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  • MotoGP | 第2戦 アルゼンチンGP 予選:マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP | 第2戦 アルゼンチンGP 予選:マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPの公式予選が3月30日(土)、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温27度、路面温度39度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分38秒304をマーク。昨年10月の第17戦オーストラリアGP以来4戦ぶり、当地では17年以来2年ぶり5度目、最高峰クラスで53度目、キャリア通算81度目となるポールポジションを奪取した。

    2番手には0.154秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が昨年11月の最終戦バレンシアGPから3戦連続の1列目を確保すれば、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は0.164秒差の3番手に入り、3戦連続の1列目を獲得した。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は0.241秒差の4番手。ジャック・ミラー(プラマック)、フランコ・モルビデリ(ヤマハSRT)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)が続き、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ))は8番手。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1を1番手で通過し、0.734秒差の9番手。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ポル・エスパルガロ(KTM)、ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)がトップ12入りした。

    2019年 MotoGP 第2戦 カタールGP 予選

    Pos. No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分38秒304
    2 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分38秒458
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分38秒468
    4 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分38秒545
    5 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分38秒548
    6 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分38秒886
    7 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分38秒897
    8 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分38秒955
    9 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分39秒038
    10 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分39秒093
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分39秒489
    12 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分39秒520
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分39秒288
    14 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分39秒298
    15 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分39秒331
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分39秒384
    17 63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング 1分39秒387
    18 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分39秒571
    19 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分39秒605
    20 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分39秒978
    21 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分40秒053
    22 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分40秒118
  • MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    初日はマーベリック・ビニャーレスがヤマハトップの3番手、バレンティーノ・ロッシは6番手
    フリープラクティス第1セッションでは苦戦したMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシだったが、第2セッションではハードワークが功を奏し、それぞれ総合3番手と6番手を獲得した。

    午前中に行われたフリープラクティス第1セッションでマーベリック・ビニャーレスは、決勝に向けて準備を行いながら少しずつペースを上げてゆく作戦。ホイールスピンを軽減するために様々なタイヤスペックとセッティングを試すなかで、トップから1.830秒差の1分41秒657でセッションを終えた。

    第2セッションでも持ち前の根気強さを見せたマーベリック・ビニャーレスは、ほとんどの時間をセッティングに集中したが、セッション終盤にタイムアタックを開始して1分39秒台に入れて3番手へ浮上した。その後も他のライダーがペースを上げるとすぐに反応し、最終的には1分39秒345で3番手を獲得した。トップとの差は0.164秒だった。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシも、第1セッションではタイムアタックよりセッティングを優先しながら、トップに1.00秒差の1分40秒827で10番手。第2セッションではおもにコースレイアウトに合わせてマシンバランスの調整に取り組み、終盤のタイムアタックでは混雑を避ける作戦で1分39秒441をマークし、6番手で初日を終了した。

    ファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが5・9番手と好調にスタート
    第2戦アルゼンチンGPのウイーク初日、PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは第1戦カタールGPと同様、好調なスタートを切った。MotoGPマシンで同コースを初めて走ったファビオ・クアルタラロが5番手、チームメイトのフランコ・モルビデリが9番手を獲得。21人ものライダーが1秒以内にひしめく僅差の戦いとなったが、ともに現時点でQ2進出可能なポジションにつけた。

