タグ: シャルル・ルクレール

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1総合首位「タイムを見すぎるべきではない」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1総合首位「タイムを見すぎるべきではない」

    シャルル・ルクレールは2026年第2回F1バーレーンテスト最終日に135周を走行し、1分31秒992でテスト全体の最速タイムを記録した。スクーデリア・フェラーリは3日間合計で324周を重ね、安定した走行をこなした。

    最終日の終盤にはC4コンパウンドを使用し、タイムアタックを意識した走りも見せたが、ルクレールはテスト中のタイムに過度な意味を見いだすべきではないと強調した。

    「テスト日はとてもスムーズだった。我々はプログラムをやり切り、計画していたことをすべて試すことができた」とシャルル・ルクレールは語った。

    「パフォーマンスに関しては、まだ自分たちが本当にどこにいるのかを理解するのは難しい。各チームが本当の姿を隠しているからだ。だからこそラップタイムを見すぎるべきではないし、最初のレースに向けた準備に集中することが重要だ」

    「僕たちは一歩ずつ積み上げていき、このマシンから最大限を引き出す方法を理解しようとしている。メルボルンへ向かう前に分析すべき多くのデータがあるし、そこで初めて状況が分かるだろう」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリはプレシーズンテストとしては生産的な走行距離を重ねたものの、シェイクダウンおよび最初のテスト週と比較すると周回数はやや少なかった。それでもチーム代表のフレデリック・バスールは今回の内容を前向きに捉えている。

    「全体としてポジティブなテストだった。ただし優先事項は多くの距離を走ること、そしてシーズンに向けて確かな基盤を築くことにあった。その観点では生産的だったし、貴重なデータを収集してマシンへの理解を深めることができた」とフレデリック・バスールは述べた。

    「テスト期間中はいつもそうだが、他チームのプログラムが分からないためパフォーマンスについて結論を出すのは非常に難しい。我々の焦点は自分たちにあり、着実な前進を果たすことにあった」

  • シャルル・ルクレール「進歩には満足。メルセデスF1はかなり隠している」

    シャルル・ルクレール「進歩には満足。メルセデスF1はかなり隠している」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、2026年F1プレシーズンテストを通じてここまでの進捗に満足していると語った。一方で勢力図については、レッドブルとメルセデスが一歩リードしているとの見方を示している。

    バーレーンのパドックでは各チームが手の内を隠しているとの見方が広がるなか、ルクレールは冷静に現状を分析した。

    「前の世代のマシンでも予想を立てるのは難しかったが、今はなおさらだ。マシンの本当のポテンシャルはいろいろな方法で簡単に隠すことができる」

    「僕たちに関して言えば、プログラムの進め方には満足している。これまで信頼性の問題は起きていないし、シーズンを良い形で始めるうえでそれは非常に重要な要素だ。現時点ではすべてが期待どおりに進んでいるし、改善に向けて取り組める良いベースがあると思う」

    ライバル勢については、特にパワーユニット面での印象を口にした。

    「ライバルを見ると、レッドブルはとくにここバーレーンでパワーユニットの面で本当に印象的なものを見せている。メルセデスも断片的に非常に興味深い兆候を示しているし、今回に関して言えばかなり隠していると思う」

    「この2チームが少し前にいて、その後に僕たちと、おそらくマクラーレンがいる。マクラーレンはこれまで読み取りづらい存在だ」

    新レギュレーション下のマシンについては、マックス・フェルスタッペンが強い批判を展開し、ランド・ノリスが好意的な評価を示すなど意見が分かれている。ルクレールの見解はより中庸だ。

    「これまで乗ったなかで一番楽しいマシンとは言えないが、違う形で楽しさを見つけている。完全に新しいものを開発するのはとても興味深い。既成概念にとらわれずに考え、パフォーマンスを最大化する新しい解決策を見つけようとするのは楽しい。ただ、純粋なドライビングの喜びとはまた別の話だ」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    ステアリングを握った際のフィーリングについては、求められる作業量の増加を指摘する。

