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  • ペドロ・アコスタがポール獲得 小椋藍は18番手/MotoGPカタルーニャGP

    ペドロ・アコスタがポール獲得 小椋藍は18番手/MotoGPカタルーニャGP

    ペドロ・アコスタ(KTM)が、2026年MotoGPカタルーニャGP予選で今季初ポールポジションを獲得した。バルセロナで行われた予選で1分38秒068を記録し、2024年日本GP以来となるポールを手にした。

    一方で、タイトル争いのライバルであるホルヘ・マルティンとマルコ・ベッツェッキは苦戦。マルティンはQ1を突破したものの9番手、チャンピオンシップリーダーのベッツェッキはQ2でクラッシュを喫し、12番手にとどまった。

    アコスタがQ2を支配
    アコスタはQ2序盤から主導権を握り、最初のアタック後にトップへ立つと、終盤のラップでさらにタイムを更新。1分38秒068という圧巻のラップで、フロントローの先頭を確保した。

    VR46レーシングのフランコ・モルビデリはQ1から勝ち上がり、2番手でフロントローを獲得。グレシーニ・ドゥカティのアレックス・マルケスが3番手に入り、フランスでの苦しい週末からの巻き返しを狙う。

    トラックハウスのラウル・フェルナンデスは4番手でフロントローにわずかに届かず、ヨハン・ザルコが5番手。ファビオ・ディ・ジャンアントニオが6番手で2列目を締めくくった。

    マルティンは9番手、ベッツェッキは12番手
    3列目の先頭は7番手のファビオ・クアルタラロ。KTMのブラッド・ビンダーが8番手、Q1を突破したホルヘ・マルティンが9番手に入った。

    ホンダ勢ではジョアン・ミルが10番手で4列目先頭。プラマック・ヤマハのジャック・ミラーが11番手に続き、マルコ・ベッツェッキはQ2で転倒した影響により12番手で予選を終えた。

    フランチェスコ・バニャイアはQ2進出を逃し、13番手。エネア・バスティアニーニは14番手、フェルミン・アルデゲルはQ1最後のアタック中にターン5でクラッシュし、15番手となった。

    小椋藍は18番手から決勝へ
    ルカ・マリーニは16番手で6列目の先頭。負傷からの復帰を続けるマーベリック・ビニャーレスが17番手に並ぶ。

    ル・マンでMotoGP初表彰台を獲得したばかりの小椋藍は18番手。ファクトリー・ヤマハのアレックス・リンスが19番手、MotoGPルーキーのディオゴ・モレイラが20番手で続いた。

    グリッド後方では、アウグスト・フェルナンデスが21番手、トプラク・ラズガットリオグルが22番手となり、ヤマハ勢が最後尾2台を占める形となった。

  • F1開発戦争激化 フェラーリの“排気トリック”を7チームが模倣

    F1開発戦争激化 フェラーリの“排気トリック”を7チームが模倣

    フェラーリが先行して投入した空力コンセプトをライバル勢が相次いで模倣し、2026年F1シーズンの開発競争が序盤から一気に激化している。

    新レギュレーション導入からわずか数戦で、各チームはリアウイングや排気周辺の空力処理に集中。マクラーレンはフェラーリ発の“マカレナ”リアウイングに独自解釈を加える可能性があり、レッドブルもマイアミで攻撃的な仕様を投入した。

    フェラーリの排気ウイングが開発競争の火種に
    ドイツのAuto Motor und Sportによれば、フェラーリはバーレーンテストで排気口の後方にウイング要素を配置し、高温の排気ガスを利用して追加のダウンフォースを生み出す手法を導入した。

    ライバル勢はこの発想に強く反応した。排気ガスをダウンフォース生成に使うことは、すでに許されない領域だと考えられていたためだ。

    フェラーリはFIAが定める“リーガリティボックス”の範囲内で、リアアクスル周辺のサスペンション形状とドライブシャフトの配置を工夫。排気ガスの流れを活用できる余地を見つけたとされる。

    同誌によれば、この効果は1周あたり「数コンマ」に相当する可能性があるという。

    マイアミで7チームが追随
    このコンセプトはすでにグリッド全体へ広がり始めている。

    Auto Motor und Sportは、マイアミGPの時点で7チームが同様の原理に基づいてマシンを変更していたと報じた。

    ウィリアムズは排気流の中に細く高いエレメントを配置し、アルピーヌは平たく幅広いウイングレットを採用。マクラーレンとレッドブルはテールパイプ下端をバッフルで覆い、メルセデスは排気口にダブルウイングを取り付けたとされる。

