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  • オリバー・ベアマン F1首位アントネッリに刺激「僕にもできるはずだ」

    オリバー・ベアマン F1首位アントネッリに刺激「僕にもできるはずだ」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、2024年のFIA F2でチームメイトだったアンドレア・キミ・アントネッリの成功が、自身の自信にもつながっていると語った。

    2026年シーズンのF1でアントネッリはメルセデスのエースとして活躍し、ジョージ・ラッセルを抑えてランキング首位を快走している。一方のベアマンはハースF1チームで経験を積む立場にあるが、かつて同じカテゴリーで競い合った仲間たちの活躍を目の当たりにし、自らの将来にも大きな希望を見出している。

    F2で苦楽を共にしたアントネッリとの思い出
    2024年、オリバー・ベアマンは急病で欠場したカルロス・サインツJr.の代役としてサウジアラビアGPでフェラーリF1からデビューし、いきなり入賞を果たした。その後もハースF1チームから数戦に出場し、F1での経験を積んだ。

    しかし当時の主戦場はFIA F2であり、同じプレマでアンドレア・キミ・アントネッリとチームメイトを務めていた。

    そのシーズン、アントネッリはランキング6位、ベアマンは12位に終わったものの、両者とも翌年のF1昇格を果たした。さらにF2王者のガブリエル・ボルトレトやランキング2位のアイザック・ハジャーもF1へとステップアップし、2024年世代は一気にグランプリの舞台へ進出した。

    メルセデスの激しい戦いを見て感じたこと
    ベアマンはポッドキャスト『Drive To Wynn』で、カナダGPで繰り広げられたアントネッリとラッセルのバトルについて語った。

    「2人とも本当に高いレベルで戦っている」

    「カナダで彼らが戦う姿を見るのは本当に楽しかった。お互いを限界までプッシュしながらも、常にリスペクトを保っていた。チームメイト同士ではそれがとても重要なんだ」

    「とても見応えのある戦いだったし、キミがトップ争いをしているのも嬉しい。彼のことはよく知っている。F2でチームメイトだったからね」

    ベアマンは、若手同士がF2からF1へと駆け上がり、トップカテゴリーでも結果を残している姿に特別な思いを抱いているという。

    ハジャーやアントネッリの活躍が自信につながる
    ベアマンは、レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンと肩を並べるアイザック・ハジャーにも言及し、自身のモチベーションになっていると明かした。

    「僕自身はいまトップ争いをしているわけではないし、トップ4チームのマシンにも乗っていない」

    「でも、彼らがチームメイトやトップ争いのライバルたちと互角に戦っている姿を見ると、自分にも自信が湧いてくる」

    「僕はF2やF3で彼らと戦ってきた。そして今、彼らはF1で最高のドライバーたちと戦っている。それを見ると、自分にもいつか同じことができるはずだと思える」

    「若いドライバーたちが成功しているのを見るのは本当に励みになる。僕もその若手のひとりだし、できるだけ早くあの位置で戦いたいと思っている」

    2024年世代がF1の勢力図を変え始めている
    アントネッリ、ハジャー、ボルトレト、そしてベアマン。F2を戦った若手たちはわずか2年足らずでF1の中心へと近づきつつある。

    アントネッリはすでにタイトル争いの主役となり、ハジャーもレッドブル・レーシングで存在感を発揮している。ベアマンはまだトップチームのシートを手にしていないが、同世代の成功は自身の可能性を信じる大きな材料になっている。

    F1の世代交代は確実に進んでおり、ベアマンもまた、その流れの中で次に飛躍する若手のひとりとして注目されている。

  • ウィリアムズF1代表が移籍説を一蹴「サインツとアルボンは残留を望んでいる」

    ウィリアムズF1代表が移籍説を一蹴「サインツとアルボンは残留を望んでいる」

    ウィリアムズF1のジェームス・ボウルズ代表は、カルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンの将来を巡る憶測を一蹴し、両ドライバーがチームの長期プロジェクトに引き続きコミットしていると強調した。

    2026年シーズンのドライバー市場が徐々に活発化する中、現行契約の最終年を迎えているとされる両者については移籍の噂も浮上している。

    しかしボウルズは、シーズン序盤の苦戦にもかかわらず、2人の信頼は揺らいでいないと語る。

    苦戦する2026年でも揺るがない信頼
    ウィリアムズは2025年にコンストラクターズランキング5位を獲得したが、2026年は厳しいスタートを切った。

    開幕時にはマシンが目標重量を約28kg上回っていたとされ、その後改善は進んだものの依然として理想値には達していない。現在のコンストラクターズランキングでは8位に沈み、獲得ポイントはわずか7点。そのうち6点をサインツJr.が稼いでいる状況だ。

