投稿者: dbcheck

  • F1モナコGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが5連勝

    F1モナコGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが5連勝

    2026年F1モナコGP 決勝の結果・タイムシート。6月7日(日)にモンテカルロ市街地コースで2026年のF1世界選手権 第6戦 モナコグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2位にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が入った。3位のアイザック・ハジャー(レッドブル)は赤旗手順違反がレース後の審議対象となっている。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが11位、ランド・ノリスはリタイアだった。

    ■ アントネッリがモナコを制し5連勝
    キミ・アントネッリがポールポジションから主導権を握り、終盤のセーフティカーと赤旗中断を乗り越えて今季5連勝を達成した。ランキング首位のリードもさらに拡大した。

    ■ フェルスタッペンはスタート直後に無念のリタイア
    2番グリッドのマックス・フェルスタッペンはスタートでパワーユニットのトラブルに見舞われ大きく後退。数周後にマシンを止め、今季初勝利のチャンスを失った。

    ■ ハミルトンが2位 フェラーリは明暗
    ルイス・ハミルトンは5秒ペナルティを受けながらも2位を確保。一方のシャルル・ルクレールは母国レースでブレーキに苦しみ、終盤にクラッシュしてリタイアとなった。

    ■ ハジャーが初表彰台もレース後審議対象に
    アイザック・ハジャーはパワー不足やギアトラブルを抱えながらも3位でフィニッシュ。セーフティカー違反についてはお咎めなしとなったが、チェッカー時点では赤旗手順違反についてレース後審議の対象となっている。

    ■ ストロールとルクレールが同じ場所でクラッシュ
    ランス・ストロールに続いてルクレールもターン19でマーブルに乗ってクラッシュ。路面の損傷確認と清掃のためレースは赤旗中断となった。

    ■ ラッセルはペナルティでポイント圏外へ
    ジョージ・ラッセルはピットレーン速度違反のペナルティ消化手順を巡ってドライブスルーペナルティを受けた。上位争いから脱落し、大量ポイント獲得の機会を逃した。

    ■ 赤旗後の再スタートでサインツJr.が脱落
    レースは終盤にスタンディングスタートで再開されたが、ニコ・ヒュルケンベルグとの接触でカルロス・サインツJr.がリタイア。ヒュルケンベルグには10秒ペナルティが科された。

    ■ ローソンとリンドブラッドが存在感
    リアム・ローソンは6位、アービッド・リンドブラッドは7位に入り好走を披露。アレクサンダー・アルボン、エステバン・オコン、セルジオ・ペレスもポイントを獲得した。

    2026年のF1世界選手権 モナコGP 決勝

    F1モナコグランプリ 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス     - 0 4
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 6.271 6.271 ↑ 1 5
    3 6 アイザック・ハジャー レッドブル 23.394 17.123 ↑ 2 4
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 24.261 0.867 ↑ 3 5
    5 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 26.553 2.292 ↑ 5 4
    6 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 29.010 2.457 ↑ 9 4
    7 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 30.369 1.359 ↑ 2 4
    8 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 33.413 3.044 ↑ 3 5
    9 31 エステバン・オコン ハース 37.140 3.727 ↑ 8 5
    10 11 セルジオ・ペレス キャデラック 39.153 2.013 ↑ 8 6
    11 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 41.899 2.746 ↑ 10 6
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 42.748 0.849 ↑ 4 7
    13 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 43.353 0.605 ↓ 7 5
    14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 44.102 0.749 ↑ 1 6
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 48.864 4.862 ↓ 1 5
    DNF 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ     ↓ 4 5
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ     ↓ 13 3
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン     ↑ 4 1
    DNF 1 ランド・ノリス マクラーレン     ↓ 11 1
    DNF 87 オリバー・ベアマン ハース     ↓ 1 2
    DNF 77 バルテリ・ボッタス キャデラック     ↓ 1 2
    DNF 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル     ↓ 20 1
  • アロンソ「アストンマーティン・ホンダF1は全てが足りない」 予選惨敗に苦言

    アロンソ「アストンマーティン・ホンダF1は全てが足りない」 予選惨敗に苦言

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダF1)は、2026年F1モナコGP予選でQ1敗退を喫した後、AMR26の問題点を厳しく指摘し、マシン全体に根本的な欠陥があるとの認識を示した。

    モナコはマシン性能よりもドライバーの腕が重要視されるサーキットとして知られるが、その舞台でもアストンマーティンは最後尾グループに沈んだ。アロンソは18番手、ランス・ストロールは最下位に終わり、チームの苦境が改めて浮き彫りとなった。

    モナコでも見えなかった復活の兆し
    アロンソはセットアップ変更を試みたものの、問題はそこではないと説明した。

    「セットアップは変更した。でもセットアップの問題ではない。車にはもっと根本的な問題があって、車高を変えるだけでは解決しない」

    「モナコは特殊なサーキットだから、もう少し速く走れるかもしれないという希望はあった。でもフリー走行の段階で、ここでも僕たちが遅いことは分かっていた」

    シーズン序盤から続く苦戦についても、状況は変わっていないと認めた。

    「同じことの繰り返しだし、うんざりしている。毎週末、『夏休み明けまでアップデートはない』『グリッド後方で戦うことになる』と言い続けている」

    「できる限り速く走ろうとしているし、僕自身は良いラップをまとめられたと思う。2台のアストンマーティンでお互いをプッシュしようとしたけれど、それ以外に戦う相手はいなかった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    マシン全体に問題が存在
    アロンソは、単一の弱点ではなくマシン全体に課題が存在すると説明した。

    「改善はない。シフトアップもシフトダウンも難しい」

    「フロントがまったく入っていかない。モナコでは正確に運転し、ウォール際まで寄せるためにフロントの反応が必要だ。でも僕たちにはマシンへの信頼感が足りなかった」

    さらにアロンソは、問題がパワーユニットだけではないことを強調した。

    「僕たちは2~3秒を見つけなければならない。その中にはエンジン、ギアボックス、コーナーでのエネルギー回生との連携、ストレートでのエネルギー使用、空力パッケージ、そしてマシンの哲学そのものが含まれている」

