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  • MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP 第9戦ドイツGPが、7月13日(金)~7月15日(日)の3日間、ドレスデン近郊のザクセンリンクで開催される。

    ザクセンリンクの歴史は古く、1927年に初めて公道を使ったレースが行われ、1961~1972年には、東ドイツGPの舞台となった。そして、90年に東西ドイツが統合されるとザクセンリンクでのグランプリ復活を望む声が高まり、全面改修を受けた1998年にドイツGPの舞台として再び開催。今年で21度目の開催を迎える。

    グランプリが復活した当初のザクセンリンクは、一周3.508kmのショートコース。タイトなコーナーが連続し、ストレートも短く、エンジンパワーをほとんど発揮できないレイアウトだった。

    そのため、2001年にコースの後半部分が改修されて3.704kmへと延長された。さらに、03年にはコース幅を広げる改修が行われ、全長は3.671kmへとわずかに短くなったが、MotoGPマシンのパフォーマンスを発揮できるコースに生まれ変わった。以来、ザクセンリンクは、パッシングポイントの多い白熱した戦いが繰り広げられるサーキットとして、選手たちから好評となっている。

    過去20度の大会でHondaは14勝を挙げている。ザクセンリンクで優勝してきたHondaライダーは、ミック・ドゥーハン、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシ(現ヤマハ)、セテ・ジベルノー、マックス・ビアッジ。そして、Repsol Honda Teamで13年目のシーズンを迎えるダニ・ペドロサは、2007年、10年、11年、12年と過去4勝を挙げている。さらに、MotoGPクラスにデビューした2013年に史上最年少記録でチャンピオンに輝いたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、13年から17年までドイツGP5連勝を達成してファンを喜ばせた。ペドロサ、マルケスのRepsol Honda Teamの両選手が、過去8年連続でドイツGPを制覇してきた。今年はRepsol Honda Team9連覇とHondaとして15回目のザクセンリンク制覇に挑む。

    13年、14年、16年、17年とMotoGPクラスにデビューしてから5年間でこれまで4度MotoGPクラスのチャンピオンに輝いたマルケスは、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で開催された第3戦アメリカズGPで達成した6年連続大会制覇に続き、今大会はシーズン2度目の6連覇の期待が寄せられる。

    過去、ドイツGPで優勝したマルケスは、それ以降、調子を上げて勝ち星を重ね、タイトル獲得に大きく前進した。今年はチャンピオンシップをリードして今大会を迎える。ここはマルケスにとって相性のいいサーキットの一つ。10年には125cc、11年と12年にはMoto2クラスを制している。そして、13~17年はMotoGPクラスで5年連続制覇と、ドイツGPでは8連勝を達成している。今年はドイツGP9連覇を達成し、3年連続5回目の最高峰クラスチャンピオン獲得に弾みをつける意気込みだ。

    チームメートのダニ・ペドロサも、ザクセンリンクを得意としている。これまで、250ccクラス(現Moto2)で2勝、最高峰クラスで4勝を挙げて、自身最多の大会6勝を挙げている相性のいいサーキットだ。過去5年はチームメートのマルケスが強く、なかなか優勝できていないが、14年、15年と連続2位。“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった16年は、マシンチェンジを行ってから苦戦して6位だったが、昨年は3位になり、Repsol Honda Teamがそろって表彰台に立った。今季ここまで表彰台のないペドロサだが、今大会は、今季初優勝、初表彰台を目指す。

    前戦オランダGPで予選2番手、今季2回目のフロントローを獲得、決勝では7台によるし烈な優勝争いで6位でフィニッシュしているカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、得意とするザクセンリンクに闘志を見せている。16年の大会は、“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった難しいレースで2位。この表彰台をきっかけに、シーズン後半戦は2勝を挙げる大躍進を果たした。昨年の予選はフロントロー争いに加わり惜しくも4番手。決勝はタイヤの選択がうまくいかず10位だったが、今年は2年ぶりの表彰台獲得と今季2勝目に挑む。

    前戦オランダGPのフリー走行で転倒を喫し、左手甲を骨折して大会を欠場したフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今大会から復帰する。オランダGPを終えたときにはドイツGPの出場は厳しいという観測だったが、予想以上に順調に回復、木曜日のメディカルチェックを受けて大会出場に挑む。

    過去3戦、不運の転倒やタイヤのパフォーマンスを発揮できないためにノーポイントに終わっている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、4戦ぶりのポイント獲得に挑む。過去2戦は、鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストのためにヨーロッパと日本を往復するハードスケジュールとなっているが、シーズン前半戦を締めくくる大会で目標とするトップ10フィニッシュを目指す。

    スイスから応援団が大勢かけつけるトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、得意のコースでMotoGP初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「アッセンは非常にミスをしやすいレースでしたが、優勝したことでチャンピオンシップのアドバンテージを広げることができました。オランダの勝利はとても重要でした。今大会は全く違うキャラクターのサーキットです。これまではとても力強い走りができましたが、今年もそうできるように全力を尽くします。ザクセンリンクは、とても天気が変わりやすく、天候が走りに大きな影響を与えます。雨、そしてミックスコンディションになったときは、路面コンディションなどすべてが劇的に変化するので、それに備えておかなければなりません。どんなレースになるのか様子を見たいです。とにかく、いいレベルを見つけ、レースウイークを力強くスタートできるようにがんばります。そして日曜日に再び表彰台争いができるようにがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合6位)
    「ドイツGPは大勢の観客がきて、いつも楽しい週末になるので、とても楽しみです。ザクセンリンクは、とても難しいコースです。高低差があるだけではなく、普通とはかなり違うレイアウトで、とても楽しいです。日曜日の決勝では、いつものように表彰台を目標に、全力を尽くします。そして、いいレースができることを願っています。ここ数戦の結果には満足していますが、アルゼンチン以来となるトップ3に心から戻りたいと思っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
    「ザクセンリンクのレースが楽しみです。このサーキットは好きです。アッセンのレース後半は、他のレースに比べていいペースを刻めたと思います。ザクセンリンクではさらに前進したいです。予選でもっと速くなれるように新品タイヤでいいラップを刻めるようにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 16位)
    「ケガをした左手がかなり回復したので、ドイツへ行くことにしました。レースに出られるかどうかは木曜日のメディカルチェックを受けてからになります。昨年、ドイツGPでシーズン6勝目を挙げて、チャンピオンシップでも総合首位をキープしました。今年もザクセンリンクのとてもいい思い出をキープしたいです」

