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  • ハミルトンが歴代最長記録を更新 F1初優勝から最後の優勝までの期間ランキング

    ハミルトンが歴代最長記録を更新 F1初優勝から最後の優勝までの期間ランキング

    ルイス・ハミルトンは2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPでフェラーリ移籍後初優勝を達成し、自身が保持する「初優勝から最後の優勝までの期間」のF1最長記録をさらに更新した。

    2007年のカナダGPで初優勝を飾ったハミルトンは、今回の勝利によって勝利期間を19年4日まで伸ばした。これは歴代2位のキミ・ライコネンを約3年半上回る圧倒的な記録となっている。

    20年にわたり勝利を重ねるハミルトン
    ハミルトンは2007年にマクラーレンでF1デビューを果たし、第6戦カナダGPで早くも初優勝を記録した。その後、マクラーレンで21勝、メルセデスで84勝を挙げ、2025年から加入したフェラーリでも勝利を手にした。

    今回のバルセロナ・カタルーニャGPでの優勝は通算106勝目。初優勝から19年以上にわたり勝利を積み重ねてきたことになる。

    2位はキミ・ライコネンで、2003年マレーシアGPから2018年アメリカGPまで15年6か月28日。F1を離れてラリーに参戦した2年間を挟みながらも長期間にわたりトップレベルを維持した。

    3位にはミハエル・シューマッハが入る。1992年ベルギーGPで初優勝を挙げ、2006年中国GPで91勝目となる最後の優勝を記録。14年1か月1日にわたって勝利を重ね続けた。

    王者たちが並ぶ歴代ランキング
    ランキング上位には4度のワールドチャンピオンであるアラン・プロスト、3度の王者ニキ・ラウダとネルソン・ピケ、4連覇を達成したセバスチャン・ベッテルら歴代の名ドライバーが名を連ねている。

    また、ゲルハルト・ベルガーやリカルド・パトレーゼのように、長いキャリアの中で複数チームを渡り歩きながら勝利を重ねたドライバーも上位にランクインしている。

    F1歴代 初優勝から最後の優勝までの期間ランキング

    1位 ルイス・ハミルトン:19年4日
    (2007年カナダGP〜2026年バルセロナ・カタルーニャGP)

    2位 キミ・ライコネン:15年6か月28日
    (2003年マレーシアGP〜2018年アメリカGP)

    3位 ミハエル・シューマッハ:14年1か月1日
    (1992年ベルギーGP〜2006年中国GP)

    4位 アラン・プロスト:12年20日
    (1981年フランスGP〜1993年ドイツGP)

    5位 ニキ・ラウダ:11年3か月28日
    (1974年スペインGP〜1985年オランダGP)

    6位 ネルソン・ピケ:11年2か月3日
    (1980年アメリカ西GP〜1991年カナダGP)

    7位 セバスチャン・ベッテル:11年8日
    (2008年イタリアGP〜2019年シンガポールGP)

    8位 ジャック・ブラバム:10年9か月25日
    (1959年モナコGP〜1970年南アフリカGP)

    9位 ゲルハルト・ベルガー:10年9か月15日
    (1986年メキシコGP〜1997年ドイツGP)

    10位 リカルド・パトレーゼ:10年5か月2日
    (1982年モナコGP〜1992年日本GP)

    破られる可能性はあるのか
    ハミルトンは現在41歳となったが、今回の優勝で依然としてトップレベルの競争力を持つことを証明した。記録は現在も更新中であり、今後さらに勝利を重ねれば20年の大台も視野に入る。

    現役ドライバーで最も近い位置にいるのは2008年初優勝のマックス・フェルスタッペンだが、現時点での勝利期間は約18年には遠く及ばない。ハミルトンの記録は、しばらく破られることのない歴代最高記録として残りそうだ。

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    ・ヴィルヌーヴがルクレールに苦言「ハミルトンはフェラーリF1を自分のものにした」

  • アストンマーティンF1 アロンソ後任候補にペレス浮上 ニューウェイも高評価

    アストンマーティンF1 アロンソ後任候補にペレス浮上 ニューウェイも高評価

    アストンマーティンF1が、2026年限りで契約満了を迎えるフェルナンド・アロンソの後任候補としてセルジオ・ペレスを検討していると報じられた。背景には、アロンソにアルピーヌ復帰説が浮上していることがあり、チームは将来に向けた準備を進めているようだ。

