カテゴリー: シャルル・ルクレール

  • シャルル・ルクレール F1モナコGPで特別スーツ着用「街中に僕の物語がある」

    シャルル・ルクレール F1モナコGPで特別スーツ着用「街中に僕の物語がある」

    シャルル・ルクレール(フェラーリF1)が、母国レースとなる2026年F1モナコGPに向けて特別なレーシングスーツを披露した。

    モナコ出身のルクレールにとって、モンテカルロ市街地コースは単なる開催地ではない。幼少期から慣れ親しんだ街であり、自身の人生とモータースポーツキャリアの原点でもある。フェラーリはモナコGPに合わせ、モナコ国旗をモチーフにした特別デザインのレーシングスーツを公開した。

    今回の特別スーツは、通常のフェラーリの鮮やかなレッドを基調としたデザインとは異なり、アイボリー(オフホワイト)をベースカラーに採用。肩や脇、襟元にはフェラーリ伝統のレッドが配され、モナコ国旗をイメージした赤と白のカラーリングで母国への敬意を表現している。

    また、レーシングシューズやキャップも統一デザインを採用。フェラーリの跳ね馬エンブレムやスポンサーのロゴはそのまま残しながら、通常仕様とは大きく異なる特別なコーディネートとなっている。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)シャルル・ルクレール(モナコグランプリ)

    モナコGPはルクレールにとって毎年特別な意味を持つ一戦だ。地元ファンの前で戦う唯一のレースであり、コースのあらゆる場所に自身の思い出が刻まれているという。

    「母国でレースをするのは本当に、本当に特別なことだ」

    「子供の頃からバスに乗って通っていた道だし、モナコには何か特別なものがある」

    ルクレールは、市街地コースの各コーナーに自身の記憶が結び付いていると語る。

    「コース上のどのコーナーにいても、子供時代やレースを始めた頃の思い出がある」

    「サーキットの至るところに個人的な物語がある。だからこそ、僕にとって特別な場所なんだ」

    2024年には悲願だった母国モナコGP初優勝を達成したルクレール。2026年も地元ファンの大歓声を背に、特別なレーシングスーツで再びモンテカルロの市街地に挑む。モナコの街とともに成長してきたフェラーリのエースにとって、この週末が特別なものであることに変わりはない。

  • フェラーリ初EV「ルーチェ」に賛否噴出 ハミルトンとルクレールの試乗映像も話題

    フェラーリ初EV「ルーチェ」に賛否噴出 ハミルトンとルクレールの試乗映像も話題

    フェラーリ初のEV「ルーチェ」が正式公開され、その大胆すぎるデザインと電動化路線を巡って世界中で議論を巻き起こしている。

    フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールを起用した公式プロモーション映像を公開。両F1ドライバーが実車を試乗し、その印象を語った。しかし、その“完璧に管理された映像”とは裏腹に、SNSやYouTubeのコメント欄では批判的な反応が噴出している。

    フェラーリ史上初のEV「ルーチェ」とは
    4ドア・5シーターGTとして開発されたフェラーリ「ルーチェ」は、マラネロにとって歴史的な転換点となるモデルだ。

    アップルでiPhoneデザインを手掛けたジョナサン・アイブが開発に関与し、122kWhバッテリーと800Vアーキテクチャを採用。4基の独立型電動モーターによって最大1050馬力を発生し、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は310km/hに達する。

    一方で、その未来的すぎるデザインはフェラーリファンの間で大きな論争を引き起こした。従来のフェラーリ像から大きく逸脱したスタイリングに加え、“V12の魂”を電気モーターで代替できるのかという根本的な疑問も噴出している。

    フェラーリ側は、EVでありながらブランド特有の感情的な高揚感を残すため、“エモーショナル・シグネチャー”と呼ばれる音響演出システムを搭載。電動モーターの自然周波数を増幅し、ドライバーに感覚的な刺激を与えるとしている。

