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  • MotoGP | 第14戦 アラゴンGP:マルク・マルケスが初日トップ

    MotoGP | 第14戦 アラゴンGP:マルク・マルケスが初日トップ

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPのフリー走行が9月20日(金)、モーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケスが初日のトップタイムを記録した。

    気温27度、路面温度38度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは13ラップ目の8コーナーで今季9度目の転倒を喫したが、唯一新品タイヤに履き替えずに1分48秒台を最多の7回記録。タイムを更新できず4番手に後退したが、フリー走行1のタイムで第11戦オーストリアGP以来、今季4度目となる初日総合1番手タイムを記録した。

    フリー走行1で2番手タイムを記録したマーベリック・ビニャーレスは今季11度目のトップタイムをマーク。フリー走行1で17番手のバレンティーノ・ロッシは、0.057秒差の2番手に浮上。フリー走行1で3番手のファビオ・クアルタラロは、0.103秒差の3番手に入り、ヤマハ勢が上位に進出。

    フリー走行1で8番手のポル・エスパルガロは5番手。フリー走行1で5番手のジャック・ミラー、フリー走行1で15番手のカル・クラッチロー、フリー走行1で4番手のアンドレア・ドビツィオーゾ、フリー走行1で6番手のジョアン・ミル、フリー走行1で12番手のアレイシ・エスパルガロがトップ10入り。

    フリー走行1で13番手のアレックス・リンスは11番手。フリー走行1で7番手のダニロ・ペトルッチは12番手。

    フリー走行1で10番手の中上貴晶は、0.909秒差の13番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’46.862
    2 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’48.014
    3 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’48.071
    4 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’48.117
    5 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’48.392
    6 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’48.442
    7 C・クラッチロー LCR Honda Honda 1’48.450
    8 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’48.477
    9 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’48.641
    10 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’48.704
    11 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’48.737
    12 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’48.873
    13 中上貴晶 LCR Honda Honda 1’48.923
    14 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’49.104
    15 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’49.236
    16 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’49.304
    17 M・カリオ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’49.342
    18 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’49.425
    19 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’49.626
    20 J・ロレンソ Repsol Honda Team Honda 1’49.710
    21 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati 1’49.821
    22 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 1’49.903
    23 B・スミス Aprilia Racing Team Aprilia 1’50.164
  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    Repsol Honda Teamが優勝を多く飾ったアラゴンでマルケスが大会4連覇を狙う
    第14戦アラゴンGPが、9月20日(金)~22日(日)の3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催される。このサーキットは、バルセロナとバレンシアからそれぞれ約200km離れたアルカニスの郊外にる。スペインGP、カタルニアGP、バレンシアGPに続くスペイン4カ所目のグランプリとして2010年にスタートし、今年で10度目の開催となる。

    モーターランド・アラゴンは一周5.078km。マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット、タイのチャーン・インターナショナル・サーキット、そしてトルコのイスタンブール・パーク・サーキットなどを手がけたドイツ人デザイナーのヘルマン・ティルケ氏によって設計された。ティルケ氏がデザインしたサーキットは、自然の地形を利用したアップダウンと、バリエーションに富んだコーナーが連続し、リズム感あふれるレイアウトが特徴。モーターランド・アラゴンはこうした特徴に加え、2本の長いストレートを組み合わせたレイアウトになっており、パッシングポイントが多いため、選手たちから高い評価を得ている。

    過去、この大会では、11年に当時、Repsol Honda Teamから参戦していたケーシー・ストーナーが優勝。このサーキットにおけるRepsol Honda TeamのMotoGP通算100勝目を達成した。さらに12年には、18年までRepsol Honda Teamに在籍したダニ・ペドロサ、13年にはマルク・マルケスと、Repsol Honda Teamが3年連続で優勝を果たしている。

    その後、14年、15年はRepsol Honda Teamは優勝できなかったが、16年はマルケスが3年ぶりの優勝を達成し、17年、18年と3年連続で大会制覇を成し遂げた。

    前戦サンマリノGPで今季7勝目、今季12回目の表彰台を獲得したマルケスは、総合首位をキープするだけではなく、ランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に93ポイント、総合3位のダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に124ポイント、総合4位のアレックス・リンス(スズキ)に126ポイントと大量リードを築いた。今大会はシーズンを通してマルケスが得意とするサーキットの一つであり、シーズン8勝目を目標に、タイトル獲得に向けて着実に前進する意気込みだ。

    マルケスは、バルセロナから約100km離れたリェイダ近郊のセルベラで生まれ育った。自宅から最も近いカタルニアGPがホームグランプリとなるが、アラゴンも自宅から約170kmの距離にあるため、自身にとって第2のホームグランプリと言える。

    2010年にスタートしたアラゴンGPでは、Moto2クラスに出場した11年に優勝、12年は2位。MotoGPクラスでは、13年、16年、17年、18年と4勝を挙げている。予選では、125cc時代の10年、Moto2時代の11年、MotoGPクラスでは13年から16年まで4年連続でポールポジション(PP)を獲得し、アラゴンGPでの最速ライダーとして君臨してきた。過去2年はPP獲得を逃しているが、今年はシーズン9回目のPPが期待される。昨年の大会では、10コーナーが「マルク・マルケス・コーナー」と命名され、その記念すべき大会で優勝している。今年も自身の名前が付けられたコーナーがあるサーキットで、ファンを魅了する走りが期待される。

    このサーキットを得意とするカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、後半戦に入って苦戦が続いている。前戦サンマリノGPではタイヤのグリップをうまく引き出せず転倒リタイアに終わった。過去、アラゴンGPでは、ドゥカティ時代の14年に3位表彰台に立っているが、LCR Hondaでは15年に7位、16年に5位。過去2年は転倒リタイアに終わっている。今年はシーズン3回目の表彰台獲得を目指す。

