カテゴリー: ラファエル・カマラ

  • ハースF1 カマラはリザーブ就任か フォルナローリが2027年最有力

    ハースF1 カマラはリザーブ就任か フォルナローリが2027年最有力

    ハースF1の2027年ドライバー候補を巡る争いで、マクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリが一歩リードしているようだ。

    現在、ハースF1はオリバー・ベアマンの残留が有力視される一方、2026年限りで契約満了となるエステバン・オコンの後任選びを進めている。フェラーリ育成のラファエル・カマラも候補に挙がっているが、最新報道ではフォルナローリが優勢となっている。

    フォルナローリが本命 カマラはリザーブ候補
    マクラーレンとフェラーリは、それぞれ育成ドライバーであるレオナルド・フォルナローリとラファエル・カマラをハースF1に送り込もうと働きかけている。

    フォルナローリは最近、スペイン・ヘレスでハースF1のプライベートテストに参加。マクラーレンはローン移籍という形でイタリア人ドライバーをF1デビューさせることに前向きだとされる。

    一方のカマラは現在F2でランキング首位ニコラ・ツォロフを36ポイント差で追っているものの、ブラジル『UOL』は2027年にハースF1のリザーブドライバーへ就任する可能性が最も高いと報じた。

    同メディアによれば、ベアマンが2028年にフェラーリへ昇格した場合、カマラがその後継としてレギュラーシートを獲得するシナリオが描かれているという。

    また、別の報道ではハースF1がフォルナローリとの2027年契約について基本合意に達したとも伝えられており、2026年はF1参戦機会を得られなかったイタリア人が、来季いよいよ最高峰カテゴリーへデビューする可能性が高まっている。

    ハースF1チーム

    小松礼雄代表「国籍ではなく実力で選ぶ」
    ドライバー選考について、ハースF1の小松礼雄代表はベルギーGP週末に「国籍は判断材料ではない」と改めて強調した。

    トヨタとの提携によって平川亮も候補として名前が挙がっているが、小松代表はスポンサーやメーカーとの関係ではなく、純粋なパフォーマンスで判断する方針を貫く考えを示している。

    「私にとって国籍は関係ありません。私は最初の日からアキオさん(豊田章男会長)にも、その点は誤解が生じないよう明確に伝えていました」

    「国籍でドライバーを選べば、その判断に関わる全員、そしてドライバー本人の信頼性を損なうことになります」

    「たとえ実力があったとしても、『トヨタだから』『資金があるから』選ばれたと思われるのは正しくありません。それはトヨタにも、アキオさんにも、チーム代表にも、ドライバー本人にも利益になりません」

    「だから私は最初からアキオさんに『ドライバーは100%パフォーマンスで選びます』とはっきり伝えていました」

    現時点ではフォルナローリが最有力候補とみられるものの、ハースF1は最終決定まで各候補の実績を慎重に見極める姿勢を崩していない。2027年のシート争いは、F2後半戦の結果も含めて今後さらに注目を集めそうだ。

    【関連】
    ・ハースF1 2027年のフォルナローリ獲得でマクラーレンと基本合意との報道

  • ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

    ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

    ハースF1の2027年ドライバー候補として、ラファエル・カマラが最有力に浮上している。

    イタリアメディアは、チーム代表の小松礼雄が率いるハースが、2027年シーズンに向けてラファエル・カマラを起用することで合意したと報じた。当初は角田裕毅が有力視されていたものの、フェラーリの後押しによって情勢が逆転したという。

    フェラーリ育成ドライバーであるカマラは、FIA F3王者となった勢いのままFIA F2でもタイトル争いを展開しており、F1昇格は時間の問題との見方が強まっている。

    ハースF1の2027年シート争いでカマラが優勢
    イタリアの『Rossomotori.it』は、ハースが2027年にラファエル・カマラを起用する方向で動いていると伝えた。

    後任候補となるのは、2026年限りで契約満了が見込まれるエステバン・オコンのシートだ。当初はレッドブルのリザーブドライバーである角田裕毅がチーム代表の小松礼雄の本命候補とみられていたが、フェラーリが強く働きかけたことで状況が変わったという。

