カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトン クリスチャン・ホーナーとフェラーリF1の噂は「集中を乱す」

    ルイス・ハミルトン クリスチャン・ホーナーとフェラーリF1の噂は「集中を乱す」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、クリスチャン・ホーナーがフェラーリと接触しているという報道について「集中を乱すものだ」と語った。

    今週、一部メディアは元レッドブル代表のホーナーがフェラーリ会長ジョン・エルカーンから接触を受け、F1復帰を模索していると報じた。51歳のホーナーは7月にチームを解雇された後、7,500万ポンド(約100億円)規模の和解金を得ており、再びパドックに戻る意欲を持っているとされている。

    今週末のF1アメリカGPを前に、ハミルトンは次のように語った。

    「その噂がどこから出たのか分からないから、詳しくは言えない。でも、こうした話は当然ながら良い影響を与えない。ファクトリーのみんなは信じられないほど懸命に働いていて、こうした噂はときに集中を乱すことがある」

    ホーナーがフェラーリのチーム代表に就任するという報道の真偽を問われると、ハミルトンは「いや、そんな話に乗るつもりはない」と一蹴した。

    シンガポールGPでは、アストンマーティン代表のアンディ・コーウェルが「クリスチャンはいま、ほぼ全チームオーナーに電話をかけているようだ」と冗談交じりに語り、ホーナーと自チームとの関係を否定。ハースF1チーム代表の小松礼雄も同様に噂を一蹴している。

    一方、フェラーリは7月に現チーム代表のフレデリック・バスールと複数年契約を締結し、将来に関する憶測を終わらせていた。チームの成績が伸び悩む中でも、ハミルトンとシャルル・ルクレールはバスールへの信頼を公に表明している。

    ハミルトンは次のように続けた。

    「僕たちにとって、これは少し集中を乱すことなんだ。でもチームはフレッドとの再契約で立場を明確にしている。フレッドも僕もチーム全体も、将来に向けて全力で取り組んでいる」

    「今は目の前の目標に集中し、来年のクルマづくりに注力している。今年の成果を基盤として、来年はより良い実行力と総合的なパフォーマンスを目指す。僕たちは方向性をしっかり定めるために多くのミーティングを重ねている」

    7度の世界王者であるハミルトンは、残り6戦に向けてチームの重点を「得点力の最大化とプロセスの改善」に置いていると強調した。

    「週末にはいくつかの好機があったのに生かせなかった場面があった。だからこそ、うまくいった部分を引き続き活用し、機能していない部分を改善する必要がある」

    「関係性やコミュニケーションをさらに深めていくことも大切だ。ファクトリーのみんなは良い結果に値する努力をしているし、僕たちの唯一の目標は良い結果を出すこと。週末ごとにパフォーマンスからあらゆるポイントを絞り出すことに集中している。そして、それは必ず実現できると信じている」

    フェラーリの安定を支える“ハミルトン効果”
    ハミルトンの発言は、チームの内部の結束と信頼を強調するものであり、外部からの噂や揺さぶりを一蹴する姿勢を示した。彼の冷静なトーンと具体的な目標設定は、移籍初年度ながらチームに安定をもたらしていることをうかがわせる。

    シーズン終盤に向けてフェラーリが競争力を維持し、来季マシン開発を加速させるうえで、ハミルトンのリーダーシップはますます重要な要素となりそうだ。

    Source: ESPN

  • ジェンソン・バトン 「2026年はハミルトンにとってF1キャリアの分岐点」

    ジェンソン・バトン 「2026年はハミルトンにとってF1キャリアの分岐点」

    フェラーリ移籍初年度を戦うルイス・ハミルトンについて、かつてのチームメイトであるジェンソン・バトンが「2026年シーズンがキャリアの分岐点になる」と語った。

    ハミルトンは今季フェラーリで苦戦を強いられており、18戦を終えた時点で表彰台はゼロ。唯一の明るい瞬間は、中国スプリントでのポールポジションと勝利だった。

    夏休み明け以降は予選での改善が見られ、シンガポールでは7月のイギリスGP以来となるチームメイトのシャルル・ルクレールを上回ったが、決勝では結果につながっていない。

