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  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPの悲劇「神々が僕を戦いに加えたくないみたいだ」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPの悲劇「神々が僕を戦いに加えたくないみたいだ」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPで首位を走行しながら突如マシンを止める痛恨のリタイアを喫した。

    チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリと約30周にわたって激しい首位争いを繰り広げていたラッセルだったが、29周目にターン8〜9区間でマシンが突然ストップ。電源系統が完全に失われるトラブルに見舞われた。

    「すべてが突然シャットダウンした」
    レース後、ラッセルは突然のトラブルについて率直な心境を明かした。

    「すべてが突然シャットダウンした」とジョージ・ラッセルはSky Sportsにコメント。

    「コーナーに入った瞬間、エンジンが止まって、電子系統も全部失われた。ブレーキもまともに効かなかった。正直、言葉を失っている」

    「これ以上あまり言うことはない」

    今回のリタイアにより、ラッセルはランキング首位アントネッリとの差を43ポイントに広げられる結果となった。

    「今は彼のタイトルだと思う」
    カナダではスプリント優勝とポールポジション獲得によって流れを引き戻しつつあったラッセル。しかし、アントネッリの4連勝によってタイトル争いの主導権は完全に移ったと認めた。

    「今は彼のタイトルだと思う」とラッセルは語った。

    「彼はすごく大きなポイント差を築いているし、神々が僕をこの戦いに加えたくないみたいに感じる」

    「日本ではセーフティカーのタイミング、中国のQ3ではポール争い中にトラブル、そして今日は首位走行中にマシンが止まった」

    一方で、ラッセルは精神的には吹っ切れた部分もあると明かしている。

    「もうプレッシャーはない。毎レースを楽しみながら、毎回勝利を目指すだけだ。僕には失うものはない」

    「もちろん悔しいし、本当はその戦いの中にいたい。でも、いつか流れが変わってくれることを願っている」

    アントネッリとの激闘に自信
    レース序盤、メルセデス勢は激しい首位争いを展開。接触寸前の場面もあり、チーム首脳陣から両ドライバーへ警告が飛ぶ場面もあった。

    それでもラッセルは、バトル自体は完全にコントロールできていたと強調した。

    「僕たちはどうレースをするべきか理解しているし、両者とも完全にコントロールできていたと思う」

    「個人的には本当に楽しかった。このサーキットでは1秒以上の差を築くのが本当に難しかった」

    「スリップストリーム込みで1周あたりコンマ6秒くらいゲインできていたから、後続を引き離すのは非常に難しかった」

    「オーバーテイクモードやブーストの仕組みは機能しているし、それは良いことだ」

  • リアム・ローソン F1カナダGP決勝7位「アルピーヌ勢の方が速かった」

    リアム・ローソン F1カナダGP決勝7位「アルピーヌ勢の方が速かった」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は2026年F1カナダGP決勝を7位でフィニッシュし、厳しい週末の中で貴重なポイントを持ち帰った。