    この報道では、フェラーリが育成ドライバーであるカマラをF1へ送り出すため、パワーユニット供給先でもあるハースへの起用を後押ししたとされている。

    フェラーリ育成ドライバー起用の流れを継承か
    今回の報道は、ドイツの『Auto Motor und Sport』が6月に伝えた内容とも一致している。

    同誌は、フェラーリがカマラをハースでF1デビューさせる構想を持っていると報じており、シャルル・ルクレールがザウバー、オリバー・ベアマンがハースを経てフェラーリ入りした流れを踏襲する可能性を指摘していた。

    また、F1ジャーナリストのクリストファー・リンデンは6月、スペインGP期間中にカマラが小松礼雄のオフィスを訪れていたと伝えている。当時は、トヨタとの関係から角田裕毅の起用案も検討されており、2027年にドライバーラインアップを全面刷新する可能性があると報じられていた。

    F2でタイトル争いを続けるカマラ
    21歳のラファエル・カマラは、2025年にFIA F3で圧倒的な強さを見せてチャンピオンを獲得。2026年はFIA F2でもランキング3位につけ、タイトル争いを演じている。

    パドックでは、すでにF1へ昇格できる実力を備えているとの評価が広がっており、フェラーリも将来の有望株として高く評価している。

    一方で、フェラーリのレースシートはシャルル・ルクレールが契約を延長し、フレデリック・バスール代表もルイス・ハミルトンが2027年も残留する見通しを示していることから、空席はない。そのため、ハースで経験を積ませるプランが最も現実的とみられている。

    角田裕毅

    角田裕毅とフォルナローリも候補に残る
    カマラ以外では、角田裕毅とレオナルド・フォルナローリも候補に挙がっている。

    フォルナローリは現FIA F2王者で、現在はマクラーレンのリザーブドライバーを務める。最近ではヘレスでハースのプライベートテストにも参加したが、現時点ではマクラーレンに残留する可能性が高いとみられている。

    一方の角田裕毅は、小松礼雄が高く評価しているとされるものの、フェラーリの育成戦略が優先されたことで立場が後退したと報じられている。ただし、2027年のドライバー市場はまだ流動的であり、正式決定には至っていない。

    今後の焦点
    今回の報道では、フェラーリの後押しを受けたラファエル・カマラが、2027年のハース加入に最も近い存在とされている。角田裕毅やレオナルド・フォルナローリも候補に残るものの、フェラーリの育成方針とカマラの実績を考えれば、現時点ではカマラが一歩リードしているとの見方が強まっている。ただし、ハースおよびフェラーリから正式な発表はなく、現段階では各メディアによる報道に基づく情報である。

    【関連】
    ・レッドブルF1 マックス・フェルスタッペン後任候補にオリバー・ベアマン浮上

  • エステバン・オコンに迫る危機 F1パドックが注目するラファエル・カマラ

    エステバン・オコンに迫る危機 F1パドックが注目するラファエル・カマラ

    ハースF1で苦戦が続くエステバン・オコンの将来に暗雲が立ち込めている。2026年シーズン、チームメイトのオリバー・ベアマンに対して劣勢を強いられる中、パドックでは2027年のシート候補としてF2ランキング上位を争うラファエル・カマラの名前が急速に広がっている。

    フェラーリ育成ドライバーであるカマラは、昨季F3王者に輝いた後、今季はF2でも優勝を重ねて評価を高めており、ハースのドライバーラインアップ再編の中心人物になる可能性が浮上している。

    オコンに高まるプレッシャー ハースが2027年の選択肢を検討
    スイス紙『Blick』によると、オコンは2027年もハースに残留するために厳しい立場に置かれているという。

    アルピーヌから加入したオコンには経験豊富なリーダーとしての役割が期待されていたが、ルーキーのオリバー・ベアマンが安定して上回るパフォーマンスを見せており、期待された成果を残せていない。

    そのためハースは将来に向けた選択肢を検討しており、複数の若手ドライバーが候補に挙がっているとされる。

    F1パドックで急上昇するカマラ評価
    その中でも最も注目を集めているのがラファエル・カマラだ。

    ブラジル人ジャーナリストのジュリアンヌ・セラソリは、自身のYouTubeチャンネルで、ここ数週間でカマラを巡る評価が劇的に変化したと明かした。

    「彼がフェラーリのテストで非常に良い仕事をしたことは知っていたし、若手ドライバーのF1テストでのパフォーマンスがどれだけ重要視されるかも分かっていた」

    「カナダでは私の方から『ラファ・カマラはどうだろう』と周囲に聞いて回っていた。でも今週末は逆だった。多くの人が私のところへ来てラファの話をしていた。今ではみんなが彼について話している」