    RacingNews365によると、レッドブル時代にペレスと仕事をしたエイドリアン・ニューウェイが、その技術的な知見や開発能力を高く評価していることも、アストンマーティンが関心を寄せる理由の一つとされている。

    アロンソ去就不透明で後任探しを開始
    アストンマーティンは2026年シーズンも苦戦が続いており、フェルナンド・アロンソの将来に不透明感が漂っている。

    最近のパドックでは、アロンソが2027年に古巣アルピーヌへ復帰する可能性が取り沙汰されており、その噂は徐々に勢いを増している。アロンソは今季末で契約満了を迎えるため、アストンマーティンも万一の事態に備えて代役候補の選定を進めているとみられる。

    その有力候補として名前が挙がっているのが、現在キャデラックで戦うセルジオ・ペレスだ。

    ペレスの経験と開発能力を評価
    ペレスは2026年シーズン、チームメイトのバルテリ・ボッタスを上回るパフォーマンスを見せており、その走りが複数のチームの注目を集めているという。

    アストンマーティンは、アロンソが離脱した場合には知名度と実績を兼ね備えたドライバーを求めており、F1で6勝を挙げたペレスはその条件に合致する。

    また、レッドブル時代にペレスと仕事をしたエイドリアン・ニューウェイは、彼の技術的理解力やマシン開発への貢献度を高く評価しているとされる。特に開発ドライバーとしての能力は、2026年型マシンの競争力不足に苦しむアストンマーティンにとって魅力的な要素となる。

    キャデラックとの契約を解除するために相応の報酬が必要になったとしても、アストンマーティンは大きな障害とは考えていないようだ。

    セルジオ・ペレス アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ウィリアムズやアルピーヌも関心
    ただし、ペレス獲得競争は激化する可能性がある。

    ウィリアムズもペレスに関心を示しているとされ、アレクサンダー・アルボンやカルロス・サインツJr.がより有力なチームからオファーを受けた場合の代役候補として注目しているという。

    さらに、もしアロンソがアストンマーティン残留を決断した場合には、アルピーヌもペレス獲得に動く可能性がある。アルピーヌは新たなタイトルパートナー契約を控えており、スポンサー面でもペレスの商業的価値を高く評価していると伝えられている。

    2027年ドライバー市場の焦点に
    2027年のドライバー市場では、マックス・フェルスタッペンの去就が依然として最大の注目材料となっている。

    フェルスタッペンがレッドブルを離れ、メルセデスへ移籍するような事態になれば、ジョージ・ラッセルの将来にも影響が及ぶ可能性がある。アルピーヌはラッセルやアルボンにも関心を示しているとされており、アロンソ、ペレス、サインツJr.、アルボンらを巻き込んだ大規模な移籍連鎖へ発展する可能性もある。

    現時点ではペレス本人はキャデラックでのプロジェクトに集中する姿勢を維持している。しかし、アロンソの決断次第では、2027年の移籍市場で最も注目される存在のひとりになるかもしれない。

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    ・アロンソはアストンマーティンF1の現状に「舞台裏では怒り狂っている」

  • マルコ・ベッツェッキに出場停止処分 マーシャルへの暴力行為で決勝欠場

    マルコ・ベッツェッキに出場停止処分 マーシャルへの暴力行為で決勝欠場

    MotoGP第9戦チェコGPのスプリントレース後、選手権首位のマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)に対して決勝レース出場停止処分が科された。

