カテゴリー: アンドレア・キミ・アントネッリ

  • メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

    メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選で、ジョージ・ラッセルが黄旗区間を通過しながらポールポジションを獲得した場面について、新たなメルセデスのチーム無線が公開された。

    Q3終盤、マックス・フェルスタッペンがターン9でクラッシュした直後、キミ・アントネッリはアタックを中止した一方で、ラッセルはタイムを更新して逆転ポールを獲得。この判断を巡り、アントネッリはレースエンジニアのピーター・“ボノ”・ボニントンに無線で疑問を投げかけていた。

    アントネッリ「ダブルイエローだったはず」
    予選Q3ではフェラーリ勢やフェルスタッペン、メルセデス勢が入り乱れる激しいポール争いが展開されていた。

    ルイス・ハミルトンが暫定ポールを記録した直後、シャルル・ルクレールがさらに上回り、その後フェルスタッペン、アントネッリ、ラッセルが最終アタックへ入った。

    しかしフェルスタッペンはターン9でRB22のリヤを失いクラッシュ。これにより黄旗が提示され、アントネッリはアタックを中止して4番手にとどまった。一方、ラッセルは1分06秒113を記録し、ルクレールを約0.2秒上回ってポールポジションを獲得した。

    セッション後、アントネッリは無線で状況を確認した。

    「ジョージはどうしてタイムを更新できたんだ?」

    これに対し、ボニントンは次のように説明した。

    「黄旗区間ではリフトしたようだ」

    しかしアントネッリは納得せず、

    「でもダブルイエローだったよ」

    と返答。ボニントンも、

    「そこは確認する必要がある」

    と答えており、メルセデス陣営内でも状況を把握しきれていなかったことが明らかになった。

    さらにフェルスタッペンのクラッシュ直後には、ボニントンから

    「イエロー、イエロー」

    との無線が飛び、アントネッリは悔しさをあらわにした。

    「くそっ! あのラップだったんだ! あのラップだったんだよ!」

    ラッセル「大きくアクセルを戻した」
    一方、ラッセルもチェッカー後の無線で、自身が黄旗区間で減速していたことを強調した。

    「そのコーナー進入ではアクセルを戻した。かなりタイムを失ったけど、ちゃんとリフトした」

    「進入で大きくアクセルを戻したから、コンマ1秒以上は失った」

    予選後、このラップはFIAスチュワードによる審議対象となったが、映像やマーシャリングシステムの確認の結果、ラッセルが通過した時点ではシングルイエローが提示されていたと判断。減速義務を満たしていたことからポールポジションは正式に認められた。

    一方のアントネッリは、自身にはダブルイエローが表示されていたとの認識を示し、フェルスタッペンの事故では全車がアタックを中止すべき状況だったとの考えを示している。

    今回公開された追加のチーム無線によって、ラッセルが黄旗下で減速したと認識していた一方、アントネッリはダブルイエローが提示されたと受け止めていたことが明らかになり、予選終盤の混乱ぶりが改めて浮き彫りとなった。FIAは最終的にシングルイエロー区間で適切に減速したと判断し、ラッセルのポールポジションを正式に確定させている。

    【関連】
    ・F1オーストリアGP予選:ラッセル逆転ポール フェルスタッペンのクラッシュで波乱

  • アントネッリがメルセデスF1のチームオーダー示唆「状況次第で戦い方を変える」

    アントネッリがメルセデスF1のチームオーダー示唆「状況次第で戦い方を変える」

    2026年F1ドライバーズ選手権をリードするアンドレア・キミ・アントネッリは、メルセデスが今後のレースでチーム内バトルへの対応を見直す可能性があることを明かした。ライバル勢が急速に迫る中、ジョージ・ラッセルとの自由なバトルだけでなく、タイトル争い全体を見据えた判断が必要になるとの考えを示している。

