カテゴリー: F1カタールGP

  • リアム・ローソンとヘルムート・マルコがF1カタールGPパドックで緊急会談

    リアム・ローソンとヘルムート・マルコがF1カタールGPパドックで緊急会談

    レーシングブルズのリアム・ローソンが、F1カタールGP決勝前、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問とパドック内で話し込む姿がPlanetF1.comにより目撃された。

    レッドブルは2026年のドライバーラインナップを、今週の最終戦アブダビGPの前に発表する予定で、決定の行方に注目が集まっている。

    ローソンとマルコが会談 現地でメキース代表も合流
    カタールGP日曜、PlanetF1.comの現地記者マット・コックが、ローソンとマルコ顧問がテーブルで議論する様子を捉えた。

    その後、今年7月にチーム代表へ就任したローラン・メキースも合流。2026年に向けたドライバー選定の最終局面であることを感じさせる会談となった。

    発表は12月2日(火)に行われる予定で、昇格候補のアイザック・ハジャーはフェルスタッペンの新たなチームメイトとしてレッドブル入りが確実視され、F2で戦うアービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ昇格が見込まれている。

    レーシングブルズ残り1枠はローソン vs 角田裕毅
    ローソンと角田裕毅は、リンドブラッドの相方としてレーシングブルズ残留を争っていると広く見られている。

    ローソンは決勝で12番手から9位まで順位を上げ、重要な入賞を果たしたが、レース後に自身の2026年について問われると「いや、残念ながら何もない」とPlanetF1.comなどに語り、多くを伏せた。

    一方、角田裕毅も「様子を見るしかない」と語り、両者ともに慎重な姿勢を崩していない。

    メキース代表「火曜日に発表する」
    レッドブルは当初、10月のメキシコGP後に決定するとしていたが、最終判断はアブダビまで持ち越されていた。

    カタールGP後、メキース代表は次のように述べた。

    「我々は計画どおり、火曜日に発表する。アブダビでの集中を乱すことはないと確信している」

    2025年シーズンの両者の歩み
    ローソンは、昨年からの11戦に続き、今季レッドブルへ昇格するも、2戦で降格。中国GPでスプリント・決勝とも最下位に沈んだことが響き、レーシングブルズへ戻った。その後は7度のポイント獲得を記録し、9月のアゼルバイジャンでは5位に入った。

    角田裕毅もレッドブル昇格後の難しいシーズンを送ったが、こちらも7度の入賞を記録。ベストリザルトはバクーの6位となっている。

    火曜日の発表で、両者の2026年の行き先がついに明らかになる。

  • レッドブル F1カタールGP後の“ハイレベル会議”で角田裕毅シート喪失を決断

    レッドブル F1カタールGP後の“ハイレベル会議”で角田裕毅シート喪失を決断

    レッドブルとレーシングブルズは、2026年のラインアップを火曜日に発表するとされているが、カタールGP後に行われた「ハイレベル会議」で、リアム・ローソンと角田裕毅の去就が事実上決まったと報じられている。

    カタールGPではリアム・ローソンと角田裕毅が揃ってポイントを獲得し、ローソンは角田裕毅の前でチェッカーを受けた。

    長らく噂されてきたアイザック・ハジャーのレッドブル昇格、そしてアービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ入りという流れの中で、残された1つのシートをめぐる争いに新たな動きがあったとされる。

    レッドブル上層部の会議で2026年体制を決定
    オランダの『De Telegraaf』は、ハジャーのレッドブル昇格に加え、ローソンが2026年もレーシングブルズに残留すると報じた。同紙によると、この決定はローレン・メキース代表、ヘルムート・マルコ、オリバー・ミンツラフCEOを含む“ハイレベル会議”によって最終決定されたという。

    一方で、アービッド・リンドブラッドは来季レーシングブルズでのF1デビューが確実視されており、これによりローソンとリンドブラッドのコンビが現実味を帯びた形だ。

    報道では、角田裕毅は最終戦アブダビGPのFP1を欠場し、自身のマシンをリンドブラッドに譲る。これはチームによる“前倒しのチャンス”ではなく、F1のルーキーテスト義務によるものだと説明されている。

    また、角田裕毅がレッドブルにリザーブとして残る可能性も完全には排除されていないものの、現時点では「明確ではない」とされている。

    レーシングブルズは角田裕毅ではなくローソンを選択との報道

    ローソンは“リンドブラッドの理想的な先輩”と評価
    報道によると、レーシングブルズはローソンをリンドブラッドの理想的なメンターと見ており、10代の新人を支えつつ確実に上回ることが求められるという。

