カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • フェラーリF1ブレーキ問題 ハミルトンはブレンボ製ディスクを使用せず

    フェラーリF1ブレーキ問題 ハミルトンはブレンボ製ディスクを使用せず

    フェラーリF1内部で、モナコGPの週末を通じて大きな話題となったのがブレーキの問題だった。

    発端はカナダGPまでさかのぼる。シャルル・ルクレールは週末を通じてブレーキのフィーリングに不満を訴え続け、タイヤ温度との関連性についても言及していた。低温かつ低グリップの路面だったモントリオールでは、その傾向が特に顕著だった一方、チームメイトのルイス・ハミルトンは比較的快適に走行していた。

    そして母国レースのモナコでも、ルクレールの不満は解消されなかった。

    ルクレール「解決策はあるが試さなかった」
    予選後、ルクレールはブレーキに関する問題について次のように語っていた。

    「解決策があることは分かっている。ただ、ここモナコでは試したくなかった」

    しかし決勝では再びブレーキのフィーリングに苦しみ、レース中の接触後には無線で感情を爆発させた。

    「この件の責任を僕は負わない。原因はこの忌々しいブレーキだ」

    レース後もその主張は変わらなかった。

    さらにルクレールは、ハミルトンがすでに別仕様のブレーキを使用していることを明かした。

    「ルイスは3レース前から違うブレーキを使っている。僕も次のレースから使うことになると思う」

    ただし、その詳細については明言を避けていた。

    ハミルトンは日本GPから別仕様を採用
    AutoRacerによると、ハミルトンは2026年F1日本GPから自身が好むブレーキ仕様へ変更していたという。

    フェラーリのブレーキシステムは基本的にブレンボ製だが、ハミルトンのマシンではブレンボ製キャリパーを維持しながら、ブレーキディスクのみをカーボン・インダストリーズ製へ変更したとされる。

    これはハミルトンがメルセデス時代に長年使用してきたメーカーであり、フェラーリ移籍によって一度離れていた仕様だった。

    重要なのは、ブレーキシステム全体を変更したわけではないという点だ。

    現在も44号車の大部分はブレンボ製コンポーネントが使用されており、変更されたのはディスク部分のみとみられている。

    メルセデス時代から続いていたハミルトンの要望
    実はこの変更は突然決まったものではない。

    ハミルトンはメルセデス在籍時代の2025年シーズンから、カーボン・インダストリーズ製ディスクへの強い信頼を示していた。

    問題は性能そのものではなく、長年使い続けてきたことで身についたフィーリングだった。

    フェラーリは50年以上続くブレンボとの関係を重視し、従来仕様を維持していたが、ハミルトンは移籍後も変更を求め続けた。

    2026年プレシーズンテストのバーレーンで評価が行われ、その後チームを説得することに成功。日本GPから事実上の仕様変更が実施されたという。

    フェラーリは2人のドライバーで異なる方向を選択
    モナコGP終了後の発言から見えてくるのは、フェラーリが現在2人のドライバーに異なるブレーキ仕様を提供しているという事実だ。

    ハミルトンは自身が慣れ親しんだ構成へ回帰し、一定の満足感を得ている。

    一方でルクレールは、カナダGPから続くフィーリング不足に苦しみ続けている。

    モナコGP後のコメントを見る限り、フェラーリは近いうちにルクレールにも同様の仕様を試させる可能性が高い。

    母国レース後に飛び出した「ルイスと同じブレーキを使う」という発言は、単なる感情的な不満ではなく、フェラーリ内部で進行している技術的な方向転換を示唆するものだったのかもしれない。

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    ・ルクレールの“原因はブレーキ”発言にブレンボが反論 フェラーリF1に新たな火種

  • ルクレールの“原因はブレーキ”発言にブレンボが反論 フェラーリF1に新たな火種

    ルクレールの“原因はブレーキ”発言にブレンボが反論 フェラーリF1に新たな火種

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は2026年F1モナコGPで、セーフティカー明けの再スタート直後にクラッシュを喫してリタイアした。母国レースでの表彰台争いを失ったルクレールはレース後、「4輪のうち3輪のブレーキが機能していなかった」と強い口調で不満を訴えた。

    しかし、その発言に対してフェラーリの長年のブレーキサプライヤーであるブレンボが異例の声明を発表。「本当に驚いている」として、現時点で技術的な結論を出すのは時期尚早だとの立場を示した。