    ルクレール「これまでのフェラーリとは全く違う」
    公開映像の中で、シャルル・ルクレールはルーチェについて次のように語った。

    「デザインは、これまでのフェラーリで見てきたものとは本当にまったく違う」とルクレールはコメント。

    さらに、近年のタッチ操作中心の流れから一転し、物理ボタンを復活させた点についても好意的な反応を示した。

    ルクレールはルーチェを「とても未来的」と表現し、「未来を見据えて革新することは、非常にフェラーリらしい」と評価している。

    ただ、その映像内での表情や雰囲気には微妙な違和感を覚えたファンも少なくなかった。

    一部メディアは、ルクレールがレーシングシートに沈み込むような姿勢で座っていたことや、どこか慎重なリアクションを見せていた点に注目。「本当に心から興奮しているようには見えなかった」と指摘する声も出ている。

    ハミルトンは走りを評価「コーナーで常に安定している」
    一方、ルイス・ハミルトンはよりドライビング性能に焦点を当てた。

    「パワーデリバリーは素晴らしい」

    「コーナーを走っている時も、常に中心が安定している感覚がある」とハミルトンは語った。

    7度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンは、細部の作り込みやドライビングフィールを高く評価。「非常にフェラーリらしいクルマ」と表現している。

    しかし、内燃エンジンを愛してきたハミルトンが、本当にEVフェラーリに強い感情移入をしているのかについては、ファンの間でも意見が分かれている。

    YouTubeコメント欄は“炎上状態”に
    フェラーリ公式映像のコメント欄には、公開直後から大量の批判コメントが投稿された。

    「これはフェラーリではない」
    「SUVとEVを混ぜたようなクルマだ」
    「V12の魂を失った」

    といった否定的な反応が相次ぎ、中には「コメント欄を閉鎖しなかったことに驚いた」という声まで上がった。

    もっとも、フェラーリ側もこうした反応は織り込み済みだったようだ。

    フェラーリのグローバル製品マーケティング責任者エマヌエーレ・カランドは動画内で、

    「このクルマを発表すれば、激しい議論が起こることは分かっていた」

    「熱狂的に愛する人もいれば、多くの嫌う人も出てくる」

    と率直に認めている。

    フェラーリは“批判覚悟”でEV時代へ踏み込んだ
    ルーチェに対する反応は極端だ。しかし、フェラーリが市場調査や顧客ヒアリングを十分に行わずに、このプロジェクトを進めたとは考えにくい。

    数年にわたって開発が進められてきたルーチェは、超富裕層顧客のニーズや今後の高級EV市場を見据えたうえで投入された戦略モデルとみられる。

    インターネット上では賛否が渦巻いているが、フェラーリはそのすべてを理解した上で、あえて最も危険な領域へ踏み込んだようにも見える。

    【関連】
    ・フェラーリEV「ルーチェ」に批判殺到 元会長モンテゼーモロ「跳ね馬を外して」

  • シャルル・ルクレール F1カナダGPで絶望「悪夢のような週末だった」

    シャルル・ルクレール F1カナダGPで絶望「悪夢のような週末だった」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1カナダGPを4位で終えたものの、自身のパフォーマンスには強い不満を抱えていた。

    ルクレールはスプリントで5位、決勝では4位を獲得したが、いずれもチームメイトのルイス・ハミルトンに後れを取った。ハミルトンはスプリントで6位だった一方、決勝では2位表彰台を獲得している。