    ローソンは2025年序盤にレッドブルで苦戦し、非常に困難な時間を過ごしたが、レーシングブルズへ戻ってからパフォーマンスを立て直した点も評価されている。

    マルコは今季中盤に「ローソンは良い走りもあるが一貫性に欠ける」と評していたが、エンジントラブルに苦しみながらも強さを示したハジャーを絶賛しており、その才能がメインチーム昇格の背景にあることも示唆されている。

    角田裕毅の去就はなお不透明
    ローソンとリンドブラッドのコンビが濃厚となったことで、角田裕毅の2026年のレースシート喪失は現実味を帯びている。一方で、ホンダとのTPC(旧型車テスト)問題など、別ルートでのF1残留の可能性が依然として語られている。

    火曜日の正式発表が、2026年のレッドブルグループの全体像を明らかにすることになる。

  • レッドブルF1マルコ アントネッリに中傷拡大で発言を謝罪「意図的ではない」

    レッドブルF1マルコ アントネッリに中傷拡大で発言を謝罪「意図的ではない」

    レッドブルのヘルムート・マルコは、アンドレア・キミ・アントネッリがランド・ノリスを意図的に前に行かせたと示唆した自身のコメントがSNSでの過剰な中傷を招いたことを受け、発言を撤回し謝罪した。

    カタールGP終盤、アントネッリは最終盤でコースオフし、4位走行のノリスにポジションを譲る形となった。これによりノリスは重要な2ポイントを確保し、マックス・フェルスタッペンとの差12ポイントのランキング首位を維持している。

    マルコ「意図的ではなかった」映像再確認で発言撤回
    レース中、フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが「アントネッリが道を譲ったように見える」と発言。さらにレース後、マルコが「明らかに“通した”ように見えた」とコメントしたことで、SNS上で18歳のアントネッリに対する誹謗中傷が一気に拡大した。

    しかし、マルコはその後映像を見返したうえで、F1-insiderに次のように語り、発言を修正した。

    「映像を見直した。1回目(ピアストリに抜かれた場面)はもう少し踏ん張れたかもしれないが、2回目はドライビングミスであって意図的ではない。アントネッリがこれほど批判を浴びたのは残念だ。改めて強調するが、彼はノリスをわざと前に行かせたわけではない」

    レッドブルも翌月曜に声明を発表し、アントネッリへの中傷が誤った前提から発生していることを明確化した。

    「カタールGP前後のコメントの一部に、アントネッリ選手が意図的にノリス選手を前に行かせたという誤解を招くものがあった。しかし映像では、アントネッリ選手が一瞬コントロールを失ったことが確認されている。彼への中傷が生じてしまったことは遺憾だ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    メルセデスは“1100件超の悪質コメント”を確認 FIAへ報告へ
    英オートスポーツ誌の調べでは、メルセデスの管理ツールがアントネッリのSNSアカウントで 1100件以上の深刻な不適切コメント を検知し、チーム公式アカウントでも330件以上の誹謗中傷が確認されたという。中には深刻な脅迫も含まれていたとされ、メルセデスはこれらをFIAに提示する方針だ。

    FIAはこれまでも「United Against Online Abuse」キャンペーンを通じ、SNS上の攻撃的言動を抑制する取り組みを進めている。

    トト・ヴォルフはマルコ発言に激怒「どうかしている」ただしランビアーゼとは和解
    メルセデスのトト・ヴォルフ代表は、マルコの当初の発言に強く反発した。

    「まったくのナンセンスだ。我々はコンストラクターズ2位を争っており、キミ自身も(レースで)3位を争っていた。意図的に順位を譲るなんてあり得ない。こんなことを言うなんて正気を疑う」

    ただし、発端となったランビアーゼとは、レース後に直接会話し「その場の感情的な発言」だったことを確認したという。

    「GPとは話をしてクリアになった。彼らはタイトル獲得に向けて1つでも順位が欲しかったのだろう。彼は状況を見ていなかったと言い、SNSでの騒ぎを引き起こしたことを謝っていた」