    ルクレール「4輪のうち3輪が機能していなかった」
    ルクレールはカナダGPからブレーキの問題を訴えており、モナコ週末でも同様の不満を抱えていた。

    レース終盤、セーフティカー明けの再スタート直後にクラッシュしてリタイアした後、ルクレールはその原因について詳細に説明した。

    「4輪のブレーキのうち、3輪が機能していなかった」

    「F1マシンでは決して良いことではない。左フロントだけは正常だったが、右フロントは半分しか機能していなかったし、リアの2輪はまったく機能していなかった」

    「まったく機能していなかったというのは、データ上でも減速がゼロだったということだ。まるでキャリパーが付いていなかったかのような状態だった。かなり大きな問題だ」

    さらにルクレールは、フェラーリにはすでに対策が存在すると明かした。

    「解決策はチーム内にある。次戦スペインGPからはルイス・ハミルトンのブレーキ仕様に変更するつもりだ。それが前進につながることを願っている」

    「本当に悪夢だった」

    モナコでのリタイア直後には「自分がまるで愚か者みたいに見えてしまった」とも語っており、普段は技術的な問題を公に語ることの少ないルクレールとしては異例の踏み込んだ発言だった。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    ブレンボは異例の声明「本当に驚いている」
    こうした発言を受け、ブレンボはCrash.netに対して公式声明を発表した。

    同社はまず、フェラーリとの関係が半世紀以上続いていることを強調した。

    「ブレンボ・グループは、シャルル・ルクレールがF1モナコGP後に行った発言に本当に驚いている」

    「ブレンボとスクーデリア・フェラーリのパートナーシップは50年以上続いており、グループ傘下のAPレーシングのクラッチやオーリンズのダンパーにも及んでいる。これは長年にわたる協力関係の強さを示している」

    そのうえで、現時点では問題の原因は特定できていないと説明した。

    「現時点で、シャルル・ルクレールが経験した問題の原因を我々は把握していない」

    「利用可能なデータの分析が完了する前に、最終的な技術的結論を導くのは時期尚早だと考えている」

    「このようなケースでは、チームのエンジニアとともにテレメトリーデータを検証し、問題の発生源を正確に特定する必要がある」

    フェラーリとブレンボの見解に温度差
    ブレンボは声明の中で、自社製品が現在F1全チームで使用されていることにも言及した。

    「今日のF1において、ブレンボはブレーキ技術の基準となっており、グリッド上のすべてのマシンに採用されている」

    「各チームは長年にわたり、信頼性、革新性、そして世界最高レベルの性能を評価してブレンボ製品を選び続けている」

    今回のケースでは、ルクレールが事実上ブレーキシステムを原因として名指しで問題提起した一方で、ブレンボは原因特定前の断定を避ける姿勢を示している。

    フェラーリは記事掲載時点でブレンボの声明に対する公式コメントを出していないが、モナコGPで浮上したブレーキ問題は、スペインGPを前にチーム内部で大きな検証テーマとなりそうだ。

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  • ルイス・ハミルトン F1モナコGPで復活アピール「自分が何者かを示している」

    ルイス・ハミルトン F1モナコGPで復活アピール「自分が何者かを示している」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年F1モナコGPで2位に入り、前戦カナダGPに続く2戦連続表彰台を獲得した。ピットレーン速度違反による5秒ペナルティを受けながらも順位を守り切り、ドライバーズランキングでは2021年F1アブダビGP以来となる2位へ浮上した。

    予選では3番手を獲得。決勝ではスタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がマシントラブルで脱落したことで2番手へ浮上し、序盤は首位アンドレア・キミ・アントネッリを追走した。

    しかしメルセデスの圧倒的なレースペースには最後まで届かず、それでもモナコで自身8回目の表彰台を獲得した。

    この記録はアイルトン・セナのモナコ表彰台記録に並ぶものであり、ハミルトンにとっても特別な一戦となった。

    「自分が何者かを示している」
    レース後、ハミルトンは再び上位争いに加わっている現状について率直な思いを語った。

    「ここに立てるのは素晴らしい気分だし、今でもここにいられることは本当に特別なことだ。フェラーリのドライバーとして、このスポーツの22人のドライバーのひとりでいられることは大きな特権だ」

