カテゴリー: アンドレア・キミ・アントネッリ

  • キミ・アントネッリ F1中国GPポール「まだリスクとリターンを学んでいる」

    キミ・アントネッリ F1中国GPポール「まだリスクとリターンを学んでいる」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1中国GP予選でポールポジションを獲得し、F1史上最年少のグランプリ・ポールシッターとなった。チームメイトのジョージ・ラッセルに0.222秒差をつけ、中国GPで歴史的な1周を決めた。

    19歳のイタリア人ルーキーは、その快挙を喜びながらも、まだ自分には改善すべき点が多く残っていると冷静に受け止めている。予選での一発のまとめ方や、各セッションでのリスクとリターンの見極めについて、今も学習の途中にあると明かした。

    アントネッリ「まだリスクとリターンの比率を学んでいる」
    アントネッリは、ラッセルにトラブルが起きたことは把握していたものの、自身は集中を切らさず最後まで走り切ることだけを考えていたと振り返った。

    「彼にトラブルが起きたのは見えていた。でも僕は集中を保って、落ち着いて、いいラップをまとめることだけを考えていた。そして最終的に、それができた」とアントネッリは語った。

    「すごくうれしい。結局のところ、まだ始まりにすぎないし、これからもっといろいろなことが待っている」

    「明日が本当に楽しみだ。マシンの感触はとてもいいし、クルマも強い。明日はやれることがたくさんある。でも今日は本当にうれしい」

    その一方で、アントネッリは予選で常にベストを引き出すという点では、まだ完成されていないとも認めた。特に結果が直接重要ではないセッションで、どこまで攻めるべきかの判断が今の課題だという。

    「簡単ではない。メルボルンでは大きなクラッシュがあって、それが予選とレースに向けて少し後れを取る形になってしまったのは残念だった」

    「でも難しいんだ。これだけ速いクルマがあって、すごいチャンスがあると、その機会を逃したくないと思う。だから攻めにいってしまう」

    「僕の場合、まだリスクとリターンの比率をどう改善するかを学んでいるところだ。特に、たとえばFP3のように結果そのものがあまり重要ではないセッションではね。勢いを維持するためにも、正しいバランスを見つけることが大事なんだ」

    「それに、どんな状況でも物事をひとつにまとめることが大事だと思っている。予選でも、Q1からQ3までクリーンに進めることが必要だ」

    「今はまだ、それをどう実現すればいいのか自分なりのやり方を探しているところだ。現時点では、Q1とQ2はうまくいっても、Q3が十分ではないと感じることがある。そこにはまだ改善が必要だ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    トト・ヴォルフは“若すぎる”批判に反論
    メルセデス代表のトト・ヴォルフは、2025年にルイス・ハミルトンの後任としてアントネッリを抜てきした当時、年齢を理由に懐疑的な見方があったことを改めて振り返った。そして今回のポールポジションが、その判断の正しさを示したと強調した。

    「多くの人が、この子は若すぎる、メルセデスに乗せるには若すぎる、もっと別の形で準備させるべきだったと言っていた。でも今日、この子はやってのけた」とヴォルフは語った。

    「キミがポールを獲ったことは本当にうれしい。でもジョージの側のように、キットがドライバーを裏切ってしまったら……本当なら2人が真っ向から戦うところを見たかったし、彼らに何ができるのかを見たかった。だからジョージがあのラップを走れなかったのは残念だ」

    ヴォルフはラッセルのマシンに起きた問題について、電気系統の不具合の可能性を示した。予選Q3ではコース上で一時停止する場面もあったが、電源の再投入を繰り返したことで復旧したという。

    「電気系統のように見える。我々はクルマの電源を3回入れ直さなければならなかった。基本的にはiPhoneみたいなものだ。電源を入れて、切って、また入れる。そして3回目で動いた」

