カテゴリー: F1ポルトガルGP

  • マクラーレンF1 ポルティマオでTPC実施 ノリスら3人がMCL60をテスト

    マクラーレンF1 ポルティマオでTPC実施 ノリスら3人がMCL60をテスト

    マクラーレンF1は、F1のサマーブレイクを前にポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)で2日間にわたるTPC(Testing of Previous Cars)テストを実施した。

    ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、リザーブドライバーのレオナルド・フォルナローリが2023年型マシン「MCL60」をドライブ。ハンガリーGPで今季初優勝を飾った現王者ノリスにとっては、2017年に初めてF1マシンを走らせた思い出のサーキットへの帰還となった。

    今回のテストでは、現役レギュラードライバーの走行に加え、若手育成プログラムの一環としてフォルナローリの走行機会も設けられた。さらに、2027年にF1カレンダーへ復帰予定のポルティマオを、ノリスとピアストリが事前に経験する機会にもなった。

    TPCで3人が走行 プログラムを順調に消化ノリスは49周(225km)、ピアストリは初日に55周(256km)、フォルナローリは2日間午後のセッションで計47周(217km)を走行した。

    高速コーナーと低速シケインが組み合わさるポルティマオは、風の影響を受けやすいことで知られるサーキット。当日はアルガルベ地方らしい暑さに加え、午後には風が強まり、コンディションは刻々と変化した。

    とくに午後を担当したフォルナローリは、変化する路面状況への対応も重要なテーマとなった。

    フォルナローリはF1ドライバーから学習
    フォルナローリはハンガリーGPでマクラーレンの2026年型マシン「MCL40」を使用したフリー走行1回目(FP1)への出走を終えた直後にポルティマオ入りした。

    今年5回目となるMCL60でのTPC走行では、自身のドライビングを磨くだけでなく、ノリスとピアストリの走行やエンジニアとのやり取りを間近で観察。フィードバックの伝え方など、実戦では得られない経験を積んだ。

    マクラーレンのTPCプログラムは2026年前半だけでバルセロナ、シルバーストン、オースティン、モンツァ、そしてポルティマオの5サーキットで実施されており、サマーブレイク後も継続される予定だ。

    マクラーレン

    ノリス「特別な場所で有意義なテストになった」
    ノリスは、F1初走行の思い出があるサーキットでのテストを振り返った。

    「僕たちにとって実りの多いテストになったし、ポルティマオに戻って来られて本当に良かった。ここは僕が初めてF1マシンをドライブした場所なので、特別なサーキットなんだ。それに、とても楽しくて、チャレンジングなコーナーがいくつもあるコースでもある」

    「予定していたプログラムをすべて完了し、有益な走行距離も重ねることができた。サマーブレイク前を締めくくるには良い形だったよ。家族や友人と過ごしてしっかりリフレッシュし、ザントフォールトでは万全の状態で戻ってきたい」

    ピアストリ「変化するコンディションが面白かった」
    ピアストリは、ポルティマオで初めてF1マシンを走らせた感想を語った。

    「ポルティマオでF1レイアウトを走るのは今回が初めてだった。コンディションが変化していくので、とても興味深いサーキットだったし、高低差もあって本当に楽しかった」

    「予定していたプログラムはすべて完了できたし、チームも満足している。サマーブレイクに入るにはちょうど良いタイミングだ。今年はかなりハードなシーズンだったので、みんなが少し気持ちを切り替えて、また再開に向けて準備できるのは良いことだと思う」

    フォルナローリ「すべてが学びになった」
    フォルナローリは、トップドライバーとともに過ごした2日間が大きな収穫だったと振り返った。

    「ポルティマオでのイベントに参加できて本当に楽しかった。このサーキットを走るのは初めてだったし、TPCテストでMCL60を運転できる機会は、自分の成長にとってとても重要なんだ」

    「ランドとオスカーと一緒に仕事ができたのは素晴らしい経験だった。さまざまなコンディションへの対応や、彼らがどのようなフィードバックをチームへ伝えているのかを見ることは、とても価値のある学びになった」

    「2日間を通して多くの周回を重ねることができた。風の影響で少し難しい場面もあったけれど、そのぶん学ぶことも多かった。マクラーレンF1チームとマクラーレン・ドライバー育成プログラムのみなさんには、継続的なサポートと成長の機会を与えてくれて感謝している。周回を重ねるたびに自分が成長していることを実感しているし、この先もさらに積み重ねていきたい」

    【関連】
    ・ハースF1富士TPCで見えた坪井翔と福住仁嶺起用の賛否 議論を分けたTPCの役割

  • F1中東3連戦に暗雲 最終戦は欧州開催への代替案も浮上

    F1中東3連戦に暗雲 最終戦は欧州開催への代替案も浮上

    2026年F1シーズン終盤の開催スケジュールを巡り、中東ラウンドの実施可否が依然として不透明な状況となっている。バーレーンGPとサウジアラビアGPの代替開催を模索する一方で、F1は欧州やラスベガスでの代替開催も含めた複数のシナリオを検討しているようだ。

    リバティ・メディアは、延期となっているバーレーンGPを復活させ、予定通りカタールGPとアブダビGPを開催することで、中東ラウンドを維持する案を最優先としている。

    しかし、地域情勢の不安定さが続くなか、代替プランの準備も本格化している。

    中東開催維持が第一候補も情勢悪化で慎重姿勢
    スペイン紙『Marca』によると、F1はバーレーンGPを復活させたうえで、カタールGP、アブダビGPを含めた終盤日程へ組み込むことを最も望んでいる。