    ヴォルフは「なぜ我々がドライバーズ選手権に介入する必要があるのか。幽霊でも見ているのか」と述べ、疑惑自体が根拠のないものだと強調した。

  • アイザック・ハジャー F1カタールGP決勝DNFはホイールディフレクターの破損

    アイザック・ハジャー F1カタールGP決勝DNFはホイールディフレクターの破損

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、F1カタールGP決勝で入賞圏内を走行しながら、終盤に発生したフロントホイールディフレクターの破損により無念のリタイアを喫した。レースを通して6位争いを展開しており、キャリア最高位の可能性もあっただけに、チームにとっても大きな痛手となった。

    スタート直後こそ数台に先行を許したものの、ハジャーは徐々にリズムを掴み、中団上位グループの中で安定したペースを披露。ピットストップ後にはメルセデス勢やアロンソの前でコースに復帰するなど、戦略・走行ともに冴えを見せていた。

    残り数周時点では6番手を確保する競争力があり、レーシングブルズにとって今季最も強力なレース内容のひとつとなっていた。

    残り10周から振動発生、破損がパンクを誘発
    終盤に差し掛かった頃、ハジャーのマシンにはフロントレフト付近の異常振動が発生。縁石を避けつつ走行を続けたものの、ホイールディフレクターが完全に破損し、タイヤにダメージが及んだことでパンクが発生。マシンを止めるしかなく、レースは突然の終幕を迎えた。

    アイザック・ハジャーのコメント
    「レースの終わり方がとても残念だった。残り10周あたりからフロントレフトのエンドプレートが大きく振動しているのが見えて、縁石を踏まないように全力で気をつけていた。でも壊れてしまい、タイヤにダメージが発生してリタイアするしかなかった。スタートでは苦戦したところは振り返るつもりだけど、レース全体としては6位争いができていただけに、とても悔しい。週末を通してスピードは良かったので、アブダビにはポジティブな気持ちで臨みたい。」

    パーメイン代表:原因は「厳しい縁石」
    レーシングブルズのアラン・パーメイン代表は、今回のトラブルについて次のように述べている。

    「まず最初に、アイザックには申し訳なく思っている。フロントホイールディフレクターが壊れてしまった。おそらくここの厳しい縁石が影響したと考えているが、本来あってはならないことで、原因を調査する。それまでは非常に強いレースだった。6番手争いをしていたし、本当に良い戦いができていた。」

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    今季最終戦アブダビへ、上位争い再現なるか
    今回は結果に結びつかなかったものの、ハジャーは週末を通して優れたレースペースを見せ、中団上位で戦える力を証明した。レーシングブルズにとっても、コンストラクターズ選手権の最終順位を左右する重要な戦力となっており、最終戦アブダビGPでのポイント獲得が期待される。

    悔しさの残るカタールの夜から一転、ハジャーが最終戦でどのような走りを見せるか注目される。

  • 2025年 F1カタールGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年 F1カタールGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1カタールGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。11月30日(日)にルサイル・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリの決勝レースが行われた。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、序盤のセーフティカーを最大限に活かす見事な戦略で今季7勝目を挙げ、タイトル争いを最終戦アブダビに持ち込んだ。2位にはオスカー・ピアストリ、3位にはウィリアムズのカルロス・サインツJr.が入る展開となり、上位勢は戦略とタイヤマネジメントが勝敗を分けた。

    ランド・ノリスは苦しいレース運びで4位にとどまり、チャンピオンシップのリードはわずか12ポイントへと縮小した。中団ではアンドレア・キミ・アントネッリが安定した走りで5位を獲得し、ジョージ・ラッセルが6位に続いた。フェルナンド・アロンソは粘りの走りで7位を確保し、シャルル・ルクレールは不調のフェラーリで8位が精一杯だった。レーシングブルズ勢の中ではリアム・ローソンが9位で堅実にポイントを持ち帰り、角田裕毅も10位で連続ポイントを獲得した。

    1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「とても良い気分だし、今日のレースを本当に誇りに思っている。我々がピットインを決断したのは正しい判断だったし、今日勝てたのはまさにその決断のおかげだ。純粋なペースではマクラーレンと同じレベルではなかったと思う。セーフティカーが入ると状況が大きく変わることがあり、そこを最大限に活かすことができた。我々は本当に良い仕事をしたし、とくに戦略を完璧に決めることができた自分たちを誇りに思う。アブダビでは失うものは何もないので、持てるすべてを出し切るつもりだ。もちろん今日のようなクレイジーなレース展開をもう一度期待しているが、前向きなエネルギーを持って挑む。クルマのパフォーマンスを最大化し、できる限り競争力を発揮したい。集中を保ち、いい週末のスタートを切れるよう頑張るよ。」