    中上貴晶(MotoGP 20位)
    「前回のアッセンではリアグリップに苦しみ、少し残念な結果だったので、ドイツが楽しみです。オランダGP後に行ったチェコ・ブルノテストでは、自分のライディングとマシンのセットアップで前進できるように一生懸命取り組みました。今週末はすばらしい思い出があるサーキットでプッシュし続け、前進し続けたいと思います。いいセットアップを見つけることは難しいと思いますが、この挑戦は僕やチームにとって楽しいものになると思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「ザクセンリンクではいつもすばらしいサポートがあります。多くの人がスイスから応援に来てくれるので、ザクセンリンクはとても好きなサーキットです。ザクセンリンクは、2002年に世界チャンピオンシップのデビューを飾ったところなので、すばらしい特別な思い出があります。レイアウトはタイトでトリッキーです。左コーナーがたくさんあってとてもユニークです。MotoGPマシンではさらに短く感じると思いますが、ブルノでポジティブなテストを行ったので、気持ちを新たにチャレンジしたいと思います。今週末はトップ15にようやく入れることを願っています」

  • MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP 第9戦 ドイツGPが今週末ザクセンリンクで開催される。今シーズン前半戦の最終レースへむけてMovistar Yamaha MotoGPは士気を高めている。

    大接戦が展開されたオランダGPから2週間、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは今週末、第9戦ドイツGPに臨む。 オランダGPでは見事な走りを披露しながらも、わずかに表彰台を逃したバレンティーノ・ロッシ。

    今回はその雪辱を果たすべくウイークのスタートを待っている。シリーズランキング2位をキープしているロッシは、トップとの41ポイント差を縮めてから夏休みを迎えたいところ。ここザクセンリンクでは豊富な経験と多くの好成績を残している。2002年、2005年、2006年、2009年に優勝。2000年、2003年、2008年に2位、2013年と2015年に3位を獲得している。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは前回表彰台を獲得し、シリーズポイントではロッシから6ポイント差のランキング3位につけている。アッセンTTサーキットではスタートからフィニッシュまで力強い走りを見せており、今回も勢いをそのままに好結果を導き出そうと自信を持って臨む。ザクセンリンクでは2度、表彰台に上っている。2011年に125ccクラスで、2013年にはMoto3で3位を獲得した。今年はMotoGPで、初めてのトップ3を目指す。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、終始トップグループにつけた前回のアッセン同様、今回も引き続きさらなる前進を目指す。一方、アッセンで厳しい戦いを強いられたチームメイトのハフィス・シャーリンは、もう一度ここでポイントを獲得してからシーズン後半戦にそなえたいところ。

    ザクセンリンクのあるケムニッツ地方は2輪と4輪のレースが盛んな地として知られており、1920年代にはクローズドの公道サーキットでレースが行われていた。ザクセンリンクは1996年、安全性を考慮して建設。その2年後に初めてMotoGPを開催して今日に至る。コース幅12mのサーキットには多くのタイトコーナー(左10、右3)が設けられ、MotoGPカレンダーのなかでは最もスピードの遅いコースのひとつとなっている。

    バレンティーノ・ロッシ
    「アッセンは素晴らしいレースでした。だからこそ、早くまた走りたくてうずうずしています。ここザクセンリンクでもあのようなレースを再現できるかどうかはわかりませんが、トップライダーたちとともにトップグループで戦うためにすべてを賭けるつもりです。去年のドイツGPはあまり良いところがありませんでした。それだけに、わたしたちのポテンシャルを理解するのに適した場所と言えるでしょう。金曜日の最初のフリープラクティスからハードワークを行い、レースに備えなければなりませんが、わたしは非常に自信を持っています。わたし自身、とても調子がいいですし、チームも本当によく頑張ってくれています。夏のショートブレイクを迎える前の大事な一戦なので、ベストを尽くし、日曜日には好バトルを展開し、シーズン前半を良い形で終えたいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ザクセンリンクをとても楽しみにしています。マシンの準備は順調ですし、すべてのことが良い方向へと進み始めています。このまま好調を保ってシーズン前半戦を終えることができると確信しています。チャンピオンシップで好位置をキープするために、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思っています。アッセンでは幸いに、マシンに以前と同じような好フィーリングが戻ってきました。レース序盤で悩まされていた問題を解決することができたので、ライバルたちと同等の戦いができるようになったのです。その結果として立った表彰台では新しい空気を吸ったような気持ちがして、より一層、大きなモチベーションが生まれました。この場所を維持するために、いつものように100%の力を注ぎたいと思っています。昨年は4位に留まり、惜しいところで表彰台を逃しました。今年はすべてをぶつけて表彰台を目指し、良い方向性をキープしていきたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「アッセンでの素晴らしいバトルを見たあとだけに、わたしたちチームは次のレースを待ちきれない気持ちでいます。ライダーたちはふたりとも、前回のレースで大きな手ごたえをつかんでいたのです。オランダでつかんだグッド・フィーリングを、今回もまた再現することを心に決めています。バレンティーノもマーベリックも数日間の休養でバッテリーをチャージし直しているので、夏休み前の最後のレースとなるザクセンリンクでもう一度100%を注ぐことができるはずです。ザクセンリンクはヤマハのマシンによく合っています。しかしここではセッティングの出来が大きな役割を果たすことになるのです。狭いコースに合わせてセッティングを仕上げていくために、わたしたちは初日の金曜日から良い状態でスタートする必要があるでしょう。昨年はわずかに表彰台に届きませんでした。今年はその雪辱を果たすことがわたしたちの目標になります。そのためにも前回のような仕事を今回も再現することが重要になります」

    ヨハン・ザルコ
    「ドイツのザクセンリンクは小さいサーキットですが、とてもおもしろくて、とてもいいコースです。ときどき大雨に見舞われたりしますが、そんなときでもコースは良い状態を保ってグリップも十分。そうなると、ウエット・コンディションでもびっくりするほどマシンを傾けられたりするので、私にとってはそれが逆に邪魔になるほど。その感触に慣れるまでに少し時間がかかるのです。ドライ・コンディションならば、同時に気温も高めになってほしいと思っています。ここは左コーナーがとても多いので、タイヤの右側が常に冷たいままになってしまいます。気温が上がれば、右側の感触もいくらか良くなるからです。去年は9位。当時のチームメイト、ジョナスはホームGPで素晴らしい活躍を見せました。今年は私が、なんとかそれを引き継ぎたいと思っています。そしてザクセンリンクで表彰台を目指します」

