カテゴリー: マカオGP

  • テオフィル・ナエルが優勝 マカオGPフォーミュラ・リージョナル世界一獲得

    テオフィル・ナエルが優勝 マカオGPフォーミュラ・リージョナル世界一獲得

    マカオGP(フォーミュラ・リージョナル世界大会)は、荒れる展開のなかでテオフィル・ナエル(KCMGピナクル・モータースポーツ)がチームメイトのマリ・ボヤを終盤に逆転し、わずか0.250秒差で栄冠を掴んだ。

    4度のセーフティカーが入る波乱の15周レースは、最後のリスタートでの一撃で勝負が決まった。

    スレイター、完璧な流れからクラッシュで脱落
    ポールポジションのフレディ・スレイター(プレマ)は、スタート直後こそボヤに先行されるも圧倒的なペースを発揮し、再開後には3秒差の独走を築いた。しかし9周目のセーフティカー導入で流れが一変。
    11周目のリスタートではボヤが鋭く仕掛け、応戦したスレイターは最終コーナーでスライドしウォールにヒット。優勝候補がまさかの脱落となった。

    ナエル、3度の仕掛け失敗から“完璧な一撃”で優勝
    ナエルは序盤、エンツォ・デリニー(R-ace GP)との激しい2番手争いに阻まれ、何度もリスボアで仕掛けながら成功させられなかった。
    しかし終盤の12周目、セーフティカー後の再開直後に劇的なチャンスが訪れる。

    ボヤが後方のデリニーを警戒しラインを変えた一瞬を逃さず、ナエルはアウト側から2台を一気に抜き去りトップへ浮上。
    直後にクラッシュが続き、レースはそのままセーフティカー先導のままチェッカー。ナエルがほぼ“1周未満”のリードで世界一を掴んだ。

    波乱続出、中団は順位激変
    PHMレーシングのマッティア・コルナーギが4位、ARTグランプリの加藤大翔とエヴァン・ジルテールが5位・6位に続いた。
    中団ではクラッシュと接触が相次ぎ、レースごとに順位が大きく入れ替わる展開となった。

    レース結果(15周・公式リザルト全文)
    1 テオフィル・ナエル(KCMGピナクル・モータースポーツ) 43m01.466s
    2 マリ・ボヤ(KCMGピナクル・モータースポーツ) +0.250s
    3 エンツォ・デリニー(R-ace GP) +1.130s
    4 マッティア・コルナーギ(PHMレーシング) +1.978s
    5 加藤大翔(ARTグランプリ) +2.322s
    6 エヴァン・ジルテール(ARTグランプリ) +2.571s
    7 ノア・ストロムステッド(トライデント) +3.606s
    8 マッテオ・デ・パーロ(R-ace GP) +4.140s
    9 佐野雄城(TOM’S) +4.720s
    10 ホセ・ガルフィアス(PHMレーシング) +5.021s
    11 りー海夏澄(ARTグランプリ) +5.234s
    12 山越陽悠(Evans GP) +5.538s
    13 ティメク・クハルチク(ファン・アメルスフォールト・レーシング) +5.837s
    14 ジェームズ・エゴジ(サンテロック・レーシング) +5.988s
    15 エンツォ・イェー(PHMレーシング) +6.686s
    16 タサナポール・イントラプバサク(トライデント) +7.689s
    17 オーウェン・タンガベロウ(サンテロック・レーシング) +7.971s
    18 チャーリー・ウルツ(Evans GP) +8.279s
    19 中村仁(R-ace GP) +1 lap
    20 ラシード・アル・ダヘリ(プレマ) +2 laps
    21 チャールズ・レオン(プレマ) +2 laps
    22 鈴木斗輝哉(TOM’S) +2 laps

    Ret フレディ・スレイター(プレマ)
    Ret オスカー・ウルツ(Evans GP)
    Ret 梅垣清(ファン・アメルスフォールト・レーシング)
    Ret レザ・スワルサトゥン(トライデント)
    Ret ニューマン・チー(ファン・アメルスフォールト・レーシング)

    日本人6名の戦い:加藤大翔がトップの5位、佐野雄城は9位完走
    今年のマカオGPには日本人6名が参戦し、そのなかで最も上位に入ったのは ARTグランプリの加藤大翔(5位) だった。
    序盤の混乱を回避しながら着実に順位を維持し、トップ5での完走という安定したレース運びを見せた。