    バトンはSky Sports F1のインタビューで、2026年の新レギュレーション導入を「ハミルトンの再生か引退かを分ける年」と表現した。

    「今季もいくつか素晴らしい瞬間があった。特に上海スプリントは印象的だった」と2009年F1ワールドチャンピオンのバトンは語る。

    「ただ、年間を通して十分な一貫性がなく、彼がマシンに完全な自信を持てていないように見える。メルセデス時代のように信頼するチームを築けていないのも要因だと思う。時間はかかるものだ」

    「来年は大きなレギュレーション変更がある。そこで我々は“ベストなルイス”を見ることになるか、あるいは彼がこのスポーツを去ることになるだろう」

    ハミルトン、フェラーリに予選力向上を要請
    シンガポールGPでは週末序盤の好調から一転し、決勝では苦戦を強いられたフェラーリ。ハミルトンはチームに「予選オペレーションの改善」を求めた。

    「ケータリングからマーケティング、メカニックやエンジニアまで、チーム全員が全力で頑張っている」とハミルトン。
    「ただ、残念ながら僕たちのマシンは前の連中のレベルには達していない。アップグレードを入れても、まだ彼らに追いつけていない。ギリギリのところで戦っている」

    「ポテンシャルを引き出せばもっと前に行けた。予選ではクルマの力を出し切れていない。前戦もそうだったし、今回も同じだった。もし完璧にタイヤを扱えて、ピット出口で待機せずに済めば、3番手か4番手も狙えたと思う。決勝では前の数台と同等のペースだった。予選を改善できれば結果も良くなるだろうけど、現状では4〜6番手スタートが精一杯なんだ」

    2026年、“再生か終焉か”のシーズンに
    フェラーリ移籍1年目はハミルトンにとって試練の連続となっている。チーム文化の違い、エンジニア体制の再構築、そして適応期間の長さが結果に影を落としている。バトンの指摘どおり、2026年の新レギュレーションはハミルトンにとって決定的な転換点となる可能性が高い。

    もし新世代マシンで再び勝利を掴めば、彼の“伝説”はさらに輝きを増す。だが結果が出なければ、40代でのF1キャリアに終止符を打つ展開も現実味を帯びる。

    “ベストなルイス”を取り戻せるか、それとも“最後の章”を迎えるのか──2026年は、F1史においても象徴的なシーズンとなりそうだ。

    Source: Crash.net

  • ルイス・ハミルトン、ファンが亡き愛犬ロスコーのLEGOポートレートを贈呈

    ルイス・ハミルトン、ファンが亡き愛犬ロスコーのLEGOポートレートを贈呈

    フェラーリF1ドライバーのルイス・ハミルトンは、亡くなった愛犬ロスコーへの特別な追悼として、ファンから贈られたLEGOポートレートをInstagramで公開した。ロスコーは先週末のF1シンガポールGPの前に亡くなり、ハミルトンにとって大きな悲しみの中でのレースとなった。

    投稿されたポートレートは、近くで見るとハミルトンのF1キャリアの象徴的な瞬間が細かく再現されており、引いて見るとロスコーの笑顔が浮かび上がる精巧な作品だ。

    ハミルトンは製作者のカレンとイローナに感謝の言葉を添え、ファンの温かいメッセージにも感謝を表した。

    「このロスコーのLEGOポートレートには本当に感動した。細部まで驚くほど作り込まれていて、どれだけの時間がかかったのか想像もつかない。これを作って送ってくれたカレンとイローナに感謝している」

    「ロスコーの死後、たくさんの愛とサポートを送ってくれた皆さんにも心から感謝している。まだとても痛みが大きいけれど、皆さんの励ましが僕を支えてくれている。ロスコーはきっと天国でもたくさんの友達に囲まれて、今も愛と良いエネルギーに包まれていると思う」

    ハミルトンは2013年、メルセデスAMG F1に加入した年にロスコーを迎え入れた。ロスコーは肺炎との闘病の末、9月28日に昏睡状態に陥り、その後息を引き取ったという。ハミルトンは「人生で最もつらい決断だった」と、Newsweekのインタビューで語っている。

    「4日間も命を懸けて戦ったロスコーを、最終的に見送るという人生で最もつらい決断を下さなければならなかった。彼は最後の瞬間まで闘い続けた。本当に美しい魂を持つ天使のような存在だった。彼を迎え入れたことは人生で最高の決断だったし、共に過ごした思い出は永遠に大切にしていく」

