カテゴリー: アンドレア・キミ・アントネッリ

  • キミ・アントネッリ メルセデスF1の先見性 フェラーリ「体が小さすぎる」と却下

    キミ・アントネッリ メルセデスF1の先見性 フェラーリ「体が小さすぎる」と却下

    2026年F1シーズン序盤、アンドレア・キミ・アントネッリは2連勝を記録し、19歳にして史上最年少で選手権首位に立った。

    その躍進は単なる才能の発露ではない。フェラーリが見送った評価と、メルセデスが下した決断。その対照的な判断が、現在の結果へとつながっている。

    評価の分岐点となったフェラーリの判断
    アントネッリは幼少期から“特別な存在”として知られていた。

    当時フェラーリ育成部門の責任者だったマッシモ・リボラは、アントネッリを将来のスター候補として強く推した。だが、チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは「体が小さすぎる」として却下した。

    この判断によって、フェラーリは将来の可能性よりも、当時の完成度やフィジカル面を重視した形となる。

    しかし、この見極めが結果的に大きな分岐点となった。

    メルセデスF1が示した先見性
    フェラーリが見送ったその瞬間、メルセデスが動いた。

    トト・ヴォルフはアントネッリの将来性に賭け、長期的な視点で育成プログラムに組み込んだ。

    重要だったのは、完成されたドライバーではなく、成長過程にある才能を受け入れた点にある。

    その判断は、短期的なリスクを伴うものだったが、結果として現在の成功へと直結している。

    “飛び級”が生んだ課題と学習
    アントネッリのキャリアは異例のスピードで進んだ。

    ジュニアカテゴリーを段階的に積み上げるのではなく、一気にトップカテゴリーへと近づいたことで、経験の蓄積という点では不足もあった。

    2024年モンツァでのクラッシュは、その象徴的な出来事だった。

    期待とプレッシャー、そして膨大な情報量が重なり、判断の余裕を失った結果でもあった。

    速さではなく“抑制”を学んだ転換点
    2026年世代のマシンは極めてピーキーで、限界をわずかに超えただけでコントロールを失う特性を持つ。

    そのためアントネッリにとって必要だったのは、さらに攻めることではなく、どこで抑えるべきかを理解することだった。

    「まだ自分の思うようには走れていない」

    「このマシンはすごく敏感で、限界を少しでも超えると一気に失う」

    「どのコーナーで攻めていいかを理解する必要がある」

    こうした自己認識は、単なる速さから一段階進んだドライバーへの変化を示している。

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    崩壊と再構築を経た成長プロセス
    2025年前半、アントネッリは順調に結果を残していた。