    総合12位につける中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、過去2戦、得意とするイギリスGP、そしてサンマリノGPと2戦連続で転倒再スタートという厳しいレースが続いている。昨年の大会では、12位の結果を残した。今年は安定した走りでシングルフィニッシュを量産してきただけに、今年もシングルフィニッシュとベストリザルトを目標に上位を目指す。

    ケガから復帰3戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、ホームグランプリで今季ベストを目指す。体調はまだ完全ではないが、アラゴンは得意とするサーキットの一つ。昨年はPPを獲得、決勝はスタート直後の1コーナーで転倒リタイアという残念なレースとなった。万全ではない体調で、イギリスGP、サンマリノGPと2戦連続で14位でフィニッシュしているロレンソ。地元ファンの声援に応える結果を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「ミサノで優勝することができたので、今週のレースがとても楽しみです。アラゴンはセルベラにとても近いのでまるで家にいるような気分になります。僕の街からたくさんの人が見に来てくれるので、モチベーションも上がります。チャンピオンシップをリードしていますが、レースウイークのアプローチは変わりません。プッシュし続け、最高の結果を達成できるようにがんばります。アラゴンが楽しみです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「ミサノはあまりいい週末にならなかったので、今週末は前進しなければなりません。ミサノはグリップがありませんでした。条件はみんな同じなので、なぜマシンのフィーリングに苦戦したのか、しっかり分析したいです。アラゴンはグリップがいいサーキットなので、もっといいフィーリングがつかめると思います。チームとHondaとともに取り組み、再びトップグループに戻れることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合12位)
    「ミサノはノーポイントに終わりました。なにが起きたのか、そしてアラゴンに向けてどのように改善できるのか、データを検証しました。アラゴンはアップダウンや、ブラインドコーナーがあるので、簡単なサーキットではありません。どのライダーにとっても大きな挑戦になります。いいペースがあることは分かっていますし、自分の強みも分かっているのでベストを尽くします。アラゴンのあとはタイGP。そのあとは僕のホームグランプリのもてぎを迎えます。モチベーションをキープしてがんばります」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
    「アラゴンは好きなサーキットです。過去にいい結果を残したこともあります。ミサノGPの週末はいいスタートを切れたので、今回も強くなれることを願っています。体力も回復してきているので、目標はトップとの差を縮めていくことです。シルバーストンとミサノよりもいい結果を残すことを目標に戦います。後半戦の遠征シリーズが始まる前にホームのファンの前でレースができるのでうれしいです」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、アラゴンGPに期待
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは今週末、ファンの大声援を期待できるアラゴンGPに出場する。

    サンマリノGPで3位を獲得して、ますます士気が上がるビニャーレスは、ホームレースのひとつであるこのコースで表彰台の頂上を目指す。

    2011年は125ccクラスで3位、2013年はMoto3で2位、2014年はMoto2で優勝を果たして合計3回表彰台に上っており、今年はMotoGPでの表彰台獲得が期待されている。

    チームメイトのロッシは前回のサンマリノGPで3回連続の4位に留まっており、今回こそ表彰台を獲得したいところ。アラゴンは決して相性の良いコースではないが、ここがMotoGPの日程に加えられた2010年以降、2013年、2015年、2016年にいずれも3位で表彰台に上っている。

    モーターランド・アラゴンはバルセロナから車で2~3時間の距離にあるアルカニス近郊に位置。全長5.1kmのコースのなかに10の左コーナーと7の右コーナー、そして968mのストレートを持つ。MotoGP初開催の際には、ライダーとファンから愛されたことでIRTAベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。アジア/オセアニア・ラウンドを迎える前の一戦ということもあり、例年、多くのファンが足を運ぶイベントなっている。

    クアルタラロとモルビデリ、大活躍のミサノから7日で次戦アラゴンへ
    前回のサンマリノGPでは素晴らしい活躍を見せたPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリ。イタリアからスペインへ移動して連戦となる今回も、勢いを維持して好成績獲得に意欲を見せている。

    ミサノではM・マルケスと終始、優勝争いを展開したクアルタラロは、GPルーキーとしてのここまでの成長に自信を深めている。今回も前回と同様の作戦で好スタートからハイペースを維持し、今季5度目となる表彰台を獲得することが目標。

    チームメイトのモルビデリも前回5位と健闘しており、YZR-M1のベース・セッティングの進化とともに上位を目指して戦う。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「ミサノで表彰台を獲得したあと、次のアラゴンにも期待が高まっています。スペインで開催されるすべてのラウンド同様、ここにも多くのファンが来てくれて素晴らしい雰囲気で私を迎えてくれますし、私自身、このコースがとても気に入っています。シーズン後半戦が始まって以来、どんどんポテンシャルが上がってきていて、このところはとくに上向きになっているので、今回も良い走りをお見せできると思います。毎回、前進し続けるという目標に集中していきます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「ミサノのあとすぐアラゴンへ移動して連戦となります。私たちにとって難しいコースであることは歴史が物語っていますが、前回からの課題に集中することで前進を図り、少しでも上を目指せるようベストを尽くしたいと考えています。ここではいつも苦戦してきましたが、今年はこのところ良いレースができているので期待もしています。ハードワークが必要なことは間違いありませんが、以前よりも良い戦いをすることが目標です」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「チームとバレンティーノとホームGPからマーベリックのホームGPへ。アジア/オセアニア・ラウンドへ向かう前の最後の一戦ということもあって、私たちにとっても特別なレースになります。このあとは最終戦のバレンシアまでヨーロッパのファンに会うことができないのですから、良い成績とともに彼らに’Goodbye’を言いたいと思っています。マーベリックは調子が上がっており、2戦連続で3位を獲得。しかもこのコースが大好きなので、今回も好成績が期待できることは間違いありません。バレンティーノのほうはここのビック・ファンというわけではありませんが、それでもこれまでに3回、表彰台に上っているので今回もそこに向けてモチベーションを上げています。ハードワークを通じて、前回ミサノでの成果をここでも生かせるよう期待しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ
    「マルコ・マルケスとミサノでバトルしたあと、自信を持ってアラゴンへ向かうことができます。前回は非常に好調で、そこからわずか5日で、良いコンディションを保ったまま次のレースを迎えられるのですから、今回も大いに期待しています。レッドブル・リンクでもミサノでも、好スタートを切って最初の5ラップでスパートすればトップ争いに加われることは証明できているので、ここのロング・ストレートも大きな問題にはならないと思います。そのためにも最初の目標はフロントロー獲得。それからいつものようにベストを尽くします」

