カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • 角田裕毅 「F1のフリー走行1回目に出走できるかはまだわからない」

    角田裕毅 「F1のフリー走行1回目に出走できるかはまだわからない」

    ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、11月4日(水)にイモラ・サーキットでフリー走行1回目に出走することを視野にいれたF1ライセンス取得のためにテストを実施するが、まだ出走するかどうかは確定ではないと語る。

    今年、FIA-F2に参戦する角田裕毅は、現在ランキング3位につけており、残り4レースでこのままの順位を維持することができれば、2021年にF1参戦に必要なF1スーパーライセンスポイントを満たすことができる。その場合、アルファタウリ・ホンダでのF1デビューを期待されている。

    「ヘルムート・マルコは、今シーズンのF2選手権でスーパーライセンスポイントを満たせるように少なくとも4位になることを要求いています。しかし、他のドライバーと同じように、チャンピオンシップに勝ちたいと思っています」と角田裕毅は語る。

    現時点で角田裕毅はランキングトップのミック・シューマッハと44ポイント差がついている。

    「もちろん、いつかF1に入りたいので引き続きベストを尽くしていきます。たとえば、シーズン終了補にアブダビ・サーキットでルーキーテストに参加します。いずれにしろ、そこでは全力を尽くします。F1に入るために。僕はまだF2チャンピオンシップに完全に集中しているので、現時点ではF1については考えていません」

    F1のグランプリ週末にフリー走行1回目に出走するためには、ヘルムート・マルコを納得させる必要がある。

    「今年の金曜日のセッションで運転できるかどうかはわかりませんが、どうなるか見てみるつもりでう。マルコとの関係は素晴らしい。彼は非常に賢い人ですが、彼もいい人ですし、誠実です」

    「昨年、オーストリアで話をしました。当時の僕の結果に満足していませんでした。彼は僕がルーキーであることを知っていますし、当時は僕にとって簡単ではありませんでしたが、彼は僕からもっと多くを見たいと言っていました。そのあと僕たちは食事に行って、目標と期待について要求しました。彼は正直に答え、ドライバーにかかるプレッシャーについて警告してくれました」

  • アルファタウリF1代表、角田裕毅に言及「レッドブルは実力を重視する」

    アルファタウリF1代表、角田裕毅に言及「レッドブルは実力を重視する」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅のF1デビューの可能性についてレッドブルは純粋に実力に基づいて決定を下すとと語った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、今年後半のグランプリで角田裕毅をフリー走行1回目で走らせることを検討しており、F1エミリア・ロマーニャGP後の11月4日にそのための基本的なスーパーライセンスを資格を満たすイモラ・サーキットで2年落ちのSTR13でテストを300kmのテスト走行を実施する。

    レッドブルのジュニアプログラムにも参加している角田裕毅は、今年のFIA-F2で現在ランキング3位と印象的なパフォーマンスを見せており、来季のF1参戦に必要なF1スーパーライセンスポイントを満たせる立場にある。

    ホンダは10月2日(金)に2021年シーズン限りでF1から撤退することを発表。ホンダの人材育成プログラム『ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト』のメンバーである角田裕毅の将来に疑問を投げかけた。

    しかし、フランツ・トストは、レッドブルは角田裕毅の将来について実力に基づいて決断を下すと主張する。

    「レッドブルの哲学は、政治的な理由でアルファタウリにドライバーを連れてくることではない」とフランス・トストは F1TV に語った。

    「ドライバーは彼の競技での成功によってアルファタウリに来る。ホンダが継続するかどうかは関係ない」。

    「角田裕毅はF2で素晴らしい仕事をしている。彼は2つのレースに勝った。1つはスパ、もう1つはシルバーストン、そしてオーストリアでは長い間リードしていたウェットコンディションで無線の問題で2位に終わった」

    「彼は天性のスピードを持っている。彼はスキルを持っている。残りがどうなるか見てみるつもりだ」

    角田裕毅は、今週火曜日と水曜日にファクトリーとアルファタウリ・ホンダF1のチームと過ごし、シートフィット合わせも完了。F1アブダビGP後の若手ドライバーテストに出場する計画が残っている。