    フランコ・モルビデリはフリープラクティス第1セッションの序盤で2番手とすると、その後4番手にポジションを下げたが、1分40秒319の好タイムでセッションを終了。一方、1分40秒676をマークし8番手で第1セッションを終えたファビオ・クアルタラロは、第2セッションでベストタイムを1秒以上短縮。セッション終盤ではポジションアップを目指してペースを上げ、全21ラップ中19ラップ目で1分39秒357を記録して総合5番手。フランコ・モルビデリも1分39秒503へ更新し、総合9番手でトップ10入りを果たした。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合3番手/1分39秒345)
    「今日の印象は悪くありませんが、このコースは前回のカタールとはまったく違っていて、とくに路面の状態が異なるためタイヤの動きが違ってくるのです。マシンの状態もまだ完璧とは言えないので、今日のデータをすべて記録し、さらにハードワークを続けなければなりません。おもにリアについてですが、カタールではグリップが十分にありましたが、ここでは苦戦しています。このように問題解決が要求される状況でしたが、午前中に比べて午後は格段に走りやすくなったように、よい仕事ができたと思っています。優勝を目指すなら1分39秒台中盤をキープしなければなりません。明日もベストを尽してハードプッシュを続けポールポジションを狙います」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合6番手/1分39秒441)
    「常に速さをキープし、よい仕事ができました。午前中のセッションは、ユーズドを含めておもにタイヤのテストに取り組みました。そして午後からはそれ以外のことを試み、最後にタイムアタックを行いました。トップからコンマ2秒差の6番手ですから、初日としては悪くない結果だと思っています。決勝までには、まだたくさんの仕事が残っていますが、チームとともに順調に進めており、うまく乗れていることに満足しています。速いライダーが大勢いるので、しっかり集中してトップ10を確実にすることが重要です」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「初めは少し難しい状況でした。午前中のセッションではホイールスピンに悩まされ、とくにビニャーレス選手は深刻でした。この問題を解決するために今日は多くの時間を費やすこととなってしまいましたが、第2セッションの終盤には、ふたりともフィーリングをつかめるようになってQ2進出のポジションまでタイムをあげることができました。しかしラップタイムは非常に接近しています。大勢が急激にタイムを短縮してきているのです。このため私たちも全力でプッシュを続けなければなりません。改善できるところがまだ残っているので、それを追求しさらにペースアップを狙います。リアタイヤについては、決勝で使いやすく、耐久性のあるものをチョイスしたいと思っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合5番手/1分39秒357)
    「MotoGPマシンでこのサーキットを走った最初の印象はとてもよいものとなりました。実は、もっとコースが汚れているだろうと思っていましたし、カタールのときとは違って、事前にテストをしていなかったのでかなり難しくなると予想していたのです。ところが最初からよいフィーリングをつかむことができました。最後の数ラップではみながタイム更新を目指していたので、私も置いていかれないよう懸命にがんばりました。コンディションも完璧だったので、今日の仕事には満足しています。このあとは明日の作業に集中しなければなりません。予選は厳しい戦いになります。よいグリッドを目指すなら、限界ギリギリまでプッシュしなければならないでしょう」

    フランコ・モルビデリ (フリー走行総合9番手/1分39秒503)
    「YZR-M1でこのコースを走るのは今日が初めてですが、フィーリングはとてもよかったです。気持ちよく乗れましたし、楽しむことができました。タイムシートを見ると非常に接近していて、このなかでトップ10に入れたことは評価できると思います。2日目に向けてよい位置につけることができたのはうれしいですが、まだ改善の余地が残っているので、様々な要素について作業を続けていきます。とくにリアを調整してスピードを上げていくことが目標です。このサーキットはコンディションが日に日に変わり安定しないので、今日のタイムは重要になるでしょう。明日のフリープラクティスと予選で、どんな状況になっても対応できるように準備します」

  • MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPのフリー走行は、トップから1秒差に21台という大接戦となり、大会2連覇を狙うカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が4番手、FP1でトップタイムをマーク、FP2でも最後のアタック合戦になるまで首位につけていたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が8番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が10番手と、FP1から好調だった3選手が着実にセットアップを進めた。

    その大接戦の中で、Honda勢トップの4番手につけたカル・クラッチローは、1分40秒台で連続ラップを刻み、順調にセットアップを進めた。課題はコーナーの進入の安定性だが、今季初優勝と大会2連覇に向けて、2日目のフリー走行と予選で課題の解消に取り組む。

    昨年、圧倒的な速さを見せながらノーポイントに終わっているマルク・マルケスが、今年はその雪辱と大会3度目の優勝に挑む。昨年の大会は不安定な天候の中でスタート進行が混乱し、その混乱の中でマルケスはグリッド上でエンジンが止まり、その後のスタート進行の違反でライドスルーのペナルティーで大きくポジションを落とした。さらに、追い上げ途中に他車と接触したことでタイム加算のペナルティーを科せられ、ノーポイントに終わった。しかし、このサーキットで圧倒的な速さを見せるマルケスは、FP1、FP2とロングランに集中し、安定したラップを刻んだ。初日のポジションは8番手だが、1分39秒台で連続ラップを刻み、16年以来、3度目の優勝に向けて、すばらしい内容で初日を終えた。

    開幕戦カタールGPで9位でフィニッシュの中上貴晶が、今大会もまずまずのスタートを切った。FP1は11番手、大接戦となったFP2では1秒以上タイムを短縮して、ポジションを一つ上げた。予選ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選ではカタールGPの9番手をしのぐベストグリッド獲得に挑む。

