カテゴリー: ニック・ハイドフェルド

  • ハイドフェルド 新電動シリーズ創設 フォーミュラE下位カテゴリー構想

    ハイドフェルド 新電動シリーズ創設 フォーミュラE下位カテゴリー構想

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドが、新たな電動ジュニアカテゴリーの立ち上げに乗り出した。2027年の開幕を目指す「FGシリーズ」は、フォーミュラEの下位カテゴリーとして位置付けられ、若手ドライバーの育成とコスト問題の解決を狙う取り組みだ。

    自身のキャリア後、家庭を優先してきたハイドフェルドだが、子どもたちの成長を背景に「人生の新たなフェーズ」に踏み出した。フォーミュラEには育成カテゴリーが存在しないという構造的な空白を埋めることが、このプロジェクトの出発点となっている。

    フォーミュラEの“空白地帯”を埋める構想
    ハイドフェルドは、フォーミュラ1にはF2、F3、F4といった明確な育成ピラミッドが存在する一方で、フォーミュラEにはそれに相当する仕組みが存在しない点を指摘する。

    「F1の下にはF2、F3、F4というよく知られたピラミッドがある」

    「フォーミュラEの下は?まだ何もない」

    この課題に対し、元フォーミュラEチーム代表のディルバグ・ギルとともに立ち上げたのがFGシリーズだ。電動モータースポーツの次世代ドライバーを育てる“入り口”として機能させることを狙う。

    コスト削減を軸にした新モデル
    FGシリーズの最大の特徴は、従来のカテゴリーとは異なるコスト構造にある。シリーズ側がマシンを保有し、チームにリースするフランチャイズ方式を採用する。

    「モータースポーツをより手頃なものにしたい。そして次のステップに進むための包括的なトレーニングを提供したい」

    さらに、1台のマシンを同一週末に異なるシリーズで2人のドライバーが使用する仕組みも導入予定だ。

    「1台のマシンを2人のドライバーが異なるシリーズで同じ週末に使用できる。これによりコストを最小限に抑えられる」

    この発想は、参戦費用の高騰が問題視される現在のモータースポーツに対する明確なアンチテーゼとなる。

    ニック・ハイドフェルド フォーミュラE

    持続可能性と地域分散型カレンダー
    プロジェクトは環境負荷の低減にも重点を置く。輸送は航空便に頼らず、船舶や陸路を活用し、シリーズも地域ごとに分散して開催する構想だ。

    「高価な空輸を使わず、船と陸路で運ぶ」

    グローバル転戦を前提とした既存カテゴリーとは異なり、移動コストと環境負荷の双方を抑える設計となっている。

    最大の課題は資金調達
    一方で、プロジェクト実現に向けた最大の障壁は資金だ。現時点ではハイドフェルドとギルが大部分を出資しているが、さらなる投資が不可欠だという。

    「ここまでの資金の大半は共同創設者と私が出している」

    「だがプロジェクトを本格的に立ち上げるには、さらに投資家が必要だ。数百万単位の話になる」

    「ある程度の貯蓄はあるが、すべてを自分たちだけで賄うには規模が大きすぎる」

    フォーミュラEの下に新たな育成ピラミッドを築く試みは、モータースポーツの構造そのものに一石を投じる可能性を秘めている。コスト、環境、育成という複数の課題に同時に切り込むこの構想が、実際にグリッドへと結実するかが注目される。

  • ハイドフェルドが語るフェラーリF1移籍後のハミルトン「もう若くはない」

    ハイドフェルドが語るフェラーリF1移籍後のハミルトン「もう若くはない」

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドによれば、ルイス・ハミルトンのオン・トラックでのパフォーマンスには明らかに「年齢」が表れているという。

    2021年のワールドチャンピオン争いでマックス・フェルスタッペンに僅差で敗れて以来(この結果は一部では不公平と見なされている)、ハミルトンの成績とペースは停滞している。

    7度の世界王者であるハミルトン自身も、2021年以降に導入されたグラウンドエフェクト時代を楽しめていないことを率直に認めており、2026年に導入予定の大幅に異なる新世代マシンにも期待はしていない。