  • カーリン代表 「角田裕毅は本物。ミック・シューマッハよりも速い」

    カーリン代表 「角田裕毅は本物。ミック・シューマッハよりも速い」

    角田裕毅が所属するカーリンのチーム代表であるトレバー・カーリンは、ミック・シューマッハが2021年にアルファロメオでF1デビューを果たすのは当然だと考えているが、スピードで言えば、角田裕毅の方が速いと語る。

    インディカー同様に様々なジュニアチームを展開するトレバー・カーリンは、ホンダが支援する角田裕毅は、20年前に同チームで走った2回のインディ500ウィナーである佐藤琢磨以来、日本人として最高の将来性があるドライバーだと語る。

    トレバー・カーリンは、角田裕毅がF1という次のステップを果たすことを期待していると語る。

    「ミックがアルファロメオで当確なのは確実だ。私としては角田裕毅はアルファタウリで当確だと言える」とかつてセバスチャン・ベッテルやニコ・ロズベルグといったF1ワールドチャンピオンを輩出したトレバー・カーリンは Reuters に語った。

    「裕毅は最速のドライバーだと思う。とにかく彼はDNFとインシデントが多すぎたし、実際にそれがチャンピオンシップを本当に犠牲にしている」

    7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハは、実際には悪天候によって実現しなかったが、先週末ニュルブクリンクで開催されたF1アイフェルGPのフリー走行1回目にノミネートされたことで注目を集めた。

    20歳の角田裕毅は、残り4レースでポイントリーダーのミック・シューマッハに44ポイント差のランキング3位につけている。

    角田裕毅がF1スーパーライセンスを獲得するにはランキング4位以上でフィニッシュする必要があるが、F1スーパーライセンス取得だけでなく、ランキング面でも将来のライバルに勝てる実力があることを示す必要がある。

    アルファタウリは、レッドブルが所有し、ホンダのF1エンジンを搭載しているが、ホンダは2021年シーズン限りでF1から撤退する。だが、レッドブルのジュニアドライバーにとってはそれほど悪い状況ではないかもしれない。

    トレバー・カーリングは「レッドブルはホンダのF1エンジンを使い続けることも想像できる。呼び方は違うものになるかもしれないがね」とし、角田裕毅はアルファタウリにとって“頭を悩ます必要のない”ドライバーだと感じていると語る。

    「彼は本物だ。彼は非常に素早く学んでいる」と佐藤琢磨が2002年にジョーダンでF1デビューする前に2000年と2001年にイギリスF3で佐藤琢磨を走らせたトレバー・カーリンは付け加えた。

    「実際、彼はやって来てすぐに戦いを挑むことができている初めてのドライバーだ。彼はタイトルを争うルーキーだ。そんなことは日本人ドライバーには長い間起こっていなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1の現在のドライバーは、F1イタリアGPで衝撃的な優勝を果たしたフランス人のピエール・ガスリーとロシア人のダニール・クビアトだ。イタリアを拠点とするアルファタウリはまだ2021年のラインナップを発表していない。

  • レッドブルF1、セバスチャン・ブエミをファーストリザーブに任命

    レッドブルF1、セバスチャン・ブエミをファーストリザーブに任命

    レッドブルF1は、2020年のF1世界選手権の残りのレースでレッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダの4人のドライバーが出場できない場合に備えて、セバスチャン・ブエミをファーストリザーブドライバーに任命した。

    レッドブルは、今年のリザーブドライバーとしてセルジオ・セッテ・カマラをノミネートしていたが、日本でスーパーフォーミュラに参戦するためにセッテ・カマラは、新型コロナウイルス規制によって日本に滞在する必要があるため、リザーブドライバーの役割を果たせなくなった。

    そのため、セカンドリザーブドライバーだったセバスチャン・ブエミをファーストリザーブドライバーとして登録した。

    セバスチャン・ブエミは、トロロッソをドライブした2011年を最後にF1から離れているが、開発ドライバーとしてレッドブルとの関係を維持。フォーミュラEとWECでタイトルを獲得している。

    先週のF1アイフェルGPでは、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが新型コロナウイルスで未確定との検査結果が出たため、交代が必要な可能性があった。その際、セルジオ・セッテ・カマラはスーパーフォーミュラ参戦にむけてすでに飛行機に乗っており、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはニコ・ヒュルケンベルグと連絡をとっていた。