    「そして、これだけ多くのファンの前で走れることは信じられない経験だ。本当に心から愛している」

    「3番手スタートから2位まで上がれたことはうれしい。2戦連続で2位という結果も素晴らしいと思う」

    「特にモントリオールで良いレースをした時には、『ああ、でも彼はあのコースでは速いからね』と言われた。でも今の僕は、自分が何者なのかを人々に思い出させなければならない時期にいると感じている」

    「昨年はファンから『自分が何者かを思い出してくれ』と言われていた。そして今は毎週末サーキットに出て、それを示そうとしている」

    「キミは毎週末信じられない仕事をしている」
    ハミルトンは優勝したアントネッリと古巣メルセデスにも賛辞を送った。

    「まずキミとメルセデスを祝福したい。僕の家族のような存在だからね。彼らはまた素晴らしい仕事をした。素晴らしいマシンを作り上げたし、キミは毎週末信じられない仕事をしている。本当にうれしく思う」

    「僕たちの側もここ数か月で進歩している。でもまだ彼らには及ばない。そのレベルに到達するにはかなりの努力が必要だと思う。それでもモナコで再び2位を獲得できたのは素晴らしい気分だ」

    赤旗後の再スタートではアントネッリの隣に並び、優勝への望みも残されていた。

    「もちろん勝つことを考えていた。スタートで前に出ることを狙っていたんだ」

    「チャンスはあった。でも残念ながらほぼ同じスタートになった。少しだけ差を詰めたけど、首位を奪うには足りなかった。その後は彼が離れていくのを見るだけだった」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「彼らは昼と夜ほど違った」
    ハミルトンは今回のレースが順位以上に厳しい戦いだったと振り返った。

    「今日は本当に難しいコンディションだった。最初のスティントではタイヤがかなり厳しくなったし、その後は長い第2スティントを走らなければならなかった。このタイヤはロングラン向きではないので、それを維持するのは大変だった」

    「さらにセーフティカーが入るとタイヤ温度が一気に下がる。他のドライバーたちを見ても分かったと思うけど、コース上に留まることさえ簡単ではなかった。今日はあらゆることが起きたし、本当に大きな挑戦だった」

    その上で、現在のフェラーリとメルセデスの差についても分析した。

    「彼らのパフォーマンスは次元が違う。今日はとても良い経験だった。自分が感じていることだけでなく、実際に目の前で見たことで、チームがどこを改善する必要があるのかがより明確になった」

    「僕たちにはまだ加えなければならないものがたくさんある」

    「全体的なパフォーマンスだ。特にダウンフォース面では彼らが明らかに上回っている。モナコではパワーはそれほど重要ではない。問題はダウンフォースだ」

    「トラクションを見れば違いは明らかだった。彼らは僕たちとは昼と夜ほど違った。でもチームは開発を進めているし、ファクトリーでもみんなが懸命に働いている。この結果を喜んでくれていることを願っている」

    タイトル争いは諦めない
    現在ランキング2位につけるハミルトンだが、タイトル争いへの意欲は失っていない。

    「まだ66ポイント差がある。でも自分がランキング2位にいること自体に驚いているし、本当にうれしい」

    「このチームなしでは成し遂げられなかった。信頼性も素晴らしいし、フレデリック・バスールのサポートにも感謝している。昨年は僕にとってもチームにとっても難しい時期だったけど、彼は僕が求めていた変化を実現してくれた」

    「今はその成果が見え始めているし、ようやくチームのために結果を出せるようになってきた。シーズンはまだ始まったばかりだ。追いかける立場の方が守る立場より楽だと思うし、僕たちは追い続ける」