    前戦バルセロナ・カタルーニャGPでアントネッリは、残り3周で電気系トラブルによりリタイア。

    当時2位を走行していたが、この結果により5連勝が止まり、フェラーリのルイス・ハミルトンが今季初優勝を挙げてランキング2位へ浮上した。

    さらにこのレースでは、アントネッリとラッセルが激しく争ったことでタイムを失い、その間にハミルトンがバーチャル・セーフティカー(VSC)中のピットストップを活用して逆転勝利を収めた。

    レース後、チーム代表のトト・ヴォルフは「ドライバー同士を自由に戦わせたことで勝利を逃した可能性がある」と認め、オーストリアGPを前にドライバーと話し合いを行ったことを明かしていた。

    ライバル次第で戦い方を変更
    アントネッリは、今後も基本的には自由にレースをする方針を維持しながらも、ライバルとの戦況によっては対応を変える考えを示した。

    「どういうレースをするかは、本当に状況次第だと思う」

    「もし他チームからプレッシャーを受けている状況なら、違った戦い方をすることになる。でも僕とジョージだけの争いなら、これまで通り自由にレースができる」

    さらに、タイトル争いが激化する中ではチーム内だけを見て戦う段階ではなくなってきたと説明した。

    「もちろん、これからはもっと賢くレースをすることが重要になる。ジョージと僕だけの問題ではなく、他のライバルたちも迫ってきているからだ」

    「今週末はトップ4チームが本当に接近すると思う。フェラーリはよりパワフルな新しいエンジンを投入するし、レッドブルは大規模アップグレードを持ち込む。それにマクラーレンもマイアミ以降ずっと速さを見せている」

    「だから僕自身のレースの進め方も少し変わるかもしれない。それも状況次第だ」

    「もし他のドライバーがすぐ近くにいて、ライバルが接戦なら、ジョージと2人だけで争っている時とは違う戦い方になると思う」

    ヴォルフもスペインGPを反省
    スペインGP後、ヴォルフはチーム内バトルが結果的に勝利を逃す要因になった可能性を認めていた。

    「今日はチーム内ではフェアにレースをさせようとした。しかし、それが勝利を失う原因になったのかもしれない」

    「レース優勝を他チームと争っている状況では、どう対応すべきかをドライバーたちと話し合う必要がある」

    メルセデスは開幕から圧倒的な強さを見せてきた一方、近年はライバル勢との差が急速に縮まりつつある。

    タイトル争いは「簡単ではない」
    アントネッリは、ハミルトンの復調やラッセルの速さ、さらにメルセデスの信頼性問題も含め、今後のタイトル争いは厳しいものになると認めた。

    ハミルトン、ラッセル、そしてマシンの信頼性のどれが最も気になるかと問われると、アントネッリは「全部だ」と笑いながら答えた。

    「でも心配しているというより、簡単な戦いにはならないと分かっているだけだ」

    「ジョージは本当に速いし、ルイスは今とても調子が良く、マシンにも完全に馴染んで勢いがある」

    「厳しい戦いになるのは間違いない。だからこそ、あらゆるチャンスを最大限に生かすことが重要だ。バルセロナでは最後にトラブルが起きて大きなポイントを失ってしまった」

    「チャンスがある時は必ず最大限の結果を出さなければならない。何が起きるか分からないからね」

    さらに、ランキング上位以外のドライバーもまだ優勝争いから脱落したわけではないと強調した。

    「他のドライバーたちも決して除外はできない。昨年マックス(フェルスタッペン)が大きなポイント差をひっくり返したことを見れば分かる。だから常に集中し、自分のベストを尽くすことが大切なんだ」

    メルセデスは2026年シーズン序盤を支配してきたものの、直近3戦で2度のメカニカルトラブルによるリタイアを喫している。カナダGPではラッセル、スペインGPではアントネッリがトラブルで戦列を去り、スペインGPは今季初めてメルセデスが勝利を逃したレースとなった。