    それでもボウルズは、ドライバーたちの姿勢に変化はないと語った。

    「ドライバー市場や噂については、アレックスやカルロス本人に聞いてほしい」

    「彼らはこの旅の一部でありたいと思っている。それが私から言える最も重要なことだ。そして私の仕事は、彼らがそう思い続けられる環境を作ることだ」

    サインツJr.が語る再建への手応え
    モントリオールで取材に応じたカルロス・サインツJr.も、チームが課題解決に向けて動いていることを評価した。

    「冬のテストで経験した困難を考えれば、我々が複数の分野で本来あるべきレベルに達していないことは非常にはっきりしていた」

    「チームはその問題に対処するため非常に迅速に行動し、重要な人材も採用したと思う」

    サインツJr.の発言からは、現在の成績以上にチームの変化と将来性を重視している姿勢がうかがえる。

    求められるのはQ3進出ではなく勝てる組織
    ボウルズは、ウィリアムズの再建はすでに始まっていると主張する。

    「我々には立ち直り、高いスピードでパフォーマンスを改善する能力があることを示したい。それがまさに今やっていることだ」

    「取締役会からの支援は重要だ。なぜなら我々が構築してきたシステムや基本原則が正しいことを示しているからだ」

    さらにボウルズは、サインツJr.やアルボンが求めているものは単なる中団争いではないと説明した。

    「彼らはQ3進出だけを目標にここへ来たわけではない」

    「問題が発生した時に、それを解決し修正できる施設や組織を我々が持っていることを示してほしいと思っている」

    「我々は正しい方向へ進んでいると思うが、まだ十分ではない」

    2026年は結果よりも組織力が問われるシーズン
    今回の発言から見えてくるのは、ウィリアムズが単なる短期的な成績ではなく、2027年以降を見据えた組織改革を進めているという現実だ。

    サインツJr.とアルボンはいずれも複数の選択肢を持てる実力者だが、ボウルズが繰り返し強調したのは「結果」よりも「問題を解決できる組織になれるか」という点だった。

    2026年のウィリアムズは依然として下位に低迷している。しかしドライバーたちが本当に見ているのは現在の順位表ではなく、チームがトップ争いへ復帰するための土台を築けているかどうかなのかもしれない。

  • キミ・ライコネン伝説 F1給与未払いで“シャンプーイベント前に丸刈り抗議”

    キミ・ライコネン伝説 F1給与未払いで“シャンプーイベント前に丸刈り抗議”

    2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンにまつわる逸話が、元F1チーム代表のオトマー・サフナウアーによって明かされた。ロータス時代、チームから給与が支払われていなかったことへの抗議として、スポンサーイベントの直前に頭を丸刈りにしたというものだ。

    ライコネンはフェラーリ、マクラーレン、ロータス、ザウバー、アルファロメオで活躍し、2021年限りでF1を引退した。今回語られたエピソードは、財政難に陥っていたロータス時代の出来事とされている。

    “シャンプーイベント”前日に丸刈りにしたという逸話
    元アストンマーティンおよびアルピーヌのチーム代表であるオトマー・サフナウアーは、ポッドキャスト番組でライコネンに関する興味深い話を紹介した。

    サフナウアーによると、当時ロータスは資金繰りに苦しんでおり、ライコネンへの給与支払いが滞っていたという。

    「こんな話を聞いたことがある。ロータスのスポンサーにレクソーナがいた頃の話だ」

    「チームは財政的に苦しく、キミは給料を受け取れていなかった」

    「それでもキミはレクソーナのイベントに出席しなければならなかった。確かレクソーナはシャンプー関連の商品だったと思う」

    「キミは給料が支払われていないことにかなり腹を立てていて、そのシャンプーイベントに行く前に頭を丸刈りにしたらしい」

    「そう聞いたんだ。もちろん本当かどうかは分からない。でもキミならやりかねない。それがキミだからね」

    ライコネンは感情を表に出さない“アイスマン”として知られていたが、その一方で納得できないことには独自のやり方で意思表示する人物としても知られていた。

    “アイスマン”の裏にあった徹底したプロ意識
    この逸話に対し、元フェラーリおよびウィリアムズのレースエンジニアであるロブ・スメドレーも同調した。

    「彼なら本当にやっただろうね。間違いなくやったと思う」

    ライコネンには「無頓着でのんびりした性格」「酒好き」というイメージが付きまとっていたが、スメドレーは実際には非常に勤勉なドライバーだったと証言する。

    「世間には“のんびりしていて無頓着”“酒が好き”というイメージがある」

    「確かに酒は好きだった。でも彼は本当に一生懸命働いた。そして結果を出してから飲みに行っていた」

    「私に言わせれば、それが理想的だ。やり過ぎて次のレースに影響を与えてはいけないからね」

    さらにスメドレーは、ライコネンの意外な一面も明かした。

    「こんなことを言ったらキミに怒られるかもしれないが、一緒に夜遊びした翌日、私はベッドから出られなかったことがある」

    「だがキミは朝6時にはトレッドミルで走っていたんだ」

    “アイスマン”伝説が今も語り継がれる理由
    ライコネンは寡黙で飾らないキャラクターによって世界中のファンから愛されたが、その人気は単なる個性だけによるものではなかった。

