディ KONDO RACING 1分05秒377 Q3
    12 17 塚越広大 REAL RACING 1分05秒497 Q2
    13 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM 1分05秒562 Q2
    14 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING 1分05秒584 Q2
    15 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分05秒920 Q1
    16 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分06秒063 Q1
    17 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM’S 1分06秒091 Q1
    18 7 トム・ディルマン UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分07秒239 Q1
      65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING   Q1
  • 【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:第6戦 SUGO 決勝レポート

    【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:第6戦 SUGO 決勝レポート

    スーパーフォーミュラの第6戦がスポーツランドSUGOで行われ、2番手からスタートで首位に立った関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がレースを支配し、今季2勝目。昨年に続きSUGOでの2年連続勝利を飾った。

    様々な作戦での戦いとなる中、好走を見せた中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が3位に入り、開幕戦以来の表彰台に上った。

    24日(日)は朝から好天に恵まれ、やや暑さも感じるほど。午後2時10分、気温26度、日差しに照らされた路面温度は41度というコンディションで、68周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    ポールポジションのニック・キャシディ(KONDO RACING)がスタートを失敗。5位へと順位を落としてしまう波乱のスタートに。これで2番手グリッドの関口雄飛が首位に浮上すると、1周目から一気に後続を引き離しにかかり、2周目には2位との差は1.8秒に。その後方にはアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、3ポジションアップの中嶋一貴、ニック・キャシディと続き、同じくスタートで出遅れた小林可夢偉(KCMG)をかわしたヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、好ダッシュを決めた国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)と続いた。

    3,4位につけるアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴は2位のピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)を追走していたが、7周目にアンドレ・ロッテラーが1コーナーでコースオフを喫し、中嶋一貴が3位へ。

    9周目終了でヤン・マーデンボローが早くもピットイン。翌周にはアンドレ・ロッテラーもピットに向かった。しかし、アンドレ・ロッテラーはここでピットロード速度違反を取られドライブスルーペナルティ。また、4位を走行していたニック・キャシディも、スタート時の手順違反としてドライブスルーペナルティが科され、共に優勝争いからは脱落してしまった。

    レースは前半ピットに入ったヤン・マーデンボローらと、上位を走り続け後半にピットインすると考えられる関口雄飛、中嶋一貴ら、そして、無給油作戦の可能性が出てきた小林可夢偉、フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)らという、3つの戦略に分かれ、それぞれが車両間のタイム差とラップタイムを計算しながら、見えない相手とのバトルを繰り広げることとなった。

    ランキング首位につける石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は、8番手スタートから14位へと大きく遅れたが、ファステストラップを更新しながらの猛追を続け、中盤には燃費走行を続ける小林可夢偉、フェリックス・ローゼンクヴィストらもパス。

    レースは首位の関口雄飛が42周終了時にピットへ向かい、他の上位勢は残り10周前後でピットへ。関口雄飛が首位に復帰、58周目にピットインした中嶋一貴は、ガスリーと小林可夢偉の間でピットアウト。関口雄飛は3秒ほどの差で首位を逃げる一方、2位ガスリーの後にそれぞれ1秒ほどの差で中嶋一貴、小林可夢偉、フェリックス・ローゼンクヴィスト、国本雄資と続くこととなり、終盤に来て接近戦が再開されることとなった。

    59周目にピットインした石浦宏明は、8位でコースに復帰したが、猛烈なペースで追い上げ、65周目に7位へ。6位の国本雄資も、燃費走行を続けるフェリックス・ローゼンクヴィストを66周目にパスし5位へとポジションを上げた。

    不可能だと思われていた無給油作戦。同じ作戦を採っていたライバル車が残り2周で燃料切れに見舞われる中、小林可夢偉とフェリックス・ローゼンクヴィストは最後まで走行。

    関口雄飛はピット作業トラブルにより終盤燃料が厳しくなりペースを落としたが、トップを守りきってチェッカー。第2戦岡山大会に次ぐ今季2勝目、スポーツランドSUGOでは昨年に続く2年連続勝利を挙げた、中嶋一貴は3位フィニッシュ。優勝した開幕戦以来の表彰台を獲得した。

    ファイナルラップ、4位を走行していた小林可夢偉は燃料切れに見舞われスローダウン。何とかチェッカーまで走らせたが、国本雄資、フェリックス・ローゼンクヴィスト、石浦宏明の先行を許し7位フィニッシュ。

    国本雄資が4位、最後まで燃料を持たせ無給油作戦をやり遂げたフェリックス・ローゼンクヴィストが5位、石浦宏明は6位でチェッカーを受け、0.5ポイント差ながらランキング首位の座を守った。

    関口雄飛 (ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 19号車)