    セラソリはさらに、カマラの冷静な姿勢が関係者から高く評価されていると説明した。

    「彼はとても落ち着いていて、実務的な考え方をする。『何が悪かったのか』『どう改善するのか』を常に考えている」

    「この数週間で彼への見方は大きく変わった。周囲から抜きん出た存在として認識され始めている」

    一方で、マネジメント陣はF1昇格の話題に気を取られることなく、まずはF2タイトル獲得に集中させたい考えだという。

    カマラだけではない ハース候補者は多数
    もっとも、2027年のハース候補はカマラだけではない。

    トヨタとの提携強化が進む中で、平川亮の名前も候補として取り沙汰されている。また、元アルピーヌF1ドライバーのジャック・ドゥーハンも商業的価値を含めて候補の一人と見られている。

    さらに新たな候補として浮上しそうなのが、マクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリだ。ハースは6月17日から18日にかけてヘレスでTPCテストを実施し、フォルナローリに走行機会を与えることを発表している。

    F3王者、そしてF2王者としての実績を引っ提げるフォルナローリにとって、このテストはF1昇格へ向けた重要なアピールの場となる。

    2027年のハースは若手中心の再編となる可能性
    現時点でハースがどのようなドライバー構成を選択するかは不透明だ。しかし、フェラーリが強く後押しするカマラの評価が急上昇していることは間違いない。

    ベアマンがチームの将来を担う存在として定着しつつある中、オコンのパフォーマンス次第では、ハースが若手中心のラインアップへと大きく舵を切る可能性もある。

    2026年後半戦は、カマラのF2タイトル争いだけでなく、オコンのF1キャリアの行方を占う重要な期間となりそうだ。

    【関連】
    ・マクラーレンF1リザーブのレオナルド・フォルナローリがハースのTPCに参加

  • フェラーリF1育成ラファエル・カマラがF2初優勝 バルセロナで戦略勝負を制す

    フェラーリF1育成ラファエル・カマラがF2初優勝 バルセロナで戦略勝負を制す

    フェラーリF1育成ドライバーのラファエル・カマラが、2026年FIA F2第5戦バルセロナのフィーチャーレースで初優勝を飾った。

    インヴィクタ・レーシングのカマラはポールポジションからスタートしたものの、ターン1までにアレクサンダー・ダンに先行を許した。しかし、ソフトタイヤでの第1スティントをライバル勢より大きく引き延ばす戦略を選択。終盤にタイヤのアドバンテージを生かして一気に順位を回復し、最終的に2位以下に約10秒差をつけてトップチェッカーを受けた。

    カマラがロングスティントで逆転勝利
    レース序盤はダンが主導権を握り、カマラは2番手で追う展開となった。オープニングラップではオリバー・ゲーテがピット出口付近でストップし、セーフティカーが導入された。

    4周目にレースが再開されると、ダンは好リスタートを決めてカマラとの差を広げた。一方、後方ではソフトタイヤ勢とハードタイヤ勢が入り乱れ、ニコラ・ツォロフ、ガブリエレ・ミニ、コルトン・ハータ、ディノ・ベガノビッチらが激しく順位を争った。

    上位勢ではラファエル・ビジャゴメスが12周目にピットインし、続いてベガノビッチもタイヤ交換を実施。ダンも13周目にピットへ向かったが、カマラはステイアウトを選び、さらにソフトタイヤで周回を重ねた。

    終盤のタイヤ差で一気に首位奪回
    カマラがようやくピットに入ったのは22周目終了時だった。コース復帰時には9番手まで順位を落としたが、前方のライバルたちに対して約10周分新しいタイヤを持っていた。

    そこからカマラは強烈なペースで追い上げを開始。ビジャゴメスをかわして3番手に浮上すると、DRS圏内に入ったミニも攻略。さらに30周目のメインストレートでダンを抜き返し、再びレースリーダーに返り咲いた。

    一方、代替戦略を採ったツォロフも終盤にソフトタイヤで猛追。ハータ、ニコ・バローネ、ベガノビッチ、ミニを次々とかわし、最後はダンをターン3からターン4にかけて攻略して2位に浮上した。