    TOM’S の 佐野雄城 は激しい中団争いの中で隙を突き、9位完走。
    ARTグランプリの りー海夏澄 は終盤のリスタートを生き残り 11位 に入り、Evans GP の 山越陽悠 も安定した走りで 12位 に入った。

    R-ace GP の 中村仁 は接触により遅れながらも走行を続け 19位(1周遅れ)。
    TOM’S の 鈴木斗輝哉 は2周遅れながら完走し 22位 となった。
    一方、ファン・アメルスフォールト・レーシングの 梅垣清 はアクシデントによりリタイアした。

  • 佐藤琢磨の息子・凛太郎が11番手から3位表彰台 F4マカオGPで大健闘

    佐藤琢磨の息子・凛太郎が11番手から3位表彰台 F4マカオGPで大健闘

    佐藤琢磨の息子、佐藤凛太郎がFIA F4ワールドカップ(マカオGP)の決勝で11番手から驚異の追い上げを見せ、堂々の3位表彰台を獲得した。一方で決勝前日に行われた予選レースでは、3位フィニッシュから一転、手続き上の違反により30秒加算の重いペナルティを受け、11位に降格する波乱もあった。

    決勝ではジュール・ルーセルが初代王者となり、ライアン・ケレッティとの激しい攻防はクラッシュで決着。2位にはエマヌエーレ・オリヴィエリが入り、凛太郎は混戦を生き抜き見事な表彰台をつかんだ。

    ■ 予選レース:凛太郎は3位フィニッシュも、フォーメーションラップの手続き違反で11位に降格
    予選レースで凛太郎は7番手スタート。リスボアへ向かう1周目、前方で2台がクラッシュしたため2つ順位を上げ、その後の周回でもさらに2台がクラッシュしたことで3番手に浮上した。

    セーフティカー明けもこの3位を維持し、最終ラップのリスボアではジュール・ルーセルの攻撃を受ける展開となった。マルコヘアピン出口では、2番手を走っていたフィオン・マクラフリンがクラッシュし、凛太郎は一時2位に浮上。しかしその後の立ち上がりでルーセルに並ばれ、最終コーナーでオーバーテイクを許し3位でチェッカーを受けた。

    ところがレース後、凛太郎には「10秒のストップ&ゴー」に相当する30秒加算ペナルティが科された。これはフォーメーションラップ開始時に一度遅れ8番手へ後退しながら、最初のセーフティカーラインまでに本来の7番手へ戻らなかったことによる手続き違反だった。

    凛太郎は3位フィニッシュ時に「とても嬉しい」と語り、1周目を「クラッシュの回避がとても大変だった」と振り返った。また後半でルーセルに追い詰められた理由について、次のように説明した。

    「前の周で少しウォールに触ってしまって、マシンが少し壊れてしまった。最後の数周はスローパンクチャーだったと思う。だから後ろから来るルーセルを抑えるのが難しかった」

    「最終ラップでは、2番手のマクラフリンがマルコの後でクラッシュして、僕は避けるためにブレーキしなければならなかった。その時にはジュールが本当に真後ろ、ギアボックスに入るくらいの距離にいた。最後の2つのコーナーでは、昨日の予選で僕がクラッシュしていたこともあって、攻めるのが少し怖かった」

    ペナルティ適用前は決勝に向け自信を見せていたが、これにより本来の予想より8つ下のグリッドから決勝をスタートすることになった。

    ■ 決勝レース:ルーセルが初代王者に ケレッティとの首位攻防はクラッシュで決着
    決勝の10周レースは、ルーセルとケレッティが序盤からリードを争う展開となった。ルーセルは2番グリッドから好スタートを決め、ポールのエマヌエーレ・オリヴィエリを第1コーナーで抜いて首位を奪取。ケレッティもこれに続いてオリヴィエリをパスした。

    しかしその直後、マンダリン後でジモ・チャンがスピンし、佐藤樹と接触。キュウホ・リーもリスボアでウォールに突っ込み、中村紀庵ベルタはメカニカルトラブルで十分な速度が出せずピットイン。多重クラッシュのためセーフティカーが導入された。

    再スタート後、ケレッティはリスボアでインに飛び込み一度は逆転。だが8周目、ルーセルがマンダリンを内側からオーバーテイクして首位を奪い返した。これに焦ったケレッティは山側区間でスライドし、ソリチュード・エセズ入口でウォールにヒットしてリタイアとなった。

    後続は急ブレーキと回避を強いられ、オリヴィエリは慎重な判断で接触を回避。ルーセルはそのままトップを守り、セーフティカー先導のままフィニッシュして初代王者の座を手にした。