    「どこを見てもコンマ数秒ずつ失っている。そのすべてを集めて、夏休み後の新パッケージにまとめようとしている」

    ベルギーGP投入予定の改良型に期待
    アストンマーティンは現在、大規模アップデート版となる「AMR26B」の投入を進めており、チーム内ではベルギーGPでの導入が目標とされている。

    今回のアロンソの発言は、ホンダ製パワーユニットだけでなく、ギアボックス、エネルギーマネジメント、空力、さらにはマシンコンセプト全体に課題があることを示唆するものだった。

    エイドリアン・ニューウェイ加入による再建への期待は依然として大きいが、アロンソの言葉からは、現状のAMR26がグリッド最後尾を争うレベルにあるという厳しい現実がうかがえる。ベルギーGP以降の大型アップデートが、アストンマーティン・ホンダF1にとって本当の転機となるかが注目される。

  • シャルル・ルクレール F1モナコGP決勝で痛恨クラッシュ 3位でリスタート直後

    シャルル・ルクレール F1モナコGP決勝で痛恨クラッシュ 3位でリスタート直後

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1モナコGP決勝で表彰台圏内の3位を走行していたが、ランス・ストロールのクラッシュによって導入されたセーフティカー明けのリスタート直後にクラッシュを喫した。

    ストロールのアクシデントを受けてセーフティカーが導入され、66周目にレースが再開。首位キミ・アントネッリが隊列を引きつけてリスタートを切った直後、ルクレールはストロールがクラッシュしたのと全く同じ場所でコースオフした。

    リプレイでは、ルクレールがコース上のマーブルに乗ったことでフロントタイヤをロックさせ、そのままエスケープゾーンへ直進した様子が確認された。ルクレールは無線で無事を報告したものの、マシンは大きなダメージを負い、その場でリタイアとなった。この事故によりセーフティカーが再び導入され、ルクレールはフェラーリのガレージへ戻った。

    その後、ルクレールのマシンは回収されたものの、レースコントロールは赤旗を提示した。FIAは「ターン19の路面損傷を調査するための赤旗」と説明。ストロールとルクレールが相次いでクラッシュした現場には大量のマーブルが散乱しており、路面状況の確認と清掃作業が必要と判断された。

    現場ではコースマーシャルや清掃車両が投入され、ターン19に堆積したマーブルの除去作業が実施された。ドライバーたちはマシンを降りてチームスタッフと状況を確認。赤旗中はタイヤ交換やフロントウイングなどのパーツ交換が認められるため、各チームは再スタートに向けた準備を進めることになった。

    赤旗時点で首位はアントネッリ、2位ルイス・ハミルトン、3位アイザック・ハジャー。ジョージ・ラッセルが4位につけていたが、ピットレーン速度違反による5秒ペナルティを最初のセーフティカー中のピットストップで適切に消化しなかった疑いで審議対象となっていた。5位のピエール・ガスリーも2件の5秒ペナルティを抱えており、再開後の順位変動が注目される状況となった。

    5位のピエール・ガスリーは2件の5秒ペナルティを抱えており、6位オスカー・ピアストリ、7位リアム・ローソンが続いた。8位アービッド・リンドブラッドは赤旗によって実質的に無料でタイヤ交換を行える状況となり、再スタート後の順位上昇が期待される展開となった。

    9位アレクサンダー・アルボン、10位カルロス・サインツJr.がトップ10を締めくくっている。

    母国モナコで表彰台獲得を目指していたルクレールにとっては痛恨のリタイアとなり、フェラーリのガレージへ戻った際には怒りを隠せない様子も映し出された。ストロールに続き、同じコーナーでルクレールも姿を消したことで、モナコ市街地コースの難しさを改めて印象づけるアクシデントとなった。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

  • マルク・マルケスがMotoGPハンガリーGP制覇 通算100勝を達成

    マルク・マルケスがMotoGPハンガリーGP制覇 通算100勝を達成

    マルク・マルケス(ドゥカティ)は、バラトン・パークで行われた2026年MotoGPハンガリーGPでペドロ・アコスタ(KTM)との激しい争いを制し、今季初優勝を飾った。

    この勝利はマルク・マルケスにとってキャリア通算100回目のグランプリ勝利となった。レース序盤にはアプリリア勢同士が絡む多重クラッシュが発生し、チャンピオン争いにも影響を及ぼす波乱の展開となった。

    ターン1でアプリリア勢が接触する波乱の幕開け
    決勝はスタート直後から大きく動いた。ホールショットを奪ったのはポールポジションのマルク・マルケスだったが、その背後ではターン1で大きな混乱が発生した。

    ホルヘ・マルティンはブレーキングで姿勢を乱してクラッシュし、チームメイトのマルコ・ベッツェッキ、グレシーニのフェルミン・アルデゲル、トラックハウス・アプリリアのラウル・フェルナンデス、VR46のファビオ・ディ・ジャンナントニオを巻き込んだ。

    このインシデントにより、ベッツェッキはマルティンに対して20ポイントのリードを保った一方、ディ・ジャンナントニオは再スタートして12位で完走したものの、首位から42ポイント差となった。

    アコスタが先行 マルケスが中盤から反撃
    マルク・マルケスはクラッチをつないだ際にホイールスピンを喫しながらも先頭を守り、ターン1へ入った。背後にはペドロ・アコスタ、そしてチームメイトのペッコ・バニャイアが続いた。

    ソフトタイヤを履いたアコスタは、ミディアムタイヤのマルク・マルケスに対してグリップ面で優位に立ち、2周目のターン5で首位に浮上した。

    アコスタは3周目開始時点で0.6秒、6周目開始時点で1.6秒までリードを広げたが、そこからマルク・マルケスが反撃を開始した。両者はファステストラップを更新し合い、レース中盤には差が0.4秒まで縮まった。

    接触寸前の攻防を制したマルケス
    マルク・マルケスは14周目のターン9で最初の仕掛けを見せ、一度は前に出た。しかしアコスタはターン11のイン側から抜き返し、その直後のターン16では両者が接触した。