    給与未払いに対する“丸刈り抗議”の真偽は定かではないものの、サフナウアーやスメドレーの証言からは、自分の信念を貫く一方で、誰よりも努力を惜しまないプロフェッショナルとしての姿が浮かび上がる。

    引退から5年が経った現在でも、キミ・ライコネンがF1史上屈指の愛されるチャンピオンであり続ける理由が、このエピソードには凝縮されている。

  • フェラーリF1がモナコGP本命に浮上 ストレート不足が強みに変わる週末

    フェラーリF1がモナコGP本命に浮上 ストレート不足が強みに変わる週末

    スクーデリア・フェラーリは2026年F1シーズン序盤で安定感を欠いてきたが、モナコGPを前に一転して本命候補に浮上している。

    カナダGPでルイス・ハミルトンが2位に入ったことで、ストレートスピード不足を抱えながらもコーナー性能に優れるフェラーリの特性が、モンテカルロ市街地で大きな武器になるとの見方が強まっている。

    特に注目されたのは、カナダGP後にマクラーレンのランド・ノリスがフェラーリをモナコのポールポジション候補と明言したことだ。マクラーレン代表のアンドレア・ステラもその見方に同調し、GPSデータ上でもフェラーリのコーナリング性能が際立っていると認めた。

    ストレート不足が目立たないモナコで強みが生きる
    カナダGPはストレートスピードが重要なサーキットであり、フェラーリにとって決して理想的な舞台ではなかった。それでもハミルトンは2位を守り切り、チームの競争力に手応えを示した。

    「ここは本当にストレートスピードが重要なサーキットで、それでもなんとか踏みとどまってこの結果を得られたことを考えれば、これからに向けて間違いなく大きな期待が持てる」とハミルトンは語った。

    ハミルトンは以前から、フェラーリの最大の弱点はパワーユニットにあると繰り返し指摘している。

    「僕たちは周りのチームよりパワーが少ない」

    「たとえオーバーテイクを使っても、彼らはストレートでまだ僕たちよりパワーがある」

    しかし、その弱点はモナコでは大きな問題になりにくい。長いストレートが少なく、低速コーナーと縁石への対応力が問われる市街地コースでは、フェラーリの強みがより前面に出る可能性がある。

    マクラーレンも認めるフェラーリのコーナー性能
    ステラは、フェラーリがモナコで有利と見られる理由をデータ面から説明した。

    「GPSデータを見ると、フェラーリがコーナーで非常に競争力を持っていることは明らかだ」とステラは語った。

    「ここモントリオールの第1セクターでも、それは見えていた」

    「縁石をうまく越えることも非常に重要だ。フェラーリが最も多くタイムを失っているのはストレートだ」

    「しかしモナコにはそのストレートがあまり多くない。だからランドがフェラーリをポールポジションの本命と見るのは正しい」

    2026年F1レギュレーションでは、エネルギーマネジメントに対する不満が続いているが、モナコではその負担も軽くなるとステラは見る。

    「ハードブレーキングのポイントが非常に多いので、ドライバーたちはそこでバッテリーを再充電するのに苦労しないだろう」

    「彼らにとって、再びより自然な感覚になるはずだ」

    「ただし、マシンにとっては完全に新しいチャレンジになる」

    フェラーリ本命でもマクラーレンは対抗馬
    ステラはフェラーリを本命としながらも、マクラーレンもモナコで高い競争力を発揮できると考えている。

    「現在の開発段階では、マクラーレンは中高速コーナーよりも低速コーナーに適している」とステラは認めた。

    「フェラーリを本命と見ているが、マクラーレンも競争力を発揮するはずだ」

    一方、フェラーリ代表のフレデリック・バスールも、カナダでの競争力は予想以上だったと認めている。

    「正直に言えば、ここまで良い状態にあるとは思っていなかった」とバスールは語った。

    「マクラーレンとメルセデスは大きなアップデートを持ち込んでいたので、我々は少し苦戦すると予想していた」

    「だがハミルトンには、両方の予選セッションでフロントロウを争うスピードがあった。彼は猛烈にプッシュし、フェルスタッペンを捕まえた。我々は改善を続けるためにファクトリーで懸命に取り組んでいる」

    フェラーリにとってモナコは、パワーユニットの弱点を隠し、コーナリング性能と縁石処理の強みを最大限に生かせる舞台となる。カナダで見せたハミルトンの好走が単発ではなかったのか、それとも市街地でさらに大きな結果につながるのか。モナコGPはフェラーリの2026年F1シーズンを占う重要な一戦になる。

  • PSG連覇でピエール・ガスリー歓喜 F1ドライバーの“推しクラブ”事情

    PSG連覇でピエール・ガスリー歓喜 F1ドライバーの“推しクラブ”事情

    パリ・サンジェルマン(PSG)がUEFAチャンピオンズリーグ連覇を達成した。F1パドックでもPSGを応援するドライバーは多く、なかでも熱心なサポーターとして知られるピエール・ガスリーにとっては特別な夜となった。