    Repsol Honda Teamで2戦目を迎えるホルヘ・ロレンソが、グリップの悪い路面に苦戦して21番手。厳しいスタートになった。しかし、トップとの差は1秒差以内。2日目のタイム短縮とポジションアップに期待される。

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今日はいい日になりました。しかし、マシンのセッティングは、まだ完ぺきではありません。明日は、もっといろいろなことを試す予定です。今日はコーナーの進入に苦しんでいますが、全体的にはいい感触で、いいラップタイムを刻めています。初日から速さもあり、ポジションもよく、ポジティブな一日でした。チームとHRCは、いい仕事をしています。明日の予選が楽しみです。いい結果を出せることを願っています」

    マルク・マルケス(MotoGP 8番手)
    「今日は全体的にとても満足しています。FP1では速さがあり、FP2はいい形でセッションを進めることができました。今日、予定していたことは、すべて消化できました。決勝に向けて、いいペースとリズムを見つけることに集中しました。昨年と同じスタイルで仕事をしています。路面コンディションが変わり続ける中、集中してセットアップに取り組むことができました。もちろん優勝を目指し、全力を尽くします」

    中上貴晶(MotoGP 10番手)
    「初日をトップ10で終えることができました。今日も予選のようなアタック合戦となりましたが、明日のFP3は、さらに厳しい戦いになると思います。しっかりトップ10をキープし、ダイレクトでのQ2進出に挑みたいです。今日は路面のコンディションがよくありませんでした。そのためリアタイヤのグリップに苦戦しましたが、FP1、FP2ともに安定したタイムで走行できたのはよかったと思います。明日はさらにコンディションがよくなり、タイムもさらに上がると思いますが、自分たちのできることをしっかりやってベストグリッド獲得に挑みたいです。今日はトップから1秒差以内に21台という本当に厳しい戦いでした。ちょっとでもミスをすると大きくポジションを下げることになるので、気を緩めることができません。明日は、いいグリッドから決勝に進めるように全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 21番手)
    「このサーキットは、これまでも、あまりうまく走ることができませんでした。その理由は、グリップが悪く、非常に滑りやすいサーキットだからです。今日は、トップから遅れているタイムを取り戻そうと努力しました。ポジションはよくありませんが、トップとは1秒差以内です。FP1、FP2でかなり前進できました。集中力を維持して、引き続きがんばります」

  • MotoGP | 第2戦 アルゼンチンGP:A.ドヴィツィオーゾが初日首位

    MotoGP | 第2戦 アルゼンチンGP:A.ドヴィツィオーゾが初日首位

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPのフリー走行が3月29日(金)にアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が今季初のトップタイムをマークした。

    気温25度、路面温度32度のドライコンディションの中、アンドレア・ドヴィツィーゾは1分39秒181をマーク。昨年10月の第15戦日本GP以来となる初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.009秒差でジャック・ミラー(プラマック)、3番手には0.164秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハSRT)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がトップ5入り。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は0.260秒差の6番手、アレックス・リンス(スズキ)が7番手。以下、マルク・マルケス(ホンダ)、フランコ・モルビデリ(アマハSRT)が続いた。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は0.448秒差の10番手。アンドレア・イアンノーネ(アルリリア)が11番手、ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は0.978秒差の21番手だった。

    2019年 MotoGP 第2戦 カタールGP フリー走行2回目

    Pos. No. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分39秒181
    2 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分39秒190
    3 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分39秒345
    4 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分39秒346
    5 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分39秒357
    6 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分39秒441
    7 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分39秒451
    8 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分39秒497
    9 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分39秒503
    10 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分39秒629
    11 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分39秒654
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分39秒697
    13 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分39秒740
    14 63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング 1分39秒799
    15 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分39秒946
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分39秒951
    17 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分39秒956
    18 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分39秒995
    19 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分40秒006
    20 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分40秒110
    21 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分40秒159
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分40秒752
  • MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    2019年のMotoGP 第2戦 アルゼンチンGPが、3月29日(金)~31日(日)までの3日間、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの北東約1,200kmに位置するアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われる。当地での開催は今年で6回目となる。

    テルマス・デ・リオ・オンドは、サンティアゴ・デル・エステロ州の州都サンティアゴ・デル・エステロから約65kmに位置し、温泉が出ることから、アルゼンチン国内ではスパリゾート地として知られている。また、このサーキットからはアンデス山脈の雄大な景色を望むことができる。

    アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドが完成したのは2008年。その後、13年に大幅な改修が行われ、同年8月には初の世界選手権となる世界ツーリングカー選手権(WTCC、現WTCR)が開催された。そして、翌年の14年4月には、ロードレース世界選手権(WGP)が初めて開催された。

    初開催の14年の決勝日は5万2,749人(3日間の合計で12万5,961人)。15年は5万234人(同合計で13万360人)。16年は5万1,535人(同合計で13万6,969人)、17年は6万1,223人(同合計で16万7,398人)、18年は6万3,305人(3日間:17万1,604人)と観客数は着実に増加している。

    テルマス・デ・リオ・オンドは人口2万5,000人の小さな街だが、アルゼンチンGPには毎年大勢のファンが詰めかけ、この国の一大イベントの一つに成長し、地元の経済発展に寄与している。

    そのため、ファンはもちろんのこと、レース関係者にとっても宿泊施設などを確保するのが非常に難しい大会の一つ。宿泊施設を確保できないファンたちが夜を徹してお祭り騒ぎを楽しむイベントとなっている。

    アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、ほぼ平坦な土地に作られた一周4.806kmのコースで、メインストレートが1.076kmと長く、中高速コーナーが続くシンプルなレイアウトとなっている。

    アルゼンチンGPのスタートは、ブエノスアイレス郊外のアウトドローモ・オスカル・ガルベスで1961年に初めて開催され、99年まで断続的に計10回開催された。テルマス・デ・リオ・オンドに舞台を移してから今年で6年目となり、アルゼンチンGPは通算16回目の開催となる。

    テルマス・デ・リオ・オンドに舞台を移した過去5年間では、3年連続(通算5回)チャンピオンのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選では14年から17年まで、4年連続でポールポジション(PP)を獲得している。昨年は不安定な天候の中で6番手と初めてPPを逃したが、コース攻略という点では、ライバルを圧倒してきた。

    決勝でも、14年、16年は優勝したが、15年は他車と接触して転倒リタイア、17年も転倒リタイアに終わっている。いずれも優勝争い、もしくはトップを快走していながらの転倒という悔しい結果だった。そして昨年は、混乱したスタート進行の中で、スタート方法に違反があったとしてライドスルーのペナルティーを科せられた。そのため、ほぼ最後尾となる19番手までポジションを下げたあと、すばらしい追い上げをみせて5番手まで浮上したが、他車との接触でタイムが加算されるペナルティーで18位、ノーポイントという悔しい結果だった。

    こうして過去5大会で圧倒的なスピードを見せてきたマルケスだけに、今年は3年ぶり3回目の大会制覇の期待が寄せられる。開幕戦カタールGPでは、優勝争いを繰り広げての2位。今大会も、優勝を目指すことはもちろんだが、表彰台獲得を目標に戦う。

    チームメートでRepsol Honda Teamで2戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、今季初表彰台、初優勝に挑む。ロレンソは、ウインターシーズンのトレーニング中に左手を負傷、そのために2月のマレーシアテストをキャンセル、2月下旬のカタールテストだけで開幕戦カタールGPに挑んだ。初日は快調なスタートを切ったが、2日目のフリー走行で転倒を喫し、その影響で予選グリッドは15番手、決勝は後方グリッドから追い上げて13位でフィニッシュした。ロレンソは、ウインターテストで負傷した左手に加え、開幕戦カタールGPの転倒でろっ骨を痛めたが、この2週間のインターバルで、左手とろっ骨は順調に回復した。アルゼンチンGPでは、14年大会の3位以来となる2度目の表彰台獲得を目指す。

    昨年の大会を制しているカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、開幕戦カタールGPからの2戦連続表彰台と大会2連覇に挑む。クラッチローは、昨年10月のオーストラリアGPのケガのために、ウインターテストは十分ではなかったが、RC213Vのセットアップが順調に進み、開幕戦カタールGPでは3位でフィニッシュ。カタールGP初表彰台を獲得して絶好のシーズンのスタートを切った。今大会はシーズンを通して得意とするサーキットの一つ。今年はHondaライダーとして6年目のシーズンとなるが、15年の3位、17年の3位、昨年の優勝に続き、アルゼンチンGP4回目の表彰台獲得を目指す。

