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  • シャルル・ルクレール F1カナダGPで絶望「悪夢のような週末だった」

    シャルル・ルクレール F1カナダGPで絶望「悪夢のような週末だった」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1カナダGPを4位で終えたものの、自身のパフォーマンスには強い不満を抱えていた。

    ルクレールはスプリントで5位、決勝では4位を獲得したが、いずれもチームメイトのルイス・ハミルトンに後れを取った。ハミルトンはスプリントで6位だった一方、決勝では2位表彰台を獲得している。

    「F1キャリアで最も苦しい週末」
    ルクレールは週末を通してSF-26のバランスに苦しみ、特にブレーキとタイヤへのフィーリング不足が深刻だったと明かした。

    「ご褒美だとは思わない。努力の成果というより、運が良かっただけだと思っている」とルクレールはレース後に語った。

    「僕にとっては悪夢のような週末だった。おそらくF1キャリアで最も苦しい週末だったと思う」

    「FP1の最初のラップから決勝最後のラップまで、タイヤの感覚がまったくなかった。最後の15周はリスクを避けるため、1周あたり1.5秒も遅いペースで走っていた」

    「それでも危険な瞬間が何度もあった。本当に厳しい週末だった」

    ルクレールは終盤、安全マージンを確保するため意図的にペースを落としていたことも認めている。

    ハミルトンとの差を痛感
    一方で、ルクレールはハミルトンの走りを“重要なベンチマーク”として受け止めていた。

    「良かったのは、今週末のルイスが素晴らしい基準になったことだ。彼は本当に信じられない走りをしていたし、マシンへのフィーリングも完璧だった」

    「なぜここまで差が生まれたのかを分析し、理解することができる」

    今季からフェラーリへ加入したハミルトンは、カナダGPで今季ベストとなる2位表彰台を獲得。対照的にルクレールは終始フィーリング不足に悩まされる形となった。

    モントリオール特有の苦手意識
    ルクレールは、モントリオール市街地コース自体が自身のドライビングスタイルと合っていないとも説明した。

    「モントリオールは昔からあまり得意なサーキットじゃない。メルボルンと少し似ている」

    「詳しくは言わないけど、コーナーのリズムと僕のドライビングスタイルがうまく噛み合わないんだ」

    その上で、金曜のブレーキ問題と土曜のタイヤへの違和感が重なり、さらに状況を悪化させたという。

    「金曜にはブレーキの問題があり、土曜はタイヤの問題もあった。ルイスより極端に悪い状態だったわけではないけど、僕にはまったくフィーリングがなかった」

    「リズムを作ることができなかった」

    表彰台争いの可能性も消滅
    ルクレールはレース序盤、表彰台争いの可能性を感じていたものの、ミディアムタイヤ投入後に状況が一変したと振り返った。

    「最初のスティントでは表彰台争いも見えていた。でもミディアムタイヤを履いた瞬間、表彰台に上がれたら奇跡という状況になった」

    結果的にルクレールは4位でフィニッシュ。ジョージ・ラッセルのリタイアやマクラーレン勢の戦略失敗にも助けられる形となり、本人も「運による結果」と受け止めている。

    フェラーリにとってはハミルトンが今季最高結果を持ち帰った一方で、ルクレール側はセットアップ、タイヤ、ブレーキ、そしてドライビングスタイルとの相性という複数の課題が浮き彫りとなった週末だった。

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1カナダGP予選を8番手で終え、決勝を4列目からスタートすることになった。

    今季ここまで4戦で2度の表彰台を獲得し、ドライバーズランキング3位につけるルクレールだが、モントリオールではマシンへの感触をつかめず、予選後に「キャリア最悪の週末」と振り返った。

    ルクレール「すべてが悪夢のようだった」
    「正直に言って、これは僕のキャリアで最悪の週末のひとつ、もしかしたら最悪の週末だ」とルクレールは予選後にコメント。

    「FP1から、マシンを感じられるラップが1周もなかった」

    「どのコーナーでも壁に突っ込むんじゃないかという感じだった。今日はタイヤが完全にウインドウから外れていたし、昨日はブレーキもウインドウに入っていなかった。何かがかみ合って、すべてが正しく機能する瞬間は一度もなかった」

    「ただ、ルイスは予選を通してそれをやれていたし、僕はできなかった。こういうコンディションでタイヤを機能させるために、自分に何ができるのかを分析するつもりだ。ここまでは本当に悪夢のようだった」