    ■ 凛太郎は11番手から驚異の追い上げで3位表彰台 “勝負強さ”が光る
    決勝で凛太郎は11番手からスタートしたが、序盤の混乱を巧みに回避しながら着実に順位を上げ、トップ争いの隊列に追いついた。ケレッティのクラッシュ時も冷静にマシンをコントロールし、3番手をしっかりキープ。セーフティカーのままレースが終了したことで、そのまま表彰台を獲得した。

    マカオはF4マシンでも極めて難度が高く、11番手からの表彰台は大きな価値を持つ。予選レースの不運とペナルティを乗り越え、レース運びと判断力の高さを示す内容となった。

    ジュール・ルーセル F4 マカオGP

    FIA F4ワールドカップ(マカオGP)決勝結果
    1 ジュール・ルーセル
    2 エマヌエーレ・オリヴィエリ
    3 佐藤凛太郎
    4 セバスチャン・ウェルドン
    5 アリー・バンサル
    6 フィオン・マクラフリン
    7 トーマス・ベアマン
    8 ユーツァイ・チャン
    9 マーカス・チョン
    10 ジノ・トラッパ
    11 ティアゴ・ロドリゲス
    12 ユジェ・ワン
    13 エミリー・コティ
    14 中村紀庵ベルタ
    Ret ライアン・ケレッティ
    Ret アレクサンドル・ムニョス
    Ret キュウホ・リー
    Ret 佐藤樹
    Ret ジモ・チャン

    最速ラップ:セバスチャン・ウェルドン(2分24秒425)

  • 日本人6名が2025年マカオGP「FIA FR World Cup」に参戦

    日本人6名が2025年マカオGP「FIA FR World Cup」に参戦

    2025年11月13日〜16日に開催される第72回マカオグランプリで、2回目の開催となる「FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ(FRワールドカップ)」が行われる。世界15カ国から27名の若手ドライバーが参戦し、超難関のギア・サーキットで世界一を懸けて争う。

    出場ドライバーはいずれも25歳未満で、国際的に名高いシングルシーターチーム10チームが参戦。FIA、マカオグランプリ組織委員会、中国マカオ自動車総会によって共同主催される。

    日本勢は6名が参戦、最多クラスの布陣
    今年のエントリーリストでは、日本人ドライバー6名が名を連ね、参加国の中でも最多クラスの人数となった。

    それぞれの所属チームは以下の通り。

    #3 中村仁(R-ace GP)
    #10 山越陽悠(Evans GP)
    #17 佐野雄城(TOM’S Formula)
    #18 鈴木斗輝哉(TOM’S Formula)
    #23 加藤大翔(ART Grand Prix)
    #24 りー海夏澄(ART Grand Prix)
    #28 梅垣清(Van Amersfoort Racing)

    梅垣は今季のFIA-FRジャパン選手権でタイトルを争っており、国際デビューの舞台として注目される。また、欧州を主戦場とする山越陽悠とりー海夏澄は、FRECA(フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権)で経験を積んでおり、実戦力に期待がかかる。

    トムス・フォーミュラの佐野雄城と鈴木斗輝哉は、日本のFIA-F4からステップアップ。中村仁は昨年に続くマカオ再挑戦となる。

    FIA公認の若手世界一決定戦
    FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ(FRワールドカップ)は、世界各地で開催されるFIA認定フォーミュラ・リージョナル選手権の上位勢が集う“世界大会”。
    使用マシンは全車タトゥース製FIA FRシャシーに、アウトテクニカ製アルファロメオエンジンを搭載。技術的条件を完全に統一したうえで、ドライバーの実力が純粋に試される舞台だ。
    レースは10周の予選レースと15周の決勝で構成され、ドライバーは2回のプラクティスと2回の予選を経てグリッドを決定する。
    このカテゴリーは、FIAフォーミュラ3の一段下に位置づけられ、F1への登竜門として注目度が高い。

    海外勢にも注目株が多数
    エントリーには、ヨーロッパや中東などで活躍する将来有望な若手が多数含まれている。

    FRECA(ヨーロッパ選手権)では、フレディ・スレーター(イギリス)、マッテオ・デ・パロ(イタリア)、エンツォ・デリニー(フランス)がタイトル争いを繰り広げており、彼らはいずれも今回のFRワールドカップに参戦。