    FIMスチュワードは、クラッシュ後のマーシャルとの接触行為を「スポーツの利益を損なう行為」と判断し、日曜日の決勝レースからの除外を決定した。

    クラッシュ後のマーシャルとの接触が問題に
    ベッツェッキはブルノで行われたスプリントレース終盤、残り2周でターン3のグラベルトラップで転倒した。

    問題の場面はテレビ中継では放送されなかったが、転倒したアプリリアRS-GPをマーシャルが回収している最中に発生した。

    報道によると、マーシャルが車両を持ち上げた際に誤ってスロットルをひねり、エンジン回転数が上昇。エンジンへのダメージを懸念したベッツェッキは慌てて現場へ向かった。

    FIMスチュワードは、その際にベッツェッキがマーシャルを押し、叩いたと認定した。

    オンボード映像には、ベッツェッキがエンジンを停止させた後、その場を立ち去る様子が映されていた。

    FIM「マーシャルを押し叩いた」
    FIM MotoGPスチュワードは裁定文の中で次のように説明した。

    「2026年6月20日16時07分41秒、チェコGP MotoGPスプリントレース中、転倒後にマシン回収を行っていたコースマーシャルを押し、叩いた」

    スチュワードはこの行為について、MotoGP世界選手権規則第3.3.2.2条に定められた「スポーツまたは競技会の利益を損なう行為」に該当すると判断した。

    その結果、規則第3.2.1条および第3.3.2.3条に基づき、チェコGP決勝レースへの出場停止処分が科された。

    タイトル争いに大きな打撃
    ベッツェッキはスプリント終盤まで5位を走行しており、チームメイトでランキング2位のホルヘ・マルティンとの差を広げるチャンスを手にしていた。

    しかし転倒によりポイント獲得を逃しただけでなく、決勝レースも欠場となったことで選手権争いに大きな影響が及ぶことになった。

    スプリントではベッツェッキの転倒によってマルティンが5位に繰り上がり、5ポイントを獲得。ランキング差は15ポイントまで縮まった。

    決勝ではベッツェッキが不在となる一方、マルティンは予選10番手から9番手へ繰り上がる。ただしマルティンにはハンガリーGPでの接触事故に対するロングラップペナルティ2回が残されている。

    またランキング3位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(首位と36ポイント差)、4位のペドロ・アコスタ(48ポイント差)、そして前年王者マルク・マルケス(65ポイント差)にとっても、ベッツェッキ欠場は差を縮める絶好の機会となる。

    今回の処分により、2026年MotoGPタイトル争いはブルノ決勝を前に大きく動く可能性が出てきた。

  • メルセデスF1のADUO巡り出力偽装疑惑 シュタイナー「トトならやりかねない」

    メルセデスF1のADUO巡り出力偽装疑惑 シュタイナー「トトならやりかねない」

    2026年のF1で圧倒的な強さを見せているメルセデスだが、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、パワーユニット性能の評価を巡るADUO(性能調整措置)制度において、メルセデスが意図的に実力を隠している可能性があるとの見方を示した。

    レッドブルがFIAの分析結果に異議を唱える中、シュタイナーは「もし誰かが制度を利用するなら、それはトト・ヴォルフだろう」と語り、メルセデスが出力を意図的に抑えている可能性を指摘した。

    シュタイナー「出力を下げるのは簡単」
    2026年シーズンはここまで7戦中6勝を挙げるなどメルセデスが主導権を握っている。しかしFIAのベンチマーク評価では、レッドブル・フォードのパワーユニットが最も優れていると判断され、メルセデスはADUOの適用対象となった。

    これに対してレッドブルは異議を申し立て、FIAにさらなるデータ検証を求めている。

    ポッドキャスト『The Red Flags Podcast』でこの件について問われたシュタイナーは、メルセデスが意図的に出力を抑えている可能性があるとの見解を示した。

    「あり得る話だ。バルセロナを見てもそう思う」

    「こういうことをやる人がいるとすれば、それはトトだろう。彼は非常に頭がいいからね」

    シュタイナーによれば、FIAはトルクセンサーを用いてドライブシャフトや出力軸のデータを測定し、各メーカーのパワーユニット性能を比較しているという。

    「レッドブルはFIAに対してデータの継続的な確認を求めている。トルクセンサーによってどれだけ馬力が出ているかを測定しているんだ」

    「しかしメルセデスは、許される範囲でできるだけ遅く見せようとしているかもしれない」

    「優位性を維持できるなら、なぜそうしない? もし本当にパワーがあるなら、出力を下げるのは簡単だからね」

    『信頼性のため』と言えば説明できる
    シュタイナーはさらに、出力を抑える行為自体は規則違反ではないと指摘した。

    「パワーを減らすことは禁止されていない」

    「『信頼性のために出力を下げた』と言えば説明はつく」

    「だから、もし余裕があるなら出力を落とすのは難しいことではない」

    もっとも、シュタイナーは具体的な証拠を示したわけではなく、あくまで制度上の可能性として語っている。

    ヴォルフは政治的介入を否定
    一方、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、バルセロナ・カタルーニャGPの週末にこの論争について質問されると、FIAの分析結果は純粋にデータに基づくものだと強調した。

