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  • 【MotoGP】 ホンダ:第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGP決勝は、予選5番手からトップグループに加わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、序盤4番手から着実にポジションを上げ、レース後半の16周目にトップに立つと、23周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

    今大会は、フリー走行と予選で2度の転倒を喫し、決勝に向けて不安を抱えることになった。しかし、決勝日朝のウォームアップでセットアップを進めることに成功すると、決勝でも快調にラップを刻んだ。

    序盤はホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)らとトップグループを形成。6周目にドヴィツィオーゾ、12周目にロッシをパスして2番手に浮上すると16周目にロレンソを抜いて首位に浮上。それからは後続との差を確認しながら、危なげない走りで23周を走り切った。

    前戦サンマリノGPから連勝を達成して今季5勝目。今大会7位に終わった総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾに16点差、総合3位で今大会4位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に28点差をつけて次戦日本GPを迎える。マルク・マルケスは2年連続4回目のタイトル獲得に向けて一歩前進した。

    チームメートのダニ・ペドロサは、予選6番手から追い上げて2位でフィニッシュした。序盤、ビニャーレス、カル・クラッチロー(LCR Honda)らとセカンドグループを形成した。トップグループに比べてわずかにペースが上がらず苦しい展開となったが、レース中盤の13周目にビニャーレスをかわすと、それから一気にペースを上げて、15周目にドヴィツィオーゾ、16周目にロッシ、21周目にロレンソをかわして2番手に浮上。マルク・マルケスの背後に迫る好走で地元ファンを沸かせた。

    これでRepsol Honda Teamは、第4戦スペインGP、第10戦チェコGPに続き、今季3回目の1-2フィニッシュ。マルケスとペドロサの両選手が同時に表彰台に立つのはこれで7回目となり、アラゴンに集まった7万人のファンを喜ばせた。

    予選13番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が13位でフィニッシュして2戦連続今季10回目のポイント獲得。チームメートのティト・ラバトは15位でフィニッシュ。今季9回目のポイント獲得を果たした。

    予選4番手から序盤セカンドグループに加わったカル・クラッチローは、折り返し地点の11周目の14コーナーで転倒、リタイアとなった。

    マルク・マルケス (MotoGP 優勝)

    「厳しいレースだったので、今回の勝利は非常にうれしいです。昨日はマシンがあまり快適ではありませんでした。今日もウォームアップをのぞき苦戦しました。なぜかわかりません。しかし、大好きなサーキットの1つでもあり、地元に近く、ファンの前で走れるレースはモチベーションがいつもより上がります。一生懸命プッシュしました。昨日2度転倒したにも関わらず、いくつかのコーナーでは頭の中でスイッチを切りました。ビニャーレスとドヴィ(ドヴィツィオーゾ)が少し苦戦しているのがわかったので、アタックするときだと思い、その通りにしました。何度かヒヤッとする場面がありました。そのうちの一回はバレンティーノをオーバーテイクしようとしていた時です。彼はコーナーで思ったよりタイトなラインを走っていました。ぶつからないようにするためにブレーキを放しました。そしたらロレンソがすぐそこにいました。そこでコースを外れ、その後、引き続きプッシュしてギャップを縮めました。これで少し冷静になりました。ロレンソをパスしてからは、ダニがどんどん追いついてきたのでプッシュし続けなければなりませんでした。とにかく、これがマルケススタイルです。もちろんチャンピオンシップのことを考えることは大事なことですが、今は全力を尽くすことが必要とされる状況です。この調子でモチベーションもメンタルも維持し、それぞれのレースで100%の力を出したいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 2位)
    「もしかしたらもう少し早くマーベリックをオーバーテイクできたかもしれません。そして優勝争いのチャンスがあったかもしれません。それでも今日の自分のレースはとてもうれしいです。目標は表彰台もしくは優勝でした。その目標を達成しました。少し後悔はありますが、同時に、マーべリックと同じミディアムリアでなかなか抜けなかったし、終盤に向けてタイヤを温存しなければならなかったのだから仕方ありません。みんな同じようなペースだったのに、なぜか、突然前のグループとギャップができていました。ようやくビニャーレスをパスした時にはすでにギャップが開いていました。そのため一生懸命プッシュしました。そして徐々に追い上げていきいました。とても力強いレースができました。熱い走りができたし、僕にとってもチームにとってもいいことでした」

    ジャック・ミラー (MotoGP 13位)
    「ポイントを獲得することはできましたが期待していたようなレースにはなりませんでした。それでも今日はまずまず満足しています。ハードタイヤを使い、もう少しいい結果を期待していましたが、そうはいきませんでした。全体的にはポジティブな週末でした。マシンはとても快適でした。特にフロントはよかったです。リアのグリップが少し足りませんでした。ハードコンパウンドでは最初なかなかグリップが機能しませんでした」