    ハフィス・シャーリン
    「ザクセンリンクは小さくてテクニカル。他のコースとは異なる特徴を持っています。私は日曜日の30ラップの決勝に照準を合わせ、ハードワークを重ねて着実に前進していきたいと思っています。前回のウイーク序盤と同じように、マシンに好感触をつかむことが重要。ウイークのスタートが非常に楽しみです。自分自身を成長させ、またポイント圏内に復活してトップルーキー奪還を目指します。好天を期待します」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「ここザクセンリンクでシーズン前半が終了し、パドックは短い夏休みに入ります。毎年のことですが、前半戦を良い状態で終えることがとても重要で、チームにとってひとつの指針にもなります。現時点でヨハンはランキング4位。まずそれをキープすることが目標ですが、彼のすぐ後ろに大勢のライダーがついてきているので、そう簡単ではないでしょう。ザクセンリンクは夏休み前の重要なポイントなので、ここで好感をつかむことによって夏休みがより充実し、より良い気分で後半戦を迎えることができるのです。昨年はジョナス・フォルガーがトップ争いを展開して最終的に2位を獲得。母国ファンの前でMotoGPの初表彰台に上るという素晴らしい結果になりました。これはわたしにとっても特別なことで、思い出すと今でも涙があふれるほどです。ジョナスはもちろん、チーム全員の夢がかなった瞬間だったのです。わたしたちはこのコースで良いレースができることを知っています。数年前にはカル・クラッチローも、マルク・マルケスと戦って2位を獲得しています。このようにいくつかの好成績と素晴らしい思い出が生まれた場所であり、また大勢のファンが迎えてくれる場所でもあるのです。いつも大観衆がわたしたちを良い気分にさせてくれるので、毎年ここへ来るのを楽しみにしています。ドイツの熱狂的ファンがわたしたちに幸せな時間を与えてくれるのです。 ハフィスもまた、トップルーキーを目指してここまでとてもよく頑張っています。前回のアッセンは残念な結果となりましたし、ザクセンリンクも彼にとってはあまり良いところがなかったと思いますが、彼がワークショップで数日間を過ごした間に、わたしはこのような話をしたのです。”良いライダーになりたければ、どのサーキットでも速く走れるようにならなければならない。とにかくそこへ行って楽しむこと。それが成果をつかむ方法なのだ”。ヨハンはランキング4位キープを、ハフィスはフランコ・モルビデリより多くのポイントを目指して戦います。そのあとわたしたちは数日間の休みをとり、またシーズン後半戦に向けて準備を始めます」

  • MotoGP | ホンダ、レプソルとの契約を2020年まで延長

    MotoGP | ホンダ、レプソルとの契約を2020年まで延長

    ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)は7月9日(月)、世界ロードレース選手権MotoGPクラスにおいて、スペインの石油とガスの複合多国籍企業であるレプソル社との間で契約期間を2年延長することに関して合意したことを発表した。

    来年はホンダとレプソルのパートナーシップ25周年を迎え、20年末まで技術協力に基づく提携を強化することになり、ワークスチームのメインスポンサーとして、燃料及び潤滑油のサプライヤーとして支援の継続が決まった。

    ホンダ・レーシングとレプソル社の協力関係が始まった1995年から今年の第8戦TTアッセンまで、レジェンドのミック・ドゥーハン、アレックス・クリビーレ、ニッキー・ヘイデン、ケーシー・ストーナー、そして、バレンティーノ・ロッシ、ダニ・ペドロサ、マルク・マルケスが163勝を挙げ、昨年までに13度のタイトル獲得に成功している。

    両社のスポンサー契約は、ロードレース世界選手権の中では最長となり、「レプソル・ホンダ」が生み出したレーシングマシンは、モータースポーツ界を象徴するものとなっている。

    レプソル社とHondaは、本田技術研究所 二輪R&Dセンター(日本・埼玉県)とレプソル・テクノロジー・センター(スペイン・モストレス)の協力によって、技術的にも深い絆を築いてきた。両社は、1990年代に2ストロークエンジンの開発協力からスタートし、のちに4ストロークエンジンの開発に移行していった。また、レプソル・テクノロジー・センターで研究開発された技術は、マルケスとペドロサ両選手の使用するマシンにも反映されている。2014年に、MotoGPクラス参戦マシン「RC213V」の燃料タンク容量を1リッター削減する際、両社は燃料と潤滑油の共同開発を行った。

    レプソル・ホンダは、2019年にマルク・マルケスのチームメイトとして、スペイン人ライダーのホルヘ・ロレンソを起用することが決定している。

    HRCの野村欣滋 代表取締役社長は「我々はレプソルとのパートナーシップをさらに2年間延長することを発表でき嬉しく思います」とコメント。

    「来シーズンはMotoGPにおいて最長かつ最も成功したこの関係は25周年を迎えますし、大きな喜びと誇りを与えてくれます。この期間中、我々は技術の急速な進歩、ますます高まるレース、さらに高まるレース競争のレベル、伝統的かつ新しい市場における世界的なMotoGPのオーディエンスの成長、急速に変化するファンとのコミュニケーションによってもたらされる多くのエキサイティングな挑戦に課題に一緒に成功裏に進めてきました」

    「さらに多くの成功を達成するために、同じスピリットと目標をもってこの旅路を続けていくことを楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    2018年のMotoGP 第8戦オランダGPは、今季2度目のポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が好スタートを切ると、8台で形成されたトップグループに加わり、今季4勝目を挙げた。今季最もし烈な戦いとなり、8台のトップグループは目まぐるしくポジションを入れ替えた。

    序盤はマルケス、その後、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が首位に立ち、中盤にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と首位が入れ替わるが、終始、トップグループにつけたマルケスは、ラスト5周でスパートを掛けると、ラスト3周にはレース中の自己ベストタイムを刻みライバルを突き放した。それからもペースを緩めず、2位争いの集団に2秒以上のリードを築き、26周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

    今大会は、トップグループに加わった選手全員に勝利のチャンスがあるし烈な戦いだった。その中でマルケスは、フリー走行、予選、そしてウォームアップで築きあげた速さと安定した走りを見事に再現。終盤の圧倒的な強さには、サーキットに集まった10万人のファンも大喜びだった。

    これで今季4勝目。総合2位で今大会5位に終わったロッシとの差を27点から41点へ、総合3位で今大会3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に47点差とし、3年連続5度目のタイトル獲得にまた一歩前進した。

    今季2度目のフロントローからトップグループに加わったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、表彰台圏内を走行するが、ラスト2周でオーバーランを喫し、6番手へとポジションを落とした。アルゼンチンGPの優勝に続き、今季2度目の表彰台が期待される走りと内容だったが、あと一歩届かなかった。