    しかし、イランとアメリカを巡る軍事的緊張の高まりを受け、11月までに地域情勢が十分安定する保証はないとの見方が強まっている。

    そのため関係者は拙速な判断を避ける方針だという。

    「物流や運営、チケット販売、渡航やホテルの手配を考慮すると、判断を急ぐことはなく、夏休み後まで延期される可能性もある」

    最大の懸念材料の一つが保険だ。DHLやメルセデス、アウディと契約するドイツの保険会社は、紛争地域と判断される限り補償を引き受けることに消極的と報じられている。

    ラスベガスや欧州開催が代替候補に浮上
    中東での開催が断念された場合、F1は複数の代替案を検討している。

    有力案の一つは、F1が自らプロモートするラスベガスでダブルヘッダーを開催し、中止となる中東ラウンドの一戦を置き換えるプランだ。

    一方で、ヨーロッパでシーズンを締めくくる案も浮上している。候補としてはポルトガルのポルティマオに加え、バルセロナでの今季2回目の開催も検討対象となっているという。

    オーストリア紙『Osterreich』は、これらの案がオーストリアGP週末のスピールベルクでも話し合われたと報じている。

    ベルギーGPが判断期限となる可能性
    『Osterreich』によると、ベルギーGPの時点でも中東開催に確証が得られなければ、F1は中東復帰計画そのものを断念せざるを得ない可能性がある。

    関係者は次のような事情を説明している。

    「DHLやメルセデス、そして機材の一部を貨物船で輸送するチームは、スタッフの安全を保証できないことから開催に特に反対している」

    また、バルセロナとポルティマオはいずれも開催権料を必要としないため、F1にとって収益性の高い開催地になるとも伝えられている。

    最終決定はチームがシーズン終盤の物流計画を立てられるよう、「2週間あまりのうち」に下される可能性があるという。

    F1は中東ラウンドの実現を最優先としているものの、安全面や物流、保険など複数の課題を慎重に見極めており、2026年シーズン終盤の日程は今後数週間で大きく変わる可能性がある。

  • F1、ポルトガルGPが2027年と2028年に復活 ポルティマオと2年契約

    F1、ポルトガルGPが2027年と2028年に復活 ポルティマオと2年契約

    F1は、ポルトガル政府、トゥリズモ・デ・ポルトゥガル、そしてプロモーターであるパルカルガル(Parkalgar, Parques Tecnológicos e Desportivos, S.A.)との2年間の契約の一環として、2027年と2028年にポルトガルへ復帰することを発表した。

    アウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルヴェ(通称ポルティマオ)は、2020年と2021年にF1を開催しており、新型コロナウイルスのパンデミック下でレース再開を果たした際の重要な会場のひとつだった。

    ポルトガル最南端の地域であるアルガルヴェの理想的なロケーションに位置し、壮観なビーチと歴史的な魅力で知られるこの地にある全長4.6kmのサーキットは、ドライバーにとってテクニカルな挑戦を提供する。劇的な高低差が特徴で、最終コーナーの右ヘアピンへと一気に下るセクションを経て、ピットストレートへと戻っていく。

    ポルトガルはF1において名高い歴史を持ち、1958年にポルトで初めてグランプリを開催したほか、モンサントやエストリルでも、この75年にわたるF1の歴史の中でレースウイークエンドが行われてきた。スターリング・モス、アラン・プロスト、アイルトン・セナ、ナイジェル・マンセルなど、F1史に名を残す名ドライバーたちがポルトガルで優勝を果たしている。セナは1985年、エストリルで自身初のF1グランプリ勝利を挙げたことでも知られる。

    より最近では、ポルティマオは2021年にルイス・ハミルトンが通算92勝目を挙げ、ミハエル・シューマッハの歴代最多勝記録を更新したサーキットでもある。ハミルトンは、2020年にもチェッカーフラッグを受けており、現行グリッドの中でこのサーキットで勝利を挙げた唯一のドライバーであり続けている。

    F1のプレジデント兼CEOであるステファノ・ドメニカリは次のように語った。

    「ポルティマオがF1カレンダーに復帰し、我々の素晴らしいポルトガルのファンベースの情熱を引き続きかき立てていくことを大変うれしく思う。このサーキットは、最初のコーナーからチェッカーフラッグまで、オン・トラックでの興奮を提供し、そのエネルギーはファンを席から立ち上がらせる」

    「F1グランプリを開催したいという関心と需要は、これまでで最も高まっている。そのため、ルイス・モンテネグロ首相、ポルトガルの経済・地域結束担当大臣であるマヌエル・カストロ・アルメイダ氏、観光・商業・サービス担当国務長官のペドロ・マシャド氏、トゥリズモ・デ・ポルトゥガル会長のカルロス・アバデ氏、アルガルヴェ観光局会長のアンドレ・ゴメス氏、そしてアルガルヴェ・インターナショナル・サーキットのCEO兼会長であるジャイメ・コスタ氏に、F1を再びポルトガルに戻すための支援に感謝したい」