    しかし、マシンの変更によってバランスが崩れると、パフォーマンスと自信は同時に揺らいだ。

    「すべてがうまくいかなくなった」

    「結果ばかり考えてしまい、前に進めなかった」

    この停滞を打破したのが、チームとのミーティングによるリセットだった。

    ここで再び基盤を築き直し、後半戦に向けて回復の兆しを見せていく。

    現在の結果が示す“判断の正解”
    2026年のアントネッリは、明らかに変化している。

    判断力とコントロールが伴い、速さを結果へと結びつける段階に入った。

    中国と日本での連勝には状況的な要素もあったが、それだけで説明できる内容ではない。

    鈴鹿では純粋なスピードでも優位性を示し、トップドライバーとしての基盤がすでに整っていることを証明した。

    分かれた評価が生んだ現在
    フェラーリは完成度を基準に評価し、メルセデスは将来性に賭けた。

    その違いが、現在の差として表れている。

    アントネッリはまだ19歳であり、この先も成長の余地を残している。

    その意味で、メルセデスの先見性が問われるのはこれからだが、少なくとも現時点において、その判断は正しかったと言える。

    Source: The Race

  • メルセデスF1代表「ラッセルにプレッシャーはない」アントネッリ躍進も影響なし

    メルセデスF1代表「ラッセルにプレッシャーはない」アントネッリ躍進も影響なし

    メルセデスF1代表は、アンドレア・キミ・アントネッリの躍進が続く中でも、ジョージ・ラッセルにプレッシャーはかかっていないとの見解を示した。

    若手ドライバーの急成長に注目が集まる一方で、チーム内の力関係は依然として安定しているという。

    では、メルセデス内部で何が起きているのか。

    アントネッリ躍進でも揺るがず
    アントネッリは2026年シーズン序盤から圧倒的なパフォーマンスを見せており、連続ポールポジションと優勝を達成し、ランキング首位に立っている。

    しかしチーム代表は、こうした状況でもラッセルへの影響はないと断言する。

    「ラッセルにプレッシャーはない」

    経験豊富なラッセルはチーム内での立場を確立しており、若手の台頭によって動揺することはないという見方だ。

    ラッセルは不運な展開
    一方でラッセル自身は、日本GP後にフラストレーションをにじませた。

    「スタートはごく普通だった。つまりまたしても悪かった」

    さらにレース中の不運にも言及している。

    「セーフティカーがあと1周遅ければ、僕が勝っていた」

    「バッテリーの問題でスピードがまったくなかった。本当に次から次へと問題が起きた」

    ここ数戦ではトラブルが重なり、チャンスを逃している状況だ。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    チーム側の課題も認識
    チーム代表は、スタートの問題がドライバーだけでなくチーム全体の課題であることも認めている。

    「我々は最適なツールを与えられていない。スタートはどれも平凡だった」

    改善の余地があることを認めつつ、今後のパフォーマンス向上を課題に挙げた。

    アントネッリも課題を自覚
    アントネッリ自身も、まだ改善すべき点があると認識している。

    「クラッチ操作はまだ改善が必要だ」

    また予選においては、ラッセルが依然として基準であるとも認めている。

    「特にQ3では、彼はあと少しを引き出してくる」

    内部バランスは維持
    アントネッリの勢いとラッセルの経験という対照的な要素を抱えながらも、メルセデス内部のバランスは崩れていない。

    チームとしては両ドライバーを対等に評価しつつ、パフォーマンスの最大化を図る姿勢を維持している。

  • メルセデスF1代表「同条件ならラッセルが前だった」アントネッリとの差を説明

    メルセデスF1代表「同条件ならラッセルが前だった」アントネッリとの差を説明

    メルセデスは2026年F1日本GPでアンドレア・キミ・アントネッリが優勝を飾った一方、ジョージ・ラッセルは4位に終わり、対照的な結果となった。

    フロントロウからスタートしながら表彰台を逃したラッセルだが、その背景には単純なパフォーマンス差では説明できない複数の要因があった。

    レース後、メルセデスF1代表トト・ヴォルフは、ラッセルの結果について明確な見解を示している。

    では、ラッセルは本当にアントネッリに劣っていたのか。ヴォルフはその見方を否定した。

    「同条件ならラッセルが前だった」
    ヴォルフは今回の結果を、ドライバーの実力差ではなく複合的な要因によるものだと説明した。

    「私はもっとバランスの取れた見方をしている。集団的なミスがジョージを最初から苦しい状況に置いた」

    「同条件であれば、もっと接戦になっていただろう。しかし速さが必要な場面で、我々はルクレールからポジションを守る判断を強いられた。一方でキミは完璧なラップを刻んでいた。そこが違いだった」

    この発言は、ラッセルが純粋なパフォーマンスで敗れたわけではないというチームの立場を明確に示すものとなっている。

    勝負を分けた複合要因
    ラッセルのレースにはいくつもの不利な要素が重なっていた。

    まず決定的だったのは、電気系統のソフトウェアバグだ。エネルギー配分の制御に問題が生じ、いわゆるスーパークラッピングが発生。これによりマシンが減速し、シャルル・ルクレールにポジションを奪われた。