    最終的にアレクサンダー・アルボンは陰性との検査結果が出たためレースに出場することができたが、ニコ・ヒュルケンベルグは体調不良のランス・ストロールに代わって急遽レーシング・ポイントから予選から出場。決勝では8位でフィニッシュした。

  • 角田裕毅、アルファタウリ・ホンダF1でFP1出走を視野にテストを実施

    角田裕毅、アルファタウリ・ホンダF1でFP1出走を視野にテストを実施

    角田裕毅は、2020年のF1世界選手権のフリー走行1回目に出走する資格を得るためにアルファタウリ・ホンダF1の旧型マシンでテストを実施することが決定。シート合わせを済ませてF1初走行にむけた意気込みを語った。

    現在FIA-F2でランキング3位につけている角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでのF1デビューが期待されている。

    アルファタウリ・ホンダF1は、角田裕毅が11月4日(水)にイモラ・サーキットで2ね後のマシン『STR13』でテストを実施することを発表。今季中のFP1出走の可能性にむけて資格を得るためだと説明した。

    「20歳の日本人レーサーは、レッドブルとホンダのジュニアドライバープログラムに参加しており、カーリンからレースに参戦して現在F2チャンピオンシップで3位につけている」とアルファタウリ・ホンダF1は述べた。

    「角田はシリーズで少なくとも4位でフィニッシュする必要があり、F1スーパーライセンスの資格を得るためには残り4レースが残っている。今年の可能性であるFP1セッションで運転できるようにするために、裕毅はF1カーで300キロをカバーする必要がある。そのことを念頭に置いて、前週の日曜日に開催されるF1エミリア・ロマーニャGPの後、11月4日にイモラで2018年STR13をドライブする」

    角田裕毅は、イタリア・ファエンツアにあるアルファタウリ・ホンダF1のファクトリーでシート合わせを実施。チーム代表のフランツ・トストやチームメンバー、エンジニアと会談し、マシンの他の側面に慣れるためのさぎょも開始した。

    今回のF1マシンでの初走行にむけて角田裕毅は「僕の最優先事項はそれらの300キロメートルを走ることです」とコメント。

    「走行距離が長くなればなるほど、クルマの理解が深まるので、クラッシュしたり、コースから外れたりしたくないですし、気楽に走ろうと思います」

    「でも、自分にはそれができると自信がありますし、いつも通りに運転するつもりです。F1カーでの初日を楽しみながら仕事に集中するつもりです」

    「マシンに座ってピットレーンの出口で青信号を待っているときはかなり興奮すると確信しています」

    イモラでのテストが終われば、角田裕毅の焦点は残りのFIA-F2のレースとなる。現在、ランキング3位につけている角田裕毅は、4位以上に入ればF1スーパーライセンス取得が可能となる。

    「以前にも言ったように、4位が最低目標ですが、僕はレーシングドライバーなので、勝って1番になりたいと思っています。そして、このF1テストは僕にさらなるモチベーションと自信を与えてくれると確信しています」

  • 角田裕毅、アルファタウリ・ホンダF1でシート合わせ。テストが決定

    角田裕毅、アルファタウリ・ホンダF1でシート合わせ。テストが決定

    ホンダF1の伊勢区制ドライバーである角田裕毅は、アルファタウリ・ホンダF1のマシンでシート合わせを完了。チームは11月4日(水)にF1エミリア・ロマーニャGPの舞台となるイモラ・サーキットでテスト走行を実施することを明らかにした。

    今年FIA-F2に参戦する角田裕毅は、残り4レースでランキング3位につけており、F1スーパーライセンスを取得して2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たすと考えられている。

    アルファタウリ・ホンダF1は、角田裕毅がチームのファエンツァのファクトリーを訪れてシート合わせを実施したことをSNSで発表。あわせて、11月4日(水)にF1エミリア・ロマーニャGPの舞台となるイモラ・サーキットでテスト走行を実施することを明らかにした。角田裕毅にとってF1マシンでの初走行となる。