    ハミルトンとの差に困惑
    ルクレールは、土曜のスプリントでもルイス・ハミルトンの後方からスタートし、最終的には5位でフィニッシュしたものの、カナダGPの週末を通じてチームメイトに対して明確な優位を築けていない。

    予選ではジョージ・ラッセルのポールタイムから0.4秒遅れの8番手。フロントランナーに挑む展開にはならず、ルクレール自身も原因をつかみ切れていない。

    「奇妙だけど、今の僕が置かれている状況はそういうものだし、そこに取り組まなければならない」

    「すべてを調べるつもりだ。正直に言って、今はマシンに対してとても奇妙な感触がある。だから全部を確認する。もちろん、僕にももっと良くできることはある。でも、とにかくすごくおかしな感じだった」

    決勝は立て直しの一戦に
    ルクレールにとって、カナダGPは今季序盤の流れを維持するうえで重要な一戦となる。前戦マイアミGPでは8位に終わっており、今回も予選8番手からのスタートとなったことで、上位争いに加わるには決勝での大きな改善が必要になる。

    一方で、ハミルトンが今季屈指の好調な週末を過ごしていることは、フェラーリのマシン自体にポテンシャルがないわけではないことを示している。ルクレールにとっては、タイヤとブレーキを機能させられなかった原因をどこまで解消できるかが、決勝の鍵になる。

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP初日「ブレーキにまったく自信がない」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP初日「ブレーキにまったく自信がない」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選を6番手で終えた。チームメイトのルイス・ハミルトンに後れを取ったルクレールは、週末を通してブレーキングに大きな問題を抱えていることを明かした。

    フェラーリはマイアミGPで導入したアップグレードの最適化を進めているが、ルクレールはコーナー進入時の不安定さに苦しみ、思うように攻め切れなかったという。

    「曲がれるか分からないままコーナーへ入っている」
    「正直、僕の側としてはこうなることはある程度予想していた。マシンにまったく馴染めていないんだ」

    「なぜか僕の側のガレージではブレーキにかなり苦しんでいる。そこを調べて、明日に向けて何か見つけないといけない。そうでなければ、とても長い週末になる」

    「今のところ最大の問題はブレーキだ。ブレーキングでは“そのまま真っ直ぐ行ってしまわないこと”を祈りながらコーナーに入っている状態なんだ」

    一方で、ブレーキ以外の部分については一定の手応えも感じていると語った。

    「それ以外は実際かなり悪くない。ルイスは今週末ずっと本当に速い。でも僕としては、とにかくブレーキのフィーリングを改善する必要がある」

    「何が起きているかについては、かなり明確な理解があると思う。ただ、それを明日までに修正できるかは別問題だ」

    「できる限り最善を尽くして対処していくしかないし、状況を好転させられるか見てみるよ」

    フェラーリF1は5-6番手スタート
    スプリント予選ではマクラーレン勢が2列目を独占し、フェラーリ勢は5番手ハミルトン、6番手ルクレールという結果となった。ルクレールにとっては、ブレーキングの問題をどこまで改善できるかが、残りの週末を左右する重要なテーマになりそうだ。

  • シャルル・ルクレールはフェラーリではF1ワールドチャンピオンになれない?

    シャルル・ルクレールはフェラーリではF1ワールドチャンピオンになれない?

    シャルル・ルクレールはワールドチャンピオン級の才能を持っている――だが、現在のフェラーリではタイトル獲得は難しいかもしれない。そう語ったのは、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハだ。

    ラルフ・シューマッハはSky Deutschlandのインタビューで、ルクレールの能力自体は高く評価しながらも、フェラーリの組織構造や現状の体制に疑問を投げかけた。

    また、その流れの中でマックス・フェルスタッペンの将来についても言及し、フェラーリ移籍の可能性には否定的な見解を示している。

    「ルクレールには才能がある」 それでもフェラーリでは難しい理由
    ラルフ・シューマッハは、ルクレールがタイトルを争える実力を持っていることに異論はないと強調した。