    そして19歳のアントネッリに対しても惜しみない賛辞を送った。

    「彼は本当に素晴らしい仕事をしている。素晴らしいチームに囲まれているし、今のレベルで結果を出し続けているのは本当に見事だ」

    「彼はまだ19歳だ。将来どれだけ成長するか想像してみてほしい。でも僕は今年いっぱい彼を追い続けるつもりだ」

    ピットレーン速度違反にも異議
    一方でハミルトンは、レース中に科されたピットレーン速度違反のペナルティについては納得していない。

    「僕はスピード違反なんてしていない」

    「このピットレーンは何年も走ってきた。ボタンを押し忘れたわけでもないし、ピットリミッターはすぐ作動している」

    「みんなが何年も使ってきた同じラインを通っているだけだ。だから速度違反と聞いた時は本当に驚いた。実際には制限速度を超えていなかったからだ」

    「問題は距離の計測にあると思う。今日は多くのドライバーが同じペナルティを受けたと聞いているし、おそらく彼らも本当にスピード違反をしていたわけではない」

    「モナコのような短いコースで5秒や10秒の停止時間を科されるのは大きなダメージになる。それでも結果に大きく影響しなかったことには感謝している」

    モナコでセナの記録に並び、ランキング2位を維持したハミルトン。昨年は将来を疑問視する声も上がっていたが、フェラーリ移籍2年目の今季は2戦連続表彰台によって復活を強く印象付けている。依然としてアントネッリとの差は大きいものの、「自分が何者かを示している」という言葉どおり、タイトル争いに踏みとどまる戦いを続けている。

  • シャルル・ルクレール F1モナコGPで怒り「まるで僕がバカみたいに見える」

    シャルル・ルクレール F1モナコGPで怒り「まるで僕がバカみたいに見える」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は2026年F1モナコGPで母国表彰台を狙っていたが、終盤のクラッシュによって無念のリタイアを喫した。

    65周目、ターン19でクラッシュしたルクレールの事故はセーフティカー導入の原因となり、その後コースのアスファルト損傷が確認されたことで赤旗中断へと発展した。しかしルクレール本人は、原因は路面ではなくマシンのブレーキトラブルだったと強く主張している。

    「僕がバカみたいに見える」 ルクレールがブレーキ問題を主張
    レース後、ルクレールはクラッシュの責任を自分に負わせるつもりはないと語った。

    「路面が剥がれていたことが助けにならなかったのは事実だが、データがすべてを物語っている」

    「本当にフラストレーションが溜まる。僕はいつも正直でいたいと思っているし、自分がミスをした時に言い訳をするような人間にはなりたくない」

    「だからいつもカメラの前では率直に話している。でも今日は責任を引き受けるつもりはない」

    「タイヤ温度が低く、不安定で、限界域ではタイヤが非常にセンシティブだった。それは本当に悪夢だった」

    「僕はまるでバカみたいに見える。自分のミスでそう見えるなら構わない。でも今回は危険なレベルだ」


    4輪中3輪のブレーキが機能せず
    ルクレールによると、問題は最初のセーフティカー導入中に発生したという。

    「4つのブレーキのうち3つが機能していなかった。F1マシンでは決して良い状態ではない」

    「左フロントだけは正常に作動していた。右フロントは半分程度。そしてリアの2輪はまったく作動していなかった」

    「まったくと言うのは、データ上で減速がゼロということだ。まるでキャリパーが付いていないような状態だった」

    さらにルクレールは、レース中に問題を解決する手段がなかったと説明した。

    「セーフティカーに入った直後から4輪中3輪のブレーキが機能しなくなった」

    「二度と元に戻すことができなかった。車内でできる限りの操作を試したが何も変わらなかった」

    「唯一の解決策は最終コーナーでブレーキを踏まないことだった。でもそうすればターン1でクラッシュしていたはずだ。解決策は存在しなかった」

    「摩耗だったのかは分からない。ここではよく起きる問題だが、原因は分からない。ただ明らかなトラブルがあった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 モナコGP

    ハミルトン仕様への変更を決断
    ルクレールはフェラーリ内部ですでに対策が見つかっていると明かし、次戦からはルイス・ハミルトンと同じブレーキ構成を使用すると説明した。

    「チーム内には解決策がある」

    「次戦からはルイスの仕様に変更する予定だ。それが前進につながることを願っている。本当に悪夢だった」

    また、チーム代表のフレデリック・バスールと副代表ジェローム・ダンブロシオもデータを確認し、自身の見解に同意していると明かした。

    「フレデリック・バスールとジェローム・ダンブロシオもデータを見た。そして誰の目にも明らかだったと思う。疑う余地はない」

    そしてレースから得られた唯一の収穫について問われると、ルクレールは皮肉交じりにこう答えた。

    「来週末にはブレーキの解決策があるということだ」

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  • シャルル・ルクレール F1モナコGP決勝で痛恨クラッシュ 3位でリスタート直後

    シャルル・ルクレール F1モナコGP決勝で痛恨クラッシュ 3位でリスタート直後

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1モナコGP決勝で表彰台圏内の3位を走行していたが、ランス・ストロールのクラッシュによって導入されたセーフティカー明けのリスタート直後にクラッシュを喫した。