    さらに予選でのセットアップ判断も影響した。FP3よりも悪いウインドウにマシンを入れてしまったことで、レース全体を通してバランスに苦しむことになった。

    スタートでも課題が残り、チームとドライバー双方にミスがあったとヴォルフは認めている。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ ジョージ・ラッセル

    セーフティカーが流れを変えた
    レースの流れを大きく左右したのが、オリバー・ベアマンのクラッシュによるセーフティカーだった。

    ラッセルはその直前にピットインしており、戦略的優位を失う形となった。一方でアントネッリはこのタイミングを最大限に活用し、トップに立つことに成功した。

    「ルクレールをカバーするためにピットを選択したが、その時点でキミは非常に速かった。ジョージにとっては不運だった」

    守りの戦略が結果的に大きな不利へとつながった。

    トラフィックで失われた可能性
    後半のラッセルはトラフィックに捕まり、本来のペースを発揮できなかった。

    「どれだけペースがあっても、トラフィックに入るとすべてが難しくなる」

    クリーンエアでは競争力を持っていたメルセデスだが、ポジションを失ったことでその強みを活かせなかった。

    今回の結果は、単純なドライバー間の差ではなく、マシン、戦略、不運が重なった結果だったといえる。

    アントネッリがランキング首位に立った一方で、ラッセルは大きなチャンスを逃した。しかしメルセデスの見解は明確だ。同条件であれば、結果は違っていた可能性が高い。

    Source: autoracer.it

  • キミ・アントネッリ F1日本GP優勝も反省「スタートは本当に愚かだった」

    キミ・アントネッリ F1日本GP優勝も反省「スタートは本当に愚かだった」

    キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1日本GPで優勝を飾り、2戦連続勝利を達成した。しかしそのレースは、ポールポジションからのスタートで大きく後退する波乱の幕開けとなった。

    スタート直後、クラッチ操作のミスにより6番手まで順位を落としたアントネッリ。それでもセーフティカーのタイミングを味方につけ、見事な追い上げで勝利を掴んだ。

    レース後、アントネッリは自身のスタートミスについて率直に振り返った。

    「もちろんこの瞬間は楽しむつもりだ。連勝できたのは素晴らしいことだからね」

    「週末を通してクルマの中での感触には満足しているし、組み立ても良かった。予選は本当に素晴らしかった」

    「でも今日のスタートは本当に苛立たしかったし、すごく腹が立った」

    スタートで何が起きたのかを問われると、その原因は極めて単純なミスだったと明かした。

    「本当に愚かなことだった。小さなミスなんだ。クラッチに指をしっかり入れられていなかった」

    「そのせいでリリースした時の角度もズレてしまって、必要以上に落としてしまったんだ」

    さらにアントネッリは、この課題について改善の必要性を強調した。

    「ここは大きく改善しないといけない部分だ。今のままでは全然十分じゃないし、自分で自分のレースを難しくしているだけだ」

    「だからまだやるべきことはたくさんある」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 日本GP

    それでもレースでは見事なリカバリーを見せた。オリバー・ベアマンのクラッシュによるセーフティカー導入のタイミングが追い風となり、首位を奪還。そのままチェッカーまでトップを守り切った。

    レース展開についても、アントネッリは冷静に振り返っている。

    「おそらく勝つ可能性はあったと思う」

    「シャルル・ルクレールの後ろにいた時は、エネルギーの使い方が全く違っていて、どこで抜くべきかを見つけるのが難しかった」

    「でも彼がピットに入ってからはペースがかなり良くなった」

    「そしてセーフティカーは確かに運が良かった。でも、もしそれがなかったらどうなっていたかは分からない」

    「もっと難しいレースになっていたのは間違いないけど、結果は誰にも分からないよ」

    この勝利により、アントネッリはドライバーズ選手権でも首位に浮上。チームメイトのジョージ・ラッセルを上回り、史上最年少でのランキングトップに立った。

    スタートのミスという明確な課題を抱えながらも、それを跳ね返すレース運びとスピードを見せたアントネッリ。2026年シーズンの主役へと名乗りを上げた一戦となった。

  • キミ・アントネッリ F1日本GP後警鐘「充電の速度差は簡単に解決できない」

    キミ・アントネッリ F1日本GP後警鐘「充電の速度差は簡単に解決できない」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1日本GPで優勝を果たした直後、バッテリー充電による速度差が引き起こす危険性について見解を示した。