    ラファエル・カマラ(スクーデリア・フェラーリ) フォーミュラ2

    ツォロフが選手権首位に浮上
    カマラはそのまま独走態勢を築き、F2での初勝利を達成した。2位にはツォロフ、3位にはダンが入り、ミニは4位でフィニッシュした。

    5位には13番グリッドから追い上げたローランス・ファン・ホーペンが入り、6位ベガノビッチ、7位ジョン・ベネット、8位ノエル・レオン、9位クッシュ・マイニ、10位ロマン・ビリンスキーがポイントを獲得した。

    カマラはレース後、次のように語った。

    「とても嬉しい。チームに本当に感謝している。昨日も今日もクルマはとても良かった。ようやく初優勝できて良かったけど、これからも集中して作業を続け、このペースを維持できるようにしていく」

    この結果、ドライバーズランキングではツォロフが86ポイントで首位に浮上。ミニが83ポイントで2位、初優勝のカマラが69ポイントで3位に上がった。ダンは64ポイントで4位、レオンが54ポイントでトップ5を締めくくっている。

    チームランキングでは、カンポス・レーシングが140ポイントで首位を維持。ロダン・モータースポーツが112ポイントで2位、MPモータースポーツが95ポイントで3位、インヴィクタ・レーシングが90ポイントで4位につけている。

  • ラファエル・カマラのF1昇格計画が進行 ハースF1のオコンに迫るシート喪失危機

    ラファエル・カマラのF1昇格計画が進行 ハースF1のオコンに迫るシート喪失危機

    ラファエル・カマラが2027年のF1ドライバー市場で大きな注目を集めている。フェラーリ育成プログラムに所属するブラジル人ドライバーは、F2参戦初年度から高いパフォーマンスを披露しており、マラネロではすでにF1昇格の準備が整ったとの見方が強まっている。

    その有力な昇格先として浮上しているのがハースF1だ。しかし、そのシナリオが現実となれば、現在シートを持つエステバン・オコンの立場はさらに厳しくなる。

    F2でも才能を証明したラファエル・カマラ
    ラファエル・カマラは2025年にFIA F3選手権を圧倒的な強さで制覇すると、今季はF2へステップアップした。

    フェラーリ育成プログラムに所属する21歳のブラジル人は、メルボルンとマイアミでの初参戦からいきなり表彰台を獲得。ルーキーイヤーながらドライバーズランキング7位につけており、その適応力の高さを示している。

    近年はアンドレア・キミ・アントネッリ、オリバー・ベアマン、ガブリエル・ボルトレトら若手がF1で即戦力として活躍しており、各チームが若手起用に積極的になりつつある。多くの関係者は、現在の下位カテゴリーで最も将来性の高いドライバーのひとりとしてカマラを評価している。

    フェラーリの昇格ルートはハースF1
    フェラーリ首脳陣はカマラがF1昇格に値する人材だと考えているものの、ワークスチームには空席がない。

    シャルル・ルクレールは新契約を締結したばかりで、ルイス・ハミルトンも現役続行の意向を示している。

    そのため、フェラーリ育成ドライバーにとって伝統的な登竜門であるハースF1が有力な選択肢となる。両チームは技術提携関係にあり、フェラーリはハースF1を通じて若手ドライバーを育成してきた。

    現在その役割を担っているのがオリバー・ベアマンだ。2025年から本格参戦したベアマンは着実に評価を高めており、将来的にフェラーリ昇格候補の筆頭とみられている。

    カマラも同様に、まずはハースF1で経験を積むルートが現実的と考えられている。

    オコンに迫る世代交代の波
    問題は、ハースF1のシートがすでに埋まっていることだ。

    ベアマンの将来性を考慮すると、カマラ昇格の対象になり得るのはエステバン・オコンのシートとなる。

    チーム代表の小松礼雄は昨オフ、2025年シーズンのオコンのパフォーマンスに対して一定の不満を示していた。豊富な経験を持つオコンが若いベアマンに後れを取る場面が少なくなかったためだ。

    今季もここまでオコンは不運に見舞われた面こそあるが、開幕から6戦で獲得ポイントはわずか3点に留まっている。結果だけを見れば、チームに残留を強くアピールできている状況とは言い難い。