    「マクラーレンなら間違いなく可能だ。昨年のランド・ノリスと同じようにね。それについては疑いようがない」

    一方で、フェルスタッペン級の“絶対的支配力”を持つタイプではないとも指摘した。

    「彼はマックス・フェルスタッペンか? いや、違う」

    それでもルクレール本人については高く評価している。

    「彼にはポテンシャルがあると思う。それに、人間的にも本当に素晴らしい人物だ」

    しかし問題は、フェラーリというチームの構造そのものだという。

    「フェラーリはフェラーリだ。そして、フレデリック・バスールひとりでは十分ではない」

    「だから問題になるのは、このチーム、この体制の中で彼が本当にワールドチャンピオンになれるのかということだ」

    フェルスタッペンでもフェラーリでは機能しない?
    ラルフ・シューマッハは、理論上はフェルスタッペンであればフェラーリでも成功できる可能性はあると認めた。

    「可能性としては何だってあり得る」

    「多くのドライバーがフェラーリに行きたがる。F1において特別なブランドだからね」

    しかし、実際にはフェルスタッペンの性格や現在の環境を考えると、フェラーリ移籍は現実的ではないと見ている。

    「マックスはメルセデスで非常に快適に感じていると思う」

    ラルフ・シューマッハは、フェルスタッペンが最近取り組んでいるGT3活動や、そこで関わるチーム、そしてメルセデス製エンジンとの関係性にも言及した。

    「GT3の体制や、そこで協力しているチーム、さらにメルセデスのエンジンもある。彼らは常に最高のエンジンを作っている」

    「だから、私はそれをほとんど想像できない」

    “ミハエル時代”との決定的な違い
    さらにラルフ・シューマッハは、現在のフェラーリではフェルスタッペンのようなドライバーでさえ機能しない可能性があると分析した。

    「マックスは、ある意味でこの構造に従わなければならなくなる。でも彼はそういうタイプではない」

    長年フェルスタッペンを支えてきたレースエンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレンへ移籍する可能性が報じられていることも、その見方を強めている。

    「彼自身も、チームリーダーとして振る舞うことに慣れている」

    「だが、今うまく機能していないチームに単独で入っていっても、ドライバーとしてそれをコントロールすることはできないだろう」

    その上でラルフ・シューマッハは、兄ミハエル・シューマッハがフェラーリ黄金時代を築いた当時との違いを挙げた。

    「兄は当時、一緒に働く優秀なグループを連れて行った」

    「だが、ドライバーひとりだけで行くのでは十分ではないと思う」

    そして最後に、フェルスタッペンの将来的な選択肢についてこう締めくくった。

    「私の考えでは、彼が行けるのはメルセデスかマクラーレンだけだ」

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1でシューマッハ超え目前「記録より王座」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1でシューマッハ超え目前「記録より王座」

    シャルル・ルクレールは、ミハエル・シューマッハが持つフェラーリ歴代最多出走記録の更新に近づいている。2026年シーズン終了時点で通算154戦に到達しており、180戦を記録したシューマッハまであと26戦に迫った。

    ただし、ルクレール本人が見据えているのは“記録更新”ではない。フェラーリでワールドチャンピオンになることこそが最大の目標だと強調し、「記録より王座」という率直な思いを口にした。

    シューマッハの記録更新が現実味
    ミハエル・シューマッハは1996年から2006年までフェラーリに在籍し、スクーデリアで6度のワールドチャンピオンを獲得した。

    当時は1シーズン平均16〜17戦だった時代だったが、シューマッハはフェラーリで通算180戦に出走。その数字は長年、チーム史上最多記録として残り続けている。

    一方、ルクレールは2026年時点で154戦に到達。フェラーリとの契約は2029年末まで続くと見られており、このまま参戦を続ければ2027年中にもシューマッハ超えを果たす可能性が高い。

    スクーデリア・フェラーリ ミハエル・シューマッハ

    「記録よりフェラーリで王者になりたい」
    この記録について質問されたルクレールは、率直な思いを明かした。

    「不思議な感じだ。僕はまだとても若いと感じているし、フェラーリでの最初の年のことを昨日のように覚えている。でも特別なことだ」

    「でも、僕はフェラーリで最も経験豊富なドライバーとして記憶されたいわけではない。フェラーリのワールドチャンピオンとして記憶されたい。それはまだ達成できていない」

    「僕が集中しているのはそこだ。実は、この統計については本当に知らなかった。1番になることを楽しみにしているわけではなく、ただワールドチャンピオンになりたい」

    「それが、僕が毎日努力し、取り組んでいることだ。その日が来ることを願っている」

    バスール「統計よりパフォーマンス」
    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールも、ルクレールの価値は数字だけでは測れないと語った。

    「シャルルは長い間チームにいる。彼はアカデミーにいて、ザウバーへ行き、そしてフェラーリに戻ってきた」

    「彼はドライバーとしてのパフォーマンスの一部であることは確かだが、チームの発展、結束、チームスピリットの一部でもある」

    「私は統計の大ファンではない。彼がいつ1番になるのか、2番になるのかは分からない。我々は2027年か何かの統計よりも、パフォーマンス、短期的なパフォーマンスにずっと集中している」