    F1の規則では現行マシンでのインシーズンテストが禁じられているが、F1チームはFIAの許可を得れば、2年落ち以下のF1マシンを使用して走行距離無制限のテストを実施することが許可されている。そのため、角田裕毅が走らせるマシンは、トロロッソ・ホンダの2018年F1マシン『STR13』になる。

    アルファタウリ・ホンダF1は、今回の角田裕毅のテストはフリー走行1回目出走の可能性にむけて資格を満たすためだと説明した。

    「20歳の日本人レーサーは、レッドブルとホンダのジュニアドライバープログラムに参加しており、カーリンからレースに参戦して現在F2チャンピオンシップで3位につけている」とアルファタウリ・ホンダF1は述べた。

    「角田はシリーズで少なくとも4位でフィニッシュする必要があり、F1スーパーライセンスの資格を得るためには残り4レースが残っている。今年の可能性であるFP1セッションで運転できるようにするために、裕毅はF1カーで300キロをカバーする必要がある。そのことを念頭に置いて、前週の日曜日に開催されるF1エミリア・ロマーニャGPの後、11月4日にイモラで2018年STR13をドライブする」

    角田裕毅は、2020年の最終戦F1アブダビGP後に行われる若手ドライバーテストでアルファタウリ・ホンダの今季マシンをテストする予定となっている。

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  • レッドブルF1首脳 「2021年の4つのシートのうち3つはほぼ確定」

    レッドブルF1首脳 「2021年の4つのシートのうち3つはほぼ確定」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2021年のレッドブル・レーシングとアルファタウリの4つのシートうち3つはすでにほぼ確定していると明らかにした。

    2021年にはダニール・クビアトがアルファタウリを放出され、ホンダF1が支援する角田裕毅が、ピエール・ガスリーがチームメイトになると考えられている。

    マックス・フェルスタッペンはすでにレッドブル・レーシングと契約を結んでいるが、批判の多いアレクサンダー・アルボンの運命はまだはっきりしていない。

    ヘルムート・マルコは11月15日に開催されるF1トルコGPに言及し、「遅くともイスタンブールで4つ目のシートについて明確にしたい」と語った。

    アレクサンダー・アルボンのレッドブル・ホンダF1のシートには、ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスがリンクしているが、レッドブルは独自のドライバープログラム内から昇格させることを好んでいる。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、レッドブル・ホンダF1でシートを獲得する可能性は「小さい」と語っている。

    アレクサンダー・アルボンの今季のパフォーマンスには多くの批判が寄せられているが、ヘルムート・マルコはアルボンのパフォーマンスに満足していると語る。

    「ニュルブルクリンクでのマックスとのギャップは許容範囲内だった」とヘルムート・マルコは語った。

    「彼があのようなレースを提供し続けるならば、彼の2021ねのコックピットは安全だ」

    それでも、ヘルムート・マルコは、アレクサンダー・アルボンがペースを上げていることが不可欠だと語る。

    「1人のドライバーだけでタイトルを争うことはできない。それは明らかだ。競争力が重要だ」とヘルムート・マルコは語った。

    ホンダのF1撤退によって、エンジン関連の解除条項のためにレッドブルとの契約から抜け出すことができるという噂の中で、マックス・フェルスタッペンにとってもパフォーマンスは重要だ」

    「我々は競争力のあるエンジンを望んでおり、必要としている。マックスもそれを望んでいる」とヘルムート・マルコは語った。

    「しかし、ホンダのエンジンがなければならないという具体的な解除条項はない」

    「彼は絶頂期にある。メルセデスにプレッシャーをかけることができるのは彼だけだ。同じマシンであれば、マックスの方が速いと思う」

    「マックスが非常に傑出している理由には彼の父親が大きな役割を果たしている。人々はいつも私が厳しいと言うが、マックスが経験しなければならなかったことは簡単ではなかった。しかし、成功は彼が正しかったことを証明している」

  • ホンダF1:2020年 第11戦 F1アイフェルGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第11戦 F1アイフェルGP 決勝レポート

    ドイツ・ニュルブルクリンクで開催されたアイフェルGPの決勝は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが6位入賞を果たした。