    「ニコラス・トンバジスに聞けば分かると思うが、これはFIAが収集し測定したデータに基づいている」

    「政治的な背景もなければ、誰かへの便宜もない」

    「トルクセンサーから得られたデータを分析した結果が、あの判断だったということだ」

    さらにヴォルフは、評価は固定されたものではなく今後も定期的に見直されると説明した。

    「これは凍結された状態ではない。数レースごとに再評価が行われ、その都度判断されることになる」

    ADUO論争は今後も続く可能性
    今回の論争の背景には、メルセデスがシャシーと車体パッケージで圧倒的な強さを発揮している一方で、FIAの分析ではレッドブル・フォード製パワーユニットが最も高性能と評価されたというギャップがある。

    レッドブルは引き続き検証を求めており、今後予定される再評価で結果が変わるかどうかが注目される。シュタイナーの発言は憶測の域を出ないものの、ADUO制度を巡る議論に新たな火種を投じた形だ。

  • アロンソはアストンマーティンF1の現状に「舞台裏では怒り狂っている」

    アロンソはアストンマーティンF1の現状に「舞台裏では怒り狂っている」

    フェルナンド・アロンソに、2027年にアルピーヌへ復帰する可能性が浮上している。アストンマーティンF1は当初、アロンソがチームで現役生活を終えると考えていたが、2026年シーズンの深刻な低迷によって状況が変わりつつあるようだ。

    表向きには冷静な姿勢を保っているアロンソだが、舞台裏ではチームの現状に強い不満を抱いているとされる。パドックでは、その苛立ちが将来の決断に影響を与える可能性があるとの見方が広がっている。

    アストンマーティンF1の苦境がアロンソの将来に影響
    フェルナンド・アロンソは2022年夏、当時所属していたアルピーヌを離れ、セバスチャン・ベッテルの後任としてアストンマーティンへ移籍した。

    ローレンス・ストロールは、アロンソを中心にタイトル争いができるチームを築くため莫大な投資を実施。エイドリアン・ニューウェイの招聘やホンダとのワークス契約締結など、大規模なプロジェクトを進めてきた。

    しかし、2026年の新規則導入によって飛躍を期待していたアストンマーティンは大きく苦戦。開幕から7戦を終えた時点で、チーム唯一のポイントはモナコGPでアロンソが獲得した1点のみとなっている。

    そのため、パドックではアロンソの去就を巡る憶測が急速に広がっている。

    「舞台裏では本当に怒り狂っている状態」との報道
    バルセロナ・カタルーニャGP週末には、アロンソのアルピーヌ復帰説が急浮上した。

    『Motorsport-Magazin』のクリスティアン・メナートによると、アストンマーティン内部ではアロンソが引退後もチームに残り、アンバサダー的な役割を担うと考えられていたという。

    しかし実際には、アロンソは現在の状況に強い不満を抱いているとされる。

    報道によれば、アロンソは「舞台裏では本当に怒り狂っている状態」であり、ファクトリー内では「決して冷静ではない」という。

    もっとも、アロンソは公の場でチームを批判するつもりはなく、マシンの問題点について事実を述べるにとどめている。

    ただし、こうした水面下での不満が、アルピーヌへの移籍を後押しする可能性があるとみられている。アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレは現在もアロンソのマネジメントに関与しているとされ、両者の関係は非常に深い。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    2027年に向けて4つのシナリオ
    スペイン紙『SPORT』によると、現在パドックではアロンソの将来について主に4つのシナリオが語られている。

    1つ目は現役引退だ。アロンソは以前からル・マン24時間レースやダカールラリーへの再挑戦に関心を示しており、F1から離れる可能性も完全には否定されていない。

    2つ目はアストンマーティン残留。苦戦が続いているとはいえ、ホンダとの共同プロジェクトやニューウェイ体制の本格始動を見届けたいと考える可能性もある。

    3つ目が現在もっとも注目を集めているアルピーヌ復帰案だ。2005年と2006年にルノーでワールドチャンピオンを獲得したアロンソにとって、エンストンへの帰還は4度目の在籍となる。

    そして4つ目として、マクラーレン移籍説も浮上している。オスカー・ピアストリがレッドブルへ移籍した場合の後任候補として名前が取り沙汰されているが、現時点では実現性は不透明だ。

    夏休み後に決断か
    アロンソ自身は、将来について夏休み明けに判断を下す意向とされている。

    アストンマーティンは大型アップグレードやホンダの改良版パワーユニット投入による巻き返しを目指しているが、その成果がアロンソの決断を左右する重要な材料になる可能性が高い。