    フランコ・モルビデリ
    「マシンのフィーリングが非常に良くなっていて、シルバーストン、ミサノと連続で良いパフォーマンスができたことで自分自身への信頼も高まっています。アラゴンにはロング・ストレートがありますが、コーナー・スピードにおいては前回までにかなり上がってきているので、今回も前回と同じレベルで戦えることを期待しています。2017年にはMoto2で優勝、その前の年も表彰台に上り、また昨年は速さをアピールするなど良い思い出がいくつかあります」

  • ホルヘ・ロレンソ、マルク・マルケスに怒り「確信犯でやっている」

    ホルヘ・ロレンソ、マルク・マルケスに怒り「確信犯でやっている」

    ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、MotoGP 第14戦 アラゴンGPのオープニングラップで行く手を阻む走りをしたマルク・マルケス(ホンダ)を“確信犯でやっている”と批判した。

    ポールポジションからスタートしたホルヘ・ロレンソは、ターン1のブレーキングでアウトのダート側に膨らみ、リアのコントロールを失ってハイサイドを起こし激しくクラッシュ。ロレンソは、自力で立ち上がったものの、足を引きずっており、サーキットのメディカル・センターに搬送された。

    診断では、右足親指を脱臼し、第2中足骨に複雑骨折があることが判明。医師は、即座に右足をギブスで固定した。

    「失望感と同時に怒りを覚えている」とホルヘ・ロレンソはコメント。

    「良いレースができると確信していたうえ、優勝争いもできると思っていた」

    「スタートは良かった。マルケスと同じラインを取ったが、彼は最初のコーナーでブレーキングを遅らせたため、ワイドにラインを取らざるを得ず、しかも彼に行く手を阻まれる格好になった。他のライダーに抜かれまいとダートの上でアクセルを開けたら、リアがスライドしてクラッシュする羽目になった」

    「マルケスがああいう走り方をするのは今回が初めてではない。彼は他のライダーのことを気にしないし、しかも確信犯でやっている。レース・ディレクションに話をすることはないが、再びこのようなことが起こって欲しくない」

    ホルヘ・ロレンソは、10月5日~7日にブリラム・サーキットで開催予定のタイGPには参戦できると回復に自信を覗かせた。

    「足の親指を脱臼して、他の骨には骨折があるので、完治までどのくらいかかるか見極める必要がある。タイGPまでには治って欲しい。今回もポイントを獲得できなかった上に、怪我をした状態でアラゴンを去ることになり、本当に残念だ。悲しいし、ガッカリしている」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝レースは、レースウイークを通じて最も気温も路面温度も上がり、厳しいコンディションの中でスタートが切られた。その中で予選3番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、決勝に向けて調整してきたハードコンパウンドのリアタイヤのフィーリングが完ぺきでなかったことから、ウォームアップのあとでソフトを選択することを決断。チームとの間で長いミーティングを行い、チームも最終的にマルケスの判断を尊重、フロントにハード、リアにソフトを履いてレースに挑んだ。

    結果的にそれが功を奏し、23周を通じて安定した走りが実現。中盤まではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)をピタリとマーク。後半はスズキ勢の2人、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスを加えた4台でトップグループを形成するが、終盤トップに立ったマルケスが後続の追撃を振りきり、今季6勝目を達成した。これにより、後半戦に入って連勝を続けてきたドゥカティ勢の連勝は「3」でストップ。総合2位で今大会2位のドヴィツィオーゾとの差を67点から72点へと広げ、マルケスはタイトル獲得まで、あと一歩に迫った。

    大会3連覇、最高峰クラスで通算4回目の優勝を達成したマルケスは、サーキットに集まった大勢の地元ファンの声援を受け、満面の笑みを浮かべた。

    チームメートのダニ・ペドロサも今季ベストタイの5位でフィニッシュした。トップグループを形成した4人には少し遅れを取ったが、後続の追撃を完全にシャットアウトするすばらしい走りを披露。2年連続の表彰台獲得は果たせずも、アラゴンGP最後のレースで好走を見せたペドロサには、ファンから大きな拍手が送られた。

    予選13番手もグリッドペナルティーにより、19番グリッドから決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、すばらしい追い上げを見せて11位でフィニッシュした。今大会は初日から好調な走りを見せていたが、決勝でも厳しいグリッドからの追い上げに、ファンは大喜びだった。そのモルビデリと最後まで激しい戦いを展開した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12位。Moto2時代からのライバルに遅れを取り、悔しいレースとなったが、次戦からのアジアラウンドを迎えるにあたり、上り調子の走りで手応えをアピールした。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が17位でフィニッシュ。初ポイント獲得にあと一歩まで迫った。15位のカレル・アブラハム(ドゥカティ)とは2秒差と、着実に初ポイント獲得が視野に入っているだけに、次戦タイGPでの走りに期待される。

    予選4番手から2戦連続表彰台の期待が寄せられたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、スタート直後に転倒したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を回避するために8番手へとポジションを落とし、その遅れを取り戻そうとした5周目の1コーナーで転倒、リタイアとなった。