    「F1キャリアで最も苦しい週末」
    ルクレールは週末を通してSF-26のバランスに苦しみ、特にブレーキとタイヤへのフィーリング不足が深刻だったと明かした。

    「ご褒美だとは思わない。努力の成果というより、運が良かっただけだと思っている」とルクレールはレース後に語った。

    「僕にとっては悪夢のような週末だった。おそらくF1キャリアで最も苦しい週末だったと思う」

    「FP1の最初のラップから決勝最後のラップまで、タイヤの感覚がまったくなかった。最後の15周はリスクを避けるため、1周あたり1.5秒も遅いペースで走っていた」

    「それでも危険な瞬間が何度もあった。本当に厳しい週末だった」

    ルクレールは終盤、安全マージンを確保するため意図的にペースを落としていたことも認めている。

    ハミルトンとの差を痛感
    一方で、ルクレールはハミルトンの走りを“重要なベンチマーク”として受け止めていた。

    「良かったのは、今週末のルイスが素晴らしい基準になったことだ。彼は本当に信じられない走りをしていたし、マシンへのフィーリングも完璧だった」

    「なぜここまで差が生まれたのかを分析し、理解することができる」

    今季からフェラーリへ加入したハミルトンは、カナダGPで今季ベストとなる2位表彰台を獲得。対照的にルクレールは終始フィーリング不足に悩まされる形となった。

    モントリオール特有の苦手意識
    ルクレールは、モントリオール市街地コース自体が自身のドライビングスタイルと合っていないとも説明した。

    「モントリオールは昔からあまり得意なサーキットじゃない。メルボルンと少し似ている」

    「詳しくは言わないけど、コーナーのリズムと僕のドライビングスタイルがうまく噛み合わないんだ」

    その上で、金曜のブレーキ問題と土曜のタイヤへの違和感が重なり、さらに状況を悪化させたという。

    「金曜にはブレーキの問題があり、土曜はタイヤの問題もあった。ルイスより極端に悪い状態だったわけではないけど、僕にはまったくフィーリングがなかった」

    「リズムを作ることができなかった」

    表彰台争いの可能性も消滅
    ルクレールはレース序盤、表彰台争いの可能性を感じていたものの、ミディアムタイヤ投入後に状況が一変したと振り返った。

    「最初のスティントでは表彰台争いも見えていた。でもミディアムタイヤを履いた瞬間、表彰台に上がれたら奇跡という状況になった」

    結果的にルクレールは4位でフィニッシュ。ジョージ・ラッセルのリタイアやマクラーレン勢の戦略失敗にも助けられる形となり、本人も「運による結果」と受け止めている。

    フェラーリにとってはハミルトンが今季最高結果を持ち帰った一方で、ルクレール側はセットアップ、タイヤ、ブレーキ、そしてドライビングスタイルとの相性という複数の課題が浮き彫りとなった週末だった。

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1カナダGP予選を8番手で終え、決勝を4列目からスタートすることになった。

    今季ここまで4戦で2度の表彰台を獲得し、ドライバーズランキング3位につけるルクレールだが、モントリオールではマシンへの感触をつかめず、予選後に「キャリア最悪の週末」と振り返った。

    ルクレール「すべてが悪夢のようだった」
    「正直に言って、これは僕のキャリアで最悪の週末のひとつ、もしかしたら最悪の週末だ」とルクレールは予選後にコメント。

    「FP1から、マシンを感じられるラップが1周もなかった」

    「どのコーナーでも壁に突っ込むんじゃないかという感じだった。今日はタイヤが完全にウインドウから外れていたし、昨日はブレーキもウインドウに入っていなかった。何かがかみ合って、すべてが正しく機能する瞬間は一度もなかった」

    「ただ、ルイスは予選を通してそれをやれていたし、僕はできなかった。こういうコンディションでタイヤを機能させるために、自分に何ができるのかを分析するつもりだ。ここまでは本当に悪夢のようだった」

    ハミルトンとの差に困惑
    ルクレールは、土曜のスプリントでもルイス・ハミルトンの後方からスタートし、最終的には5位でフィニッシュしたものの、カナダGPの週末を通じてチームメイトに対して明確な優位を築けていない。

    予選ではジョージ・ラッセルのポールタイムから0.4秒遅れの8番手。フロントランナーに挑む展開にはならず、ルクレール自身も原因をつかみ切れていない。

    「奇妙だけど、今の僕が置かれている状況はそういうものだし、そこに取り組まなければならない」

    「すべてを調べるつもりだ。正直に言って、今はマシンに対してとても奇妙な感触がある。だから全部を確認する。もちろん、僕にももっと良くできることはある。でも、とにかくすごくおかしな感じだった」