    オーストリアGPではフェラーリの新型パワーユニット、レッドブルの大規模アップグレード、そして好調を維持するマクラーレンが加わることで、タイトル争いは新たな局面を迎えそうだ。メルセデスはドライバー同士の自由なバトルを維持しつつも、状況に応じた柔軟なチーム戦略で王座防衛を目指すことになる。

  • マックス・フェルスタッペン アントネッリを絶賛「こうなることは予想していた」

    マックス・フェルスタッペン アントネッリを絶賛「こうなることは予想していた」

    キミ・アントネッリの躍進に、現役王者のマックス・フェルスタッペンが賛辞を送った。

    2025年にF1デビューを果たしたアントネッリはルーキーイヤーに苦戦する場面もあり、メルセデスのチームメイトであるジョージ・ラッセルに後れを取ることも少なくなかった。しかし2026年シーズンは開幕7戦で5勝を挙げる活躍を見せ、ドライバーズランキング首位を走っている。

    フェルスタッペン「こうなることは予想していた」
    前戦スペインGPでは予期せぬリタイアを喫したことでランキングでのリードは縮まったものの、アントネッリのパフォーマンスはライバルたちからも高く評価されている。

    フェルスタッペンはRacingNews365を含むメディアに対し、若きイタリア人ドライバーの成長ぶりを称賛した。

    「彼くらいの年齢で今やっていること、そして安定感を身につけようとしていることは本当に印象的だ」

    「モナコで見せた走りもそうだ。あの年齢で、特に予選でプレッシャーのかかる状況のなか、あれだけのラップをまとめるのは簡単ではない」

    「彼がこういう活躍をすることをうれしく思っている。彼は素晴らしい才能の持ち主だ。僕は以前からそれを知っていた」

    「こうなることは予想していた。ルーキーシーズンでは誰でもミスを犯すものだが、大切なのはそこからどう学ぶかだ。彼はその点で非常にうまくやっていると思う」

    「今の彼が見せているものも素晴らしいし、これから先に待っている可能性を考えても本当に印象的だ」

    「自分自身のスターになることが重要」
    またフェルスタッペンは、アントネッリを過去の名ドライバーたちと比較する必要はないとの考えを示した。

    「比較については、彼自身も言っていたが、自分らしくいることが重要だ。他人を見たり、誰かのようになろうとしたりする必要はない」

    「ただ自分自身であればいい。彼もそれを理解しているし、自分のやり方で進めばいい」

    「そうすることで人は成長する。自分のやり方で物事を進めることが大切なんだ。そして、自分自身のスターになることも重要だ」

    フェルスタッペンはアントネッリの成長ぶりを高く評価するとともに、他人と比較するのではなく、自分らしさを貫くことの重要性を強調した。4度の世界王者は、アントネッリが今後さらに飛躍を遂げる可能性に期待を寄せている。

  • ランド・ノリスがアントネッリを称賛 F1王者防衛苦戦も「見ていて楽しい」

    ランド・ノリスがアントネッリを称賛 F1王者防衛苦戦も「見ていて楽しい」

    2025年F1ワールドチャンピオンのランド・ノリスが、2026年シーズンを席巻しているキミ・アントネッリへの率直な思いを明かした。自身はタイトル防衛に苦しむ一方で、19歳の若きメルセデスドライバーに大きな敬意を抱いているという。

    アントネッリは開幕から6戦で5連勝を記録し、ドライバーズランキング首位を独走。そんな圧倒的な活躍を続けるライバルについて、ノリスは「見ていて楽しい」と語り、その人柄と実力を高く評価した。

    アントネッリ独走でノリスは苦戦
    2026年シーズン開幕から6戦を終えた時点で、アンドレア・キミ・アントネッリはドライバーズランキング首位を独走している。

    モナコGPで今季5連勝を達成したアントネッリは156ポイントを獲得。ランキング2位のルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけており、チームメイトのジョージ・ラッセルも68ポイント差まで後退している。