    「個人的には、良い方向に進んでいるとは思わない」とハミルトン(40歳)はSky Italiaに語った。

    「マシンは遅くなって、重くなっている。来年は軽くなるとはいえ、それでも私が乗ってきた中で最も重いマシンのひとつだ」

    それでもハミルトンは、2021年以降の不調なメルセデス時代においても一定の実績を残し、今季からフェラーリへと移籍する大型契約を勝ち取った。ただし、フェラーリへの適応はこれまでのところ遅れ気味だ。

    「これからもっと良くなると思う」とハイドフェルドは、モナコでのSky Deutschlandの仕事中にSport1に語った。

    「マシンが彼に合っていれば、まだベストパフォーマンスを見せることができる。中国GPではそれが見られた。ただ、(シャルル)ルクレールと比べると、特に予選では明らかに後れを取っている」

    48歳のドイツ人であるハイドフェルドは、ハミルトンの才能そのものが失われたとは考えていない。むしろ、単純に年齢の影響が出始めていると見ている。

    「聞きたくない人もいるだろうが、彼はもう若くはない」とハイドフェルドは語る。「5年前や10年前のハミルトンと比べれば、その違いは明らかだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    ただし、ハイドフェルドは、40歳を超えたハミルトンの現在と、同じく7度のタイトルを持つミハエル・シューマッハのF1復帰後の成績を同列に比較することはできないとも指摘している。

    「まったく同じではない」と彼は言う。「ミハエルは数年間のブランクがあったが、ルイスはずっと走り続けてきた。

    それに、長年同じ環境にいた後にチームを変えるのは難しいことだとわかる。ルイスはメルセデスで完全にチームに溶け込んでいたが、今は新しいマシンに慣れなければならない。そして、年齢を重ねるほど、新しいスタートは難しくなる」

    ハミルトンのフェラーリ加入によってシートを失ったカルロス・サインツについて、ハイドフェルドは「2025年シーズン最大のサプライズ」と評価している。

    「もっと弱いチームであるウィリアムズに移籍するとは驚いた」と語り、「でも、彼らはともに大きく前進している」と続けた。

  • ランド・ノリス ニック・ハイドフェルドが保持する望まぬF1記録に並ぶ

    ランド・ノリス ニック・ハイドフェルドが保持する望まぬF1記録に並ぶ

    ランド・ノリスは、F1サンパウロGPでキャリア13回目のトップ3入りを果たし、“未勝利表彰台最多記録”という望まぬF1記録に並んだ。

    この不名誉な記録はこれまでニック・ハイドフェルドが独占していたもので、彼は183戦のグランプリキャリアの中で表彰台の頂点に立つことなく13回の表彰台を獲得している。