    ストロールのアクシデントを受けてセーフティカーが導入され、66周目にレースが再開。首位キミ・アントネッリが隊列を引きつけてリスタートを切った直後、ルクレールはストロールがクラッシュしたのと全く同じ場所でコースオフした。

    リプレイでは、ルクレールがコース上のマーブルに乗ったことでフロントタイヤをロックさせ、そのままエスケープゾーンへ直進した様子が確認された。ルクレールは無線で無事を報告したものの、マシンは大きなダメージを負い、その場でリタイアとなった。この事故によりセーフティカーが再び導入され、ルクレールはフェラーリのガレージへ戻った。

    その後、ルクレールのマシンは回収されたものの、レースコントロールは赤旗を提示した。FIAは「ターン19の路面損傷を調査するための赤旗」と説明。ストロールとルクレールが相次いでクラッシュした現場には大量のマーブルが散乱しており、路面状況の確認と清掃作業が必要と判断された。

    現場ではコースマーシャルや清掃車両が投入され、ターン19に堆積したマーブルの除去作業が実施された。ドライバーたちはマシンを降りてチームスタッフと状況を確認。赤旗中はタイヤ交換やフロントウイングなどのパーツ交換が認められるため、各チームは再スタートに向けた準備を進めることになった。

    赤旗時点で首位はアントネッリ、2位ルイス・ハミルトン、3位アイザック・ハジャー。ジョージ・ラッセルが4位につけていたが、ピットレーン速度違反による5秒ペナルティを最初のセーフティカー中のピットストップで適切に消化しなかった疑いで審議対象となっていた。5位のピエール・ガスリーも2件の5秒ペナルティを抱えており、再開後の順位変動が注目される状況となった。

    5位のピエール・ガスリーは2件の5秒ペナルティを抱えており、6位オスカー・ピアストリ、7位リアム・ローソンが続いた。8位アービッド・リンドブラッドは赤旗によって実質的に無料でタイヤ交換を行える状況となり、再スタート後の順位上昇が期待される展開となった。

    9位アレクサンダー・アルボン、10位カルロス・サインツJr.がトップ10を締めくくっている。

    母国モナコで表彰台獲得を目指していたルクレールにとっては痛恨のリタイアとなり、フェラーリのガレージへ戻った際には怒りを隠せない様子も映し出された。ストロールに続き、同じコーナーでルクレールも姿を消したことで、モナコ市街地コースの難しさを改めて印象づけるアクシデントとなった。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1残留「他チームからオファーがあった」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1残留「他チームからオファーがあった」

    シャルル・ルクレールがフェラーリとの新契約を締結したことで、2027年以降を見据えたF1ドライバー市場が再び活発化している。

    モナコGPを前に発表された契約延長によって、ルクレールとフェラーリの長期的な関係は継続されることになった。しかし、その裏では他チームからのアプローチも存在していたことを本人が認めている。

    さらにマーティン・ブランドルは、ルクレールが少なくともマクラーレンとメルセデスと接触していたとの見方を示した。

    ルクレール「フェラーリ以外の選択肢もあった」
    シャルル・ルクレールは、フェラーリとの契約延長発表後、ライバルチームから接触があったことを明かした。

    「そうだ。オファーはあった」

    どのチームだったのか問われると笑顔を見せながらも明言は避けた。

    「誰だったかは言わない。彼らが言いたければ言えばいい。でも僕にとっては、フェラーリが常に唯一の選択肢だった」

    ルクレールには以前からアストンマーティン、メルセデス、レッドブル・レーシングとの関連が報じられてきたが、今回の発言によって実際に他チームからのアプローチが存在したことが明らかになった。