    ティト・ラバト (MotoGP 15位)
    「常にもっといい結果を望んでいるので15位というのは思っていたような結果ではありません。しかし、後方からのスタートとなったレースでとてもいい仕事ができたと思うし、ポジティブな1日になりました。今回のレースでポイントを獲得できて自信につながりました。そして今度は次の日本でのレースに向けて集中したいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP リタイア)
    「フロントブレーキレバーの感触があまりよくありませんでした。理由は単純で指に合わなかったからです。フロントブレーキの温度がスリップストリームに入っているためバックストレートエンドでとても高くなりました。加えて1コーナーでレバーがとても遠くにあって、合わせられず、ブレーキを握ったときにミスをしてしまいました。フロントがロックして、はらんでしまいました。その後コースに戻ってうまくリカバーしましたが、トップグループに戻れると思っていました。ひとりで走っているときの感触はよかったのですが、ヨハン(ザルコ、ヤマハ)を14コーナーでパスした時にミスをしてしまいました。フロントから転倒しました。ハードフロントタイヤを使うときは常にリスクが伴います。残念な結果ですが、レースウイークは決して悪くありませんでした。再び戦闘的になることができたことはポジティブなことでした」

    関連:【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 結果:マルク・マルケスが今季5勝目

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスはレース終盤で徐々にペースを上げて5位を獲得。一方、怪我からわずか24日のバレンティーノ・ロッシは、正反対の作戦で序盤で上位に浮上。そのあと5位でチェッカーを受けた。

    マーベリック・ビニャーレスはスタートでやや遅れたが、素早く取り戻して2番手へ浮上。しかしそのあともしばらくグリップに苦しみ、その間にバレンティーノ・ロッシ、アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)に先行されてしまう。

    ターニングポイントになったのは3ラップ目。ようやくリズムをつかむと着実に前車との差を詰め始め、6ラップ目にはアンドレア・ドビツィオーゾにプレッシャーをかけて5番手に浮上。さらにその前を行くバレンティーノ・ロッシを追いかけた。

    マーベリック・ビニャーレスの走りは順調だったが、バレンティーノ・ロッシも簡単には4番手の座を渡さない。ファクトリー・ヤマハの2台による接近戦に、サーキットに詰めかけた大勢のファンの目が釘付けになった。そして残り3ラップ、マーベリック・ビニャーレスがついにバレンティーノ・ロッシをパスして4番手へ浮上。さらに上を目指したいところだったが、このときすでに3番手との差が大きくなっていたため、そのまま4位でチェッカーを受けた。トップとの差は5.256秒。

    エンデューロ走行中の怪我後、初めてのレースに臨んだバレンティーノ・ロッシを大勢のファンが見守るなかで、スタートはやや出遅れて3番手で第1コーナーへ。そして前方で奮闘するマーベリック・ビニャーレスに一気に近づいて、これをパス。2ラップ目には真っ先に1分49秒334のベストタイムを記録し、勢いに乗ってトップとの差を縮めていった。

    バレンティーノ・ロッシは脚の痛みをものともせずに最大限のプッシュ。トップ4台がますます接近するなか2番手を走行するバレンティーノ・ロッシは、後続のマルク・マルケスとアンドレア・ドビツィオーゾを抑えながらトップのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)にプレッシャーをかけていった。

    残り11ラップあたりから疲れが見えたバレンティーノ・ロッシは、わずかにペースを下げてマルク・マルケスとダニ・ペドロサ(ホンダ)に先行を許す。しかしそのあとは持ち前のファイティング・スピリットをふり絞ってチームメイトと激しい4位争いを展開し、トップから5.882秒差の5位でゴールした。

    この結果、シリーズポイントではマーベリック・ビニャーレスが合計196ポイントでランキング3位をキープし、トップを28ポイント差で追う状況。バレンティーノ・ロッシは合計168ポイントまで伸ばしたものの、ランキングではひとつ下げて5位となった。コンストラクターズ・ランキングではトップから17ポイント差の2位。チーム・ランキングでは30ポイント差の2位となっている。

    Yamaha Factory Racing Teamはこのあとアジアへ。3週間後、ヤマハの地元レースとなる日本GPをツインリンクもてぎで迎える。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (4位)
    「とくに序盤の数ラップでハード・タイヤがうまく働いてくれず遅れてしまいましたが、周回を重ねるにつれてどんどん良くなってきました。グリップ感だけではなくて、1ラップごとに全体的に走りやすくなっていったのです。でも結局、それではまだ足りませんでした。フォルガーはミディアム・タイヤを使用し、少しもグリップしなかったと言っているので、どのタイヤを選ぶかは非常に難しい判断だったのです。いつもならタイヤ・テストに多くの時間を割いているのでもう少し簡単なのですが、今回はそれがうまくいかず、私は結局、ライバルたちと同じものを使うことにしました。次回はウイーク初日の金曜日から、より一層ハードに仕事に取り組まなければならないと思っています。常にプッシュの手を緩めず、モチベーションを高く保つことが重要です。決して楽なことではありませんが、次回、日本GPではもっと強くなれるようベストを尽くします」