    しかし、ブラジルではレッドブルのマックス・フェルスタッペンに初優勝を拒否されたが、ノリスは102戦中13回目のキャリア表彰台でハイドフェルドと並んだ。

    23歳のノリスにとって2023年シーズン7回目の表彰台となり、そのうち6回が2位となっている。

    ノリスは現在合計7回の2位を獲得しているが、ハイドフェルドは2005年から2011年の間に8回の2位を記録している。

    もしノリスが次の表彰台でF1初優勝を果たせなかった場合、どのドライバーにとっても願ってもない記録で独走することになる。

    もちろん、ノリスが初優勝を飾り、その記録をハイドフェルドに返す時間はまだ十分にある。

    ちなみに、パトリック・デパイエ、ジャン・アレジ、ミカ・ハッキネン、エディ・アーバインは初優勝までに15回の表彰台を獲得していた。

    ランド・ノリス

    マクラーレンのシーズン中の目覚ましい成長と復活によって、ノリスはメルセデスのルイス・ハミルトンとドライバーズ選手権3位の座を争うまでになった。

    ノリスは残り2戦で3位のハミルトンと31ポイント差につけているが、マクラーレンの最近の調子を考えれば、決して越えられない差ではない。

  • ランド・ノリス、ニック・ハイドフェルドが保持する望まぬF1記録に近づく

    ランド・ノリス、ニック・ハイドフェルドが保持する望まぬF1記録に近づく

    ランド・ノリスは、ニック・ハイドフェルドが保持している望まぬF1記録、つまり勝利なしでのグランプリ最多表彰台記録に近づきつつある。

    マクラーレンのノリスは、ルイス・ハミルトンが失格となったアメリカGPで2位に入り、4戦連続の表彰台を獲得し、表彰台通算12回目となった。

    この記録は元BMWドライバーのニック・ハイドフェルドに次ぐもので、ハイドフェルドはキャリアを通して8回の2位を含めた13回の表彰台を獲得しており、表彰台の頂点に立つことなく最多の表彰台を獲得したという不名誉な記録を保持している。

    マクラーレンは2023年に目覚ましい成長を遂げ、ノリスは今年ここまで6回の表彰台を獲得しているが、初勝利は23歳のノリスから逃げ続けている。

    ノリスはオースティンで行われた日曜日のレース後、マクラーレンが今季のレースで勝利する「最大のチャンス」を逃してしまったことを懸念していることを認めた。

    「最大のチャンスを逃したと思うか?そうだね」とノリス。「カタールはレースに勝つ最大のチャンスだったと思う。そのチャンスを逃してしまった」

    「ノーとは言いたくないし、絶対ないとは言わない。ただ、僕たちの強みである、鈴鹿スタイル、カタールスタイルの超高速サーキットはもう残っていない」

    「今後、僕たちにとって良いサーキットはないと思う。僕たちのベストはもうなくなってしまったと思う」

    「良い結果が出せることを期待したいし、表彰台を目指してまだ戦えると思うけど、彼らは僕にとって速すぎる。」

    ノリスはさらに「GPSオーバーレイを見れば、僕たちが低速域でどれだけ劣っているかがわかるだろう。ブラジルは楽しみにしていない。そこではかなり衝撃的なことになると思う。ラスベガスやアブダビの方がおそらく良いだろう。」

    ノリスは現在、残り4レースを残してドライバーズチャンピオンシップで6位につけているが、マクラーレンはコンストラクターズランキングでアストンマーティンを抜き去り4位に浮上した。

  • 「レッドブルF1はアルボンを精神的に支えることが重要」とハイドフェルド

    「レッドブルF1はアルボンを精神的に支えることが重要」とハイドフェルド

    レッドブル・ホンダF1は、苦戦を強いられているアレクサンダー・アルボンを引き続きサポートすることが“非常に重要”だと元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは主張。

    アレクサンダー・アルボンは、昨年中盤に成績不振のピエール・ガスリーに代わってレッドブル・ホンダF1に昇格して高い評価を得た。しかし、今シーズンは序盤からマックス・フェルスタッペンに匹敵することができず、プレッシャーは高まっている。

    だが、注目すべきは、過去にドライバーに対して非常に冷酷な評価をしてきたことの多いレッドブルが、アレクサンダー・アルボンに対してヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)もクリスチャン・ホーナー(チーム)も公にサポートを表明していることだ。

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、アレクサンダー・アルボンが“タイのレッドブルのオーナー一族から特別なサポートを受けていると言われている”と指摘する。

    「現時点で彼の自信ははひどく傷ついている」とニック・ハイドフェルドは Sky Deutschland に語った。

    「精神的なサポートは彼にとって非常に重要だ」

    また、ニック・ハイドフェルドは、ピエール・ガスリーがマックス・フェルスタッペンに匹敵することに苦戦したことも指摘する。

    「今はそれがアレクサンダー・アルボンにも起こっている」とニック・ハイドフェルドは語る。

    「彼はマシンに馴染めていない。もちろん、それはフェルスタッペンのために開発されたものであるという部分が大きい。それでも、非常に大きなタイムギャップを説明することは難しい」

    実際、ニック・ハイドフェルドは、もし、レッドブルがメルセデスともっと近ければ、チームがアレクサンダー・アルボンをそれほど頑固にサポートし続けるとは“想像できない”と語る。

