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  • F1オーストリアGP決勝 ピレリ総括「ハード主体の2ストップ戦略が最速だった」

    F1オーストリアGP決勝 ピレリ総括「ハード主体の2ストップ戦略が最速だった」

    2026年F1第8戦オーストリアGPは、気温36度、路面温度55度という酷暑のレッドブル・リンクで行われ、タイヤマネジメントが勝敗を左右するレースとなった。

    優勝したジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ミディアムタイヤでスタートし、ハードタイヤへ2度交換する2ストップ戦略を採用。2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位キミ・アントネッリ(メルセデス)も同様の戦略を選択し、表彰台を獲得した。

    2ストップが予想通りの最速戦略
    レース前から最速と予想されていた2ストップ戦略が、そのまま勝利への方程式となった。

    シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、ピエール・ガスリーのみが3ストップ戦略を選択し、それ以外のドライバーは全員が2ストップを採用した。

    スタートタイヤはほぼ全車がミディアムコンパウンドを装着。カルロス・サインツJr.とガブリエル・ボルトレトだけがソフトタイヤでスタートした。

    上位4台はいずれも、ミディアムでスタートした後、ハードタイヤを2セット使用する同じ戦略を採用。ラッセルはフェルスタッペンに1.611秒差をつけて優勝し、アントネッリもフェルスタッペンから0.3秒あまり遅れた3位でフィニッシュした。

    この勝利によりラッセルはドライバーズランキング2位に浮上。一方でアントネッリは171ポイントでランキング首位を維持している。

    フェラーリは3ストップで勝負
    フェラーリは今回もライバルとは異なるアプローチを選択した。

    ルクレールとハミルトンは3ストップ戦略を採用し、終盤には燃料搭載量の軽い状況でソフトタイヤを使用。タイヤ性能は良好だったものの、2ストップ勢を逆転するには至らなかった。

    また、フェラーリ勢とガスリーはアンダーカットを狙って早めに最初のピットストップを実施した一方、オーバーカットを試みたドライバーたちは期待した効果を得られなかった。

    レース中盤にはサインツJr.のマシントラブルによるバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されたが、戦略全体への影響は限定的だった。アントネッリはやや早いタイミングでピットインしたため、VSC中のピットストップによるタイムメリットを十分に活用できなかった。

    ピレリ「タイヤ開発の成果が表れた」
    ピレリのモータースポーツディレクター、ダリオ・マッラフスキは、高温下でもタイヤが安定した性能を発揮したことを評価した。

    「今日のレースでは、2ストップと3ストップの両戦略で3種類すべてのコンパウンドが使用された。予想どおり、高い熱劣化のため1ストップ戦略は現実的ではなかった」

    「2ストップ戦略は、金曜日から各チームが保有していたタイヤセットの状況にも左右されたが、最終2スティントをハードタイヤで走る方法が最も効果的であり、表彰台の3人がそれを実践した」

    「フェラーリは今回も異なる戦略を試し、3ストップに加えてソフトタイヤも使用した。燃料搭載量が少ない条件もあり、ソフトタイヤは非常に良いパフォーマンスを見せた」

    「フェラーリ勢とガスリーはアンダーカットを狙って早めにピットへ入ったが、それ以外のチームは私たちが想定していたピットウインドウどおりに動いた。一方で、オーバーカットを試みたケースは期待した成果を上げられなかった」

    「サインツJr.によるVSCも戦略を大きく変えることはなく、影響を受けたとすれば、やや早めにピットへ入ったアントネッリくらいだ。ニュートラライズ中のピットストップによるタイムアドバンテージを十分に得られなかった」

    「これほど路面温度が高いコンディションにもかかわらず、グレイニングもブリスターも発生しなかった。これはピレリが進めてきたタイヤ開発がサーキットで確かな成果を上げていることを示している」

    オーストリアグランプリオーストリアGP

  • F1オーストリアGP決勝:ラッセル今季2勝目 フェルスタッペン猛追を退ける

    F1オーストリアGP決勝:ラッセル今季2勝目 フェルスタッペン猛追を退ける

    メルセデスのジョージ・ラッセルが2026年F1第8戦オーストリアGPを制し、今季2勝目、通算7勝目を飾った。終盤にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが猛烈な追い上げを見せ、さらにランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリも加わる三つ巴の優勝争いとなったが、最後まで首位を守り切ったラッセルがレッドブル・リンクで歓喜のチェッカーを受けた。

    アントネッリはスタート直後のミスやタイミングの悪いバーチャル・セーフティカー(VSC)に苦しみながらも終盤に驚異的なペースを披露。フェルスタッペンとの差を最終ラップまで削ったものの0.375秒届かず3位となった。それでもランキングでは40ポイントのリードを維持し、タイトル争いで主導権を握り続けている。

    猛暑のシュピールベルクで幕を開けた決勝
    気温・路面温度ともに高いコンディションとなったレッドブル・リンク。22台中20台がミディアムタイヤを選択し、ガブリエル・ボルトレトとカルロス・サインツJr.のみソフトタイヤでスタートした。

    ポールポジションのラッセルは完璧な蹴り出しを決めてホールショットを奪う。一方、4番手スタートのアントネッリはターン1で大きくコースアウト。その後もワイドランを繰り返し、序盤だけで3度もコース外へ飛び出す苦しい立ち上がりとなった。

    フェラーリ勢ではルイス・ハミルトンがシャルル・ルクレールを攻略して2番手へ浮上。予選クラッシュから巻き返しを狙うフェルスタッペンも着実に順位を上げ、序盤から優勝争いに加わった。

    フェルスタッペン対ハミルトン 激しい攻防
    レース序盤最大の見どころはフェルスタッペンとハミルトンによる2位争いだった。

    ターンごとにポジションを奪い合う激しい攻防が続き、一度はフェルスタッペンが前へ出るものの、ハミルトンがクロスラインで奪い返す場面もあった。

    フェルスタッペンは無線で「ペナルティものだ」と不満を漏らしたが、スチュワードは調査対象とせず。その後の再戦ではフェルスタッペンが完全に攻略し、2番手へ浮上した。

    この間にもラッセルは着実にリードを築き、一時は5秒以上の差を確保してレースをコントロールしていた。

    戦略を狂わせたVSC
    レース中盤、サインツJr.のウィリアムズがメインストレートでストップしVSCが導入される。

    だが、その直前にピットへ飛び込んでいたアントネッリは”無料”のピットストップを逃してしまう最悪のタイミングとなった。

    メルセデスのピート・ボニントンからはブレーキバランスの異常を知らされ、「ブレーキがどうなっている?」と無線で確認する場面もあった。

    それでもアントネッリは徐々にペースを取り戻し、ルクレールを攻略して3番手へ浮上。優勝争いへ復帰していく。

    F1 オーストリアGP 決勝 VSC

    ラッセル対フェルスタッペン 最終決戦
    2度目のピットストップ後、レースは新たな局面を迎える。

    フェルスタッペンは新品ハードタイヤで猛烈な勢いを見せ、ラッセルとの差を8秒、6秒、4秒と次々に縮めていく。

    一方でラッセルはタイヤマネジメントを優先しながらも冷静にギャップをコントロール。「彼らがスティントを延ばせば僕たちが危険になる」と無線で戦略を分析する余裕も見せた。