    F1ドライバーたちはサーキットの外でも熱いスポーツファンとして知られている。今回のCL決勝ではガスリー、エステバン・オコン、アイザック・ハジャーが歓喜する一方、アーセナルを応援するルイス・ハミルトンやオスカー・ピアストリにとっては悔しい結果となった。

    F1ドライバーたちはどのクラブを応援しているのだろうか。

    PSGを応援するフランス勢
    フランス出身のピエール・ガスリー、エステバン・オコン、アイザック・ハジャーは揃ってPSGのファンとして知られている。

    3人は今年のチャンピオンズリーグ準々決勝でPSGがリバプールを下した試合も観戦しており、昨年の初優勝に続く連覇達成を喜んでいるはずだ。

    ガスリーはフランスのクラブ、FCベルサイユの共同オーナーでもあり、サッカーへの情熱はパドック内でも有名だ。


    アーセナルを応援するハミルトンとピアストリ
    ルイス・ハミルトンは幼い頃からのアーセナルファンだ。姉の影響でサポートするようになり、今シーズンのプレミアリーグ制覇を大いに喜んでいた。

    決勝を前にハミルトンはSNSでチームへエールを送り、「誇りに思う」とメッセージを投稿していたが、欧州制覇にはあと一歩届かなかった。

    オスカー・ピアストリもアーセナルのサポーターで、自身は「成り行き」と表現しているものの、パートナーの家族が熱心なアーセナルファンだという。


    レアル・マドリードを愛するスペイン勢
    カルロス・サインツJr.とフェルナンド・アロンソはレアル・マドリードの熱心なファンとして知られる。

    両者とも父親の影響でクラブを応援するようになった。カルロス・サインツSr.は若い頃にレアル・マドリードの入団テストを受けた経験もあり、親子二代でクラブと縁が深い。

    アロンソは2017年にレアル・マドリードの名誉会員にも任命されている。


    各国クラブを応援するF1ドライバーたち
    F1グリッドにはPSGやアーセナルのファン以外にも、世界各国のクラブを応援するドライバーが数多くいる。

    ニコ・ヒュルケンベルグはドイツ王者バイエルン・ミュンヘンのサポーターだ。今シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝では、アリアンツ・アレーナでPSGとの激闘を現地観戦していた。ドイツ代表の熱心なファンでもあり、サッカーへの情熱はよく知られている。


    アービッド・リンドブラッドはマンチェスター・ユナイテッドを応援している。プレミアリーグ13回制覇を誇る名門クラブだが、最後のチャンピオンズリーグ制覇は2008年。リンドブラッドはユナイテッド復活を期待する若い世代のファンの一人だ。

    ランド・ノリスは熱狂的なサッカーファンというよりも、幼少期はMotoGPに夢中だったことで知られる。それでもクリスティアーノ・ロナウドが活躍していた時代にはマンチェスター・ユナイテッドを応援していた。また父親のつながりから、地元ブリストル・シティの試合にも足を運んでいた。
    シャルル・ルクレールは故郷モナコ公国のクラブであるASモナコのサポーターだ。今シーズンのASモナコはリーグ戦でPSGから勝利を挙げるなど健闘したが、チャンピオンズリーグではPSGに敗れている。ルクレール自身もサッカー好きで、モナコで開催されるチャリティーマッチに参加する姿がたびたび話題になる。


    マックス・フェルスタッペンはオランダの名門PSVアイントホーフェンを応援している。父ヨス・フェルスタッペンとともに試合観戦に出かけていたことがきっかけでファンになった。フェルスタッペンはサッカー界との交流も深く、オランダ代表主将フィルジル・ファン・ダイクらとの親交でも知られている。


    キミ・アントネッリは生まれ育った街のクラブであるボローニャを応援している。父親はサッカー選手になってほしかったというが、アントネッリはカートに夢中になった。それでも地元クラブへの愛着は強く、昨年はエミリア・ロマーニャGPでボローニャの選手たちと交流する姿も見られた。


    ジョージ・ラッセルはイングランド中部のクラブ、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズのサポーターだ。父親が長年シーズンチケットを保有していたことから幼少期からスタジアムに通っていた。F1ドライバーとなった後もたびたび試合観戦に訪れている。

    フランコ・コラピントはアルゼンチン屈指の名門ボカ・ジュニアーズのファンだ。ブエノスアイレス出身のコラピントにとって、青と黄色のユニフォームは幼少期から身近な存在だった。2022年には本拠地ラ・ボンボネーラを訪れ、クラブから特別なユニフォームを贈られている。


    セルジオ・ペレスはメキシコ最大級の人気を誇るクラブ・アメリカを応援している。約9万人を収容するエスタディオ・アステカを本拠地とする同クラブは、リーグ最多16回の優勝を誇るメキシコサッカー界の名門であり、ペレスも長年その成功を見守ってきた。

    世界各国から集まるF1ドライバーたちは、サポートするクラブも実に多彩だ。PSG、アーセナル、レアル・マドリードだけでなく、それぞれが故郷や家族とのつながりを通じてお気に入りのクラブを持っており、それもまたF1ドライバーたちの素顔のひとつとなっている。