    また、エヴァン・ジルテール(フランス)はFRミドルイースト王者、マリ・ボヤ(スペイン)やタサナポル・イントラプバサク(タイ)、ノア・ストロムステッド(デンマーク)、チャーリー・ヴルツ(オーストリア)らはFIA F3経験者だ。

    昨年王者ウーゴ・ウゴチュクウを輩出したR-ace GPを筆頭に、プレマ、ART、トライデントなど、FIA F3常連の名門チームも揃い、カテゴリーを超えた実力者たちがマカオに集う。

    マカオで繰り広げられる若手頂上決戦
    FIA FRワールドカップは、FIA GTワールドカップ、Kumho Tire FIA TCRワールドツアー、新設のFIA F4ワールドカップと並ぶマカオGPの公式FIAイベントのひとつ。
    全セッションはFIA公式YouTubeチャンネルで無料ライブ配信される予定だ。

    世界屈指の難関市街地コース「ギア・サーキット」で、次世代のF1候補たちが繰り広げる激闘に注目が集まる。

    FIA FR WORLD CUP 2025 エントリーリスト

    #2 Matteo De Palo(R-ace GP)
    #3 中村仁(R-ace GP)
    #5 Enzo Deligny(R-ace GP)
    #6 Theophile Naël(Pinnacle Motorsport)
    #7 Mari Boya(Pinnacle Motorsport)
    #8 Charlie Wurz(Evans GP)
    #9 Oscar Wurz(Evans GP)
    #10 山越陽悠(Evans GP)
    #11 Rashid Al Dhaheri(Prema Racing)
    #12 Freddie Slater(Prema Racing)
    #14 Hon Chio Leong(Prema Racing)
    #15 James Egozi(Sainteloc Racing)
    #16 Owen Tangavelou(Sainteloc Racing)
    #17 佐野雄城(TOM’S Formula)
    #18 鈴木斗輝哉(TOM’S Formula)
    #19 Mattia Colnaghi(PHM Racing)
    #20 Enzo Yeh(PHM Racing)
    #21 José Garfias(PHM Racing)
    #22 Evan Giltaire(ART Grand Prix)
    #23 加藤大翔(ART Grand Prix)
    #24 りー海夏澄(ART Grand Prix)
    #25 Noah Strømsted(Trident Motorsport)
    #26 Tasanapol Inthraphuvasak(Trident Motorsport)
    #27 Reza Seewooruthun(Trident Motorsport)
    #28 梅垣清(Van Amersfoort Racing)
    #29 Tymek Kucharczyk(Van Amersfoort Racing)
    #30 Zhenrui Chi(Van Amersfoort Racing)

  • ウーゴ・ウゴチュクウ マカオGP優勝…マクラーレンF1の次の有望株

    ウーゴ・ウゴチュクウ マカオGP優勝…マクラーレンF1の次の有望株

    ウーゴ・ウゴチュクウは、2024年のマカオグランプリのフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップで優勝。17歳のウゴチュクウは、1981年以来、マカオグランプリ(MGP)で優勝した初の米国レーサーとなった。

    ニューヨーク生まれのマクラーレンF1のジュニアドライバーで、R-ace GPチームから参戦しているウーゴ・ウゴチュクウは、昨年も参戦していたフォーミュラ3レースに代わって開催されたMGPのFRレース初開催で優勝した初のドライバーとなった。

    ウゴチュクウは、セーフティカーが4台出動した昨日の15周レースを通して優位を維持した。MGPのウェブサイトによると、総合ベストタイム02:19.599を記録したドイツのMPモーターポートチームのオリバー・ゲーテが僅差で2位、メキシコのKCMG IXO by Pinnacle Motorsportチームのノエル・レオンが続いた。

    レースは、サーキットの湿ったコンディションのためセーフティカーの先導でスタートし、2周目にはウゴチュクウがゲーテに対して0.8秒のリードを獲得した。しかし、オーストラリアのARTグランプリチームのジェームス・ウォートンがリスボア・ベンドのバリアに衝突したため赤旗が提示され、コースをクリアするためにレースは短時間の遅延を余儀なくされた。

    ウゴチュクウは4周目の再スタートで決定的なアドバンテージを持っていたが、1周後、リウ・ルイキがポスト15ベンドでクラッシュしたため、再びセーフティカーが導入された。ウゴチュクウは8周目のスタートで3度目の完璧な再スタートを決めたが、レースが進むにつれてゲーテが差を縮め始めたが、日本の小川壮太の車がターン1を過ぎた直後にコース上で停止したため、11周目に再びセーフティカーが導入された。