    「F1ドライバーは常に自分のドライビングスタイルの変化を受け入れなければならない。今年は本当に新しい要素が多いが、それは主にマシンに乗っているときにこなさなければならない作業量の多さに起因していると思う。純粋なドライビングの割合はやや減り、周囲のあらゆるシステムをどう最大限活用するかを常に考えている」

    「以前よりもはるかに積極的に考えなければならないが、ドライビングそのものに関しては慣れていることだ。予選から決勝に移るときでさえスタイルは大きく変わるし、昨年もそれを経験した」

    ポジティブな要素としては軽量化を挙げた。

    「一番評価しているのはそこだ。マシンはより活発になり、バランスも改善されている。リアが非常に敏感で、より自由に扱うことができる。昨年は重量の扱いが難しかったし、個人的には常にオーバーステア傾向のクルマが好きだ」

    一方で、複数のドライバーが警鐘を鳴らしているオーバーテイクの難しさについても言及した。

    「他のドライバーたちの意見に同意する。現時点ではオーバーテイクは非常に難しいと感じている。ただ、時間が経てばこうした状況のマネジメントは改善できるかもしれない」

    「オーバーテイクには必ず代償が伴うが、今はその代償が以前よりもはるかに大きい。昨年のように抜いた直後にすぐギャップを築くのは簡単ではないだろうし、より複雑になるはずだ」

  • シャルル・ルクレール F1バーレーンテスト2日目最速も「タイムに意味はない」

    シャルル・ルクレール F1バーレーンテスト2日目最速も「タイムに意味はない」

    スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、2026年F1バーレーン公式プレシーズンテスト2日目にトップタイムを記録した。午前62周、午後80周の計142周を走破し、1分34秒273でこの日の最速タイムをマークした。

    しかしルクレールは、見出しを飾るタイムに惑わされるべきではないと強調。初回テストで割り当てられた走行を終えた今、重要なのはデータ収集と基礎作業の積み重ねだと語った。

    「今回の最初のテストでの僕の走行はこれで完了だ。我々は問題なくプログラムを完遂できた。それは常にポジティブなことだ」とルクレールは語った。

    「ラップタイムを見るのはいつだって楽しいが、テストではそれに大きな意味はない。重要なのは自分たちと自分たちの作業に集中し続けることだ」

    「マシンのフィーリングは悪くないが、まだ本当に初期段階だ。今日はできるだけ多くの周回を重ね、計画していたテストをすべて消化することが目的だった」

    「これからも作業を続け、一歩ずつ積み上げていく」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

  • シャルル・ルクレールが選んだ相棒はウインディ ポケモン30周年キャンペーン

    シャルル・ルクレールが選んだ相棒はウインディ ポケモン30周年キャンペーン

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、ポケモン30周年を記念したグローバルキャンペーンに参加し、自身とポケモンとの個人的な関係について語った。

    このキャンペーンは、ポケモン赤・緑(海外版ではRed and Blue)の発売から30年を迎える節目に合わせたもので、レディー・ガガ、トレバー・ノア、ジス、マイトレイ・ラマクリシュナン、ラミネ・ヤマル、ヤング・ミコら、さまざまな分野で活躍する著名人が登場している。

    ポケモン・カンパニー・インターナショナルが制作した「What’s Your Favorite」と題されたCMでは、それぞれの出演者が“相棒ポケモン”とともに登場する構成となっており、ルクレールはウインディをパートナーとして選んだ。
    ポケモンデーである2月27日を前に、ルクレールはインタビューで、ポケモンが自身にとってどのような存在であるのかを明かしている。

    ポケモン30周年キャンペーンへの参加理由
    「ポケモンは、僕が心から好きなブランドだし、子どもの頃にとても大きな存在だった。世界中の若い人たちにインスピレーションを与えてきた存在でもあるし、30年間もこれほど多くの喜びを届けてきたブランドとパートナーになれるのは、とても特別なことだと感じた。」