    「愛犬を失った経験を持つ多くの人と深くつながりを感じている。別れはとても苦しいけれど、彼と過ごした時間は人生で最も美しいものだった。愛し、愛されたその時間こそが宝物だ」

    ハミルトンは最後に、「ロスコーを長年愛してくれたすべてのファンに感謝している」と綴り、「彼は僕の腕の中で、9月28日の日曜の夜に静かに息を引き取った」と明かした。


    ハミルトンとロスコーの絆が象徴する“もう一つのF1キャリア”
    ロスコーはF1パドックでも知られる存在で、ハミルトンと共に多くのグランプリを旅してきた。SNSでは「もう一人のチームメイト」としてファンに愛され、環境保護や動物愛護活動の象徴的存在でもあった。

    ロスコーの死はハミルトンにとって大きな喪失だが、彼の言葉には“愛と感謝”がにじむ。F1の世界で孤高の戦いを続けてきたハミルトンにとって、ロスコーは心の支えであり、常に彼の人生を彩ってきた相棒だった。

    フェラーリ移籍初年度という新たな挑戦の中で、ハミルトンは悲しみを乗り越え、愛犬への思いを胸に戦い続けている。

    Source: Newsweek

  • マクラーレンF1内バトル激化 ハミルトンがピアストリに助言「もう譲るな」

    マクラーレンF1内バトル激化 ハミルトンがピアストリに助言「もう譲るな」

    7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、マクラーレンで激化するオスカー・ピアストリとランド・ノリスのチーム内バトルについて、経験者ならではの鋭い助言を送った。

    2007年、当時マクラーレンでフェルナンド・アロンソと熾烈なチームメイト対決を繰り広げたハミルトンは、現在の状況を問われると笑みを浮かべながらこう語った。「もうポジションを譲るな」

    ピアストリ「彼がその立場にいたのは知っている」
    この発言は、モンツァでのチームオーダー問題や、シンガポールでの接触騒動を受けてのもの。マクラーレンはモンツァGPでノリスのピットストップ遅れを理由にピアストリへ譲るよう指示したが、シンガポールではノリスが1周目にピアストリを押し出しても、チームはポジション返上を命じなかった。

    ブラジル人記者ジュリアンヌ・セラソーリ(UOL Esporte)からハミルトンのコメントを伝えられたピアストリは苦笑しながら答えた。

    「彼がその立場にいたのはよく知っている。だからその助言はありがたく受け取るよ」。

    冷静な印象のあるピアストリだが、ここ数戦は不満を口にする場面も増えており、タイトル争いのプレッシャーが表面化しているとの見方もある。

    アルバース「何をそんなに泣き言を言ってる?」
    元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、オランダの『De Telegraaf』に対しピアストリを痛烈に批判した。

    「何をそんなに泣き言を言ってるんだ? レースだろう? まったく、年寄りの愚痴みたいだ」と一蹴。

    さらにシンガポールでの接触を、モンツァでのチームオーダー問題と同列に語る見方を否定した。

    「みんな何でもかんでも比べたがるが、モンツァは全く別だ。誰が前にいるかでピット順が決まる。ノリスはアンダーカットを避けたかったが、ピットミスをしたのはチームであってノリスのせいじゃない」。

    マクラーレンの“二重構造”が再燃の兆し
    2007年の「アロンソvsハミルトン」と同様、現在のマクラーレンもチームオーダーとポイント争いのバランスに揺れている。
    ピアストリはデビュー2年目で冷静沈着な印象を保っているが、ノリスとの関係が微妙な均衡を失えば、マクラーレンは再びチーム分裂の危機を迎えかねない。

    今後の戦いで、ハミルトンの「もう譲るな」という言葉が、ピアストリの心理にどんな影響を及ぼすのか注目される。

    Source: GMM

  • ルイス・ハミルトン ラッセルのF1シンガポールGP再現投稿に「誇りに思う」

    ルイス・ハミルトン ラッセルのF1シンガポールGP再現投稿に「誇りに思う」

    7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、ジョージ・ラッセルが2025年F1シンガポールGP優勝後に投稿したInstagramにコメントを寄せ、元チームメイトを称賛した。