    フリー走行からトラブルに見舞われたローソンだったが、決勝では着実にポジションを上げ、終盤にはピエール・ガスリーの猛追を振り切って7位を守り切った。

    レース後、ローソンは「クルマを持ち帰れたことが大きい」と振り返った。

    「レースペースに苦しんだ」
    「難しい週末のスタートを考えると、7位で終われたのは間違いなく良い結果だ」とリアム・ローソンはコメント。

    「チームにポイントを持ち帰れたのはうれしい」

    一方で、決勝ではマシンバランスとペース不足に苦しんでいたことも明かした。

    「全体的に簡単なレースではなかった。スタート位置から順位を上げることはできたけど、クルマのバランスに苦しんでいたし、レース全体を通してスピードが足りなかった」

    特にタイヤマネジメントは大きな課題だったという。

    「一番難しかったのはタイヤ温度を正しい範囲に保つことだった。全開で走っているラップでしかタイヤを機能させられなかった」

    終盤はガスリーを必死にブロック
    レース終盤、ローソンはピエール・ガスリーから激しいプレッシャーを受け続けた。

    「終盤はかなり接近していた。でもポジションを守り切れてうれしい」

    ローソンは、アルピーヌ勢の方がレースペースで優れていたと認めている。

    「正直、今日はアルピーヌの方が速かった。フランコ・コラピントにも離されてしまったし、本当に厳しい戦いだった」

    それでもソフトタイヤで最後まで守り切ったことには満足感を示した。

    「終盤はかなり苦しかったけど、7位で持ち帰れたのは良かった」

    モナコGPへ向けて改善を目指す
    ローソンは次戦モナコGPへ向け、ヨーロッパラウンドでの巻き返しを誓った。

    「数週間後にモナコでまたレースできるのが楽しみだ。ここからヨーロッパラウンドが始まる」

    レーシングブルズはカナダGPでポイント獲得には成功したものの、レースペース面では課題も残した。モナコの市街地コースでどこまで改善できるかが注目される。

  • ピエール・ガスリー F1カナダGPで14番手から8位「ダメージリミテーションに満足」

    ピエール・ガスリー F1カナダGPで14番手から8位「ダメージリミテーションに満足」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1カナダGP決勝を8位でフィニッシュし、厳しい週末の中で貴重なポイントを持ち帰った。

    予選14番手からスタートしたガスリーは、難しいコンディションの中で着実に順位を回復。フランコ・コラピントの6位と合わせ、アルピーヌはダブル入賞を達成した。

    ガスリー自身は依然としてマシンバランスに苦しんでいると明かしつつも、「ダメージリミテーションとしては満足している」と語った。

    「4ポイントを持ち帰れたのは大きい」
    「正直、ダメージリミテーションとしては満足している」とピエール・ガスリーはコメント。

    「週末を通してずっと苦戦していた中で、この4ポイントはしっかり受け取りたい」

    アルピーヌはコラピントの6位と合わせて12ポイントを獲得した。

    「チームにとっても素晴らしい週末だった。6位と8位で12ポイントだからね。こういう結果は久しぶりだと思うし、多くのポジティブな要素があった」

    “トラクション不足”に苦しんだガスリー
    一方で、ガスリーは自身のマシンに依然として課題が残っていることを認めた。

    「全体的に見ると、今回もクルマにかなり苦しんだ。チームとして原因を確認して、いくつかの部分を改善しなければならない」

    特に問題視しているのはトラクション性能だという。

    「データを見ると、マイアミ以降かなり明確なんだ。F1は簡単じゃない。1時間で全部理解できたらいいと思うこともある」

    「今年は本当に多くの要素がクルマのバランスに影響している。でも少なくとも、何を改善すべきかはかなり明確になっている」

    決勝ではミディアムタイヤでのスタートにも苦戦した。

    「序盤のミディアムはかなり冷えていて、グリップが低かった。でも最終的にはポジションを取り戻して、最後はリアム・ローソンと戦うことができた」

    「ただ、彼を抜ける場所を見つけるのは本当に難しくて、結局8位で終えるしかなかった」

    モナコGPへ向けて改善を急ぐ
    ガスリーは次戦モナコGPを“今季の重要な分岐点”として見据えている。

    「モナコは一年で一番好きな場所だ。だからこそ、今抱えている制限を改善して、もっと自信とパフォーマンスを持って臨みたい」

    市街地コースのモナコではトラクション性能が重要になるだけに、アルピーヌが短期間でどこまで改善できるかが注目される。

  • ハミルトンとフェルスタッペン F1カナダGP後のクールダウンルーム会話が話題

    ハミルトンとフェルスタッペン F1カナダGP後のクールダウンルーム会話が話題

    2026年F1カナダGPのレース後、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がクールダウンルームで交わした“本音トーク”が注目を集めている。

    終盤に繰り広げられた2位争いでは、ハミルトンがターン1のアウト側からフェルスタッペンを攻略。フェラーリ移籍後最高位となる2位表彰台を獲得した一方、フェルスタッペンも最後までプレッシャーをかけ続けた。