    2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日の僕たちには勝つためのペースがあったけど、正しい判断ができなかった。マックスを追いかけるためにベストを尽くしたし、すべてを出し切ったからこそ勝てなかったのは痛い。来週が最終戦なので、今日のような走りをして最後に全力を尽くすよ。」

    3位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「本当にうれしい!スタートがとても良くて、そこからは戦略、タイヤマネジメント、ピットストップ、コミュニケーションと、すべてが完璧なレースだった。第2スティントの終わり頃、ピアストリが新品タイヤで僕を抜こうとしながらも苦戦しているのを見て、これは表彰台を狙うべきだと思った。クルマの限界までプッシュしていたけど、残り6周で突然何かが壊れてしまった!セクター1と3で大きくタイムを失っていたけど、なんとか持ちこたえてP3でフィニッシュできた。今日の結果はチーム全員の努力の証だと思う。正しい方向に進んでいると信じていたし、難しい週末が続いた時期もあったけど、僕たちがやってきたことを信じていた。みんなのことをとても誇りに思うし、コンストラクターズ選手権5位をつかみ取れたのは本当に価値がある。アブダビでもこの勢いでシーズンを締めくくりたい。行こう!」

    4位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日の結果はフラストレーションが溜まるし、うまくやれなかった。でも、後からなら何とでも言える。もっと上位で終われる可能性があったけど、チーム全体で振り返って、来週もっと強く戻ってくるよ。今は気持ちをアブダビに切り替えるだけで、最終戦で最良の結果を出すために全力を尽くす。」

    5位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日はP5でしっかりポイントを取れたけど、本当はもっと上を狙えたはずだ。最初のピットストップでウィリアムズのサインツにポジションを失ってしまったのが痛かった。僕たちのストップが少し遅かったうえに、ファストレーンの渋滞で待たされてしまって、その結果がレースを変えてしまい、表彰台争いのチャンスを逃した。そこからずっと彼の後ろに詰まっていたし、オーバーテイクは不可能だった。最後はノリスを抑えようと全力で走っていて、少しプッシュしすぎた。ターン9で姿勢を乱して大きなスナップが出てしまい、なんとかスピンは避けたけどポジションを落とした。いいレースをしていただけに、残念で悔しい終わり方だ。アブダビではコンストラクターズ2位を決めるために良いパフォーマンスをして締めくくりたい。」

    カタールグランプリ 角田裕毅

    6位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「残念ながらスタートでいくつかポジションを失ってしまい、それがレースを難しくした。僕のスタート位置だった内側はグリップが低く、最初の数コーナーでそれに苦しめられた。ターン2ではリヤが流れてしまい、さらにポジションを落としてしまった。最初のピットではファストレーン待ちでまた時間をロスして、それが重なってしまった。ここは追い抜きが難しいのは土曜日に分かっていたし、忍耐が必要なレースになった。P6は期待していた結果ではないけれど、コンストラクターズ2位争いでは大事なポイントになった。アブダビで必ず決めたい。」

    7位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「昨日の2ポイント、そして今日の6ポイントは、今週末の期待を上回る結果だ。序盤のセーフティカー後、多くのチームと同じように2ストップ戦略にコミットした。前にいるマシンと戦えるほどのペースはなかったけど、DRS列で抜きにくい状況に恵まれた面もあった。中盤でスピンした時は少し運も味方したね。ほかのサーキットならグラベルに飛び出していたかもしれない。コンストラクターズ選手権でアストンマーティンが前に出るために、今日のポイントはとても大きい。」

    8位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「本当に厳しい週末だった。必要なペースが全くなく、クルマに施した変更も状況を改善できなかった。ポジティブな面を挙げるなら、アブダビではもっと良い形でシーズンを終えたいということ。クルマの力を最大限に引き出すために全力を尽くすし、今年最後にもう一度表彰台に上ってチームにポジティブな気持ちを届けたい。」

    9位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「スタート位置を考えればポイントを持ち帰れたのはポジティブだ。クリーンエアではペースがとても良かったけど、レースのほとんどをトラフィックの中で過ごすことになった。終盤のアイザックのダメージは残念だったけど、アブダビではコンストラクターズ順位をかけて戦うつもりだ。」