    レースは14周目に再開されたが、最終ラップでMPモータースポーツのイタリア人マティア・コルナギがフィッシャーマンズベンドのウォールに衝突したため、再びセーフティカーが出動し、レースはコーションが出されて終了した。

    レース後の記者会見の後、記者団に語ったウゴチュクウは、「週末を迎えるのは素晴らしい気分だった」と語った。若いレーサーとチームにとって、週末の予選レースで勝利を収めたことは「本当にスムーズ」に進んだ。

    「でも、もちろん、やるべきことはまだ1つ残っていた。それはメインレースだ。重要なレースで、優勝して戻ってくることができてとても嬉しい」とウゴチュクウは語った。

    さらに、チームはマカオのサーキットが「スピードを上げ、限界に挑むには、もちろんミスなく走らなければならない」難しいコースであることを知っていたと彼は付け加えた。

    これに加えて、天候の悪さもあった。ウゴチュクウは次のように指摘した。

    「週末を通してコンディションが変化したことで、赤旗やセーフティカーが頻繁に出るなど、非常に難しいレースとなった。多くのドライバーが走る中、もちろんミスを避け、ゴールまで走りきる必要があった」

    記者からマカオでのレースに再び出場するつもりかどうかを尋ねられたウゴチュクは、「様子を見よう」と答え、サーキットは特別で、この都市でのレースを楽しんだと付け加えた。

    一方、記者会見後のポスト紙との別のインタビューで、ウゴチュクは首位を維持したことについて、「週末の大半はスピードが本当に良かった」と語り、それが「思い切りプッシュする自信につながった」と述べた。さらに、再スタート時の追い上げも好調で、ギャップを広げることができたと付け加えた。また、ウゴチュクによると、セーフティカー再スタートに集中し、6.12キロのギア・サーキットの狭いセクターでできる限り引き離すことで、主な追い越しスポットであるターン3までにギャップを広げることができ、首位を維持することができたという。

    さらに、ウゴチュクウはポスト紙の取材に対し、ギア・サーキットでフォーミュラ・リージョナルのマシンを初めて運転した感想を次のように語った。

    「誰もが新しいマシンに慣れる必要があった。誰も参考になるものを持っていなかった。適応すること、限界を感じることが重要だと思う。そして、僕たちはすぐにすべてに慣れることができたと思う」

    マクラーレン ウーゴ・ウゴチュクウ

    マクラーレン、ウゴ・ウゴチュクウにF1への道を開く
    ウーゴ・ウゴチュクウは来シーズン、プレマで初のF3キャンペーンを開始し、元F1ドライバーのルカ・バドエルの息子、ブランドと共にレースに臨む予定だ。

    すでに強力なラインナップだが、ウゴチュクウは、F2への即時昇格を勝ち取るためには、まずまずのルーキーシーズンを送る必要があることに幻想を抱いていないだろう。

    しかし、彼はマクラーレンに対してF1への準備ができていることを証明しようと急いでいるわけではないかもしれない。

    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはともに長期契約で結ばれており、歴史的なコンストラクターズチャンピオンシップ獲得まであと3レースとなる可能性がある。

    ザク・ブラウンとチーム代表のアンドレア・ステラは、どちらのドライバーもすぐに手放すことを望んでいないため、ウゴチュクウの当面の見通しはせいぜい暗いものと思われる。

    パト・オワードや平川亮のようなドライバーは、この若いアメリカ人ドライバーよりもシステム上は上級だが、彼らの進路はF1にはつながらないようだ。

    ガブリエル・ボルトレトは年末にマクラーレンを離れ、ザウバーに移籍し、F1にステップアップする予定だ。ボルトレトは2023年のルーキーシーズンにF3で優勝し、現在はF2選手権をリードしているが、マクラーレンのレースシートを獲得するにはそれだけでは十分ではなかった。

    マクラーレンがドライバー問題を抱えているかどうかを決める前に、まずウゴチュクウ自身が議論に参加する必要がある。

    17歳の彼のマカオでのパフォーマンスは、彼が間違いなく最高の選手たちと競い合える潜在能力を持っていることを証明した。

  • マカオGP:マクラーレンF1育成のウーゴ・ウゴチュクウが優勝

    マカオGP:マクラーレンF1育成のウーゴ・ウゴチュクウが優勝

    マクラーレンのジュニアドライバー、ウーゴ・ウゴチュクウが、赤旗と5回のセーフティカー導入を伴うレースの末にマカオグランプリで優勝した。

    ウゴチュクウは全周回をリードし、混乱したレースのリスタートも完璧にこなし、土曜日の予選レースでの成功を再現した。

    フォーミュラ・リージョナル・ワールドカップのレースは、朝方に激しい雨が降ったため、ギア・サーキットにはまだ濡れた路面が残っていたが、太陽がようやく顔を出したため、セーフティカー先導のもとでスタートした。