    その激闘直後、ふたりはクールダウンルームで互いの走りを称え合った。

    「君を振り切れなかった」
    最初に口を開いたのはハミルトンだった。

    「君を振り切れなかったよ!」

    これに対しフェルスタッペンは、レース中の駆け引きを細かく振り返った。

    「真ん中のシケインでは毎回コンマ3秒離された。でもストレートで取り返していた」

    ハミルトンも「最後はクレイジーだった」と応じ、数周にわたって続いた接近戦の厳しさを認めた。

    ボルトレトに苦戦? ハミルトンが苦笑い
    会話は周回遅れの処理にも及んだ。

    「最後の方、あれはボルトレトだったかな。ああもう!」

    ハミルトンはそう苦笑いを浮かべながら振り返り、さらにフェラーリのストレート性能についても率直な疑問を口にした。

    「僕たちのマシンがドラッギーなのか、それとも単純にパワーの問題なのかわからない」

    するとフェルスタッペンは、ハミルトンの強みを冷静に分析した。

    「ターン6はかなり良かった」

    互いの速さを認め合うやり取りは、2021年のタイトル争いを知るファンにとっても印象的な場面となった。

    “2021年以来”を思わせる名勝負
    今回のカナダGPでは、ハミルトンがフェラーリ移籍後最高位となる2位を獲得。フェルスタッペンも2026年シーズン初表彰台を記録した。

    そして何より注目を集めたのは、ふたりが見せた終盤の攻防と、その直後に交わされた自然体の会話だった。

    レース中は一歩も譲らない戦いを繰り広げながら、レース後には互いの強みを認め合う――F1史に残るライバル同士ならではの空気感が漂っていた。

  • ランド・ノリス F1カナダGP決勝リタイア「苦しみから解放された」

    ランド・ノリス F1カナダGP決勝リタイア「苦しみから解放された」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は2026年F1カナダGP決勝をリタイアで終えた。雨予報を受けてインターミディエイトでスタートしたマクラーレンの賭けは裏目に出て、ノリスは一時首位に立ちながらも早期ピットインを強いられた。

    その後も信頼性への懸念で2度目のピットストップを行い、追い上げに入ったところでギアボックス系とみられる問題を訴えてリタイア。ノリスは苦しい一戦を振り返りつつ、メルセデス勢と戦えたことを前向きな材料として受け止めた。

    1%の天候判断が明暗を分けたマクラーレンの賭け
    「雨があと1%こちらに傾いていれば、僕にはかなり合っていたと思う」とノリスはコメント。

    「でもそうはならず、たぶん1%逆の方向に行った。こういうことを読むのは本当に難しい」

    「もちろん、1周目に関しては悪い判断ではなかった。ある意味では機能した。でも同時に……間違った判断だった。だからそれを受け入れて、次にもっと良い判断をするために、手元にあった情報から何を使えるかを学ばなければならない」

    一時首位も早期ピットで後退
    ノリスはスタートで好加速を見せ、メルセデス勢をかわして首位に浮上した。しかし、路面状況はインターミディエイト向きにはならず、数周以内にスリックタイヤへ交換するためピットイン。これにより大きく順位を落とした。

    さらに信頼性への懸念から2度目のピットストップを余儀なくされ、リカバリーの流れは断ち切られた。終盤に再びポジションを上げようとしていたところで、ノリスはマシンの問題を訴えてレースを終えた。

    「苦しみから解放された」リタイアの本音
    「でも、僕自身もかなり強くその選択を推した。だから受け止めるしかないし、その後はレースを最大限にしようとした」

    「でもいくつか問題があって、最後には故障でリタイアすることになった。だから、ある意味では苦しみから解放された形だった」

    メルセデスと戦えたことが示したマクラーレンの現在地
    「ポジティブだ」とノリスは週末全体についてコメント。

    「今すぐポジティブなことだけを見るのは難しいけど、僕は前向きだった。マシンはよく機能していた」

    「それでも、特に今日のような寒いコンディションでは、時々ひどく運転しづらいマシンに感じた。でも、それはおそらく他のみんなも似たようなものだったと思う」

    「それでも僕たちはポジティブな部分を持ち帰らなければならないし、その材料はたくさんあった。僕たちはメルセデスと戦っていた」

    「彼らに良い戦いを挑んでいたのは僕たちだった。他には誰もできなかった。だから、その良い部分を持ち帰り、次に向けて何を改善できるかを学ぶ必要がある。改善できることはたくさんあるし、僕はまだ未来にワクワクしている」

  • キミ・アントネッリ F1史上初の快挙 “初優勝から4連勝”達成

    キミ・アントネッリ F1史上初の快挙 “初優勝から4連勝”達成

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が2026年F1カナダGPで優勝を飾り、F1史上76年で誰も成し遂げたことのない歴史的快挙を打ち立てた。