    鈴鹿ではオリバー・ベアマンとフランコ・コラピントの事故をきっかけに、ストレートでのエネルギー回収による急激な速度差が問題視されており、ドライバーの間でも懸念が広がっている。

    アントネッリ「防御側もフェアであるべき」
    アンドレア・キミ・アントネッリはイタリアメディアに対し次のように語った。

    「オリーに何が起きたのかはちゃんとは見ていないけど、話は聞いた。間違いなく簡単な問題ではない」

    「例えばルクレールとのバトルでも、僕はある区間で多くのバッテリーを使っていたけど、彼はまったく使っていなかった。そういうときは大きな速度差が生まれる」

    「守る側もフェアである必要があるし、最後の瞬間に無理な動きをするべきではない。今日のような状況につながるリスクがある」

    「すぐに解決できる問題ではない」
    アントネッリは、この問題が2026年のレギュレーションに起因する構造的なものだと指摘する。

    「簡単に解決できるものだとは思わない。各チームがどこでどうバッテリーを使うかを決めている」

    「だからこそドライバー同士がこの点でリスペクトを持つ必要があるし、最後の瞬間の動きは避けるべきだ。あまりにもリスクが高い」

    「ときには速度差が大きすぎて気づかないことすらある。コーナーを出たときに0.5秒差があっても、数百メートルで横に並ばれるとは思わない」

    「本当に扱いが難しい状況だ」

    FIAとチームが対策へ
    一方で、統括団体であるFIAもこの問題を重く受け止めている。

    レース後に発表された声明では、「シーズン序盤の段階を経た後、十分なデータを収集・分析するために構造的な見直しを行う必要性について、すべての関係者が合意した」とされた。

    4月のインターバル期間は、FIAと各チームがシミュレーションを行い、最適な対策を検討する重要な時間となる見込みだ。

  • キミ・アントネッリ F1日本GP優勝もシャンパン禁止 日本の法律で祝杯お預け

    キミ・アントネッリ F1日本GP優勝もシャンパン禁止 日本の法律で祝杯お預け

    キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1日本GPで優勝を飾り、史上最年少で選手権首位に立った。しかし、その歓喜の表彰台で思わぬ“制約”に直面することになった。

    鈴鹿サーキットの表彰式では、通常どおりシャンパンファイトが行われたが、日本の法律によりアントネッリはアルコールを口にすることができなかった。

    日本の飲酒年齢が影響 表彰台で異例の対応
    日本では飲酒可能年齢が20歳と定められており、19歳のアントネッリは対象外となる。そのため、今回の表彰式では通常のシャンパンではなく、ラベルのないボトルが用意された。

    このボトルにはアルコールではなく、スパークリングウォーターのような代替飲料が入っていたと見られている。アルコール規制のある国や地域では、F1の表彰台でこうした対応が取られることがある。

    一方で、2位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と3位シャルル・ルクレール(フェラーリ)は通常のシャンパンを使用。ふたりは遠慮なくスプレーを行い、アントネッリに向けてシャンパンを浴びせる場面も見られた。

    最年少王者候補の“代償”とユーモラスな一幕
    中継を担当したデビッド・クロフトは、「ここで優勝してもシャンパンを飲めないのがティーンエイジャーの唯一の欠点だ」とコメント。