    現時点では残留、移籍、引退のいずれも排除できない状況だが、少なくともアストンマーティンが想定していた「アロンソはこのままチームでキャリアを終える」というシナリオは揺らぎ始めている。

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    ・アストンマーティンF1にBBC記者が厳しい見方「大型アップデートでも中団下位」

  • MotoGPチェコGPスプリント:小椋藍が初ポールから2位 バニャイア今季初勝利

    MotoGPチェコGPスプリント:小椋藍が初ポールから2位 バニャイア今季初勝利

    2026年MotoGP第9戦チェコGPのスプリントレースがブルノで行われ、小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が2位表彰台を獲得した。優勝はフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ)が飾り、今季初勝利を挙げた。

    初ポールポジションを獲得した小椋藍は、終盤まで優勝争いを展開。マルク・マルケスを背後に従えながらバニャイアを追い詰めたが、あと一歩届かず0.241秒差の2位でチェッカーを受けた。

    小椋藍が初ポールから優勝争い
    予選でMotoGP初ポールポジションを獲得した小椋藍は、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、マルコ・ベッツェッキとともにミディアムのリアタイヤを選択した。

    一方でバニャイア、マルク・マルケス、ディオゴ・モレイラらはソフトタイヤを装着。スタート直後はバニャイアが主導権を握り、一時は1秒以上のリードを築いた。

    しかし、小椋藍は徐々に差を縮め、マルク・マルケスを引き連れる形で首位争いに加わる。終盤はドゥカティ勢2台の間に挟まれる形となったが、冷静なレース運びで2位を守り切った。

    バニャイアが待望の今季初勝利
    バニャイアにとっては、2025年セパンGP以来となる勝利だった。

    今季は苦戦が続いていたが、ブルノでは予選から高い競争力を発揮。スプリントでは最後まで小椋藍とマルク・マルケスの追撃を封じ、トップチェッカーを受けた。

    チームメイトのマルク・マルケスも3位に入り、ドゥカティ・レノボはダブル表彰台を達成した。

    ベッツェッキ転倒で選手権争いに変化
    選手権首位のマルコ・ベッツェッキは、終盤まで5位を走行していたものの転倒リタイアを喫した。

    これによりポイント獲得の機会を失い、ランキング争いでは痛い結果となった。

    また、ペドロ・アコスタ、ルカ・マリーニ、カル・クラッチロー、ディオゴ・モレイラ、マーベリック・ビニャーレスも転倒リタイア。波乱のスプリントレースとなった。

    さらに、カタルーニャGPで負傷したアレックス・マルケスは予選後に欠場を決断し、スプリントには出走しなかった。

    2026 MotoGP第9戦チェコGP スプリント結果
    1位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)
    2位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +0.241秒
    3位 マルク・マルケス(ドゥカティ) +0.794秒
    4位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +2.905秒
    5位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) +6.404秒
    6位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +7.440秒
    7位 エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM) +8.110秒
    8位 フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ) +10.195秒
    9位 ブラッド・ビンダー(KTM) +10.984秒
    10位 ジョアン・ミル(ホンダ) +11.103秒
    11位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +13.497秒
    12位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +14.942秒
    13位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) +15.038秒
    14位 アレックス・リンス(ヤマハ) +15.535秒
    15位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +16.151秒

    リタイア:
    カル・クラッチロー
    マルコ・ベッツェッキ
    ルカ・マリーニ
    ペドロ・アコスタ
    ディオゴ・モレイラ
    マーベリック・ビニャーレス

  • カルロス・サインツJr.の大胆なF1構想「全ドライバーが全マシンに乗る」

    カルロス・サインツJr.の大胆なF1構想「全ドライバーが全マシンに乗る」

    カルロス・サインツJr.が、これまで公の場で語ったことがないという独自のF1改革案を明かした。

    ウィリアムズF1でチーム再建の中心を担うサインツJr.は、全ドライバーがシーズン中に全チームのマシンを平等にドライブするという大胆なアイデアを披露。真のドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を両立できると持論を展開した。

    「全員が全マシンに乗る」理想のF1構想
    スペインGPの週末に『Mundo Deportivo』の独占インタビューに応じたカルロス・サインツJr.は、理想のF1について問われると、これまで語ったことのないという構想を明かした。