    スタートでトップに立つことが出来、ガスリー選手に並ばれたがなんとか抑え切れた。朝のフリー走行でクラッシュしてしまい、チームの懸命な修復のおかげでウォームアップは走ることが出来たが、その直後に直りきっていないところが発覚し、グリッド上で車を直してもらうという、結構ドタバタのスタートだった。しかし、チームのみんなが100%の車に戻してくれて、決勝のセッティングも非常に決まっていて勝つことが出来た。ここのところ特に決勝のセットで弱いところがあったのだが、今日はばっちりで、本当にチームに勝たせてもらったレースだ。次戦最終戦は、ボーナスポイントもあり最低でもひとつは優勝しないとチャンピオンの権利はないと思う。去年はポイントリーダーで鈴鹿を迎えて逆転されてしまったので、今年は昨年のリベンジということで、しっかり準備して、優勝を目指す。

    中嶋一貴 (VANTELIN TEAM TOM’S 37号車)
    スタートが一番大きかった。一気に3つポジションを上げて、アンドレのミスで3位に上がった。その後はペース的には悪くなかったが、少しずつ関口選手とは離れていくような状況で、前のガスリー選手を追いかけるという展開だった。途中で可夢偉選手が無給油作戦なのでもう少しプッシュしないと先行されると聞かされ、そこからは目の前のラップタイムとの勝負だったのだが、何とか前に出ることが出来た。今年は第2戦岡山以降レースペースで苦労してきて、レースペースも悪ければ戦略もかみ合わないというレースがずっと続いてきたが、前戦オートポリスからレースペースも良くなって、今回は戦略も上手く行った。この調子で最終戦の鈴鹿ももう一度優勝出来るように頑張りたい。例年そうなのだが、(同じ鈴鹿開催の)開幕戦が良かったからと言って最終戦も良いわけでは無いというのが難しいところだ。ただ、少なくとも開幕戦は良かったので、楽しみにしているし、正直失うものは無い状況なので、思い切ってやるだけだ。

    関連:【スーパーフォーミュラ】 第6戦 結果:関口雄飛が今季2勝目

  • 【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:第6戦 SUGO 決勝レポート

    【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:第6戦 SUGO 決勝レポート

    2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第6戦の決勝が9月24日(日)、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOにおいて行われた。

    昨日とは打って変わって爽やかな秋晴れに恵まれた本日、東北地方で年に一度開催されるスーパーフォーミュラを観戦しようと、スポーツランドSUGOには朝から多くのファンが駆けつけた。

    午後2時10分、決勝レースのスタートが切られた。ここでポールポジションのドライバーが大きく出遅れたのとは対照的に、好スタートを決めた#15 ピエール・ガスリー(チーム無限)は2番手に浮上。その後はトップを走るライバルを追走しながら周回を重ねた。

    68周のレースの43周目に首位のドライバーがピットストップを行うと、ピエール・ガスリーはトップに浮上。58周目にピエール・ガスリー自身がピットストップするまでレースをリードした。

    ここでピエール・ガスリーは一時5番手に後退したが、ピットストップを遅らせていたドライバーが給油作業を行うと2番手に返り咲く。

    その後もピエール・ガスリーはトップのドライバーを追走したが、惜しくも届かず、わずか0.243秒差で2位となった。

    この結果、ピエール・ガスリーのドライバーズ・ポイントは通算33点となり、ランキングトップと0.5点差で10月21、22日に鈴鹿サーキットで開催されるシリーズ最終戦に挑むことになった。

    ピエール・ガスリー (♯15 チーム無限)

    素晴らしいレースになりました。今日はスタートがいちばん大切になるとわかっていましたが、そのスタートをうまく決め、2番手に浮上できました。レース前半はタイヤのグリップが不十分で安定したペースで走るのが苦しい状況でしたが、その後はグリップが回復し、徐々にトップとの差を縮めていきます。最後は本当に僅差で、もしも最終ラップにオーバーテイクボタンが残っていれば逆転できたかもしれませんが、残念ながらそれまでに使い切っていました。このコースは前のクルマに接近して走るのが難しいことも、トップに立てなかった理由のひとつだと思います。これを除けば、レース戦略は良好で、ピットストップ作業も順調で、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。トップと0.5ポイント差で臨む最終戦では最善を尽くし、今年の目標としていたタイトル獲得を目指します。