    さらに財政面も無視できない要素だ。オコンはハースF1史上でも高額な給与を受け取るドライバーとされる一方、育成ドライバーのカマラははるかに低コストで起用できる。

    2027年ドライバー市場の注目株
    2027年に向けたドライバー市場の議論はまだ始まったばかりだが、ラファエル・カマラが中心人物の一人になる可能性は高い。

    フェラーリ育成のトッププロスペクトとして評価されるカマラにとって、最も現実的なF1昇格先はハースF1だ。そしてそのシナリオが実現する場合、最も大きな影響を受けるのはエステバン・オコンとなる。

    今後のシーズン後半戦は、カマラの成長だけでなく、オコンが自身のシートを守れるかどうかにも注目が集まりそうだ。

    Source: Auto Motor und Sport

  • ラファエル・カマラがフェラーリF1初走行 F2ルーキーに異例の抜擢

    ラファエル・カマラがフェラーリF1初走行 F2ルーキーに異例の抜擢

    ラファエル・カマラ(フェラーリ育成)が、ハンガロリンクで初めてF1マシンをドライブした。フェラーリF1はTPC(旧型車テスト)として2025年型SF-25を使用し、今季FIA F2に参戦するブラジル人ルーキーに初のF1体験を与えた。

    FIA F3王者からF2へ昇格したばかりのカマラだが、フェラーリはすでに本格的な育成段階へ進めている。FRECA、F3と連続タイトルを獲得し、F2でも開幕から安定して表彰台を重ねるなど、その昇格スピードは異例とも言える状況だ。

    フェラーリが早期F1テストを実施した理由
    カマラは2021年からフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属している。今回のF1初走行について、単なる“ご褒美テスト”ではなく、フェラーリ側が将来的な候補として本格評価を始めた側面も見えてくる。

    近年のフェラーリ育成は、F2で結果を出した段階で積極的にTPCを与える傾向が強まっている。実際、同席したディーノ・ベガノヴィッチもすでにアブダビでSF-25を経験済みだった。

    一方で、カマラはまだF2初年度。通常であればF1初走行は翌年以降になるケースも多いが、フェラーリはかなり早い段階でF1適応を確認し始めている。

    ラファエル・カマラ「フェラーリは多くを教えてくれた」
    「2021年にフェラーリへ加入して、アカデミーに入った。それ以来、彼らは本当に助けてくれた」

    「特に選手権の戦い方や準備の方法、シーズン全体への向き合い方だ。それだけじゃなく、毎週末のアプローチや、サーキット外での準備、メンタル面やフィジカル面についても学んだ」

    「責任感についても理解できるようになったと思う。若い頃は、その重要性になかなか気づけないこともある。でも彼らは本当にその部分を助けてくれた」

    「素晴らしいパートナーシップだ。ここ数年は僕のシングルシーターキャリアにおいて本当に良い時間だったし、一緒にやっている仕事で彼らを誇りに思わせたい。今季も良い1年になることを願っている」

    F2開幕直後の段階でF1テストへ進んだことは、フェラーリがカマラを“長期育成枠”ではなく、比較的早い段階でトップカテゴリーへ引き上げる可能性を視野に入れていることを示しているとも言える。

    ベガノヴィッチも再びSF-25をドライブ
    同じFDA所属のディーノ・ベガノヴィッチも今回のテストに参加した。ベガノヴィッチは2025年アブダビのポストシーズンテストですでにSF-25を経験しており、今回は再確認に近い走行となった。

    「ブダペストで再びスクーデリア・フェラーリのF1に乗れて本当に、本当に嬉しい」

    「素晴らしい2日間だった。再びマシンに戻れて最高だった。アブダビ以来しばらく時間が空いていたから、本当に楽しめた」

    「いつだって素晴らしい感覚だし、次の機会が待ちきれない」

  • フェラーリF1育成のF3王者ラファエル・カマラ 2026年はF2にステップアップ

    フェラーリF1育成のF3王者ラファエル・カマラ 2026年はF2にステップアップ

    2025年のFIA F3チャンピオン、ラファエル・カマラが2026年シーズンにインヴィクタ・レーシングからFIA F2にステップアップすることが発表された。フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属のブラジル人ドライバーが、いよいよ次のカテゴリーに挑む。

    カマラは今季のF3で圧倒的な速さを見せ、ポール・トゥ・ウィンを含む4度のフィーチャーレース勝利を含む5回の表彰台を獲得。史上初めて1戦を残してチャンピオンを確定させた。