    今大会を終えてマルケスは、次戦タイGPの結果次第ではタイトル王手となる。コンストラクターズタイトルでも、今大会の優勝でドゥカティとの差を28ポイントへと広げ、チームタイトルでもドゥカティとの差を29ポイントに広げた。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はリスクを負ってもいいと思い、朝、目を覚ましました。レースウイーク中はハードのリアタイヤであまりフィーリングがよくなかったので、ウォームアップのあとにソフトタイヤを使いたいとチームに話しました。それから長いミーティングが始まり、話し合いが続きました。最終的にソフトで行くことにし、レースに勝つことができました。チームに対して、賭けに出ることを説得できたからです。結局、正しい選択でした。レースではいいスタートを切りましたが、そのあとすぐに汚れている路面で転倒しそうになりました。そのため、ブレーキを離して少しはらまなければなりませんでした。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒していたことには最後まで気づきませんでした。とにかくアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)やアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とのバトルはとてもタイトでした。たいへんなバトルでしたが、限界は超えませんでした。これがMotoGPです。今日はファンが楽しめるレースになったと思います。モーターランド・アラゴンは大好きなサーキットの一つですがプレッシャーは高く、毎日やることがたくさんあります。しかし、楽しく走ることができました。いいコースですが、難しいサーキットです。それでも集中力を維持して、チームとうまく仕事に取り組み、ついにドゥカティの勢いを止めることができました。午前中はDrakeの『In my feelings』を聞き、ウイニングランではこの曲のことを考えました。とにかく、今まで以上に落ち着き、レースウイークをうまく過ごさなければなりませんでした。なぜならタイトルを獲得したいからです。そのためには完全に集中しなければなりませんでした」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「今日はほかのレースのときよりも戦闘的になれたと思います。そしてトップグループに近づけたと思います。残念ながら、今日のレースのカギはタイヤの選択だったと思います。自分のライディングもペースもよかったのですが、グリップがあまり高くなく、ハードリアタイヤがプラクティスのときと同じグリップを発揮できなかったのが残念でした。もしかしたら、今日の路面コンディションにはソフトの方がよかったかもしれません。毎周、コンマ数秒タイムを落としました。ほかのライダーにもついていけませんでした。それがなければ表彰台争いはもちろん、優勝も狙えたと思います。一歩一歩、少しずつ前進しています。次のレースではもっと速くなれるようにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11位)
    「今日はいい仕事ができました。それと同時に、チームがレースウイークを通していい仕事をしてくれたことを証明できました。残念ながらグリッドペナルティーで19番手からのスタートになってしまいましたが、かなりのポジションをリカバーすることができて、11位を獲得できました。とてもうれしく思っています。チームのサポートがなければこの結果は出せませんでした」

    中上貴晶(MotoGP 12位)
    「ベストリザルトタイの12位でしたが、正直、内容がよくなかったのであまりうれしくありません。今日は前後ハードでいったのですが、フロントに問題があり、特に左コーナーのブレーキングで問題を抱え、ペースを上げられませんでした。そのタイミングでほかのライダーに前を抑えられ、なかなか抜けなくなりました。今日はトップ10を狙っていました。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれ、その後、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にも抜かれましたが、マーベリックの前でゴールできたんじゃないかと思います。悔しさの残るレースですが、予選ではソフトを使えるようになるなど、成果はありました。しかし、正直もったいないレースをしてしまったという気持ちです。ほかの選手のペナルティーで一つグリッドが上がって11番グリッドだったので、もう少し上のリザルトを残したかったです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「ポイント獲得まであと少しだったので、それを逃してしまい残念です。スタートからリズムがとてもよく、ロレンソが転倒したときにインサイドにいたのはラッキーでした。レース中盤、タイヤに問題が出るまではいいペースがありました。残り4周では、リアホイールに少し振動がありました。レース序盤でタイヤをセーブする方法を見つけなければなりません。このような暑いコンディションのレースで多くのことを学びました。今後のレースに役立つと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「いいスタートを切ることができましたが、ホルヘが僕の前で転倒して、ポジションを9番手から10番手まで落としてしまいました。彼のせいではありません。あれはレースアクシデントの一つです。彼に当たってしまうと思ったので、止まらなければなりませんでした、そのあと追い上げましたが、ウォームアップの1コーナーで転んだマルクのような転倒をしてしまいました。ブレーキングで突然、グリップを失いました。レースではかなりいい感触がありました。自分のペースには満足しています。必要であればもっと速く走れると思いました。でも長いレースだということが分かっていたので、自分のポジションをしばらくキープしました。それから数周でアレイシやダニに追いつきました。転ばなければ、表彰台争いもできたかもしれません。でもドヴィやマルクの走りはすばらしく、スズキ勢も今日はいい走りをしていたので、厳しいレースになっていたかもしれません。でも転倒してしまったので、今は次のタイに気持ちを切り替えたいです」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    猛暑に見舞われたMotoGP アラゴンGP決勝。この過酷な環境のなかMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは6列目から、マーベリック・ビニャーレスは5列目からスタートし、23ラップを走り切ってそれぞれ8位と10位を獲得した。

    バレンティーノ・ロッシは後方のグリッドから好スタート。大集団の中でアクシデントにも巻き込まれることなく、1ラップ目終了時点で12番手に浮上し、次のラップで中上貴晶(ホンダ)をとらえて11番手。

    2ラップ後にはヨハン・ザルコをパス、そして前方でC・クラッチロー(ホンダ)が転倒したため、さらにふたつ上げて9番手とした。

    ここからしばらくは単独走行となり9番手をキープしたまま少しずつ前との差を縮めていった。そして残り2ラップとなったところでJ・ミラー(ドゥカティ)をパスすると、トップから15.199秒差の8位でチェッカーを受けた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはスタートで出遅れてグリッド14番手から19番手へ後退。しかし2~3ラップ目ごろからはペースを取り戻して着実にポジションを挽回していった。A・バウティスタ(ドゥカティ)とクラッチローが転倒リタイアとなったあと、ビニャーレスはハフィス・シャーリンと14番手争いを展開。これに打ち勝つと、10番手争いとの差を詰めてゆき、ついにはザルコとF・モルビデリ(ホンダ)をパス。さらに残り10ラップでは中上とB・スミス(KTM)をとらえて10番手へ浮上した。