    MotoGPクラスで2年目のシーズンを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、開幕戦カタールGPで9位でフィニッシュ。順調なスタートを切った。今年は、ウインターテストから好調で、開幕戦の目標はトップ10入りすることだった。予選ではベストグリッドとなる9番手につけ、決勝でもトップグループを視野に9位でフィニッシュした。昨年の最終戦バレンシアGPでベストリザルトの6位でフィニッシュ。以来、スペインのバレンシアとヘレス、年明けのマレーシアとカタールテストでつねにトップ10入りを果たしてきた。昨年のアルゼンチンGPでは、MotoGPクラス初ポイント獲得となる13位でフィニッシュ。今年は2戦連続シングルフィニッシュとベストリザルト獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合2位)
    「カタールGPでは、いいスタートを切って、最後までバトルすることができました。アルゼンチンGPでも、いいレースをして、なるべくたくさんのポイントを獲得することが目標になります。カタールGPが終わってから、アルゼンチンGPまで2週間のインターバルがありました。この2週間の間には、モトクロスのトレーニングに戻ることができました。体調もよくなっています。今回のレースは自信があります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合3位)
    「優勝したことがあるサーキットは、得意なサーキットだと思われがちですが、それほど単純ではありません。アルゼンチンのサーキットは好きですが、昨年は普通とは違う状況でした。スタートの混乱とその後のペナルティーなどがなければ、マルクが勝っていたと思います。昨年のレースでは、MotoGPではなにが起きるか分からないということが証明されました。気持ちを新たにし、先入観を持たずアルゼンチンに向かいたいです。そして、さらにポイントを獲得したいと思います。すべてのレースで優勝を目指しています。今回もベストを尽くします」

    中上貴晶(MotoGP 総合9位)
    「カタールGPが終わり、すぐにスペインへ移動しました。アルゼンチンGPに向けて、バルセロナで一生懸命トレーニングをしました。昨年のアルゼンチンGPでは、MotoGPクラスで初ポイントを獲得しました。また、チームメートのカル・クラッチローがそのレースで優勝しました。すばらしい思い出があります。好きなサーキットです。僕のライディングスタイルに合うレイアウトです。カタールGPはすばらしいレースになりました。今大会もとても楽しみにしています。トップ10に入れるようにがんばります。もしかしたらトップ6かトップ7争いができるかもしれません。それが今週末の目標です」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合13位)
    「カタールでは、思っていたような結果を出すことができませんでしたが、ポテンシャルの高さを見せることはできたと思います。アルゼンチンではさらにマシンを改善できればと思います。2週間の休みの間は、手首と、ろっ骨の回復に専念しました。 手首はかなりよくなり、ろっ骨もかなり痛みが取れました。これまでアルゼンチンはあまりいい結果を残していません。しかし、今年はHondaが新たなチャンスを与えてくれると感じています」

  • MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、アルゼンチンGPに戦略あり
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは今週末、Termas de Río Hondo Circuitで第2戦アルゼンチンGPを迎える。

    開幕戦のカタールGPでは、グリッド14番手からのスタートにもかかわらずウイナーにわずか0.6秒差まで迫る大健闘を見せたバレンティーノ・ロッシ。

    このときの激しいバトルでレースへの情熱がより一層、燃えあがっており、今回もまたトップ争いへのチャレンジを目指している。

    バレンティーノ・ロッシは中南米でも大人気。サーキットに詰めかける大勢のファンに2年ぶりの表彰台をプレゼントしたいところ。過去には2015年に優勝、2016年と2017年は2位を獲得しているが、昨年はハーフウエット、ハーフドライの難しいコンディションに苦戦した。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはカタールでは思うような結果を残すことができなかったが、良い思い出のあるここアルゼンチンで好調を取り戻すべく士気を高めている。

    2年前にはここでシーズン2勝目を達成。昨年は苦しみながらも5位に入って貴重なポイントを持ち帰っている。今年は再び表彰台の頂点に立つことが最大の目標だ。

    Termas de Río Hondo Circuitは全長4.8km。MotoGPを開催するようになったのは2014年からだが、その2年前に改修工事が行われ、中南米で最も近代的で最も安全なサーキットに生まれ変わっている。高速コーナー(左コーナー5、右コーナー9)と1,076mのロングストレートを持つレイアウトがエキサイティングなオーバーテイクを可能にし、アルゼンチンのファンを魅了する。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team、南アメリカでの戦いに向けて
    カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕戦を終えたMotoGP World Championshipは今週末、地球の裏側へ移動して第2戦を迎える。舞台はアルゼンチンのTermas de Río Hondo Circuit。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは、初戦で発揮した好調ぶりをそのままに自信を持って臨む。