    2022年にカート界で数々のタイトルを獲得した後、F4 UAE選手権でシリーズ2位を記録。その年にイタリアおよびADAC F4選手権でも3位に入ると、翌年から参戦したフォーミュラ・リージョナル・ミドルイーストでも2年連続3位を獲得した。2024年にはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権で初のシングルシータータイトルを手にしている。

    インヴィクタ・レーシングは、これまでにもガブリエル・ボルトレトやレオナルド・フォルナローリといった歴代F3王者を迎え入れ、F2での成長を支えてきた名門チームだ。カマラもその系譜を継ぐことになる。

    「インヴィクタ・レーシングでF2デビューを迎えられることを誇りに思う」とカマラは語った。「ここ数年でこのチームは若手ドライバーが成長する理想の場所として知られるようになり、結果でそれを証明してきた。ボルトレトやフォルナローリに続いてF3王者としてステップアップできるのは大きな名誉だ。今年のF3で素晴らしいシーズンを送ることができ、自分が次の挑戦に向けて準備ができていると感じている。早くチームとともに新しい戦いを始めたい」

    チーム代表のジェームス・ロビンソンも高く評価する。「ラファエルを2026年のチームに迎えられることを嬉しく思う。彼はこれまでのキャリアのあらゆる段階でスピード、安定感、成熟度を示し、卓越した結果を残してきた。3年連続でF3王者を受け入れることは、我々がトップレベルで若手の才能を育てるという姿勢の表れだ。来季の彼の活躍を楽しみにしている」

    ラファエル・カマラ(フェラーリ育成ドライバー)

    F2で問われる“安定感と対応力”
    F2ではF3よりも長いレース距離と戦略の幅、タイヤマネジメントが求められる。インヴィクタ・レーシングはここ数年、F3王者をF2でも表彰台争いに導いており、その育成環境には定評がある。カマラにとっては、これまでのスピードだけでなく、変化への柔軟さとレースマネジメント能力が問われる1年になりそうだ。

    フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)では、シャルル・ルクレールやミック・シューマッハに続く若手の期待株としてカマラの評価は高い。F2初年度から上位争いに絡むことができれば、2027年以降のF1昇格に向けて大きな一歩となる。

  • フェラーリF1首脳 ラファエル・カマラのF3タイトル獲得と次のステップを語る

    フェラーリF1首脳 ラファエル・カマラのF3タイトル獲得と次のステップを語る

    5回のポールポジション、4回のフィーチャーレース優勝、そして2レースを残してのタイトル獲得。ラファエル・カマラにとって2025年は、FIA F3チャンピオンとして名を刻む、間違いなく最も支配的なシーズンのひとつとなった。

    この選手権でのルーキーシーズンは多くの注目すべき瞬間を生み出したが、中でも今週末のブダペストでのタイトル獲得は最も印象的な出来事だった。

    初めてF3タイトルを獲得するチャンスを迎えたTRIDENTのドライバーは、それに応え、最後の最後に放った予選ラップで記録を更新する5回目のポールポジションを獲得し、そこから止まることはなかった。

    それはすべて、フェラーリ副チーム代表であり、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)代表でもあるジェローム・ダンブロジオが「これ以上うまくいくことはなかった」と語るシーズンを象徴する結果だった。

    「正直なところ、これ以上の結果は望めなかったと思う」と、日曜日のブダペストで彼のドライバーのタイトル獲得について語った。「シーズンは強く始まり、物事がより緊迫した場面でもうまく対処できていたと思う。そして、今日見たレースはそれを完璧に表していた。ウェットで非常に滑りやすいトラックでチャンピオンシップを争っていた。

    簡単にミスをしてしまう状況だったが、彼が限界で走っているのが分かった。速さはあったがコントロール下にあった。いつプッシュするか、いつギャップを広げるかを選んでいて、それが彼が完全にコントロールしていたことを示していた」

    カマラは2022年からフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであり、加入以来、シーズンを通して単座式カテゴリーでランキング5位以下に終わったことは一度もない。

    実際、シーズンでトップ3を逃したのは一度だけであり、今回のF3タイトルは、2024年のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権 by アルピーヌのタイトルに続く2年連続のタイトル獲得となった。