    15周目、マルク・マルケスは再びターン9で仕掛け、今度はアコスタをワイドに押し出す形で反撃の余地を与えなかった。

    その後、マルク・マルケスはアコスタとの差を0.7秒まで広げ、26周レースの20周目にはファステストラップを記録。終盤には2秒以上のリードを築き、最後はペースを緩めながらトップでチェッカーを受けた。

    ドゥカティの未勝利に終止符 通算100勝の節目
    マルク・マルケスはアコスタに1.3秒差をつけて優勝した。これは昨年のサンマリノGP以来となるグランプリ勝利であり、ドゥカティファクトリーチームにとっても昨年10月の日本GP以来の勝利となった。

    この勝利により、マルク・マルケスはバレンティーノ・ロッシが持つ全クラス通算115勝まで残り15勝に迫った。また、ランキング首位のベッツェッキとの差は72ポイントとなった。

    2位はアコスタ、3位はバニャイア。バニャイアはアコスタから10.2秒遅れで表彰台を確保した。

    4位には終盤に順位を上げた小椋藍(トラックハウス)が入り、ホンダのルカ・マリーニが5位、LCRのディオゴ・モレイラが6位で続いた。

    グレシーニのイケル・レクオナは7位。負傷したマルク・マルケスの代役として印象的な走りを見せた。プラマック・ヤマハのジャック・ミラーは序盤に4位まで浮上し、最終的に8位でフィニッシュした。

    エネア・バスティアニーニは2度のロングラップペナルティを受けながら9位に入り、ファクトリーKTMのブラッド・ビンダーが10位。トプラク・ラズガットリオグルは11位、ディ・ジャンナントニオは12位、アレックス・リンス、フランコ・モルビデリ、マーベリック・ビニャーレスが続いた。

    ジョアン・ミルは15周目にクラッシュ。ファビオ・クアルタラロはショートカットによる複数のロングラップペナルティを科された後、残り4周でリタイアした。

    MotoGP マルク・マルケス

    2026年MotoGPハンガリーGP 決勝結果
    1位 マルク・マルケス(ドゥカティ) 42分55秒325
    2位 ペドロ・アコスタ(KTM) +1.343秒
    3位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +11.632秒
    4位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +15.539秒
    5位 ルカ・マリーニ(ホンダ) +18.669秒
    6位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +21.794秒
    7位 イケル・レクオナ(グレシーニ・ドゥカティ) +22.815秒
    8位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +23.283秒
    9位 エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM) +24.491秒
    10位 ブラッド・ビンダー(KTM) +24.601秒
    11位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +25.135秒
    12位 ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(VR46ドゥカティ) +28.386秒
    13位 アレックス・リンス(ヤマハ) +29.207秒
    14位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +31.333秒
    15位 マーベリック・ビニャーレス(テック3 KTM) +32.536秒
    16位 カル・クラッチロー(LCRホンダ) +54.604秒
    リタイア ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
    リタイア ジョアン・ミル(ホンダ)
    リタイア フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)
    リタイア マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)
    リタイア ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)
    リタイア ホルヘ・マルティン(アプリリア)

    【関連】
    ・マルク・マルケス「僕は疲れるとノリックみたいな乗り方をし始めるんだ」

  • フェルスタッペン F1モナコGPでまさかの発進不良 予選2番手からリタイア

    フェルスタッペン F1モナコGPでまさかの発進不良 予選2番手からリタイア

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1モナコGP決勝でスタート時にマシントラブルに見舞われた。予選2番手から優勝を狙ったものの、発進直後にマシンが失速。レース序盤にリタイアを喫する悪夢の展開となった。

    フェルスタッペンは無線で怒りをあらわにし、「完全に終わった」と不満を爆発させた。現地報道ではパワーユニット関連のトラブルが指摘されているが、レッドブル・レーシングは現時点で正式な原因を明らかにしていない。

    スタートで失速し順位を落とす
    フェルスタッペンはアントネッリの隣からスタートしたが、スタートでマシンを動かしたものの、その直後に大きく失速。ほぼ停止したような状態となり、一気にポジションを落とした。

    F1 TVの解説を務めるジョリオン・パーマーは、このスタートについて「マックスの皮肉は完璧だったね。しかし、あれはパワーユニットがまったく機能していなかっただけだ。コックピットの中で彼が何か間違ったことをしたとは思わない。むしろ、かなり良いスタートを切れそうに見えていた」と語った。

    レース序盤には明らかにペースが上がらず、フェルスタッペンは無線で不満を爆発させた。

    「そうだね、最高だよ! 完全に終わった! なんなんだよ!」と怒りをあらわにしたフェルスタッペンは、その後「僕はどうすればいい?」とチームへ問いかけた。

    これに対しレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは「とにかくマシンを持ち帰ってくれ、マックス」と応答。マシンに何らかの深刻な問題が発生していたことがうかがえた。

    走行継続もレース続行ならず
    フェルスタッペンはその後も走行を続けたが、問題は解決せず。最終的にマシンを止めてリタイアとなった。

    現地報道によると、トラブルはパワーユニット関連だった可能性があるという。ただし、レッドブル・レーシングから現時点で正式な原因は発表されていない。

    予選では優勝争いの有力候補とみられていただけに、レッドブル・レーシングにとっては大きな痛手となった。チームは早々に1台を失い、レース中はアイザック・ハジャーに上位進出への期待を託すことになった。

  • アストンマーティン・ホンダF1に出口見えず デラロサ「トンネルの先に光はない」

    アストンマーティン・ホンダF1に出口見えず デラロサ「トンネルの先に光はない」

    アストンマーティンのチームアンバサダーであるペドロ・デ・ラ・ロサが、2026年F1シーズンに苦戦するチームの現状について厳しい見解を示した。

    ホンダ製ワークスパワーユニットへの移行初年度となる今季、アストンマーティンはコンストラクターズランキング最下位に低迷しており、モナコGPでも改善の兆しは見えていない。

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは金曜プラクティスで下位に沈み、競争力不足が改めて浮き彫りとなった。そんな状況のなか、デ・ラ・ロサはチームが依然として厳しい局面にあることを認めた。

    「トンネルの先の光」はまだ見えない
    「間違いなく、まだ見えていない。我々は今いるべきではない場所にいる。特に、こんな状況になるとは予想していなかっただけに難しいスタートになっている」とデ・ラ・ロサは語った。