    開幕戦では多くの時間帯でトップグループに加わる活躍を見せ、11位を獲得したフランコ・モルビデリ。アルゼンチンのサーキットとの相性は良く、2017シーズンにはMoto2で優勝、MotoGPにステップアップした昨年は2ポイントを手中にしている。

    一方のファビオ・クアルタラロはMotoGPデビュー戦となった前回、Q2でスピードをアピールしてルーキーとしては2008年以来最高の5位を獲得する快挙。しかし決勝ではグリッド上でのアクシデントによりピット・スタートとなり、最後尾からの追撃を強いられることに。厳しい状況のなか懸命の走りで16位まで挽回したファビオ・クアルタラロは、ポイント獲得こそならなかったもののファステストラップで速さをアピールした。ここアルゼンチンでは2015年にMoto3で6位に入っており、今回は最高峰クラスでポイント・ゲットを目指す。

    MotoGP決勝は現地時間の午後3時にスタート予定。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「カタールの決勝はエンジョイできましたが、今はもう次のアルゼンチンだけに集中しています。気になっているのは第一にコース・コンディション、その次に天候。どちらもとても重要な要素なので、とにかく良い状況に恵まれるよう願うばかりです。昨年はハーフウエット、ハーフドライという非常に難しいコンディションのなかで、スリック・タイヤで水たまりの上を走らなければなりませんでした。このようなことは2度と繰り返したくありません。1年間の成長を確かめながら、ベストを尽くして表彰台を目指したいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「カタールではウイークを通じて良い仕事ができましたが、残念ながら結果につなげることができませんでした。チームのみんながとてもよく頑張ってくれているので、今度こそ恩返ししたいと思います。一戦一戦、一日一日、成長することが今シーズンの目標。ここアルゼンチンでもハードワークに取り組んで、決勝では最初から最後まで上位につけ、勝利をめざしていきます。可能性は十分あると思っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「前回のカタールでは期待通りの成績をあげることができませんでした。私たちはこの経験から多くのことを学び、今まで以上にハードな仕事に取り組むようになりました。アルゼンチンまで道のりは長くてちょっと大変ですが、一旦、到着してしまえばいつもエンジョイできます。地元のファンがとても情熱的なので、彼らのためにも良いレースをしたいと思うのです。昨年の予想外のドラマについては、観客の皆さんは間違いなく楽しんでくれたと思いますが、私たちとしてはやはり、完全なウエットか完全なドライになるよう願っています。コースは私たちのマシンに合っていますし、ふたりのライダーも気に入っているようです。今回もまたエキサイティングなレースをお見せできるよう、そして好成績を獲得できるよう期待しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「第1戦から第2戦のインターバルの間によく休養をとることができたので、体力は十分に回復しています。エネルギーを充填し、万全の状態でアルゼンチンGPを迎えることができそうです。大好きなコースですし、アルゼンチンのファンの熱い応援も楽しみ。以前に圧倒的勝利をおさめたことのある場所なので、とても良い印象を持っています。前回のカタールでは、テストのときもレースウイーク中もベース・セッティングがしっかり出来ていましたが、それが今回も同様に機能してくれるかどうかが気になるところ。MotoGPでは様々な要素が揃わなければ好成績をあげることはできないので、失敗から学び、真のポテンシャルを発揮し、前回以上の順位を獲得することが目標です」

    ファビオ・クアルタラロ
    「ハード・トレーニングに励んだり、カタールのレースの分析をしたりして過ごしていました。これは第2戦に臨むために、とても重要なことだと思っています。MotoGPデビューでトップ10入りは期待していませんでしたし、ましてや、どのセッションでもトップ5など考えもしませんでした。ウイーク中はずっと好調で良いペースをキープできていたのです。しかしピットレーンからのスタートとなってしまったため、レース序盤からタイヤを消耗してしまいました。この経験をここアルゼンチンで生かさなければならないし、シーズンを通して改善し続けていかなければならない、とても重要なことだと考えています。Termas de Río Hondo Circuitは路面が少しバンピーですが、コース幅の広いコーナーが気に入っています。MotoGPではテストをしていないのでフリープラクティスが初走行になるわけですが、慎重さを維持しながらも、同時にできるだけ早くコースを覚えてキーポイントを見つけたいと思っています」