    ダンブロジオは、チーム加入以来、カマラが年々著しい成長を遂げてきたと語り、最近のタイトル獲得はF1チームを引き続き印象づける中での、その進化の証だとした。

    「ラファのような才能があると、これは厳しい言い方に聞こえるかもしれないが、それが期待であり、見たいと思うものだ。我々の仕事は、彼がそれを発揮し、その才能を最大限に表現できるよう、最善の方法でサポートすることだ」

    「彼とは数年前から一緒にやってきたし、本当に大きな成長を遂げたと思う。実は彼のことを初めて知ったのは別のアカデミーにいたときで、そのとき彼は我々のライバルとして戦っていた。

    彼は常にチャンピオンシップを争う位置にいて、間違いなく警戒すべき存在だった。2024年にFRECAチャンピオンを獲得したことで明確な成長を見せ、そして今年、F3選手権のルーキーシーズンでタイトルを獲得した。

    この間に印象的だったのは、彼がドライバーとしてだけでなく、トラック外でも進化したことだ。非常に成熟している。ここ12か月は彼にとって素晴らしいものだったし、彼は卓越したパフォーマンスを発揮した」

    カマラの今季は、タイトルという成果だけでなく、フェラーリ・ドライバー・アカデミーが20歳の彼を全力で支え続けたシーズンでもあった。

    ラファエル・カマラ スクーデリア・フェラーリ2025年F3タイトルを獲得したラファエル・カマラを祝福するジェローム・ダンブロジオ

    時には助言や指導を与えることもあるが、ドライバー自身の意思決定を尊重して支えることもある。ダンブロジオは、それこそがカマラの成長の重要な要素であり、特に印象に残ったと語る。

    「彼は自分が望むこと、そしてパフォーマンスを発揮するために必要なことを独自に理解している。それはドライバーにとって非常に重要なことだと思う。若手の才能に投資し、最善の方法でサポートしようとしているとき、それは非常に印象的だ。

    冬の間にいくつか興味深い議論をした。アカデミーとしていくつか提案をしたが、彼は『いや、ジェローム、自分にはこれが必要だ。これが欲しい』と言った。

    そして私は『分かった、それを与えよう。そしてそうやってサポートしよう』と答えた。彼は自分が必要とするものを理解していて、それは成熟の証であり、強さの証だ」

    自己主張ができることは良いことだが、そのプレシーズンの話し合いの後、結果を出してきたことこそが、彼を将来有望なドライバーとして際立たせている。フェラーリ副代表は、それがすべて大きな目標 ― いつかF1でフェラーリをドライブすること ― に向かっているのだと語る。

    「彼らがステップアップできる資質を持っているかを見極めようとしている。そしてフェラーリにとっては、いつかフェラーリのF1マシンをドライブすることが目標だ。自分の選択や必要なことをはっきりと主張できるのは、このスポーツで結果を出すために必要な要素を理解しているという意味で、心強く安心できることだと思う。

    どの分野でも、自分が何を望むのかを理解し、それに向かって進む必要がある。自分を信じ、自分自身に対して客観的でなければならない。ラファはこれらの資質を持っているが、道のりはまだ長い」

    ラファエル・カマラ F1F1 CEOのステファノ・ドメニカリから祝福を受けるラファエル・カマラ

    まだキャリアのこの段階では、若きブラジル人にとって先は長いが、すでに将来有望な兆しは見えている。

    F3シーズンはあと1戦を残しており、まずは今シーズンを最高の形で締めくくることに集中しつつ、すでに彼の近い将来についても視線が向けられている。

    ダンブロジオによれば、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのカマラは、モンツァ前にしっかり休養を取り、ブラジルに戻って家族と過ごした後、2026年に向けた準備を始める予定だ。

    「まずは今シーズンを終えることが先だが、その後は将来に向けた準備を進める。次のステップはF2だ。難しい挑戦になるが、できる限りの準備をして臨む必要がある」

  • フェラーリF1育成ラファエル・カマラ 2025年FIA F3タイトルを獲得

    フェラーリF1育成ラファエル・カマラ 2025年FIA F3タイトルを獲得

    フェラーリF1の育成ドライバーであるラファエル・カマラ(トライデント)が、FIA F3第9戦ハンガリーのフィーチャーレースでポール・トゥ・ウィンを達成。今季4勝目を挙げ、最終戦モンツァを前に2025年のドライバーズタイトルを獲得した。