    異なる分野の著名人と並ぶことについて
    「ポケモンは本当にインクルーシブな存在で、年齢やバックグラウンド、興味の違いを超えて人々をつないでくれる。今回のキャンペーンでは、まったく異なる世界から集まった人たちが一緒になっている。その中に加わることができたのは光栄だし、みんなが子どもの頃に愛していたものを通じてつながれているのは、とても素敵なことだと思う。」

    世代を超えるブランドとしてのポケモン
    「僕にとってポケモンは、遊び心や楽しさ、そして想像力を象徴する存在だ。愛着の湧くキャラクターがいて、記憶に残る物語があって、誰かと共有できる思い出がある。世界中の多くの人たちと同じように、僕もポケモンと一緒に育ってきた。それが、30周年を祝うことに特別な意味を与えているんだ。」

    最初に強く印象に残ったポケモン
    「やっぱりピカチュウだね。初期の頃、彼は本当に想像力をかき立ててくれた。でも、それこそがポケモンの魅力で、ものすごく多様なキャラクターがいるから、人それぞれに心に残る存在がいる。とても豊かでクリエイティブな世界だと思う。」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    相棒にウインディを選んだ理由
    「速くて、忠実なところだね。その2つの要素には強く惹かれる。スピードは僕の人生において大きな部分を占めているし、情熱そのものでもあるから、自然と結びついた。それに、ウインディは思いやりがあって守ってくれる存在でもある。実は、僕の犬のレオがもっと大きくなったような存在にも感じられて、そこがとても個人的な理由になった。」

    ポケモンの魅力は強さか、個性か、デザインか
    「正直、全部だね。ポケモンは本当に創造性にあふれた世界で、誰にとっても何かしら刺さる要素がある。あえて選ぶなら、個性とデザインがいちばん大事かもしれない。それと、名前も大好きだ。すごく遊び心があって、よく考えられている。」

    30年経っても愛され続ける理由
    「楽しくて、インクルーシブで、世界観がとても豊かだからだと思う。キャラクターの多様性もそうだし、関わり方も本当に幅広い。年齢に関係なく語りかけてくる、そういう稀有なブランドだからこそ、今もアイコン的な存在であり続けているんだ。」

    自身が楽しんできたポケモンの関わり方
    「僕の場合は、ずっとカードだった。集めることが子どもの頃の大きな楽しみで、パックを開けたり、新しいポケモンを見つけたり、友だちとその瞬間を共有したりした記憶が強く残っている。そういう体験は今でも鮮明に覚えているし、とても大切な思い出だ。」

  • シャルル・ルクレール、フェラーリF1新車に手応え「限界を探り始めた」

    シャルル・ルクレール、フェラーリF1新車に手応え「限界を探り始めた」

    シャルル・ルクレールは、バルセロナで行われた3日間の非公開テストを「ポジティブだった」と総括した。フェラーリは十分な走行距離を確保し、信頼性面でも大きな問題は見られず、予定していたプログラムを完了。ルクレール自身も最終日にかけて徐々にペースを引き上げ、新車と新しいパワーユニットの理解を深めたという。

    今回のテストの主目的は、マシンの信頼性評価と、新しいパッケージの特性把握、とりわけパワーユニットとエネルギーマネジメントの理解にあった。

    火曜は雨の影響で走行時間を失ったものの、全体としてフェラーリは十分な周回数を重ねることができた。

    この日の午前中、ルクレールは約80周を走行し、その後は午後にルイス・ハミルトンが引き継いだ。午後のセッションでも信頼性面で大きなトラブルはなく、チームが期待していた内容を着実に消化した。

    ルクレールは、前日までよりも一段階ペースを上げ、マシンの反応を確認したと説明する。進入速度やコーナー中盤のスピードを高めることで、特に高速コーナーでは挙動が変わるため、その変化を感じ取ることが重要だったという。