    決勝は立て直しの一戦に
    ルクレールにとって、カナダGPは今季序盤の流れを維持するうえで重要な一戦となる。前戦マイアミGPでは8位に終わっており、今回も予選8番手からのスタートとなったことで、上位争いに加わるには決勝での大きな改善が必要になる。

    一方で、ハミルトンが今季屈指の好調な週末を過ごしていることは、フェラーリのマシン自体にポテンシャルがないわけではないことを示している。ルクレールにとっては、タイヤとブレーキを機能させられなかった原因をどこまで解消できるかが、決勝の鍵になる。

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP初日「ブレーキにまったく自信がない」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP初日「ブレーキにまったく自信がない」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選を6番手で終えた。チームメイトのルイス・ハミルトンに後れを取ったルクレールは、週末を通してブレーキングに大きな問題を抱えていることを明かした。

    フェラーリはマイアミGPで導入したアップグレードの最適化を進めているが、ルクレールはコーナー進入時の不安定さに苦しみ、思うように攻め切れなかったという。

    「曲がれるか分からないままコーナーへ入っている」
    「正直、僕の側としてはこうなることはある程度予想していた。マシンにまったく馴染めていないんだ」

    「なぜか僕の側のガレージではブレーキにかなり苦しんでいる。そこを調べて、明日に向けて何か見つけないといけない。そうでなければ、とても長い週末になる」

    「今のところ最大の問題はブレーキだ。ブレーキングでは“そのまま真っ直ぐ行ってしまわないこと”を祈りながらコーナーに入っている状態なんだ」

    一方で、ブレーキ以外の部分については一定の手応えも感じていると語った。

    「それ以外は実際かなり悪くない。ルイスは今週末ずっと本当に速い。でも僕としては、とにかくブレーキのフィーリングを改善する必要がある」

    「何が起きているかについては、かなり明確な理解があると思う。ただ、それを明日までに修正できるかは別問題だ」

    「できる限り最善を尽くして対処していくしかないし、状況を好転させられるか見てみるよ」

    フェラーリF1は5-6番手スタート
    スプリント予選ではマクラーレン勢が2列目を独占し、フェラーリ勢は5番手ハミルトン、6番手ルクレールという結果となった。ルクレールにとっては、ブレーキングの問題をどこまで改善できるかが、残りの週末を左右する重要なテーマになりそうだ。

  • アストンマーティンF1 シャルル・ルクレールに接触も移籍話は消滅

    アストンマーティンF1 シャルル・ルクレールに接触も移籍話は消滅

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2029年まで契約を結んでいるにもかかわらず、2026年シーズンの低迷を受けて将来を再検討していると報じられている。その中で有力視されていたアストンマーティン移籍案が、ここにきて急速にトーンダウンしているようだ。

    ルクレールはフェラーリで8年目のシーズンを迎えているが、これまで本格的なタイトル争いには加われていない。契約には離脱条項が含まれているとされ、近年は複数チームが動向を注視してきた。

    アストンマーティン移籍案は“失速”
    当初、アストンマーティンは2027年に向けた補強候補としてルクレールに強い関心を示していたとされる。フェルナンド・アロンソの将来が不透明視される中、マネージャーのニコラ・トッドと接触していたことも報じられていた。

    しかし、2026年シーズンのアストンマーティンの苦戦が状況を大きく変えた。

    アストンマーティンはホンダ製パワーユニット由来の振動問題や信頼性不足に苦しみ、予選Q1敗退や完走率低下が続いている。エイドリアン・ニューウェイ加入で期待を集めたが、現時点ではトップ争いどころか中団でも苦戦している状況だ。