    「ポルティマオが力強い形でカレンダーに復帰するよう、再び協力していくことを楽しみにしている」

    ポルトガルグランプリ

    ポルトガルの経済・地域結束担当大臣であるマヌエル・カストロ・アルメイダは次のように述べた。

    「ポルトガルはフォーミュラ1の地図に戻ってきた。F1ポルトガル・グランプリは、観光から商業、サービス、そして中小企業に至るまで、経済の連鎖全体に機会を生み出し、経済活動に直接的な影響を与えることになる。我が国を競争力があり、信頼できる目的地として世界に発信するだろう」

    「アルガルヴェでグランプリを開催することは、地域の価値を高め、地元経済に機会を創出するという、我々の地域開発戦略を強化するものだ。これは、国にとっての名声の源であると同時に、ポルトガルのイメージを世界中で高めるイベントになる」

    アウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルヴェの会長兼CEOであるジャイメ・コスタは次のように語った。

    「F1を再びポルトガル、そしてアウトドローモ・インターナショナル・ド・アルガルヴェに迎えられることを大変うれしく思う。ポルトガル・グランプリは、我々のサーキットの卓越性とファンの情熱を示し、観光、地域、そしてコミュニティに大きな追い風をもたらすだろう」

    「この成果は、当初から継続して支援してくれたポルトガル政府の存在があってこそ実現したものだ。ポルティマオ独特の“ジェットコースター”のようなレイアウトは、世界最高峰のドライバーたちに挑戦を突きつけ、ファンが楽しめるスペクタクルを生み出す」

    「コース内外で忘れられない瞬間を創り出し、新たな卓越性の基準を打ち立てていくことを楽しみにしている」

  • ポルトガルGP 2027年F1復活へ 首相がアルガルベ開催正式化を表明

    ポルトガルGP 2027年F1復活へ 首相がアルガルベ開催正式化を表明

    ポルトガルの首相は、2027年シーズンに向けて「F1復帰の正式手続きを整える準備ができている」と発表した。

    ポルトガルが最後にグランプリを開催したのは2021年で、アルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)で行われた。また、同地は新型コロナの影響を受けた2020年シーズンにも開催地となり、いずれのレースもルイス・ハミルトンが制した。

    より最近のF1開催経験が、より定期的に国際舞台に復帰したいという意欲を促したようで、引き続きトップレベルのモータースポーツ開催経験を誇ることができる。

    アルガルベ・インターナショナル・サーキットは2020年以来MotoGPを開催しており、このことをルイス・モンテネグロ首相は、F1カレンダー復帰の可能性を示す有力な例として挙げた。

    「この地域を最も促進する要因のひとつは主要イベントだ」と彼は述べたと報じられている。

    「我々は2025年と2026年に世界最高峰のモーターサイクルイベントであるMotoGPを確保した。そして、来年、2027年にF1をアルガルベに復帰させる準備がすべて整っていると言える」

    ポルトガルグランプリ F1 ポルトガルアルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)は再びF1レースを開催する準備が整っている

    F1開催の財政的影響は「十分に価値がある」
    モンテネグロ首相は、グランプリ開催のために国として相当な資金を負担しなければならないことを認めた。

    しかし、長期的には初期の財政的困難を上回る利益が得られるだろうと述べた。

    「これらのイベントは政府にとってある程度の財政的努力を必要とするが、直接的な経済的リターンと間接的な宣伝効果は、率直に言って十分に価値がある」

    2020年は、1996年以来初めてポルトガルがF1を開催した年であり、それ以前は1984年からエストリルで毎年行われていた。

    その間のポルトガルGP13回の開催では、F1史に残る多くの重要な瞬間が生まれた。最初の出来事は、ニキ・ラウダが3度目にして最後のワールドチャンピオンを獲得したレースだった。

    そのわずか1年後の1985年、アイルトン・セナは雨に見舞われたレースで堂々と初優勝を飾った。

    1984年にラウダにタイトルを奪われたアラン・プロストは、1993年の同地で4度目のチャンピオンを獲得した。

  • F1ポルトガルGP、2023年のF1中国GPの代替開催地に浮上

    F1ポルトガルGP、2023年のF1中国GPの代替開催地に浮上

    F1ポルトガルGPが、2023年のF1中国GPの代替開催地に浮上している。

    中国が物議を醸している「ゼロコロナ政策」に対する大規模な抗議行動に苦しんでいるため、2023年はF1カレンダーが24 レースから 23 レースに縮小される可能性があると考えられていた。

    しかし、著名なポルトガルのモータースポーツ評論家であるジョアン・カルロス・コスタは、ポルティマンが2023年4月に中止の危機に瀕している中国GPに取って代わると考えている。

    ジョアン・カルロス・コスタは発表が「差し迫っている」と述べた。

    「12月9日にボローニャで予定されているFIA世界評議会の前に細かな詳細が解決される予定だ」

    「ポルトガルのファンへのクリスマスプレゼントだ」

    1996年を最後にF1カレンダーから脱落していたF1ポルトガルGPは、新型コロナウイルスが蔓延して各国でキャンセルが相次いだ2020年にアルガルヴェ・サーキットでカレンダーに復活。2021年も引き続き開催された。