    「もうコースには出られないと思っていた。でも驚いたことに、最終的にはラップを走ることができた」

    アントネッリにとって今回のポールポジションは、速さだけでなく、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを保てることを示した1日だった。ただ本人の視線はすでに次に向いている。歴史を塗り替えた直後でも、課題を自覚し、さらに完成度を高めようとしているところに、メルセデスが将来を託した理由が表れている。

  • アンドレア・キミ・アントネッリ F1史上最年少ポールポジション記録更新

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1史上最年少ポールポジション記録更新

    2026年F1中国GP予選で、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがポールポジションを獲得し、F1史上最年少ポールポジション記録を更新した。

    アントネッリは1分32秒064を記録してチームメイトのジョージ・ラッセルを上回り、決勝の最前列を確保。19歳201日でグランプリ予選のポールポジションを獲得し、F1の歴史に新たな記録を刻んだ。

    これまでの最年少ポールポジション記録は、セバスチャン・ベッテルが保持していた。ベッテルは2008年第14戦イタリアGP(モンツァ)で、トロ・ロッソ所属時に21歳72日でポールポジションを獲得していた。

    今回のアントネッリの記録更新は、このベッテルの記録が樹立されて以来、約18年ぶりの出来事となる。さらにアントネッリはベッテルの記録を約1年半以上も若い年齢で更新することになった。

    2026年にF1デビューしたばかりの19歳のルーキーは、プレッシャーのかかるQ3で完璧なラップをまとめてトップタイムを記録。史上最年少ポールポジションという快挙を達成し、決勝では自身初勝利を狙う。

    F1史上最年少ポールポジション
    ■アンドレア・キミ・アントネッリ:19歳201日(2026年中国GP)
    ■セバスチャン・ベッテル:21歳72日(2008年イタリアGP)

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1史上最年少ポールポジション

  • ランド・ノリスの証言でアントネッリ救済 メルセデスF1フロントロウ維持

    ランド・ノリスの証言でアントネッリ救済 メルセデスF1フロントロウ維持

    キミ・アントネッリは、2026年F1中国GPのスプリント予選後に審議対象となったものの、ペナルティを免れ、スプリントでのフロントロウを維持することになった。

    ランド・ノリスはターン1進入時、レーシングライン上にいたアントネッリに遭遇し、無線で「そのラップはプッシュしようとしていたけど、彼が邪魔だった」と報告していた。

    しかし、その後の審議でノリス自身がその周回は実際には「プッシング・ウォームアップラップ」だったと説明したことで、裁定は変わった。

    メルセデスのアントネッリは、この件を受けてスチュワードの調査対象となったが、最終的に処分は科されなかった。

    スチュワードは、ノリスが本当のアタックラップ中だった場合には、アントネッリにペナルティが科されていた可能性が高いことを明確にしている。

    スチュワードは「意味のあるタイムを狙う周回ではなかった」と判断
    スチュワードは裁定理由について、ノリスが意味のあるタイムを記録しようとしていた周回ではなかった点を重視した。

    「言い換えれば、12号車のキミ・アントネッリがピットレーンを出てコースに入った時点で、1号車のランド・ノリスは意味のあるラップタイムを記録するために積極的に走っていたわけではなかった」と説明した。

    さらにスチュワードは、「もし1号車がプッシュラップ中であったなら、当時の12号車の位置関係を考えれば、12号車は不必要に1号車を妨害していたことになっていた」と付け加えた。

    そのうえで、「1号車のドライバーが、自身は12号車に妨害されたわけではない、なぜなら意味のあるラップタイムを狙っていたわけではなかったと明確な立場を示したことを踏まえ、これ以上の措置は取らない」と結論づけた。

    ノリスは3番手のまま スチュワードへの誤認誘導は回避
    ノリスは最終的にアントネッリのすぐ後ろで予選を終えており、もしアントネッリにグリッド降格が科されていれば、自身がフロントロウへ繰り上がる立場にあった。