    フェラーリの象徴的存在へと成長したルクレールだが、本人が求めているのは“最多出走”という記録ではない。スクーデリアにタイトルをもたらすドライバーとして、その名を刻むことだ。

  • シャルル・ルクレール 約28億円の豪華ヨット購入 3隻目「Sedici」

    シャルル・ルクレール 約28億円の豪華ヨット購入 3隻目「Sedici」

    シャルル・ルクレールが、新たに3隻目となるヨット「Sedici」を購入した。推定価格は1,500万ユーロ(約28億円)とされ、F1パドックの喧騒から離れるための新たな“隠れ家”を手に入れた形だ。

    新艇「Sedici」は全長30メートル超の大型ヨットで、2基のMTU 16V 2000 M96Lエンジンを搭載する。各エンジンは2,638馬力を発生し、合計出力は5,276馬力に達する。最高速度は28ノット、時速にして約52km/hで、巡航速度は24ノットとされている。

    5,276馬力の大型ヨット
    「Sedici」は単に高出力なだけではない。船体の揺れを抑えるため、フィンスタビライザーとジャイロ式スタビライザーを備えており、快適性にも重点が置かれている。

    排水量は約100トンに及び、荒れた海でも安定性を確保する設計となっている。外装と内装はいずれも高級仕様で、キャビンからは140平方メートルに及ぶガラス窓を通じてパノラマビューを楽しめる。

    10人が宿泊可能な豪華仕様
    船内には5つのキャビンが用意され、最大10人のゲストを収容できる。なかでも目を引くのが、船尾に設けられた35平方メートルの拡張型「ビーチクラブ」だ。

    フェラーリのエースとして世界各地を転戦するルクレールにとって、このヨットはレース週末から離れて過ごすためのプライベートな空間となる。推定1,500万ユーロ、日本円で約28億円という価格を考えれば、今回の購入はまさに“桁違い”のオフタイム投資といえる。

  • シャルル・ルクレール F1マイアミGP決勝で20秒加算ペナルティ 8位に降格

    シャルル・ルクレール F1マイアミGP決勝で20秒加算ペナルティ 8位に降格

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1マイアミGP決勝後にスチュワードから20秒加算ペナルティを科され、最終結果で8位に降格した。

    ルクレールは最終ラップにスピンしてウォールに接触。その後、損傷したマシンで走行を続けたこと、複数回にわたってコース外を走行してアドバンテージを得たこと、さらに最終ヘアピンでジョージ・ラッセル(メルセデス)と接触したことについて、3件の審議対象となっていた。

    最終ラップのスピンから一転、レース後に8位降格
    ルクレールはマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの決勝終盤まで上位争いに加わっていたが、最終ラップのターン3でスピンし、ウォールに接触した。

    その後も走行を続けたものの、マシンには右コーナーを正常に曲がれない問題が生じていたと説明。チェッカーフラッグへ向かう過程で複数回シケインをカットする形となり、これが審議の対象となった。

    スチュワードは、ルクレールが「正当な理由なく複数回コースを離れた」と判断。通常であればドライブスルーペナルティに相当する処分を科し、レース後の裁定だったため20秒加算ペナルティへと換算された。

    機械的問題は正当な理由と認められず
    スチュワードは、ルクレール本人とフェラーリのチーム代表者から事情を聴き、データ、映像、無線記録を確認したうえで判断を下した。

    「16号車は最終ラップのターン3でスピンし、ウォールに接触したが、そのままコース上を走行し続けた」

    「ドライバーは、右コーナーを正常に曲がれないことを除けば、マシンは問題ないように見えたと説明した」

    「この問題により、チェッカーフラッグへ向かう途中でシケインをカットせざるを得なかった。シケインをカットした、すなわちコースを離れたという事実は、その方法によって持続的なアドバンテージを得たことを意味すると判断した」

    「何らかの機械的問題があったという事実は、正当な理由には該当しない。我々は、コースを離れてアドバンテージを得た回数を踏まえ、16号車にドライブスルーペナルティを科す」

    この裁定により、ルクレールはレースタイムに20秒を加算され、順位を落とす結果となった。

    損傷車両での走行継続は処分なし
    一方で、スチュワードは損傷したマシンで走行を続けた点についても検討したが、この件では追加処分を科さなかった。

    「明白かつ識別可能な機械的問題を抱えたマシンを走行し続けたことについて、追加の違反があったかどうかも検討した。我々は、明白または識別可能な機械的問題があったことを示す証拠はないと判断した。したがって、この潜在的な違反についてはこれ以上の措置を取らない」