    だが、メルセデスF1チームの代表を務めるトト・ヴォルフは、F1 の年間カレンダーは 20 レースを超えるべきではないと考えている。

    F1 CEOのステファノ・ドメニカリは今週、前例のない2023年の24戦を超えてスケジュールを延長しないことを認めている。

    しかし、トト・ヴォルフは、20レース以上のカレンダーの場合、チームは遠征スタッフをローテーションすることで、人々の世話をする必要があると考えている。

    「我々は今それについて話し合っている」とトト・ヴォルフは Speed Week に語った。

    「上限として20戦の世界選手権レースを導入すれば、各部門に同等の(スタッフ)交代が必要になる」

    「一方で、常に旅をするライフスタイルが好きな社員もいる」

  • メルセデスF1、ボッタスの1周早い最終ピットストップは「愚かなミス」

    メルセデスF1、ボッタスの1周早い最終ピットストップは「愚かなミス」

    メルセデスF1は、F1ポルトガルGPの決勝での最後のバルテリ・ボッタスのピットストップのタイミングは“愚かなミス”だったと認め、マックス・フェルスタッペンのミスに救われたことに安堵している。

    ルイス・ハミルトンの勝利がほぼ確定したF1ポルトガルGPのレース終了間際は、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペンによる、ファステストラップの追加ボーナスの1ポイントをかけた戦いとなった。

    ミディアムでの超ロングスティントを終えたセルジオ・ペレスがソフトタイヤでルイス・ハミルトンのタイムを更新したことを受け、メルセデスはフリーストップの機会があったバルテリ・ボッタスは1ポイントを取り返しにいった。

    しかし、どういうわけかメルセデスは残り3周でピットストップ。それは2位をほぼ確実としたマックス・フェルスタッペンにもタイヤ交換の機会を与えた。結果的に最終ラップでマックス・フェルスタッペンが記録したベストタイムはトラックリミット違反によって削除され、その1周前にファステストを更新していたバルテリ・ボッタスに1ポイントのボーナスが舞い込んだ。

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブルにファステストラップ狙いのピットストップのチャンスを与えた1周早いバルテリ・ボッタスのピットストップはチームの“愚かなミス”だったことを認めた。

    「そうだね。我々にはちょっとした愚かな瞬間があった」とトト・ヴォルフはレース後に語った。

    「次のラップにするべきだった。だが、学習し、次に進む」

    メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンも、そんざいなピットストップについて言及した。

    「バルテリはスタートとリスタートで良い仕事をしたが、ミディアムでのペースが少し欠けていたように思う。それでフェルスタッペンにアンダーカットのレンジ内に入られてしまった」とアンドリュー・ショブリンは振り返る。

    「それでターン4のミスもあり、マックスに抜かれてしまった。バルテリはハードタイヤで強力なペースがあったし、マックスからポジションを取り戻せると我々は考えていたが、その後、エキゾースト温度センサーの問題で我々の望みが絶たれてしまった」

    「慰めとして、彼はファステストラップを狙うためにペレスに対してフリーストップを得るのに十分にタイムを引き離すことができていた」

    「コールのタイミングについては確認する。レッドブルにも狙いに行くためのウインドウを開けてしまった。マックスのターン14でのミスで実現しなかったが、我々は彼らに貴重なポイントを奪われるところだった」

    また、トト・ヴォルフは、エキゾースト温度センサーの問題が、2位のためにマックス・フェルスタッペンを追っていたバルテリ・ボッタスを失望させたと感じている。

    「アンダーカットされてしまったのは残念だったし、その後、エンジンをセーフモードに入り、彼を失望させてしまった」とトト・ヴォルフは語る。

    「全体として、多くの場合と同様に、バルテリに影響を与えてしまった。我々は懸命にプッシュし、彼をサポートし続けていく。次回のバルセロナでは彼の実力を目にできるだろう」

    「実際、彼はマックスに追き、そこから1.5~1.6秒で安定していたが、レースの終わりにはもっと縮められたはずだったので、残念だった」

    「その後、エキゾーストの温度が高すぎると言っていたセンサーを無効にするために、スイッチを変更した。オーバーライドできなかったため、エンジンが保護モードに入り、5秒が犠牲になった」

  • レッドブル・ホンダF1 分析:ペレスのタイヤマネジメントという武器

    レッドブル・ホンダF1 分析:ペレスのタイヤマネジメントという武器

    レッドブル・ホンダF1にとって、F1ポルトガルGPはセルジオ・ペレスのタイヤマネジメントという武器を手に入れたことを改めて確認するレースとなった。

    レース展開は「今回はルイス・ハミルトンの方がマックス・フェルスタッペンよりも、レース運び、スピード、タイヤの使い方という点で一枚上手だった。以上。」といった感じの展開だった。

    マックス・フェルスタッペンのレースを見れば、ポイントは4つだ。

    ①リスタートでハミルトンの前に出る(7周目)
    リスタートは狙い通りだった。ハミルトンがボッタスに仕掛けようとして抜けたスリップストリームを使って加速してオーバーテイク。ドンピシャなタイミングだった。

    ②ハミルトンに不用意なミスで抜かれる(11周目)
    ターン14で大きめなミスをしたことで最終コーナーで加速が鈍り、DRSを使ってハミルトンに成す術なく抜かれてしまう。チャンピオンシップを考えれば、なんとしてでもハミルトンの前にいることが最優先なレースだけに、ここでのミスがこのレースを大きく分けたと言える。