    「そうなれば、アルボンが絡むことができていないことは、おそらくかなり決定的な不利益になるだろう。チームは重要な戦略的機会を失うだろうからね」とニック・ハイドフェルドは語る。

    ニック・ハイドフェルドは、メルセデスに匹敵することに苦しんでいるのは、レッドブルやホンダF1、ドライバーの問題よりも、メルセデスの実力によるところが大きいと考えている。

    「彼らは毎年イノベーションを思いつき、技術的に実現可能なものの限界を押し上げ続けている」とニック・ハイドフェルドは語る。

    「毎シーズン、彼らは新たにモチベーションを作り出し、彼らが明確なナンバー1であることを示しています。彼らは過ちから学んでいる。それらが彼らの大きな強みだ」

  • 「イタリアはシャルル・ルクレールに期待しすぎ」とハイドフェルド

    「イタリアはシャルル・ルクレールに期待しすぎ」とハイドフェルド

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、イタリアはフェラーリF1のシャルル・ルクレールに期待しすぎたと語る。

    開幕戦F1オーストリアGPでシャルル・ルクレールはサプライズとも言える2位表彰台を獲得したが、第2戦シュタイアーマルクGPでは、チームメイトのセバスチャン・ベッテルとの同士討ちの全責任を負った。

    セバスチャン・ベッテルは今シーズン限りでフェラーリF1を離脱することが決定しているが、第3戦F1ハンガリーGPで競争力があったのはベッテルの方だった。

    「ルクレールは過去2レースでうまくいかなかった」と2011年までF1で185戦を戦ったニック・ハイドフェルドは Sky Deutschland に語った。

    実際、ニック・ハイドフェルドは、F1ハンガリーGPはシャルル・ルクレールにとって“弱いレース”だったと語る。

    「何ヶ月もの間、ルクレールはイタリアでフェラーリの偉大な救世主と見なされていると言ってきた」とニック・ハイドフェルドはコメント。

    「彼をマシンに乗せて、他の多くのドライバーがワールドチャンピオンシップに勝つことができなかったフェラーリF1で成功を収める計画だった。シーズン前の数週間、数か月の間、彼は何でもできるほぼ神のように崇められていた」

    「しかし、彼が達成できない多くのことが彼に投影されていた。今、彼への期待が完全に非現実的なものだったことは明らかだ」

    フェラーリF1のペース不足と2020年にイタリアで3つのレースが開催される現実を考えれば、そのプレッシャーはさらに高まるだけだとニック・ハイドフェルドは考えている。

    「特にイタリアのフェラーリとして、あのマシンではルクレールにとって非常に困難な時期になるだろう」ニック・ハイドフェルドは語った。

    「序盤は感じ方はポジティブだ。彼は自分のミスを認めているからだ。だが、それを続けることはできない」

    「彼がミスを続け、『僕のミスだ』と言い続けていれば、マスコミはなぜ彼がそこにいるのかと疑問に思い始める。とても素早く彼にとって難しい状況になるかもしれない」

    「フェラーリほどプレッシャーが大きいチームはない。幸いなことに、プレッシャーへの対処はシャルルの強みのひとつだ」

    「だが、最大の問題は彼がどのように成長し続けるかだ。曲線がどこまで上がるのか知りたい。それを見るのはエキサイティングなことだろう」

  • セバスチャン・ベッテルのメルセデスF1移籍は現実的ではない?

    セバスチャン・ベッテルのメルセデスF1移籍は現実的ではない?