    また、元F1ドライバーで解説者のマーティン・ブランドルは、ルクレールが契約更新前に市場の状況を探っていたのは当然だとの見方を示している。

    ブランドルは、ルクレールが契約延長の理由として繰り返しフレデリック・バスールの名前を挙げていることに注目した。

    「彼はいつもフレデリック・バスールの名前を挙げている。それはまるでブリーフィングを受けているかのようだ」

    「彼はチーム代表としてのバスールを支えたいのだろう。2人の関係は非常に近いし、ルイス・ハミルトンも同じだ」

    「彼らはジュニアカテゴリー時代からバスールと一緒に戦ってきた」

    そのうえでブランドルは、契約交渉の裏側についても言及した。

    「もちろんフェラーリとの長く続く愛情物語だ。しかし契約更新前に他チームと接触して市場がどうなっているか確認したのも事実だ」

    「トップチームのドライバーなら、それは当然の仕事だ。その点ははっきりさせておくべきだろう」

    さらに、ルクレールが実際にどのチームと話をしていたのか問われると次のように語った。

    「全チームではないだろう。しかし少なくともマクラーレンとメルセデスとは話をしていたはずだ」

    フェラーリで王座を獲る夢は変わらず
    ルクレールは他チームからの関心があったことを認めながらも、自身の目標は変わらないと強調した。

    「チームへの愛情はとても大きい」

    「もちろん、勝利はどのドライバーにとっても重要だ。だから僕たちはレースをしている」

    「そしてフェラーリで勝つことには、僕にとって特別な意味がある。F1で過ごしてきた全ての年月を、その目標のために捧げてきた」

    一方で、新契約にパフォーマンス条項や離脱条項が盛り込まれているかについては詳細を明かさなかった。

    「まだそれを達成できていない。少なくともシーズンを通してはね」

    「契約の詳細については話せないので、その質問には答えられない」

    「ただ、それが議論の一部だったことは確かだ」

    ブランドルもルクレールのキャリアについて高く評価している。

    「彼はもうフェラーリで8年目だ」

    「しかし本当に成功したと言えるだろうか?」

    「最後に勝ったのは2024年の半ばだ。しかし今週末は勝つかもしれない」

    「彼は間違いなくグリッドでも最高レベルのドライバーのひとりだ。フェラーリにとっても、彼自身にとっても素晴らしい契約だと思う」

    ハミルトンは契約延長交渉を否定
    2027年までフェラーリとの契約を結んでいるルイス・ハミルトンは、すでに次の契約交渉が始まっているとの見方を否定した。

    「いや」

    ハミルトンはそう答えた。

    「それについて考える時間は後で十分にある。まだ時間はたくさんある」

    「今はまったく考えていないし、交渉もしていない」

    ベアマンはフェラーリ入りを焦らず
    フェラーリ育成出身のオリバー・ベアマンも将来のフェラーリ昇格候補と見られている。

    今季はハースF1チームでエステバン・オコンを上回るパフォーマンスを見せているが、自身は焦りを感じていないという。

    「失望していないし、不満もない」

    「今起きていることはすべて僕のキャリアの一部だ」

    「ハースで働くことを楽しんでいるし、2027年もハースに残ることを悪いことだとは思わない。むしろ素晴らしい機会だ」

    ただし、来季の去就については明言しなかった。

    「分からない」

    フェルスタッペンは2028年以降を慎重に検討
    移籍市場で最も注目を集める存在のひとりがマックス・フェルスタッペンだ。

    レッドブル・レーシングとの現行契約は2028年まで残っているが、チーム側から延長の打診があったことを認めた。

    「そうだ」

    フェルスタッペンは契約延長の可能性について問われるとそう答えた。

    「ただ、しばらく新しい契約にはサインしていない。それは普通のことだ」

    しかし現時点で急ぐつもりはないという。

    「今の僕にとって最優先事項ではない。まだ契約は2年残っているからね」

    「まずは2028年以降も続けたいかどうか、自分自身で決めなければならない」

    「だから急いでいない。もし急いでいたなら、2040年までの契約にサインしていただろう」

    2026年シーズンはまだ序盤だが、ルクレールの契約延長によって次の焦点はフェルスタッペンの将来へと移りつつある。マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングを中心に、次世代の勢力図を左右するドライバー市場の駆け引きはすでに始まっている。

  • キム・カーダシアンがF1モナコGPに登場 ハミルトンとの交際報道が再燃

    キム・カーダシアンがF1モナコGPに登場 ハミルトンとの交際報道が再燃

    キム・カーダシアンがF1モナコGPのパドックに姿を見せ、ルイス・ハミルトンへの“応援訪問”として大きな話題を呼んでいる。

    近年、F1の人気拡大によってハリウッドスターや世界的セレブの来場は珍しくなくなったが、今回注目を集めた理由は、ハミルトンとの交際報道が続いているタイミングだったためだ。