    「今回も良かった。僕たちは自分たちのプログラムに従って進め、やりたかったことはすべてできたし、少しプッシュもした。それがこのマシンの限界を理解し、より深く知るうえで楽しかった。だから満足している。今回も予定していた作業をすべて完了できたからね」

    総合的に見て、テストは前向きだったとルクレールは振り返る。初日は雨で難しい条件となり、フェラーリとレッドブルのみがウエットで走行したが、その経験も無駄ではなかったと語る。低グリップ条件でのパワーユニット制御や、部分的なアクティブ・エアロの挙動を把握するうえで有益だったという。

    また、ウエットタイヤではトレッド形状の違いから車高が高くなり、空力挙動にも変化が生じる。火曜の主目的ではなかったものの、そうした条件下で得られたデータも、今後シミュレーターでの作業に生かせる基準になる。

    「ポジティブなテストだった。もちろん初日は大変だった。完全に新しいマシンで、完全に新しいシステムをあの条件のウエットで走らせるのは簡単じゃなかった。すべてが正しく機能しているか確認するのは本当に難しかったけれど、レースウイークエンドで雨に当たった場合を考えれば、とても有益で貴重な経験だったと思う」

    「少なくとも、すでにその基準を持てたのはポジティブだし、残り2日間は良かった。やりたかったテスト、考えていたことはすべて実行できた。あとは最終日の午後にルイスと一緒に、最後に試したかったことを終えられればと思っている。そしてそこからバーレーンに集中していく」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    バルセロナでの走行を終え、ドライバーたちはマラネロに戻り、2週間後に控えるバーレーンテストに向けた準備と、スペインで集めたデータの詳細分析に入る。ここからは、サーキットで得たデータと、これまでシミュレーターで構築してきたモデルとの本格的な照合作業が始まる。

    理想はデータがすぐに一致することだが、バルセロナとバーレーンの2回のテストを通じて、シミュレーターの精度を高めていくことが重要になる。その過程で空力面やメカニカル面の理解も進み、セットアップ面でパフォーマンスを引き出す作業が本格化する見込みだ。すでにその段階に目を向けられていること自体、信頼性に関する初期評価が前向きである証でもある。

    「来週は丸々マラネロにいて、テストデータの分析を行う。シミュレーションもたくさんするし、バーレーンに向けた準備も始まる。いくつかの走行を行い、何より大事なのは相関作業だ。実際のマシンを走らせた今、その感覚をシミュレーターと比較して、できるだけ近づけていく。そうすることで、バーレーンに良い基準を持ち込めるようにしたい」

    新世代マシンと新しいパワーユニットについては、まだ学ぶべきことが多い。エネルギー回生がいつ始まるのか、どう管理するのが最適なのか、ブレーキング時にどこまで介入できるのか。MGU-Kがこれまで以上に積極的にエネルギー回収を行うことで、ブレーキングに難しさを感じているドライバーもいる。

    「F1にとって、とてもエキサイティングな時代だと思う。これだけ多くの変化があって、僕たちドライバーも適応しなければならないし、チームも同じだ。この新しいパッケージをどう最大限に生かすかを見つける必要がある。特にエネルギーマネジメントは、これまで以上に重要になっている。だからワクワクしているけれど、まだ始まったばかりだ。バーレーンで何を学べるのか楽しみにしつつ、今は自分たちに集中していく」

  • シャルル・ルクレール、2026年初F1テストに手応え「フェラーリをトップに戻す」

    シャルル・ルクレール、2026年初F1テストに手応え「フェラーリをトップに戻す」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1バルセロナ・シェイクダウン初走行を終え、新レギュレーションがもたらす機会に大きな期待を示した。モナコ出身のルクレールは、新世代マシンへの手応えを語るとともに、「フェラーリをトップに戻したい」という思いを明確にしている。