    一方で、ダニール・クビアトが15位、アレクサンダー・アルボンがリタイアに終わっており、両チームともにドライバーの明暗が分かれる結果となった。

    前日の予選で3番手、5番手となったフェルスタッペンとアルボンは、ともにQ2で使用したソフトタイヤでスタート。12番手と13番手のガスリーとクビアトは、ミディアムタイヤを選択した。スタート直後に、フェルスタッペンがルイス・ハミルトン(メルセデス)に並びかけるも、メルセデス勢に続く3番手に。アルボンは1つ順位を落として5番手での走行となった。

    アルボンは早めのピットイン戦略を採り、7周目にミディアムタイヤに履き替える。しかし、不運にもコース復帰時にトラフィックの中に入ってしまう形となる。16周目にはクビアトをオーバーテイクする際に接触し、クビアトのフロントウイングが破損。クビアトはこの状態で1周走行した後、ピットインして新しいウイングを装着し、ハードタイヤに履き替えて追い上げを狙う。

    このインシデントについて、アルボンに5秒加算のタイムペナルティーが科されたが、その後デブリによりラジエーターが破損、PUのデータに異常を確認したため、チームはリタイアを決めた。

    上位陣の戦いでは、首位を走行していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がタイヤをロックしてダメージを負ったために早めのピットストップ。これでハミルトンが首位、フェルスタッペンが2番手となる。その後、バーチャルセーフティカー(VSC)が発動した瞬間に、ハミルトンとフェルスタッペンはピットイン。通常走行よりタイムロスが少なくなるアドバンテージを活かして、フェルスタッペンはボッタスの前でコースへ戻り、2番手のポジションを確保する。

    ガスリーはスタートタイヤのミディアムでロングスティントを走りきり、折り返しを過ぎた31周目でピットインしてハードタイヤに交換。レース復帰後、8番手までポジションを上げると、ランド・ノリス(マクラーレン)がコース脇にマシンを止めたことでセーフティカーが出動する。この時点で残り15周でしたが、フェルスタッペン、ガスリー、クビアトともにソフトタイヤへの交換を行う。

    残り11周でのリスタートとなったが、フェルスタッペンは2番手を堅守。ガスリーは、タイヤ交換を行わなかったロマン・グロージャン(ハース)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を立て続けにオーバーテイクし、6番手までポジションアップ。一方のクビアトは前を行くマシンもフレッシュなタイヤを装着していたことから、順位を上げることはできず、15位でのフィニッシュとなった。

    ロシアGPに続く2位表彰台となったフェルスタッペンは、最終ラップに全体ファステストラップをマークし、さらなる1ポイントを獲得。6位入賞を果たしたガスリーも2戦連続のポイント獲得となった。