    一方で、フェラーリのオリジナルに近い形で再現できたのはハースF1チームだけだという。ハースF1チームはフェラーリとリアサスペンション構造を共有しているため、この配置を成立させやすい。

    “マカレナ”リアウイングも模倣対象に
    フェラーリ発の革新的なリアウイング、通称“マカレナ”も注目を集めている。

    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、ライバルのリアウイング設計を詳しく調査していることを認めた。

    「もちろん見ている。想像できると思うが、すべてのチームは互いに何をしているかを見ている」

    「賢いアイデアだし、有益になる可能性があると考えている。だから、別のチームが使っているのを見ても驚きはない」

    フェラーリが先鞭をつけたこのコンセプトには、レッドブルもマイアミで独自の攻撃的な解釈を持ち込んだ。

    メルセデスはカナダで“W17 2.0”投入へ
    一方、チャンピオンシップ首位のメルセデスは、マイアミでの大規模アップデート競争には本格参戦しなかった。

    La Gazzetta dello Sportによれば、メルセデスはW17が開幕時点でベンチマークとなっていたため、序盤戦では大型開発を意図的に温存していたという。

    しかし、フェラーリ、マクラーレン、レッドブルがマイアミで相次いで大規模アップデートを投入したことで、メルセデスもカナダGPに向けて大幅な改良パッケージを準備している。

    同紙は「メルセデス2.0」という表現がすでに出ていると報じた。

    このパッケージには、空力、メカニカル、ローンチシステムの変更が含まれるとされる。さらに、開幕4戦中3勝を挙げながらスタートに不安定さを見せているキミ・アントネッリを支援するため、ステアリングホイールのクラッチシステムも改良される見込みだ。

    2026年F1の開発競争は、単なるアップデート投入の速さだけでなく、ライバルの発想をどれだけ早く読み取り、自チームの構造に落とし込めるかが問われる段階に入っている。フェラーリの着想を起点に、カナダGPでは勢力図がさらに動く可能性がある。

  • ジョージ・ラッセルは圏外 エクレストンが2026年F1王者候補を断言

    ジョージ・ラッセルは圏外 エクレストンが2026年F1王者候補を断言

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1第4戦マイアミGP終了時点でランキング2位につけているにもかかわらず、元F1最高責任者バーニー・エクレストンからタイトル候補として名前を挙げられなかった。

    2026年シーズンのメルセデスは開幕4連勝と圧倒的な強さを見せており、19歳のアンドレア・キミ・アントネッリが3連勝を達成。ランキング首位を走るアントネッリは、チームメイトのラッセルに20ポイント差をつけている。

    エクレストンは“2人だけ”をタイトル候補に指名
    元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、スイス紙『ブリック』に対し、今季のタイトル争いはアントネッリとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2人に絞られるとの見解を示した。

    「アントネッリかフェルスタッペンがワールドチャンピオンになるだろう」

    「レッドブルは明らかに低迷を脱した。マックスは再び火がついた状態だ。そうなると彼は危険だ」

    一方で、ラッセルについては明確に選外扱いとなった。

    フェルスタッペンは74ポイント差でも警戒対象
    マックス・フェルスタッペンは開幕序盤に苦戦し、ランキング7位。アントネッリとは74ポイント差を抱えている。

    しかし、マイアミGPで投入されたアップグレードによってレッドブルRB22の競争力は改善。フェルスタッペン自身のパフォーマンスも上向いたことで、エクレストンは逆転の可能性を警戒している。

    実際、2025年シーズンにもフェルスタッペンは後半戦で大逆襲を見せた。

    オランダGP終了時点では首位と104ポイント差まで後退していたが、その後の8戦とスプリントで差を大幅に縮め、最終戦アブダビGPまでタイトル争いを持ち込んだ。

    最終的にはランド・ノリスにわずか2ポイント届かず5連覇を逃したものの、終盤3連勝を飾るなど驚異的な巻き返しを見せていた。

    ラッセル軽視は“実績差”の現れか
    現時点でランキング2位につけるラッセルを完全に外したことは、エクレストンが“勝負強さ”やタイトル争いの経験値を重視していることの表れとも言える。