    この時点でチームメイトのロッシが6秒前方を走っており、ここを目標に懸命のプッシュを続けてゆく。十分なクリアスペースもあったため多くのセクションで自己ベストを更新して健闘したが、9位に届かず10位でチェッカーとなった。トップとの差は22.457秒だった。

    この結果、ロッシはランキング3位をキープ。ビニャーレスは合計130ポイントでロレンソと並んだが、ランキングは5位のままとなっている。Yamahaはコンストラクターズ・ランキングでトップから79ポイント差の3位。Movistar Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位につけ、トップを44ポイント差で追う。2週間後の10月5日~7日には、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるPTT Thailand Grand Prixに出場する。

    第14戦アラゴンGPはMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンにとって非常に難しいレースとなった。ふたりはこの厳しい状況の中でも、最後まで全力を尽くし23ラップを走り切った。

    ザルコは絶好のスタートから1ラップ目で3つポジションを上げたが、レース後半は苦しい展開が続いて14位、2ポイント獲得に留まった。この結果、サテライト勢トップを目指す戦いでは、最大のライバルに7ポイント差をつけられている。

    チームメイトのシャーリンもレース序盤は同様に好調ぶりを見せていたが、ハイペースを維持することができず18位で終了。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを競うモルビデリに並ぶためには7ポイント差を詰めなければならない。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (8位)
    「今日もまたマシンを大幅にモディファイして決勝に臨みました。午前中のウォームアップですでに、わずかながらフィーリングが良くなってきていたので、決勝前にさらにいくつかの調整を試みました。その結果、とくにレース終盤は好調で、驚くほどではないものの、ペースが非常に安定していたのです。グリッドの後方からスタートして多くのポジションを挽回し、チャンピオンシップポイントを獲得できたことはとても良かったと思います。ある部分は昨日よりも良くなっていましたが、別の部分、つまり技術的な部分の状況は依然として厳しいと考えています。そのためトップ10に入るために、このようにマックスの戦い方をしなければならないのです」

    マーベリック・ビニャーレス (10位)
    「非常に悔しいレースになってしまいました。家へ帰って気持ちを落ち着かせ、それから次のレースのことを考えたいと思います。昨日のフリープラクティス第4セッションでは1分48秒台が出ていたのですが、今日はまったくリズムがつかめず、同じタイヤでも同等の走りができませんでした。次のブリラムのコースはテストのときにもあまりフィーリングが良くなかったのですが、いつものようにベストを尽くし、少しでも上の成績を目指します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「非常に厳しいレースウイークでした。トップ10という残念な結果ですが、スターティングポジションを考えればここまでが精一杯というところでしょう。ロッシ選手とビニャーレス選手はウォームアップ・セッションのなかでセッティングを最終調整し、いくらかの改善が見られていました。レース序盤でふたりが時間を費やしたのは当然のことで、ここで何とか前に出ようと懸命にもがいていたのです。そしてすべての力を尽くして最後まで戦い続けてくれました。厳しいウイークが終わりました。このあとはシーズン前に行ったブリラム・テストのデータを使って次のレースに向けて準備を始めます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (14位)
    「とてもタフなレースでした。スタートはうまくいって序盤はペトルッチと競り合うことができましたが、このトップグループはあっという間に目の前からいなくなってしまいました。彼らについて行くのは不可能でしたし、そこからラップを重ねるごとにフィーリングが悪くなっていきました。その後は解決策を見つけられないまま、ただ攻めるばかりでした。自分自身のライディングについては様々なことをトライしてみましたが、そこでも改善は見られませんでした。最後は疲れ切っており、このような状態でゴールするのは非常に辛いことでした」

    ハフィス・シャーリン (18位)
    「スタートがうまくいって、ロッシのすぐ後ろの13番手につきました。そのまま彼に、さらにはモルビデリ、中上、ヨハンについていこうとモチベーションは最大限まで高まっていました。ところが8ラップ後、原因はわかりませんがリアと路面との感触がなくなってしまったのです。グリップしてくれないのでコーナーでマシンの向きを換えることができず、非常に大変なことでした。序盤は好調だったので、ルーキーのライバルを抑えてポイントを獲得できると確信していましたが、ブレーキングとコーナリングに苦戦してペースをキープすることができなかったのです。今は、レース序盤に感じていたモチベーションをこのまま維持し続けたいと思っています。とにかく気持ちを集中し、自分自身を成長させることを考え、チームとともにハードワークに取り組みます」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「アラゴンに到着した時点では自信がありました。表彰台までは考えませんでしたが、今の私たちのレベルを考慮してもトップ10争いは可能だと思っていました。ところが、それよりもずっと厳しい結果になってしまいました。非常に残念なことです。ヨハンにとっては、昨年のミサノでガス欠となった以外、完走したなかでおそらく最低のポジションだと思います。ふたりはスタートもリズムも序盤は良かったのですが、そのあとで落ちてしまいました。正直に言えば、もはやレースを続けることさえ難しい状況です。ヨハンは、まるで優勝争いをしたみたいに疲れ切ったと話しており、その結果が14位だったのですから、チーム全員が同じ気持ちでいると思います。タイヤの問題ではないと考えています。ウイナーがリアにソフト・コンパウンド、イアンノーネがミディアム・ソフトと私たちと同じものを履いていたのですから、この部分に問題はなかったのだと思います。しかしそうしたなかでも、ヨハンがペトルッチをパスし、集団のなかで奮闘するのを見たときには本当に感動しました。またシャーリンが絶好のスタートを切り、バレンティーノやその前にいるルーキー勢について行ったときにも興奮しました。しかし残念ながら、それも長くは続かず、どんどん遅れていってしまったのです。私たちのパートナーをはじめ応援してくれているすべての人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。私たちは今、明らかに危機的状況にいます。ただ、次のサーキットがもっと好ましいものになることを祈るばかりです」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP 結果 | マルク・マルケスが優勝