    アンドレア・キミ・アントネッリはこれで2026年シーズン5戦中4勝目。中国GP、日本GP、マイアミGP、そしてカナダGPを制し、自身のF1初優勝から4連勝という前人未到の記録を樹立した。1950年に始まったF1世界選手権において、キャリア初勝利から4連続で勝利を重ねたドライバーは一人も存在していなかった。

    メルセデス同士の激闘を制したアントネッリ
    カナダGPではジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションからスタート。アントネッリは2番グリッドからスタートし、序盤から両者による激しい首位争いが展開された。

    2台は何度もポジションを入れ替える接近戦を繰り広げたが、30周目にラッセルのマシンが突然ストップ。電源系トラブルによりリタイアを喫したことで、アントネッリがレースの主導権を握った。

    この勝利によってアントネッリはドライバーズランキングで43ポイント差のリードを築き、2026年F1タイトル争いで大きく前進した。

    フェルスタッペン超えの“最年少記録”
    アントネッリは19歳274日で4勝目を達成し、F1史上最年少で4勝に到達したドライバーとなった。

    従来の記録はマックス・フェルスタッペンが2018年F1オーストリアGPで達成した20歳274日だったが、アントネッリはそれを1年近く更新した。

    さらにアントネッリは、2勝目・3勝目・4勝目の最年少記録も更新。10代で4勝を挙げた史上初のドライバーにもなった。

    ただし、F1史上最年少優勝記録については、依然としてフェルスタッペンが保持している。

    “初優勝から4連勝”はF1史上初
    アントネッリ以前に「初優勝から3連勝」を達成していたのは、デイモン・ヒルとミカ・ハッキネンの2人だけだった。

    ■ キミ・アントネッリ:4連勝
    (2026年 中国GP〜カナダGP)

    ■ デイモン・ヒル:3連勝
    (1993年 ハンガリーGP〜イタリアGP)

    ■ ミカ・ハッキネン:3連勝
    (1998年 開幕3戦)

    アントネッリはマイアミGPでこの記録に並び、今回のカナダGP優勝で単独記録保持者となった。

    F1史上16人目の“4連勝ドライバー”
    アントネッリはF1史上16人目となる4連勝達成ドライバーにも名を連ねた。

    これまで4連勝以上を記録したドライバーは、マックス・フェルスタッペン、セバスチャン・ベッテル、アルベルト・アスカリ、ミハエル・シューマッハ、ニコ・ロズベルグ、ジャック・ブラバム、ジム・クラーク、ナイジェル・マンセル、ルイス・ハミルトン、ヨッヘン・リント、アイルトン・セナ、アラン・プロスト、デイモン・ヒル、フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンのみだった。

    そして極めて興味深いことに、このリストの中でアントネッリだけがF1ワールドチャンピオン未経験者となっている。

    “ポール以外”から初めて勝利
    これまでアントネッリの3勝はすべてポールポジションからの勝利だった。

    中国GP、日本GP、マイアミGPはいずれもポール・トゥ・ウインだったが、今回のカナダGPでは2番手スタートから勝利を挙げた。

    一方で、“キャリア初ポールからの連続ポール記録”更新は逃した。アントネッリは3戦連続ポールを記録していたが、今回はラッセルにポールポジションを譲る形となった。

    それでも3戦連続ポールは、アイルトン・セナとミハエル・シューマッハに並ぶF1史上最多タイ記録となっている。

  • ランス・ストロール F1カナダGP決勝完走も「何ひとつうまくいかなかった」

    ランス・ストロール F1カナダGP決勝完走も「何ひとつうまくいかなかった」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGP決勝を15位で終えた。母国レースとなったモントリオールでの週末だったが、アストンマーティンは厳しい戦いを強いられ、ストロールも苦戦を余儀なくされた。

    ストロールはパワーユニット関連の交換によりピットレーンからスタート。気温と路面温度が大きく低下したコンディションのなか、タイヤの温度をうまく上げられず、グリップ不足に苦しんだ。

    終盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)時にはミディアムタイヤへ交換したものの、最終的には15位でチェッカーを受けた。