    アントネッリはすでに3連勝で主導権を握り、フェルスタッペンは過去に何度も逆境からタイトル争いを成立させてきた。一方のラッセルは、安定して上位に入りながらも、ここ数戦ではアントネッリの勢いに押される展開が続いている。

    メルセデス内部では依然としてラッセルが経験面でチームを支える存在だが、2026年F1タイトル争いの主役として見られているのは、すでにアントネッリとフェルスタッペンなのかもしれない。

  • コルトン・ハータ、ザウバーF1シムでキミ・ライコネン超えを認める「事実だ」

    コルトン・ハータ、ザウバーF1シムでキミ・ライコネン超えを認める「事実だ」

    コルトン・ハータは、かつてザウバーF1のシミュレーター走行でキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィを上回っていたという逸話が事実だったと認めた。当時はマイケル・アンドレッティによるザウバー買収計画とともに、ハータのF1参戦が現実味を帯びていた時期でもあった。

    ハンガロリンクで行われたシミュレーターテストについて、ハータは「事実だ」と認めつつも、「実際のマシンで結果を出さなければ意味はない」と冷静に振り返った。

    現在はキャデラックF1からのFP1参加を控えており、再びF1への扉が開こうとしている。

    ライコネンとジョビナッツィを上回ったシミュレーターテスト
    ハータはザウバーのヒンウィル拠点を訪れ、シミュレーターテストを受けた。1978年F1ワールドチャンピオンのマリオ・アンドレッティは当時、3日目にはハータがライコネンとジョビナッツィより速かったと語っていた。

    その話が本当だったのかをポッドキャスト『ビヨンド・ザ・グリッド』で問われたハータは、事実だったと認めた。

    「そう、事実だ」

    「でも、シミュレーターで彼らより速かったと言えるのはクールなことだけど、実際のドライビングでそれをできなければ、あまり意味はないと思う」

    「チームが見るうえではいいことだと思う。そうすると彼らは『分かった、彼はテストに投資する価値があるかもしれない』となる」

    「シミュレーターから降りたときは間違いなく気分がいい。でも、それが実際の成功につながるのか? そうかもしれないし、そうではないかもしれない。そう言えるのはクールなことだ」

    そのセッションで走ったコースについて、ハータは「ハンガリーだった」と明かした。

    F1シートには届かずも、キャデラックで新たな機会
    ハータはザウバーのファクトリーも見学し、のちにアルファロメオへ加入するバルテリ・ボッタスとも初めて顔を合わせた。

    「クールだったし、そこで過ごした時間を楽しんだ。彼らのファクトリーは本当に素晴らしいし、特に風洞のセットアップはすごかった。そういうものを見られたのは興味深かった」

    「それに、バルテリに初めて会ったのもそのときだった。彼はメルセデスからそこへ移るところで、シート合わせをしていた」

    「残念ながら、そこから何かが生まれることはなかった。でも、その一部を少しだけ内側から見られたのはクールな時間だった」

    マイケル・アンドレッティの買収構想は実現せず、ハータの2022年F1参戦の可能性も消滅した。アルファロメオはその後、バルテリ・ボッタスと周冠宇という新たなドライバーラインアップを採用した。

    その後に浮上したアルファタウリでのF1機会も実現しなかったが、ハータにはキャデラックF1を通じて新たなチャンスが巡ってきている。ハータはスペインGPで同チームからFP1デビューを果たす予定となっている。

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    F1-Gate.comの速報通知をiPhoneで受け取る方法

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  • マックス・フェルスタッペン ニュル24時間に本気「毎年やりたい」

    マックス・フェルスタッペン ニュル24時間に本気「毎年やりたい」

    マックス・フェルスタッペンが、ニュルブルクリンク24時間レースへの継続参戦に強い意欲を示した。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、今週末に自身のフェルスタッペン・ドットコム・レーシングがエントリーし、チーム・ウィンワード・レーシングが運営するメルセデスAMG GT3で、伝統の耐久レースに初参戦する。

    ニュルブルクリンク24時間は、世界で最も過酷な耐久レースのひとつとされる。フェルスタッペンの参戦によって関心はかつてないほど高まり、チケットはほぼ全カテゴリーで完売。レース史上初めての状況となっている。