    予選で苦戦したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、決勝でも思うように追い上げることができず15位。18番グリッドからのスタートということで、序盤は混戦の中でリズムをつかめず苦戦するが、徐々に本来の走りを取り戻すと後半は今大会の自己ベストラップを刻んだ。結果は15位。ペドロサにとっては残念なリザルトだが、次戦ドイツGPは得意とするサーキット。今大会の雪辱に向けて闘志をかきたることになった。

    13番グリッドから決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、オープニングラップ15番手と出遅れ、その後も思うようにペースを上げられず19位。目標とするポイント獲得とトップ10フィニッシュを果たせなかった。今大会はリアのグリップ不足に苦しんだ。2日後に行われるチェコでのテストで今大会の問題解消に挑む。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、予選22番手から20位でフィニッシュ。今大会もポイント獲得は果たせなかった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「アドレナリンが出続ける、信じられないレースでした。このスポーツをしている理由の一つが、こうした戦いです。昨日はこのようなレースになることを期待していました。しかし、これほど厳しい戦いになるとは思いませんでした。今日は風がありました。その風の中でグループに加わった全員がバトルをしていました。そして、だれもがどこかでだれかと接触したと思います。アタックして守る。その繰り返しでした。何度もすごい瞬間がありました。転倒のリスクもありました。クレイジーでした。作戦通りに走ることも、作戦を立てることも不可能でした。そのため、とにかく戦って、最後に何ができるかを考えることにしました。残り3周になってからは、タイヤやチャンピオンシップのことは考えず全力を出しました。タイトル争いをしているときは、前にいるライダーの数をなるべく少なくしたいので、とにかく集団の人数を減らそうをしました。でも、それも難しいことでした。ラストラップを迎えたときに1秒半以上のアドバンテージができました。このときになって、やっと『よし、いけるぞ、とにかくこの周をフィニッシュしよう』と思いました。重要な勝利になりました。重要な25ポイントを獲得しました。これからも引き続きがんばって、プッシュし続けます。そして、同じレベルをキープしなければなりません」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6位)
    「いいレースだったと思いますが、残り2周で失敗してしまいました。バレンティーノをパスしたときに、さらに前にいるライダーたちに向けてプッシュできると思ったのですが、大きなミスをしてしまいました。8コーナーで大きくはらんでしまい、6位という結果で我慢しなければなりませんでした。スタートはよかったし、1周目も悪くありませんでした。しかし、フロントタイヤがHonda勢には柔らかすぎたようで、あまりプッシュできませんでした。マルク(マルケス)が何度かブレーキングでパスされていたのも、このせいだと思います。とにかく自分のリズムを維持していいペースを刻もうと思いました。いいバトルになりました。僕は(レース前に)8人のライダーのうちだれが表彰台に立ってもおかしくないと言いましたが、その通りになりました。今日、いいレースができたのは、いい仕事をしてくれたチームのおかげです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 15位)
    「すべてがとても難しい週末でした。いいスタートを切ることができず、序盤は全く前進できませんでした。序盤はプラクティスのときと同じフィーリングでしたが、徐々にペースを上げられるようになり、快適になっていきました。そして最後はペースも上がり、まずまずのラップタイムを刻むことができました。最終シケインの速さが十分ではありませんでした。そういう状態でしたが、最後は、レースウイーク中で一番いいラップを刻めました。予選でもっと速くなれるように取り組まなければなりません」

    中上貴晶(MotoGP 19位)
    「想定していたタイムに届かず、1分34秒台で走ることができませんでした。今日はリアにハードコンパウンドを選択しました。ソフトとどっちにするかずいぶん迷いましたが、ソフトはコーナーの立ち上がりの挙動が激しかったのでレース終盤のことを考えてハードを選択しました。タイヤチョイスは悪くなかったと思うのですが、思っていたような走りはできませんでした。それがどうしてなのか、水曜日にブルノでテストがあるので、今日の原因をしっかり追求したいです。今大会はウイークを通してリアのグリップに苦しみました。旋回性にも苦しみました。今日はシケインの不通過でペナルティーを取られたのですが、他のライダーもグリーンのラインを走っていたと思います。自分はしっかりポジションを落としてレースに復帰していたし、1.5秒加算されたことは納得のいかない裁定でした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20位)
    「このレースは僕にとってはあまり楽しくはありませんでした。スタートしてから、できることはありませんでした。プッシュしようとするとマシンがコントロールできなくなり、前の集団についていけませんでした。そのため自分のライディングに集中して、ポジションを変えたりしながら、レースを完走できるように集中しました。これからブルノで重要なテストがあります。ドイツのレースの前に電気系のセットアップなどたくさんのことを試したいと思います」

    関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    トップグループは8台の大集団となり、2018シーズンで最も白熱した優勝争いが繰り広げられたMotoGP オランダGP。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシもそこに加わりバトルを展開。

    ヤマハにとって63周年を迎えたこの日、マーベリック・ビニャーレスが3位表彰台を獲得、バレンティーノ・ロッシはレース終盤、ライバルとのバトルの中でオーバーランがあり5位でフィニッシュとなった。

    6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレスは、第1コーナー進入時点で9番手となるが、そこから6ラップのうちに6番手へと挽回した。そして後方にカル・クラッチロー(ホンダ)とヨハン・ザルコを引き連れ5台のトップグループに近づいて行った。

    ヨハン・ザルコとのバトルのあと、12ラップ目にはバレンティーノ・ロッシをパス。次にアレックス・リンス(スズキ)をとらえて4番手に上がったが、そのテールにはバレンティーノ・ロッシがぴったりと続いていた。ロッシと競り合いながらファステストラップを記録し、同時にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。さらにマルク・マルケス(ホンダ)をとらえ2番手に浮上すると、残り8ラップとなったところでトップのアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に仕掛けたがマルケスかわされ、すぐに追いかけるもオーバーランを喫し、マーベリック・ビニャーレスは4番手へと後退した。

    しかしここであきらめることなく残り2ラップで再び2番手としたが、最終ラップでは後方に迫るリンスを抑えきれず、2位に0.039秒差の3位でゴール。トップとの差は2.308秒だった。

    一方のバレンティーノ・ロッシはスタートで後退したがすぐに挽回し、1ラップ目を3番手で終えた。前のふたりを逃がすまいと序盤からハイペースで追い上げ、4ラップ目の終わりでマルケスに最初のアタック。次にロレンソに仕掛けたが、接触してバレンティーノ・ロッシは遅れてしまう。そしてこのあたりから後方のグループ加わり、6ラップ目にはトップグループが8台へと膨れ上がった。