    それでもノリスは、問題となった周回の性質についてスチュワードに誤解を与えるような主張は行わず、自分が妨害されたわけではないという立場を明確にした。

    仮にそのラップの性質について誤認を招く説明をしていれば、より重大な処分や、マクラーレンのエンジンサプライヤーでもあるメルセデスとの関係にまで影響が及ぶ可能性もあった。

  • キミ・アントネッリ F1開幕戦で2位 ブランドル「シューマッハを思い出した」

    キミ・アントネッリ F1開幕戦で2位 ブランドル「シューマッハを思い出した」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年F1開幕戦オーストラリアGPでプラクティスの大クラッシュから立て直し、予選フロントロウ獲得と決勝2位という印象的な週末をまとめ上げた。

    この走りはパドックでも高く評価され、マーティン・ブランドルはミハエル・シューマッハを思い起こさせたと絶賛。ジェンソン・バトンも、限界まで攻め続ける姿勢を称賛している。

    週末を通じたアントネッリのパフォーマンスについて、各方面から賛辞が寄せられた。

    ブランドルが見たシューマッハの面影
    マーティン・ブランドルは、スカイスポーツF1のレース後コラムで、メルセデスの強さとアントネッリの立て直しを高く評価した。

    「メルセデスは冬季テストで非常に強く、そのまま“本命”の評価を持ってメルボルンに入ったが、それは正しかった。1周の速さもレースペースも素晴らしかった」とマーティン・ブランドルは書いた。

    「キミ・アントネッリはプラクティスでウォールに激突してマシンを壊したが、チームは彼がQ1でラップを走れるように、ちょうど間に合う形で見事に修復した。マックス・フェルスタッペンのレッドブル・レーシングがリアをロックさせ、まるでハンドブレーキを引いたかのようにバリアに突っ込み、赤旗を出したことで、彼らには少し余裕も生まれた」

    「キミはクラッシュの直後の次のアタックラップで、極めて速い走りを見せた。それを見て、1991年の鈴鹿でミハエル・シューマッハがベネトンのスペアカーをクラッシュさせた場面を思い出した。そのマシンは、その週末には主としてチームメイトのネルソン・ピケに割り当てられていたものだった」

    ラッセルとのタイトル争いも期待
    ブランドルはさらに、アントネッリが今季を通じてジョージ・ラッセルを脅かす存在になると見ている。

    「アントネッリはスタートで出遅れながらも、きっちり2位でフィニッシュした。彼がシーズンを通してジョージに大きなプレッシャーをかけ続けることに、私はまったく疑いを持っていない」

    「もし本当にメルセデスがタイトルを争えるマシンを持っているのなら、彼らの間を分けるのはミスになるだろう」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    苦しい2025年が今に生きる
    アントネッリ自身も、2025年のルーキーシーズンで味わった苦しい時期が、今の自分に大きな学びをもたらしたと語っている。

    「間違いなく、ヨーロッパラウンドは僕にとって難しい時期だった。でも、そこで多くを学んだし、自分自身についても学ぶことができた」とアンドレア・キミ・アントネッリはメルボルンでメディアに語った。

    「楽しい時期ではなかったけれど、あの期間は本当に大きな助けになった。あれを経て、同じ罠に陥らないために何を避けるべきかが分かるようになった」

    バトンも“フェルスタッペン型”と評価
    2009年F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンもまた、アントネッリの姿勢に強い印象を受けたひとりだった。

    「グリッド上には彼のようなドライバーが何人かいる。そういう意味では、彼は少しマックス・フェルスタッペンに似ていると思う。どのセッションでも、すべてを賭けているからだ」とジェンソン・バトンはスカイスポーツF1に語った。

    「ただ、彼にはしっかり称賛を送るべきだ。マシンについては、すべてを組み直したあとに、十分な時間をかけて確認できたのかは分からない。普通なら、すべては本当にギリギリのところで進むものだからだ」