    1周のグリーンフラッグの後、リスボアでの多重クラッシュによりレースはほぼ直ちに中断された。

    ARTドライバーのジェームズ・ウォートンは、6位を争うマッテオ・デ・パロに対してリスボアで果敢な追い越しを試みたが、コースアウトしてしまい、バリアにクラッシュしてしまった。

    マシンの一部がコースを塞いでいたため、ウォートンのマシンに他のドライバーたちが次々と激突し、2回の予選セッションで12回も出た赤旗が再び提示された。

    ウゴチュクウは再スタートを完璧にこなし、今度は2位のオリバー・ゲーテがノエル・レオンの脅威にさらされたが、レッドブル・ジュニアは前をキープすることができた。

    5周目には、ルイキ・リウがポリスで壁に衝突したため、セーフティカーが再び登場した。

    15周中の8周目でレースが再開された際、ウゴチュクウはそれほど良いスタートを切ることができなかったが、それでも首位をキープした。

    その後、数周にわたって徐々にリードを広げ、ゲーテとの差を2秒に広げたところで、今度は1コーナーで小川颯太がウォールにヒットしたため、再びセーフティカーが導入された。

    マシンがコースから撤去された時点で残りは2周となり、ここでもウゴチュクウがゲーテを寄せ付けず、40年以上ぶりにアメリカ人ドライバーとしてマカオGPを制した。

    ゲーテは最後のリスタートでライバルに最も近づいたが、攻撃を仕掛けることはできず、2位に甘んじ、レオンが表彰台を獲得した。

    プレマのイタリア・フォーミュラ4チャンピオンのフレディー・スレーターはレース中、リスボアの外側からレオンに何度も挑み、最終ラップでイン側から仕掛けることを試みた。

    ピナクル・モータースポーツのKCMGドライバーのイン側を走ることはできたものの、スレーターはコーナーを曲がりきれず、代わりにバリアに激突したため、レースは注意を促しながら終了した。

    スレーターの脱落により、エンツォ・デリニ(R-ace GP)が加わり、レッドブル・ジュニアの2人がトップ4に名を連ね、デ・パロとPHMレーシングのチームメイトであるラシッド・アル・ダヘリがトップ6を占めた。

    クーパー・ウェブスター(エバンスGP)は7位、一方、昨年のレースでクラッシュするまでスター選手の一人だったアレックス・ダンは、当初のスタートでリスボンの混乱に巻き込まれたにもかかわらず、プレマの8位だった。

  • ウィリアムズF1育成ルーク・ブラウニング 2024年もFIA F3に継続参戦

    ウィリアムズF1育成ルーク・ブラウニング 2024年もFIA F3に継続参戦

    ウィリアムズ・レーシング・アカデミーのドライバー、ルーク・ブラウニングが2024年シーズンもFIAフォーミュラ3に参戦することが決定した。

    21歳のルークはこのカテゴリーで堅実な初シーズンを過ごし、マカオで開催されたF3ワールドカップで圧倒的な強さを見せた。

    ルークは予選でトップに立ち、予選レースを制した後、有名なストリート・サーキットで行われたメインレースでライト・トゥ・フラッグの勝利を飾った。

    ハイテック・パルスエイトに戻って2シーズン目を迎えるルークは、バルセロナ・スプリント・レースで表彰台を獲得した堅実な1年目をベースに、さらなる飛躍を目指す。

    ウィリアムズ・レーシング ルーク・ブラウニングマカオでの成功を祝うルーク・ブラウニング

    「2024年のフォーミュラ3シーズンにハイテック・パルスエイトのグリッドにつくことを発表できて、とても興奮している」とルーク・ブラウニングはコメント。

    「昨年のシーズンを通して学んだことを生かし、マカオでその片鱗を見せたスキルと実行力をさらに高めることができると信じている」

    「このチャンピオンシップは、ドライバーのレベルだけでなく、チャンピオンシップの性質上、決して簡単なものではない。しかし、来年行く予定のすべてのトラックを過去に一度でも訪れたことで、僕たちにとっては今後すべてのレースウイークエンドでポイントを獲得できる絶好のポジションにあると信じている」