    次戦は2週間後、10月25日(日)決勝のポルトガルGP。今季2つ目のF1初開催サーキットである、アルガルベ・サーキットでの戦いとなる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のアイフェルGP決勝は、F1としては異例となる10℃を切る低い外気温に加え、路面温度も非常に低い中で行われました。Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が予選3番手から着実な走りで2戦連続となる2位表彰台を獲得しました。ファステストラップの獲得も併せて、我々に力を与えてくれる表彰台だと感じています。12番手からスタートしたScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は、中段グループの激しい戦いの中でいくつものオーバーテイクを見せる強い走りで、6位入賞を果たしました。こちらも、ガスリー選手、チーム、そして我々にとって、この先の後半戦に向けて大きな励みになる結果でした。一方で、チームメートのクビアト選手は序盤の接触でフロントウイングを失ったことが影響し、残念ながら15位に終わりました。また、Red Bull Racingのアルボン選手については、トラック上のデブリによってラジエーターが破損し、パワーユニットのデータに異常を確認したため、レースの途中でリタイアを決めました。ここから1週間を空け、F1としては初開催となるポルトガルでのレースになります。当然ながら現行のPUを使っての走行も初めてですので、十分に事前準備をして臨みたいと思います。最後になりますが、今日のレースでミハエル・シューマッハ選手が持つ91勝の最多勝利記録に並ぶという偉業を達成したハミルトン選手に、Hondaを代表しておめでとうの言葉を贈ります」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今回のレースは全体としてポジティブな週末になりました。ロシアGPに続き2位表彰台を獲得できたことは喜ぶべき結果だと思います。レースでは前を走るハミルトン選手にできるだけ近づきながら走るようにトライしていましたが、彼と戦うほどの速さはありませんでした。それでも、全体的なパフォーマンスはよかったと思っています。今週末は車体として一歩前進できたことをうれしく思っていますが、まだまだ改善が必要です。毎週末メルセデスといい戦いができるよう、さらにプッシュを続けていきます。レース途中でのセーフティカー導入後の再開時は、低い外気温により僕のマシンのタイヤが冷えていたのに対して、後続のマシンは周回遅れを回復するために走行してタイヤが温まった状態だったので、簡単ではありませんでした。それでもなんとか彼らを抑え、前を走るハミルトン選手に食い下がっていこうとトライしました。もちろん、ファステストラップを獲得し、追加の1ポイントを取れたこともうれしく思っています。また、リカルド選手が表彰台を獲得できたこともよかったと感じています。彼は素晴らしいドライバーですし、彼にふさわしい結果だと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「昨日はやや苦しい結果だっただけに、今日は本当にうれしいです。望んでいたマシンバランスに持っていけず、感触はあまりよくなかったです。いつも決勝レースではペースがよく、ポイント争いができるとは思っていましたが、今日はとても楽しかったです。コース上で多くのバトルをして、攻めたりディフェンスしたりと、いろいろな状況がありましたが、そのすべてを心から楽しみました!チームはすべて適切なタイミングで正しい判断を下してくれましたから、今日の6位には本当に満足しています」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「アルボン選手と接触した瞬間から後方での戦いになり、いい結果にはなりませんでした。彼がどうしたかったのかは分かりませんが、結果として僕のフロントウイングは破損してしまい、フロアとブレーキダクトにも大きなダメージが残りました。さらに、ピットへ入るまではフロントウイングなしで低速走行せねばならず、当然ウイング交換にも時間がかかるわけで、そのあと僕にできることはあまり残されていませんでした。マシンはダウンフォースを大きく失っており、苦しかったです。雨が降るなど挽回できるチャンスを願っていましたが、何も起こりませんでした。アルボン選手とのインシデントまではとても力強いレースができていると感じていただけに、残念です。もっといい結果を残せたはずだと思います」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日のマシンのペースはよかったので、このような結果になり、本来いるべきポジションでフィニッシュできなかったことは残念です。1周目に接触を避けようとしてタイヤをロックアップさせてしまい、フラットスポットができて深刻なバイブレーションが発生していたので、早めにピットストップを行わなければなりませんでした。ダニールとの接触は、まだ何が起きていたかよく分かっていませんので、もう一度振り返る必要があります。僕が思うに、リスタート時、彼はシケインの進入で少しワイドになったのかもしれませんし、僕もややミスジャッジがあったかもしれません。その後、チームからはマシンの温度が上昇しているのを見て、ピットインしてリタイアするように言われました。最初はデータからパワーユニットの問題のように見えましたが、チームが調査したところデブリがラジエーターに入って温度の上昇を引き起こしていたことを解明してくれました。マシンの感触がよかっただけに、今日の結果は僕らが望んでいたものではないですが、前を向いて、2週間後のポルティマオを楽しみにしようと思います」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「F1撤退が発表されても何も変わらない」

    ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「F1撤退が発表されても何も変わらない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1アイフェルGPの決勝後の記者会見でレースを振り返った。

    ホンダF1エンジン勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが6位入賞した一方で、ダニール・クビアトは完走中最下位となる15位、アレクサンダー・アルボンはラジエーターの破損によってリタイアを余儀なくされた。

    「予選ではメルセデスの2台にワンツーを取られてマックス・フェルスタッペンが3番手。メルセデスの1台のリタイアによって、マックス選手は確実な走行で、2位表彰台とポイント獲得ができました」と田辺豊治はレースについて振り返る。

    「ガスリー選手に関しては、中団グループの各車が戦闘力を上げてきて僅差の中で良い形でレースができ、力強い走りで6位。後半戦は残り6戦ありますが、我々、チーム、本人にとっても大きなモチベーションアップと励みなると思います。今年非常にいい流れを維持しているガスリー選手にはこの先も勢いを維持して良い成績を出していってもらいたいと思います」