    「完璧な状態にしたいと思うものだし、そうした部分があちこちで小さな違いを生む。ほんのわずかな積み重ねだ。だから、キミのあのラップは本当に素晴らしかったと思う」

    オーストラリアGPでのアントネッリは、速さだけでなく、クラッシュ直後に気持ちを切り替えて結果につなげた精神面でも強い印象を残した。メルセデスが今季の有力候補であることを示した週末だったからこそ、この2位にはそれ以上の価値がある。

  • キミ・アントネッリ メルセデスF1開幕戦2位「2026年で最も難しい一戦」

    キミ・アントネッリ メルセデスF1開幕戦2位「2026年で最も難しい一戦」

    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、2026年F1オーストラリアGPで2位を獲得し、チームメイトのジョージ・ラッセルとともに開幕戦でワンツーフィニッシュを達成した。

    19歳のアントネッリにとって週末は決して順調なものではなかった。フリー走行3回目でクラッシュを喫しながらも、メルセデスのメカニックがマシンを修復。予選ではフロントローを確保し、決勝ではスタートの遅れを挽回して2位までポジションを回復した。

    アントネッリ「スタートはゲームチェンジャーだった」
    「もちろんスタートがゲームチェンジャーだった」とアントネッリは語った。

    「最終コーナーからの立ち上がりでパワーがなくて、マシンが入力に反応しなかった。とてもストレスの多い状況だった」

    「スタートは本当に悪くて、多くのポジションを失ってしまった。でもマシン自体はとても強かった」

    スタート直後、アントネッリはターン4までに5つポジションを落とし、7番手まで後退。しかしそこから追い上げを開始し、最終的にはチームメイトのラッセルに次ぐ2位まで順位を回復した。

    ハードタイヤでは苦戦も終盤にペース回復
    レースは波乱の展開となった。オスカー・ピアストリがグリッドへ向かうレコノサンスラップでクラッシュし、さらにアウディのニコ・ヒュルケンベルグもスタート前にリタイア。

    12周目にはアイザック・ハジャーのマシンがストップし、バーチャル・セーフティカーが導入された。このタイミングでメルセデスはラッセルとアントネッリをダブルスタックでピットに呼び、ハードタイヤに交換した。

    「正直なところ、そのときはよく分からなかった。でもマシンのペースはとても良かった」

    「最初のスティントは本当に気分が良かった。ただハードタイヤではすぐにグレイニングが出て、少し難しい時間が続いた。でも終盤になるとペースは戻ってきた」

    メルセデスは1ストップ戦略を維持し、最終的にラッセルとアントネッリが1-2フィニッシュ。開幕戦で理想的な結果を手にした。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「今季で最も難しいレースだった」
    「最後は楽しかった。昨日のFP3のあと、メカニックが信じられない仕事をしてくれたおかげで今日の結果がある」とアントネッリは語った。

    「週末の締めくくりとしては良い形だった。次は中国に集中する」

    アントネッリはまた、2026年の新レギュレーション下で迎えた初のレースが、ドライバーとチームにとって大きな学習の場になったと強調した。

    「みんなにとって大きな学びだった。テストはたくさんしたけど、レースウィークはまったく別物だ」

    「上海ではエネルギーのデプロイメントを含め、すべてを最初から正確に合わせることが重要になる」

    そしてオーストラリアGPについては、2026年シーズンの中でも特に難しいレースだったと振り返った。

    「このレースはシーズンのスタートとしては、おそらく一番難しいレースだったと思う。ストレートが連続するコースで、エネルギーマネジメントが本当に難しい」

    「ドライバーにとってもチームにとっても大きな学びだった。今年は開発のスピードもとても速くなるだろうし、間違った方向に進むことはできない。状況はすぐにひっくり返る可能性があるからね」