    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「1週間前はレースに出場できるかどうかさえわからない状態だったので、今日の自分の走りには満足しています。昨日の予選でフロントロウを獲得しただけでも素晴らしいことで、とてもうれしく思いましたが、決勝では後半で苦しくなることが初めからわかっていました。そして実際、痛みに加えてタイヤの消耗が大きく影響するようになってしまったのです。でもレース日程は私の味方! このあとはまるまる2週間のインターバルがあるので、トレーニングを続けて怪我の状態を改善していくことができるでしょう。3週間後にはチームにとって非常に重要な日本GPを迎え、3連戦になります。脚への影響も大きくなるでしょうから、もてぎではまだ100%というわけにはいかないとしても、それに近いところまで回復し、そのあとにつなげないと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「タイヤチョイスに左右される結果となりました。今週はドライ・コンディションでタイヤスペックをテストする時間があまりなかったため、選択がとても難しくなってしまいました。ふたりとも耐久性を考えてリアにハード・タイヤを選び、レース中もできるだけスムースな走りを心がけて消耗を最小限に抑える努力をしていました。しかし、そう簡単にはいかず、やはりグリップが落ちてしまったのです。それに加えて、マーベリックは序盤でタイヤを暖めるのに苦労したようです。ようやく調子が上がって来たころには前との差が大きくなり過ぎていました。バレンティーノに関しては、そのファイトにチーム全員が魅せられていました。怪我から24日しかたっていないというのに、もう上位争いを展開しているのですから。本当に素晴らしい走り。私たちの想像をはるかに超えるものでした。次回、もてぎが非常に楽しみになりました。少し時間があるので、怪我も順調に回復するでしょう」

    関連:【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 結果:マルク・マルケスが今季5勝目

  • 【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 結果:マルク・マルケスが今季5勝目

    【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 結果:マルク・マルケスが今季5勝目

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝が24日(日)にスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝を果たした。

    ホールショットを奪ったのはホルヘ・ロレンス。2番手にはバレンティーノ・ロッシが浮上し、マーベリック・ビニャーレスとヤマハ勢が続いた。その後、ビニャーレスがミス。マルク・マルケスがじわじわと順位を上げ、残り8周でトップに浮上。

    残り3周でチームメイトのダニ・ペドロサもホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を攻略してレプソル・ホンダが1-2体制でファイナルラップへ。

    優勝はマルク・マルケス。今季5勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。2位にはダニ・ペドロサ、3位にホルヘ・ロレンソという順でチェッカーを受け、地元スペイン出身のライダーが表彰台に並んだ。

    4位にはマーベリック・ビニャーレス、5位には負傷をおしての参戦となったバレンティーノ・ロッシとヤマハ勢が続いた。

    以下、アレイシ・エスパルガロ、アンドレア・ドヴォツィオーゾ、アルバロ・バウティスタ、ヨハン・ザルコ、アレイシポル・エスパルガロがトップ10入りを果たした。

    2017 MotoGP 第14戦 アラゴンGP 決勝 結果

    Po. Num. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    8 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    10 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    12 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    13 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    14 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング
    15 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    16 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3
    17 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    18 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    19 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    20 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング
    21 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
      35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ
      17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPはモーターランド・アラゴンでのウイーク2日目に事態を一気に好転させた。

    マーベリック・ビニャーレスが2戦連続でポールポジションを獲得。バレンティーノ・ロッシは負傷中にもかかわらず素晴らしいパフォーマンスで3番手に入り、揃ってフロントローに並ぶこととなった。

    フリープラクティス第4セッションで力強い走りを見せたマーベリック・ビニャーレスは、勢いをそのままにQ2のタイムアタックに出場。最後から2番目にピットを出て前方にクリアスペースを確保すると、すぐさまペースを上げて2度目のトライで2番手へ浮上した。

    そのあと、残り6分半ほどでピットに戻ってタイヤを新品に交換。コース復帰後はさらにペースを上げて1分47秒635を記録し、バレンティーノ・ロッシを上回りトップに立った。この時点で残り時間は1分40秒。あと1回のアタックが可能だったが、このタイムがその後、破られることはなく、マーベリック・ビニャーレスのポールポジションが決定した。2番手との差は0.1秒。

    一方のバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第3セッションで10番手に入り、直接Q2へ進出。そのなかでは慎重にスピードアップを図りながら、まず2回のトライを行ったものの1分48秒前半で10番手に留まった。7分強を残してピットに戻り、タイヤ交換を行ってコースに復帰したあとは一気にペースアップ。1分47秒815を記録して暫定ポールに立った。ライバルたちが最後のアタックに入ると順位を下げたが、マーベリック・ビニャーレスから0.180秒差の3番手でフロントローを獲得した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは第14戦アラゴンGPをグリッド4列目からスタートする。午前中のフリープラクティス第3セッションでペースが上がらなかったためQ1に出場することとなったが、Q1では好調ぶりを見せてQ2へ進出。ここでフロントローまで0.587秒差と迫る11番手を獲得した。
    一方、ヨハン・ザルコのチームメイトのジョナス・フォルガーは予選18番手。フリープラクティス第3セッションで転倒し、首を負傷して病院へ搬送されたが、検査の結果、走行可能と診断されて第4セッションに復帰。続いてQ1に出場して18番手を獲得した。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (予選1番手/1分47秒635)