    ラッセルは、ハミルトンが2018年シンガポールGP優勝時に撮影した「とてもクールな写真」を再現し、その背景をキャプションで紹介した。

    ラッセルは2025年のシンガポールGPでポールポジションを獲得。フェルスタッペンに約0.2秒差をつける圧巻のアタックを決めた。レースではスタートからリードを守り、ピットストップも完璧にこなし、危なげない走りで優勝を果たした。

    ハードタイヤに履き替えたマックス・フェルスタッペンが終盤にかけて差を詰めたものの、トラフィックが影響し、さらに後方からランド・ノリスのプレッシャーを受けたため、メルセデスのラッセルに余裕ある勝利を許す展開となった。

    ラッセルはレース後、Instagramにハミルトンが2018年シンガポールGPで撮影した、スタート/フィニッシュライン上でトロフィーと共に座る印象的な写真を再現して投稿。2018年当時、メルセデスのリザーブドライバーだったラッセルは、その瞬間を目の前で見ていたと明かした。キャプションには次のように記された。

    「2018年、僕はメルセデスの一員としてここにいて、ルイスが信じられないようなポールラップを決め、レースに勝つのを見ていた。勝利後に彼がサーキット上で撮った“とてもクールな写真”を見て、いつか自分もF1で同じ立場に立てたらと夢見ていた。7年後、その夢が現実になり、このシンガポールで自分のチームと共に勝利を祝うことができたんだ」

    これに対してハミルトンはコメント欄に現れ、かつてのチームメイトを祝福した。

    「素晴らしいドライブだったジョージ。君とチームを誇りに思う。これからも素晴らしい仕事を続けてくれ」

    ルイス・ハミルトンはこれまでシンガポールGPで通算4勝を挙げており、最後の勝利は2018年、メルセデス時代に記録されたものだった。

    ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル

    ブレーキトラブルがハミルトンのレースを阻んだ
    ハミルトンはトップ10の中で唯一、2回のピットストップ戦略を採用したドライバーだった。6番グリッドからスタートし、序盤でチームメイトにポジションを譲る形となったが、戦略を駆使して順位を挽回。終盤にはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリを追って5位争いを繰り広げていた。

    しかし、その矢先にフェラーリSF-25のブレーキに問題が発生。1周あたり数秒単位でタイムを失う事態に陥った。それでもハミルトンは幸運にもフェルナンド・アロンソ(P8)に対して40秒以上のギャップを築いており、残り数周をなんとか走り切ってフィニッシュラインを越えた。

    だが、ブレーキトラブルの影響でコース外走行が発生し、スチュワードはトラックリミット違反として審議。5秒のタイムペナルティが科せられた結果、アロンソとの差が0.4秒だったため、ハミルトンは最終順位で8位に降格することとなった。

  • ルイス・ハミルトン「フェラーリは必ず前進する」ブレーキ問題で失速も前を向く

    ルイス・ハミルトン「フェラーリは必ず前進する」ブレーキ問題で失速も前を向く

    ルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPでブレーキのトラブルに見舞われたものの、「フェラーリは必ず前進する」と誓い、チームへの信頼を強調した。

    マリーナベイ市街地サーキットで行われた決勝で、ハミルトンは8位でフィニッシュ。レース中に発生したブレーキの問題によってパフォーマンスを大きく損ない、有望だった結果が台無しとなった。

    7度のワールドチャンピオンは、このトラブルで40秒以上を失い、6位を走っていたシャルル・ルクレールにポジションを譲る形となった。その後、ブレーキをいたわりながらトラックリミットを越えた際に5秒ペナルティを受け、フェルナンド・アロンソの後方に順位を落とした。

    この結果、フェラーリはサマーブレイク以降、ウィリアムズよりもわずか6ポイント多く獲得したにとどまり、不振の流れを断ち切れずにいる。

    一方でハミルトンは、愛犬ロスコーを失った直後の週末に多くの励ましを受けたことを、Instagramでファンに感謝した。

    「辛い1週間を経て、家に帰れてほっとしている」とハミルトンはInstagramに投稿した。「シンガポールからの旅を振り返る時間を持ち、今感じている一番の感情は感謝だ。ロスコーを失ってから受け取ったサポートと愛情は、たとえ時に物事が暗く見える時でも、この世界にはたくさんの善意があることを思い出させてくれた。探せば必ず見つかるんだ」。