    一方、前年王者のランド・ノリスは58ポイントでランキング6位。アントネッリとの差は98ポイントに達している。

    ノリス自身も2025年シーズンには苦しいタイトル争いを経験している。第15戦オランダGP終了時点ではチームメイトのオスカー・ピアストリに34ポイント差をつけられていたが、その後6戦連続で上回り、最終的にマックス・フェルスタッペンを2ポイント差で下して初タイトルを獲得した。

    「批判する部分が見当たらない」
    スペイン紙『Mundo Deportivo』のインタビューでノリスは、アントネッリの活躍について次のように語った。

    「子供の頃から知っていたわけではないけど、とても礼儀正しい人に見える。とてもいい人だ。僕にとっては、それが一番大事なことだ」

    「彼には大きな敬意を抱いている。まだ本当に若いし、19歳で世界選手権を争っているんだ。信じられないことだ」

    「まだF1で2年目なのに、とても強力なチームメイトと戦いながら毎週のように勝っている。正直、彼を批判できる部分はほとんどない」

    「実質的に完璧な仕事をしている。もちろん、自分が同じ立場にいないことを考えると辛い部分もある。でも、こういう光景を見るのは楽しいんだ」

    若き王者候補への敬意
    ノリスは、アントネッリの人柄とパフォーマンスの両方を高く評価している。

    「良い人が素晴らしい結果を出しているのを見るのは気持ちがいい。特に彼の年齢ならなおさらだ。本当に尊敬している」

    「これほど素晴らしい仕事をしている人を見るのは楽しい。なぜなら、そういう結果を出すのに何が必要なのか僕自身が分かっているからだ」

    「だから、あれほど見事にやっている姿を見ると、ただ脱帽して敬意を示すしかない」

    さらにノリスは、タイトル争いについても公平な見方を示した。

    「ジョージが勝ったらうれしい。イギリス人だし、親しい友人だからね」

    「キミが勝ってもうれしい。正直なところ、チャンピオンになった人なら誰でも祝福する。おそらく、その人が最も勝つに値したということだからだ」

    マクラーレンを襲う信頼性問題
    ノリスのタイトル防衛苦戦の背景には、マクラーレンの深刻な信頼性問題がある。

    2026年の新レギュレーション導入後、マクラーレンは開幕から数々のトラブルに見舞われてきた。

    第2戦中国GPではメルセデス製パワーユニットのバッテリー問題により、ノリスとピアストリの両者がスタートできなかった。さらにノリスはカナダGPでギアボックストラブルによってリタイアし、モナコGPでもエンジントラブルでリタイアを喫している。

    今季ここまでの表彰台は、第4戦マイアミGPでの2位のみ。アントネッリがアンダーカットで逆転優勝を飾ったレースだった。

  • メルセデスF1が“えこひいき説”を一蹴「まるで別の言語を聞いているようだ」

    メルセデスF1が“えこひいき説”を一蹴「まるで別の言語を聞いているようだ」

    2026年F1タイトル争いが激しさを増すなか、メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームズ・アリソンが、チーム内で特定ドライバーを優遇しているとの憶測を強く否定した。

    ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリのコンビを擁するメルセデスでは、近ごろファンの間で「ラッセルが優遇されている」「いやアントネッリこそチームの本命だ」といった議論が活発化している。しかしアリソンは、そうした見方はチーム文化とは相容れないものだと強調した。

    ラッセル派とアントネッリ派の論争が過熱
    メルセデスは公式コンテンツ『Nu Silver Arrows Radio Show』の中で、この話題を異例の形で取り上げた。

    発端となったのは、バルセロナ・カタルーニャGPでのチームメイト同士のバトルだ。ラッセルとアントネッリが争う間にタイムを失い、その隙を突いたフェラーリのルイス・ハミルトンが勝利を手にしたことで、チームのマネジメント方針に注目が集まった。

    しかしチーム代表のトト・ヴォルフは以前から、両ドライバーに平等な機会を与えていると説明しており、チームオーダーを検討するのは外部のタイトル争いのライバルが明確な脅威となった場合だけだと語っている。