    「午前中と比べると、午後のQ2はコンディションが少し難しくなっていました。そのなかでもトップタイムを記録することができたので嬉しいです。これもチームのサポートのおかげです。ラップごとにタイムが良くなり、走りもずっと安定していました。このフィーリングを明日も持ち続けたいと思います。ミサノ・テスト以来、大幅に改善が見られ、とくにドライ・コンディションではずっと高いポテンシャルをキープしています。しかしウエットではまだ遅れているところもあるので、そのことを常に念頭に置きながら安定性を目指していきたいと思います。今日のバレンティーノの走りには正直、とても驚かされました。その素晴らしさには言葉もありません。彼はいつも好成績をキープしているわけですが、今日もこのような速さを見せてくれたことは本当にうれしいことです。彼がいるからこそ、データを比較することができるし、ともに判断し、さまざまなことを決めていくことができるのです」

    バレンティーノ・ロッシ (予選3番手/1分47秒815)
    「リハビリ中ながら良い走りができたと思います。手術を担当してくれたドクターに始まり、ここまで私を助けてくれたすべての人に感謝します。手術後はトレーナーにアドバイスを受けながら懸命にリハビリに励み、脚の状態は日に日に良くなってきました。実際にはマシンの上で少し痛みも感じますが、とても気持ちよく乗れていることは間違いありません。決勝ではフロントローからのスタートがとても重要。ペースを把握し、しっかり最後まで走り切れるかどうか判断しなければなりませんが、今のところは満足。非常に嬉しいです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ウイーク初日は厳しい展開になってしまいましたが、今日は一転、非常に素晴らしいものになりました。Q2に向けて限られた時間のなかでチーム・クルーたちが懸命の努力で仕事を完了し、万全の態勢でタイムアタックに臨むことができました。そしてマーベリックはそのハイペースとスピードを存分に発揮してポールポジションを獲得。彼は何をすべきかを十分に理解していて、それを実行し、1分47秒635の好タイムを記録したのです。バレンティーノについては、その見事なパフォーマンスにチーム全員が拍手喝采。これまでの経験上、彼が不可能を可能にする人間であることはわかっていたわけですが、今日もまた、その力を私たちに見せつけてくれました。Q2へ直接、進出したばかりでなく、一時はトップに立って3番手を獲得。チームにとってはすべてにおいて最高の一日になりました。この好調を明日もキープして午前中のウォームアップ・セッションと午後の決勝につなげたいと思います。タイヤ・スペックと耐久性については未確認なところも残っているので、ウォームアップが重要になります。そこで決勝用タイヤを決定します」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選11番手/1分48秒402)
    「Q1で全力を使い果たして1分48秒4を記録。Q2ではそれ以上、タイムを短縮することはできませんでした。ベストを尽くしても11番手という状況は非常に苦しいものですが、依然として、決勝はきっとうまくいくと信じています。午前中に転倒してしまい自信のレベルは少し下がっていたのですが、フリープラクティス第4セッションでセッティング変更を行うとフィーリングがかなり改善。そのおかげでQ1ではいい走りができました。でもQ2では残念ながら、どんなにがんばっても結果につなげることができませんでした。ラップタイム向上のためにはニュータイヤの高いグリップ力が必要です。私はそれを十分に使い切ることができなかったのです。しかしながら、ユーズド・タイヤでの走りはライバルたちと比べても順調のように思えますし、決勝ではこのことのほうが重要です。第3セッションであれほど苦しんだことを考えれば、11番手スタートは決して悪くないと思います」

    ジョナス・フォルガー (予選18番手/1分49秒034)
    「とても難しい状況です。フリープラクティス第3セッションで原因不明の転倒。予選では他のライダーたちのようにペースを上げることができませんでした。グリッド18番手からの追い上げは大変ですが、その前に必ず、不調の原因を突き止めて解決できると信じています。いずれにしても、明日はできるだけ多くのポイントを獲得することを目標に、いつもと同じようにベストを尽くすだけです」

    関連:【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 予選:ビニャーレスが今季5度目のポール

  • 【MotoGP】 ホンダ:第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、フリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、5年連続ポールポジション(PP)獲得に挑んだが、2度目のアタックで痛恨の転倒を喫し、5番手に終わった。1度目のアタックで首位に浮上し、PP獲得に王手を掛けた格好だったが、12コーナーでラインを外し、フロントから転倒。1度目のアタックでマークしたタイムで2列目を確保した。

    そのマルク・マルケスをマークし、ともにフロントローとPP獲得を狙ったカル・クラッチロー(LCR Honda)が、Honda勢最上位の4番手につけた。カル・クラッチローは、3回目のフリー走行で8番手につけてQ2進出を果たした。その後に行われたFP4で転倒を喫したが、予選では好調な走りを取り戻し、今季2度目の表彰台と今季初優勝への期待をつないだ。

    初日トップタイムのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、気温が上がり路面温度が上がったことでセットアップを詰めきれず、6番手グリッドに終わった。マルケスとのPP争いに注目が集まっていたが、予選では地元ファンの期待に応えることができなかった。