    接近戦のなかでバレンティーノ・ロッシは一旦7番手まで後退したが、マーベリック・ビニャーレスとバトルを繰り広げながら挽回を図る。そして残り5ラップでは4番手走行中に前方のマルケスとビニャーレスがオーバーランし、トップに仕掛けるチャンスが巡って来たが、ライバルたちも懸命に挽回し、ロッシは再び4番手へ後退。しかしここで終わらず、もう一度2番手を奪い返してチャンスをつないだ。

    ところが第1コーナーでドビツィオーゾと接触してオーバーラン、これで大きく順位を落としてしまったが、残りの2ラップも100%の力を注ぎ、最終コーナーでアタック。しかし一歩およばずドビツィオーゾに続いて5位でチェッカーとなった。

    バレンティーノ・ロッシはシリーズポイントを99に伸ばしてランキング2位をキープ。マーベリック・ビニャーレスが6ポイント差の3位。コンストラクターズ・ランキングではトップから35ポイント差の3位となっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはグリッド3列目からトップグループに加わり、終始バトルを展開して8位を獲得した。この結果、シリーズポイントを合計81ポイントに伸ばし、ランキング2位に18ポイント差のランキング4位。またサテライト勢ではトップをキープしている。

    一方、チームメイトのH・シャーリンは難しいアッセンTTコースに苦戦。終盤では中上貴晶(ホンダ)とバトルを繰り広げ、中上のペナルティもあり18位でゴールした。次回、ドイツGPではポイント獲得を目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「とてもうれしい結果となりました。序盤の走りを改善する方法を追求してきましたが、とくにレース中盤でよい走りができました。その後はタイヤを消耗してしまいましたが、これに関しては次回からしっかり対応できると考えています。アッセンは相性がよく速く走れるサーキットなので、今回はそれがいくらか助けになっていると思いますが、今日はトップに出てプッシュしていく作戦でした。スタートの時点で遅れていたので優勝を狙える位置ではありませんでしたが、6ラップ目のラップタイムが1分34秒1。終盤はもっと速く走れたはずですが、少し腕上りもあってスピードをコントロールできなくなっていました。次回からは今日の反省を踏まえて作戦を立てたいと思います。それでも、こうして調子を取り戻して表彰台に復帰することができたことはうれしく思っています。昨年のドイツはいいレースができたし、速く走る方法はわかっているので、次回もしっかりと仕事に取り組み好調をキープします」

    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「激しいレースでした。最初から最後までエキサイティングなバトルに加わりましたが、表彰台に立つチャンスを逃してしまったのは残念です。問題のひとつは序盤にありました。ロレンソ選手がハイスピード走行中に縁石に乗り、フロントを滑らせたのです。僕はすでに加速を始めていたので危ない状況でしたが、なんとか2台ともクラッシュを避けることができました。そのあとはとても難しいレース展開になりました。リアにソフトコンパウンドを履いていたので消耗しないように気を遣っていましたが、それでも終盤で苦しい状況になることはわかっていました。そうしたなか残り4~5ラップでアタックを仕掛けたのですが、僕はドビツィオーゾ選手とのバトルでアンラッキーにもコースアウト。これで大きく離されてしまい5位に終わってしまいました」

    リン・ジャービス (マネージングディレクター)
    「とてもすばらしいレースが展開されました。スタートからフィニッシュまで、こんなに何度も抜き差しが繰り返されることなど想像できませんでした。この中でビニャーレス選手もロッシ選手も見事な走りを披露してくれただけに、ふたり揃って表彰台に立つことができなかったことは残念ですが、ビニャーレス選手が表彰台に上ったことはとてもうれしく思います。これは彼にとって大きな自信になったことでしょう。序盤は後方からの追い上げとなりましたが、今日のビニャーレス選手は非常にアグレッシブに攻め、そのおかげでトップグループから離されることなく、ついには追いつき、そして表彰台を獲得できました。ロッシ選手も終盤のオーバーランさえなければ表彰台の可能性もあったはずです。次回のザクセンリンクもヤマハと相性のよいサーキットなので、またハードワークとプッシュを続けていきます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (8位)
    「今日はとてもハッピーな一日になりました。ウォームアップのなかではいくつか問題もあって、チームには難しいレースになるだろうと伝えていました。ライバルたちと互角に戦うためには、ブレーキングの改善を含めて、もう何歩か前へ進む必要がありましたが、その何歩かを、チームが決勝までに縮めてくれたのです。スタートがうまくいったあとマシンのフィーリングは上々でした。序盤はポジション争いが激しく難しい戦いでしたが、そのなかで僕は素早くフィーリングをつかんでペトルッチ選手をパス。そしてクラッチロー選手に追いついてトップグループに加わりました。そのまましばらくついていきましたが、やはり昨日までの不調が響いて十分な戦いはできませんでした。このところ表彰台争いから離れており、今日のことは復活へのステップだと考えています。だから今日の結果を喜ぶべきでしょう。よいフィーリングが戻ってきて、ランキングも4位をキープしています。総合的に考えて今日は非常にすばらしく、そして非常に楽しいレースでした」

    ハフィス・シャーリン (18位)
    「チームに対してとても申し訳なく思っています。レース序盤はペドロサ選手の後ろについていいペースで走れていたのですが…。好スタートを切ったあと、第1コーナー進入がタイトなのでベストラインを取ることができず、アウト側から多くのライダーに抜かれてしまいました。そのあとはペースを守り、フィーリングもよくなってきたのですが、10ラップもすると突然にフロントのグリップが落ちてしましました。そのためハードブレーキングが不可能になり、ペースを維持することもできなくなりました。これはおそらく僕のタイヤチョイスのせいですが、またここで学ぶこととなりました。ポイント圏内を目指すチャンスはあったと思います。今日の経験を糧に、またハードワークに取り組みます」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「タフなウイークになりました。ザルコ選手もシャーリン選手もハードワークに取り組みましたが、予選ではあと5秒というところまでトップにいたにもかかわらず最後は8番手となってしまいました。決勝のスタートも絶好というわけではなかったのですが、ザルコ選手はここで懸命に挽回。トップと同等のペースをキープするのは難しい状況のなか、最後まで8台によるトップグループのなかで奮闘して8位とし、貴重な8ポイントを獲得しました。これによってランキング4位を守ったことは、チームとして非常に誇りに思っていますし、明らかに厳しい状況のなかで、決してあきらめずに戦い続けたザルコ選手に感謝します。シャーリン選手については、昨日の予選までの取り組みに満足していましたが、今日の1ラップ目は良いところがなく、ペースも十分ではありませんでした。モルビデリ選手との差を縮めたかったのですが、18位に終わってしまったことを残念に思います。シャーリン選手は初めからこのサーキットをあまり好きではないようでしたが、MotoGPのトップライダーを目指すならどこへ行っても速く走れなければなりません。カタルニアではベストライダーの一員になる可能性を見せてくれましたが、同時に当然ながら、ルーキーとして学ぶべきことがたくさんあるのです。彼の努力と献身に感謝し、次のザクセンリンクに期待します。そしてふたりのライダーをはじめチームの全員がポジティブな気持ちで夏休みを迎えられるようベストを尽くします」