    10位:角田裕毅(レッドブル)
    「週末全体としては満足できる内容でしたし、スプリントでの良い結果と、決勝でポイントを取れたのは良かったです。ポイント圏内に入るために全力を尽くしましたし、最終的に達成できて良かったです。ただ、今日は本当に難しいレースでした。クルマの感触は良く、ペースも悪くなかったのですが、サーキットの特性と2ストップのルールによって状況がさらに厳しくなりました。ハイスピードコーナーが多くDRSが1カ所しかないので、オーバーテイクはほとんど不可能で、全員が苦しんでいました。セーフティカーが入ったことで戦略がほぼ固定されてしまい、さらに挽回が難しくなりました。ここ数戦、チームが強いクルマを用意してくれており、僕自身もマックスにできるだけ近づけるよう走れているので、来週も同じように走りたいです。マックスがまた勝利したのはとてもすごいことだと思いますし、アブダビでは彼を最大限サポートしたいです。」

  • 2025年 F1カタールGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年 F1カタールGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1カタールGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。11月30日(日)にルサイル・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリの決勝レースが行われた。

    ポイント圏外では、アレクサンダー・アルボンが11位でフィニッシュし、フェラーリのルイス・ハミルトンはDRSトレインに阻まれて12位と厳しい展開に終わった。ザウバーのガブリエル・ボルトレトとアルピーヌのフランコ・コラピントは、それぞれ13位・14位でレースをまとめたが、上位へ進出するほどのチャンスは得られなかった。

    後方勢では、エステバン・オコンがペナルティに泣いて15位、ピエール・ガスリーは接触によるダメージで16位に沈んだ。一方、ハジャー、ストロール、ベアマン、ヒュルケンベルグはトラブルやアクシデントによりリタイアを余儀なくされ、波乱含みの最終局面となった。

    11位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はハードタイヤでスタートして、クリーンエアを活かす戦略を考えていたけど、序盤のセーフティカーで戦略を変えざるを得なかった。ハードでスタートしたことで隊列の中で不利な位置にいて、終盤はミディアムを使わなくてはならず、あまり理想的ではなかった。前のクルマをすべて抜けるだけのペースはなかったかもしれないが、カルロスが示したようにクルマ自体は良かったと思う。コンストラクターズ選手権5位を確定できたことは大きいし、チーム全員でつかんだ今年の大きな前進を誇りに思う。」

    12位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「スタートは良くて最初のスティントではいくつかポジションを上げられたけど、セーフティカーは僕たちにとって不利なタイミングになり、ダブルスタックで2つポジションを失った。そこからは長いDRS列に引っかかってしまい、追い抜きが限られたこのサーキットでは前に進むのが難しかった。今は気持ちをアブダビに向けて、より良い形でシーズンを終えたい。」

    13位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日はあまりエキサイティングなレースではなかった。オーバーテイクは多くなく、そのほとんどをルイスの後ろで過ごしていた。彼が少しギャップを作ると、それを埋めることができず、そこからレースはあまり動かなかった。スタート直後に少しバトルはあったけど、その後は静かな展開だった。学べたことはいくつかあるし、改善できる点もある。ラスベガスからのペナルティは今日のレースに影響したが、ペース自体は悪くなかった。P14付近からスタートできていればトップ10を狙えたかもしれない。アブダビでは今日の学びを活かしたい。」

    14位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「ピットレーンスタートで、さらに最大スティント長が決まっていたため、どのチームも似た戦略を取ることが予想され、順位を上げるチャンスは限られていた。できることがあまりなかったし、戦略的に使えるカードも少なかった。レースの大半は単独走行だったけど、数ポジション上げられたのは良かった。セットアップ変更後のクルマのフィーリングは改善したものの、ペースと戦略の幅が足りず、攻めることはできなかった。昨日は自分に対して失望していたが、今日は少し良かった。しかし最終盤はグリップ不足でスライドが多かった。チームとしてテストしたことで学びも多い。シーズン最後のアブダビでは良い形で終えたい。」

    15位:エステバン・オコン(ハース)
    「正直、あのペナルティについて言葉が出ない。何が原因なのかわからない。100回以上スタートしてきたけど、同じ手順でやってきた。あれでレースが完全に壊されてしまった。その後、ダブルペナルティを受けることになり、さらにタイヤ選択も合わず、そこですべてが終わった。次のレースは重要になるし、去年チームは強いペースを持っていたので、何が得られるか見てみたい。」