    アリソン「優遇という発想自体が異質」
    アリソンはチーム内優遇説について、極めて明確な言葉で否定した。

    「ファンは応援するドライバーに強い思い入れを持っていて、自分が支持するドライバーに成功してほしいと願うものだ」

    「だが、その考え方がチームの中でどのように受け止められているか知りたいなら、実際にチームで働いてみる必要がある」

    「もしチームで働けば、その文化を理解するだろう。そして、そうした考え方がチームの誰にとってもいかに異質なものか分かるはずだ」

    「私たちがそうした話を耳にすると、まるで別の言語を聞いているような感覚になる」

    アリソンの発言からは、ドライバーごとに待遇差を設けているという見方に対する強い違和感と苛立ちがうかがえる。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    メルセデスが重視するのはコンストラクターズ王座
    アリソンによれば、F1チームにとって最も重要なのはドライバーズタイトルではなくコンストラクターズ選手権だという。

    「我々にとって最も重要なのは、両ドライバーが成功することだ」

    「正直なところ、どちらが上回るかにはこだわっていない。毎レースで1-2フィニッシュを達成したいだけで、その順番は問題ではない」

    さらに、チームがどちらか一方を優先するのは極めて限定的な状況だけだと説明した。

    「一方のドライバーにタイトル獲得の可能性がなくなり、もう一方が他チームのドライバーと選手権を争っている場合、その時になって初めてチームとして意見を持つ権利が生まれる」

    「しかし、それまでは両ドライバーに常に上位を走ってほしいと考えている」

    アリソンは、チームの報酬や評価はコンストラクターズランキングによって決まることを指摘し、「えこひいきは我々にとって何の意味もない」と断言した。

    タイトル争いが本格化するまで方針は不変
    アントネッリがランキング首位を走り、ラッセルも依然としてタイトル圏内に位置するなか、ファンの間では「メルセデスはどちらを優先するのか」という議論が今後も続きそうだ。

    しかし少なくとも現時点でチームの姿勢は明確である。選手権の計算上、どちらか一方を支援する必要が生じるまでは、ラッセルとアントネッリの両者から最大限のポイントを獲得することが最優先課題だということだ。

    メルセデスは、タイトル争いの主役が誰であれ、まずは2台揃って勝利を目指すという原則を崩すつもりはない。

  • F1王者候補アントネッリにローマ教皇との謁見案浮上 バチカンが調整か

    F1王者候補アントネッリにローマ教皇との謁見案浮上 バチカンが調整か

    2026年のF1世界選手権をリードするアンドレア・キミ・アントネッリが、ローマ教皇レオ14世との謁見を実現させる可能性が浮上した。イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、バチカン内部で面会に向けた調整が進められているという。

    19歳のアントネッリは今季、メルセデスで5連勝を達成するなどセンセーショナルな活躍を見せ、F1界の新たなスターとして注目を集めている。教皇との謁見が実現すれば、世界選手権を争う若きイタリア人ドライバーにとって極めて名誉な機会となりそうだ。

    バチカンがアントネッリとの面会を調整
    『Corriere dello Sport』は、「バチカンは、F1世界選手権の若きリーダーに対し、レオ14世が近く謁見の機会を与えることに自信を持っている」と報じた。

    現時点で正式決定はされていないものの、実現すればイタリア国内のみならず、世界的にも大きな注目を集めるイベントとなる。

    アントネッリは今季、メルセデスのエース候補として期待を背負いながらF1フル参戦2年目を迎え、開幕から圧倒的な速さを披露している。

    アイルトン・セナとも重なる価値観
    報道によれば、アントネッリは教皇レオ14世を信仰や連帯の価値観を体現する存在として尊敬しているという。

    記事では、その姿勢が信仰心の厚さで知られた故アイルトン・セナを連想させるとも伝えられている。

    セナはキャリアを通じて宗教的信念を公言し、多くのファンから精神的な支柱としても支持を集めた。アントネッリもまた、競技成績だけでなく人間性の面でも注目を集めつつある。