    残り5周では差は3.7秒。

    さらに背後ではアントネッリも自己ベストを連発し、フェルスタッペンとの差を一気に削り始める。

    最後の1周は三つ巴の攻防
    ファイナルラップ。

    ラッセルはフェルスタッペンの追撃を受けながらも一度もミスを犯さない。

    その一方でフェルスタッペンはミラーいっぱいに映るアントネッリへの対応にも追われることとなる。

    チェッカーではラッセルが1.611秒差で逃げ切り優勝。

    そのわずか0.375秒後ろではアントネッリがフェルスタッペンのDRS圏内まで迫ったが、あと一歩届かなかった。

    トップ3がわずか2秒以内に並ぶ今季屈指のフィニッシュとなった。

    マクラーレンとフェラーリは明暗
    オスカー・ピアストリは安定したレース運びで4位を確保。

    一方、フェラーリはハミルトンが5位まで巻き返したものの、ルクレールはタイヤに苦しみ8位。無線では「このタイヤは最悪だ」と不満を漏らすなど、苦しい週末となった。

    レーシングブルズはアイザック・ハジャーが6位、リアム・ローソンが9位、アービッド・リンドブラッドが10位と3台すべてが存在感を示した。

    トラブル続出の下位勢
    ウィリアムズはサインツJr.が電気系トラブルでリタイア。

    アストンマーティンはランス・ストロールがERSトラブルで戦列を離れ、フェルナンド・アロンソはピットレーン速度違反による5秒加算も響き18位に終わった。

    キャデラック勢はさらに深刻で、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタスともにブレーキのオーバーヒートで序盤リタイア。チームにとって厳しい一戦となった。

    ランキング争いは新たな局面へ
    この勝利でラッセルはドライバーズランキング2位へ返り咲き、タイトル争いへ再浮上した。

    しかしランキング首位のアントネッリも3位表彰台を獲得し、リードは40ポイントを維持。メルセデス勢がワン・スリー・フィニッシュを飾ったことで、タイトル争いは依然としてメルセデス勢が優位な構図となっている。

    F1はこのまま連戦となり、舞台は伝統のシルバーストンへ。次戦イギリスGPでは、勢いを取り戻したラッセルが地元優勝を狙う一方、フェルスタッペン、そしてランキング首位アントネッリとの三つ巴の戦いが再び注目を集めそうだ。

  • 2026年F1オーストリアGP 決勝:全22人ドライバーコメント

    2026年F1オーストリアGP 決勝:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第8戦オーストリアGP決勝後、各チームがドライバーコメントを発表した。

    優勝したジョージ・ラッセル(メルセデス)はポール・トゥ・ウインを喜ぶとともに、プレッシャーのかかるレースをチームとともに乗り切ったことを強調。2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はアップグレードの効果を評価し、優勝争いができた内容に手応えを示した。

    また、表彰台を獲得したキミ・アントネッリや、フェラーリ勢、マクラーレン勢をはじめ、中団・下位チームのドライバーもそれぞれ決勝を総括。タイヤマネジメントや戦略、アップグレードの効果、次戦シルバーストンへの意気込みなどについて語っている。

    1位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日の結果には本当に満足している。このサーキットで勝つのは決して簡単ではないし、レースの大半でプレッシャーを受け続けていた。特に最後のスティントは厳しかったので、ポールポジションを勝利につなげられたことは本当にうれしい。チームは戦略面で素晴らしい仕事をしてくれたし、レース全体をうまくマネジメントできるマシンを用意してくれた。こういうコンディションでは、余計なことを考えず、ただドライブに集中することが大切だと思うし、今日はそれをうまく実行できた。チームとしても大量ポイントを獲得できたことは素晴らしい。キミも見事な追い上げで再び優勝争いに戻ってきてくれたし、それがチーム全体の結果につながった。トップ争いは本当に僅差でライバルも強力だから、もっとパフォーマンスを見つけ続けなければならない。でも今は、この週末の成果を前向きに受け止めて、来週のシルバーストンに向かいたい」

    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は僕たちにとって本当にいいレースだった。最初の2周はすごく楽しかったし、レース前半は本当にクルマの感触も良くて楽しく走れた。その後は特にルイスとのバトルのあと、タイヤマネジメントが重要になった。途中でリアアクスルに何か問題が起きてペースを失ってしまい、最後まで勝負できなかった。振り返ればアンダーカットを選んでいれば前に出られたかもしれないし、タイヤのデグラデーションではジョージより優位だったと思う。それでも2位という結果には満足している。いいレースができたし、メルセデス相手にここまで戦えるとは思っていなかった。チームはアップグレードを投入するために本当に懸命に働いてくれたので、皆に感謝したい。期待以上の内容だったし、レースペースも予想よりずっと良かった。今朝マシンに乗り込んだ時は優勝争いができるとは思っていなかったので、こうしてトップ3で終われたのは本当にポジティブな結果だ」

    3位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「僕にとっては決して簡単なレースではなかった。最初のスティントは思うような内容ではなく、序盤はブレーキにも少し苦しんだ。その後はペースがかなり良くなり、再び優勝争いに戻ることができた。あと数周あれば最後は2位争いがもっと面白くなっていたと思う。まずは今日勝ったジョージにおめでとうと言いたい。特に最後のスティントでプレッシャーを受けながらも見事にレースをコントロールしていた。チームとして2台そろって大量ポイントを獲得できたのも素晴らしい結果だ。僕自身はまだ学ぶことがたくさんあるし、この週末はそれを改めて実感する機会になった。この経験をしっかり次に生かして、来週はさらに強くなって戻ってきたい。シルバーストンはいつも特別なサーキットだし、スプリントフォーマットでもあるので、最初のセッションからしっかり合わせていくことが重要になる」

    4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日のパフォーマンスには本当に満足している。いいレースができたし、この数週間で学んできたことを実践することができた。ペースは予想以上に良く、フェラーリと戦って上回ることができたのはチームにとって大きな収穫だった。今あるマシンの力を最大限に引き出せたと感じられるのは、とてもいいことだ。ただ、トップ3と継続的に戦うためには、まださらにペースを見つける必要がある。特定の弱点があるわけではなく、純粋なパフォーマンスとグリップを全体的に向上させる必要がある。これからも一歩ずつ改善を続け、この勢いを次の数戦につなげていきたい。今後の戦いが楽しみだ」

    5位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「本当に暑くて厳しいレースだった。いくつかいいバトルもできたし、レース序盤はチャンスがあるかもしれないと思っていた。チームはピットストップで素晴らしい仕事をしてくれたが、ストレートでまだ苦戦していることは明らかだったし、タイヤのデグラデーションも非常に大きく、それが最終的には厳しいレースにつながった。レース前から路面温度を考えると3ストップ戦略もあり得ると考えていた。結果がどう変わっていたかを断言することはできないが、今日の状況を考えれば、これ以上できることはあまりなかったと思う。シルバーストンまで1週間あるので、この週末に学んだことをすべて分析し、次戦で何ができるかを見ていきたい」

    6位:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「スタートには満足している。バルセロナよりも大きく改善できた。8番手スタートからかなりアグレッシブなレースになった。各スティントの終盤ではタイヤがかなり厳しくなっていて、おそらく僕にとって最速のレースではなかったけれど、それでも2つ順位を上げることができた。レースペースではアップグレードの効果をはっきり感じることができたし、今日はグリッドで2番目に速いマシンだったと思うので、とても満足している。まだマシンからすべてを引き出すには、もう少し自信を持って乗れるようになる必要があるけれど、今季ここまでで最高のレースカーだったし、その力を発揮してくれている。来週はもっと気温が低くなることを期待しているし、そうなればさらに競争力を発揮できると思う」