    しかし、決勝に向けてのロングランでは、2列目に並んだ3選手ともにいい走りをしている。3選手ともにアラゴンを得意とするだけではなく、Honda RC213Vとサーキットの相性もよく、決勝ではHonda勢の優勝と表彰台独占も期待される。

    初日12番手につけたジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、青空が広がった土曜日のフリー走行でも快調にラップを刻んだが、わずかの差でQ2進出を逃し、13番手グリッドだった。ジャック・ミラーは、後半戦に入ってやや調子を落としていたが、今回は復調を感じさせる走りとなった。チームメートのティト・ラバトは、セッティングに苦労する一日となったが、決勝に向けてセットアップを進めた。決勝では地元ファンの応援を力に追い上げのレースに挑む。

    カル・クラッチロー (MotoGP 4番手)
    「もちろんフロントローを獲得したかったです。いつものようにベストを尽くしましたが、ほんの少し足りませんでした。マルクが僕の前にいたので、そのアドバンテージを使いたかったのですが、彼はその後転倒してしまいました。バックストレートでマルクのスリップストリームを使えれば、0.5秒は縮められると思っていました。でもバックストレートに入る前に彼が転倒してしまったので、ポールポジションを獲得できませんでした。ただ、この結果はうれしいです。僕たちはいい仕事をしました。それ以上にフロントローを獲得したライダーたちは素晴らしい走りでした。明日はいいレースと素晴らしいバトルを期待しています。6人か7人の戦いになると思います。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がその中に入るかどうかは分かりません。このアドバンテージをできる限り有効に使いたいです。明日はどんなことも起こり得ます。トップ5に入ることは可能だと思うし目標は表彰台です。トップのライダーたちと逃げて、そのあとはどうなるか様子を見たいです」

    マルク・マルケス (MotoGP 5番手)
    「今日は、昨日とコンディションが全く違ったので簡単ではありませんでした。ゼロからスタートしましたが、セットアップに関して、すぐに最良の方向性を見つけることができませんでした。FP3は速かったのですが、完ぺきな快適さはありませんでした。FP4に向けて少し調整をして、中古タイヤで最後に出たときには、ようやくいい感触が得られました。これはポジティブなことでした。明日のウォームアップではセットアップをもっと進めたいです。この方向性で引き続き取り組んでいきます。予選では少しプッシュしすぎたようです。はらんでしまい転倒してしまいました。2列目は最良のポジションではありませんが、スピードはあるのでうれしいです。明日はすべてを分析して、いいタイヤの選択をしなければなりません。あまりデータがないので難しいですが、表彰台争いができるペースはあると思います」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 6番手)
    「今日はドライコンディションで、できる限りのことをしようと思いました。マシンのセットアップとタイヤテストに全力で取り組みました。試したいことをすべて試す時間はなかったので、レースでより機能するものを選んで試しました。FP3とFP4では速いタイムを出すことができましたが、予選では残念ながらあまりいいタイムを出せませんでした。明日はウォームアップでセットアップを完成させ、正しいタイヤの選択をしたいと思います。マルクとマーベリックはとても強そうなので、集中力を維持してミスをしないようにしたいです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 13番手)
    「速いタイムはすべて一人で走って出しました。レースに向けていいペースがあるので自信があります。1000分の9秒というほんのわずかの差でQ2に進めず残念でした。FP3で転倒してしまい、少し計画が変わりました。そのため、Q2進出に向けて影響が出ました。でも全体的にはとてもいい日でした。力強いレースをするベースがあります。そしていい感触もあります」

    ティト・ラバト (MotoGP 21番手)
    「FP3で14番手といいパフォーマンスができたあとだったので、予選ではもう少しいい結果が出せると思っていました。しかし、ドライコンディションであまりタイヤのテストができなかったこともあり、フロントエンドの感触が完ぺきではありませんでした。でも予選セッションの最後には力強さが戻りました。FP4の転倒があったにも関わらずいいタイムが出せたと思います。レースに向けていい感触があります。もし明日も今日のような天気だったら、タイヤの選択に関してはクリアな考えがあります」

    関連:【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 予選:ビニャーレスが今季5度目のポール

  • 【MotoGP】 スズキ:第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    雨に見舞われ、ウェットコンディションでスタートしたアラゴンGPだったが、2日目の今日は、午前、午後ともドライコンディションでの走行となった。

    チームスズキエクスターライダーのふたりは、限られた時間の中で決勝に向けてのセットアップを詰め、イアンノーネが10番手で、明日の決勝は4列目からのスタートに。MotoGPルーキーのアレックス・リンスは、セットアップを詰めきれず、20番手からのスタートとなった。

    今日は路面温度も上昇し、昨日とは路面コンディションが大きく変わった中、午前のFP3でトップ10入りを果たしたイアンノーネは、久しぶりのストレートQ2入り。一方、チームメイトのリンスも、地元サポーターの大きな声援に応えるごとく全力でタイムアップを試みるも、厳しい展開を強いられた。