  • アウディF1が“反対派の急先鋒”に 2027年エンジン規則見直しで対立激化

    アウディF1が“反対派の急先鋒”に 2027年エンジン規則見直しで対立激化

    2026年F1レギュレーションを巡る議論がさらに激しさを増している。FIAとFOM(フォーミュラワン・マネジメント)は、2027年からパワーユニットの電動依存度を引き下げる規則変更を検討しているが、その最大の反対勢力としてアウディの名前が浮上している。

    一方でF1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、将来的なV8エンジン復活への支持を公然と表明しており、メーカー間の思惑の違いが表面化し始めている。

    2027年規則変更を巡る攻防
    現在FIAとFOMは、2026年から導入された新世代パワーユニットの電動比率が高すぎるとの懸念を受け、2027年から内燃機関と電動出力の比率を「60対40」に見直す案を推進している。

    さらに2030年から2031年頃には、持続可能燃料を使用する軽量なV8エンジン搭載マシンへの移行構想も議論されている。

    ステファノ・ドメニカリはフランス紙『レキップ』に対して、その方向性を強く支持した。

    「私はこの動きを1000%支持している」

    「よりクリーンな燃料、より軽いマシン、そしてV8エンジンによって、我々はモータースポーツ本来の姿を取り戻すことができる。それこそが私がF1を愛してきた理由だ」

    アウディが強く反発する理由
    しかし舞台裏では、規則変更に対する反対意見も根強い。

    『Auto Motor und Sport』によると、現時点で2027年の見直し案を全面的に支持しているのはメルセデスとレッドブルのみだという。

    ホンダは妥協の余地を残しているとされるが、フェラーリとアウディは慎重な姿勢を崩していない。

    特にアウディは、F1参戦2年目で大規模なエンジン再設計を迫られることを大きな負担と考えている。

    報道によれば、アウディは2028年により大規模なアップデートを計画しており、その前倒し実施によって約1000万ユーロ(約17億円)の追加コストが発生すると見積もっている。

    2026年から本格参戦を開始したばかりのアウディにとって、わずか1年で設計方針を変更することは技術面でも財政面でも大きなリスクとなる。

    フェラーリにも別の事情
    フェラーリの懸念はアウディとは異なる。

    フェラーリは現在、ADUO(追加開発機会制度)を活用しながら2026年型パワーユニットの改善に取り組んでいる。

    もし2027年から再び大きな設計変更が実施されれば、せっかく縮めつつあるメルセデスとの差が再び広がる可能性がある。

    そのためフェラーリの技術陣は、まず現行パッケージの競争力向上を優先しているとされる。

    キャデラックが“決定票”を握る可能性
    規則変更を成立させるためには、FIAのスーパー・マジョリティ制度に基づき、登録されている6社のパワーユニットメーカーのうち4社の賛成が必要となる。

    そのため、2028年からワークスパワーユニット導入を予定しているキャデラックF1チームの立場が重要になる可能性がある。

    ただしパドック関係者の多くは、現在フェラーリ製カスタマーパワーユニットに依存するキャデラックが、政治的にはフェラーリ寄りの立場を取るとみている。

    その場合、規則変更の成立はさらに難しくなる。

    フェルスタッペン問題とも直結
    この議論が注目を集めている理由のひとつが、マックス・フェルスタッペンの発言だ。

    フェルスタッペンは2026年レギュレーションに対して公然と不満を表明し、将来的にF1を離れる可能性まで示唆している。

    ドライバー側からも「レースそのものが面白くなくなる」との懸念が広がる中、FIAとFOMは規則修正による軌道修正を模索している。

    ただしドメニカリは現在の規則への反対意見が広範囲に広がっているとの見方を否定した。

    「ルールについて不満を言っている人はごく少数だ」

    「これらの変更は必要だった。そうでなければメーカーはエンジン供給をやめていただろう」

    「我々は完全な電気自動車にはしたくなかった。そのため新たなメーカーを呼び込む妥協案を見つけた」

    2026年レギュレーション誕生の背景にはアウディやホンダなど新規・既存メーカーの参入維持という目的があった。しかし皮肉にも、そのレギュレーションの修正を巡って現在はアウディ自身が最大の反対勢力となっている。

    2027年の見直し案が成立するのか、それとも2026年仕様が維持されるのか。今後数か月のメーカー間交渉が、2030年代のF1の方向性を左右することになりそうだ。

  • ラルフ・シューマッハが苦言 フェルスタッペンに「F1での将来を決めるべき」

    ラルフ・シューマッハが苦言 フェルスタッペンに「F1での将来を決めるべき」

    マックス・フェルスタッペンを巡る発言が、F1パドックで新たな議論を呼んでいる。カナダGPでレッドブルの判断を公然と批判したフェルスタッペンに対し、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは「そうした問題はチーム内部で解決すべきだ」と指摘した。