    7位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「全体的に見れば、今日はチームにとってまずまずの結果だったと思う。特にフェラーリの1台を上回ってフィニッシュできたことは良かった。ただ、今日は極端な暑さの中で誰にとっても難しいレースだった。オープニングラップで重要なトラックポジションを失い、その後のピットストップでも再び順位を落としてしまった。それが今日のレースでは非常に大きな要素になった。一度ポジションを失うと取り返すのは本当に難しいので残念な展開だったが、チームは最後まで集中を切らさず、最大限の結果を引き出してくれた。今回は他チームのようなアップグレードは投入しておらず、現時点ではマシンの性能がトップ勢に届いていないことも分かっている。それは改善に時間が必要な部分だ。シルバーストンへ向かう前にチーム全員で内容を振り返る。母国グランプリを迎えるのが今から楽しみだ。着実に前進しているし、1周目やピットシークエンスを改善できれば、次戦ではもっといい戦いができるはずだ」

    8位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「セットアップは昨年ここで使った方向性に近いものを選び、それは予選ではうまく機能した。しかし決勝ではあまり効果がなく、特にリアの挙動に苦しみ、かなりスライドする状況になってしまった。バルセロナではレースペースも非常に良かったので、アップグレードが機能していることは分かっている。今のF1マシンは非常に繊細で、セットアップが適正なウインドウに入っていないと大きな代償を払うことになる。その点については、今後さらに理解を深めて最適化していかなければならない。シルバーストンに向けてやるべきことはたくさんあるし、チームとしてもっと強い状態で戻ってこられることを願っている」

    9位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日は本当に暑かったけれど、全体としてはいいレースだった。タイヤのデグラデーションもほぼ想定どおりで、自分たちのプランどおりに進めることができた。最初のスティントではブレーキ温度がかなり高くなっていたが、数周後には落ち着いた。それからアービッドとの間でコミュニケーションミスもあり、ターン4で並んでレースをすることになった時は少し驚いたが、2回目のピットストップのあとにポジションを取り返すことができた。この週末はマシンが大きく前進し、レースを通してペースも力強かった。ダブル入賞という結果はチームにとって素晴らしいものだし、この勢いを維持していきたい。シルバーストンはスプリントウイークエンドなので、また大きなチャンスになるし、今からコースに戻るのが本当に楽しみだ」

    10位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「チームにとって再びダブル入賞を達成できたことは本当にポジティブなレースだった。僕自身は決して楽なレースではなく、低速コーナーでのブレーキングやハードタイヤ装着時に苦戦していた。もう少しうまく対応できた部分もいくつかあったので、それらはチームと一緒にしっかり見直していくつもりだ。今は来週のシルバーストンが本当に楽しみだ。F1で初めて迎えるホームレースになるし、とても特別な週末になるはずだ。チームはここ数戦でアップグレードを継続的に投入し、マシンのパフォーマンスを着実に向上させてくれている。この好調を維持したままシルバーストンへ行ければ、本当に最高だ」

    オーストリアGP 決勝

    11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は自分たちにできることはすべてやれたと思う。前を走っていたアルピーヌをオーバーテイクできたし、レースの大半ではかなりいいペースもあった。ただ、今週末のレーシングブルズは僕たちより速く、ポイント圏内に入ることはできなかった。ここ数戦とは違って、今日は大きな混乱やリタイアもなく、とてもクリーンなレースだったので、それを利用して順位を上げることもできなかった。全体として、この週末は持っている力をすべて引き出せたと思う。予選ペースも良かったし、ここへ持ち込んだパッケージも期待どおりに機能した。あとは前のグループとの差を少しずつ縮めていく必要があるし、そのために全力を尽くす。まずは来週のシルバーストンからだ」

    12位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「順位を上げるのがとても難しいレースだった。最初のスティントを長く引っ張ってアドバンテージを作ろうとしたが、多くのトラフィックや周回遅れの処理もあって、思い描いていた展開にはならなかった。振り返れば、もう少し早くピットインしていれば別のチャンスがあったかもしれないが、それは終わってからなら何とでも言えることだ。ポジティブだったのはレースペースだ。周囲のマシンと互角、あるいは場面によってはこちらの方が速いくらいだった。ただ、後方グリッドからのスタートでは、それを結果につなげるのは難しかった。シルバーストンに向けて今回の学びを持ち帰る。まったく性格の違うサーキットだし、僕自身も好きなコースなので、次戦ではもっといい位置で戦いたい」

    13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「理解しなければならないことが本当にたくさんあるレースだった。おそらく今季で一番厳しいレースだったと思う。グリップもマシンバランスも厳しく、タイヤのデグラデーションも非常に大きかった。そのためタイヤの摩耗が激しく、3ストップを強いられた。レース序盤はストレートでパワー系の問題も発生し、その影響でポジションを失った。その後はトラフィックに入ってしまい、クリーンエアでも十分なペースはなかった。とにかくデグラデーションが大きすぎた。バルセロナでは暑いコンディションでも日曜日は速かったので、今回もレーシングブルズに対して有利に戦えると期待していたが、そうはならなかった。改善すべき点は明確だし、チームもすぐに答えを見つけようとしてくれるはずだ。次はスプリントウイークエンドのシルバーストンなので、それまでにしっかり対応したい」

    14位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「厳しい一日だったし、ペースにも苦しんだ。スタートが本当に悪く、多くのポジションを失ってしまい、その後はずっと前に出られなかった。VSCには助けられた部分もあったけれど、レースを通して本当に遅かった。自分としてはベストを尽くしたが、アウディやレーシングブルズ、アルピーヌとはまったく勝負にならず、僕たちの方がかなり遅かった。今日は予想外の結果だったが、マシンバランスも今日は大きく崩れていて、どうしても改善できなかった。実際にマシンを運転して感じていたことを考えれば、この結果にもそれほど驚いてはいない」

    15位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「簡単な週末ではなかったし、全体としてペースもグリップも見つけることができなかった。いいバランスを見つけられず、レースも非常に長かった。路面温度も高かったため、特にリアタイヤに大きな負荷をかけることになった。新品タイヤではペースは良かったが、スティントが進むにつれて急激に落ち込み、スライドが増えるほどタイヤ温度も上がってしまった。普段は決勝の方が強いチームなので、なぜ今日はそうならなかったのかを理解する必要がある。スタートではブースト不足によって非常に悪い発進となり、オープニングラップから後方での戦いを強いられた。いくつかいいバトルもあったが、僕たちはもっと上位で戦いたいし、それを来週のシルバーストンで実現したい」

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「予想どおりの結果だ。マシンに問題があることは分かっているが、ポジティブなのは、この週末を通してチーム全員が全力を尽くしたことだ。持てる力を最大限に引き出したし、変更できるコンポーネントはすべて試した。それでも同じ問題に苦しみ続けている。スタートは素晴らしかった。チーム全員で懸命に取り組み、できる限り改善した成果が出た。スタートでは全員を上回る加速ができたし、オープニングラップではポイント圏内まであと少しというところまで行けた。レーシングブルズ勢とも戦えていたが、その後は周回遅れにされてしまい、本当に厳しかった。まずはマシンを正常な状態に戻すことが最優先だ。ダウンフォースが大きく不足していて、そのせいでタイヤを滑らせてしまう。最初の数周は何とか持ちこたえられるが、その後は次々と他車に抜かれてしまった」