    フェルスタッペンが描く“F1の外”への挑戦
    フェルスタッペンは、フェルスタッペン・ドットコムを通じて、チームの目的について語った。

    「チームが主に表しているのは、他のドライバーにチャンスを作ることでもある」とマックス・フェルスタッペンは説明した。

    「自分自身がF1の外でレースをするという考えから始まったが、同時に、シムレーシングの世界を通じて、シムレーサーが現実の世界へ進む機会を作りたかった」

    「それはクリス(ルルハム)ですでにうまくいっている」

    フェルスタッペンにとって、ニュルブルクリンク24時間はこの期間で急速に大きな個人的目標になった。

    「今年最大級のレースのひとつが、もちろんニュルブルクリンク24時間だ。だから僕たちはここにいる」

    「僕たちはプロのラインアップで参戦し、そのラインアップに自分も入っている。それは本当にクールなことだ。これは毎年やりたいことでもある。1台でも、複数台でも」

    「主な目的と目標は、レースに勝つことだ」

    “グリーンヘル”が引き寄せる理由
    フェルスタッペンは、ノルドシュライフェそのものが大きな魅力だと語った。

    「一番刺激を受けたのは、ここが世界最高のコースのひとつ、あるいは良い意味で世界で最もクレイジーなコースのひとつであり、そこでレースができるということだ」

    準備は集中的に行われてきたが、フェルスタッペンはシムレーシングで大きな下地を作れたと説明した。

    「僕にとってはすべてシミュレーターから始まった」

    「コースを学ぶために何千周も走ったし、バーチャルのニュルブルクリンクで複数の24時間レースにも出場した」

    「だから、実際にここで初めて走ったとき、コースを知ることは問題ではなかった。新しい縁石やグリップレベルを理解すること、そしてもちろん、Gフォースやコンプレッションを伴う実車を理解することがすべてだった」

    フェルスタッペンは、25.3kmのノルドシュライフェを夜間に走ることを特に楽しみにしている。

    「おそらく最高の感覚になると思う」

    「夜に、ひとりでプッシュする」

    「クルマは通常、夜のほうが最速になる。だから楽しみにしている」

    目標は明確に「勝利」
    フェルスタッペンは、挑戦の大きさを認めながらも、成功の定義は極めてシンプルだと語った。

    「成功は勝利を意味する」

    「とてもシンプルだ。だから僕たちはここにいる。簡単ではないことは分かっているが、それが全員にとっての目標だ」

    「でも同時に、この全体の経験も楽しみにしている。チームメイトとクルマを共有し、その週末を通して一緒に取り組むことをね」

    コロネルとブリーケモレンが語る“最も過酷なレース”
    『Formule 1 Paddockpraat』ポッドキャストでは、ニュルブルクリンクで豊富な経験を持つトム・コロネルとイェロン・ブリーケモレンが、フェルスタッペンがこのレースに惹かれる理由を説明した。

    「これ以上に極限のレースはない」とトム・コロネルは語った。

    「だからこそ、マックスはこの挑戦に取り組んでいる。これは世界で最も極限のレースだからだ」

    「ル・マン、デイトナ、バサースト。そのどれも及ばない。これほど極限のものはない」

    2013年のニュルブルクリンク24時間勝者であるブリーケモレンも同意した。

    「ル・マンのほうが名声はあるかもしれない。最終的には、それが世界最大の24時間レースだ」

    「だが、ニュルブルクリンクは圧倒的に最大の挑戦を提供する」

    フェルスタッペンにとって、ニュルブルクリンク24時間は単なるF1外の活動ではなく、自らのレーシングチームの存在意義と、ドライバーとしての純粋な挑戦心が交差する舞台になる。初参戦で掲げる目標は経験ではなく勝利。その姿勢こそが、過酷な“グリーンヘル”に大観衆を引き寄せている。

  • アストンマーティンF1 ホンダ進展も後方低迷 クラック「多くの苛立ち」

    アストンマーティンF1 ホンダ進展も後方低迷 クラック「多くの苛立ち」

    アストンマーティンF1チーム代表のマイク・クラックは、2026年F1シーズン序盤の苦戦を受け、チーム内に「多くの苛立ち」があることを認めた。

    シルバーストンを拠点とするチームは、シャシー面とパワーユニット面の双方で課題を抱え、開幕から厳しい戦いを強いられている。前戦F1マイアミGPでは、ホンダが信頼性面で明確な前進を見せ、今季初めて2台そろって完走を果たした。

    それでも、マシンには依然として大きなペース不足があり、ポイント争いに加わることはできず、後方集団での走行を余儀なくされている。

    クラック「現実を見つめなければならない」
    マイク・クラックは、現状に落ち込むことに意味はないとしながらも、レーサーとして後方を走る状況に苛立ちを覚えるのは自然な反応だと語った。