    「少しクレイジーなアイデアがある。たぶん、これまでメディアで話したことはないと思う」

    そう切り出したサインツJr.は、ドライバーとチームを切り離した新たな選手権の形を提案した。

    「絶対に実現しないだろうけど、僕はずっと、メーカーとドライバーを分離したF1を考えていたんだ」

    「例えば20戦あるシーズンなら、各ドライバーが全チームのマシンで2レースずつ戦う。ドライバーはチームに所属するのではなく、F1が契約する存在になる」

    「そうなれば、僕はウィリアムズで2レース、メルセデスで2レース、フェラーリで2レースという形で走ることになる」

    「全ドライバーがまったく同じ条件でタイトルを争える。そうすれば、本当の意味でのドライバーズ選手権になる」

    さらに、コンストラクターズ選手権についても独自の考えを示した。

    「ドライバーが各メーカーのために獲得したポイントを集計すれば、メーカー選手権も成立する」

    「そうすることで、ドライバーとメーカーを完全に切り離せる。本当のドライバー選手権と、本当のメーカー選手権の両方が実現するんだ」

    現代F1のエネルギーマネジメントに苦言
    2026年レギュレーションについてもサインツJr.は率直な見解を示した。

    現在のF1では電力回生とエネルギーマネジメントの重要性が大幅に高まっているが、その対応に多くの時間が費やされているという。

    「バッテリーを探し続けるスパイラルに入り込むと、本当におかしくなりそうになる」

    「だから僕はできるだけ自然に運転することにした。その上で必要な部分だけ変えるようにしている」

    シミュレーター作業でも従来との違いが顕著だ。

    「1月や2月は特にそうだった。エンジンや新レギュレーションに対する不確実性が大きかったからね」

    「今ではシミュレーターで8時間作業するとしたら、以前は8時間すべてをセットアップ作業に使っていた。でも今は6時間がセットアップ、残り2時間はエネルギーマネジメントに費やしている」

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシング

    「F1は正しい場所と正しいタイミング」
    12年間のF1キャリアを通じて、タイトル争いができるマシンに恵まれなかったことについても質問を受けたサインツJr.は、F1の現実を冷静に受け止めている。

    「F1を理解している人なら、それがこのスポーツだと分かっている」

    「正しい場所に、正しいタイミングでいることが重要なんだ」

    「そして残りのキャリアでは、その年に与えられたマシンでベストを尽くすしかない」

    「結局のところ、獲得できるタイトルや勝利数は、マシンが許してくれた範囲でもある」

    そのため、ドライバー評価についても独自の考えを示した。

    「ドライバーは何回チャンピオンになったか、何勝したかだけで判断されるべきではない」

    「どんなマシンを与えられ、その中で何を成し遂げたのかで評価されるべきだと思う」

    ウィリアムズでの成功を信じる
    一方で、ウィリアムズの将来については楽観的な見方を崩していない。

    チーム代表ジェームズ・ボウルズは2028年の優勝争いを目標に掲げているが、サインツJr.もそれは現実的な目標だと認めた。

    「2028年という目標は現実的だと思う」

    「ただ、今年は予想以上に苦戦しているので、数カ月から1年ほど遅れる可能性はあるかもしれない」

    それでも、より早い成功を望んでいる。

    「僕自身、あとどれくらい待てるのかを考えている」

    「できるだけ早く再び勝ちたい」

    「だからジェームズが2028年と言っていても、僕はそれより早く実現できるようチームをプッシュし続けるつもりだ」

  • BYDのF1接近にも強気 フォーミュラE CEO「中国メーカーはBYDだけではない」

    BYDのF1接近にも強気 フォーミュラE CEO「中国メーカーはBYDだけではない」

    中国のEV大手BYDによるF1参入への関心が高まるなか、フォーミュラEは冷静な姿勢を崩していない。フォーミュラE CEOのジェフ・ドッズは、BYDがF1を選択したとしても「フラストレーションはない」と語った。

    さらにドッズは、中国メーカー獲得の可能性をBYDだけに限定していないことも強調。中国市場を重視するフォーミュラEだが、他にも有力なメーカー候補が存在するとの認識を示した。

    BYDのF1接近が鮮明に
    BYDは近年、モータースポーツへの本格参入を模索しているとみられている。当初はフォーミュラEへの参戦が有力視されており、今年のメキシコシティE-Prix開催週には関連イベントも実施された。

    しかしここ数か月で状況は変化している。BYD副社長のステラ・リーはF1 CEOのステファノ・ドメニカリと会談を行い、モナコGPのパドックにも姿を見せた。また、レッドブル元代表のクリスチャン・ホーナーとも協議を行ったと報じられている。