    ③ピット戦略でボッタスを抜く(37周目)
    あのまま走り続けていれば、ボッタスを抜きあぐねて、ハミルトンにさらに離されていたので、アンダーカット狙いだったかどうかは不明。ピットインした段階で前のボッタスとの差は3.9秒。36周目に2.3秒の静止時間でパードに交換したマックス・フェルスタッペンは、37周目に3.3秒の静止時間で同じハードタイヤに交換したバルテリ・ボッタスにピット出口では前に出られるが、タイヤのウォームアップが弱いボッタスに対する1周分のアドバンテージを使ってオーバーテイクに成功。ピットストップはレッドブルの武器のひとつだ。

    ④ファステストラップ取り消し
    追加の1ポイントのチャンスを逃す。おそらくターン14でトラックリミットを監視されていることは分かっていたはず。賭けに出て、失敗したと思われる。

    ルイス・ハミルトンのスピードを考えれば、②のミスがなくてもいずれは抜かれていたはずであり、ダメージを最小限に抑えることができたレースと言える。ポイントには入れなかったが、レース中に3速がスムーズに繋がらないというトラブルを訴えていた。このような問題はハミルトンとの直接対決において致命的な差になってしまう可能性があり、要対応だ。

    そして、勝敗には関係なかったが、今回際立ったのはセルジオ・ペレスのタイヤマネジメントだった。

    まずは悪い点から。ミディアムとソフトという差があったとは言え、スタートでカルロス・サインツ(フェラーリ)に抜かれる。同じ移籍組であり、マシンに慣れていないという点は理由にはならない。また、リスタート時でポジションを取り戻したものの、今度はランド・ノリスにも抜かれ、抜き返すのに9周かかってしまう。その間に3番手のフェルスタッペンに対して約10秒の遅れをとってしまった。

    だが、そこからがセルジオ・ペレスの真骨頂だった。

    アルファルベ・サーキットのピットストップは25秒(22.5+静止時間2.5)だが、セーフティカー中はそれが15秒となる。すなわち、セーフティカーが入れば、15秒の差をつけていれば、逆転できる可能性がある。

    上位3台がピットインしたタイミングでは5番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)との差は26秒。前に出られるタイム差ではあるが、ここで入っては前の3台には絡めず、下手をすれば後続との4番手争いになる可能性もあった。

    そこからセルジオ・ペレスはミディアムタイヤで素晴らしいタイヤマネジメントをみせる。上位3台と1秒以内のラップタイムで走行を続け、45周目あたりまでバルテリ・ボッタスに対して15秒差を保った。フェルスタッペンとポジションを争っているボッタスにとっては追加のプレッシャーになったはずであり、ペレスは“仕事をした”と言っていいだろう。

    その後、ペレスはハミルトンに抜かれる51周目までさらにミディアムで引っ張った。3周オールドのソフトとしかなかったこともあり、また、ハミルトンに『ブルーフラッグじゃないの?』と嫌味な無線を浴びせられたが、抜きにくいサーキットであれば、フェルスタッペンのためにブロック役を果たせたはずだ。ニキータ・マゼピンにブロックされて2秒を失った周がなければ、あと2秒はトップに居座れたかもしれない。

    さらにセルジオ・ペレスはソフトタイヤでルイス・ハミルトンのファステストラップを上回るという大仕事をやってのけ、バルテリ・ボッタスにファステスト狙いのピットストップを誘発させた。ボッタスが残り3周でピットに入った理由は不明だが、それはマックス・フェルスタッペンにもファステスト狙いのピットストップの扉を開くことになった。結局、フェルスタッペンのトラックリミット違反によって1ポイントはボッタスの手に渡ったが、ハミルトンに取られることはなかった。メルセデスにプレッシャーをかけるという点では、これも“仕事をした”と言えるだろう。

    セルジオ・ペレスが果たしたメルセデスに対する2つの“仕事”は前任ドライバーにはできなかったことだ。今回はコース上で直接的に対メルセデスの役割を果たすことはできなかったが、今後に期待が持てる仕事ぶりだった。

  • 2021年 F1ポルトガルGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1ポルトガルGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーのコメント。

    F1ポルトガルGPを制したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートしたハミルトンは一時は3番手まで順位を下げるも、そこから逆転して今季2勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。2位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。

    優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「ひたすらすべてをまとめ続けるという肉体的にも精神的にも非常に厳しいレースだった。かなり風が強くて、ミスを犯しやすいコンディションだった。バルテリほど良いスタートを切ることができなかったし、リスタートで負けたのも良くはなかった。当然、そこには満足していない。でも、レースは満足のいくものだった。3番手にいて、2人の素晴らしいドライバーをオーバーテイクしなけれらなかったんだからね。アメージングだ! このようなレースをするために僕は生きている。僕たち全員のギャップがとても僅差だし、今年はすべての1ポイントが重要になる。僕はそのバトルが大好きだし、カート時代からそれを愛している。チームとして、僕たちはあらゆる手段を講じなければらない。僕たちはこのマシンをプッシュし続けて、すべてを絞り出さなければならない」