    フェラーリは5日間にわたる非公開シェイクダウンの初日を見送り、事前の計画どおり2日目から走行を開始した。カタロニア・サーキットで最初にコースインしたのがルクレールで、午後のセッションはルイス・ハミルトンにバトンを渡した。

    8勝を挙げているルクレールは、冬休み明けの走行と新車の第一印象を前向きに振り返った。
    「マシンに戻れて良かった。しかも、これまで乗ってきたものとはまったく違う、まさに新しいクルマだ。今はまず、すべてが正しく機能しているかを理解する段階で、概ね問題なく動いていた」

    雨が断続的に降る難しいコンディションについても、焦点はパフォーマンスではないと強調した。

    「今朝は少し雨が降っていて条件は良くないが、それでも予定どおりプログラムを進めた。パフォーマンスはまったく重視していない。新しくなったシステムが正しく作動しているかを確認することが目的で、それは達成できた。ここから段階的にプログラムを進めていく」

    初日のチェック項目と今後の進め方
    初日を終えた時点での収穫と、残り日程での課題について、ルクレールは次のように説明している。

    「最初の朝として、クルマのごく初期的なチェックを一通り行った。すべては問題なく進んだ。ここからチェックリストを一つずつ消化していき、最終的に最も重要なパフォーマンスへと向かっていく。ただ、それはこの3日間の後半になるだろう。まずは挙動を理解し、その上でどうなるかを見る」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    新レギュレーションへの期待と“トップ奪還”への決意
    チームの雰囲気について問われると、ルクレールは他チームの動向を見ることへの高揚感と、フェラーリ再興への強い意欲を口にした。

    「とてもワクワクしている。ほかのチームがどんなものを持ってきているのかを見るのが楽しみだし、少しずつプッシュし始めたときに、彼らと比べて自分たちがどこにいるのかを知りたい。今年は、どのチームにとっても何か違いを生み出し、ここ数年よりも大きなアドバンテージを得られる大きなチャンスだ」

    「僕たちがその違いを生み出せるチームであってほしい。どこからスタートしようとも、最大限にプッシュしてフェラーリをトップに戻すために戦う。かなり長い時間が経っているから、今年こそはそうであってほしい」

    フェラーリは、バルセロナ・シェイクダウンで残り2日間の走行日を消化する予定だ。新時代の初期段階で積み上げる基礎作業が、2026年シーズンの行方を左右することになる。

  • シャルル・ルクレール、フェラーリSF-26初走行で実感「F1史上最大級の変化」

    シャルル・ルクレール、フェラーリSF-26初走行で実感「F1史上最大級の変化」

    シャルル・ルクレールは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の初走行を終え、新レギュレーション時代がもたらす変化の大きさについて率直な感想を語った。

    フェラーリは1月23日、フィオラノでSF-26を正式に公開。新世代パワーユニット規定に基づく2026年F1マシンとして、初のシェイクダウンを実施した。この日は朝から雨と霧が立ち込める難しいコンディションとなったが、ティフォシは悪天候にもかかわらず数百人がサーキットに集まり、新車の初走行を見守った。

    最初にステアリングを握ったのはルイス・ハミルトンで、その後ルクレールが交代。走行時間は限られていたものの、新車の基本的なチェックが進められた。

    初走行後、ルクレールは次のように語っている。

    「毎年この日を楽しみにしている。ただ、この日は基本的に、すべてが正しく機能しているか、大きな問題がないかを確認することが主な目的だ。今日はまさにその通りで、大きなトラブルはなかった。それはポジティブな点だ。」

    一方で、走行条件と周回数の制限から、パフォーマンス面については慎重な姿勢を崩していない。

    「パフォーマンスやフィーリングについては、まだ何とも言えない。霧が出ていて路面も少し濡れていたし、初走行としては決して良いコンディションではなかった。」

    それでも、SF-26を実際に走らせた意義は大きかったという。

    「この瞬間にたどり着くまで、舞台裏では本当に多くの議論と作業があった。マシンがきちんと走れる状態になっているか、そして初めて実車のセンサーが想定通りの挙動をしているかを確認できたのは重要だった。」