    さらに「見てのとおりボトルにラベルがない。日本の飲酒年齢は20歳だ」と説明した。

    このやり取りに対し、ジェンソン・バトンも「他の2人はシャンパンを使っているが、スプレーするのは問題ないのか?」と問いかけるなど、現場はユーモラスな雰囲気に包まれた。

    結果的に、アントネッリは歴史的勝利を手にしながらも、シャンパンで祝杯を挙げることはできなかった。それでも、最年少で選手権をリードするという偉業は揺るがない事実であり、今後の活躍にさらに注目が集まる。

  • キミ・アントネッリ F1日本GP優勝「スタートは最悪もペースは圧倒的だった」

    キミ・アントネッリ F1日本GP優勝「スタートは最悪もペースは圧倒的だった」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年F1日本GPで優勝を飾り、史上最年少でドライバーズランキング首位に立った。

    スタートで6番手まで後退するミスを犯しながらも、セーフティカーと圧倒的なレースペースで逆転。レース後は「スタートは最悪だった」と課題を認めつつ、「ペースは信じられないほど良かった」と勝因を振り返った。

    「いい気分だ。でももちろん、まだチャンピオンシップを考えるには早すぎるし、僕たちはいい方向に進んでいるところだ。レースではスタートが本当にひどかった。何が起きたのか確認する必要がある。でもセーフティカーのタイミングには恵まれてトップに立てた。その後のペースは信じられないほど良くて、セカンドスティントは本当に気持ちよく走れた。クルマのフィーリングもすごく良くて、とても満足している」

    スタートの弱点については自覚しており、改善の必要性を強調した。

    「幸い3週間のブレイクがあるから、その間にクラッチ操作を練習するつもりだ。今シーズンここは明らかに弱点だし、スタートひとつでレースは簡単に勝てるし負けることもある」

    序盤で順位を落としながらも巻き返したレース展開については、セーフティカーの影響を認めつつも、純粋な速さに自信を見せた。

    「セーフティカーには確かに助けられた。でもミディアムタイヤではフリーエアを得た後すごく強かったし、ハードではペースが本当に素晴らしかった。セーフティカーがなければどうなっていたかは分からないけど、間違いなく楽にはなった」

    スタートで順位を落とした原因については、具体的に説明している。

    「クラッチを少し深くつなぎすぎたと思う。本来より深くしてしまって、タイヤも少し冷えていたからグリップを超えてしまい、多くのポジションを失った」

    1周目終了時点で6番手に落ちた状況では強い感情もあったという。

    「何を考えていたかは言えないけど、すごく怒っていた」

    それでも勝利の可能性は感じていたと振り返る。

    「可能性はあったと思う。ただシャルルの後ろではデプロイメントが全く違っていて、オーバーテイクが難しかった。でも彼がピットに入ってからペースがかなり良くなった。セーフティカーにも助けられたけど、それがなければもっと難しかったはずだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 日本GP

    最年少で選手権首位に立ったことについては、慎重な姿勢を崩さない。

    「まだチャンピオンシップのことはあまり考えていない。もちろん素晴らしいことだけど、まだ先は長い。ジョージはすごく速いし、他のチームも必ず近づいてくる。だから集中して、自分たちのレベルをさらに引き上げ続ける必要がある」

    今後の課題としてはやはりスタートを挙げた。

    「クルマ自体はとてもいい。ただスタートは改善しないといけない。今日は完全に僕のミスだった。でも僕とジョージは今シーズンのスタートで少し苦しんでいるし、マクラーレンは明らかにそこが強い。オスカーは僕よりずっと良いスタートを切った。だからこの部分は引き続き取り組まないといけない」

    さらに2026年型マシン特有の速度差問題についても言及した。

    「何が起きたかは完全には見ていないけど、前のクルマがかなり動いたのかどうかも分からない。でもこれは大きな問題だと思うし、FIAも改善に向けて動いている。予選でもレースでもね。ただ正直かなり難しい問題だ」