  • キミ・アントネッリ F1オーストラリアGP予選2番手「メカニックがヒーローだった」

    キミ・アントネッリ F1オーストラリアGP予選2番手「メカニックがヒーローだった」

    2026年F1オーストラリアGP予選で、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがフロントロウとなる2番手を獲得した。FP3での大クラッシュから数時間という状況での復活劇となった。

    アントネッリはFP3終盤にウォールへ激突する大きな事故を喫したが、メルセデスのメカニックが短時間でマシンを修復。予選ではジョージ・ラッセルとともにメルセデスのフロントロックアウトを実現した。

    FP3クラッシュから数時間でフロントロウ
    アントネッリは週末を通して上位争いに加わっており、FP2ではチームメイトのジョージ・ラッセルを上回る2番手タイムも記録していた。

    しかし、FP3終盤にウォールへ激突。予選まで数時間という状況で、メルセデスは大規模な修復作業を強いられることになった。

    その後、マックス・フェルスタッペンのQ1クラッシュによる赤旗で時間がわずかに生まれたことで、メルセデスはアントネッリのマシンを予選へ送り出すことに成功した。

    アントネッリ「メカニックがヒーローだった」
    「とても、とてもストレスの多い一日だった」とアントネッリは語った。

    「残念ながらFP3でウォールにぶつかってしまった。でも今日のヒーローはチームのみんな、メカニックだった。彼らがマシンをコースに戻してくれた」

    「マシンのセットアップをする時間もなかった。ただコースに出て、なんとかフロントロウに並ぶことができた。本当にうれしい」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    予選で着実に順位を上げる
    予選ではセッションごとに順位を上げていき、Q1で6番手、Q2で3番手、そしてQ3では2番手へと浮上した。

    Q3の序盤ではロックアップという不安要素もあったが、アントネッリは再び立て直し、1分18秒811というタイムで一時的に暫定ポールポジションを獲得。最終的にはラッセルに逆転され、2番手となった。

    1分18秒台に入ったのはメルセデスの2台のみであり、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーはさらにコンマ5秒遅れだった。

    「次はクリーンな週末にしたい」
    アントネッリは最後のアタックについて振り返りながら、今回のクラッシュが予選に影響したことも認めた。

    「簡単ではなかった。かなり踏ん張らなければならなかった」

    「今回は間違いなく予選に影響があったから、次はクリーンな週末にする必要がある」

    「でも明日はレースがあるし、良い結果を目指すことができると思う」

  • キミ・アントネッリのフェラーリF1移籍 ピエロ・フェラーリ「夢は禁じられてない」

    キミ・アントネッリのフェラーリF1移籍 ピエロ・フェラーリ「夢は禁じられてない」

    2026年F1シーズンの開幕を前に、フェラーリ創設者エンツォ・フェラーリの息子であるピエロ・フェラーリが、メルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリの将来について言及した。

    ピエロ・フェラーリは、将来的にアントネッリがフェラーリで走る可能性を否定せず、「夢見ることは禁止されていない」と語り、イタリア人ドライバーが再びスクーデリアに加入する可能性を示唆した。

    フェラーリ副会長が語るアントネッリの将来
    メルセデスの若手ドライバーであるアンドレア・キミ・アントネッリは、フェラーリ本社があるマラネロから約45kmの距離で育ったイタリア人ドライバーであり、幼い頃からティフォシの一人だった。

    しかし、アントネッリは早い段階でメルセデスのジュニアプログラムに加入し、トト・ヴォルフとの電話をきっかけにその道を選択。フェラーリの育成には加わらなかった。

    2025年シーズン、アントネッリはメルセデスでF1デビューを果たし、ルーキーながら3度の表彰台を獲得。ランキング7位でシーズンを終え、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンに続く成績を残した。