    「ウィリアムズ・レーシングとハイテック・パルスエイトには、新シーズンに向けてのサポートにとても感謝している」

    「コンスタントに結果を残すことが目標であり、来年それを達成するのが楽しみだ」

    ルーク・ブラウニングは最近、栄誉あるオートスポーツBRDCヤング・ドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、初めてF1マシンに乗った。

    これは、ルークが8戦で5勝、7回の表彰台を獲得してチャンピオンに輝いたハイテックのGB3でのタイトル獲得シーズンに続くものだ。

  • マカオGP ウィリアムズF1育成のルーク・ブラウニングが優勝

    マカオGP ウィリアムズF1育成のルーク・ブラウニングが優勝

    マカオグランプリFIA F3ワールドカップレースは日曜日に2部構成のレースが行われ、エストニア人ドライバーのポール・アーロンの激しいクラッシュにより中断されたが、ウィリアムズF1の育成ドライバーであるルーク・ブラウニングが26台のマシンを圧倒し優勝した。

    新型コロナウイルスの流行による海外渡航制限のため、過去3年間は中国のF4シリーズがシングルシーターのパートで開催されており、第70回大会で2019年以来初めてF3マシンが戻ってきた。

    Hitech Pulse-Eightチームのドライバーであるブラウニングは、最初のスタートと重要な赤旗セーフティカーによる再スタートの両方で見事な逃げ切りを見せ、成功を決定づけた。レースは最終的にセーフティカー先導のもとで終了し、ブラウニングはMPモータースポーツのデニス・ハウガーとSJMセオドア・プレマ・レーシングのガブリエレ・ミニを抑えてゴールした。

    「これは絶対的な夢だ」とブラウニングは有名なギア・ストリートでのレースで優勝したことについて語った。「言葉では今の気持ちを言い表せないけど、このレベルのグリッドを相手に勝てたことは本当に謙虚な気持ちだ」

    最初のスタートで、ブラウニングはポールポジションから力強い逃げを見せ、リスボアまでイン側のラインを守りきった。しかし、タイトな右コーナーでブレーキがかかると、ブラウニングのチームメイト、アレックス・ダンがアウトから2番手に浮上して、バリアにスリップした。

    ブラウニングがトップで引き離すと、2周目にはチームメイトのディノ・ベガノビッチがリスボアへの下り坂でスリップストリームに入った。しかしベガノビッチはコーナー進入でスピードを出しすぎ、ロックした後に大きくはらんでタイヤバリアに突っ込んでしまった。

    短いバーチャルセーフティカーピリオドの後、ブラウニングが再びトップでアドバンテージを広げ。その後方では、5周目にハウガーがアーロン(SJMセオドア・プレマ・レーシング)をパスして3番手に浮上。アーロンはその1周後、マリ・ボヤにさらに順位を奪われた。

    アーロンは苦戦しているようで、8周目、ソリチュード・エセスを通過中にバリアに衝突し、車は真っ二つに割れ、炎上した。アーロンは自力でマシンから脱出することができたが、コース上のデブリの撤去とバリアの修理のため、赤旗中断が長引いた。

    12周目のリスタートでは、ブラウニングが完璧な逃げを見せ、ミニがハウガーのアタックを受ける。ハウガーはリスボアへの走行中に抜き去ることができ、さらには先頭の匂いを嗅ぎさえした。しかし、13周目、フィッシャーマンズ・ベンドでバリアに接触してクラッシュしてしまったニコラ・ツォロフのマシンをマーシャルが回収するため、セーフティカーが導入され、ブラウニングの勝利が確実となった。

    レースはそのままコーションで終了した。トップ3の後方では、MPモータースポーツのボヤが4位、カンポス・レーシングのジョセップ・マリア・マルティとトライデントのリチャード・ヴェルスホールが続いた。MPモータースポーツは、インディカー・レーサーのマーカス・アームストロングが18位でフィニッシュした。