    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「このコースは僕たちのマシンに合っておらず、全体的にグリップの不足があり、ペースもライバルに及ばないレースウイークだったと思う。昨年もここではすごく強かったわけではないので、今年は少し向上できたと思うし、メルセデスの1台には先行できた。ただ、彼らを2台とも倒すには十分ではなかった。とはいえ、2位という結果は上々で、今シーズンはコース特性によって僕らが強かったり、メルセデスが上を行ったりするのだろうと思う。今日のレースは妥当な結果だったし、安定してプッシュできたのはいいことだ。バルテリ(ボッタス)がグリップに苦しんでいたので、プレッシャーをかけようとしたけど、僕の背後にいたルイス(ハミルトン)のほうが、明らかにペースがあり、2台ともパスされてしまいまった。ピットストップでバルテリをオーバーカットできたけど、ハードタイヤでは若干僕たちのほうが遅く、数周はルイスに対抗できましたけど、その後は無理だった。レース終盤には、バルテリも追いついてきて、彼らにペースがあったことを示した。ファステストラップが、馬鹿げたトラックリミットで取り消されるのは残念だね(笑)。グラベルを設置すべきだ。しょうがないことなので、僕たちはトライし続け、この差を埋めていかなければなたない。今日は貴重なポイントを獲得できたけど、バルセロナは普段のようなグリップのあるコースで、過去の成績もいいので楽しみにしているし、各チームの実力がはっきり分かるサーキットだと思う。まだシーズンの先は長いので、これからもいろいろなことが起こるはずだ」

    3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「当然ながら、今日は望んでいた結果ではない。ポールからスタートするときは勝利を手に入れたいからね。結局はメインの問題は第1スティントだったと思う。ペースに苦労していたけど、原因はまだ分かっていない。ピットストップ後のハードタイヤのウォームアップが遅くて、マックスに抜かれてしまった。レース後半にはエキゾーストの温度センサーの問題が発生した。ストレートでのスピードが犠牲になり、マックスに近づいて2位を争うのが難しかった。最終的にパワーは戻り、ファステストラップを記録することができた。重要な1ポイントになるだろう。今後2日間で今週末を分析し、曲んを学んで、来週末に集中する必要がある。また頑張るよ」

    4位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    「今日は忙しない展開になった。ランド(ノリス)にはリスタート後の4コーナーでオーバーテイクされてしまったけど、全輪がコースの外に出ていたように見え、その後ポジションを戻してくれるだろうと思ったため、あまり激しくディフェンスしなかった。ただ、最終的にはそのような形にはならなかった。僕の判断ミスだったし、そのせいでランドの後ろでしばらく抑えられてしまう形になり、レースを失ってしまった部分があったと思う。彼を抜いたときのペースはよかったけど、その時点で前のマシンとは大きな差がついてしまっていた。その後は他のマシンと少し違うことをしようと考え、セーフティカー出動を待つためにできるだけタイヤ交換を引き延ばしたけど、結果としては4位が最大限の結果だったと感じている。ここまで確実に前進しているし、走行を重ねればもっとよくなるだろうと思っている。もちろんまだまだ改善すべき部分はあるけど、それもプロセスの一つだし、次のバルセロナでもハードワークを続けていく。今週もメルセデスとは僅差だし、シーズンを通して激しい戦いが続いていくと考えている。サーキットごとに彼らの方が速い場所と僕たちの方が速い場所があると想定しているけど、どのレースも集中して努力を続けていく」

    5位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日の結果にはとても満足している。チーム全体で力強いレースができたし、戦略もうまく実行された。スタートの序盤のラップで前にでる必要があった人々を抜いて、その後、リスタートとピットストップを切り抜けた。チームのみんなのために、そして、自分のパフォーマンスに本当に満足している。今日は多くのポイントを獲得できたし、僕たちに達成できる最高の結果だったと思うので、とても嬉しい。現場とファクトリーの全員に感謝している」

    6位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「6位には満足できない。全体的に今週末はベストなパフォーマンスを発揮できなかった。とはいえ、レースでの自分の走りを見れば、自分の成し遂げた仕事には満足している。第1スティントまでは良いスタートだったけど、その後、カルロスと僕の両方がミディタムタイヤのグリニングにかなり苦しめられた。他はそこまで影響を受けていなかったように思う。チームとしてそこで何が起こっていたのかを理解する必要がある。今日は5位も可能だったかもしれないけど、それ以上は難しかったと思う」

    7位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    「今日のレースにはとても満足している。最大限の成果を挙げられたと思う。両方のマシンがポイントを獲得できたことは僕たちの進歩と全体的に強力な週末を過ごしたことを示している。チームの全員がこの進歩に貢献しているし、フェラーリやマクラーレンと戦えたことは、僕たちがマシンとパッケージを改善していることを示している。今日はオーバーテイクがとても楽しかった! この勢いを維持して、もっと多くのポイントを獲得したい。来週は違うかもしれないことは分かっているけど、進歩を続け、スピードを維持しることを目指しているし、楽しみにしている!」

    8位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    「全体的にとても良い週末だった。マシンは好調だったし、僕たちは大きな前進を遂げた。バーレーンやイモラとは違ってレースでフェラーリやマクラーンなどと戦った。マシンを快適に感じられた初めての週末だったし、ハードにマシンをプッシュすることができた。チームの全員がよくやってくれたし、僕たちが成し遂げた進歩はとてもいい感じだと思う。もっと高いグリッドからスタートしてればさらに良いレースができたと思う。次のバルセロナとモナコの2レースでは、土曜日のパフォーマンスが鍵を握ると思うし、来週末からワンラップのスピードを最大化することに集中する必要がある」