    17位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体的に見て厳しい週末だった。ミッドフィールド勢と戦えるだけのペースがまったくなかった。タイヤのデグラデーションに苦しみ、中高速コーナーでもペース不足が目立ったので、次戦までに分析すべきことがたくさんある。現在はアップグレード投入までの間、あらゆる方向性を試しながらパフォーマンスを探っているところだ。シルバーストンには小規模なアップグレードパッケージを投入する予定で、それによってハースやレーシングブルズに近づけることを期待している。このアップデートが正しい方向への第一歩になることを願っている」

    18位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今週末も厳しいレースだったが、予想外のことではなかった。最後まで完走してデータを集め、オペレーション面でも改善を続けられたことには価値があった。この数週間でいくつかの面では前進できているし、アップグレードが投入される時に備えて、この流れを維持したい。来週はいよいよホームレースのシルバーストンだ。ファンの前で持てるものをすべて出し切りたい」

    リタイア:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はプラクティスよりもレースペースが良く、ライバルたちとの差も少し縮まっていた。いくつか変更を加えたことでマシンは運転しやすくなり、本来なら戦えないと思っていた相手とも争えていたので、それはポジティブな兆候だった。しかし残念ながらパワーユニットのトラブルによってマシンの電源が突然落ちてしまった。現時点で僕たちが望む競争力には届いていないことは明らかだが、シルバーストンでは小規模なアップグレードを投入する予定なので、それによって再び競争力を高められることを期待している」

    リタイア:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はマシンのフィーリングが良く、特に第2スティントではタイヤをうまくマネジメントしながら走ることができた。もともと他車と上位争いができる状況ではないことは分かっていたが、フェルナンドとのバトルは楽しかった。残念ながらERSに問題が発生した疑いがあり、リタイアするしかなかった。チーム全員にとって本当に厳しい時期だが、少しでも早くアップグレードを投入するために全員が懸命に働いている。辛抱強く取り組み続ければ、数戦後にはもっと上位で戦えるようになるはずだ」

    リタイア:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は本当に不運だった。トラフィックの中でブレーキがオーバーヒートしてしまい、リタイアせざるを得なかった。ウィリアムズ勢と十分に戦えるペースはあったし、実際にアレックス・アルボンをコース上でオーバーテイクしていたので、この結果は本当に残念だ。シルバーストンに向けて原因を徹底的に分析し、何が改善できるかを見極める必要がある」

    リタイア:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「ここはブレーキにとって最も厳しいサーキットのひとつであり、気温も非常に高かったので難しいレースになることは分かっていた。プラクティスでは多くの周回を走っても問題は見られなかったのに、決勝ではわずか2周でブレーキがオーバーヒートしてしまった。これで3戦連続リタイアとなり、チームとして最優先で解決しなければならない課題だ。もっと多くのレースを完走して学ぶ必要があるので、今後はそこに全力で取り組んでいきたい」

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    ・F1オーストリアGP 決勝 結果・タイムシート:ジョージ・ラッセルが優勝

  • F1オーストリアGP 決勝 結果・タイムシート:ジョージ・ラッセルが優勝

    F1オーストリアGP 決勝 結果・タイムシート:ジョージ・ラッセルが優勝

    2026年F1オーストリアGP 決勝の結果・タイムシート。6月28日(日)にレッドブル・リンクで2026年のF1世界選手権 第8戦 オーストリアグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はジョージ・ラッセル(メルセデス)。2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソは18位、ランス・ストロールがリタイアだった。

    ■ ラッセルがポール・トゥ・ウイン 今季2勝目を達成
    ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションから好スタートを決め、レースを通して首位を譲ることなく今季2勝目を飾った。終盤はマックス・フェルスタッペンが新品タイヤで差を詰めたが、ラッセルは冷静なレース運びでトップチェッカーを受けた。

    ■ フェルスタッペン猛追も2位 アントネッリは0.375秒差の3位
    フェルスタッペンは終盤にラッセルとの差を急速に縮め、勝利を懸けて最後まで追い上げを続けた。しかし逆転には届かず2位でフィニッシュ。一方のキミ・アントネッリも終盤にフェルスタッペンへ迫り、わずか0.375秒差まで接近したものの3位となった。

    ■ ピアストリ4位 ハミルトンとの攻防を制す
    オスカー・ピアストリはレース終盤までルイス・ハミルトンからプレッシャーを受けながらもポジションを守り切り4位を獲得。ハミルトンは3ストップ戦略で追い上げを見せたが5位に終わり、フェラーリ勢は表彰台獲得を逃した。

    ■ レーシングブルズがダブル入賞 ローソン9位 リンドブラッド10位
    レーシングブルズはリアム・ローソンが9位、アービッド・リンドブラッドが10位でフィニッシュし、2台そろってポイントを獲得。予選での好位置を生かした安定したレース運びで、中団勢との争いで貴重な結果を残した。

    ■ フェラーリは苦戦 ルクレール8位に終わる
    シャルル・ルクレールは序盤こそ上位争いに加わったものの、タイヤの消耗に苦しみ順位を落とした。終盤にはランド・ノリスにも先行を許して8位でチェッカーを受け、フェラーリは期待されたレースペースを発揮できなかった。

    ■ キャデラック2台を含む4台がリタイア
    セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスはブレーキのオーバーヒートにより序盤でリタイア。さらにカルロス・サインツJr.は電気系トラブル、ランス・ストロールはERSトラブルで戦列を離れ、高温コンディションの厳しいレースとなった。

    F1オーストリアGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス ― ― - 0 2
    2 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル +1.611 +1.611 ↑ 3 2
    3 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス +1.986 +0.375 ↑ 1 2
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン +21.809 +19.823 ↑ 3 2
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ +26.393 +4.584 ↓ 2 3
    6 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ +29.399 +3.006 ↑ 2 2
    7 4 ランド・ノリス マクラーレン +31.505 +2.106 ↓ 1 2
    8 16 シャルル・ルクレール フェラーリ +45.659 +14.154 ↓ 6 3
    9 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1L +40.471 - 0 2
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1L +3.696 - 0 2
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1L +11.285 ↑ 1 2
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1L +8.169 ↑ 2 2
    13 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1L +0.767 ↓ 2 3
    14 87 オリバー・ベアマン ハース 1L +23.426 ↓ 1 2
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1L +2.970 ↑ 1 2
    16 31 エステバン・オコン ハース 2L +32.962 ↓ 1 2
    17 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 2L +2.150 ↑ 1 2
    18 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 3L +53.220 ↑ 3 2
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン ― ― ↑ 3 2
    DNF 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ ― ― ↓ 3 1
    DNF 11 セルジオ・ペレス キャデラック ― ― ↓ 2 1
    DNF 77 バルテリ・ボッタス キャデラック ― ― ↓ 2 1
  • F1オーストリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1オーストリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2026年F1第8戦オーストリアGPは、メルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションからスタートする。しかし、レッドブル・リンクではポールポジションが勝利を保証するわけではない。

    高いタイヤデグラデーション(性能劣化)と路面温度55℃に達する酷暑が予想されるなか、決勝では2ストップ戦略が基本となる一方、状況次第では3ストップ戦略も有力な選択肢となる可能性がある。

    2ストップが本命 ハードタイヤ2セットが鍵
    ピレリのシミュレーションでは、最速戦略は「ミディアム→ハード→ハード」の2ストップとされている。

    この戦略では1回目のピットストップを17~24周目、2回目を44~52周目に行うのが理想とされる。

    この戦略を実行できるのはハードタイヤを2セット温存している7台で、偶然ではなく、その7台はいずれもグリッド上位7台を占めている。

    一方で、マックス・フェルスタッペンは異なる選択肢を残している。新品ハード2セットに加え、新品ミディアム2セットも温存しており、「ミディアム→ハード→ミディアム」の2ストップも選択可能だ。この戦略では18~24周目と44~50周目でのピットインが想定されている。