    モナコで再び高まる交際説
    米国のリアリティ番組スターで実業家としても知られるキム・カーダシアンは、今回初めてF1パドックを訪問。報道によれば、フェラーリのルイス・ハミルトンを応援するためにモナコを訪れたとされている。

    交際説が浮上したのは2026年2月のスーパーボウルでの公開イベントだった。

    その後も英国コッツウォルズでの滞在や、米アリゾナ州レイク・パウエル、日本旅行、さらにはカリフォルニア州で開催されたコーチェラ音楽フェスティバルなど、複数の場所で一緒に過ごしている様子が目撃されてきた。

    ただし、現時点で両者とも交際を正式に認めてはいない。

    ハミルトンは今シーズン序盤にプライベートに関する質問を受けた際も、自身の私生活について語ることを避けていた。

    SNS投稿も憶測を後押し
    交際説が再び注目を集めるきっかけとなったのが、キム・カーダシアンのSNS投稿だった。

    インスタグラムで3億4500万人以上のフォロワーを持つカーダシアンは、最近公開した投稿の中にハミルトンとの写真を含めていた。

    これにより、以前から続いていた関係性への憶測が再燃することとなった。

    一方で、写真の掲載だけでは交際を裏付ける証拠にはならず、友人関係や仕事上の交流の可能性も残されている。


    フェラーリ移籍後初勝利を狙うハミルトン
    そんな話題の渦中にいるハミルトンだが、週末の焦点はあくまでもレースだ。

    モナコGPではフェラーリが金曜日のプラクティスで好調なペースを見せ、FP1とFP2の両方でワンツーを記録。ハミルトンもFP2で最速タイムを記録するなど好スタートを切った。

    最終プラクティスではシャルル・ルクレール、キミ・アントネッリに続く3番手となり、予選でも上位争いを展開。フェラーリ移籍後初勝利への期待が高まっている。

    モナコのパドックでは、ハミルトンの走りだけでなく、その周囲の話題にも世界中の注目が集まる週末となっている。

  • フレデリック・バスールがF1モナコGP復帰 医療機関で検査後に現場指揮へ

    フレデリック・バスールがF1モナコGP復帰 医療機関で検査後に現場指揮へ

    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールが、モナコのパドックに戻った。バスールは体調不良により土曜日の現場入りを見合わせ、地元の医療センターで検査を受けていた。

    フェラーリは土曜朝、バスールが医療上の理由で終日不在になると発表していた。チームはプラクティスで好調なペースを見せ、今季初ポールポジションを狙って予選に臨んだが、最終的にはルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手となり、2列目からのスタートにとどまった。

    決勝日に戻ったバスール
    レースで好結果を持ち帰ることを目指すフェラーリにとって、チーム代表の復帰は大きな意味を持つ。バスールは医療スタッフから許可を受け、決勝日はトラックサイドでチームを指揮することになった。

    体調不良の詳細は明かされていないが、少なくとも現場復帰が認められたことで、フェラーリは通常の指揮体制でモナコGP決勝に臨む。

  • ルイス・ハミルトン F1モナコGP予選3番手「すべてを出し切った」

    ルイス・ハミルトン F1モナコGP予選3番手「すべてを出し切った」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1モナコGP予選で3番手を獲得した。フリー走行ではポールポジション候補の一人として存在感を示していたが、予選ではマシンの感触が大きく変化し、ポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリに0.2秒以上届かなかった。

    それでもハミルトンは、モンテカルロの狭い市街地コースで限界まで攻め切ったことに誇りを示した。

    フェラーリはシャルル・ルクレールも4番手に続き、上位争いには踏みとどまったものの、予選に向けて何かを失ったという認識を共有している。

    フリー走行から一変したフェラーリの挙動
    ハミルトンはまず、モナコで自身初のポールポジションを獲得したアントネッリを称えた。

    「キミ、おめでとう。本当に素晴らしい仕事だった」とハミルトンはコメント。

    「ここで初めてのポールを獲るのは本当に特別なことだし、素晴らしい観客もいる。美しい一日だ」

    その一方で、フェラーリの状態については戸惑いを隠さなかった。

    「僕たちにとっては厳しかった。プラクティスではとても強そうに見えていたし、ほとんど何も変えていないのに、なぜか予選に入るとマシンが劇的に違っていた。そこは深く掘り下げて確認する必要がある」