    さらにシューマッハは、2027年以降の将来について揺れ動く発言を続けるフェルスタッペンに対し、「いずれ決断を下す必要がある」と苦言を呈している。

    レッドブルへの不満はチーム内で解決すべき
    カナダGP予選後、フェルスタッペンはマシン開発やセットアップに関する自身の懸念が十分に聞き入れられなかったことへの不満を隠さなかった。

    「時にはチームに好きなようにやらせるしかない。そして、それが間違っていることや、そんなやり方ではうまくいかないことをはっきり伝えるんだ」

    「僕は『どうぞやってくれ』と言った。本当にそれでうまくいくと思うならそうすればいいとね。何度も指摘してきたけれど、時には実際に失敗を経験しないと分からないこともある」

    この発言について、シューマッハはポッドキャストで次のように語った。

    「フェルスタッペンは明らかに苛立っていた。彼はチームに壁へ突っ込ませるしかなかったと言ったが、私はそれは間違ったアプローチだと思う」

    「それはチーム内部に緊張感があることも示している。彼が率直で感情を隠さず話すことは評価しているが、そのような問題は本来チーム内に留めておくべきだ」

    シューマッハは、フェルスタッペンの発言から現在のレッドブル内部に少なからず摩擦が存在していると見ている。

    シューマッハが指摘した将来への曖昧さ
    シューマッハが特に気にしているのは、フェルスタッペンの将来に関する発言の変化だ。

    フェルスタッペンはこれまで、2027年もF1で走る考えを示す一方で、現在の状況が続けばモチベーションを失う可能性にも言及してきた。

    シューマッハは、その姿勢がチームにとっても不確実性を生むと指摘する。

    「ある日は2027年も走ると言い、すべて順調で居心地も良いと言う」

    「その翌日には、この状況が続けば再び楽しさを失うかもしれないと言う。かなり複雑な状況だ」

    「いずれ彼は自分の考えを決めなければならない。そしてチーム全体も将来へ向けて集中する必要がある」

    2028年までレッドブルとの契約を結んでいるフェルスタッペンだが、2026年F1レギュレーションや競争力次第では将来が流動的になるとの見方は依然として消えていない。

    モントーヤとの舌戦も続く
    カナダGP週末には、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤとの間でも応酬があった。

    モントーヤは「F1を公然と批判するドライバーにはペナルティポイントや失格処分を科すべきだ」と主張。フェルスタッペンにも適用すべきかと問われると「イエス」と答えていた。

    これに対しフェルスタッペンは強く反発した。

    「彼の問題が何なのか分からないし、正直どうでもいい」

    「いつもそんなナンセンスばかり話している人間には興味がない。なぜああいう人たちがF1の運営側から報酬を受け取っているのか理解できない」

    しかしモントーヤは、その後のインタビューで対立を否定した。

    「マックスとの間にドラマなんてない」

    「もし彼が本当に怒ったのだとしたら、人生で抱える問題が多すぎるということだろう」

    「我々は以前からレースで話をしてきたし、実際かなり良好な関係だ。頻繁に話すわけではないが、お互いに挨拶もするし、私はヨス・フェルスタッペンにも声をかけている」

    モントーヤは自身の主張を繰り返し、「ドライバーがF1を批判するならスポーツ上の処分を受けるべきだという一般論を述べただけだ」と説明した。

    「私はF1を悪く言うドライバーにはペナルティポイントやレース失格を科すべきだと言った。どのスポーツでも同じことだ。マックスにも適用されるのかと聞かれたので『イエス』と答えただけだ」

    「その後、人々がマックスに私についてどう思うか尋ねた。だから彼は反応したんだ」

    フェルスタッペンを取り巻く不安定な空気
    今回の一連の発言は、フェルスタッペン自身の将来だけでなく、レッドブルの現状も映し出している。

    ローラン・メキース新体制の下でも、マシン開発や2026年F1レギュレーションへの対応を巡るプレッシャーは大きい。フェルスタッペンが依然としてチームの中心であることに変わりはないが、その率直な発言はレッドブル内部の課題や不安を外部にも伝える結果となっている。

    シューマッハが指摘したように、フェルスタッペン自身が将来への明確な方向性を示せるかどうかは、今後のレッドブルにとっても重要なテーマとなりそうだ。

  • 佐藤琢磨がミック・シューマッハを称賛「前方争いできる力がある」

    佐藤琢磨がミック・シューマッハを称賛「前方争いできる力がある」

    ミック・シューマッハのインディカー挑戦を支えているのが、インディ500を2度制した佐藤琢磨だ。F1からアメリカン・オープンホイールへ転向した経験を持つ佐藤琢磨は、インディ500の特殊性について語りながら、ルーキーイヤーを戦うミック・シューマッハへの評価と期待を明かした。

    2026年のインディアナポリス500を前に行われたメディア対応で、佐藤琢磨は「レースを愛するドライバーなら誰でもインディ500を好きになる」と語りつつも、その難しさは実際に経験しなければ理解できないと強調した。