    チームメイトのフェルナンド・アロンソは19番手からスタートし、一時は14番手まで順位を上げたが、シートの問題により23周目にリタイアしている。

    ストロール「何ひとつうまくいかなかった」
    「モントリオールでは難しい週末になった」とランス・ストロールはコメント。

    「レースを通してタイヤに必要な温度を入れられなくて、グリップ不足に苦しんでいた」

    「ストレートでも十分なスピードがなかった」

    「マシンのパフォーマンスは、僕たちが求めているレベルには達していないし、そこに到達するにはまだ多くの作業が必要だ」

    レース後のインタビューでも、ストロールは厳しいレースだったと振り返った。

    「本当に何ひとつうまくいかなかった」

    「もちろん、もっと良い走りを見せたかった。でも、今週末は厳しい戦いになることは分かっていた。次のモナコでまた挑戦する」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝「リタイア以上にペース不足が悔しい」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝「リタイア以上にペース不足が悔しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGP決勝をシートトラブルによりリタイアで終えた。19番手からスタートしたアロンソは序盤に大きく順位を上げ、一時はトップ10争いに加わる走りを見せていた。

    決勝日は雨の影響で路面温度が低下する難しいコンディションとなったが、アロンソはソフトタイヤを選択。インターミディエイトを履いたライバル勢が早々にピットインを強いられるなか、戦略は的中し、1周目終了時には14番手まで浮上した。

    その後もポイント圏内争いを続けていたが、23周目にシートの問題が発生。チームはマシンをリタイアさせる判断を下した。

    アロンソ「良いスタートだったがペースが足りなかった」
    「良いスタートを切れたし、トップ10争いもできていた」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「ソフトタイヤでスタートした判断は正しかった。数台はインターミディエイトを選んで早めのピットストップを強いられていたからね」

    「残念ながらレース中にシートの問題が発生したので、リタイアすることになった」

    「同じパッケージでも、マイアミよりはここで速さを見せられていたと思う。夏休み頃のアップグレードでパフォーマンス向上を待つ必要はあるけど、それまでは今のパッケージを最適化し続けていく」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 カナダGP

    レース後のインタビューでは、序盤のバトルを楽しめた一方で、レースペース不足への悔しさも口にした。

    「リタイア以上に悔しかったのはペース不足だ。スタートは良かったけど、徐々に後退していって、結局は僕たち本来のポジションに戻ってしまった」

    「でもスタート直後は楽しかった。僕たちはポイント圏外だったから、他よりも少しリスクを取ることもできた」

    また、週末全体については前進を感じていると語った。

    「ここ数戦よりは少し良い週末だったと思うし、少し競争力もあった。この流れを維持できるか見ていきたい」

    「次はモナコだ。まったく違うサーキットだし、とても低速コースになる。エンジンの重要性も少し下がるので、モナコには少し期待している」

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPでのヘッドレスト投げ捨てで約92万円の罰金

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPでのヘッドレスト投げ捨てで約92万円の罰金

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGP決勝でリタイアした際にヘッドレストを投げ捨てた行為により、FIAから5000ユーロ(約92万5000円)の罰金処分を受けた。ただし、この罰金は12か月の執行猶予付きとなった。

    ラッセルは首位争いの最中にマシンを止めることになり、タイトル争いにおいて痛恨のノーポイントに終わった。FIAスチュワードは映像証拠と本人、チーム代表者からの説明を確認したうえで、謝罪と反省の姿勢を考慮し、執行猶予付きの処分が妥当と判断した。

    首位争いから一転、怒りのヘッドレスト投げ捨て
    カナダGP決勝では、メルセデスのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリがレース前半に激しい首位争いを展開した。2人は何度も順位を入れ替え、メルセデス同士による緊迫したバトルが続いていた。

    しかし、ラッセルはターン3/4シケイン付近でトラブルに見舞われ、マシンを止めることを余儀なくされた。タイトル争いで重要な一戦となるはずだったカナダGPは、ラッセルにとって一転して痛恨のリタイアとなった。

    その直後、ラッセルはメルセデスW17から降りる際、怒りを抑えきれずヘッドレストを投げ捨てた。ヘッドレストはコース上に落下し、この行為がFIAスチュワードの調査対象となった。

    FIAは謝罪を受け入れ、12か月の執行猶予付き罰金
    FIAスチュワードの裁定文では、ラッセルが自身の行動について強い後悔を示していたことが明かされている。