    「我々はみんなレーサーであり、フィールドの後方を走りたいとは思っていない」とマイク・クラックはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「だから年を追うごとに改善したいと思うものだが、同時に現実を冷静に受け止めなければならない」

    「問題があると分かったとき、苛立っても意味はない。ただ、それが人間として自然な反応であることは認めなければならない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソとストロールに求められる忍耐
    アストンマーティンにとって難しいのは、単にマシンの改善だけではない。チームが置かれた現実を受け止めながら、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのフラストレーションをどう管理するかも重要な課題になっている。

    クラックは、最も厳しい立場に置かれているのはドライバーだとし、2人が苦境の中でプロフェッショナルに振る舞っていることを称賛した。

    「最もさらされているのはドライバーたちだ。以前にも触れたが、最も称賛されるべきなのも彼らだ」

    「ランスやフェルナンドのような経験豊富なドライバーがフィールドの後方を走るというのは、本来いるべき場所ではない」

    「我々が管理しなければならない苛立ちは確かに多い。一方で、彼らは素晴らしいプロフェッショナルでもある」

    アストンマーティンはマイアミで信頼性面の一歩を示したが、競争力という面ではまだ大きな課題を残している。クラックの発言は、チームが現実を直視しながらも、ドライバーの忍耐とプロ意識に支えられて苦境を乗り切ろうとしている状況を浮き彫りにしている。

  • ルイス・ハミルトンは「フェラーリF1の明確なNo.2」 ピケJr.が断言

    ルイス・ハミルトンは「フェラーリF1の明確なNo.2」 ピケJr.が断言

    ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍初年度に対する評価が、パドック内で一段と厳しさを増している。

    2026年F1マイアミGPではシャルル・ルクレールが再びチームメイトを上回るパフォーマンスを見せ、元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.は「フェラーリ内の序列はすでに決まっている」と指摘した。

    ピケJr.はポッドキャスト『Pelas Pistas』で、現在のフェラーリについて次のように語った。

    「2人が対等な立場か? いや、違う」

    「ルクレールがナンバー1で、ハミルトンがナンバー2だ。今の彼は完全に2番手だし、ルクレールは80%の場面で彼より前にいる」

    さらにピケJr.は、フェラーリがチーム内序列を意図的に管理する必要すらなくなっていると説明した。

    「チームはその問題を気にする必要がない。なぜなら、すでにルクレールが前にいるからだ」

    「彼の方が予選でも速いし、決勝でも上位で終えることが多い」

    「去年から、フェラーリを引っ張っているのは彼だった」

    フェラーリ内で広がる“ルクレール中心”の構図
    ピケJr.の発言は、単なる結果論ではなく、現在のフェラーリ内部の力関係を象徴する見方として注目されている。

    ハミルトンは7度のF1ワールドチャンピオンとしてフェラーリに加入したが、ここまでの数戦ではルクレールが安定して上回る場面が続いている。特に予選での一発の速さと決勝ペースで差が見え始めており、フェラーリが自然とルクレール中心に動き始めているとの見方も強まっている。

    ピケJr.は、ハミルトンの現在の状況について「年齢的に自然な流れ」だとも語った。

    「去年はルクレールが決定的に勝っていた。今年はハミルトンが少し差を縮めた」

    「でも、ハミルトンは20年間F1にいる。キャリア終盤なんだから、それは自然なことだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    ハミルトンとアロンソに“引退論”も浮上
    パドックでは現在、ハミルトンの長期的な将来についても議論が広がっている。

    ラルフ・シューマッハは、ハミルトンだけでなくフェルナンド・アロンソについても「若手にシートを譲るべき時期に来ている」と主張しており、ベテラン勢の去就が2026年F1シーズン後半の大きなテーマになりつつある。