    9位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「今日が良い一日だったのは確かだ。自分がやろうとしていたことができたし、何台かオーバーテイクして、いくつかバトルもあり、昨日の怒りをいくらか鎮めることができたので良かった。レースには本当にポジティブな瞬間があったと思うし、また新たにレースディスタンスを走ることができた。チームのためにかなりフィードバックを与えられたと思う。自分がマシンに望んでいることを阻んでいて、トライするたびにうまくいかないことがいくつかあると感じているのは確かだ。セットアップですぐに対処できることもあるし、今後いくつかのアップデートも予定されている。全体的にレースの内容についてはかなり楽観的だ。今週末の現場とウォーキングのチームのサポートとハードワークに感謝している。数日後のスペインを楽しみにしている」

    10位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「正直に言って、今日はとても難しいレースだった。望んでいたような展開にはならなかったが、予想通りの結果だったというのも事実だ。レースウイークを通じて苦戦し、予選でトップ10入りするのがやっとだったので、ポイントを獲得できたのはポジティブなことだ。レースの序盤はシャルル(ルクレール)についていくことができてよかったけど、そこからは低速コーナーでグリップが得られなかったことで、全体的にペースが不足していた。ただ、最後にカルロス(サインツ)をパスして、チームへポイントをもたらせたのは大きかった。バルセロナは、僕たちのマシンにより合ったサーキットだと思うので、数日後にはもっといいパフォーマンスを発揮できればと思う」

  • 2021年 F1ポルトガルGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    2021年 F1ポルトガルGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。

    丘陵地帯にあるアルガルベ・サーキットは、風の強いコンディションと舗装されて間もない路面がドライバーにチャレンジをもたらした。唯一のリタイアとなったキミ・ライコネン(アルファロメオ)はオープニングラップの終わりにステアリングにスイッチに気を取られたことでチームメイトのマシンに突っ込んだ。

    11位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
    「良い一日ではなかった。良いスタートを切ることができたものの、ピットストップ後のレースは非常にタフだった。最初のスティントではランド(ノリス)の後ろでソフトタイヤでフィーリングはとても良かったけど、そのあとミディアムにかなり早めに交換してアンダーカットを狙ったけどうまくいかなかった。そこからはグレイングによってそのコンパウンドで最後まで走り切るのは大きな苦労だった。今日は多くのポイントを獲得する機会があったと感じているのでがっかりしている。レースを分析して、戦略、タイヤ、そして、マシンの挙動を学ぶつもりだ」

    12位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    「今日のレースでは全力を尽くしたと感じている。これよりもトップ10に近づくことはできなかった。キミとの接触でダメージを受けなかったのは幸いだった。セーフティカーなど、前に何も起こらなかったので、ポイント圏内に入り込むのは本当に難しかった。12番手からスタートして、そこでフィニッシュした。それでも楽しいレースだったし、アロンソやベッテルとのバトルで忙しかった。セブをパスして、最後までアストンマーティンの2台を抑えられたことに満足している。すぐにポイントを獲得するために懸命に仕事を続けていく」

    13位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    「ミディアムタイヤでとても長いロングスティントを走った、かなり忙しく難しいレースだった。戦略面で何が違ったことができたとは思わないけど、全体的にポイントを争うグループについていくには十分なペースと一貫性がなかった。ポジティブな点としては、来週、僕のマシンにも新しいパーツが入ることだ。僕たちが正しい方向への一歩だと感じているパーツだ。でも、本当の優先事項はクリーンな土曜日を過ごすことだ。それがより良い日曜日のための鍵だ」

    14位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「ベストな一日ではなかったけど、レースコンディションでは昨日よりも少し強かったと思う。結局、チャレンジングな土曜日によって僕たちは今日劣勢に立たされてしまった。でも、レース中のマシンのバランスは良かったし、前半はいくつか順位を上げることができた。でも、ポイント圏内に入るには少し足りなかった。予選がもう少し良ければ、ポイントは可能だったはずだ。でも、あまりくよくよ考えてもしょうがないし、来週にむけて何ができるかを学び、改善していきたい。バルセロナにはもっと強力なポジションに到着したい」

    15位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    「タフな一日で、レース序盤からグリップがなく、全くペースを発揮できませんでした。今週末はずっとマシンバランスに苦しみましたが、みんな同じ条件で走っていたわけですから、データを分析して、ここポルトガルで何がうまくいかなかったのかを確認する必要があります。ここからしっかりと学んで、スペインに向かいます」

    16位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「昨日を終えて、僕たちは全員がもっと多くを期待していたけど、信じられないくらいチャレンジングなレースだった。僕たちのマシンはこのコンディションに合っていなかった。風が吹くと本当に苦労する。残念だけど、マシンの長所と短所が分かっているのは良いことだし、もう少し落ち着いたコンディションのところに行って、それらの強いを発揮できるようになることを願っている」

    17位:ミック・シューマッハ(ハース)
    「チャレンジングなレースだったし、残念ながら、オーバーテイクはかなり難しかった。特にミッドフィールドは非常にに強かったので、僕たちにとってすぐ近くについていってラップを重ねるのは大変だった。近くにいると、タイヤが燃え尽きてしまい、当然、難しくなる。最終的に僕たちはウィリアムズをミスに追い込むことができたし、そこからはある意味でフリーランをして、自分たちのペースを示すことができた。もっと早くにニコラス(ラティフィ)をクリアできていれば、ジョージ(ラッセル)に追いついて戦うペースさせあったかもしれない。全体的にクリーンなレースをしてチェッカーフラッグを見たいと思っていた。僕たちはそれを成し遂げたし、すべてがうまくいった」