    つまり、問題視されたのは損傷車両で走り続けたこと自体ではなく、その状態で複数回コース外を走行し、結果的にアドバンテージを得た点だった。

    ラッセルとの接触はレーシングインシデント
    ルクレールは最終ヘアピンのターン17でジョージ・ラッセルと接触した件についても審議対象となったが、こちらは処分なしとなった。

    スチュワードは別文書で、両ドライバーがこの接触を軽微なレーシングインシデントと見なしており、審議団もその見解に同意したと説明した。

    これにより、ルクレールに科された処分はコース外走行による20秒加算ペナルティのみとなった。フェラーリにとっては、最終ラップのスピンで順位を失っただけでなく、レース後の裁定によってさらに結果を落とす苦い結末となった。

  • シャルル・ルクレール F1マイアミGP雨予報に警戒「直感に反する」

    シャルル・ルクレール F1マイアミGP雨予報に警戒「直感に反する」

    シャルル・ルクレールは、雨が予想されるF1マイアミGP決勝を前に、2026年F1マシン特有のウエットコンディションでの危険性に警戒を示した。

    日曜のマイアミGPは激しい雨に見舞われる可能性があり、視界不良に加えて、各車のパワーユニット戦略の違いによる速度差が新たなリスクとして浮上している。

    雨のマイアミで浮上する新たな速度差リスク
    F1は今週末、マイアミで再開されるが、日曜には雷雨が予想されている。日本GPからの5週間の中断期間中にはレギュレーション変更が承認され、ウエット走行も見直し対象のひとつとなった。

    接近速度を抑えるため、ドライコンディションでオーバーテイクや防御に使われるブーストボタンは無効化される。これにより、ドライバーは最大350kWの追加電動パワーを得られなくなる。

    しかし、事前にプログラムされた電動デプロイメントモードは残るため、チームがどのようにペースを引き出す設定を選ぶかによって、コース上の特定区間で大きな速度差が生じる可能性がある。

    ルクレール「ウエットでは本当に乗客のようなもの」
    シャルル・ルクレールは、この状況が重大な問題につながる可能性を指摘した。

    「特にドライバーたちが異なるパワーユニット戦略で走っている場合、難しい状況に陥る可能性がある」

    「視界は非常に悪い。だから、このルールの難しい側面であり、そこから抜け出す方法を理解する必要がある。ウエットでは、本当に乗客のようなものだ。雨の中では、勇敢かどうかの問題ではない。ただ全開で走り、前にいるクルマが自分より遅くないことを願うだけだ。そして、前のクルマも自分と同じスピードだと想定する」

    「以前はそう想定するのが簡単だった。だが今はもうそうではない。だから僕たちは全開で行って、どうなるかを見ることになる。あまり良い感覚ではない。これはまだ取り組む必要があることだ」

    ドライより雨の方がストレート終端で速くなる可能性
    問題はそれだけではない。ターン17へ向かう長いストレートのような区間では、エネルギー回生の必要性が下がり、全開に到達するまでの時間が長くなることでスーパークリッピングも減るため、ドライバーがドライ時より高い速度でストレート終端に到達する可能性がある。

    プレシーズンのシェイクダウンで2026年F1マシンをウエットで経験したルクレールは、次のように説明した。

    「電動パワーがかなり大きい。そして、このクルマのウエットで奇妙なのは、ウエットコンディションのストレート終端で、ドライコンディションよりもかなり速くなる可能性があることだ。エンジンカットがなく、バッテリーにもかなり余裕がある。エネルギーをそれほど使っていないからだ」

    「だからストレートでのカットがかなり少なくなり、ストレートの終わりにより速く到達する可能性がある。少し奇妙で、直感に反する。ただ、コーナーではクルマがかなり軽いので、実際にはかなり良い感触だった」

    2026年F1マシンは、電動パワーの比率が高まったことで、ドライとウエットの速度特性が従来とは異なるものになっている。マイアミGPが本格的な雨の中で行われれば、新レギュレーション下での安全性とレース運用が初めて厳しく試されることになる。