    5連勝後もランキング首位を維持
    アントネッリは今季、モナコGPまで5連勝を達成して一気にタイトル争いの主役へと躍り出た。

    連勝は前戦バルセロナ・カタルーニャGPでのパワーユニットトラブルによって途切れたものの、ランキング首位は維持している。

    現在はフェラーリのルイス・ハミルトンに41ポイント差をつけており、次戦オーストリアGPへ向けてもタイトル争いの最有力候補とみられている。

    ローマ教皇との謁見が実現すれば、アントネッリにとってキャリア初期を象徴する特別な出来事となりそうだ。

  • キミ・アントネッリが告白 メルセデスF1のアルピーヌ送りを「恐れていた」

    キミ・アントネッリが告白 メルセデスF1のアルピーヌ送りを「恐れていた」

    2026年F1世界選手権をリードするキミ・アントネッリが、ルーキーイヤーだった2025年にメルセデスのシート喪失を本気で恐れていたことを明かした。

    現在は5連勝を飾り、史上最年少記録を次々と塗り替える活躍を見せるアントネッリだが、わずか1年前にはアルピーヌやウィリアムズへのレンタル移籍説に苦しみ、自身の将来に不安を抱えていたという。

    ルーキーシーズンに訪れた暗黒期
    2025年にルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスに昇格したアントネッリだったが、シーズン中盤は厳しい戦いを強いられた。

    5月から9月にかけての10戦で4度のリタイアを喫し、予選でも5回敗退。マイアミGP終了時点では48ポイントを獲得していたものの、その後は苦戦が続き、約3か月半後のアゼルバイジャンGP終了時点でも66ポイントにとどまっていた。

    なかでもベルギーGPのスプリントウイークは特に厳しく、競争セッションでの順位は20位、17位、19位、16位と低迷。スパ・フランコルシャンのメディアエリアで感情をあらわにする姿も見られた。

    アルピーヌ移籍説が不安を増幅
    アントネッリは『Motorsport Italia』のインタビューで、当時の心境を率直に振り返った。

    「去年よりずっとストレスは少ない。今は自分が何かを証明できたと感じているし、状況をよりコントロールできている」

    「来年もF1にいることは分かっている。でも去年、ベルギーGPの週末には、周囲のすべてが暗く見えた時期があった」

    当時のパドックでは、メルセデスがアントネッリをアルピーヌやウィリアムズへレンタル移籍させる可能性があるとの噂が流れていた。

    いずれもメルセデス製パワーユニットを使用するチームであり、若手育成を続けるための選択肢として取り沙汰されていたが、それは同時にトップチームのシートにまだふさわしくないと判断されたことを意味していた。

    「噂を否定してくれなかった」
    アントネッリは、その噂が精神的に大きな影響を与えたと認めている。

    「厳しい時期だった。でもそれを乗り越えたことで、ドライバーとしてだけでなく、人としても精神的に強くなれた」

    「シーズンのある時点で、コース上の結果が思うように出ていなかった。そのうえアルピーヌやウィリアムズへの移籍の噂が広まり始めた」

    「しかも、その噂は否定されなかった」

    「そういう状況では疑念が生まれるのは避けられないし、負のスパイラルに陥る危険もあった」

    当時のメルセデス代表トト・ヴォルフは公にはアントネッリへの信頼を語っていた一方で、マックス・フェルスタッペン獲得にも関心を示していたとされる。そのため若きイタリア人が不安を抱いたのも無理はなかった。

    史上最年少王者へ一直線
    しかし、その苦しい時期を乗り越えたアントネッリは2026年に劇的な飛躍を遂げた。

    もしメルセデスが中団チームへのレンタルを決断していれば、現在の歴史的快進撃は実現しなかったかもしれない。

    アントネッリは日本GPでジョージ・ラッセルを抜いてランキング首位に立ち、22歳未満でF1世界選手権をリードした史上初のドライバーとなった。さらに現在は5連勝を記録しており、ランキングでは66ポイント差の独走状態にある。