    その流れの中で、元フェラーリ技術責任者のアルド・コスタもアロンソ時代のフェラーリ内部事情について踏み込んだ発言を行った。

    コスタは『Terruzzi Racconta』のポッドキャストで、アロンソとの関係について率直に語っている。

    「正直に言えば、私は彼とうまくやれなかった」

    そして、アロンソの政治的な振る舞いがチーム内部に緊張を生んだと説明した。

    「もし彼がドライブと開発のプッシュだけに集中していれば完璧だっただろう」

    「おそらく7回か8回はタイトルを獲れていたはずだ」

    「だが実際には、それ以上のことをやろうとした。チーム内の人事に関わろうとし、組織面でもチームを動かそうとした」

    「そこから衝突が始まる」

    さらにコスタは、メルセデスが過去にアロンソ獲得を検討した際にも、内部で強い拒否反応があったと明かした。

    「ロズベルグやボッタスの後任を考えていたとき、“アロンソを入れるべきか?”という話があった」

    「すると、ツェッチェ博士、ハミルトン、私…みんなが『ノー、ノー、ノー』だった」

  • マクラーレンF1 本社拡張を承認 新テストリグ施設を建設へ

    マクラーレンF1 本社拡張を承認 新テストリグ施設を建設へ

    マクラーレンF1が、英国ウォーキングの本社拡張計画に関して正式な建築許可を取得した。新たな施設には、F1マシン開発用の「テストリグ(試験装置)」が設置される予定で、チームの技術基盤強化に向けた重要な投資となる。

    今回の計画は、既存のマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)の敷地内を拡張するもので、現在の施設容量が限界に達していることが背景にある。F1活動だけでなく、グループ全体の成長戦略とも結びついたプロジェクトだ。

    マクラーレンF1本社に新テストリグ施設
    ウォーキング市議会の計画文書によると、新施設は既存の南東側ルーフキャノピー下に建設される。テストリグエリアの面積は143平方メートルで、関連設備として外部コンデンサーユニットも設置される。

    今回の計画は、2025年に承認された案をベースに調整が加えられており、地下部分の拡張やコンデンサー設備の配置変更が盛り込まれた。

    マクラーレン側の建築設計を担当する「tor&co」は提出書類の中で、次のように説明している。

    「マクラーレングループが新市場への進出と継続的な成長を実現するためには、このようなテストリグを含む新たな施設と試験設備が必要になる」

    「これらはグループの技術的・運営的要求を満たすうえで不可欠な存在になる」

    市議会側は、工事について「3年以内に着工すること」を条件として承認を与えている。

    F1で重要性を増す“テストリグ”
    近年のF1では、コストキャップ導入や走行制限の強化によって、シミュレーション設備やテストリグの重要性が急速に高まっている。

    特に2026年F1レギュレーションでは、パワーユニットやエネルギーマネジメントが複雑化しており、実車走行前のシステム検証能力が競争力を左右する時代になっている。

    マクラーレンは今年、開幕前テスト前に新車「MCL40」をオーストリアのAVL施設へ搬入し、事前テストを実施していた。

    チーム代表のアンドレア・ステラは当時、その理由について次のように説明している。

    「いまのF1では一般的なやり方だ。こうした施設を使うことで、マシンの基本システムをより深く検証できる」

    「MTCにもギアボックスリグやダイノ設備はあるが、AVLのような施設は以前から活用してきた」

    今回の新施設建設によって、マクラーレンは外部施設への依存を減らし、自社敷地内でより多くの開発・検証作業を進められるようになる可能性が高い。

    “インフラ投資”でF1覇権維持へ
    現在のF1では、空力性能だけでなく、開発スピードや検証効率そのものが戦闘力に直結する。

    メルセデスやレッドブル、フェラーリが巨大なシミュレーション設備を武器にしてきたなか、マクラーレンもここ数年で急速に設備投資を進めている。

    風洞刷新、シミュレーター強化、データ解析能力向上に続き、今回のテストリグ拡張は“次世代F1開発競争”への本格対応とも言える。

    2026年F1シーズンはレギュレーション変更によって各チームの勢力図が大きく変わる可能性がある。その中で、マクラーレンはサーキット外の技術基盤整備でもライバルとの差を縮めようとしている。

  • 佐藤琢磨 インディ500“ファストフライデー”4番手「フロントローを目指したい」

    佐藤琢磨 インディ500“ファストフライデー”4番手「フロントローを目指したい」

    佐藤琢磨が、インディアナポリス500予選前最後のプラクティス「ファストフライデー」で4番手タイムを記録し、予選へ向けて好位置につけた。

    レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの75号車アマダ・ホンダを駆る佐藤琢磨は、232.655mphを記録。今週初の233mph超えとなるフェリックス・ローゼンクヴィストに続く上位グループに入り、予選シミュレーションでも高い競争力を示した。