    同様の戦略はトップ10に入った他のレッドブル陣営のマシンにも用意されている。

    F1 オーストリアGP タイヤ戦略

    高温で3ストップ戦略も現実味
    10日前の予測では1ストップと2ストップの差はわずかだった。しかし現在は状況が大きく変化している。

    オーストリアは現在、ヨーロッパを襲う熱波の影響を受けており、決勝日は気温34℃、路面温度は55℃前後まで上昇する見込みだ。

    こうした高温条件ではタイヤ摩耗が大きく増加し、デグラデーションは前戦バルセロナ・カタルーニャGPとほぼ同水準になるとピレリは分析している。

    その結果、1ストップは現実的な選択肢からほぼ消え、3ストップが2ストップと互角、純粋な計算上ではわずかに速い戦略となっている。

    ただし、ピレリのモータースポーツディレクターであるダリオ・マラフスキは、交通状況など実際のレース要素を考慮すると3ストップは約5秒不利になると説明している。

    F1 オーストリアGP 持ちタイヤ数

    3ストップ戦略が現実味を帯びる最大の理由は、強力なアンダーカット効果にある。

    タイヤ劣化が大きいレースでは、新品タイヤへ早めに交換することで一気にポジションを奪える可能性が高まる。誰かが早めに動けば、それに対抗する形で各チームが次々とピットへ向かう「ピットストップ合戦」が始まる可能性もある。

    近年のレッドブル・リンクはオーバーテイクが多いサーキットだったが、今年は従来の3か所のDRSゾーンに代わってオーバーテイクモードが導入される。その効果は未知数であり、追い抜きやすさによって戦略も大きく左右されそうだ。

    F1 オーストリアGP タイヤパフォーマンス差

    アンダーカットが戦略を左右

    後方勢はソフトスタートも有力
    今年のC5ソフトタイヤは昨年より耐久性が向上しており、今週末はグレイニングやブリスターの兆候も確認されていない。

    そのため、2025年にニコ・ヒュルケンベルグが最後尾から9位まで追い上げたような「ソフト→ミディアム→ハード」の2ストップも魅力的な選択肢となる。

    この場合、1回目のピットは14~20周目、2回目は39~45周目が理想とされる。

    スタート時の高いグリップを生かせるため、後方グリッドだけでなく順位アップを狙うドライバーにとっても有効な戦略となる可能性がある。

    決勝は2ストップが基本戦略となる見通しだが、高温によるタイヤ摩耗、アンダーカット、オーバーテイクモードの効果など複数の要素が絡み合う。レース展開次第では3ストップへ切り替えるチームが現れ、戦略勝負がレース結果を大きく左右する一戦となりそうだ。

  • 2026年F1オーストリアGP 決勝スターティンググリッド

    2026年F1オーストリアGP 決勝スターティンググリッド

    2026年F1第8戦オーストリアGPの決勝スターティンググリッドが発表された。

    予選ではジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。Q3終盤にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン9でクラッシュする波乱が発生したものの、ラッセルは黄旗区間で適切に減速したことが確認され、ポールポジションが維持された。

    フロントローにはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並び、3番手にはルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続く。ランキング首位のキミ・アントネッリ(メルセデス)は4番手から決勝に臨み、クラッシュを喫したフェルスタッペンは5番グリッドを確保した。

    3列目にはランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢が並び、4列目にはアイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドとレッドブル陣営の3人がトップ10入り。11番手以下ではピエール・ガスリーがアルピーヌ勢最上位の11番手、アウディはガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグが12番手、14番手に並ぶ。

    一方、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが最後尾の21番手、22番手から追い上げを目指す。

    2026年F1オーストリアGP 決勝スターティンググリッド

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    4番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)

    13番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)

    決勝はレッドブル・リンクで71周にわたって行われる。ポールシッターのラッセルが今季4勝目を挙げるのか、それともフェラーリ勢やアントネッリ、5番手から巻き返しを狙うフェルスタッペンが優勝争いに加わるのか、大きな注目が集まる。

    【関連】
    ・F1オーストリアGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • F1オーストリアGP予選 ピレリ総括「2ストップ中心も3ストップに勝機」

    F1オーストリアGP予選 ピレリ総括「2ストップ中心も3ストップに勝機」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2026年F1第8戦オーストリアGP予選でポールポジションを獲得した。レッドブル・リンクで行われた予選Q3では1分06秒113を記録し、2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.2秒以上の差をつける圧巻の走りを披露した。

    3番手にはルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続き、ランキング首位のキミ・アントネッリ(メルセデス)は4番手。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は最後のアタックでアクシデントを喫したものの、最初のアタックタイムで5番手グリッドを確保した。

    ラッセルがソフトタイヤで最速タイム
    ラッセルは予選を通じてC5ソフトタイヤを使用し、4セットを投入。新品ソフトで臨んだ最後のアタックで最速タイムとなる1分06秒113を記録し、ポールポジションを手にした。

    単独アタックではソフトタイヤが最も高いパフォーマンスを発揮し、上位5人はいずれもフリー走行3回目からソフトタイヤを中心に予選への準備を進めていた。

    FP3でもラッセルが1分07秒096でトップタイムを記録。アントネッリは同じタイヤでの2回目のアタックで2番手タイムをマークし、ロングランでも好調さを見せた。

    予選日は気温36度、路面温度53度まで上昇する厳しいコンディションとなり、決勝でも同様の暑さが予想されている。

    ピレリ「2ストップが最有力」
    ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、決勝は2ストップ戦略が最も競争力の高い選択肢になるとの見方を示した。

    ミディアム(C4)とハード(C3)はロングランでほぼ同等のデグラデーション特性を示しており、グリップ面ではミディアムがわずかに優位だという。

    ミディアムスタートのチームは、ハードタイヤを2セット温存していれば、その2セットでレースを走り切る戦略が可能。一方でミディアムを2セット残している場合は、中盤をハード、終盤を新品ミディアムとするプランも考えられるとしている。

    オーストリアGP タイヤ

    ソフトスタートや3ストップも選択肢
    一部チームは土曜日のロングランでソフトタイヤもテストしており、スタート時の高いグリップを生かす戦略も検討されている。

    その場合は14~20周付近で最初のピットストップを行い、ミディアム、ハードへとつなぐ2ストップが想定される。

    さらにピレリは、ソフトスタートから全3種類のコンパウンドを使う3ストップ戦略にも可能性があると分析。シュピールベルクではアンダーカット効果が大きいため、早めのピットストップでライバルより先に動く戦略が有効になる可能性があるという。

    通常は交通の影響やオーバーテイクを考慮すると3ストップは2ストップより約2秒遅いと見積もられるが、クリーンエアを確保できれば逆に2ストップより速く走れる可能性もあると説明。マラフスキは、ハミルトンが同様の戦略で勝利を収めたバルセロナ・カタルーニャGPの例を挙げ、「リスクを取るチームが現れるかもしれない」と決勝の戦略戦を展望した。

  • 2026年F1オーストリアGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1オーストリアGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が今季4回目のポールポジションを獲得した。

    フェラーリ勢がフロントロウ争いを繰り広げ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はQ3でクラッシュを喫するなど、波乱を含んだセッションとなった。