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、セバスチャン・ベッテルのメルセデスF1への移籍は現実的ではないと考えている。

    セバスチャン・ベッテルの将来は当面は不透明だ。ベッテルは今シーズン限りでフェラーリを去るが、2021年に何をするかはまだ発表していえない。

    メルセデスF1はまだ2021年のドライバーラインナップを決定しておらず、セバスチャン・ベッテルの移籍が噂されているが、ニック・ハイドフェルドはそれは現実的ではないと語る。

    「残念だけど、メルセデス移籍は非現実的だ。トト(ヴォルフ/メルセデスF1チーム代表)が国籍ではなく、資質に目をむけていると話しているのは興味深いことだ。もちろん、ドイツのチームなのでマーティング的にベッテルを起用したいと思っているだろう。だが、僕の意見ではハミルトンとベッテルは1つのチーム構成することはできない」とニック・ハイドフェルドは Sky Sports に語った。

    「ベッテルのメルセデス移籍から誰も恩恵を受けることはない。彼は完全にルイス・ハミルトンの手の中にあるチームに行くことになるし、ハミルトンは絶頂期でもある。それはベッテルにとって理想的ではないし、ハミルトンにとってもそのようなチームメイトがいるのは素晴らしいことではないだろう」

    メルセデスは過去にニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが組んだ時代に2人の速いドライバーがいることが必ずしも有利ではないことを学んでいる。セバスチャン・ベッテルの加入はそれと同じ状況に陥る可能性がある。

    「メルセデスも二人が一緒に走ることを望まないはずだ。それは大きな騒ぎを引き起こすし、そんなことはあり得ないだろう。でも、何が起こるか成り行きを見守らなければならない。ベッテルと話をしたわけではないし、彼が何をするつもりなのかは僕にはわからないからね」

  • ミハエル・シューマッハはF1マシンに乗ると豹変した / F1見聞録

    ミハエル・シューマッハはF1マシンに乗ると豹変した / F1見聞録

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、ミハエル・シューマッハは普段は非常に心の温かい人間だが、F1マシンに乗ると一転して非常に攻撃的で時に不誠実だったと語る。

    ミハエル・シューマッハは、7回のF1ワールドチャンピオン、91勝を挙げたF1史上最も成功したF1ドライバーだ。そがそのキャリアでは論争の的となった多数のインシデントやスキャンダルがあった。

    同じドイツ出身のニック・ハイドフェルドは、ミハエル・シューマッハのことをよく知っており、F1マシンの外では“心の温かい”人だと説明。シューマッハは誠実で友好的な人として知られている。

    「彼は仕事の外ではとても親切だった。優しい心を持っていて、僕が知っているなかで最もスイートな人々の1人だ。彼は家族を大切にしている」

    だが、ヘルメットをかぶってF1マシンに乗り込むとそのフレンドリーな性格ははるかに攻撃的なミハエル・シューマッハへと豹変したと語る。

    「コース上では完全に別人だった。非良心的で、非常にアグレッシブだったし、誠意の感じられないときもあった。ミハエルはキャリアで受け入れられないような愚かなもした」

    例としては、1994年と1997年のワールドチャンピオンを決する戦いで、ミハエル・シューマッハは、デイモン・ヒルとジャック・ヴィルヌーヴと接触。1994年の試みは成功したが、1997年はチャンピオンシップから除外され、ドライバーズランキング2位を抹消された。

    それでもニック・ハイドフェルドは、ミハエル・シューマッハは驚異的なドライバーだったと語る。

    「彼は史上最高のドライバーだった。彼のフィットネスレベル、エンジニアリングスキル、そして、純粋なドライバーの資質は驚異的だった」

  • ニック・ハイドフェルド 「ロバート・クビサの態度は好きではなかった」

    ニック・ハイドフェルド 「ロバート・クビサの態度は好きではなかった」

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、10年以上前にBMWザウバーで4シーズンをチームメイトとして過ごしたロバート・クビサの態度に満足していなかったと明かす。

    ニック・ハイドフェルドは、昨年のロバート・クビサのF1復帰は“驚くべき”ことだと称賛し、これまでのチームメイトのなかで最も“完成された”ドライバーだったとしつつも、決して良好な関係ではなかったと語る。

    「彼はあのような事故の後にカムバックを果たしたヒーローだ。たとえ、彼のパフォーマンスが、彼自身を含めて僕たちの多くが望んでいたものではなかったとしてもね。あのような事故の後にカムバックすることは肉体的だけでなく、精神的にも驚くべきことだ」とニック・ハイドフェルドは Beyond the Grid に語る。