    「バリアにできる限り近づいた」
    ハミルトンはQ3終盤に渾身のアタックを見せたが、1分12秒279にとどまり、アントネッリとマックス・フェルスタッペンに続く3番手となった。

    「すべてを出し切ったし、できる限りバリアに近づいた」

    「ここにいられること、そしてF1の22人のドライバーの一人として今もこれをやれていることは、なんという特権なんだろうと思う。毎秒を愛している」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) F1 モナコGP

    接戦の中で見えたフェラーリの現在地
    Q3では僅差の争いとなり、チームメイトのシャルル・ルクレールは2回目のアタックでミスを喫し、バリアに接触して4番手に終わった。

    ハミルトンは、上位勢の接近戦に前向きな見方を示しながらも、フェラーリが予選に向けて失ったものを把握する必要があると語った。

    「間違いなく僕たち全員の間はとても接近していると思う。正直、ほとんど届きかけたと思ったし、その後にマックスがいいタイムを出して、さらにキミが来た。これだけマシン同士が接近しているのを見るのは素晴らしいことだ」

    「今日に向けて何かを失ったと思うし、それを突き止めなければならない。でも、ファクトリーのみんな、そしてここにいるスタッフに大きな感謝を伝えたい。今週末はパフォーマンスを追加したわけではないが、それでも僕たちは戦いの中にいる。今後どんな開発が入ってくるのか、本当に楽しみにしている」

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  • シャルル・ルクレール F1モナコGP予選4番手「マシンの限界が分からなかった」

    シャルル・ルクレール F1モナコGP予選4番手「マシンの限界が分からなかった」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1モナコGP予選で4番手を獲得したものの、Q3終盤のクラッシュによって母国レースでのポールポジション獲得の望みを絶たれた。

    フェラーリは金曜日のプラクティスで最速を記録し予選の本命と見られていたが、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが劇的なポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペンが2番手、ルイス・ハミルトンが3番手に続き、ルクレールは4番手に終わった。

    ルクレールを苦しめたマシンの不安定さ
    Q3序盤に暫定ポールポジションを記録したルクレールだったが、その後アントネッリ、フェルスタッペン、そしてチームメイトのハミルトンに逆転された。

    最後のアタックでタイム更新を狙ったルクレールはタバック進入でワイドになり、ウォールに接触。リアサスペンションを破損してセッションを終えた。

    ルクレールはクラッシュについて、単純なドライバーミスだけではなかったと説明した。

    「いくつかの要因が重なった結果だ。もし自分だけのミスなら、恥ずかしがらずにそう言う。でも今日はおそらく複数の要因が絡んでいた」

    「まず、この2戦は特に混乱していて、今のところ僕のマシンには僕が本当に苦労している特定の問題がある。解決策は見つかっていると思うけど、それをバルセロナで試して改善するか確認しなければならない」

    「ただ、今のマシンの一貫性は本当に扱いづらい。Q3ではマシンの限界がどこにあるのか完全には分からないまま大きくプッシュしていた。そして限界を超えてしまった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 モナコGP

    モナコで求められる絶対的な信頼感
    ルクレールは週末を通じてブレーキに苦しめられており、前戦カナダGPでも同様の問題を抱えていた。

    モナコのような市街地コースでは、マシンへの信頼感が何より重要だと語る。

    「クルマのフィーリングは本当に重要なんだ。このコースは大好きだし、シーズンで一番好きなサーキットだ」

    「こういうコースでは速いだけでは十分じゃない。自信が必要だし、クルマがどう反応するか正確に理解していなければ、自分が置きたい場所に正確に置くことはできない。この週末はずっとそれが難しかった」

    「ブレーキングしても、コーナーで自分がどこに行き着くのか分からないような状態だった。モントリオールでも同じだったし、解決策を試してみるしかない」

    決勝では巻き返しが課題に
    クラッシュによる追加ペナルティがなければ、ルクレールは2列目から決勝をスタートする見込みだ。

    母国モナコでの3年連続ポールポジションは逃したものの、フェラーリは週末を通じて高い競争力を示しており、決勝では上位争いに加わる可能性を残している。

    ただしルクレール自身が指摘したブレーキの不安定さとマシンの一貫性の欠如が解消されなければ、狭い市街地コースで78周を戦い抜く上で大きな課題となりそうだ。

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