    予選後には全22人のドライバーが、それぞれの結果やマシンの手応え、決勝への展望を語った。ポール獲得を喜ぶラッセルから最後尾に終わったアストンマーティン勢まで、予選順位順にコメントを紹介する。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日のポールポジションは本当に気分がいい。Q3最後のラップは信じられないような感覚だった。コーナーをひとつ抜けるたびにコンマ数秒ずつ縮めているのが分かり、本当に素晴らしいラップだった。セッション終盤のイエローフラッグがなければ、さらに速く走れたと思う。Q1とQ2は非常に接戦で緊張感があったが、Q3では本能のままにドライブすることだけに集中し、すべてがうまく噛み合った。この週末を通してマシンには自信を持てていたし、肝心な場面で結果を出せたことを本当にうれしく思う。トトとチームは常に大きな支えになってくれている。常にコミュニケーションを取り、その信頼があるからこそ、思い切って楽しみながら走ることができたし、今日はまさにそれができた。もちろん、今日は仕事の一部を終えただけだ。本番は明日であり、非常に接戦になるだろう。フェラーリもマクラーレンも速そうだし、マックスも必ず脅威になる。ミスなくレースを進め、あらゆるチャンスを最大限に生かす必要がある」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日はマシンのフィーリングが良かった。昨夜はこのコースで競争力を高めるために必要な改善を見つけるべく、チーム全員で懸命に作業した。ドライビング面ではQ3でクリーンなラップをまとめることを目標にしていたので、それが実現できて満足している。昨日の時点では予想していなかったフロントロウからスタートできるのはうれしい。チームはアップグレードを開発し、これほど短期間でマシンへ投入するという素晴らしい仕事を続けてくれている。もしレースで前に出るチャンスがあれば、必ずそれをものにして、チームにふさわしい結果を持ち帰りたい」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日の結果には満足している。特に昨日から改善できたことを考えればなおさらだ。チームは一晩かけて問題を分析し、適切な変更を加えてくれたおかげで、今日はマシンのフィーリングが大きく向上した。Q1からQ3まで、すべての進め方が素晴らしく、チーム全員が本当にいい仕事をしてくれた。僕たちは多くの小さな改善を積み重ねながら前進を続けている。アップデートされたパワーユニットもその一歩であり、ファクトリーのみんなが毎戦努力を続けて前進を支えてくれていることをうれしく思う。一緒に積み重ねてきた仕事を誇りに思うし、その成果が少しずつ表れ始めているのは励みになる。Q3最初のアタックでは自分のミスで少しタイムを失い、それが最後のアタックへのアプローチにも影響した。それでも全体としてはこの結果に満足しているし、これからもプッシュを続ける。オーストリアのファンのみんなにも感謝したい。毎年本当に素晴らしい応援とエネルギーを届けてくれる」

    4番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「ここまで本当に前向きな週末になっていて、セッションを重ねるごとにいいペースを見せられている。予選最後のラップも順調にまとまっていて、ジョージにかなり近いタイムを出せそうだった。それは自信にもなるし、自分にとって大きな学びでもある。マシンにはとても乗りやすさを感じているし、特にロングランでは非常にいいペースを見せられたので、明日に向けて良い土台ができている。高温コンディションと大きなタイヤデグラデーションで厳しいレースになるだろうから、そのマネジメントが重要になる。戦略の選択肢もいくつかあるので、前進しながら最大限の結果を目指したい」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「Q3でああいうことになってしまったのは残念だったけど、自分は大丈夫だ。予選では新品ソフトタイヤが3セットしかなく、Q3進出もかなり際どかったが、何とかうまくいった。Q2のラップはとても良かったし、Q3最初のアタックも力強い内容だった。ただ2回目のアタックではマシンが少しナーバスになり始め、ターン6で大きなオーバーステアが出た。そしてターン9ではリアグリップを大きく失って高速でスピンし、完全にコントロール不能になった。リアの損傷で空力性能を失ったことが原因で、あの状況ではどうすることもできなかった。本当に残念だが、現実的にはポール争いは難しかったと思う。それでもラップ自体は順調で、3番手は狙えたはずだ。今は明日に向けて切り替えるだけだ。マシンの損傷はそれほど大きくないので、大きな交換作業は必要ないことを願っている。優秀なメカニックたちを信頼している。レースペースにはここ数戦でいくつか課題があるので、明日どうなるか見てみたい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「全体としては良い一日だったし、6番手という結果も現状を考えれば悪くない。プラクティスのタイムを見るともっと期待したくなるが、シーズンを通して見ても前のマシンが強いことは分かっている。現実的には今の自分たちはこのあたりの位置にいるということだろう。ただ、このパッケージには自分たちの強みもあるし、それを最大限に生かせば明日は十分に戦える位置にいる。決勝は非常に暑くなり、タイヤのデグラデーションがバルセロナと同じように大きな要素になる。戦略やピットストップ次第でいろいろな展開が起こるはずなので、レースをうまくマネジメントし、チャンスを生かせれば良い結果を手にできると思う」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「7番手。この結果は現時点での自分たちの実力を正直に表していると思う。パッケージの性能は最大限引き出せたし、ランドとのタイム差も週末を通して本当にわずかだった。それだけマシンからほぼすべてを引き出せたということだ。ただ残念ながら、ライバルたちと比べると最後のわずかな速さが足りない。メルセデスには優位性があり、フェラーリも非常に速いので、改善すべきポイントは明確だ。決勝は暑くなり、タイヤマネジメントが極めて重要になる。レースペースも非常に接近しているので、一晩かけてデータを分析し、戦略面でできることを検討する。全力を尽くしてどこまで戦えるか挑みたい」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「FP2ではマシンのセットアップに満足できなかったが、FP3では最初のラップから良い感触があり、今日はもっと良い一日になるとすぐに分かった。予選の途中ではパフォーマンスが頭打ちになっていたが、最後のアタックに向けてうまく修正できたので満足している。チームはアップグレードを投入しながら本当にいい仕事をしてくれたし、自分もマシンの力を最大限引き出した。ただ肝心な場面でデプロイメントにいくつか問題があり、本来のポテンシャルを結果で示せなかった。今日はもっと上位に行けたと思うが、明日は戦略次第で面白いレースになるだろう」

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「ここまでは本当に良い週末になっているし、2台揃ってQ3に進出できた。全セッションを通してマシンのフィーリングは良く、サーキットでもファクトリーでもみんなが素晴らしい仕事をしてくれていることに満足している。今週末は多くのチームがアップグレードを投入してきたので厳しい戦いになることは分かっていた。それでも接戦を制して中団トップに立てたのは非常に良い結果だ。明日は暑くなり厳しいレースになる。バルセロナほどタイヤに厳しくはないかもしれないが、スライド量が多いためデグラデーションは依然として重要な要素になる。一晩かけて準備を進め、ポイント獲得に向けてベストな状態で臨みたい」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ポジティブな土曜日だった。チームは今回も本当に素晴らしい仕事をしてくれて、速く競争力のあるマシンを用意してくれた。2台揃ってQ3に進出できたのは素晴らしいチームの成果であり、みんなに大きな称賛を送りたい。最後のアタックも決して悪くはなかった。すべてを完璧にまとめられていればコンマ15秒ほど縮められたと思うが、週末序盤の状況を考えれば悪くないスタート位置だ。明日に向けても自信はある。再び高温になる見込みなのでタイヤデグラデーションが重要な要素になるだろう。ただ、バルセロナほど厳しくならないことを願っている」