    朝の雨によって走行開始は約2時間遅れたが、インディカー側が走行時間を延長したことで、各チームは予選仕様の高ブーストセッティングを使った重要なデータ収集を進めた。

    佐藤琢磨「車の出来は80%くらい」
    佐藤琢磨はセッション後、予選へ向けた手応えを語った。

    「インディ500プラクティス4日目、“ファストフライデー”が終わりました。ファストフライデーは予選ブーストを使う唯一の練習日なので、今日も100%みんな予選シミュレーションを行います」

    「今日は明け方から午前中にかけて雨が降っていたので、プログラム自体は2時間遅れぐらいで始まったんですけど、それでも今もう午後7時10分なんですが、午後7時まで走らせてくれたので、やりたいプログラムは7割ぐらい終わったと思います」

    「車の完成度としてはどうですかね。去年よりは確実に良いです。去年のファストフライデーでは4周連続で走れなかったので、今日はしっかり走れたことと、車も確認できました。車の出来は80%ぐらいですかね」

    「それでもかなり良いところにいると思いますし、ノートウのスピードも今ちょっと情報が混ざっていて分からないんだけど、トップ5にはいると思います」

    「明日の涼しい予選、それから日曜日はものすごく暑くなる予選になるので、すごく難しい予選になると思いますけども、精一杯頑張ってフロントローを目指していきたいと思います」


    ローゼンクヴィストが233mph突破
    この日のトップタイムは、メイヤー・シャンク・レーシングのフェリックス・ローゼンクヴィストが記録した233.372mphだった。

    ローゼンクヴィストは、序盤は苦戦していたと明かしながらも、セッション中の改善によって大きくスピードを伸ばせたと振り返った。

    「正直に言うと、僕たちはかなり遅いスタートだった」

    「そこから抜け出せるのは少し珍しいことだ。最初の走行は230mph台前半くらいだったと思う。そこから基本的に3mphを見つけた。かなりクールだった。マシンの感触はかなり良かった」

    「そういうことは時々起こる。少しスピードを見つけると、そこから流れが出てくる。バランスは本当に良かった」

    2016年インディ500勝者のアレクサンダー・ロッシが232.932mphで2番手、2024年ポールシッターのスコット・マクラフリンが232.674mphで3番手に続いた。

    1番手 フェリックス・ローゼンクヴィスト(233.372mph)
    2番手 アレクサンダー・ロッシ(232.932mph)
    3番手 スコット・マクラフリン(232.674mph)
    4番手 佐藤琢磨(232.655mph)
    5番手 マーカス・エリクソン(232.622mph)
    6番手 アレックス・パロウ(232.532mph)
    7番手 エド・カーペンター(232.470mph)
    8番手 パト・オワード(232.427mph)
    9番手 リナス・ヴィーケイ(232.417mph)
    10番手 ノーラン・シーゲル(232.416mph)
    11番手 クリスチャン・ラスムッセン(232.397mph)
    12番手 スコット・ディクソン(232.286mph)
    13番手 コナー・デイリー(232.202mph)
    14番手 ウィル・パワー(232.173mph)
    15番手 ジャック・ハーベイ(232.124mph)
    16番手 デビッド・マルーカス(232.110mph)
    17番手 カイオ・コレット(232.026mph)
    18番手 サンティーノ・フェルッチ(231.997mph)
    19番手 クリスチャン・ルンガー(231.936mph)
    20番手 ジョセフ・ニューガーデン(231.848mph)
    21番手 マーカス・アームストロング(231.835mph)
    22番手 エリオ・カストロネベス(231.786mph)
    23番手 カイル・カークウッド(231.713mph)
    24番手 ルイス・フォスター(231.707mph)
    25番手 ジェイコブ・アベル(231.667mph)
    26番手 グラハム・レイホール(231.627mph)
    27番手 スティング・レイ・ロブ(231.621mph)
    28番手 キフィン・シンプソン(231.445mph)
    29番手 デニス・ハウガー(231.231mph)
    30番手 ロマン・グロージャン(231.160mph)
    31番手 ライアン・ハンター-レイ(231.067mph)
    32番手 ミック・シューマッハ(230.749mph)
    33番手 キャサリン・レッグ(229.357mph)

    ローゼンクヴィストは4周平均の予選シミュレーションでも最速を記録。一方、佐藤琢磨もノートウ速度でトップ5圏内に入っているとみられ、予選でのフロントロー争いに期待が高まっている。