    カタールグランプリ

    16位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当に残念だ。9番グリッドからスタートしてポイントを争えるはずだった。昨日ペースを改善できていたのでレースを楽しみにしていた。ターン14でワイドに走ってダメージを負ってから、Nicoがソフトで強くプレッシャーをかけてきた。ターン1では僕はライン上にいてサイド・バイ・サイドだったが、彼がオーバーテイクを仕掛けた際に僕の左前に接触してきた。あれでレースはほぼ終わりで、パンクしてしまい、さらに大きなダメージを抱えながらの走行になった。そこから挽回するのは難しかった。来週のアブダビでは、今日のようなパフォーマンスを再現してポイント圏を狙いたい。」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はP18スタートでP17フィニッシュ。ここではポジションを挽回するのが難しいと分かっていたので、違う戦略を試してみて、セーフティカーがもう一度出ることに賭けたけど、残念ながらそうならなかった。来週のアブダビではもっと競争力を発揮したい。」

    DNF:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「レースの終わり方がとても残念だった。残り10周あたりからフロントレフトのエンドプレートが大きく振動しているのが見えて、縁石を踏まないように全力で気をつけていた。でも壊れてしまい、タイヤに puncture が発生して、クルマもダメージを受けてリタイアするしかなかった。スタートで苦戦したところは振り返るつもりだけど、レース全体としては6位争いができていただけに、とても悔しい。週末を通してスピードは良かったので、アブダビにはポジティブな気持ちで臨みたい。」

    DNF:オリバー・ベアマン(ハース)
    「とても残念だ。目の前のインシデントにうまく対応できて、良い結果が見えていた。自分たちには十分なペースがあったし、トップ10争いができていた。そこからクルマのリリースが早すぎたことでダメージを負い、タイムも失ってしまい、さらにアンセーフリリースで10秒ストップ・ゴーを受けてしまった。チームとしても痛い結果だし、ライバルにポイントで離されてしまったのは残念。とはいえ、ポジティブな面を見ると、クルマは扱いにくかったけど、それでもポイント圏内を走れていた。気持ちを切り替えて、最終戦で良い形でシーズンを終えたい。」

    DNF:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「序盤の有望なレースがこんな形で終わってしまい、本当に残念だ。ガスリーに当てられてしまったが、今日はポイントを取れたはずだ。昨日からクルマには自信があったし、最初の7周でも良いペースがあった。ここはオーバーテイクが限られているから、アウト側から仕掛けるのはリスクがあるけど、僕は十分なスペースを与えていた。とても不運だったし、僕たちにはチャンスがあっただけに失望が大きい。数日気持ちを整理して、アブダビでシーズンを良い形で締めくくりたい。」

  • F1カタールGP 決勝 ピレリ総括:フェルスタッペン勝利を導いたSCと25周制限

    F1カタールGP 決勝 ピレリ総括:フェルスタッペン勝利を導いたSCと25周制限

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季7勝目を挙げ、来週末のアブダビで3人によるタイトル決戦が行われることになった。タイヤ戦略が中心となった一戦で、スタート時とチェッカー時には3種類すべてのコンパウンドが使用された。

    決定的な局面となったのは7周目のセーフティカーだった。カタールで開催された4回のレースすべてで導入されているが、今回もその影響は大きかった。

    多くのドライバーがミディアムでスタートし、2台のマクラーレンを除く全員がこのタイミングでピットイン。3番グリッドから2番手に上がっていたフェルスタッペンも最初にピットへ向かった。

    マクラーレンの“逆張り”戦略が生んだズレ
    セーフティカー中のピットストップは通常より約10秒のアドバンテージがあり、ここでフェルスタッペンは勝利に向けた重要な優位を築いた。さらに今回は57周の決勝に対して1セットにつき25周の走行上限が課されており、これが戦略を複雑にしていた。

    他車は32周目までに最終ピットを終える必要があった一方、マクラーレンはセーフティカーでピットしなかったため、各スティントを他より長く走る必要に迫られた。オスカー・ピアストリは42周目に最後のピットへ入り、2周後にはランド・ノリスもピットイン。その時点でフェルスタッペンが首位を確固たるものにした。