    さらに、舞台がフィオラノであったことも特別な意味を持った。

    「フィオラノでは、コースの周りにたくさんのティフォシがいる。その存在が、より特別な感覚を与えてくれる。本当にエキサイティングな瞬間だった。」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    ルクレールは、2026年の新レギュレーションについても言及し、ドライバーに求められる適応の大きさを強調している。

    「多くの部分を学び直す必要があるし、システムをより深く理解しなければならない。ドライビングやレースマネジメントの面でも影響は大きい。F1史上でも最大級の変化のひとつになると思う。」

    「大きなチャレンジだけど、それが僕をワクワクさせてくれる。裏側で積み重ねてきた作業が、実際に走らせてみてどう感じるのかを知るのが待ち遠しかった。」

    この日は本格的に攻めることはできなかったとしつつ、次のテストへの期待も口にした。

    「バイザーを下ろしたら、誰だって全開で走りたくなる。でも今日はその日ではなかった。バルセロナでは限界を探る走りができるはずだし、シーズン最初の予選から限界に近づけるように準備していきたい。」

    「2026年シーズンが始まるのが本当に楽しみだ。」

    フェラーリは来週のバルセロナでの走行、そしてバーレーンでのプレシーズンテストを通じて、SF-26の理解を一気に深めていく構えだ。ルクレールにとっても、新時代のF1に向けた本格的な挑戦が、いよいよ始まろうとしている。

  • シャルル・ルクレール、2026年F1は「エネルギーマネジメントが最大の挑戦」

    シャルル・ルクレール、2026年F1は「エネルギーマネジメントが最大の挑戦」

    シャルル・ルクレールは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の発表に際し、新レギュレーション下で迎えるシーズンに向けて、ドライバーに求められる役割がこれまで以上に重要になると語った。

    2026年F1は、シャシーとパワーユニットの両面で全面的な技術刷新が行われる節目の年となる。フェラーリSF-26も、MGU-H廃止とMGU-K出力350kW化を柱とする新世代ハイブリッドを前提に、ゼロから設計されたマシンだ。

    ルクレールは、こうした変化に対応するため、開発初期段階から深く関与してきたことを明かしている。

    「2026年のレギュレーションは、特に僕たちドライバーにとって、これまで以上に高い準備レベルを要求してくる。多くの新しいシステムを理解し、最適化しなければならないからだ。だからこそ、プロジェクトの初期段階から深く関わってきた」

    また、エネルギーマネジメントとパワーユニットの扱いが、シーズンを通じて極めて重要なテーマになるとも指摘した。

    「エネルギーマネジメントとパワーユニットは、最も重要な要素のひとつになる。最初は直感に頼る場面も多いと思うが、次第に正確なデータに基づいて適応していくことになるはずだ。ドライバーにとってはとても魅力的な挑戦だと思っている」

    ルクレールは、フェラーリでこれまでも大きなレギュレーション変更を経験してきたことを踏まえつつ、2026年も同様に困難なシーズンになると認識している。その中で、ティフォシの存在が特別な意味を持つとも強調した。

    「ファンの支えは、今年特に重要になる。それこそがフェラーリを特別な存在にしている理由であり、僕たちを常に限界までプッシュしてくれる」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ 2026年のF1世界選手権

  • シャルル・ルクレール 船のトラブルで婚約者との南極旅行が中止

    シャルル・ルクレール 船のトラブルで婚約者との南極旅行が中止

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2025年シーズンを終えた束の間のオフに、F1の世界から可能な限り遠く離れた場所で心身をリフレッシュする計画を立てていた。目的地は南極。マラネロからもサーキットからも、文字通り最も遠い場所で英気を養うはずだった。