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP 結果 | マルク・マルケスが優勝

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝レースが9月23日(日)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝を飾った。

    30.5℃、45.8℃のドライコンディションで23周のレースはスタート。1コーナーでポールポジションからスタートしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がハイサイドを起こして転倒リタイアするという波乱の幕開け。ロレンソはこの転倒で右足の親指を脱臼した。

    ホールショットを奪ったのは3番グリッドからスタートしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。だが、すぐにアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を奪う。その後ろではアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネのスズキ勢がチームメイト同士で3位争いを繰り広げる。5番手にはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続きチャンスを狙う。

    レースはしばらく膠着状態が続いたが、残り10周でマルク・マルケスが12コーナーでアンドレア・ドヴィツィーゾを抜いてトップに浮上。だが、2周後に再びドヴィツォーゾがポジションを取り戻す。バトルの間にアンドレア・イアンノーネが上位2台との差を縮める。

    残り4周で上位3台が3つ巴の戦いを展開。だが、ドヴィツィオーゾ、マルケス、イアンノーネの順は変わらない。

    抜きつ抜かれつのバトルのなか、残り3周でマルク・マルケスがトップに浮上。そのままリードを守りトップでチェッカー。4戦ぶりとなる今シーズン6勝目、アラゴンでは3年連続の優勝。2位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3位にはアンドレア・イアンノーネが入り、表彰台を獲得した。

    以下、アレックス・リンス(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アレイシ・アスパルガロ(アプリリア)、ダニロ・ペトルッチ(アルパ・プラマック)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)までがトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は12位でフィニッシュし、今シーズン7度目のポイントフィニッシュを果たした。

    ランキングはマルク・マルケスが2461ポイントでトップ。2位には174ポイント差でアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3位には159ポイントでバンレンティーノ・ロッシ、4位には130ポイントでホルヘ・ロレンソとなっている。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    3 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    4 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    5 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    6 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    7 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    9 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    11 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    15 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    16 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    17 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    20 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング
    RT 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    RT 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    RT 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、2日連続で青空が広がる絶好のコンディションとなり、フリー走行でトップタイムをマークしてQ2進出を果たしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、大接戦の予選で3番手につけ、今季8回目のフロントローを獲得した。

    1回目のアタックは、ライバルのスリップをうまく利用し、1分46秒台を2周連続でマークする快走で、この時点でトップに浮上した。

    しかし、リアタイヤを新品にして挑んだ2回目のアタックは、Q2に進出した多くの選手が牽制し合う接近戦となり、大会2連覇中で、フリー走行でも快調な走りを見せたマルケスをマークする選手も多く、そのため完全なアタックができず、3番手へとダウンした。

    こうしてマルケスは、今季5回目のポールポジション(PP)獲得は果たせなかったが、タイトル獲得に向けて重要な戦いとなるだけに、あえて無理せず、着実にフロントローを獲得した。昨年の大会は予選5番手から圧倒的な速さで大会2連覇を達成した。「今年は無理に優勝を狙うレースはしない」とコメントしているが、チャンスがあれば地元ファンの期待に応えて今季6勝目を目指す意気込みだ。

    初日4番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、予選でも4番手タイムをマークした。2回目のアタックでは、前を走る選手がラインを外し、それを回避するため通常とは違うラインを走行し、その結果、転倒を喫し、タイム短縮を果たせなかった。今大会は、アラゴンで事前テストを行っているドゥカティ勢が好調な走りを見せているが、クラッチローは、2列目から2戦連続の表彰台と今季2勝目に挑む。

    2年連続の表彰台と今季初表彰台を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が6番グリッドを獲得した。今年で引退を表明しているペドロサだけに、地元ファンの声援は一段と大きく、自然と気合の入った走りになっている。今年はここまで表彰台のないペドロサだが、今季初表彰台と2年連続のアラゴンGP表彰台獲得が期待される。

    初日19番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、2日目のフリー走行で17番手へとややポジションを上げ、予選11番手以下の選手が出場するQ1では、これまで課題だったソフトタイムを攻略してQ2進出を果たした。今季3回目となったQ2では、ロングストレートをうまく利用しようと牽制しあうセッションとなり、上位陣の走りを学ぼうと思っていた中上は思惑が外れ、Q2最下位の12番手だった。しかし、今大会はレースペースもよく、決勝では今季初のトップ10フィニッシュを目指す。