    多くのドライバーは最初の2スティントをミディアムで走行し、最終スティントをハードで締めくくった。ピアストリはミディアムとハードの両方でファステストラップを記録し、ハードでの1分22秒996が新しいレースラップレコードとなった。

    サインツが完璧な戦略で今季2度目の表彰台
    表彰台3番手にはウィリアムズのカルロス・サインツが入った。7番グリッドから完璧な戦略を展開し、今季2回目の表彰台を手にした。決勝が始まった19時の時点で気温は22度、路面温度は23度と、照明が照らすルサイル・サーキットは比較的涼しいコンディションだった。

    カタールグランプリ

    マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツディレクター)
    「今日のレースにおけるすべての戦略的選択は、セーフティカーの登場によって左右された。スタート直後から十分なグリップを得られ、スティントの間も適切な性能を維持できる最良の妥協点と考えられたのはミディアムだった。

    ほとんどのドライバーが最終スティントでハードを使用したが、C1コンパウンドもレース中盤で十分競争力を持っていただろう。ラップタイムを見る限り、終盤ではC2のミディアムよりも良いパフォーマンスを示したケースもあった。どのコンパウンドも摩耗が非常に限定的で、ドライバーは最大限のプッシュが可能だった。

    過去数日と比べてグレイニングは大幅に減少し、極端な摩耗のケースは少なかったものの、完全には消えていなかった。このため、25周の走行制限は問題を回避する上で適切だったと言える。

    週末を通じて前例のないレベルのパフォーマンスや新しいサーキット記録が生まれた今回のレースの展開は、これまでで最も接近した戦いとなった今季全体を象徴するものだ。これでチャンピオンシップは最終戦にもつれ込むことになり、3人の実力あるドライバーが最後の戦いに臨むことになるのも、決して驚くべきことではない」

  • マクラーレン F1カタールGPで戦略ミス「ライバルのピットインは想定外」

    マクラーレン F1カタールGPで戦略ミス「ライバルのピットインは想定外」

    マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、カタールGPで発生したセーフティカー周回中にライバル勢が次々とピットインした判断を「予期していなかった」と語り、この決断が勝利を失う大きな要因になったと認めた。

    レースをリードしていたオスカー・ピアストリは序盤から快走していたが、ニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーの接触事故により展開が一変。

    7周目に入ったセーフティカーによって、多くのドライバーがピットインし、25周のスティント上限がある中で残り1回のストップで走り切れる状況が生まれた。

    リードを守ったままステイアウトしたマクラーレン
    しかし、ピアストリとランド・ノリスの2台はステイアウトを選択。対照的にマックス・フェルスタッペン以下ほぼ全車がピットに向かい、フェルスタッペンは約26秒相当のピットタイムを最小限のロスで消化し、再スタート時に3番手につけた。

    結果として、マクラーレンの判断は痛恨となり、フェルスタッペンはそのまま70勝目へ。ピアストリは2位、ノリスは4位にとどまり、ノリスの選手権リードはフェルスタッペンに対してわずか12ポイントまで縮まった。

    マクラーレン F1 カタールグランプリ

    「誰もがピットに入るとは思わなかった」ステラ代表の説明
    ステラ代表は Sky Sports F1 に対し、当時の判断を次のように説明した。

    「我々は、あのタイミングで全員がピットに入るとは予想していなかった。もし後ろの全車が入るのであれば、もちろん我々も入るべきだったと言える」

    「先頭にいると、他車がどう動くかを完全には把握できない。2台を同時に入れるダブルスタックでランドに不利になる可能性もあった。ただ、主な理由は“全員が入るとは予想していなかった”ということに尽きる。決断ではあったが、結果として正しい判断ではなかった」

    ステラ代表は続けて、今回の判断が「望んだ結果ではなかった」と述べ、次戦アブダビが決定的な週末になると強調した。

    高いデグラデーションで逆転の余地なし
    マクラーレンはフェルスタッペンより速いペースを持っていたものの、ステラ代表はタイヤのデグラデーションが予想以上に大きかったと説明した。

    「別のセーフティカーが入れば我々に大きなチャンスがあった。ウィル(ノリスのレースエンジニア)が言及していた柔軟性だ。7周目にピットに入ったドライバーは“7-32-57”という明確な戦略になり、結果的にそれが非常にうまく機能した」

    「我々はマシンのペースでギャップを広げられると考えていたが、非常に高いデグラデーションがあり、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができなかった」