    「彼は僕がF1で最も長く組んだチームメイトだった。彼は僕が組んだすべてのチームメイトの中で最も完成されたドライバーだったと言えるだろう」

    「彼はレースではキミ(ライコネン)ほど速くなかった。彼は予選では(マーク)ほど速くなかった。もちろん、それは僕の見解だ。だが、全体として、パッケージ全体として、彼は本当にそのレベルにいた」

    しかし、ロバート・クビサは、ドイツの自動車メーカーであるBMWにドイツ人ドライバーのニック・ハイドフェルドがいることで、自分よりもハイドフェルドの方が贔屓されていたと感じていたよいう。

    「僕が彼について好きではなかったこと、もしくは、彼自身にとってもあまり役に立たなかったことは、ほとんどの場合、彼はチームが自分よりも僕に利益をもたらしていると思っていたことだ。BMWというドイツのチームで僕はドイツ人ドライバーだったからね」とニック・ハイドフェルドは回想する。

    「彼はかなり頻繁にマスコミの前でそういう態度を出していたので、僕はそれが気に入らなかった。それが真実ではないと思っていたけど、彼は常にチームは彼よりも僕を贔屓しているので、どんなことでも僕の方が良いものを得ていると言っていた。それは真実ではなかった」

    ニック・ハイドフェルドは、F1での12年間のキャリアの間に13回の表彰台を獲得した。そのうちの8回はBMWザウバーで達成されたが、勝利を収めることができなかった。一方、ロバート・クビサはBMWザウバーでの同じ4年間で、F1カナダGPでポーランド人ドライバーとしてF1初勝利を含め、9回の表彰台を達成している。

    ニック・ハイドフェルドもロバート・クビカも、2009年末にBMWがF1から撤退してことでチームを離れた。

    ニック・ハイドフェルドは、今になって考えれば、BMWはF1を撤退するのは早すぎたと考えている。

    「レーシングドライバーとしての僕の見方での最大の事実のひとつは、彼らはF1を撤退するのが早すぎたということだ」とニック・ハイドフェルドは語る。

    「チームとBMW全体の観点から、当時の金融危機を鑑みれば、おそらくそれは正しい決定だったかもしれないけどね。でも、彼らの結果を見れば、彼らは本当にうまくやっていたと思う」

    「ザウバーという比較的小さなチームとともに順位を上げていこうとする場合には、ときどき一歩後退するのは普通のことだ。そして、彼らはあまりにも早く撤退を決めてしまったと思う」

    BMWザウバー

  • 「メルセデスのF1支配時代は終わりつつある」とニック・ハイドフェルド

    「メルセデスのF1支配時代は終わりつつある」とニック・ハイドフェルド

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、F1の勢力図は変化しつつあると考えている。

    2019年にメルセデスはドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の6連覇をすでに確定させており、残すはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのどちらが王座を獲得するか、実際にはいつハミルトンが6回目のF1ワールドチャンピオンを獲得するかという状況のなっている。

    しかし、ニック・ハイドフェルドは、実施にはF1のヒエラルキーはすでに変化していると感じている。

    「ドライバーの頭のなかに入ることはできないが、ハミルトンには人生で他にやりたいことがあるように感じる」とニック・ハイドフェルドはコメント。

    「彼は34歳だし、40歳まで走るのではなく、あと1~2年しか走らない可能性が高いと思っている」

    同時にニック・ハイドフェルドは、フェラーリが2020年に強力なチャンピオン候補になるために体制を築いていると考えている。

    「ベッテルとルクレールがナンバー1ステータスを争っているのと同時に、フェラーリはすでに来シーズンにも集中している」とニック・ハイドフェルドはコメント。

    「今、彼らにとって重要なのは、ペースがあることであり、ミスから学ぶことだ。来年くらいにパワーバランスの変化とメルセデスとトップの交代が起こると想像することができる」

    「現時点では考えられないかもしれないが、メルセデスの支配が終了するときが来るだろう」