    ルイス・ハミルトン F1 フェラーリ

    フェラーリでの苦戦、それでも「確実に進歩している」
    2025年シーズンは、ハミルトンとフェラーリの双方にとって期待外れの年となっている。コンストラクターズ選手権トップ4チームの中で、フェラーリは今季まだ1勝も挙げていない。ハミルトン自身もフェラーリ加入後まだ表彰台に立っておらず、最高位は4位だ。

    それでもハミルトンは、チームの前向きな取り組みに目を向けている。

    「僕はポジティブな面にも目を向けている」とハミルトンは語った。「メディアの見出しはひとつの物語しか伝えない。つまり、うまくいかなかったり、運に見放されたりした話だけだ」。

    「でも僕が過去数か月間注目してきたのは、もうひとつの物語なんだ。物事がうまくいかないときに、このチームがどう反応するかという物語だ。どうやって立ち上がり、再び挑戦するかだ」。

    「昨日のレースはその完璧な例だった。戦略は正しかったけど、ブレーキの問題が起きたことで momentum(勢い)がつき始めたところで後退してしまった。今はファクトリーに戻ってこのレースから学び、次の戦いに備えるだけだ」。

    「このチームを本当に誇りに思っているし、彼らとティフォシがふさわしい結果を届けたいと思っている」。

    「僕はチームが進歩しているのを感じているし、毎レースに向けた努力を見ている。でもここはフェラーリだ。進歩だけでは十分じゃない」。

    「偉大さを手にするには、さらに前へ進み、より良くならなければならない。僕たちには一緒に達成できることがたくさんある。もし成功を積み重ね、必要な変化を起こしていければ、必ず到達できると信じている」

  • ルイス・ハミルトン ブレーキトラブルを説明「火花が見えた瞬間に冷やした」

    ルイス・ハミルトン ブレーキトラブルを説明「火花が見えた瞬間に冷やした」

    7度のF1世界王者ルイス・ハミルトンは、シンガポールGP終盤に発生したブレーキトラブルが自身のレースを台無しにしたことを明かした。ハミルトンはレース終盤、メルセデスのキミ・アントネッリを5位争いで追っていたが、ブレーキに問題が発生した。

    ハミルトンはブレーキの異常を抱えたままフェラーリを慎重に走らせ、チームメイトのシャルル・ルクレールにポジションを譲る形で順位を落とした。

    さらにアストンマーティンのフェルナンド・アロンソにも追い上げられたが、辛くも抑えて7位でチェッカーを受けた。

    しかしレース後、トラックリミット違反を繰り返したとして5秒加算ペナルティを受け、結果的にアロンソの後ろの8位に降格となった。

    「レース自体は悪くなかったけど、スタートがあまり良くなかった。追い抜くのが本当に難しくて、ずっとポジションが固定された状態だった」とハミルトン。

    「終盤はキミを追っていたけど、そこでブレーキが壊れた。左フロントから火花が出たのを見ただろう? そこからは冷やすためにペースを落とすしかなかった」

    「少し冷やしたら多少は戻ったけど、最後まで完全には回復しなかったんだ」

    チェッカー後、アロンソは無線で激しい言葉を放ち怒りをあらわにしたが、フェラーリのフレデリック・バスール代表は安全面の懸念を否定した。

    「安全性の面では問題ない。ペースを調整したからね」とバスール。

    「ルイスが最後のラップで全力で攻めていたわけじゃない。30秒も遅かった。安全の範囲内ではあったが、それが目標というわけではない。目標は『安全』であることではないんだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    ハミルトン:フェラーリはまだマシンの潜在力を引き出せていない
    ハミルトンは、シンガポールでのフェラーリの結果(6位と8位)について「チーム全員が痛みを感じている」と語った。

    「まず、チームのみんなは毎週末本当に懸命に努力している。ケータリングからマーケティング、エンジニアまで、全員が全力を尽くしているんだ」

    「だからこそ、僕はチーム全体の痛みを感じている。だけど、残念ながら僕たちのマシンは前の連中と比べて十分なレベルに達していない。特に彼らはアップグレードを入れてきていて、僕たちはそれに追いつけていない。僕たちはギリギリのところで何とか差を詰めようとしているんだ」