    F1 オーストリアGP 予選

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当にベストな結果を目指していたが、接戦になることは分かっていた。Q1最初のラップが良かったおかげで、新品タイヤを1セット残したままQ2へ進むことができ、トップ10進出へ向けて最高のチャンスを作れた。Q2最後のラップも本当に良い出来で、フィニッシュラインを越えた瞬間には『これで突破できた』と思ったが、わずかに届かなかった。正直、これ以上大きくタイムを縮める余地はなかったと思うし、今週末のレーシングブルズは少し速かった。どちらか1台でも前で予選を終えられればボーナスだったと思う。それでも昨日から大きく前進できたことには満足しているし、マシンのフィーリングもかなり良くなったので明日に向けては楽観的だ。戦う相手はレーシングブルズであり、スタートで1台でも前に出たい。昨日のロングランではタイヤデグラデーションも悪くなかったし、自分たちは決勝で一段階良くなる傾向があるので、面白い戦いになるはずだ。ポイント争いができることを期待している」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は自分のラップにとても満足しているし、週末全体を通しても良い内容になっている。トップ10には届かなかったが、この予選ラップは理想に限りなく近いものだったと思うし、すべてのコーナーで見せたペースにも勇気づけられた。ここ数戦はマシンを快適なウインドウに入れられず苦労していたが、今回は違う方向性を試したことでうまく機能した。この週末に投入したアップグレードも自分たちに合っているようだ。ヒンウィルとノイブルク、そして現場のチーム全員が本当に懸命に働いてくれており、その努力が報われ始めているのを見るのはうれしい。これが正しい方向への一歩となり、この先も自信を積み重ねていきたい。今は明日のレースに集中し、自信を取り戻しながら前進していきたい」

    13番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「一方では自分のパフォーマンスには満足している。Q1では素晴らしいラップをまとめられたし、Q2でも同じような走りができたと思う。マシンからこれ以上引き出せるものはほとんどなかったし、それはドライバーとして満足できることだ。ただ、一番強い感情は悔しさだ。ここ5戦で最もマシンのフィーリングは良かったにもかかわらず、競争力自体は変わっていない。予選ではいつも、すべてが完璧に決まり、自分が最高のラップを走れれば奇跡的にQ3へ行けるかもしれないと思って挑んでいる。しかし今日は、それだけ完璧に近い仕事をしてもQ3にはまったく届かなかったことが明らかになってしまった」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「ここまでは厳しい週末になっている。このコースはタイム差が本当に小さく、予選ではマシンとのリズムを完全にはつかめなかった。こういうサーキットではそれだけで大きな違いになる。このコースはバルセロナほど自分たちに合っておらず、改善しなければならない点もまだ残っている。それでも明日に向けてはもう少し楽観的だ。ロングランのペースは予選よりも良かったし、高温コンディションではタイヤマネジメントと信頼性が重要になる。クリーンなレースができればチャンスはあるはずだ」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「チームが一晩でマシンの多くのパーツを交換してくれたおかげで、Q2進出を決めることができたラップは本当に良かった。ただ、まだ原因が分からないいくつかの問題を抱えていて、それについては詳しく調査する必要がある。明日のレースで大きな影響が出ないことを願っているし、チームならできるだけ早く解決してくれると信じている。本当に難しい状況だった」

    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日の予選は自分たちにとって良い結果ではなかった。Q2で競争力のあるラップをまとめることができず、本来のポテンシャルを示せなかった。午後は午前中よりマシンのフィーリングが改善し、バランスも少し良くなったが、限界を探ってプッシュすると依然として予測しづらい挙動があった。このコースではそれが必要であり、少しでも余力を残すことはできない。コースが短く各チームの差も非常に小さいので、思い切って攻めなければすぐに3~4ポジション落ちてしまう。最後のQ2アタックではターン1でよりスピードを持ち込もうとして大きくリアが出てしまい、コースアウトしてラップを中止した。最後のアタックを完了できず、もっと上位からスタートするチャンスを失ったのは残念だ。燃料を積んだレースではマシンの方が強さを発揮する傾向があるので、前の集団へ追いつきながら順位を上げたい」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「厳しい週末ではあるが、Q1最後のラップにはとても満足しているし、あと少しでQ2へ進めるところだった。ただ残念ながら純粋な速さが足りなかった。今週末はずっとグリップ不足とマシン重量に苦しんでおり、さらに暑さも加わって問題が重なってしまった。多くのチームがアップグレードを投入してきたこともあり、その差を強く感じている。この週末が底であり、シルバーストン以降は再び改善の流れに戻れることを期待している。明日のレースは厳しいものになると思うが、信頼性は常に重要な要素なので、チャンスがあれば最大限生かしたい」

    18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「悔しい土曜日になったが、今日はこれ以上できることはほとんどなかった。セッションごとに前向きな変更を加えることはできたものの、残念ながら純粋なペースが足りない。ターン1から4までは中団勢と戦えるが、高速コーナーでは差が大きく広がってしまう。これはバルセロナでも見られた傾向だ。FP3では一発の速さよりもロングランとレースペースに重点を置いたが、それでも今週末にはもう少し期待していた。ただ、この暑さによって自分たちの弱点がさらに露呈したと思う。ここはオーバーテイクのチャンスがあるサーキットなので、決勝では順位を取り戻せることを期待し、その機会を最大限に生かしたい」

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「昨日は走行時間を失った影響があり、今日は厳しい一日になったが、全体としては自分たちにできることは最大限やれたと思う。明日はタイヤデグラデーションが非常に重要で難しいレースになると分かっているので、今日はレース準備に重点を置いた。全体の差は非常に小さいが、自分たちには良いレースペースがあると感じているので、このアプローチが報われることを期待している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日はもう少し上を狙えたと思う。最後のアタックではチェコとの距離が近すぎてトラフィックの影響を受け、おそらくコンマ2秒ほど失ってしまった。昨日はいろいろな問題があったが、それでもアップグレードを機能させながらマシンを良い状態に持っていくことができた。中団との差を少しずつ縮めていかなければならないことは分かっている。明日は高温の中で厳しいレースになるが、どこまで戦えるか見てみたい」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「結果は予想どおりだったが、この週末を通しては前進できていると感じている。昨日のFP1から比べると、マシンの予測しやすさと一貫性は改善している。チームは改善できる部分に懸命に取り組んでくれており、明日に向けても引き続き準備を進めていく。厳しいレースになるだろうが、ここまで積み重ねてきた進歩には満足している」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はもう少し良い予選結果を出せた可能性はあった。Q1最後のラップでターン4でタイヤをロックさせてタイムを失い、そのままアタックを中止しなければならなかった。今シーズン開幕から抱えているのと同じマシンなので、自分たちの現状は理解している。それでもチーム全員が改善へ向けて努力を続けており、今はそこに全力を注いでいる。明日どこまで戦えるか見てみたい」

  • F1オーストリアGP予選 ハイライト動画:ジョージ・ラッセルが劇的ポール

    F1オーストリアGP予選 ハイライト動画:ジョージ・ラッセルが劇的ポール

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2026年F1第8戦オーストリアGP予選で劇的な逆転ポールポジションを獲得した。

    Q3終盤にマックス・フェルスタッペンがクラッシュする波乱のなか、ラッセルは黄旗区間をクリアしてトップタイムを記録。シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンを抑え、今季2回目のポールを手にした。