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日の予選はタイム差が少なかったから、あとコンマ1~2秒速かったら、グリッドをもっと上位に上げることができたと思うし、今日はそのチャンスが十分にあったと思うんだ。タイムアタックラップで、1コーナーでインにつけれなくてタイムロスしてしまったんだけど、その原因は、そもそも僕たちのマシンが常に限界に近いところで走っているからだと思っている。だからミスを犯しやすいんじゃないかとね。でも、他のサーキットよりも上位とのタイム差が少ないし、今日はプッシュすることも出来たから楽しく乗れたよ。明日の決勝はトップグループでレースしたいね。」

    アレックス・リンス
    「昨日はFP1、FP2共ウェットコンディションで、ドライで走れたのは今日が初めてだったことを思えば、今日の結果はまずまずだと思っているよ。ウェットからドライの乗り換えに最初はちょっと手こずったけど、乗るたびに良くなっていったし、フィーリングはかなりいいよ。あとは明日のウォームアップで最終調整をして、ベストな状態で決勝に挑めるようにするのみだね。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「ここ数戦、なかなかトップ10入りすることができなかったので、アンドレアがストレートでQ2入りを果たしてくれたことはポジティブな要素だと思っています。今日のアンドレアはドライコンディションでかなりポジティブな走りができましたし、まだまだ改善できる要素は残されているので、明日の決勝でどんなパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみです。アレックスに関しては、残念ながら我々が期待していた結果には届きませんでしたが、昨日の雨のせいもあり、経験不足のために、時間が少し足りなかったのかも知れません。明日のウォームアップの時間を最大限に生かし、決勝に向けてしっかり準備したいと思っています。」

    関連:【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 予選:ビニャーレスが今季5度目のポール

  • 【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 予選:ビニャーレスが今季5度目のポール

    【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 予選:ビニャーレスが今季5度目のポール

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの予選が23日(土)、モーターランド・アラゴンで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が2戦連続5度目のポールポジションを獲得した。

    気温24度。路面温度40度のドライコンディションの中、マーベリック・ビニャーレスは、1分47秒635をマーク。年間の予選最速者を決定するBMW・M・アワードにおいて、総合1位に対して48ポイント差まで挽回した。

    2番手には0.100秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、3番手には負傷をおして出場しているバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が続き、フロントローを獲得した。

    2列目にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が並ぶ。

    3列目はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、アルバロ・バウティスタ(プル&ベア・アスパル)が続いた。

    2017 MotoGP 第14戦 アラゴンGP 予選 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒635
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分47秒735
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒815
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分47秒830
    5 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒963
    6 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒107
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分48秒137
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒159
    9 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分48秒187
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分48秒289
    11 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒402
    12 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒471
    13 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒307
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒387
    15 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分48秒467
    16 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分48秒908
    17 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分48秒911
    18 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒034
    19 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分49秒052
    20 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分49秒233
    21 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒258
    22 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分49秒288
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分49秒578
    24 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分50秒769
  • 【MotoGP】 ホンダ:第14戦 アラゴンGP 1日目レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第14戦 アラゴンGP 1日目レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGPのフリー走行は、終日、雨が降ったり止んだりの不安定な天候となった。午前中は、セッション開始直前に雨が降り始め、午後のセッションも断続的に雨が降り続けるコンディションに。難しい路面コンディションとなった1日目だが、午後に比べて雨量の多かったFP1では、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムをマークし、降ったり止んだりで路面コンディションが変化した午後のセッションでは、セッション終盤に一気にタイムを上げたチームメートのダニ・ペドロサがトップタイムをマークし、総合でも首位で初日を終えた。

    今季初優勝を達成した第4戦スペインGP(ヘレス)以来となる初日総合トップに浮上したダニ・ペドロサは、目まぐるしく変化する路面コンディションに翻ろうされる一日となったが、ストレート部分がほぼドライコンディションになった午後のセッションでは、終盤にただ一人だけ1分59秒台をマークし、応援に駆けつけた地元ファンを喜ばせた。アラゴンGPでは、12年大会で優勝しているダニ・ペドロサ。5年ぶりの優勝と、今季2勝目に向けて手応えのある一日となった。

    FP1でトップタイムをマークしたマルク・マルケスも、好調なスタートを切った。午後のセッションでは雨量が少なく、特にセッション終盤は路面が乾き始めたことで、走行を見合わせた。そのため、FP2は4番手タイムに終わったが、路面が乾き始めるまではトップタイムをマーク。MotoGPクラスにデビューしてから、アラゴンGPで4年連続ポールポジション(PP)を獲得している速さをアピールした。土曜日は天候が回復することが予想されており、チームメートであるダニ・ペドロサとのPP争いに地元ファンの期待は膨らむ。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)は6番手で初日を終えた。前戦サンマリノGPの開幕前に左手人差し指をナイフで切り、その際に腱を切ってしまったクラッチロー。サンマリノGPは手術をした左手人差し指に副え木を当てての走行を強いられたが、今大会もその状況に変わりはなかった。この日は不安定なコンディションとなったために、リスクを負わずセットアップに集中した。

    ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は12番手に。この日は、目まぐるしく路面の状態が変わったが、どのコンディションでもまずまずの走りを見せた。天候が回復することが予想される土曜日のFP3では、Q2進出に挑む。チームメートのティト・ラバトは、中途半端な路面コンディションをうまく攻略できず、慎重な走りで22番手。天候が回復する土曜日で、タイムの短縮とポジションアップに挑む。

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 1番手)

    「今日は少し奇妙なコンディションでしたが、満足しています。どちらのセッションでも、コースに出る準備をしていると雨が降り始め、セットアップとタイヤを変えなければならなくなりました。路面は濡れていましたが、それほど濡れていたわけでもなく、あまり多く周回することはできませんでした。スリックタイヤを使う機会もありませんでした。午後はコースの最後の部分のロングコーナーやストレート部分がほぼドライで、タイヤがかなり温まりました。明日のコンディションの様子を見て、どのような感触を見つけられるか考えたいです」

    マルク・マルケス (MotoGP 4番手)

    「今日は特異なコンディションでしたが、うまくいきました。このようなコンディションでは、マシンを深く理解することは不可能です。午前中の路面はウエットでしたが、午後のFP2では、セッション終盤にかけて路面がかなり乾きました。コンディションの変化にあまりリスクを負わないようにして、最後はピットで待機しました。今日はマシンの感触をつかむことはできましたが、あまり多くの情報は得られませんでした。とにかく、マシンの感触は1周目からよく、速さもあったので、今のところなにも心配はしていません。明日もあさっても晴れそうです。引き続きプッシュし、ドライコンディションで自分たちのポジションを確認したいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 6番手)

    「FP2の走りをみれば分かるように、今日はそれほど悪くありませんでした。ただ、左回りのサーキットなので、腕が少し痛みました。まだ、ケガをした指をまっすぐの状態に保っていなければならず、ハンドルバーもいつもと違う握り方をしています。明日はハンドルバーの位置を少し変えて、前進できるか様子を見たいです。全体的に感触はよく、マシンも快適です。最高の感触というわけではありませんが、もし今日がレース日であったとしても、戦闘的に走れたと思います」

    ジャック・ミラー (MotoGP 12番手)

    「今日は不思議な日でした。午前中はウエットで、FP1が終わるころには乾きました。少しプッシュできるラインがありましたが、ドライコンディションのようなペースでは走れませんでした。フルウエットでは力強いペースがあるように感じました。また、乾いていく路面をレインタイヤで走ったときの自分のペースにも満足しています。全体的にはかなりポジティブな日になりましたが、明日はみんながトップ10へ向けてアタックすると思うので、明日の午前中のFP3はかなり熱いものになると思います。おもしろくなると思うし、その中に自分が入れることを願っています」

    ティト・ラバト (MotoGP 22番手)

    「今日のコンディションはとても難しかったです。ハーフウエットやハーフドライのときに、どのくらいプッシュできるかを見極めるのは決して簡単なことではありませんでした。大きなリスクを負わずに、もっと自信を持って走れるようなセットアップに取り組みました。しかし、このようなコンディションはあまり好きではありません。それほど速く走ることはできませんでしたが、それでも楽しめたと思います。明日とあさってはドライになりそうなので、どうなるか様子を見たいです。レースのセッティングに取り組めず一日を無駄にしてしまったので、明日は天気が安定することを願っています」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第14戦 アラゴンGP 1日目レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第14戦 アラゴンGP 1日目レポート

    モーターランド・アラゴンでのフリープラクティス初日、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシがMovistar Yamaha MotoGPフリープラクティスに臨んだ。

    悪天候に見舞われたため順調な船出というわけにはいかず、タイムアタックは行わずにマシン・セッティングだけに集中した。

    ランキングトップとの差を縮めたいマーベリック・ビニャーレスは初日からペースアップを狙っていたが、第1セッション開始とともに突然、雨が降り出したため計画を断念。ウエット用セッティングに変更し、リスクをおかすことなく慎重に走り切って2分04秒098のベストタイムで20番手。トップから2.855秒差だった。

    午後も雨が続いたため新しいウエット・セッティングに変更してタイム短縮を目指したが、なかなかペースが上がらない。微調整を行いながら走り続け、最後の走行で2分01秒632へ更新して17番手に浮上。この結果、トップから1.774秒差の総合17番手で初日を終えた。

    一方、脚の負傷から21日ぶりにMotoGPサーキットに復帰したバレンティーノ・ロッシは、YZR-M1のフィーリングを取り戻すことを目標に、リープラクティス第1セッションに臨んだ。そして何度か走行を繰り返してからセッティング作業を行い、2分04秒066まで上げて18番手。トップとの差は2.823秒だった。
    第2セッションもマシン・セッティングに集中しながら徐々にペースアップ。最終的には2秒以上も更新してトップとの差も2.059秒へと短縮。総合順位20番手で初日を終了した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはアラゴンGPのフリープラクティスを好調スタート。ウエット・コンディションのなか第1セッションで3番手を獲得し、午後からの第2セッションでも勢いをそのままに、またも3番手でチェッカーを受けた。