    「今の我々には非常に扱いが難しいマシンがあり、ドライバーたちはベストを尽くしている。安全かつ信頼性を保ちながら可能な限り速く走らせるために、本当に素晴らしい仕事をしている。しかし難しい状況だ」

    さらに、改善への期待を語ること自体にも慎重な姿勢を示した。

    「実際に光が見えたとき、そしてアップグレードが投入されて事実に基づいて話せるようになったときに答えたい。我々はこれまで何度も“将来どうなるか”“トンネルの先の光”について話してきたが、少し同じことを繰り返し過ぎている気がする」

    ドライバーへの負担は増す一方
    シーズン序盤に深刻だった振動問題は解消されたものの、AMR26のパフォーマンス不足は依然として大きな課題となっている。

    アストンマーティンは今後数戦にわたって大規模アップグレードの予定がなく、ライバルが開発を進める中で防戦一方の状況が続いている。

    「全員にとって難しい。特にドライバーにとってだ。彼らはマシンを運転し、そのマシンと向き合い、メディア対応もしなければならない。そして毎週末、同じ問題について同じような質問に答え続けている」

    「今後数戦はアップグレードもない。しかしアップグレードが来ることは分かっている。ただ、それはまだ先の話だ」

    デ・ラ・ロサは、それでもアロンソとストロールがチームを支え続けていると強調した。

    「モチベーションはある。彼らは非常に協力的で、シミュレーターでもチームでも、レースチームでもファクトリーでも懸命に働いている。しかし、自分たちが望んでいる場所にいないときは、すべてがより複雑になる」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソの問題は一部改善
    モナコGPではアロンソが再びマシンの不安定な挙動に苦しみ、「ランダムなダウンシフト」や強いアンダーステアを訴えていた。

    ただし、シーズン序盤から続いていたシートの問題については改善が見られたという。

    「フェルナンドはFP1後にシートについて無線で何も言わなかった。それはポジティブなことだ」

    「火曜日にこのサーキットで行った作業、つまり2025年仕様のシートを2026年マシンへ適合させる試みがうまく機能したことを意味している」

    一方でストロールは依然としてシートに不満を抱えており、課題は残っている。

    「ただ、ランスはシートの問題を訴えていた。まだ解決しなければならない問題はあるが、正しい方向には進んでいる」

    勝負は夏以降
    アストンマーティンは現在、大規模なアップグレードを夏場に投入する計画を進めている。

    「ファクトリーの裏側では本当に多くのことが進んでいる。それらのアップグレードや大きな変更が、夏頃には結果をもたらしてくれると信じている」とデ・ラ・ロサは説明した。

    しかし現時点では、その期待はまだ理論上のものでしかない。

    モナコGPの週末は、アストンマーティンが依然として苦境の真っただ中にあることを改めて示した。ホンダとの新体制で再建を目指すチームにとって、本当の勝負は夏以降となりそうだ。

    アストンマーティンF1の苦戦は想定外だった
    デ・ラ・ロサの発言で印象的なのは、単なる成績不振ではなく「予想していなかった低迷」であることを率直に認めた点だ。

    2026年の新レギュレーションとホンダとのワークス体制は、本来であれば飛躍の契機となるはずだった。しかし実際には開発の遅れとマシン特性の問題が重なり、アロンソとストロールは下位争いを強いられている。

    アストンマーティン首脳陣は夏以降のアップグレードに期待を寄せているが、ライバル勢も同様に開発を続けている。現状を考えると、一度失った競争力を取り戻すのは容易ではない。

    それでもデ・ラ・ロサが繰り返したように、チーム内部では大規模な改善作業が進められている。アストンマーティンが本当に“トンネルの先の光”を見ることができるのか。その答えは夏休み明けの数戦で明らかになりそうだ。

  • 2026年F1モナコGP 決勝:全22名の持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2026年F1モナコGP 決勝:全22名の持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2026年F1モナコGPは、キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季6戦連続となるメルセデスのポールポジションを獲得してスタートする。しかし、モンテカルロではポールポジション以上に重要なのがレース中のトラックポジションだ。

    フロントローにはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が並び、スタート直後のサン・デボーテで首位奪取を狙う。さらに2列目にはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が続き、アイザック・ハジャーが5番手につけた。

    一方、ジョージ・ラッセルは6番手、マクラーレン勢は4列目に沈んだ。通常のモナコであれば追い抜きは極めて困難なため、レース結果は戦略担当者の判断によって大きく左右されることになりそうだ。

    モナコではトラックポジションがすべて
    モナコGPは「退屈なレース」と評されることもあるが、近年は必ずしもそうではない。

    2025年は2ストップ義務化ルールが導入された特殊なレースとなったが、このルールは2026年には廃止された。

    2024年はスタート直後の赤旗によってレースの様相が大きく変化。シャルル・ルクレールはミディアムタイヤでスタート後、赤旗中にハードへ交換し、そのまま優勝した。

    2022年と2023年は雨の影響を受けたため、最後に典型的なモナコ戦略が見られたのは2021年まで遡る。

    その2021年は、マックス・フェルスタッペンがソフト→ハードの1ストップ戦略で優勝。トップ勢の大半が29〜35周目にピットインする展開となった。

    F1 モナコGP タイヤ戦略

    最速戦略はソフト→ミディアム
    ピレリのシミュレーションによると、2026年モナコGPの最速戦略はソフトタイヤでスタートし、ミディアムタイヤへ交換する1ストップ戦略だ。

    理想的なピットウインドウは31〜37周目付近とされている。

    ただし、実際にはそこまで単純ではない。

    モナコではタイヤ摩耗が非常に少なく、レースペースも安定しているため、多くのドライバーはセーフティカーやバーチャルセーフティカーを待ちながらスティントを延ばす可能性が高い。

    また首位争いをするドライバーたちは、ピットアウト後に中団グループへ引っ掛かることを避けたい。そのため、20秒前後のギャップを確保するまでピットインを遅らせる可能性もある。