    しかし、その計画は年末を目前にして無情にも潰えることになった。ルクレールにとって不運続きだった2025年は、最後の最後まで彼を手放さなかった。

    2025年最後に待っていた“もうひとつの躓き”
    どれほど不運な年であっても、必ず何かをもたらすものだ。人として成長させてくれることもあるし、何より「悪い時期はいずれ終わる」という事実こそが最大の救いになる。

    南極旅行という特別な計画が頓挫したことを知ったとき、ルクレールもまた、そんな思いを胸に抱いたのかもしれない。F1の短いオフシーズンを利用しての大旅行は、乗船予定だった船に技術的な問題が発生したことで、出発直前にキャンセルされてしまった。

    年末メッセージで明かされた南極行き中止
    この事実を明かしたのは、ルクレール本人だった。恒例となっている年末のメッセージの中で、彼はファンに向けて率直に状況を説明している。

    「南極旅行の写真は期待しないでほしい。船に技術的な問題があって、3日前に旅行がキャンセルになったんだ」

    そう記したルクレールの言葉には、落胆と同時に冷静な受け止め方もにじんでいた。期待に満ちていた計画が消えた一方で、2025年が決して悪いことばかりの年ではなかったことも、彼は忘れていない。

    コース外では実り多かった2025年
    サーキット上では苦しいレースが続いたが、オフ・トラックでは確かな前進があった。ルクレールはこの1年で、グリッド屈指の実力を持つドライバーとしての評価を改めて確固たるものにし、私生活ではパートナーのアレクサンドラ・サン・ムリューとの関係を深め、近く結婚を控えていることも知られている。

    年末メッセージの中で、ルクレールは次のように綴っている。

    「コース外ではとても良い年だったけど、コース上ではとても難しい一年だった。こうした浮き沈みの中でも、僕をフォローし、支えてくれたみんなに感謝している」

    そして視線はすでに次のシーズンへと向いている。

    「僕にとって一番大切なのは、2026年にすべてを出し切って、より多くの勝利と成功をつかむことだ。良い休暇を。そして来年また会おう」

    南極には辿り着けなかったが、2025年の終わりにルクレールが見据えているのは、より確かな未来だった。

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1でハミルトン苦戦も「助言することはない」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1でハミルトン苦戦も「助言することはない」

    シャルル・ルクレールは、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍初年度に苦戦したことについて理解を示しつつも、自身から特別な助言を与えることはほとんどできなかったと語った。

    12年間をメルセデスで過ごし、6度のワールドチャンピオンに輝いたハミルトンは、昨冬にフェラーリへ移籍した。しかしスクーデリアでの初年度は厳しく、シーズン序盤に中国GPのスプリントで勝利を挙げたものの、決勝レースでは一度も表彰台に立てなかった。

    シーズン終盤には3戦連続でQ1敗退を喫し、ランキング6位でシーズンを終えている。

    ルクレールは、チームメイトを手助けする余裕がほとんどなかったと説明する。

    「僕の仕事は、自分がコントロールできる範囲のすべてを最大化することだ」とルクレールは語る。

    「自分自身のこと、そしてチームのために集中すべきことがすでにたくさんある。自分のドライビングスタイルをできる限りマシンに合わせる必要もある。そうなると、ルイスを助けるために時間を割くのは簡単ではない。」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ F1

    さらにルクレールは、自身の助言が本当に役に立ったかどうかにも懐疑的だ。

    「それに、ルイスはキャリアの中で僕よりはるかに多くのことを成し遂げている。正直なところ、彼に与えられるアドバイスはない」

    「新しいチームに加わるというのは、どのみち長いプロセスだ。僕自身、フェラーリに来てもう7年になるから、最初がどんな感じだったか正直覚えていない。今はすべての仕組みを理解していて、とても自然に感じている」

    「でもルイスにとっては、1年経った今でもまだ比較的新しい状況だ。プロセスも考え方も、チームも仕事の進め方もすべて違う。そういったことには、ただ慣れるための時間が必要なんだ。」