    またハミルトンは、フェラーリが現時点でSF-25の潜在能力を十分に引き出せていないと認めた。

    「予選に関して言えば、まだマシンのポテンシャルを完全に引き出せていない。前戦でもそうだったし、今回もそうだ」

    「もしタイヤのパフォーマンスを完璧に引き出して、ピットレーンの出口で渋滞に巻き込まれなければ、今週末はグリッドで3番手か4番手にはつけていたと思う」

    「レースでは少なくとも前の何人かと同じぐらいのペースはあったけど、当然ながら彼らより速いわけではなかった」

    「予選の問題を解決できれば、非常に難しいけどね、今より少しはいい結果が得られるかもしれない。でも結局のところ、今の僕たちは4位、5位、6位あたりを争うのが精一杯なんだ」

  • F1シンガポールGP:ルイス・ハミルトン 5秒ペナルティで8位に降格

    F1シンガポールGP:ルイス・ハミルトン 5秒ペナルティで8位に降格

    ルイス・ハミルトンはF1シンガポールGPで獲得した7位を失い、FIAスチュワードからペナルティを受けた。

    終盤、ソフトタイヤへ交換したハミルトンは、前方のシャルル・ルクレールとキミ・アントネッリとの差を猛烈に詰め、ラップによっては約4秒も速いペースを刻んだ。チームメイトのルクレールはこれを見てハミルトンを前に行かせ、メルセデス勢への攻撃を託した。

    しかし残り3周となったターン16でハミルトンのフロントブレーキが故障。以降の周回はほぼ惰性で走るしかなく、再びルクレールにポジションを譲り返すことになった。最終的にハミルトンはフェルナンド・アロンソにわずか0.4秒差で先行してフィニッシュしたが、ブレーキトラブル発生時点では43秒も前方にいたアロンソが、最終ラップには背後に迫る形となっていた。

    この終盤数周の間に、ハミルトンは複数回トラックリミットを逸脱しており、スチュワードがレース後に調査を開始。審議の結果、複数回コースを外れた行為に対し5秒のタイムペナルティが科され、40歳のハミルトンは最終順位を8位に降格。代わってアロンソが7位へ繰り上がった。

    スチュワードの声明は次のとおり。

    「スチュワードはチーム代表およびドライバーからの聴取を行い、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、映像、チームラジオ、オンボード映像を確認した」

    「審議の中で、ドライバーは複数回コースを外れたことを認め、ブレーキの問題をマネージするためだったと説明した。しかし、さらなる調査の結果、『ドライビングスタンダードガイドライン』で定められた免除リストに照らしても、これは正当な理由とは見なされなかった。そのため、通常の違反と同様のペナルティを適用する。この決定に対し、チーム代表およびドライバーからの異議はなかった」

    2025年F1 シンガポールGP 決勝 順位・結果(ペナルティ適用後)

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    5.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    6.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    8.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    9.オリバー・ベアマン(ハース)
    10.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    11.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    12.角田裕毅(レッドブル)
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    15.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    17.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    18.エステバン・オコン(ハース)
    19.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    20.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

  • ルイス・ハミルトン 「フェラーリはセッション運営を最適化する必要がある」

    ルイス・ハミルトン 「フェラーリはセッション運営を最適化する必要がある」

    7度の世界王者ルイス・ハミルトンは、シンガポールGP予選で6番手に終わったあと「フェラーリはセッションの進め方をもっと最適化する必要がある」と語った。

    ハミルトンはQ1でトップタイムを記録し、ポール争いに絡むかと思われたが、肝心のQ3では競争力が落ちてしまった。最終的にチームメイトのシャルル・ルクレールを今季5回目となる上回り6番手につけたが、ポールを獲得したジョージ・ラッセル(メルセデス)からは0.5秒以上遅れての結果となった。

    「週末を通して楽しめたし、調子も良かった。Q1ではとても強さを感じて、“もしかしたら上位争いができるかも”と思った」とハミルトンは語った。

    「でも、ピットレーンで待機している間にタイヤの温度を失い、アウトラップでタイヤを使ってしまう。そうした細かいことが積み重なって、セッション全体を最適化できなくなる。セッションをもっと良く運営できるよう改善が必要だ」