    F1 モナコGP 持ちタイヤ数

    対抗策はソフト→ハード
    各ドライバーは新品ハード1セット、新品ミディアム1セット、そして複数セットのソフトを残している。

    そのため代替戦略として最も現実的なのはソフト→ハードだ。

    こちらの最適ピットウインドウは29〜35周目。

    ピレリのモータースポーツ責任者ダリオ・マラフスキは次のように説明している。

    「クリーンなレースになれば、明らかにソフトとミディアムによる1ストップが最有力だ」

    「2番目の選択肢はソフト→ハードで、数秒遅くなる」

    「3番目はミディアム→ハードだが、通常のレースでは最適な選択ではない」

    ミディアム→ハードはオーストラリア、中国、日本、マイアミで勝利実績がある組み合わせだが、モナコではスタート時のグリップ不足が大きなデメリットとなる。

    F1 モナコGP 各タイヤのタイム差

    戦略家たちが恐れるのは赤旗
    2026年モナコGP週末は赤旗の連続だった。

    FP1、FP2、FP3、予選のすべてで赤旗が提示され、サポートレースでも複数回の中断が発生している。

    そのため各チームが最も警戒しているのが決勝での赤旗シナリオだ。

    ソフトタイヤでスタートする最大の利点は、スタート加速だけではない。

    仮に1周目で赤旗が出た場合、ミディアムやハードへ交換して残りのレースを走り切る柔軟性を確保できる。

    ピレリによれば、赤旗後の再スタートではミディアムタイヤが最適になる可能性が高いという。

    勝負を決めるのはスタートかセーフティカーか
    天候面では雨の可能性はわずか5%とされており、決勝はドライコンディションになる見込みだ。

    そのため勝敗を分ける最大の要素は、スタート直後のポジション争いとセーフティカーのタイミングになる。

    アントネッリはポールポジションからレースを支配できる立場にあるが、今季はスタートで順位を失う場面も少なくなかった。

    フェルスタッペンにとっては、1コーナーまでが最大のチャンスとなる。

    一方で、後方のフェラーリ勢やハジャー、ラッセルらはセーフティカーやアンダーカットを利用した戦略勝負に活路を見いだすことになる。

    モナコでは予選が勝負を決めると言われる。しかし2026年の決勝は、セーフティカー1回で勢力図が一変する可能性を秘めている。スタートと戦略の駆け引きが、伝統のモンテカルロで最大の見どころとなりそうだ。

    モナコGP 2026年のF1世界選手権

  • F1モナコGP サーキットガイド:伝統の市街地コースを攻略する鍵

    F1モナコGP サーキットガイド:伝統の市街地コースを攻略する鍵

    F1は今週末、モナコGPで再開される。舞台となるモンテカルロ市街地コースは、全長3.337km、19のコーナー、78周で争われるF1屈指の伝統的ストリートサーキットだ。

    バチカン市国に次ぐ世界で2番目に小さな主権国家であるモナコだが、その狭く曲がりくねった公道は、F1カレンダーの中でも最も有名なコースのひとつを形成している。

    モナコGPの基本データ
    モンテカルロのコースは全長3.337kmで、2026年F1カレンダーの中で最も短いサーキットとなる。コーナー数は19、決勝は78周で行われ、レース距離は260.286km。ラップレコードは2021年にルイス・ハミルトンが記録した1分12秒909だ。

    モナコでレーシングカーが初めて走ったのは1929年。タバコ製造業者のアントニー・ノゲスが、モナコ自動車クラブの仲間とともにイベントを企画したことが起源となった。

    1950年にF1世界選手権が創設されると、モナコは初年度のカレンダーに組み込まれ、それ以降もほぼ毎年その地位を守り続けている。インディ500、ル・マン24時間レースと並び、モータースポーツの「トリプルクラウン」の一角を成す存在でもある。

    狭さと集中力がすべてを決めるドライバーズコース
    3度のF1ワールドチャンピオンであるネルソン・ピケは、かつてモナコでのレースを「リビングルームで自転車に乗るようなもの」と表現した。ドライバーは狭い舗装路の上で、迫り来るバリアの間を針の穴に糸を通すように走らなければならない。

    コーナーは次々と現れ、いわゆるストレートも一瞬で過ぎ去る。体力だけでなく、精神面への負荷も極めて大きいサーキットだ。

    元ルノーF1ドライバーのジョリオン・パーマーは、モナコについて次のように説明している。

    「モナコは美しいサーキットであり、本物のドライバーズトラックだ。F1マシンで走ると狂気のように感じる。他の市街地コースと比べても非常に狭く、路面には傾斜があり、タイトで曲がりくねっていて、至るところにチャレンジがある」

    サン・デボーテを抜けると、マスネ、カジノへ向けて急勾配を駆け上がる。マスネではイン側を抱え込むように走らなければならず、外側に膨らめばバリアが待っている。

    ヘアピンは比較的単純に見えるが、実際には長く感じられ、路面の凹凸でマシンが跳ねる。トンネルを抜けた先のシケインでは、左側のアームコにどれだけ近づけるかが重要になるが、攻めすぎればパンクやダメージにつながる。

    モナコGP モンテカルロ市街地コース

    2026年はストレートモードを使用せず
    2026年F1では、空力設定を切り替えてドラッグを減らす「ストレートモード」が導入されている。従来のDRSのようにリアウイングが開くだけでなく、フロントウイングの上部エレメントも同時に動く仕組みだ。

    しかしモナコでは、コース特性と安全面を考慮し、今季初めてストレートモードが使用不可となる。つまり、全セッションを通じてフロントウイングとリアウイングは最大ダウンフォース設定のまま固定される。

    一方、DRSに代わるオーバーテイクモードは使用される。これは電気エネルギーの回生量を増やし、追加の電気出力プロファイルによって高い速度をより長く維持できる新たなパワーモードだ。

    モナコでは、検知ラインがターン16とターン17の間に置かれ、作動ラインはターン18とターン19の間、スタート/フィニッシュストレートへ向かう区間に設定される。

    予選順位の重みが最も大きい一戦
    モンテカルロでは、過去12戦中10戦がフロントローからのスタート車によって制されている。コース幅が狭く、通常のオーバーテイク機会が極めて限られるため、予選結果は他のどのグランプリよりも決勝に直結しやすい。