    そのパフォーマンスが評価され、2026年に向けて契約延長を獲得したが、契約内容の詳細は明らかにされていない。そのため将来的な移籍の可能性も残されている。

    ピエロ・フェラーリ「夢見ることは禁止されていない」
    2026年シーズンを前に、すでに2027年のF1ドライバー市場についての噂も浮上している。

    シャルル・ルクレールはフェラーリの競争力不足に不満を抱いているとされ、もし2027年にチームが競争力を欠けば離脱する可能性があると報じられている。

    さらにルイス・ハミルトンの将来についても、2026年限りでの引退の可能性が取り沙汰されており、フェラーリに空席が生まれる可能性もある。

    こうした状況の中、ピエロ・フェラーリはイタリア紙のインタビューで、アントネッリが将来フェラーリに加入する可能性について次のように語った。

    「それは禁止されているわけではない」

    「フェラーリにはこれまでにもイタリア人ドライバーがいた。そして最後に挑戦したのは、親しい友人であるミケーレ・アルボレートだったが、成功しなかった」

    「アントネッリはすでにトップカテゴリーにふさわしいことを証明している。少し経験を積めば、間違いなく素晴らしいドライバーになるだろう」

    スクーデリア・フェラーリ アンドレア・キミ・アントネッリ

    アントネッリ本人もフェラーリを完全否定せず
    一方で、アントネッリ自身も将来のフェラーリ加入の可能性を完全には否定していない。

    ただし現時点ではメルセデスに満足しており、2026年シーズンではフェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンと戦う立場になる。

    プレシーズンテストでは、メルセデスが強力なパワーユニットを持つと見られている一方、フェラーリの新技術もパドックで大きな注目を集めている。

    アントネッリはフェラーリの信頼性の高さに感銘を受けたと語る一方で、フェラーリのマシンはマクラーレンやレッドブル・レーシングと比べてややアンダーステア傾向があるとも指摘した。

    実際の勢力図はまだ明らかになっていないが、2026年シーズンではアントネッリが幼い頃から憧れてきたチームとタイトル争いを繰り広げる可能性もある。

  • キミ・アントネッリ メルセデスF1の信頼性に言及「完璧なテストではなかった」

    キミ・アントネッリ メルセデスF1の信頼性に言及「完璧なテストではなかった」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年F1開幕を前に行われたバーレーンテストについて「自分にとって最もスムーズなテストではなかった」と振り返りつつ、今季はトップ4チームによる「タイトな戦い」になるとの見通しを示した。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットで実施された2回目のプレシーズンテストで、メルセデスは合計432周を走破し最多周回数を記録したが、信頼性面では課題も露呈。金曜午前には空気圧系のトラブルにより、アントネッリがコース上でマシンを止める場面もあった。

    アントネッリはテスト最終日にメディアの取材に応じ、次のように語った。

    「ここバーレーンでのテストは、自分にとって最もスムーズなものではなかった。でも、それがテストというものだ。今のうちに問題を経験し、修正することが重要だと思っている。シーズン中ではなく、今起きたことはむしろ良いことだ」

    「チームはすでに問題を特定し、修正方法も見つけている。だからオーストラリアでは大丈夫だと思う。それ以外については、マシンのフィーリングはかなり良い。セットアップ作業も多くこなせたし、良い感触を得られている」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    そのうえで、ライバル勢についても言及した。

    「もちろん、他のトップチームもかなり良さそうだ。今朝のフェラーリは強く見えたし、昨日のマクラーレンも強かった。レッドブルも同様だ。トップ4はかなり接近していると思うし、タイトな戦いになるだろう」

    2025年にルーキーイヤーを戦ったアントネッリは、F1で2年目を迎える心境についても語っている。

    「昨年と比べて、今季はずっと準備ができていると感じている。もちろん僕たちには大きな期待があるけれど、他のトップチームも非常に強い」

    「今朝のフェラーリはとても競争力があったし、レッドブルも良い位置にいる。昨日のマクラーレンも非常に強かった。だからこそ、僕たちは自分たちに集中し、可能な限りパフォーマンスを引き出す必要がある」