    フェラーリがこの問題をどう解決できるか問われると、ハミルトンはこう答えた。

    「バックグラウンドで話し合うことになると思う。会話を重ねてプロセスを改善していかないといけない。みんな全力で働いているけど、他のチームが何をしているのかを見て学ぶ必要がある。メルセデスは最初にコースに出て、タイヤの温度を失うことなく前方にいた」

    「僕らはピットレーンの端でエンジンを切って待機して、5〜6度も温度を落としてしまった。それをアウトラップで取り戻すのは難しい。Q3ではグリップがなくなって、タイヤのせいでパフォーマンスを0.5秒も失った。それがすごく残念だけど、明日はベストを尽くすよ」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) F1シンガポールGP 予選

    フェラーリの課題はどこに?
    チーム代表のフレデリック・バスールは、パフォーマンス低下の一因はタイヤの準備と扱いにあると説明した。

    「アップダウンの激しい週末だった。FP1やFP2序盤では良いペースを見せていたが、今日はQ1までは問題なくても、その後ペースを少し失ってしまった」とバスールは英Sky Sports F1に語った。

    「我々だけでなく、タイヤや準備の面でもギリギリの状態だった。シャルルの最後のラップも第3セクターまでは良かったが、最後のセクターで全てを失った。今は明日に集中して、何ができるかを見ていく。チャンスはあるはずだ。レースは長いが、シンガポールはオーバーテイクが簡単ではない」

    元同僚バトンもハミルトンを称賛
    元チームメイトのジェンソン・バトンは、ハミルトンがルクレールを上回ったことを評価した。

    「マクラーレンからコンマ1秒半遅れは、普通なら“まずまず”とされるけど、今回は他のチームが入り混じった特殊な予選だった」と2009年のF1王者バトンは語った。

    「ルイスにとっては、小さな勝利でも重要だと思う。今季は厳しいシーズンを送っているから、ルクレールを上回るというのは大きな意味があるし、これが今後の自信につながるはずだ」

  • ルイス・ハミルトン F1シンガポールGP赤旗違反疑いも「違反なし」判定

    ルイス・ハミルトン F1シンガポールGP赤旗違反疑いも「違反なし」判定

    7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、シンガポールGPの最終プラクティス中に発生した赤旗違反の疑いについて調査を受けたが、最終的にペナルティを科されることはなかった。

    セッション開始15分後、レーシングブルズのリアム・ローソンがクラッシュし赤旗が提示された際、ハミルトンが規定に反して走行した可能性があるとしてスチュワードに注目された。

    現場では赤旗に対応して減速する様子が見られたが、その後ピットへ戻る途中でスピードを上げていた。

    プラクティス中の赤旗違反は通常、グリッド降格ペナルティが科される。ハースのオリバー・ベアマンは今季すでに2度、赤旗中の違反でグリッドペナルティを受けている。モナコでは赤旗中のオーバーテイクで10グリッド降格、シルバーストンでは赤旗中のピットレーンでのクラッシュで同様の処分を受けた。

    しかし今回は、スチュワードは規則違反がなかったと判断した。

    なぜルイス・ハミルトンは罰せられなかったのか
    「スチュワードは44号車(ルイス・ハミルトン)のドライバーおよびチーム代表から事情を聴取し、位置データ、映像、タイミング、テレメトリー、チームラジオ、そして車載カメラ映像を精査した」とスチュワードは声明で述べた。

    「30号車(リアム・ローソン)のインシデントにより赤旗が出された期間中、ハミルトンは一見して高い速度で走行していたように見えた。しかしテレメトリーデータの分析によれば、赤旗の提示からピットレーン進入までの間、ハミルトンは2025年FIA F1競技規定第37.6(a)条で定められた最小時間を上回っていたことが確認された」

    「ピットレーン進入時の速度は、同様の状況における他車よりわずかに高かったものの、ドライバーは終始完全に車両をコントロールしており、安全でない走行と見なされるような行為はなかった」

    「スチュワードは状況下でより大きな減速が望ましかったと考えるが、適用される規則に違反した証拠はないと結論づけた。」