    ヨハン・ザルコのチームメイトのジョナス・フォルガーは難しいコンディションに手間取り第1セッションで13番手。第2セッションはセッティング作業を続けながら、総合18番手で初日を終えた。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合17番手/2分01秒632)
    「非常に難しかったですね。ウエット用の新しいセッティングを試していたのですが、良い方向性が見つかりませんでした。とにかくスピンがひどくて乗りづらいので、ラップタイムを上げることができません。ウエット用セッティングの向上を目指していつもがんばっていますが、なかなか難しいです。ミサノのように順調にはいかず、前進を目指しながら逆に後退してしまう場合もあります。でも幸い、明日以降は晴れそうです。ドライ・コンディションなら自分のマシンは必ず良い走りを見せてくれるので心配はしていません。どちらにしてもベストを尽くすだけです」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合20番手/2分01秒917)
    「とても気持ちよく乗れたのでハッピーです! 第1セッションからとても順調で、2セッションを終えたあとも脚はとても良い状態。今もひどい痛みはありません。雨だったことが幸いして体力的にも楽だったのですが、明日以降はやはり好天を期待しています。ドライ・コンディションのなかで自分の状態をしっかり把握したいし、セッティングやタイヤについての作業も進めたいですからね」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「難しいスタートになりました。何よりグリップ不足が問題です。ミサノ以降、このようなことは想像していなかったのですが、マーベリックもバレンティーノもマシンに好感触を得られず、スピンに悩まされました。それがパワーロスにつながり、ラップタイムも走り自体も思うようにはいきませんでした。バレンティーノに関しては、初走行をチームのみんなで見守っていたわけですが、ウエット・コンディションがスムースな復帰を助けてくれたと言えそうです。今日の目標はマシンの感触を取り戻すことだったので、それはクリアできたと思います。でも明日はドライ・コンディションを期待しています。そこで初めて彼の本当の状態がわかるでしょう」

    Monster Yamaha Tech3

    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合3番手/2分00秒320)
    「アラゴンの初日に満足しています。MotoGPマシンで初めてこのコースを走るにあたって、ウエット・コンディションが助けになったと思います。というのも、このような状況なら通常よりもゆっくり時間をかけることができるし、激しく負荷をかけていく必要もありません。ドライでは最初のラップからプッシュしていくことになると思いますが、それではスムースに上げていくことが難しく、日曜日までにすっかり疲れてしまったりするのです。だから初日の今日がウエットだったことは、私にとってはとても良かったし、おかげでポジティブな気持ちで明日以降も臨めると思います。ミサノでは、アスファルトの状況が良くなかったためウエットを思い切り走ることができなかったのですが、ここのコースはその心配もありません。しっかりコントロールし、ラップタイムも順調に上がっていきました。第2セッションでは順位を下げることもありましたが、冷静さをキープして終盤のチャンスを待ちました。今は、もう明日に照準を向けています」

    ジョナス・フォルガー (総合18番手/2分01秒745)
    「天候に翻弄され、難しいプラクティスになってしまいました。第2セッションでは、始めはウエットでしたが少しずつ乾いていきました。ウエット・セッティングのまま走り続けることができなくなったので、途中で調整し直して再び臨むことになりましたが、このような変化に対応するのは簡単なことではないし、ライダーとしては今日の時点でリスクをおかすことは避けたいと思っていました。だからタイムアタックよりもウエット用セッティングの向上を目標に取り組んだ結果、順位では大きく出遅れてしまいました。明日以降は晴れるようなので、フリープラクティス第3セッションでタイムアタックを行い、上位に近づいていけるようがんばります」

  • 【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP:ダニ・ペドロサが初日総合1番手

    【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP:ダニ・ペドロサが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦アラゴンGPのフリー走行2が22日(金)にモーターランド・アラゴンで行われ、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が今季8度目のトップタイムをマーク。今季2度目となる初日総合1位に進出した。

    気温16度。路面温度23度のウェットコンディションの中、ダニ・ペドロサは1分59秒858のトップタイムを記録。2番手には0.214秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、3番手にはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が続いた。

    以下、マルク・マルケス、カレル・アブラハム、カル・クラッチロー、サム・ロウズ、アンドレア・ドビツィオーゾ、アレイシ・エスパルガロ、ポル・エスパルガロがトップ10入り。フリー走行1で4番手の

    モビスター・ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは17番手。バレンティーノ・ロッシは20番手だった。

    2017 MotoGP 第14戦 アラゴンGP フリー走行2回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分59秒858
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分00秒072
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分00秒320
    4 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分00秒459
    5 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分00秒471
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分00秒482
    7 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分00秒585
    8 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分00秒962
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分01秒015
    10 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒042
    11 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分01秒103
    12 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分01秒149
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒350
    14 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分01秒471
    15 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒492
    16 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分01秒516
    17 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分01秒632
    18 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 2分01秒745
    19 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分01秒810
    20 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分01秒917
    21 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分02秒077
    22 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分03秒392
    23 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分03秒677
    24 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分02秒935