    TSNのジャーナリストであるネイト・サンダースは、ルクレールの去就について次のように語った。

    「昨年の時点では、シャルルにとっての“救命ボート”はアストンマーティンだと思われていた」

    「だが、オーストラリアでの最初のプラクティスを見た瞬間に、我々は『彼はもう行かないだろう』と思った」

    「ニコラ・トッドがアストンマーティンと話をしていた時期もあったし、それをかなりオープンにしていた。しかし、その話は完全に消えてしまった」

    残された選択肢はレッドブルF1?
    サンダースは、仮にルクレールがフェラーリを離れる場合、現実的な移籍先は限られているとも指摘した。

    その中で名前が挙がったのがレッドブルだ。ただし、その可能性はマックス・フェルスタッペンの去就と密接に結びついている。

    「もしレッドブルにシートが空くなら、それはマックスが去った場合だ」

    「しかも、それはチーム状況への不満やマシンへの不満が背景にあるだろう。現在のレッドブルは内部的にも崩れ始めているように見える」

    一方で、サンダースは「カルロス・サインツのように突然ウィリアムズへ移るケースでもない限り、大きな地殻変動が必要だ」とも述べており、現時点ではルクレールがフェラーリを離れる決定打はまだ存在していないとの見方を示した。

    2027年F1勢力図の鍵を握る存在
    2026年F1シーズンはレギュレーション変更によって勢力図が大きく変化し、フェラーリ、レッドブル、アストンマーティンのいずれも安定した体制を築けていない。

    その中でルクレールの将来は、単なるドライバー移籍話に留まらず、2027年以降のトップチーム再編に直結するテーマとして注目を集めている。

    特にアストンマーティンが“ニューウェイ+ホンダ”体制で期待されたほどの競争力を見せられていないことは、移籍市場にも大きな影響を与え始めている。現時点では、ルクレール側が慎重姿勢に傾いているとの見方が強まっている。

  • シャルル・ルクレールはフェラーリではF1ワールドチャンピオンになれない?

    シャルル・ルクレールはフェラーリではF1ワールドチャンピオンになれない?

    シャルル・ルクレールはワールドチャンピオン級の才能を持っている――だが、現在のフェラーリではタイトル獲得は難しいかもしれない。そう語ったのは、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハだ。

    ラルフ・シューマッハはSky Deutschlandのインタビューで、ルクレールの能力自体は高く評価しながらも、フェラーリの組織構造や現状の体制に疑問を投げかけた。

    また、その流れの中でマックス・フェルスタッペンの将来についても言及し、フェラーリ移籍の可能性には否定的な見解を示している。

    「ルクレールには才能がある」 それでもフェラーリでは難しい理由
    ラルフ・シューマッハは、ルクレールがタイトルを争える実力を持っていることに異論はないと強調した。

    「マクラーレンなら間違いなく可能だ。昨年のランド・ノリスと同じようにね。それについては疑いようがない」

    一方で、フェルスタッペン級の“絶対的支配力”を持つタイプではないとも指摘した。

    「彼はマックス・フェルスタッペンか? いや、違う」

    それでもルクレール本人については高く評価している。

    「彼にはポテンシャルがあると思う。それに、人間的にも本当に素晴らしい人物だ」

    しかし問題は、フェラーリというチームの構造そのものだという。

    「フェラーリはフェラーリだ。そして、フレデリック・バスールひとりでは十分ではない」

    「だから問題になるのは、このチーム、この体制の中で彼が本当にワールドチャンピオンになれるのかということだ」

    フェルスタッペンでもフェラーリでは機能しない?
    ラルフ・シューマッハは、理論上はフェルスタッペンであればフェラーリでも成功できる可能性はあると認めた。

    「可能性としては何だってあり得る」

    「多くのドライバーがフェラーリに行きたがる。F1において特別なブランドだからね」

    しかし、実際にはフェルスタッペンの性格や現在の環境を考えると、フェラーリ移籍は現実的ではないと見ている。

    「マックスはメルセデスで非常に快適に感じていると思う」

    ラルフ・シューマッハは、フェルスタッペンが最近取り組んでいるGT3活動や、そこで関わるチーム、そしてメルセデス製エンジンとの関係性にも言及した。

    「GT3の体制や、そこで協力しているチーム、さらにメルセデスのエンジンもある。彼らは常に最高のエンジンを作っている」

    「だから、私はそれをほとんど想像できない」

    “ミハエル時代”との決定的な違い
    さらにラルフ・シューマッハは、現在のフェラーリではフェルスタッペンのようなドライバーでさえ機能しない可能性があると分析した。