    「アルボン選手に関しては、飛び石だと思うんですが、クーラーにダメージを受け、水漏れが起こったということからPUを痛めつけてしまい、実際にかなり急激な変化が出たのでそこでリタイアを決めました」

    「クビアト選手は接触でフロントウィングに大きなダメージを負ってしまいました。復活しましたが、最後尾まで落ちて難しいレースでした」

    今週末のF1アイフェルGPが開催されたニュルブルクリンクは2013年以来7年ぶりのレース。2015年にF1に復帰したホンダF1にとって当然新しいパワーユニットでのデータはない。そのため、シミュレーションが重要だったと語る。

    「今回は金曜日がキャンセルになってしまい、土日2日間のイベントでした。イモラの先取りみたいな形になりましたけど、PUレギュレーションなってから初のニュル、FP3のみの1時間で検証を行った上での予選でした」

    「新しいTD(予選・決勝同一モード)が出てからは、何セットか持ってきて、予選ではこれ、レースではこんな感じでというのはなかなかできない。特にICEのパフォーマンスに関しては1つのモードをここ数戦経験して蓄積したノウハウを含め1時間で確認して、予選・レースともにいい形で準備ができたなかで戦えたと思っています」

    「10℃を切るような外気温で路面温度も低くかったですが、低い側で合わせるには高い側で合わせるよりはやはり楽だと終わってみて感じています。温度が高いとどうしても心配項目も増えますけど、低温に十分対応できたのでよかったと思っています」

    「かなり精度よくシミュレーションできていました。当然どこでもシミュレーションはしていますが、実際に走った結果のリレーションとそれの繰り返しです。当然、去年からやっていますが、新しいサーキットにもうまく適合できるようになってきてるかなと思います」

    「次も新しい初開催のサーキットですが、基本的にやることは同じです。今回のシミュレーションと実走の乖離を見直しながら、知見を入れて、シミュレーションして望むという形になります」

    ホンダは、F1アイフェルGPの前に2021年シーズン限りでのF1撤退を発表。しかし、撤退が決定しているからといってやるべき仕事は変わらないと田辺豊治は語る。

    「4台完走、4台入賞という目標は達成できませんでしたが、PUに不具合が出ることはなく、自分たちの仕事をきっちりできたと思います。そこは良かったと思います。参戦終了が発表されても何も変わりません。1戦1戦、今までと変わらずにやっていくだけです」

    F1アイフェルGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが、ミハエル・シューマッハは保持してきたF1史上最多勝利数に並ぶ91勝を挙げた。

    「偉大なミハエル・シューマッハーの記録であり、並ぶような人が現れるとは思っていませんでした。それに並んだハミルトン選手は、素晴らしいドライバーだと思います。予選を最大限のパフォーマンスを出して、それをレースの結果に繋げられる。きちんとレースを組み立てることができるドライバーだと思います。ですが、この先はその勝利数をあまり伸ばさせないように戦っていきたいと思います」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「ガスリーのフィードバックは素晴らしかった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「ガスリーのフィードバックは素晴らしかった」

    アルファタウリ・ホンダF1のチームレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第11戦 F1アイフェルGPの決勝レースを振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1はピエール・ガスリーが6位入賞。ダニール・クビアトは序盤のアレクサンダー・アルボンとの接触でマシンに負ったダメージが響き、15位でレースをフィニッシュした。

    「チーム全体としては今日は本当に良い結果を得ることができた。他の全チームと同様に我々はタイヤパフォーマンスの情報がほとんどないまま日曜日に臨み、チャレンジングなレースだった」とジョナサン・エドルズは語る。

    「ダニールのアルボンとの接触は非常に不運だった。結果として彼はフロントウイングを失った。特にその時に我々のペースは本当に強力だった。それによって彼のレースはほぼ終わった。フロアとマシンのそれ以外のパーツに多くのダメージを負った」

    「ガレージの反対側ではピエールが本当に良いレースを走った。彼はタイヤをうまく管理し、素晴らしいフィードバックを与えてくれたので、良い戦略を立てることができた。我々は後半のセーフティカーにうまく反応した。前のルクレールはピットに入らなかったが、よりフレッシュなタイヤで彼を攻撃して6位でフィニッシュすることができた」

    「今日はライバルよりも多くのポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権における6位争いのギャップを縮めることができた」