    こうした動きから、BYDがF1参入の可能性を真剣に検討しているとの見方が強まっている。

    フォーミュラE CEO「フラストレーションはない」
    BYDは長らくフォーミュラEにとって最も有力な中国メーカー候補のひとつと考えられてきた。しかしドッズCEOは、仮にBYDがF1を選択したとしても気にしていないと語る。

    RacingNews365のインタビューでドッズは次のように説明した。

    「僕がフラストレーションを感じるのは、自分でコントロールできることだけだ。そしてBYDがフォーミュラEに参戦するかどうかは、僕がコントロールできることではない」

    「だから気にしていない。もしBYDが本格的にモータースポーツへ参入し、F1を選ぶのであれば、むしろ両カテゴリーに参戦するのは理にかなっていると思う」

    「そうなれば電動レースのプログラムも持つことになるからだ」

    さらにドッズは、仮にBYDがF1参入を決断したとしても、その実現には長い時間がかかるとの見方も示した。

    「もし彼らがF1に参入したいのであれば、それはおそらく長い道のりになる。だからフラストレーションはない」

    中国メーカーはBYDだけではない
    今回の発言で特に注目されたのは、フォーミュラEがBYD一社に依存していない姿勢を明確にしたことだ。

    ドッズは、中国メーカーへの関心は高いものの、その対象はBYDだけではないことを示唆した。中国には世界的なEVメーカーが数多く存在しており、フォーミュラEとしては複数の選択肢を視野に入れている。

    そのため、仮にBYDがF1への道を選んだとしても、フォーミュラEの中国市場戦略そのものが揺らぐわけではないという自信がうかがえる。

    F1とフォーミュラEの両立も選択肢
    ドッズは、BYDがF1とフォーミュラEの両方に参戦する可能性についても否定しなかった。

    現在、多くの自動車メーカーが複数カテゴリーでモータースポーツ活動を展開している。F1をブランド価値向上の場として活用しながら、フォーミュラEで電動技術をアピールする戦略は十分に現実的だ。

    現時点でBYDは具体的なモータースポーツ参入計画を発表していない。しかし、F1首脳陣との接触が相次いでいることから、同社が将来的な選択肢を幅広く検討していることは間違いない。

    BYDが最終的にどのカテゴリーを選ぶのか、あるいは両方への参戦を目指すのか。その判断は、今後のモータースポーツ界における中国メーカーの存在感を占う重要な指標となりそうだ。

  • ランド・ノリスが語るラッセルの課題「F1タイトル争いは精神面との戦い」

    ランド・ノリスが語るラッセルの課題「F1タイトル争いは精神面との戦い」

    2025年のF1世界王者ランド・ノリスは、メルセデスF1のジョージ・ラッセルがアンドレア・キミ・アントネッリとのタイトル争いで直面している最大の課題は、マシンの速さだけではなく精神面にあるとの見解を示した。

    開幕から7戦を終えた時点で、アントネッリは5勝を挙げてランキング首位を快走。ラッセルに対して50ポイントのリードを築いており、経験豊富なチームメイトに大きなプレッシャーを与えている。

    ノリス自身も経験したタイトル争いの重圧
    ノリスは昨年、自身のタイトル獲得シーズンを振り返りながら、シーズン途中で考え方を変えたことが転機になったと説明した。

    「確かに違いを生んだと思う。だけど考え方は人それぞれだ。僕はいつも自分自身に大きなプレッシャーをかけるタイプだった」

    「ジョージが自分にプレッシャーをかけるタイプなのか、それともそうではないのかは分からない。今どんな精神状態にいるのかも正確には分からない」

    ノリスによれば、自身は昨年、自信を失った状態から『もう失うものはない』という心境へ切り替えたことで流れを変えることができたという。

    しかし、ラッセルの状況は異なると見ている。

    「ジョージはもともとかなり自信のあるタイプだった」

    「僕は昨年、自信のない状態から『もう失うものはない』という考え方になった。でも彼は自信を持っていた状態から、その自信を少し失い始めているのかもしれない」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    アントネッリの存在がプレッシャーを増幅
    ノリスは、ラッセルが直面しているのはタイトル争いそのものだけではなく、予想を上回るパフォーマンスを見せるチームメイトとの戦いでもあると指摘した。