    「メルボルンはもう目の前だ。テストはほぼ終わり、メルボルンでは本当のパフォーマンスを示す時になる」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPは、3月6日から8日にかけて開催される。トップ4による勢力図は、メルボルンで初めて明確になることになりそうだ。

  • キミ・アントネッリとバビチコワが破局 2026年F1開幕直前に私生活の転機

    キミ・アントネッリとバビチコワが破局 2026年F1開幕直前に私生活の転機

    2026年F1シーズン開幕を目前に控え、メルセデスのキミ・アントネッリと、チェコ出身のカートドライバーであるエリスカ・バビチコワが破局したことが明らかになった。

    バビチコワは自身のSNSで声明を発表し、オンライン上で広がっている憶測や虚偽のストーリーを否定した。

    バビチコワは約17万人のフォロワーに向けて次のように説明した。

    「これは本当に最近のこと。2月いっぱい、私とキミは関係をどうするかずっと話し合っていた。自分たち自身でも、どの時点でこの関係がどうなっているのか分からなかった」

    「だから今まで公にしなかった。どれくらい前から噂があったのか分からないけど」

    「それに、たくさんの憶測やフェイクのストーリー、ニュースを目にした。それは正しくない。もうこれ以上、間違った不快な物語が広がらないように、事実をはっきりさせたかった」

    さらに破局の理由についても具体的に言及している。

    「私たちは別れた。別れを決めたのは私。将来に対する考え方や、私生活の方向性が一致しなくなったと感じたから」

    「関係の終盤では価値観もかなり違っていた。それが理由。大きなドラマがあったわけではない」

    「私たちの関係が誤って伝えられている。それはまったく事実ではない。終盤には問題もあったけど、他の誰かが原因だったわけではない」

    アントネッリとバビチコワは2023年10月頃から交際していたとされ、彼女は翌年のサウジアラビアGPで初めてF1パドックを訪れていた。

    そのアントネッリは3月6日のメルボルンでの開幕プラクティスに向けて準備を進めている。プレシーズンテストで好調を示したメルセデスの一角として、今季の有力候補の一人に挙げられている中、私生活での節目を迎えてのシーズンインとなる。

  • キミ・アントネッリ メルセデスF1社用車での交通事故で免停

    キミ・アントネッリ メルセデスF1社用車での交通事故で免停

    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが、イタリアで発生した交通事故を受けて一時的に運転免許を停止されていたことが明らかになった。

    事故は2月7日から8日にかけての夜、セッラヴァッレで発生。アントネッリはメルセデスAMG GT 63 PRO モータースポーツ・コレクターズエディションの社用車を運転中にコントロールを失った。

    警察の発表によれば、事故は「ヴィア・ランコとの交差点付近の上り勾配の二車線道路」で発生したという。

    「高出力車両の運転者がコントロールを失い、道路右側の標識に衝突した後、防護バリアに2度衝突した」と声明は述べている。

    「この一連の出来事により車両は右車線へと投げ出され、その後、擁壁に衝突した」

    警察は事故の発生距離をおよそ144メートルと推定している。車内の同乗者を含め負傷者はおらず、当時は交通量も少なかったため、より大きな被害は回避された。

    ソーシャルメディア上では、制限速度70キロの区間を時速180キロで走行していたのではないかとの憶測も広がったが、警察は速度に関する詳細は確認していない。ただし、運転免許が一時的に停止されたことは認めている。

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    この件についてバーレーンで質問を受けたメルセデス代表トト・ヴォルフは、笑みを浮かべながら次のように語った。

    「彼は誰よりも恥ずかしく思っているはずだ。それが一番重要なことだ」とヴォルフはスカイ・ドイツランドに語った。

    「私はまず、誰かが負傷していないか、彼自身がけがをしていないか、そして何より他の誰かがけがをしていないかを気にした。幸いにもそうではなかった」

    「素晴らしいクルマが壊れたのは残念だが、結局のところクルマはクルマだ。たとえ最高のAMGであってもね」