    「スチュワードは63号車のドライバー、チーム代表者から聴取し、映像証拠を確認した」

    「ドライバーは、レースを完走できなかったことで極めて苛立っていたと説明し、その後に起きたことについて恥ずかしく思っていると表明した」

    「彼は自身の行動についてスチュワードに謝罪し、それが良い手本ではなかったことを認め、公に謝罪する意向も示した」

    「スチュワードはこれを認め、彼の謝罪を受け入れた」

    この結果、ラッセルには5000ユーロの罰金が科されたものの、処分は12か月間の執行猶予付きとなった。

    メルセデスはバッテリー故障を示唆
    レース後、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、ラッセルのリタイア原因についてバッテリー系のトラブルだった可能性を示した。

    「モジュール故障のように見える。つまりバッテリー故障だ。マシンは文字どおり戻っていくような状態だった」とヴォルフは語った。

    「マシンにはもう電力が残っていなかった」

    ラッセルはスプリントで勝利し、アントネッリとの差を2ポイント縮めていた。しかし決勝ではアントネッリが優勝し、25ポイントを獲得。ラッセルは無得点に終わったことで、次戦モナコGPを前にドライバーズランキング首位のアントネッリとの差は43ポイントに広がった。

  • 佐藤琢磨 インディ500で10位「トップ争いには遥かに遠かった」

    佐藤琢磨 インディ500で10位「トップ争いには遥かに遠かった」

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、2026年のインディ500を10位で終えた。決勝では燃費戦略を駆使して一時8位まで浮上したものの、終盤のリスタートで順位を落とし、最後まで挽回を狙ったが届かなかった。

    今年は限られた準備期間による“ショートプログラム”の中で挑んだ一戦だったが、予選で苦戦した時点から厳しい戦いを強いられていた。

    佐藤琢磨はレース後、自身の走りだけでなく、支えてくれたチームやスポンサー、そしてファンへの思いも率直に語った。

    序盤から苦しい展開「順位を上げるどころか落としていった」
    「今年、2026年のインディ500は残念ながら10位でフィニッシュすることになりました」と佐藤琢磨は振り返った。

    「悔しいですね。スタートからもちろん順位を上げていくことを目標に頑張っていたんですけど、逆に順位を落としていく形になり、ピットストップの調整でだいぶ車自体はスピードを取り戻したと思うんですけど、トップ争いをするには全然遥か遠い、それぐらいちょっとパフォーマンスが下がったかなと思いました」

    決勝ではマシンバランスの改善を図りながら巻き返しを目指したが、優勝争いに加わるには厳しい状況だったという。

    燃費戦略で勝負も終盤のリスタートで後退
    残り70周付近では、自力で順位を上げるのが難しいと判断し、佐藤琢磨は大胆な戦略に打って出た。

    「残り70周になったところで自力で上に上がっていけなそうだったので、駆けに出て1回のピットストップで乗り切ると。それが後を過ごして8位まで上がったんですけど、最後にスタートが2回あって、そのうちの1回がグリーンになる前に後ろが結構抜き出てて、僕はチェックアップがあってブレーキ踏んだりしてみんな大きく順位を落としちゃったんですよね」

    終盤の混乱で順位を失い、11位まで後退。それでも最後まで諦めずに前を追った。

    「それで11位まで落ちてしまったので悔しかった。最後の1周に関しては一応順位を一つ上げたんですけど、届かなかったです」

    支えてくれたチームとファンへの思い
    今回の挑戦は、短期間で準備を進める特殊なプロジェクトだった。佐藤琢磨は、その中で支えてくれたチームへの感謝を口にした。

    「今回のショートプログラムという非常に厳しい環境の中でチームクルー75号車のクルーもみんな本当に頑張ってくれたし、チームも本当にバックアップしてくれたし、自分たちとしては予選がうまくいかなかった時点で本当に悔しかったですけども、レースで応援してくださった皆さん、それからこのプロジェクトを可能にしてくれたスポンサーの皆さんに、いい形でお礼ができなかったのがとても心残りです」

    インディ500を2度制している佐藤琢磨にとっても、今回の10位は納得できる結果ではなかった。それでも最後には、次への挑戦を見据えた。

    「だから自分も全力で頑張りましたし、これからチームと一緒にたくさんの反省点を克服して、この先もチャレンジしていけるように頑張っていきたいなと思います。皆さんたくさんの応援を本当にありがとうございました」