    佐伯昌浩 (ホンダ スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー)
    スタートダッシュを決めたガスリー選手が68周のレースを粘り強く戦い続けて2位表彰台を手に入れてくれました。とても手堅く、申し分のないレース戦略だったと思います。今日のレースでは、エンジンのパフォーマンスでも燃費でもライバルと同等だったと判断しています。無給油作戦を選択したドライバーのなかには、最後にガス欠になってフィニッシュできなかった者もいましたが、これはレース中のペースコントロールがうまくいかなかった結果だと捉えています。チャンピオンシップ争いは、トップと0.5ポイント差で最終戦に臨むことになりましたので、最終戦で勝ってタイトル獲得を狙います。

    関連:【スーパーフォーミュラ】 第6戦 結果:関口雄飛が今季2勝目

  • 【スーパーフォーミュラ】 第6戦 結果:関口雄飛が今季2勝目

    【スーパーフォーミュラ】 第6戦 結果:関口雄飛が今季2勝目

    スーパーフォーミュラ 第6戦 SUGOの決勝が24日(日)にスポーツランドSUGOで行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が優勝を果たした。

    全7戦で戦われている2016年のスーパーフォーミュラもいよいよ残り2戦。最終戦へ向けての山場となる一戦の舞台は東北の山間に位置し、『魔物が棲む』と言われるSUGOのテクニカルコースだ。

    日曜日のスポーツランドSUGOは晴れ。気温26℃、路面温度41℃のドライコンディションでレースをスタートした。

    タイヤ交換義務のない今回のレースでは、全ドライバーがタイヤ交換を行わなかった。

    スタートでは、ポールポジションのニック・キャシディ(KONDO RACING)が出遅れ、関口雄飛がトップに浮上。2番手にピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)、3番手に中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が続く展開。

    関口雄飛が43周目、ピエール・ガスリーが58周目、中嶋一貴が59周目にピットイン。だが、順位に変動はなかった。

    レースは関口雄飛がピエール・ガスリーの猛追を退け、0.243秒差で優勝。2位はピエール・ガスリー、3位は中嶋一貴。

    小林可夢偉(KCMG)は8位でレースを終えた。

    今回のレースでランキングトップの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)と2位のピエール・ガスリーとの差は0.5ポイントに縮まった。

    2017 スーパーフォーミュラ 第6戦 SUGO 結果

    Po. No. ドライバー チーム エンジン
    1 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ
    2 15 ピエール・ガスリー TEAM MUGEN ホンダ
    3 37 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ
    4 1 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING トヨタ
    5 7 フェリックス・ローゼンクヴィスト SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ
    6 2 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING トヨタ
    7 18 小林可夢偉 KCMG トヨタ
    8 41 伊沢 拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ
    9 20 ヤン・マーデンボロー ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ
    10 36 アンドレ・ロッテラー VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ
    11 4 山下健太 KONDO RACING トヨタ
    12 40 野尻 智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ
    13 65 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING ホンダ
    14 50 小暮 卓史 B-Max Racing team ホンダ
    15 8 大嶋和也 SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ
    16 10 塚越 広大 REAL RACING ホンダ
    17 64 中嶋 大祐 TCS NAKAJIMA RACING ホンダ
    18 16 山本 尚貴 TEAM MUGEN ホンダ
      3 ニック・キャシディ KONDO RACING トヨタ
  • 【スーパーフォーミュラ】 本山哲、SUGOでSF14のテストを実施

    【スーパーフォーミュラ】 本山哲、SUGOでSF14のテストを実施

    スーパーフォーミュラのアンバサダーを務める本山哲が、9月26日~27日にスポーツランドSUGOで開催されるメーカーテストでSF14をドライブすることが発表された。

    本山哲は、1996年~2008年まで前身となるフォーミュラ・ニッポンに参戦。通算27勝、21回のポールポジション、4回のシリーズチャンピオンを獲得している。

    現在、SUPER GTに参戦する本山哲は、全日本F3選手権に参戦するB-MAX Racing Team with NDDPのエグゼクティブアドバイザーを務めている。

    本山哲が、スーパーフォーミュラのマシンを走らせるのは9年ぶり。ホンダのエンジンを搭載したSF14のテストカーでテストを実施する。

    本山哲

    正直、純粋に乗れるということが嬉しくて、ワクワクしています。スーパーフォーミュラの現状のクルマがどういう状況か理解したいというのもありましたし、ダラーラになってドライバーたちがみんな乗りやすいと言っている中で、それがどういうフィーリングなのかなというのはすごく興味がありました。なので、こういう機会を作って下さった関係者の方々には本当に感謝していますし、乗ることによってファンの方にもより幅広く伝えて行ければいいなと思っています。テストでどれぐらいのタイムを出せるかというのは、自分でも興味深いところではありますね。でも、基本的な目的はそういうことではないですから(笑)。もちろん、ドライバーとして単純に今のクルマがどれぐらいのスピードで走れるんだろう? というのはあるんですけど、精一杯上手く走ってたくさんの情報を得たいと思っています。