    F1とはまったく異なる500マイルの戦い
    F1で育ったドライバーにとって、インディ500はまったく別の競技だと佐藤琢磨は説明する。

    「アドバイスなんてないですよ」と笑いながら切り出した佐藤琢磨は、かつて挑戦したフェルナンド・アロンソを例に挙げながら、インディ500の魅力について語った。

    「フェルナンドのように興味を持っている人なら、きっと好きになることは保証できます。違うタイプのレースですが、レースを愛する人なら間違いなく楽しめます」

    しかし、その後の説明ではインディ500の難しさが次々と明かされた。

    「初めてインディ500を走るドライバーは理解できません。本当に理解できないんです」

    「これは500マイルのレースです。7回か8回のピットストップがありますし、そんな経験はこれまでの人生でないでしょう。しかも午後1時にスタートして午後3時に終わることもあれば、午後3時スタートで5時や6時に終わることもある。コンディションは常に変化しています」

    「最初のスティントと最後のスティントではクルマの感触もまったく違います。徐々にクルマを作り上げていかなければなりません。アグレッシブに攻めるためにはクルマを深く理解する必要がありますが、ルーキーイヤーではそれに時間がかかります」

    8回目の挑戦でつかんだ勝利の意味
    佐藤琢磨自身の歩みも、その考えを裏付けている。

    インディ500初挑戦からの成績は20位、33位、17位、13位、13位、19位、26位。そして2017年、8回目の挑戦で初優勝を成し遂げた。

    佐藤琢磨によれば、500マイルのレース全体をマネジメントできる感覚を得たのは長年の経験を積んだ後だったという。

    現在では各スティントで何をすべきか、どの位置にいるべきかを正確に理解しているが、それは経験によってしか身につかない能力だと考えている。

    ミック・シューマッハを高評価「極めて良い仕事をしている」
    2026年、佐藤琢磨とミック・シューマッハはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングでチームメイトとなった。

    ホンダ製パワーユニットを使用する同チームで、佐藤琢磨はシューマッハを積極的にサポートしている。

    「僕は毎日ミックと話しています。15分前にもクルマについてデブリーフをしました。情報を共有して、できる限り彼をサポートしています」

    「でも先ほど言ったように、ルーキーイヤーではすべてを理解するのは本当に難しい。経験していなければ説明するのも難しいんです」

    それでも佐藤琢磨は、元ハースF1チームのドライバーであるシューマッハの適応力を高く評価した。

    「ミックは極めて良い仕事をしています。非常によく対応できています」

    「ここまで大きなミスはほとんどなく、それがレースでの自信につながっています。レースを重ねる中でさらに多くを学び、前方争いに加わっていけることを期待しています」

    ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得が示した将来性
    実際にシューマッハは2026年インディ500でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

    決勝では18位でフィニッシュしたものの、内容は順位以上に印象的だった。終盤にはトップ5圏内を走行し、残り4周となる196周目には上位争いに加わっていた。

    しかしターン1でコースを膨らみ、外側のウォールに軽く接触。このアクシデントが最終コーションを引き起こし、フェリックス・ローゼンクビスト、マーカス・エリクソン、デビッド・マルーカスによる1周勝負の決着へとつながった。

    それでもシューマッハはリードラップを維持したまま完走を果たしている。

    佐藤琢磨が繰り返し強調した「経験」の重要性を考えれば、ルーキーイヤーでこれだけの走りを見せたミック・シューマッハの将来は明るいと言える。トップ5争いを演じた2026年の経験は、今後インディ500制覇を目指すうえで大きな財産になるはずだ。

  • エイドリアン・ニューウェイの“ホンダF1救済策”は成功? FIAルール変更の舞台裏

    エイドリアン・ニューウェイの“ホンダF1救済策”は成功? FIAルール変更の舞台裏

    アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイが、ホンダの2026年F1パワーユニット開発を巡る状況に大きな影響を与えた可能性が浮上している。

    F1では2026年から新たなPUレギュレーションが導入されたが、ホンダは開幕前から深刻な課題を抱えていると伝えられていた。そんな中、FIAは5月に開発支援制度「ADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities)」を拡充し、新たな救済枠を設けた。