    2025年に抱えていた将来への不安は、わずか1年で完全に払拭された。今やアントネッリは、史上最年少F1ワールドチャンピオン誕生の期待を背負う存在となっている。

  • メルセデスF1 ついにチームオーダー導入示唆 ヴォルフ「興味深い議論になる」

    メルセデスF1 ついにチームオーダー導入示唆 ヴォルフ「興味深い議論になる」

    メルセデスF1が長年貫いてきた「自由競争」の方針に変化の兆しが見えてきた。チーム代表のトト・ヴォルフは、バルセロナ・カタルーニャGPでジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリを戦わせた判断を振り返り、今後はチームオーダーの導入も視野に入れる考えを示した。

    レースではアントネッリの方が速いペースを持ちながらもメルセデスは介入せず、その間にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が逆転勝利を達成。

    ヴォルフは「興味深い議論になる」と語り、勝利を争う場面でのドライバー運用について再検討する可能性を認めた。

    ヴォルフ「結果には満足していない」
    メルセデスはバルセロナ・カタルーニャGPでジョージ・ラッセルが2位表彰台を獲得したものの、キミ・アントネッリは終盤にバッテリートラブルでリタイア。ルイス・ハミルトンに今季初勝利を許す結果となった。

    レース後、ヴォルフはまず信頼性問題への不満を口にした。

    「満足できる内容ではない。モントリオールでコンストラクターズ選手権の25ポイントを失い、今日もまた25ポイント、あるいは18ポイントを失った。勝つためにはまず完走しなければならない」

    「信頼性こそ我々が最優先で解決しなければならない問題だ。誰も満足していないし、原因究明のためにあらゆる可能性を調査する」

    メルセデスはカナダGPに続き、2戦連続でパワーユニット関連のトラブルに見舞われており、ヴォルフはこの状況を重く受け止めている。

    アントネッリの方が速かったと認める
    ヴォルフは今回のレースで、ラッセルよりもアントネッリの方が速かったことを認めた。

    「ジョージはレース序盤に信じられない走りを見せた。まるで後続が止まっているかのようだった」

    「だがその後はペースが落ちた。第1スティント終盤から、その後のスティントでは明らかにキミの方が速かった」

    それでもメルセデスは両ドライバーの争いに介入しなかった。

    「我々はこれまで常にドライバー同士を自由に戦わせてきた。そのため今回も介入しなかった」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    チームオーダー導入の可能性を示唆
    しかしヴォルフは、今後も同様の状況が発生した場合は対応を見直す可能性があると明かした。

    「今後については検討する必要がある。両ドライバーと話し合い、ペース差がある状況をどう扱うべきか考えなければならない」

    「もし勝利を争っている状況で、そのまま戦わせることで勝利を失うリスクがあるならばどうするのか。それは非常に興味深い議論になるだろう」

    さらにヴォルフは、どのような決定を下す場合でもチーム内で透明性を保つことを強調した。

    「すべてはチームの利益を最優先にし、完全に透明性を持って行われる」

    メルセデスは2026年シーズン開幕からドライバー同士の自由なレースを認めてきたが、フェラーリの戦闘力向上によって状況は変わりつつある。タイトル争いが激化するなか、これまでの方針を維持するのか、それともチームオーダーという選択肢を本格的に導入するのか。バルセロナでの敗戦は、その転換点になるかもしれない。

  • キミ・アントネッリ F1バルセロナGP終盤リタイアに落胆「少し空っぽな気分」

    キミ・アントネッリ F1バルセロナGP終盤リタイアに落胆「少し空っぽな気分」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝の終盤にジョージ・ラッセルをオーバーテイクし、表彰台圏内を走行していたが、残り4周でマシンを止めてリタイアを喫した。