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  • 【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    「キャセドラル・オブ・スピード」とも呼ばれるTTサーキット・アッセンで行われたMotoGP オランダGPは、週末を通して晴天が続き、日曜日の決勝も暑い1日となった。

    グリッド2列目5番手からスタートしたアレックス・リンスは好スタートを切り、また3列目9番手からスタートしたアンドレア・イアンノーネもスタート直後に数人を一気にオーバーテイクしてリンスのすぐ後方につけ、ふたり揃ってトップグループに滑り込む。

    レースはトップグループのライダー達が何度となく順位を入れ替える激しい展開が続くが、リンスは得意な5コーナーをアドバンテージに、数度のオーバーテイクを繰り返しながらトップ3圏内に。残り15周ではマルケス(ホンダ)をオーバーテイクして2番手に浮上し、アグレッシブに攻め続ける。

    表彰台争いはレース終盤まで続き、リンスは最終ラップ、最終シケイン手前で2番手を走るビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイク。そのまま2位でチェッカーを受け、アルゼンチンGPに続く今季2度目の表彰台、自身のMotoGPクラスでのベストリザルトを記録した。

    アンドレア・イアンノーネはリアのグリップに苦しみながらも、終始トップ10圏内で走行。しかし、15コーナーから18コーナーにかけてのショートカットによってレース後2秒のペナルティーを課され、11位に降格となった。

    アレックス・リンス
    「実は今朝原因不明の胃痛に苦しんで、すごく具合が悪かったんだ。でもクリニカ・モービルの医師に薬を処方してもらって、痛みがなくなり、そのお陰でレースに集中することができたから、クリニカの皆に感謝しているよ。今日はトップグループでたくさんのバトルができたし、タイトなオーバーテイクも多かったから、とにかくプッシュし続けて、失敗しないように集中して走っていたんだ。僕のペースがかなり良かったので、楽しくバトルできたよ。決勝中に学んだことも多かったし、マシンのフィーリングもチームワークも全てうまくいっているから、もっともっと頑張って、早く優勝したいね。今シーズンは開幕戦からマシンの状態はずっと良かったし、レース毎にさらに改良されていっているから、この先のレースもトップ争いができる自信があるよ。次のザクセンリンクも今から楽しみで仕方ないよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日は苦戦のレースだったね。スタート直後からマシンの挙動が大きくて、うまく走ることができなかったんだ。問題解決のために色々試しているんだけど、なかなか解決策が見つからず、エンジニアに問題を解析してもらっているところなんだ。1周のアタックでは問題ないんだけど、レースペースを安定して速く走れるようにならないとね。今日は限界ギリギリで走っていたから、何度かミスも犯してしまった。でもこれもレースだから仕方ないよ。アレックスの結果が僕らのマシンのポテンシャルを証明してくれているし、今日の彼は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思っているよ。僕も早く自分のポテンシャルを出し切るようなレースをしたいね。何度かのミスのせいで今日はトップグループから離されてしまったけど、ペース自体は悪いわけじゃなかったので、問題を少しでも改善して、ザクセンリンクではトップグループで戦えるようにしたいね。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「素晴らしいレースでした。今朝のウォームアップ走行ではアレックスのフィーリングがあまり良くなかったので、良いレースをしてくれるとは思っていましたが、2位表彰台までは予想していませんでした。非常に良いレースをしてくれて感謝しています。アンドレアに関しては、予選までの速さを決勝に繋げることができませんでした。これがここ数戦の課題となっているのですが、そこをしっかり改善し、次のレースに挑みたいと思います。今年はここまでで3位を3回獲り、今回は2位を獲りました。あと残っているのは優勝のみなので、早く優勝を達成できるようにしていきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「我々チームも今日のレースには皆興奮しましたね。アレックスがトップライダー達の中で最後まで怯むことなく激しいバトルを繰り返し、最後の最後にさらに順位をひとつ上げてゴールしたことは、本当に素晴らしかったと思います。決勝を見ていてわかるように、アッセンはミスを犯しやすく、とても難しいサーキットなのですが、今日のアレックスは決勝中常に冷静で、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今後もアレックスが常にこんな走りを見せてくれればと願うばかりです。アンドレアはリアタイヤの挙動によって思うような走りができず、結果に繋げることができませんでした。レース序盤にはトップグループの中で頑張っていたのですが、徐々にペースダウンし、少しずつグループから離されてしまう形となり、残念な結果となってしまいました。次戦ではふたりのライダーに揃ってトップグループでバトルしてほしいですね。いずれにしても今季4度目の表彰台を獲得できたことはとても喜ばしいことです。」

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  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    2018年のMotoGP 第8戦のオランダGPが7月1日にTTサーキット・アッセンで開催された。ドゥカティMotoGPチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、エキサイティングな展開となったこのレースを、それぞれ4位と7位でフィニッシュした。

    2列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、終始トップグループでバトルを展開し、レース中盤には3周にわたって首位を走行する場面もあった。

    しかし、終盤にマルク・マルケス(ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にパスされるも、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の追撃をかわして4位でフィニッシュした。

    チームメイトのロレンソは、4列目からロケット・スタートを決め、第1コーナーで2番手に浮上すると、マルケスをパスして、オープニングラップを首位で通過した。その後、マルケスに抜き返されたものの、12周にわたって2番手をキープ、レースをコントロールした。しかし、18周目にトップグループから離される展開となり、7位でチェッカーフラッグを受けた。

    第8戦終了時点のランキングでは、ドヴィツィオーゾがポイントを79に伸ばして5位に浮上。ロレンソは75ポイントで7位となっている。コンストラクターズ部門では、145ポイントのドゥカティは2位をキープしている。