    ホンダ向けとも言われる新たな救済措置
    ADUOは2026年に導入された制度で、メーカー間の性能差が長期間固定化されることを防ぐことが目的だ。

    従来は基準エンジンから2%以上遅れているメーカー向けの支援枠と、4%以上遅れているメーカー向けのより大きな支援枠の2段階が用意されていた。

    しかしFIAは今月、この制度に新たなカテゴリーを追加。基準性能から10%以上遅れているメーカーに対して、さらに大きな開発支援を与えることを決定した。

    パドックでは、この措置は事実上ホンダを念頭に置いたものだとみられている。

    メルセデスが2026年型PUのベンチマークと考えられている一方、プレシーズン段階ではホンダが約80馬力以上遅れているとの推定もあった。

    今回の制度変更により、ホンダは開発予算上限が数百万ドル規模で引き上げられ、性能向上に向けた追加開発が可能になった。

    ニューウェイ発言がパドックで波紋
    こうした流れの背景として注目されているのが、ニューウェイが開幕戦オーストラリアGP前に行った異例の発言だ。

    ニューウェイは当時、アストンマーティンとホンダが直面している問題について非常に率直に語った。

    特にバッテリー不足については「恐ろしい」と表現し、さらにPU由来の振動が深刻で、ドライバーが長時間走行すると神経への影響が懸念されるレベルだと明かした。

    通常、こうした技術的な問題はチーム内部に留められることが多いため、パドック関係者の間では大きな話題となった。

    アストンマーティン内部でも「話し過ぎではないか」と受け止める声があったとされる。

    意図的な“危機アピール”だったのか
    一方でパドックでは別の見方も存在する。

    ニューウェイは当初のADUO制度だけではホンダの立て直しには不十分だと考えており、FIAや関係者に追加支援の必要性を認識させるため、あえて問題の深刻さを強調したのではないかという見方だ。

    実際、ニューウェイはメディア露出が極めて少ない人物として知られる。そのニューウェイが自ら詳細な問題点を語ったことで、ホンダの置かれた厳しい状況は一気にF1界全体へ共有された。

    結果としてFIAは新たな救済カテゴリーを創設し、ホンダは追加予算を獲得した。

    もちろんニューウェイの発言と制度変更の因果関係が公式に認められているわけではない。しかしパドックでは「ニューウェイが意図的に流れを作ったのではないか」という見方が広がっている。

    ホンダの逆襲はここから始まるか
    興味深いのは、ホンダがこれまで性能向上よりも信頼性対策を優先してきたとみられている点だ。

    今回の追加支援によって開発余力が生まれれば、本格的なパフォーマンス改善に着手できる可能性がある。

    かつてマクラーレンとの苦闘を経て、レッドブルとの黄金期を築いたホンダは、一度大きく出遅れた状況から巻き返した前例を持つ。

    2026年の苦戦が一時的なものに終わるのか。それともアストンマーティンとの新プロジェクトが長期的な苦戦に陥るのか。ニューウェイの“マスタープラン”が真価を発揮するかどうかは、今後数カ月の開発成果によって明らかになりそうだ。

    Source: F1 OVERSTEER

  • 豊田章男会長 ラリージャパン圧勝のトヨタを称賛「このチームの強さを実感」

    豊田章男会長 ラリージャパン圧勝のトヨタを称賛「このチームの強さを実感」

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)が2026年WRC第7戦ラリージャパンで1-2-3-4フィニッシュを達成したことを受け、TGR-WRT会長の豊田章男氏がチームとドライバーたちを称賛した。

    エルフィン・エバンスは総合優勝を飾り、セバスチャン・オジエが2位、サミ・パヤリが3位、勝田貴元が4位で続いた。トヨタ勢はホームイベントで圧倒的な強さを見せつけ、4年連続優勝と4年間で3度目の表彰台独占を成し遂げた。

    エバンスの3度目の勝利を称賛
    豊田章男会長は、ラリージャパン3勝目を挙げたエバンスに祝福の言葉を送った。

    「エルフィン、スコット、3度目のラリージャパン優勝おめでとう!」

    「昨年までの紅葉の道でも速かったし、今回の新緑の道でもエルフィンは速かった。モリゾウと走った蒲郡でもエルフィンは一番速かった」

    「きっと日本の道との相性が良いんだと思います。そして私の目の前で何度も勝ってくれたドライバーもエルフィンだけです。きっとモリゾウとの相性も抜群なんだと思います」

    さらに豊田会長は冗談交じりにこう続けた。

    「もし今度大事なラリーがあったら、ぜひモリゾウを呼んでください。すぐに秘書とスケジュールの相談をしたいと思います」

    チームの結束力に感銘
    今回のラリーではオジエとパヤリの活躍により表彰台を独占。豊田会長は新CEOの近健太氏もポディウムに立てたことを喜んだ。

    「セブとサミのおかげもあって1-2-3フィニッシュ。今回はその表彰台に新たなCEOの近も連れていってもらえました」

    また、デイ2でリタイアを喫したオリバー・ソルベルグをチーム全体で支える姿に強い印象を受けたという。

    「落ち込むオリバーにヤリ-マティやユハが声を掛け、さらにはセブがアドバイスを送り肩をポンと叩いていました。このチームの強さを改めて実感できた嬉しいシーンでした」

    シーズン後半へ気を引き締める
    豊田会長は、ラリージャパン終了後も気を緩めることなくシーズン後半へ向かう姿勢を示した。

    「今までならラリージャパンを終えて一息つける時季でしたが今回からは違います。まだまだシーズンの折り返し。そしてこの先はグラベルの厳しい道ばかり」

    「チームのみんな、まだまだハードワークをよろしくお願いします!」

    ラリージャパンで歴史的な1-2-3-4フィニッシュを達成したTGR-WRTは、マニュファクチャラーズ選手権でリードを127ポイントに拡大。次戦は6月25日から開催されるアクロポリス・ラリー・ギリシャとなる。