    メルセデスの19歳は今季ここまでグランプリ5連勝を記録していたが、バルセロナでその流れは途切れ、今季初のリタイアとなった。

    終盤の逆転直後に訪れた無念のリタイア
    アントネッリは66周で争われた決勝で、レース終盤にチームメイトのラッセルをターン1で攻略し、2番手に浮上した。優勝したルイス・ハミルトンに続く表彰台は目前だったが、その直後にメルセデスがコース上で停止した。

    「正直、今は少し空っぽな気分だ。でも、こういうものだ。レースはこういうことが起きるし、良い時も悪い時もある」

    「今日のペースは間違いなく良かった。第1スティントでは少し苦労したけれど、第2、第3スティントではかなりペースがあった。残り3周くらいで、もう少しのところだったので残念だ。でも、さっき言ったように、これもレースだ。誰のせいでもないし、次に目を向ける」


    ハミルトンの3ストップ戦略とVSCが勝負を分ける
    アントネッリはラッセルとハミルトンの後方からスタートし、メルセデスは2ストップ戦略を選択。一方、フェラーリは高温下のコンディションを踏まえ、ハミルトンに3ストップ戦略を採らせた。

    ハミルトンは最終ピットストップ後にメルセデス勢を抜き返す必要がある展開だったが、短いバーチャルセーフティカーが発動し、ピットインして首位で復帰することに成功した。

    アントネッリは、もし第2スティントでラッセルを早く抜けていれば、ハミルトンのフェラーリ初優勝を阻止できた可能性があったと振り返った。

    「まず、ルイスのことを本当にうれしく思う。フェラーリでの初勝利をずっと追い求めてきたし、それを達成した姿を見られて本当にうれしい」

    「もし第2スティントでジョージを抜けていたら、少し違うレースになっていたと思う。特にスティント終盤のペースはとても良かったので」

    「VSCの状況を考えると、ルイスとはかなり接近していたかもしれない。戦えた可能性もあったと思うけれど、これも結果だ」

    自らの予選にも反省「オーストリアで強く戻る」
    アントネッリは決勝で高いペースを見せた一方、前日の予選については自らの仕事に満足していないと認めた。

    「僕自身、昨日は良い仕事ができなかった。だから、これから1週間休んで、オーストリアに向けて準備し、もっと強くなって最高の状態に戻りたい」

    バルセロナでは目前だった表彰台と連勝記録を失ったが、アントネッリは依然としてドライバーズランキングでハミルトンに41ポイント差をつけている。次戦オーストリアGPでの巻き返しに注目が集まる。

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    ・ホンダF1 アロンソがバッテリー異常でリタイア「重く受け止めている」

  • キミ・アントネッリ F1バルセロナGPで痛恨リタイア 2番手走行中にストップ

    キミ・アントネッリ F1バルセロナGPで痛恨リタイア 2番手走行中にストップ

    キミ・アントネッリが、2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP終盤に痛恨のリタイアを喫した。

    メルセデスのアントネッリはレース終盤まで3番手を走行。61周目にはチームメイトのジョージ・ラッセルに接近すると、メインストレートでオーバーテイクを仕掛けた。

    ラッセルはターン1進入で抵抗し、アントネッリをコース外側へ押し出そうとしたが、アントネッリは引かずに並走。そのままターン1で前に出ると、ラッセルの反撃も封じ込めて2番手に浮上した。

    しかし、そのわずか2周後の63周目にアントネッリのマシンが突如スローダウン。コース脇にマシンを止め、そのままレースを終えることになった。

    メルセデスはレース中に公式SNSを更新し、「キミがコース上でストップし、バルセロナGPをリタイアした」と報告。現時点でリタイアの詳細な原因は明らかにされていない。

    アントネッリは表彰台獲得が目前だっただけに、メルセデスにとっても大きな痛手となるリタイアとなった。レース終盤の黄旗の原因となり、上位争いの展開にも影響を与える出来事となった。