  • キミ・アントネッリ F1日本GP優勝期待が圧倒的支持 歴史的快挙なるか

    キミ・アントネッリ F1日本GP優勝期待が圧倒的支持 歴史的快挙なるか

    2026年F1日本GPを前に、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに対する期待が急速に高まっている。鈴鹿サーキットでの予選を制しポールポジションを獲得した19歳のルーキーは、ファン投票でも圧倒的な支持を集めた。

    RacingNews365のアンケートでは、アントネッリが1,677票を獲得しトップ。チームメイトのジョージ・ラッセルは696票で2位となり、メルセデス勢がフロントローを独占する形となった。

    3番手スタートのオスカー・ピアストリは403票、6番手のルイス・ハミルトンは309票を獲得。一方で予選11番手に沈んだマックス・フェルスタッペンは221票にとどまり、5番手スタートのランド・ノリスはわずか60票と支持が伸びなかった。

    10代での複数勝利なら史上初の快挙
    アントネッリが鈴鹿で優勝を果たした場合、F1史上初となる「10代で複数勝利」を達成することになる。

    これまで10代での優勝経験を持つのはマックス・フェルスタッペンのみで、2016年スペインGPでの1勝にとどまっている。その記録を塗り替える可能性が、今回の日本GPで現実味を帯びている。

    デビューイヤーから際立つ完成度
    アントネッリは2026年シーズンの開幕から強烈な存在感を示している。オーストラリアで2位に入り、中国では初優勝を達成。ルーキーとは思えない安定したパフォーマンスを披露している。

    鈴鹿での予選でもその速さは際立っていた。Q3最初のアタックで記録した1分28秒778が決定打となり、ジョージ・ラッセルに約0.3秒差をつけてポールポジションを獲得している。

    このまま決勝でも勝利を手にすれば、アントネッリは記録と実力の両面でF1の新たな時代を象徴する存在となる可能性が高い。

  • アンドレア・キミ・アントネッリ F1日本GPポール獲得「信じられない気持ち」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1日本GPポール獲得「信じられない気持ち」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1日本GP予選でポールポジションを獲得した。19歳のアントネッリは、チームメイトのジョージ・ラッセルを約コンマ3秒上回り、鈴鹿サーキットで今季の好調ぶりを改めて示した。

    メルセデスはこれで3戦連続のフロントロー独占となった。ラッセルがバランス面の問題に苦しむ一方で、アントネッリは安定してラップをまとめ、1分28秒778を記録。日本GP決勝では自身2勝目を狙うことになる。

    鈴鹿で感じた特別な手応え
    「いいセッションだったし、満足している」とアントネッリは語った。

    「ラップごとに改善できたと思う。Q3最初のラップは良かった。2回目のラップも良さそうだったけど、11コーナーでロックアップしてかなりタイムを失ってしまったので、それは残念だった」

    「そのことで少し苛立っていたけど、それでもポールポジションだった。クルマの感触も良かったし、コースとの相性も良かった。今は明日に集中している」

    日本のファンと鈴鹿への思い
    アントネッリは週末を通じて受けた日本のファンの後押しについても強調した。

    「日本のファンは本当に素晴らしい。情熱がすごくあって、歴史あるコースでレースをするのは信じられない気持ちだ」

    「この種のクルマで走るこのコースは信じられないほど素晴らしいし、コースに出ていくとファンが僕たちにもうひと押しを与えてくれる」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 日本GP

    勢いを保ったまま次の勝利へ
    アントネッリは今季ここまで、オーストラリアでの2位、そして中国での勝利と、すでに強い結果を残している。一方で、開幕戦オーストラリアのFP3でのクラッシュや、中国スプリントでのスタートミスとタイムペナルティなど、小さなミスも経験してきた。

    それでも本人は、シーズン序盤からしっかりと流れを作れていると感じている。

    「確かにメルボルンのレースから勢いを築くことができたし、中国でもその勢いをさらに積み重ねることができた」

    「大事なのはこの流れを維持して、やり過ぎることなく、毎回もう少しずつパフォーマンスを引き出して改善し続けることだと思う。全体として、クルマにはいい感触を持てている」