    「マックスは、ある意味でこの構造に従わなければならなくなる。でも彼はそういうタイプではない」

    長年フェルスタッペンを支えてきたレースエンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレンへ移籍する可能性が報じられていることも、その見方を強めている。

    「彼自身も、チームリーダーとして振る舞うことに慣れている」

    「だが、今うまく機能していないチームに単独で入っていっても、ドライバーとしてそれをコントロールすることはできないだろう」

    その上でラルフ・シューマッハは、兄ミハエル・シューマッハがフェラーリ黄金時代を築いた当時との違いを挙げた。

    「兄は当時、一緒に働く優秀なグループを連れて行った」

    「だが、ドライバーひとりだけで行くのでは十分ではないと思う」

    そして最後に、フェルスタッペンの将来的な選択肢についてこう締めくくった。

    「私の考えでは、彼が行けるのはメルセデスかマクラーレンだけだ」

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1でシューマッハ超え目前「記録より王座」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1でシューマッハ超え目前「記録より王座」

    シャルル・ルクレールは、ミハエル・シューマッハが持つフェラーリ歴代最多出走記録の更新に近づいている。2026年シーズン終了時点で通算154戦に到達しており、180戦を記録したシューマッハまであと26戦に迫った。

    ただし、ルクレール本人が見据えているのは“記録更新”ではない。フェラーリでワールドチャンピオンになることこそが最大の目標だと強調し、「記録より王座」という率直な思いを口にした。

    シューマッハの記録更新が現実味
    ミハエル・シューマッハは1996年から2006年までフェラーリに在籍し、スクーデリアで6度のワールドチャンピオンを獲得した。

    当時は1シーズン平均16〜17戦だった時代だったが、シューマッハはフェラーリで通算180戦に出走。その数字は長年、チーム史上最多記録として残り続けている。

    一方、ルクレールは2026年時点で154戦に到達。フェラーリとの契約は2029年末まで続くと見られており、このまま参戦を続ければ2027年中にもシューマッハ超えを果たす可能性が高い。

    スクーデリア・フェラーリ ミハエル・シューマッハ

    「記録よりフェラーリで王者になりたい」
    この記録について質問されたルクレールは、率直な思いを明かした。

    「不思議な感じだ。僕はまだとても若いと感じているし、フェラーリでの最初の年のことを昨日のように覚えている。でも特別なことだ」

    「でも、僕はフェラーリで最も経験豊富なドライバーとして記憶されたいわけではない。フェラーリのワールドチャンピオンとして記憶されたい。それはまだ達成できていない」

    「僕が集中しているのはそこだ。実は、この統計については本当に知らなかった。1番になることを楽しみにしているわけではなく、ただワールドチャンピオンになりたい」

    「それが、僕が毎日努力し、取り組んでいることだ。その日が来ることを願っている」

    バスール「統計よりパフォーマンス」
    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールも、ルクレールの価値は数字だけでは測れないと語った。

    「シャルルは長い間チームにいる。彼はアカデミーにいて、ザウバーへ行き、そしてフェラーリに戻ってきた」

    「彼はドライバーとしてのパフォーマンスの一部であることは確かだが、チームの発展、結束、チームスピリットの一部でもある」

    「私は統計の大ファンではない。彼がいつ1番になるのか、2番になるのかは分からない。我々は2027年か何かの統計よりも、パフォーマンス、短期的なパフォーマンスにずっと集中している」

    フェラーリの象徴的存在へと成長したルクレールだが、本人が求めているのは“最多出走”という記録ではない。スクーデリアにタイトルをもたらすドライバーとして、その名を刻むことだ。

  • シャルル・ルクレール F1レギュレーション批判に異論「僕はアウトサイダー」

    シャルル・ルクレール F1レギュレーション批判に異論「僕はアウトサイダー」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1レギュレーションをめぐる議論のなかで、自分の見方がグリッド上では少数派であることを認めた。