    18位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「今日は難しかった。僕たちはオープニングラップにいつも苦戦しているし、それははるかに上位からスタートしたジョージ(ラッセル)が最初の数週後に僕たちがいる場所に戻ってきたことからも明らかだった。とても気が立っているし、解決策を見つけるために分析を行う必要がある。現時点で欠けているものがあるのは間違いないし、バルセロナに向けてそれを改善する必要がある」

    19位:ニキータ・マゼピン(ハース)
    「ラップタイムを見れば、レースはポジティブだったと思う。もちろん、自分たちがトップポジションを争いっていないことは認識しているので、プランCに変換した。それは全体的なフィニッシングデルタという点では最適ではなかったけど、ブルーフラッグを受け取らないためには間違いなく最適だった。それによって周回を重ねて、マシンがどのような挙動をするか、どこを改善すべきかを見ることができた。最初の数周は良かったけど、その後についてはドライビングを改善する必要がある。それは経験から来るものだ。学習と言う点ではそれなりのレースだった。自分の側で改善できることはたくさんある」

    DNF:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    「チームメイトと接触したくはないものだし、残念ながら、今回は僕のミスだった。スリップストリームに巻き込まれて、アントニオ(ジョビナッツィ)に突っ込んでしまった。その後はどうすることもできなかった。フロントウイングがクルマの下に入り込んでしまってステアリングを切ることもできず、そのままグラベルに突っ込んでいくしかなかった。良いペースがありそうだっただけに残念だ。スタートはとてもうまくいったし、レースはポジティブなものになったはずだ。唯一のプラス材料は少なくともアントニオがダメージを受けずにレースを続けられたことだ」

  • ホンダF1 田辺TD 記者会見 「今年は予選で戦闘力を発揮することが重要」

    ホンダF1 田辺TD 記者会見 「今年は予選で戦闘力を発揮することが重要」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1ポルトガルGPの週末を振り返った。

    F1ポルトガルGPでは、予選でマックス・フェルスタッペンが3番手、セルジオ・ペレスが4番手とメルセデスの2台の後塵を拝した。しかし、決勝ではマックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスを抜いて2位でフィニッシュ。ダメージを最小限に抑えた。

    F1ポルトガルGPの週末について田辺豊治は「昨年は新しい舗装による路面の影響がどの程度かという様子見で始まりましたが、今回もあまりグリップが上がらないという状況のままでした。また、午後になると風が強くなることで影響がありました。そのコンディションのなかで、マシンのパフォーマンスも加わって難しい3日間でした」と語る。

    「ホンダのPUとしては金曜日と土曜日はスムーズでしたし、今日のレースでも4台完走でトラブルなく終えることができました。昨日、予選でポールを逃した結果、メルセデスがワンツーになってしまいましたが、序盤から2台に絡み、最終的にメルセデスの2台に割って入ることができました。こうした拮抗した戦闘力の中で2位という結果は、この先長いシーズンを考えと最善の結果であり、このサーキットでの我々の戦闘力を考えるといい結果だったと思います」

    「戦闘力が近いこともありますが、4台ともに予選がレースの結果に影響してきています。予選が重要になり、そこで戦闘力を発揮しするという、あたり前のことですが、それがうまく回るようにチームと一緒に準備をしていきます」

    「去年のこのレースでは予選でコンマ数秒、決勝では30秒程度の差をつけられましたが、今年は最後にファステストラップを取りにいったので30秒程度の差になってはいますが、それがなければ5秒程度の差であったことを考えれば、大きな改善になっていると思います。しかし、依然として差はあるので、それを詰めていきたいです」

    「昨年のレースでも、すべてがうまくいき、予選でメルセデスの前にいけると戦えていました。今年はより『勝つ』ということを考えれば、本当に予選のちょっとした差が重要になってきます。また、アルファタウリは中段勢の拮抗した戦いの中、コースの特異不得意はあると思いますが、レース中パスするのが難しい。そういった意味で、予選が重要ですし、前に出て、ミスなく性能を最大限引き出してレースを完走することが重要です」

    次戦にスペインGPは連戦となる。バルセロナはこれまでプレシーズンテストで走り込んできたベンチーマークとなるサーキットだ。

    「通常、バルセロナはプレシーズンテストが行なわれるサーキットであり、年間の戦闘力を占えるようなベンチマーク的なサーキットです」と田辺豊治は語る。

    「第1戦から第3戦までの結果と、そして、バルセロナで、リファレンスとしてどうなのかが見えてくると思っています」

    「各チームがいろいろな解析を加えて、データがたくさんあるバルセロナに乗り込んでくることになります。過去のデータ、今年ここまで使ってきたデータをレビューして、パフォーマンスを最大限に引き出す準備をしていきます。チームとPUの使い方、具体的にはエネルギーマネジメントをシミュレーションして次戦にむかいたいと思っています」

    「基本的に来週の日曜日なので、短い期間ですが、以前から進めてきた準備に今回の結果も加味して臨みます。我々としてはこの勢いを維持して、それをもう1歩前に進めるレースにしたいと思っています」