    「もちろん、特にパワーユニットを最大限に生かすという点では、まだやるべき仕事はある。でも良かったし、本当にうれしい」

  • キミ・アントネッリ F1初優勝の裏で左手靭帯損傷 鈴鹿では装具着用

    キミ・アントネッリ F1初優勝の裏で左手靭帯損傷 鈴鹿では装具着用

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、中国GPでF1史上最年少優勝を飾った一方で、左手の靭帯損傷を抱えながら戦っていることを明かした。鈴鹿での木曜メディアデーでは、オーストラリアGPのフリー走行3回目でのクラッシュ以降、続けて装着している手首の装具について説明した。

    アントネッリによれば、検査の結果、骨折はなく、損傷は靭帯の負傷にとどまっているという。

    それでも治癒を助けるために装具を着用しており、中国GPで勝利したこともあって、冗談交じりに「シーズンを通して着け続けた方がいいかも」と笑顔を見せた。

    アントネッリは、日本GPを前に現在の状態や中国GP優勝後の時間、そして鈴鹿への印象について語った。

    左手の装具はオーストラリアGPのクラッシュが原因
    「オーストラリアのFP3でクラッシュしたときのものだ。何も、何も悪いものではない」

    「運転はできる。なので、それが一番大事だ」

    「スキャンも受けた。骨は折れていなくて、靭帯の損傷だけだ。でも、治るのを助けるために、これを着けておく必要がある」

    「もしかしたら、シーズン中ずっと着けていた方がいいかもしれない!」

    「クルマを運転するときは、これがなくても大丈夫だ。なので、心配するようなことではない」

    中国GP優勝を経て見えた可能性
    「お祝いはした。でも、したかったほどはできなかった!」

    「もちろん、日曜の夜にチームと一緒に祝いたかったが、家に戻るために飛行機に乗らなければならなかった」

    「月曜日に友人たちといいお祝いの夜を過ごした。レースの後、彼らがサプライズを用意してくれていたんだ。家で僕を驚かせてくれて、いい夜を過ごした」

    「何かクレイジーなことをしたわけではないが、彼らや家族と一緒に時間を過ごせたのは本当に良かった。その後すぐにイギリスへ飛んで、日本に向けた準備と仕事を始めた」

    「でも、この瞬間を本当に楽しめていると言わなければならない。もっと大きな休みがあったなら、たぶんもっと楽しめていたと思う。できれば今週末に!」

    「変わらず同じだ。違いがあるとすれば、この勝利によって、自分たちのポテンシャルや、何を達成できるのかについて、もう少し自覚を持てたことだと思う」

    「でも、アプローチという意味では、正直同じままでいたい。ここまではうまくいっているから」

    「もちろん、改善しなければならない部分や、もっとうまくできる部分はある。でも、あまり自分にプレッシャーをかけすぎずに、またいつもの週末として臨みたい。そして基本に集中したい。しっかり走ること、そしてドライビングを楽しむことだ。それはとても重要だ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    新舗装の鈴鹿への期待
    「グリップは信じられないほど高くなると思うし、さらに運転を楽しめると思う」

    「特にこのクルマでは、ダウンフォースが少し少なくて、少し難しさがある。でも、新しい舗装だといつも本当に楽しい。タイヤデグラデーションが少なくて、たくさんプッシュできるから」

    「ここは本当に美しいオールドスクールなサーキットだ。もちろん去年の経験もあるし、今年は本当にいい週末になってくれればと思っている」

    オーストラリアでのクラッシュによる負傷を抱えながらも、アントネッリはそれを大きな問題とは捉えていない。中国GP優勝で得た自信を胸に、鈴鹿では新舗装の高グリップ路面とともに、さらに充実した週末を目指すことになる。