    予選はQ1から激しいタイム争いが展開され、キミ・アントネッリがトップタイムをマーク。一方でウィリアムズとアストンマーティンは2台揃ってQ1敗退を喫する厳しい結果となった。

    Q2ではフェラーリ勢が順調にQ3進出を決める一方、ピエール・ガスリーは突破までわずか0.04秒届かず11番手で敗退。マクラーレン勢やレーシングブルズ勢もトップ10入りを果たし、ポール争いはメルセデス、フェラーリ、レッドブルを中心とした接戦となった。

    Q3ではアントネッリが最初のアタックで暫定ポールに立ったが、最後のアタックでフェルスタッペンがターン9でクラッシュ。黄旗が提示されるなか、ラッセルが見事にラップをまとめて逆転ポールを獲得した。フェルスタッペンは5番手に終わり、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドがトップ10に続いた。

    フジテレビ Fチャンネルは、Q1からQ3までの見どころを収めたオーストリアGP予選のハイライト動画を公開している。

  • F1オーストリアGP予選:ラッセル逆転ポール フェルスタッペンのクラッシュで波乱

    F1オーストリアGP予選:ラッセル逆転ポール フェルスタッペンのクラッシュで波乱

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選でジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得した。Q3終盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がクラッシュする波乱が発生したが、ラッセルは黄旗区間をクリアして逆転し、今季2回目のポールポジションを手にした。

    フェラーリ勢も好調な走りを披露し、シャルル・ルクレールが2番手、ルイス・ハミルトンが3番手を獲得。メルセデスはキミ・アントネッリが4番手に入り、2台揃って上位グリッドを確保した。

    Q3最終アタックでは各車が自己ベスト更新を狙う中、フェルスタッペンがターン9でマシンのリアを失い、グラベルを横切ってバリアへ激突。セッション終盤は黄旗が提示される緊迫した展開となった。

    最初のアタック終了時点で暫定ポールだったアントネッリは、クラッシュ現場に遭遇したことでアタックを中止。一方、チームメイトのラッセルは黄旗区間で減速しながらもタイムをまとめ上げ、1分06秒113を記録した。

    これにより、直前まで首位だったルクレールを0.236秒上回り逆転。ハミルトンも3番手につけ、メルセデスとフェラーリがフロントローから2列目までを占める結果となった。

    フェルスタッペンは最後のアタック中、ターン9でマシンの挙動を乱してクラッシュ。タイム更新はならず5番手に終わった。

    マクラーレン勢はランド・ノリスが6番手、オスカー・ピアストリが7番手。レーシングブルズはアイザック・ハジャーが8番手、リアム・ローソンが9番手、アービッド・リンドブラッドが10番手でトップ10入りを果たした。

    Q2ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が最後にフェルスタッペンを脅かしたものの、わずか0.04秒届かず11番手で敗退。アウディ勢、ハース勢、そしてチームメイトのフランコ・コラピントが続いた。

    苦戦が続くウィリアムズはカルロス・サインツJr.が最終コーナーでスライドした影響もあり17番手。アレクサンダー・アルボンも18番手に終わり、2台揃ってQ1敗退となった。

    キャデラックは大型アップデートを投入したものの、セルジオ・ペレスが19番手、バルテリ・ボッタスが20番手と中団進出はならなかった。

    また、アストンマーティンも厳しい週末が続き、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手で最後尾に沈んだ。

    Q3でクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペン

    ■Q1:アントネッリ最速 ウィリアムズとアストンマーティンが苦戦
    Q1は気温33.4度、路面温度53.5度という厳しい暑さのなかでスタート。多くのトップチームはソフトタイヤ1セットで突破を狙う戦略を採用した。

    序盤はラッセルがトップタイムを記録したものの、ノリス、そしてアントネッリが次々と更新。アントネッリは1分07秒083を記録し、ノリスに約0.2秒差をつけてQ1最速となった。

    終盤はサインツJr.、コラピント、オコンらが最後のアタックに挑戦。コラピントはQ2進出圏内へ浮上した一方、サインツJr.は最終コーナーで大きくスライドしたことでタイムを失い、17番手で敗退した。

    アルボンも18番手に終わりウィリアムズは2台揃ってQ1敗退。キャデラックのペレス、ボッタス、アストンマーティンのアロンソ、ストロールも突破できず姿を消した。

    ■Q2:ガスリー0.040秒届かず フェルスタッペンは薄氷の突破
    Q2ではノリスが使用済みソフトタイヤで先陣を切り、ルクレールが1分07秒030でトップタイムを記録。その後、アントネッリが1分06秒763までタイムを縮め、再びセッション最速となった。

    一方、ラッセルは新品ソフトでのアタックを途中で中止してピットへ戻り、一時はノータイムという危機に陥る。しかし残り時間わずかとなったところで使用済みタイヤのまま再アタックを行い、4番手まで浮上して危なげなくQ3進出を決めた。

    最後のアタックではローソンとリンドブラッドがともにタイムを更新し、フェルスタッペンは10番手まで後退。ガスリーも自己ベストを連発して猛追したが、フェルスタッペンに0.040秒届かず11番手となり、惜しくもQ3進出を逃した。

    ■Q3:フェラーリ躍進もラッセルが劇的逆転 フェルスタッペンはクラッシュ
    Q3最初のアタックではフェルスタッペンが1分06秒475を記録してトップに立ったが、その後アントネッリが1分06秒414で逆転。ラッセルも0.043秒差につけ、メルセデス勢が主導権を握った。

    一方、ハミルトンは最初のアタックでコースアウトし、タイムを記録できないまま最後の1周勝負を迎えることになった。

    最終アタックではハミルトンが一時トップに立った直後、ルクレールがそれを更新して暫定ポールを獲得。しかし、その直後にフェルスタッペンがターン9でリアを失ってクラッシュし、黄旗が提示される波乱となる。

    クラッシュ現場に最初に到達したアントネッリはダブルイエローと判断してアタックを中止。一方、後方を走っていたラッセルは減速しながらも走行を続け、1分06秒113を記録して逆転ポールを獲得した。

    ラッセルのラップは黄旗区間通過のため審議対象となったが、FIAは現場がシングルイエローだったと判断。ラッセルは約100mにわたってアクセルを緩め約0.15秒を失っていたことも確認され、さらなる調査は行われずポールポジションが正式に確定した。

    F1 オーストリアGP 予選トップ3

    ジョージ・ラッセル「黄旗では大きく減速した」
    ポールポジションを獲得したラッセルは、黄旗区間で十分に減速していたことを強調した。

    「イエローフラッグは見えていた。大きくアクセルを戻していて、その時点ではコンマ5秒リードしていたけど、通過した時にはコンマ25秒まで縮まっていた。だから問題ないはずだ。あのラップを決められて本当に特別な気分だ」

    シャルル・ルクレール「フロントローは予想外だった」
    2番手を獲得したルクレールは、ここ数戦の苦戦を踏まえ、予想以上の結果だったと喜びを語った。

    「今日の結果にはかなり満足している。ここ数戦は厳しい週末が続いていたから、とにかくクリーンな予選をまとめたかった。正直に言えば、予選が始まる前はフロントローを獲得できるとは思っていなかった。本当に驚いている」

    ルイス・ハミルトン「フェラーリの努力が報われた」
    最後のアタックだけで3番手を獲得したハミルトンは、チーム全体の成果を称えた。

    「フェラーリが2番手と3番手を獲得できたのは本当に素晴らしいことだ。ファクトリーで懸命に働いてくれている全員の努力が結果として表れたと思う」

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