    初日11番手と好調なスタートを切ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は13番手だった。フリー走行では、トップ10に入れず、11位以下の選手で競うQ1でも中上貴晶にわずかに届かず3番手だった。その結果、13番グリッドが確定したが、予選終了後、コース上でスロー走行をしたことで3列後退のペナルティを科せられ19番グリッドとなった。しかし、アラゴンを得意とするモルビデリだけに、決勝では追い上げのレースに挑む。チームメートで初ポイント獲得に挑むトーマス・ルティは20番グリッドから決勝に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「今日はポールポジション争いができました。実際にラップタイムは接戦でした。ここではスリップストリームがかなり大きな役割を果たすので、あるポイントでは、みんなそれを待っていました。最初のアタックでは、スリップストリームを使ってトップに立つことができました。そして、最後のアタックでもスリップを使いたかったのですがうまくいきませんでした。最後のラップは、ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)の後ろでいいペースで走っていましたが、いくつかミスを犯しました。一つは12コーナー。少しだけラインをミスし、チャンスを失いました。しかし、フロントロースタートは僕たちの目標だったし、それを達成することができました。今回もまた僕とドゥカティ勢の戦いになりそうです。どうなるかは様子を見たいです。FP4ではブレーキングを少し遅らせたことで転倒してしまいましたが、それまでのペースはユーズドタイヤでもとてもよかったです。コーナーでの限界を見つけることができたのでそれもいい警告になりました。長いレースになると思いますが、力はあると思います。ほかのセッションでも楽にマシンを乗りこなすことができたので、明日は可能であれば最後まで戦いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今回の予選は、最後のラップでブレーキングミスをしてしまったので少し残念でした。マーベリック(ビニャーレス)か、ほかのブルーのマシンのライダーがコースを外れたのが見えたので、フルブレーキのあと、早めにマシンを寝かせたのですが、それで転倒してしまいました。でも僕は大丈夫です。チームも一生懸命仕事をしています。事前テストもしていないのに、このサーキットでドゥカティ勢に対していい戦いができています。彼らのペースは僕たちよりも強いことは疑いの余地はありません。彼らはマルクよりも力強いペースがあります。でも明日のレースでなにができるかは様子を見て考えたいです。ほぼすべてのセッションでかなりいいところに来ているので楽しみです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
    「上位のラップタイムはとても接戦でした。そのため、小さなミスでも、2つか3つポジションを落としてしまいます。ここアラゴンでは少なくとも前の2列に入ることが重要です。なぜなら1コーナーがスタートからとても近く、少しトリッキーになるからです。いいスタートを切って、最初の2つのコーナーでいいラインを見つけなければなりません。明日のペースがどうなるかはまだわかりませんが、全体的にレースのリズムはいつもよりいいです。明日のウォームアップでもう少し調整を進め、様子を見たいです」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「昨日の課題だったフロントタイヤを今日は少しうまく使えてタイムを上げることができました。これで3回目のQ2進出となりましたが、とてもポジティブでした。しかし、今日は1分48秒台が限界で、それ以上を狙うには、さらにセットアップを進めなくてはいけないと感じました。そのためにもQ2でみんなの走りを見たいと思いました。特にマルクの走りを参考にしたかったのですが、今日のQ2はみんなが集団になってしまい、Moto3クラスのように牽制しあう予選になってしまったので、ちょっと残念でした。とは言ってもソフトの走り方のきっかけを見つけられたのは大きな収穫でした。明日の決勝はトップ10を目指しがんばります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13番手) ※決勝のスターティンググリッドは19番手
    「今日はいいスピードがありましたが、残念ながら予選では2度目のアタックができませんでした。でも全体的には今日は満足しています。速いペースのライダーがたくさんいるので、厳しいレースになると思います。明日はとても暑くなると思うので、タイヤのマネジメントが重要になると思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「ポジティブな日でした。そして前進することができましたが、それはほかのライダーたちも同じです。今日は、昨日よりもマシンの感触がよく、予選もポジティブでした。レースに向けてタイヤを選択するためには、まだ十分ではなく、すべてのインフォメーションを分析して理解する必要があります。このサーキットはフロントタイヤが少し特別なものが要求されます。今日はハードのフロントタイヤの方が感触がよかったです」

  • MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    モーターランド・アラゴンで初日に好スタートを切ったチームスズキエクスターのライダー達は、予選に大きな期待を掛けて2日目の走行をスタート。ふたりのライダーは共に金曜のフリー走行で快調な走りを見せていたが、トップ10を決めるFP3では常に激しい順位争いが繰り広げられるため、さらなる強いパフォーマンスが求められる。しかしこの走行でアンドレア・イアンノーネはさらにタイムを上げてポジションをアップし、またFP2まではトップ10圏外だったアレックス・リンスも大幅にタイムを上げ、ふたり揃ってトップ10に留まる。

    Q2へのチャレンジが確定したふたりは、FP4では予選に向けたセッティングを再確認。ここでもイアンノーネは強いパフォーマンスを維持し、セッションを2番手で終え、予選への自信をさらに確信。

    Q2はさらに激しいタイム争いとなり、マージンが取りにくい中、イアンノーネは終盤に5番手へとジャンプアップし、セカンドローを獲得、地元レースで多くのサポーターの声援を受けて熱い走りを見せたリンスは9番手で終え、明日の決勝を3列目グリッドからスタートする。

    アンドレア・イアンノーネ (5番手)
    「総じてポジティブな1日だったとは思うけど、今日はフロントローを獲得できるチャンスがあっただけに、ちょっと残念な気持ちでもあるよ。最後のタイムアタックの最中に、コースアウトしたM・マルケス(ホンダ)がコースに戻り、運悪く僕の前に入ったせいでタイムロスしちゃったんだ。ま、でもそんなことは日常茶飯事だから、別に気にもしてないけどね。この週末は良いペースでスタートして、走行毎にさらに進歩していっているから、今のところ順調なんじゃないかな。もうちょっとリアのトラクションが欲しいところだけど、明日はとにかくベストを尽くすのみさ。」

    アレックス・リンス (9番手)
    「フィーリングは良いよ。今日はタイヤも含めて色々な事を試す事ができて、興味深い1日だった。FP3でうまくセッティングがまとまった事も大きなアドバンテージになったしね。明日のタイヤ選択が難しいところだけど、それは明日の天候次第だから、今は考えないようにするよ。セカンドグループでは確実に戦えるペースだと思うから、とにかくスタートを決めて、地元のファンの為にも強いバトルを見せるよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「アンドレアは2列目からのスタートなので、ポジション的には悪くないと思います。今日は常に安定した良いペースで走れていましたし、明日が楽しみですね。アレックスはこの2日間、色々とセッティングを試しながら懸命にチャレンジを繰り返し、その結果3列目のグリッドを獲得しました。アンドレアからは1列後ろですが、サンマリノGPのように良いスタートを決めてトップグループにしがみついていければ、十分チャンスはあるでしょう。ライダーふたり共に良い状態ですし、マシンのパフォーマンスも出せているので、決勝で強いレースができるポテンシャルは十分揃っていると思っています。」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP アラゴンGPの予選でMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスはQ1の最初のアタックでベストラップを記録し、Q2へ進出して11番手を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはQ2に進出することができず、18番手に留まった。