    マカオグランプリ

  • マカオGP、2021年のF3およびGTワールドカップの開催中止を発表

    マカオGP、2021年のF3およびGTワールドカップの開催中止を発表

    マカオGPは、FIA F3ワールドカップとFIA GTワールドカップが新型コロナウイルスの制限によって2年連続で開催中止とすることを発表した。

    マカオ特別行政区政府は、当面の間、マカオに到着するすべての人は、到着後すぐに21日間の検疫を受ける必要があることを確認している。

    競技者の大多数が地域外のFIAイベントに参加しているため、これはドライバー、チーム、サプライヤーに順守するのが難しい条件を提示する。

    その結果、FIA F3ワールドカップとFIA GTワールドカップは2021年には開催されず、2022年の復帰を目指すことが決定した。

    また、伝統的にマカオGPで最終戦が開催されていたWTCR(FIA世界ツーリングカーカップ)も中止となり、改訂版カレンダーに取り組んでいる。WTCRプロモーターであるユーロスポーツイベントは、2022年にギア・サーキットにも戻ることを意図していることを確認している。

    第68回 マカオグランプリは、2021年11月に開催される予定であり、国際レベルの大会が開催される。イベントプログラムの詳細は、まもなく自動車総合協会マカオチャイナ(AAMC)から発表される。

    ピーター・バイエル(FIAスポーツ事務局長)
    「マカオグランプリは長年、モータースポーツ界の多くにとってシーズン終了の伝統であり、同じイベントスケジュールで3つの異なるFIAワールドカップをフィーチャーする唯一のイベントとしてFIAにとって特別な意味を持っている。我々がそこにいないことを寂しいことだが、主催者が11月に安全で成功するマカオグランプリを望んでおり、我々は2022年のイベントに向けてすぐに作業を開始する」

  • ダニエル・ティクトゥム、2019年のF3マカオGPに参戦…角田裕毅も参戦

    ダニエル・ティクトゥム、2019年のF3マカオGPに参戦…角田裕毅も参戦

    F3マカオGPを2連覇中のダニエル・ティクトゥムが、今季も参戦することが明らかになった。

    FIA(国際自動車連盟)は2019年のF3ワールドカップの暫定エントリーリストを公表。まだ、確定していないチームはあるものの、33台の参戦枠が確保されている。

    ディフェンディングチャンピオンのダニエル・ティクトゥムは、今年レッドブルのジュニアプログラムを外されるという激動の年となったが、カーリンから3連覇を目指して参戦する。

    「再びマカオに戻るチャンスを得られるかどうか確信が持てていなかったので、今年カーリンと戻れるのはとてもエキサイティングだ」とダニエル・ティクトゥムはコメント。

    「マカオは本当に素晴らしいサーキットだし、僕は過去に勝っているので、もちろん、今年も狙いにいく。マカオで初めてFIA F3車両を走らせるのは本当にエキサイティングなチャレンジだし、マシンのピレリのタイヤに素早く対応できることを願っている」

    日本人ドライバーでは角田裕毅がハイテックGPからエントリー。レッドブルとホンダの育成ドライバーである角田裕毅は、今年のFIA-F3をラインキング9位で終えており、来季はFIA-F2へのステップアップが噂されている。

    今シーズンのFIA-F3でタイトルを獲得した。ロバート・シュワルツマンは、マーカス・アームストロング、ジェハン・ダルバラから参戦。また、Sauber Team by Charouzが初参戦し、F2ドライバーのカラム・アイロット、エンツォ・フィッティパルディ、ダビッド・シューマッハを起用する。

    昨年のマカオGPで大クラッシュを喫したソフィア・フローシュは、2018年の所属チームであるファン・アメルスフォールトが新車両のF3から撤退したこともあり、現時点ではエントリーリストに名前はない。

    2019年 F3 マカオGP

  • 女性F3ドライバーのソフィア・フローシュ、Wシリーズを批判

    女性F3ドライバーのソフィア・フローシュ、Wシリーズを批判

    女性F3ドライバーのソフィア・フローシュは、女性ドライバーのみで争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』を批判した。

    昨年、マカオGPで大クラッシュを喫したことで、ドイツ出身のソフィア・フローシュ(18歳)は国際的な注目を集めた。

    ソフィア・フローシュは、今年もマカオGPに挑戦することを近い、女性専用カテゴリーに魅力は感じないと批判した。

    「マーケティング的なものですし、私の目にはモータースポーツでの女性を手助けす方法には移りません」とソフィア・フローシュはWシリーズについて Rheinische Post にコメント。

    「私にとってWシリーズでレースをすることは競技レベル的には後退でしょう」

    「自分のスポーツで最高のドライバーと競争したいです。そして、最高のドライバーは男性です。だから、私は男性に混じってレースがしたいです。それこそがもっと良いカテゴリーへの注目を集めることができるものだと思っています」

    「マーケティングの数字にはなりたくありません」