    第9戦のドイツGPは、7月13日~15日にザクセンリンク・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 4位
    「すごいレースだった。ライダーにとっては本当に難しいレースだったが、ファンにとっては最高のレースだったと思う。僕らは週末を通してハードワークを続け、戦闘力もあったし速かったが、残念なことに残り8周の時点でリアタイヤが垂れてきたので、ポジションをキープする戦略に切り替えて4位でフィニッシュした。表彰台を狙いたかったが、今日は、これ以上は無理だった。3位との差はわずかだったので、もう少しタイヤを労わって走るべきだったが、結果には満足している。いずれにしても、今日は素晴らしいレースが出来た。チームに感謝したい」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 7位
    「今日のレースは、強風でサーキット・コンディションが難しくなった。荒れた展開になることは分かっていたが、素晴らしいスタートを切ることができた。ドゥカティに移籍してから最高のスタートのひとつだったと思う。一気にポジションを上げて、オープニングラップで首位に立つことができた。ペースはそれ程速くなかったので、そのままトップを走行することができた。ドヴィツィオーゾにパスされてから若干リズムを崩し、リアタイヤのグリップが少しずつ低下して、何人かのライダーに抜かれてしまった。最終的なリザルトにはそれほど満足はしていないし、ベストなペースでも走れなかったが、良い面に目を向ければ、素晴らしいレースをすることができたし、中盤までは非常に戦闘力も高かった」

    関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

    MotoGP 第8戦 オランダGPの決勝レースが7月1日(日)にTT・サーキット・アッセンで行われ、ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が今季4勝目を挙げた。

    気温23度、路面温度40度のドライコンディションの中、ポールポジションからスタートしたマルク・マルケスは、終盤にペースアップして優勝争いを繰り広げたグループを引き離し、今季4勝目、最高峰クラスで39勝目、当地で4年ぶり5勝目、キャリア通算65勝目を挙げ、タイトル争いのライバルたちとのポイントアドバンテージを拡大した。

    2位には2.269秒差で5番グリッドのアレックス・リンス(スズキ)が続き、最高峰クラスでの自己最高位を獲得。3位には6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が入り、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の表彰台を獲得した。

    以下、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)がトップ10入り。

    13番グリッドの中上貴晶(LCR・ホンダ)は、34.037秒差の19位でフィニッシュした。

    チャンピオンシップは、総合1位のマルク・マルケスが総合2位のバレンティーノ・ロッシに対して、アドバンテージを41ポイント差に広げた。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    7 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    9 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    15 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    16 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
      9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
      10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
  • 【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    前日に続き、快晴の中で行われたMotoGP オランダGPの予選は、フリー走行でセットアップに集中したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でも快調にラップを刻んでトップタイムをマーク。第3戦アメリカズGP以来、今季2度目のポールポジション(PP)を獲得した。史上最多PP記録を更新中のマルケスは、これで通算記録を「75」とした。

    マルケスは、初日のフリー走行では、ハードコンパウンドのタイヤを中心にロングランを行い8番手だった。しかし、2日目のFP3では、今大会初めてアタックを敢行して一気にトップに浮上。予選前のFP4でもすばらしいアベレージでトップタイムを刻んだ。こうして順調にメニューを消化したマルケスは、大接戦となった予選Q2でも最速タイムを刻む。1回目のアタックで1分33秒330をマークすると暫定トップに浮上。その後、ライバルたちがタイムを更新したためポジションを落としたが、2回目のアタックでは1分32秒791へとタイムを短縮、再びトップに浮上してPPを獲得した。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、第4戦スペインGPのPP獲得以来、4戦ぶりにフロントローを獲得した。今大会は初日のフリー走行で5番手とまずまずのスタートを切ると、2日目は3番手にポジションを上げて予選Q2に進出。そして、迎えた予選Q2では、前を走るマルケスを追撃し、わずか0.041秒差の2番手につけた。

    PP獲得のマルケスから2番手のクラッチロー、そしてフロントロー3番手につけたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)までのタイム差は、わずか0.059秒。さらにトップから6番手までが0.193秒差という今季最も厳しい予選となった。

    鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストを終えてオランダにかけつけた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は13番手だった。初日のフリー走行は、スーパーバイクからMotoGPマシンへの乗り換えにやや時間を要し20番手と出遅れたが、2日目のフリー走行と予選で着実にタイムを短縮した。Q1では上位6人のタイム差が0.094秒という大接戦の中で3番手。わずかの差でQ2進出を逃したが、決勝に向けて登り調子をアピール。今大会は3戦ぶりのポイント獲得とベストリザルトが期待される。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、着実にタイムを更新。セットアップも進んだが、大接戦の中で思ったほどポジションを上げることができず、22番手。8列目からのスタートになるが、今季初ポイント獲得に向けて全力を尽くす。

    初日のFP1で好調なスタートを切ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、さまざまなセットにトライして上位を目指したが、FP3で転倒を喫し、その転倒で左手甲の骨を骨折し、今大会を欠場することになった。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「今週末はここまでのところ、思っていた以上にうまくいっています。今シーズンは、ポールポジションは僕の最も強いポイントにはなっていません。オースティン(アメリカズGP)でポールポジションを獲得しましたが、(予選中のペナルティーで)4番グリッドからのスタートになったので、実際には今年は初めてトップグリッドからのレースになります。今日は、FP3とFP4で行った連続ラップのリズムにとても満足しています。そしてQ2の結果も満足できるものでした。いい方向でがんばって取り組んでいます。このサーキットでは安定性が一番の目標です。一歩一歩それをよくしてきました。最初の目標は表彰台フィニッシュですが、正直今は優勝争いができる可能性があります。引き続き集中して、明日のウォームアップでまた少し安定性をよくできるようにがんばり、タイヤの最後の選択をしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
    「すばらしい気分です。チームはいい仕事をしてくれました。Hondaもいい仕事をしてくれました。みんなにとって、エキサイティングな予選セッションだったと思います。かなり挙動があるので、少し乗りにくいように見えますが、マシンがうまく機能しているので満足しています。力強い走りができる感じがします。フィーリングもいいです。チームのおかげでフロントローを獲得できました。でも問題は同じようなペースで走れるライダーが10人いることです。マルクがほかのみんなより少しいいペースがあると思いますが、明日彼が一歩前に進めるかは分かりません。僕たちの仕事には満足しています。明日は見ていておもしろいレースになると思います。表彰台に上がれることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「厳しいQ1になると思っていました。ザルコ、ダニ、ミラーと予選に強い選手が多くいました。その中でベストを尽くしましたが、Q1トップのザルコから6番手のミラーまで0.094秒差。正直、ここまで厳しい戦いになるとは思いませんでした。Q2に行けなかったのは残念ですが、やれることはすべてやりました。今日はFP3まで思うようにタイムを短縮できなかったのですが、FP4、そしてQ1とリズムよく乗れるようになりました。FP3まではセクター1、セクター3でタイムロスしていますが、それがかなり改善できました。明日のウォームアップでさらにセットアップを改善していきたいです。タイヤはハードコンパウンドのフィーリングがよかったのですが、明日のコンディションを見て最終的に決めたいです。今日はカウルも小さいのを使いました。それもハンドリングに貢献したと思います。過去2戦、ノーポイントなので、今回はしっかりポイントを獲得したいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 18番手)
    「今日はとても難しい一日でした。Q2へ進めず、Q1でも十分に速いペースがありませんでした。午後は風に苦しみました。スタートポジションは明らかによくありませんが、レースに向けて前向きになって、明日の決勝で取り戻せるようにがんばらなければなりません。正しいタイヤの選択をしていいスタートを切ることが重要になってきます」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22番手)
    「今日はいいラップタイムをマークして少し前進できました。でもまだ十分ではないし、楽ではありませんでした。まだマシンに苦戦しています。不安定ですが、ウォームアップでいいバランスを見つけて、レースでは速いリズムを刻めることを願っています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 欠場)
    「この転倒と左手のケガは本当に残念です。回復にどのくらいの時間がかかるのか、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのチャンスにどれくらい影響するのかは医者に確認しなければなりません。転倒のあとに僕の状態を心配してくれたすべての人に感謝したいです。ハイスピードの転倒だったので、骨折以外でもかなり痛みがあります」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    多くのライダーがセッション終盤での逆転を狙った予選、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、最終ラップのアタックで3番手と6番手を獲得した。