    アイルトン・セナはモナコGPで最多となる5回のポールポジションと6勝を記録している。チーム別ではマクラーレンが最多16勝を挙げており、そのマクラーレンは今週末のモンテカルロでF1参戦1000戦目を迎える。

    モナコGPは、単なる伝統の一戦ではない。短い全長、逃げ場のないバリア、限られたオーバーテイクポイント、そして予選一発の重要性が重なり、F1マシンとドライバーの精度を最も厳しく試す舞台となっている。

  • F2モナコ戦で危機一髪 コルトン・ハータがピットレーンで係員とニアミス

    F2モナコ戦で危機一髪 コルトン・ハータがピットレーンで係員とニアミス

    コルトン・ハータがFIA F2モナコ大会のフィーチャーレースで、ピットレーン進入時に大会関係者と危うく接触しかける場面が発生した。幸い事故には至らなかったものの、高速で進入するマシンと歩行者が至近距離ですれ違う危険なシーンとして注目を集めている。

    モンテカルロ市街地コースの狭いピットレーンでは常に高い安全意識が求められるが、今回の映像では係員がファストレーンを横断しようとしたタイミングでハータら3台が接近。わずかな差で衝突を回避した。

    コルトン・ハータがFIA F2モナコ大会のフィーチャーレースで、ピットレーン進入時に大会関係者と危うく接触しかける場面が発生した。幸い事故には至らなかったものの、高速で進入するマシンと歩行者が至近距離ですれ違う危険なシーンとして注目を集めている。

    モンテカルロ市街地コースの狭いピットレーンでは常に高い安全意識が求められるが、今回の映像では係員がファストレーンを横断しようとしたタイミングでハータら3台が接近。わずかな差で衝突を回避した。

    あわや重大事故 ハータが係員を間一髪で回避
    問題の場面はレース終盤、残り2周となったタイミングで発生した。

    ハータ、マテオ・ヴァローネ、ジョシュア・デュルクセンの3台がピットレーンへ向かった際、イベント関係者が走行ラインを横断。ハータのマシンは係員のすぐ脇を通過し、極めて危険な状況となった。

    幸いにも係員は間一髪で進路上から退避し、接触は回避された。事故による負傷者やレースへの影響は報告されていない。

    海外メディアRaceFansも映像を紹介し、「コルトン・ハータはピットへ向かった際、イベント関係者が目の前でファストレーンを横断したことで大きな衝撃を受けた」と伝えている。

    レースはツォロフが今季3勝目
    レースそのものは終盤に大きなドラマが待っていた。

    ポールポジションからスタートしたラファエル・カマラがレースの大半をリードしたものの、義務ピットストップ後にタイヤのグリップに苦しみ、ニコラ・ツォロフの追撃を受ける展開となった。

    終盤、両者は激しい首位争いを展開。カマラはランオフエリアへ飛び出してリタイアとなり、ツォロフがトップを継承した。

    そのままツォロフは後続を寄せ付けずチェッカーを受け、今季3勝目を獲得。2位にアレックス・ダン、3位にディーノ・ベガノビッチが続いた。

    この結果により、ツォロフはランキング首位ガブリエレ・ミニとの差を縮め、2026年FIA F2選手権のタイトル争いはさらに激しさを増している。

    安全管理にも注目が集まる週末に
    モナコのピットレーンはスペースが限られ、ドライバーの視界も制約される特殊な環境だ。今回は事故に発展しなかったものの、一歩間違えれば重大な結果を招きかねない場面だった。

    F1、F2ともに安全性向上が進むなか、モナコ特有の環境における運営体制やピットレーン管理のあり方にも改めて注目が集まりそうだ。

  • F1モナコGP予選 FIA記者会見:アントネッリ「まだ震えている」

    F1モナコGP予選 FIA記者会見:アントネッリ「まだ震えている」

    2026年F1モナコGP予選後のFIA公式記者会見には、ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)が出席した。

    アントネッリはフェルスタッペンをわずか0.043秒差で抑え、自身初のモナコGPポールポジションを獲得。ハミルトンも週末を通じて好調を維持したが、予選ではマシンバランスの変化に苦しみながら3番手を確保した。

    Q:キミ、シーズンで最も重要な予選のひとつですが、F1参戦2年目でモナコのポールポジション獲得は特別なものでは?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: そうだね。いわゆる“マジックラップ”と呼べるようなラップだった。すべてをまとめることができたし、マックスとの戦いは本当に接戦だった。Q3最初のアタックでは僕たちの差はわずか1/1000秒だった。でも最後のラップは良かったと分かっていたし、それで十分であってほしいと思っていた。本当に僅差だったし、とても嬉しい。昨日は少し苦戦していたから、今日大きく改善してくれたチームにも感謝したい。

    Q:アイルトン・セナが語っていたような、モナコ特有の“別次元の感覚”を味わいましたか?

    アントネッリ: そうだね。年間でも最も激しい予選だと思う。プラクティスからずっと限界に近づこうとしているし、最後のコンマ2秒を見つけようとすると簡単ではない。壁がどんどん近く感じるし、自信を持つのも難しい。でも今朝はすごく感触が良かったし、最後に結果へつなげられて嬉しい。

    Q:若さゆえにプレッシャーを感じず、純粋に楽しめていることがプラスになっていますか?

    アントネッリ: 間違いなくそうだと思う。ドライビングもマシンも週末そのものも楽しめている。去年と比べて大きな進歩だし、セッションを楽しめていることが本当に嬉しい。明日が楽しみだ。

    Q:マックス、惜しかったですね。モナコはわずかな差が勝負を分ける場所ですが、再びフロント争いができたことには満足していますか?

    マックス・フェルスタッペン: 昨日の時点でフロントロウと言われたら間違いなく受け入れていたと思う。今朝もマシンにはかなり苦しんでいたから、予選であの位置まで行けたのは本当にポジティブだった。全体として予選には満足している。トラフィックや壁との戦いもある中で、すべてのラップをうまくまとめられた。フロントロウは嬉しいし、あとは明日のスタート次第だ。今年のマシンはスタートがかなり難しいからね。後ろにはスタートの上手い2台もいる。でも今日は良い一日だったし、予選を本当に楽しめた。

    Q:2026年型マシンでもモナコの予選特有の興奮はありますか?