  • F1カタールGP 決勝 ハイライト動画:角田裕毅は10位入賞

    F1カタールGP 決勝 ハイライト動画:角田裕毅は10位入賞

    2025年F1 カタールGP 決勝のハイライト動画。11月30日(土)にルサイル・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリの決勝が行われた。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、F1カタールGP決勝でシーズン7勝目となる重要な勝利を手にし、タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込んだ。スタート直後にランド・ノリスを攻略し、首位のオスカー・ピアストリを追う展開に持ち込むと、早々に導入されたセーフティカーがレース戦略を大きく動かした。

    25周のスティント上限という特殊条件の中、多くのチームがセーフティカー中にピットインを選択。一方でピアストリとノリスはタイヤ交換を行わず、依然として2回のストップ義務を残すことになった。

    レッドブルの戦略が完璧に決まり、勝負はフェルスタッペンへ傾く
    セーフティカー中にタイムロスを抑えて1回目のストップを完了したライバル勢に対し、ピアストリとノリスは残るストップを通常のレースペースでこなす必要があり、その分だけ不利が大きくなった。フェルスタッペンは安定したペースでリードを広げ、最終的にピアストリに約7秒差を付けてトップチェッカーを受けた。

    ノリスはさらに厳しい展開となり、終盤はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に阻まれて多くの時間を失う。最終盤で前に出たものの、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)には届かず、サインツが今季2度目の表彰台を手にした。

    角田裕毅は粘りの走りで入賞争いに絡む
    角田裕毅(レッドブル)は後方スタートからポジションを着実に上げ、終盤にはポイント圏をかけた接戦に加わった。レース全体を通じて安定したペースを維持し、厳しいタイヤマネジメントの中でも順位を守る走りを見せた。最終的にはトップ10争いの中で奮闘し、レース終盤の混乱を的確に切り抜けてフィニッシュした。

    タイトル争いは12ポイント差でアブダビ最終戦へ
    この勝利により、フェルスタッペンはノリスとの差を12ポイントに縮め、タイトル決定は最終戦へ。5度目の王座獲得に向けて望みをつなぎ、シーズン最後の舞台となるアブダビGPで完全決着を迎える。

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  • リアム・ローソン F1カタールGP決勝「ポイントを持ち帰れて良かった」

    リアム・ローソン F1カタールGP決勝「ポイントを持ち帰れて良かった」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、12番グリッドから9位でフィニッシュし、貴重な2ポイントを獲得した。戦略とレースペースを生かしてじわじわと順位を上げ、最終戦アブダビGPへ向けて重要な一歩を刻んだ。

    レースは大きなトラブルこそなかったものの、大半を交通の中で過ごす展開に。それでもローソンはクリーンエアで強いペースを発揮し、今季7度目のポイントフィニッシュを手にした。

    ローソン:レースを振り返り「スタート位置を考えれば良い結果」
    ローソン(レーシングブルズ)はレース後、次のように語った。

    「スタート位置を考えれば、ポイントを持ち帰れたのはポジティブだ」

    「クリーンエアにいる時は本当に強いペースがあったけど、レースの大半は交通の中で走ることになった」

    また、レース終盤にポイント圏内を走行していたチームメイトのアイザック・ハジャーが、フロントホイールディフレクターの破損によりリタイアしたことにも触れた。

    「終盤にアイザックがダメージを受けてしまって、2台揃ってポイントを取れなかったのは残念だ。ただ、アブダビでシーズンをしっかり締めくくりたいし、コンストラクターズでのポジション争いもあるので、引き続き全力で戦う」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) カタールグランプリ

    パーメイン代表:ローソンの走りを称賛
    レーシングブルズのアラン・パーメイン代表は、9位入賞を果たしたリアム・ローソンのパフォーマンスを称賛した。

    「リアムは非常に強力なレースをした。12番手から9番手フィニッシュでポイントを獲得し、レース全体を通してとても良いペースを見せていた」

    「アブダビではまだやるべき仕事が残っているが、我々にはそのパフォーマンスがあると確信している。良い形でシーズンを締めくくりたい」

    チーム状況:アブダビ最終戦へ、6位死守の戦い
    今回の結果により、レーシングブルズはコンストラクターズ6位の座を維持し、アストンマーティンに対して12ポイントのアドバンテージを確保した。ハース、ザウバーも25ポイント以内におり、最終戦アブダビでは中団争いが激化する見込みだ。