    ロッシはいくつかのミッションを背負ってQ2に出場。フリープラクティス第4セッションで転倒したこともあり、Q2の最初の3ラップでは、マシンのフィーリングを取り戻すために慎重な走りを強いられていた。

    ピットイン後、残り4分半でコースに戻った時点で10番手。ここから挽回を図りたいロッシは、クリアラップを見つけると最後のトライで1分32秒850へ短縮してトップに0.059秒差と迫り、一気に3番手に浮上してフロントローを獲得した。

    一方、チームメイトのビニャーレスはクリアラップを確保するために後方からスタートし、最初のアタックで4番手とした。次のトライではラップタイムを短縮できなかったが、1分33秒557の5番手で6分を残してピットイン。1分半後に素早くコースに戻り、再びアタックに臨んだ。

    このときすでに戦いは激しくなっており、多くのライダーがタイムを次々に更新していた。ビニャーレスも1分32秒984へ短縮してトップに0.193秒差まで迫ったが順位では6番手、2列目から決勝を迎えることとなった。

    今シーズン初めてQ1に出場することとなったMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、懸命のアタックでトップポジションを獲得。Q2ではトップに0.281秒差と迫る1分33秒072を記録して8番手となった。明日の決勝はグリッド3列目からスタートする。

    チームメイトのハフィス・シャーリンはQ1で一時トップに立ったが、そのあとはクリアラップがとれず、タイムを短縮することができなかった。この結果、わずか0.066秒差でQ2進出を逃し15番グリッドとなった。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選3番手/1分32秒850)
    「FP4で転倒し、フィーリングをやや失ってしまいました。そのなかでこうしてフロントローを獲得することができたので、とてもよかったです。簡単な状況ではありませんでしたが、最初の3ラップで走行ラインをおさらいしてリズムを取り戻してからアタックに臨みました。皆にチャンスがあるなかで、私もよいポジションを確保。終盤は何度も激しいアタックが繰り返され、非常にエキサイティングな戦いになりました。上位はいつも非常に接近していますが、今回はいつも以上に熾烈で、多くのライダー、多くのメーカーが勝利を狙える位置にいるのです。だからこそフロントローからのスタートが重要になります。あとは今日と同じような天候が続くことを願うだけ。細かい調整とタイヤチョイスでよい方向へ進めるよう期待しています」

    マーベリック・ビニャーレス (予選6番手/1分32秒984)
    「昨日以上に激しい戦いになりましたが、そのなかでもベストを尽くしました。燃料が重い状態での走りに重点を置いていたため、プッシュするときに苦戦もありましたが、この経験を生かして明日はきっとうまくいくでしょう。タイヤについてはミシュランやチームと話し合いが必要です。6番手は悪くない位置だと思っているので、明日はそこから好スタートを目指します。そして序盤から仕掛け、そのあとはプラクティスの走りを再現できるようがんばります。決勝のために多くの準備をしてきたので、それが実を結ぶことを期待しています。多くのライダーが異なるタイヤで好調をキープしている状況ですから、明日の決勝は非常に見応えあるものになるでしょう。今晩も作業を続け、セッティングについて正しい選択をすることで、わたしたちもその戦いの場に加わることができると思います」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日のふたつのプラクティスは、昨日より難しいものとなりました。バレンティーノは第4セッションで転倒。マーベリックはマシンに昨日と同様のフィーリングを感じることができませんでした。そのため非常に厳しい状況のまま予選を迎えました。バレンティーノはフィーリングを取り戻すために、Q2の最初の数ラップを使わなければなりませんでした。転倒のあと数ラップだけで勘を取り戻すのは簡単なことではないのですが、彼は終盤でアタックを開始しフロントローを獲得したのです。ここに彼のファイティング・スピリットを見ることができました。マーベリックはこれまでのプラクティスを通じて、決勝用のセッティングでハイペースを維持してきました。予選ではフロントローを逃しましたが、ラップタイムの接近ぶりから見ても、6番手は決して悪い位置ではありません。わたしたちは今晩も作業を行い、セッティングをチェックしてさらに改善できるところを探していきます。明日の決勝では多くのライダーがトップを目指してくるでしょう。私たちも戦いの準備は整っています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選8番手/1分33秒072)
    「今日は昨日よりはよかったと思いますが、この2日間のなかでアップダウンが激しく、コンスタントに前進していくことが難しい状況でした。よいところもあるけれど、悪いところもあるので、常に様々な変更が求められました。その結果としてトップから離されてしまいました。そしてQ1の最終ラップでようやくQ2進出のチャンスを得ることができたのです。そこからはいい走りができたと思います。ラップタイムをコンマ5秒も更新し、ポールポジションとの差を縮めることができました。みんながとても速いので、非常に難しい戦いになっています。でも今日のパフォーマンスについてはポジティブに受け止めていますし、ポジションはあまりよくありませんがラップタイムには満足しています。明日のウォームアップでもう一度ペースを確認するつもりですが、あまり熱くならずに決勝に備えます」

    ハフィス・シャーリン (予選15番手/1分33秒666)
    「Q2まであと少し、わずか0.066秒差まで近づきました。トップに立った時点で、もう一度トライが必要だということはわかっていたのですが、そのあとはクリアラップがとれず、あと少しを短縮できませんでした。それでもハッピーで、チームのみんなの仕事にもとても満足しています。明日はウォームアップでリズムをつかみ、決勝に集中します」