    フェルスタッペン: ここ数年のマシンよりも限界域はシビアだと思う。パワーの出方やドライバビリティ、シフトの感覚も違う。でもそれらを理解してクリーンなラップをまとめられた時、特に予選ではとても大きな達成感がある。

    Q:ルイス、今週末の走りは素晴らしかったです。マシンを限界まで攻めているように見えました。

    ルイス・ハミルトン: まずはキミにおめでとうと言いたい。本当に素晴らしい仕事だった。モナコで初ポールを獲るのは本当に特別なことだし、素晴らしい観客の前で達成した。僕たちにとっては難しい予選だった。プラクティスでは本当に強かったし、ほとんど何も変更していなかったのに、なぜか予選ではマシンがまったく違うものになっていた。そこは詳しく調べる必要がある。それでも僕はすべてを出し切った。できる限り壁に近づいて走ったし、今もこうしてF1の22人のドライバーのひとりとしてここにいられることは特権だ。そのすべてを楽しんでいる。

    Q:キミ、改めてポールポジションおめでとうございます。あのラップはどれほど良かったですか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: とても良いラップだった。正直に言うと、FP3で苦戦していたレッドブルがここまで来るとは思っていなかった。でも彼らは素晴らしい仕事をした。本当に接戦だったし、その中でポールを獲得できたことが嬉しい。

    Q:特に満足している区間はありますか?

    アントネッリ: セッション序盤は予想以上に難しかった。路面の感触が少し変で、マシンもFP3よりオーバーステア傾向だった。でもグリップが戻ってきてマシンもまとまり始めた。特に第2セクターには満足している。週末を通して苦戦していた5〜8コーナーが良かった。

    Q:Q3はどれほどの興奮でしたか?

    アントネッリ: ものすごかった。正直まだ震えているくらいだ。ミスの余地はまったくないし、最後のコンマ2〜3秒を削るのは本当に難しい。マックスもすごく近かったし、ルイスも週末ずっと速かった。だからポールを獲れたことが本当に嬉しい。

    Q:明日の決勝へのアプローチは? 周囲には複数回王者が並んでいます。

    アントネッリ: 後ろに誰がいるかは分かっているし、彼らが非常に優秀なドライバーだということも分かっている。まずは良いスタートを切りたい。カナダでは前進できたけれど、明日はまた条件が違う。それからレースペースも重要になる。タイヤデグラデーションが予想以上に大きい可能性もあるし、ロングランはほとんどやっていないのでデータも少ない。オーバーテイクが難しいのは分かっているが、何か起きた時にはプッシュできるペースが必要だ。

    Q:マックス、ポール争いができたことに驚きはありますか?

    マックス・フェルスタッペン: 今朝の状況を考えればかなり驚いている。僕たちはコンマ9秒遅れていた。予選までに改善できる自信はあったけれど、ポール争いまでは想定していなかった。正直なところ、予選前は「何とかトップ5に入れれば」という感じだった。でも予選が始まってすぐにマシンは良くなった。まだ問題は残っていて、特に第2セクターでは縁石やバンプでタイムを失っている。それでもポール争いができたのだから素晴らしい予選だった。昨日は満足していて、今朝はまったく満足していなかった。そして今はまた満足している。重要な場面で結果を出せたことが何よりだ。

    Q:0.043秒差ですが、どこで失ったか分かりますか?

    フェルスタッペン: そういうことは考えない。時には前にいて、時には後ろにいる。それがレースだ。僕自身はラップに満足していた。チェッカーを受けた時点で「これを誰かが上回ったなら仕方ない」と思っていた。

    Q:ルイス、3番手はマシンの最大値でしたか?

    ルイス・ハミルトン: 残念ながら今日はそうだった。週末を通じて本当に強かったし、昨日は進歩も感じていた。でも今日になると一歩後退してしまい、一晩でパフォーマンスを失った。Q1ではコンマ7秒も遅れていて、バランスを取り戻すためにフロントウイングを大きく調整しなければならなかった。予選に入る時点でフロントロウ争いのチャンスを失っていたと思う。それでも最後は持てるものをすべて引き出した。マシンも限界、僕自身も限界だった。

    Q:ポール獲得の可能性はありましたか?

    ハミルトン: セットアップを間違えたとは思わない。本当に小さな変更しかしていない。でも何かが変わってしまった。リアの安定感が突然なくなってしまったんだ。昨日のペースがあればもっと近づけたと思う。ただ最後にキミとマックスが素晴らしいラップを決めたことは認めなければならない。明日は全力で戦う。

    Q:キミの走りを見て、将来のチャンピオン候補だと思いますか?

    マックス・フェルスタッペン: 間違いなくそう思う。若いカテゴリーから上がってきて、すぐに速さを見せるドライバーは特別なものを持っている。キミもそのひとりだ。もちろんF1では才能だけでは足りない。すべてが揃う必要がある。でも今年の彼は、戦えるマシンがあれば結果を出せることを示している。それは素晴らしいことだ。

    Q:モナコでオーバーテイクは増えると思いますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕がスタートで1秒待つか、2秒待つなら別だけどね(笑)。それ以外は難しいと思う。結局モナコだから。

    マックス・フェルスタッペン: F2やF3を見ても分かるように、本当に難しい。コースレイアウトそのものがオーバーテイク向きではないんだ。

    Q:ルイス、明日優勝できると思いますか?

    ルイス・ハミルトン: モナコのレースがどういうものかは分かっている。オーバーテイクはほとんどないと思う。良いスタートを決めて前の2台にプレッシャーをかけたい。たぶん雨が必要かもしれない。でも不可能ではない。全力でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。この2人は素晴らしいドライバーだし、マシンも速い。それでも最後まで諦めず戦う。

    Q:キミ、スタートについてはどうですか? そしてマックスとルイス、ポールシッターに何かアドバイスはありますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: モントリオールでは日曜日にポジションをひとつ失ったけれど、少なくとも6〜7台抜かれることはなかったので前進だったと思う。モナコはターン1までの距離が短いから、とにかくクリーンなスタートを決めることが大事だ。魔法のようなスタートを狙う必要はないし、その後どうなるか見てみたい。

    マックス・フェルスタッペン: シグナルが消えたら1秒待つことだね。それが僕のアドバイスだ。

    ルイス・ハミルトン: 僕はひとつ後ろだから2秒だね。

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 2秒ね、分かったよ。

    Q:ルイス、昨日と今日で何が変わったと思いますか? タイヤの準備や路面進化が影響したのでしょうか?