    Q1の序盤でベストラップを記録したビニャーレスはQ2でもタイムを更新して11位を獲得。一方のロッシはQ1で力を出し切れず、グリッド6列目に留まっている。

    ビニャーレスはクリアスペースを確保するため最後尾からスタート。最初のアタックで初めて18秒台の壁を破り、1分47秒823を記録してトップに立った。次のトライではタイムを更新できず、残り6分強でピットイン。タイヤを交換してコースに戻ったときには依然として0.186秒のアドバンテージを維持しており、その後もタイム更新はならなかったものの、2番手に0.123秒差をつけてトップでセッションを終了した。

    Q2も同様の戦略で臨み、後方からスタートするや、すぐさまアタックを開始。1分47秒810へ更新して一旦3番手に浮上したが、全員が2ラップ目を終えるころには10番手へと後退した。残り8分でピットに戻り、コース復帰後は2回のトライを行ったが、ラップタイムを更新することができずにトップから0.929秒差の11番手となった。

    ロッシもQ2進出を目指してQ1に臨んだが、一時2位に上がったあとまもなく4位に後退。2回目のアタックをあきらめて5番手に下げてからピットに戻ってきた。残り4分で復帰してクリアスペースを探すも、フィーリングをつかみきれないまま、ビニャーレスに0.804秒遅れる1分48秒627でQ1を終了。これで8番手となり、決勝グリッド18番手が決定した。

    予選セッション終了後にビニャーレスは、Q1のアタック中にB・スミスを妨害したとして3ポジション・ダウンのペナルティを科されて14番手へ。一方ロッシは、F・モルビデリのペナルティによってひとつ上げて17番手となっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは予選セッションで懸命の走り。自分自身とYZR-M1から最大限の力を引き出して前日より一歩前進し、Q2進出まで0.106秒差と迫った。日曜日の決勝はグリッド5列目からスタートする。

    ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも少しずつ調子を上げてきており、前日のフリープラクティス第1セッションから1.719秒も短縮。Q1ではロッシのひとつ後ろの9番手を獲得し、グリッド7列目からのスタートが決定した。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選14番手/1分47秒810)
    「予選セッションでは十分にポテンシャルを出し切ることができませんでした。Q2で は電子制御システムに不具合があったので、それがなければもう少しいい走りができたのではないかと思っています。明日までにまだ時間があるので、このあと も作業を継続していきます。モチベーションを高く維持して、明日の決勝で今まで以上の走りができるよう頑張ります。ルールはルールですからペナルティには 納得しています。私はおそらく、ブラッドリーのアタック中にそのラインに入ってしまったのだと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (予選17番手/1分48秒627)
    「今日は朝から難しい状況でした。問題が出たときに、それを何とか改善しようとしているのに逆に悪くしてしまうことがあるのです。フリープラクティス第3セッションでは転倒もしてしまったのですが、そのあとの午後のセッションがそれ以上にひどくて、ペースがまったく上がりませんでした。Q1ではちょっと混乱があって時間を無駄にしてしまい、ラップタイムもペースも上がらないまま終わってしまいました。ピットのなかでの作業ではほとんど効果がなく、問題はそこに残ったままという状態が続いています。明日は何か別のものを試し、様子を見守りたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今 日もまた厳しい一日になってしまいました。フリープラクティス第4セッションでマーベリックがややペースを上げた以外は、昨日と同様の問題に悩まされてい ました。他のエリアに影響を及ぼすことなくリア・グリップを向上させるという、私たちのこれまでの方向性をキープしながら、ふたりに良いマシンを提供でき るよう努力を続けています。明日のウォームアップ・セッションでそれをテストする予定です。物事がうまく運ばない時に問題はさらに大きくなっていくもの。 マーベリックはQ2でセンサーが故障し、終盤で十分に攻め切れませんでした。その上に3ポジションもペナルティを受け、1列下げられてしまったのです。バレンティーノは午前中のプラクティス・セッションで転倒。ここから混乱が始まり、Q1ではアタックを行う前に時間切れになり、このような結果になってしまいました」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選12番手/1分48秒052)
    「ハッ ピーかアンハッピーかを答えるのは簡単ではありません。ポジションは期待していたものとは明らかに違っていますが、これ以上のことは不可能だったと思って います。何とか改善しようと毎ラップで最大限の努力をしてきましたが、あまり成果を得られず、これ以上は無理だと感じてしまうのです。前回のミサノ以来、 厳しい状況が続いていて、今回もあとコンマ1秒というところでQ2進出のチャンスを逃してしまいました。明日の決勝は後方からのスタートとなりますが、できることなら序盤からハイペースでポジションを上げていき、終盤でライバルたちのグリップの変化を見たいと思います。トップ10を目指します」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分48秒975)
    「チームとともに頑張ってきた作業の状況にはとても満足しています。昨日まではコーナー進入でブレーキを使いすぎてマシンの向き換えに非常に苦労していましたが、今朝のプラクティス・セッションでは一歩前進し、そのあとの第4セッションはとても好調に走れるようになったのです。Q1の最初の走行はセッティングを変更してフィーリングは上々。ところが2回目の走行では成果を求めるあまり考え過ぎてしまい、残り5分を切ったところでミスをしてしまいました。ここからさらに上げていこうとしていたところだったので、チームのみんなにとても申し訳なく思っています。明日のウォームアップ・セッションでは決勝用のセッティングでペースアップを図り、午後からのレースに臨みます」