    「タイトル争いの候補だと言われるようになると、考えなければならないことがたくさん出てくる」

    「しかも彼には信じられないほど素晴らしい仕事をしているチームメイトがいる。正直、パドックの多くの人が予想していた以上のパフォーマンスだと思う」

    ノリスは、アントネッリがほとんどミスを犯さず結果を積み重ねていることが、ラッセルへのプレッシャーをさらに強めていると説明した。

    「非常に優秀なチームメイトからプレッシャーを受けているし、その相手は信じられないほど高いレベルで彼に挑み続けている。しかもほとんどミスをしない」

    「その一方で、自分自身からも最大限のパフォーマンスを引き出さなければならないんだ」

    正解はドライバーごとに異なる
    ノリスは、タイトル争いにおける精神面のマネジメントに万能な解決策は存在しないと強調した。

    「すべてのドライバーは自分なりのやり方を見つけなければならない。一つの方法が全員に当てはまるわけではない」

    「そういう状況で何をすべきかを見極めるのは本当に難しい。もっと自分にプレッシャーをかけるべきなのか、それとも全く気にしないようにするべきなのか」

    アントネッリが圧倒的な勢いでタイトル争いをリードする中、ラッセルにはマシンのパフォーマンスだけでなく精神面での立て直しも求められている。ノリスは自身の経験を踏まえながらも、タイトル争いを制するための答えはドライバーごとに異なると語り、その難しさを改めて強調した。

  • 小椋藍がMotoGP初ポール獲得 ブルノで史上最速ラップを記録

    小椋藍がMotoGP初ポール獲得 ブルノで史上最速ラップを記録

    2026年MotoGP第9戦チェコGPの予選がブルノで行われ、トラックハウス・アプリリアの小椋藍が1分51秒139のオールタイムラップレコードを記録し、MotoGPキャリア初となるポールポジションを獲得した。

    金曜午後のプラクティスでも最速だった小椋藍は、予選Q2でも圧倒的な速さを発揮。VR46ドゥカティのファビオ・ディ・ジャンアントニオに0.211秒差をつけ、ブルノの歴代最速記録を更新する走りでトップに立った。

    小椋藍が歴史的ポールポジション
    2025年にMotoGPへ昇格した小椋藍にとって、これが最高峰クラスで初のポールポジションとなった。トラックハウス・アプリリア勢としても大きな成果であり、スプリントおよび決勝へ向けて絶好のスタートポジションを手にした。

    2番手にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ、3番手にはフランチェスコ・バニャイアが入り、フロントローをドゥカティ勢が占めた。

    一方、前年ブルノ優勝者のマルク・マルケスは最初のアタックでトラックリミット違反によりタイムを抹消される不運に見舞われたが、その後のアタックで5番手まで挽回した。

    タイトル争い勢は苦戦
    選手権首位のマルコ・ベッツェッキは4番手を確保したものの、小椋藍には0.289秒届かなかった。

    また、負傷から復帰したホルヘ・マルティンはQ1突破を果たしたものの、Q2では10番手止まり。決勝ではダブルロングラップペナルティを消化しなければならず、厳しい戦いが予想される。

    ホンダ勢ではLCRの新人ディオゴ・モレイラが6番手と健闘。ワークスHRCのジョアン・ミルも12番手に入り、Q2進出を果たした。

    小椋藍がポール スプリントは日本時間22時開始
    ブルノで行われる10周のスプリントレースは現地時間15時(日本時間22時)にスタート予定。初ポールを獲得した小椋藍が、その勢いのままMotoGP初優勝争いに加わることができるか注目される。

    MotoGP 小椋藍

    2026年MotoGPチェコGP予選結果
    1位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) 1分51秒139
    2位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +0.211秒
    3位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +0.244秒
    4位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +0.289秒
    5位 マルク・マルケス(ドゥカティ) +0.297秒
    6位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +0.552秒
    7位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +0.633秒
    8位 ペドロ・アコスタ(KTM) +0.682秒
    9位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +0.712秒
    10位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) +0.770秒
    11位 フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ) +0.905秒
    12位 ジョアン・ミル(ホンダHRC) +0.945秒

    13位 マーベリック・ビニャーレス(Tech3 KTM)
    14位 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)
    15位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
    16位 ルカ・マリーニ(ホンダHRC)
    17位 エネア・バスティアニーニ(Tech3 KTM)
    18位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)
    19位 アレックス・リンス(ヤマハ)
    20位 ブラッド・ビンダー(KTM)
    21位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)
    22位 カル・クラッチロー(LCRホンダ)