    ルイス・ハミルトン: 本当に分からない。週末を通して僕たちは全体的にもっとダウンフォースを求めていた。木曜日にサーキットへ来た時、他チームがリアウイングに面白い追加パーツを付けているのを見たけれど、僕たちにはそれがなかった。それは少し驚きだった。それでもペースは良かったし、速く走るためにはもっとフロントのグリップが必要だと感じていた。ところが予選になるとフロントが効きすぎる状態になっていて、なぜかフロントウイングを大幅に寝かせなければならなかった。最終的にその調整によってQ3最後のラップではかなりまともな状態になった。ただ、そのバランスがQ1の時点で欲しかった。モナコは自信がすべてだからね。Q1でその自信を完全に失い、その後は何とか取り戻そうとしていた。だから3番手には比較的満足している。もちろん欲しかったのはポールポジションだ。チームはついにそれを獲得するに値すると思っていたし、自分にも可能性があると感じていた。今の僕はマシンとの関係もチームとの関係もとても良い状態にある。まだ十分な速さがあることも示せている。速さが失われたわけではない。これまで多くの否定的なコメントもあったけれど、それに関係なく自分のペースがあることを示せているのは嬉しい。これからも努力を続けるし、毎週末結果を出し続けるつもりだ。

    Q:マックス、モナコでは今年初めて完全にフルアタックできる予選になりました。楽しめましたか?

    マックス・フェルスタッペン: シャシー規則そのものは悪くないと思う。マシンが少し細くなったことも悪くないし、フロントアクスルの位置が見やすくなったのも良い。以前はタイヤの上に構造物があって視界が遮られていたけれど、今は頂点が見やすくなった。そして全開で走れて、自分の好きなギアを選べる状況なら、それは常に良いものだ。今日は久しぶりにマシンの中で本来の自分らしく走れた感覚があった。残念ながらカレンダー上の多くのサーキットでは同じことはできないけれど、こうした状況の方が自然に運転できる。

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕も同意する。僕たちのパワーユニットは素晴らしいけれど、今日はアウトラップでバッテリー管理をする必要がなかった初めての予選だった。ステアリングを見ながらエネルギーを管理する必要もなく、内燃機関のパフォーマンスだけを最大限活用すればよかった。だから今日はとにかく運転とラップタイムだけに集中できる予選だった。

    Q:マックスとルイス、キミの走りを見て将来のワールドチャンピオン候補だと思いますか?

    マックス・フェルスタッペン: 間違いなくそう思う。若いカテゴリーから上がってきて、カテゴリーが変わってもすぐ速さを発揮できるドライバーには特別なものがある。キミはまさにそういうタイプだった。だから速いこと自体は驚きではなかった。もちろんF1では才能だけでは足りない。すべての要素が揃わなければならないし、ドライバーとしてもさらに完成度を高める必要がある。そして勝つためにはマシンも必要だ。でも今年の彼は、戦えるパッケージがあれば結果を出せることを証明している。それは素晴らしいことだと思う。

    Q:Q3最終セクターではどのような心境でしたか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 正直なところ、自分がどれだけタイムを更新しているかは分かっていなかった。デルタタイムは少し見たけれど、実際にマックスがどんなタイムを出したかは知らなかった。ただ、良いラップだという感覚はあったし、すべてがうまく噛み合っていた。特に第2セクターは本当に良かったと感じていた。そしてフィニッシュラインを越えた後にチームから無線で知らされた。モナコではあまりにも集中しているから、とにかくミスをせずに最速で走ることしか考えていない。そしてチェッカーを受けた後で結果が分かるんだ。

    Q:マシンが細くなり、バッテリー管理も少なくなりました。決勝ではオーバーテイクが増えると思いますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕がスタートで1秒待つか2秒待つなら別だけどね(笑)。それ以外は難しいと思う。結局モナコだから。

    マックス・フェルスタッペン: F2やF3を見ても分かるように、本当に難しい。コースレイアウトやコーナー形状の問題もあって、仕掛ける場所がほとんどない。相手も簡単にラインを守れてしまう。だから難しいと思う。

    Q:ルイス、明日優勝するチャンスはあると思いますか?

    ルイス・ハミルトン: モナコのレースがどういうものかは分かっている。オーバーテイクはほとんどないと思う。まずは良いスタートを決めて前の2台にプレッシャーをかけたい。おそらく雨が必要かもしれないけれど、不可能ではない。全力でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。ただ、この2人は素晴らしいドライバーだし、マシンも速い。今週末を通して本当に強かった。モナコのレースはどうしても隊列走行になりがちだ。前のクルマについていくとブレーキもタイヤもすぐオーバーヒートしてしまう。しかもタイヤが非常に硬いので、実質的にはワンストップレースになってしまう。将来的にはドライバーにとってもファンにとっても、もっと面白いレースにする方法が見つかるといいと思う。それでも僕は全力を尽くすし、彼らにプレッシャーをかけ続ける。コーナーで少しでもミスを誘えればと思っている。

    Q:キミ、昨日から今日にかけてメルセデスは大きく改善しました。どこでマシンはあなたを驚かせましたか? また、まだ不安に思うサーキットはありますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 正直に言うと、チームが昨日から今日にかけて素晴らしい仕事をしてくれた。昨日は本当に苦戦していた。でもチームは一晩でデータを分析し、大きくセットアップを変更した。そして今朝のマシンはまったく別物だった。マシンはより生き生きとしていて、縁石やバンプへの対応も良くなった。許容範囲も広がった。チームは本当に素晴らしい仕事をしたし、そのセットアップ変更こそが昨日から今日にかけて大きくパフォーマンスを向上させた理由だと思う。そのおかげでポールポジション争いができた。