    レースはローリングスタートで開始され、カマラはポールポジションから完璧な発進でリードをキープ。カンポス・レーシングのマリ・ボヤとARTグランプリのトゥッカ・タポネンがそれぞれ2番手と3番手に続いた。

    ■ レース序盤:波乱の中でも冷静なカマラ
    タイトルを争っていたMPモータースポーツのティム・トラムニッツは、16番手スタートから巻き返しを狙うも、序盤のターン7でスピン。タイトルの望みは早々に潰えた。

    一方、プレマのウゴ・ウゴチュクウは7番グリッドから好スタートを決め、2周目のターン2でVARのテオフィル・ナエルをオーバーテイクして5番手に浮上。

    3周目にはDRSが解禁され、ボヤがカマラを1秒以内で追走。ファステストラップを記録しながらターン2で仕掛けたが、濡れた路面でのトラクション不足により抜ききれず。

    4周目の終盤、ロディン・モータースポーツのロマン・ビリンスキとAIXレーシングのブラッド・ベナビデスがターン13で接触。ベナビデスがタイヤバリアに突っ込み、セーフティカーが導入された。

    ■ 中盤の再開と波乱
    7周目のリスタートでカマラは再び首位を守り、チームメイトのチャーリー・ヴルツはターン1でナエルをかわして6番手に浮上。

    さらに前方では、ウゴチュクウがハイテックTGRのジェラード・シェに対してターン5でオーバーテイクを仕掛けるが、シェが接触。両者はスピンし、再びセーフティカーが導入されることとなった。

    10周目終了時にレースは再開。カマラはまたしても完璧なリスタートで首位を維持した。

    ■ ツォロフの猛追と白熱の表彰台争い
    13番手スタートのニコラ・ツォロフ(ART)は怒涛の追い上げを見せ、リスタート後すぐに10番手へ浮上。ターン1でノア・ストロムステッドにスイッチバックを決めて9番手、さらにジェームズ・ウォートンも交わして8番手へ。

    だが13周目のターン13でワイドになり、チームメイトのローレンス・ファン・ホーペンに抜かれて10番手に後退。

    その後、ツォロフは再びペースを取り戻し、14周目にはジュスティとバドエルを立て続けに抜いて6番手に。20周目にはナエルとの差を1秒以内に縮め、ヴルツ&タポネンと三つ巴の表彰台争いに加わった。

    ■ 王者カマラ、誰にも譲らぬ勝利
    だが、先頭を走るカマラに脅威となる存在はおらず、そのまま独走でチェッカーフラッグ。完璧な週末でタイトルを確定させた。

    ボヤは2位を守ってフィニッシュし、ポイントランキングでもツォロフを逆転して2位に浮上。3位には粘りの走りを見せたタポネンが入った。

    4位ヴルツ、5位ナエル、6位ツォロフ、7位にプレマのブランド・バドエル、8位ファン・ホーペン、9位MPのアレッサンドロ・ジュスティ、10位にはカンポスのタサナポール・イントラプバサクが続いた。

    ラファエル・カマラ FIA フォーミュラ3フェラーリ育成ドライバーのラファエル・カマラ、堂々たる勝利でF3タイトルを獲得

    ■ 王者コメント:ラファエル・カマラ(トライデント)
    「今フィーチャーレースが終わって、同時にチャンピオンも決まりました。シーズンを通して非常に良い戦いができたと思っています。シーズン序盤から常に強さを示せていましたし、今は少し気を緩めてこの瞬間を楽しみたいです。

    チャンピオン争いをしているときは、なかなか立ち止まって楽しむ余裕が持てないですからね。みんなのサポートと応援に心から感謝しています。今はとにかく楽しみたいと思います。本当にありがとう!」

    ■ ドライバーズランキング(第9戦終了時点)
    ラファエル・カマラ(トライデント) — 156ポイント
    マリ・ボヤ(カンポス) — 108ポイント
    ニコラ・ツォロフ(ART) — 106ポイント
    ティム・トラムニッツ(MP) — 93ポイント
    マルティニウス・ステンショルネ(ハイテック) — 80ポイント

    ■ チームランキング
    トライデント — 282ポイント
    カンポス・レーシング — 263ポイント
    MPモータースポーツ — 166ポイント
    ARTグランプリ — 144ポイント
    VAR(ヴァン・アメルスフォールト) — 136ポイント