  • シャルル・ルクレール F1外で新契約「ロレアル パリ」アンバサダーに就任

    シャルル・ルクレール F1外で新契約「ロレアル パリ」アンバサダーに就任

    シャルル・ルクレールが、F1の舞台を越えた新たなキャリアの一歩を踏み出した。フェラーリのドライバーであるルクレールは、フランスの大手ビューティーブランド「ロレアル パリ」のグローバルアンバサダーに就任したことを発表した。

    今回の契約は、単なる広告起用にとどまらず、ブランド価値との一致を重視したものだ。ルクレール自身も、この新たな挑戦を受け入れた理由について明確な言葉で語っている。

    ロレアルとの共通価値が決め手
    今回の発表は、2026年F1第4戦マイアミGPを目前に控えたタイミングで明らかになった。約1カ月のインターバルを経て迎えるレースウィークの直前ということもあり、注目度の高い発表となった。

    ローンチ映像の中でルクレールは、自身にとってロレアル パリが持つ意味について次のように語っている。

    「ロレアル パリのグローバルアンバサダーになれたことは本当に特別なことだ。僕の母は美容師だったから、家にはいつもロレアルの商品があった。広告もとても印象的で、ずっと記憶に残っている」

    さらにルクレールは、このパートナーシップの本質についても強調した。

    「僕にとって最も重要なのは、ロレアル パリと僕が共有している価値観だ」

    幼少期から身近にあったブランドとの結びつきが、今回の決断に大きく影響していることがうかがえる。

    F1ドライバーとしての影響力拡大
    今回の起用は、F1ドライバーの影響力がモータースポーツの枠を超えて拡大していることを象徴する動きでもある。すでに元チームメイトであるカルロス・サインツも同ブランドと長年にわたって協業しており、メンズ向けラインでキャンペーンに登場してきた実績がある。

    サインツは今回の発表を受け、ブランドの投稿に対して「ファミリーへようこそ」とコメントを寄せ、ルクレールの加入を歓迎した。

    F1という競技の枠にとどまらず、ライフスタイルやファッション領域へと活動を広げる流れは加速している。今回のルクレールの起用は、その象徴的な事例のひとつと言える。

  • シャルル・ルクレール F1予選の“勇気”消失を指摘「もう不可能だ」

    シャルル・ルクレール F1予選の“勇気”消失を指摘「もう不可能だ」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1におけるエネルギー管理の制約が、予選でのドライビングの本質を変えてしまっていると指摘した。とりわけQ3のアタックラップにおいて、これまで求められてきた“限界を超える勇気”が発揮できなくなっていると語っている。

    開幕からのオーストラリア、中国、日本の3戦では、メルボルンや鈴鹿といった“エネルギー不足”に陥りやすいサーキットにおいて、スーパークリッピングやリフト・アンド・コーストが不可欠となった。

    高速コーナー進入時にマシンが明確に減速する場面も見られ、予選の質そのものへの影響が議論されている。

    “限界を攻める価値”が失われた予選の変化
    ルクレールは、これまでのF1で最も価値のあったスキルのひとつが失われつつあると語る。それは、未知の領域に踏み込み、リスクを取って限界を引き上げるというドライバーの本能的な挑戦だ。

    「正直に言って、Q3では、少なくともマシンにもよるけど、コースに出てこれまで試したことのないことに挑戦したくなるものだ」

    「これまで一度も取ったことのないリスクを取る。それが僕たちのキャリアの中で最もやりがいのある部分だった。でも今はそれがもう不可能なんだ」

    「少しでも限界を超えたり、少しでもマシンが乱れたりすると、パワーユニット側でエネルギーを消費してしまう。そしてその代償を払うことになる」

    “勇気”よりも“安定”が報われる現行ルール
    現在のレギュレーション下では、ドライバーが積極的に攻めるよりも、安定してまとめる走りの方が結果につながりやすいとルクレールは指摘する。

    「現時点では、勇気を持ってこれまでやったことのないことに挑戦するよりも、一貫性のある走りの方が報われているように感じる。それは残念なことだし、予選を少し魅力の薄いものにしている」

    こうした状況については、すでにFIAおよび各チームの間でも問題として認識されており、マイアミGPを前にレギュレーションの見直しに向けた議論が続いている。

    「これは改善していく必要があることだと思うし、既知の問題でもある。FIAやチームが現状をそのまま受け入れているわけではない」

    「舞台裏では多くの作業が進められているし、解決策が見つかることを願っている」

    エネルギーマネジメントが支配する現在のF1において、ドライバーの“大胆さ”と“創造性”がどこまで許容されるのか。そのバランスを巡る議論は、今後のレギュレーション修正の焦点となりそうだ。

    Source: RacingNews365