    マイアミGPでは、過度なスーパークリッピングやリフト&コーストを抑えるため、エンジン規則に修正が加えられた。それでもルクレールは、新世代F1のレースが「人工的」になっているという批判には同意していない。

    ルクレールは「アウトサイダー」を自認
    フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1の新しいエンジン規則に対する自身の見解について、グリッド上で「少しアウトサイダー」だと語った。

    2026年F1レギュレーションは、電気エネルギーの比重が高まったことで、序盤から議論の的になってきた。マイアミGPでは、スーパークリッピングの許容範囲が350kWまで拡大され、使用可能エネルギーも8MJから7MJへと削減された。

    この変更は、マックス・フェルスタッペンが「アンチレース」「ステロイドを打ったフォーミュラE」と評し、複数のドライバーが「マリオカート」と表現したことを受けたものだった。

    「オーバーテイクは実際にはかなり良い」
    レースが以前よりも自然に感じられるかと問われたルクレールは、他のドライバーたちの見方とは少し違う立場を示した。

    「いや、僕はそれにはいつも少し反対してきた」とルクレールは語った。

    「自分がグリッド上で少しアウトサイダーだということは分かっている。でも少なくとも僕が前のクルマたちと戦った範囲では、相手のクルマが自分たちと似たようなシステムを持っていて、似たような使い方をしている場合、実際にはオーバーテイクはかなり良いと感じている」

    戦略性は増したが、根本は大きく変わっていない
    ルクレールは、新しいレースの形が従来より戦略的になっていることは認めた。一方で、それが必ずしも不自然なものになったとは考えていない。

    「昨年より少し戦略的になっている。でも昨年もDRSを使うか、使わないか、あるいは引き離すかという意味では戦略的だった」

    「だから大きく変わったとは思わない。そして間違いなく、最も大きな焦点になっているのは予選だ。そこに焦点が当たるのは正しいことだ」

    F1はすでに来季に向けて、内燃機関と電気エネルギーの出力比率を現行の50対50から見直し、内燃機関側への依存度を高める方向に動いている。多くのドライバーが現行ルールに違和感を示すなかで、ルクレールの発言は、新規則の評価が単純な賛否では割り切れないことを示している。

    Source: RacingNews365

  • シャルル・ルクレール 約28億円の豪華ヨット購入 3隻目「Sedici」

    シャルル・ルクレール 約28億円の豪華ヨット購入 3隻目「Sedici」

    シャルル・ルクレールが、新たに3隻目となるヨット「Sedici」を購入した。推定価格は1,500万ユーロ(約28億円)とされ、F1パドックの喧騒から離れるための新たな“隠れ家”を手に入れた形だ。

    新艇「Sedici」は全長30メートル超の大型ヨットで、2基のMTU 16V 2000 M96Lエンジンを搭載する。各エンジンは2,638馬力を発生し、合計出力は5,276馬力に達する。最高速度は28ノット、時速にして約52km/hで、巡航速度は24ノットとされている。

    5,276馬力の大型ヨット
    「Sedici」は単に高出力なだけではない。船体の揺れを抑えるため、フィンスタビライザーとジャイロ式スタビライザーを備えており、快適性にも重点が置かれている。

    排水量は約100トンに及び、荒れた海でも安定性を確保する設計となっている。外装と内装はいずれも高級仕様で、キャビンからは140平方メートルに及ぶガラス窓を通じてパノラマビューを楽しめる。

    10人が宿泊可能な豪華仕様
    船内には5つのキャビンが用意され、最大10人のゲストを収容できる。なかでも目を引くのが、船尾に設けられた35平方メートルの拡張型「ビーチクラブ」だ。

    フェラーリのエースとして世界各地を転戦するルクレールにとって、このヨットはレース週末から離れて過ごすためのプライベートな空間となる。推定1,500万ユーロ、日本円で約28億円という価格を考えれば、今回の購入はまさに“桁違い”のオフタイム投資といえる。