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  • ホンダ、2019年のWTCRへの参戦チームとドライバー体制を発表

    ホンダ、2019年のWTCRへの参戦チームとドライバー体制を発表

    ホンダは、2019年のFIA世界ツーリングカー・カップ(WTCR)の参戦について、今季は2チーム4台の参戦を計画しており、まず1つ目のチームについて発表を行った。

    2018シーズン、チームランキング3位を獲得したALL-INKL.COM Münnich Motorsportが、引き続きCIVIC TCRを用いて参戦することを決定した。

    ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのドライバーには、世界ツーリングカー権で優勝経験を持つ2名が決定。昨季もCIVIC TCRを駆ったエステバン・グエリエリ(34歳、アルゼンチン)に加え、ネストール・ジロラミ(29歳、アルゼンチン)が新たにHondaドライバーとして加入する。

    34歳のグエリエリは、昨季のWTCRで総合3位と活躍。ニュルブルクリンク北コースで初勝利を飾ると、マカオでも優勝し、計6度の表彰台フィニッシュを果たした。グエリエリの主な経歴としては、ユーロカップ・フォーミュラ・ルノーでチャンピオンを獲得したほか、F3ユーロシリーズ、スーパーリーグ・フォーミュラ、フォーミュラ・ルノー3.5や北米のインディライツ、アルゼンチンのツーリングカー権であるスーパーTC2000でも優勝を経験している。

    新たにHondaドライバーとなったジロラミは、アルゼンチン出身の29歳。特にツーリングカーレースの経験が豊富で数々の実績を残している。2014~2015年のスーパーTC2000でタイトルを2連覇、同2015年の世界ツーリングカー権(WTCC)スロバキアラウンドとポルトガルラウンドにHonda Civic WTCCを駆り、スポット参戦をした実績がある。2017年には他のメーカーからWTCCへフル参戦することとなり、中国ラウンドでの1勝を含む3度の表彰台登壇を果たしている。

    CIVIC TCRは、CIVIC TYPE Rをベースとしたレーシングカーで、現行FK8ベースの投入初年度となった2018年には世界各国のシリーズで5つのタイトルを獲得した。TCRシリーズの頂点に位置するWTCRにおいては、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportが、マカオギアレースのメインレースの優勝を含み全4勝をマークするなど、WTCC時代を含めてチームとして過去最高の成績を残している。

    一方、2017年のシーズン途中からケガで戦線を離れていたティアゴ・モンテイロだが、昨年鈴鹿で行われた第9戦で復帰を果たし、2019年はシリーズ参戦を予定している。Hondaドライバーとして8年目のシーズンを迎えるモンテイロの所属チームやチームメートについては、後日発表を行う。

    WTCR参戦チームへのテクニカルサポートは、CIVIC TCRの開発と製造を行うJAS Motorsportが担当し、各ラウンドにおいて技術的なアドバイスやスペアパーツの供給を通じて、Hondaチームやドライバーのタイトル挑戦を支えていく。

    2019年のWTCRは、4月5日(金)にモロッコ・マラケシュの市街地コース(ムーレイ・アル・ハッサン・サーキット)で開幕。その後、欧州ラウンドと中国戦の後、10月27日(日)にはHondaのホームコースである鈴鹿でスーパーフォーミュラとの併催が予定されている。11月に行われる伝統のマカオギアレースの他、最終戦はマレーシア(セパン・サーキット:初開催※)も計画されており、全10ラウンドが予定されている。※マレーシア戦の開催日は未定

    エステバン・グエリエリ | ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
    「今年もHonda Racingの一員として、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportから参戦できることがとてもうれしいです。昨年は、ニュルブルクリンクとマカオという最も難しいサーキットで勝利するなど、素晴らしい経験ができましたし、どのチームよりも好調な勢いを持ってシーズンを終えられました。今季、“ベブ”(Bebu、ジロラミの愛称)と同じチームで戦えるのは最高の気分です。我々は友人であり、たくさんのレースでしのぎを削ってきました。彼はすごく速く、さらには最高のチームプレイヤーでもあるので、我々のタイトル獲得へ向けてとても重要な存在となってくれるはずです」

    ネストール・ジロラミ | ALL-INKL.COM Münnich Motorsport
    「Honda Racingの一員に加われることを誇りに思いますし、私にCIVIC TCRを託してくれるALL-INKL.COM Münnich Motorsportに心から感謝しています。昨年、鈴鹿のレースではチームに帯同し、彼らの仕事の取り組み方を理解するとともに、タイトル獲得へのポテンシャルがはっきりと分かりました。エステバンとはとてもいい関係にあるので、チームメートとして働くことにわくわくしています。今季に全力を投じるつもりですので、テストが始まるのを心待ちにしています」

    レネ・ミュニッヒ | ALL-INKL.COM Münnich Motorsportチーム代表
    「2019年のWTCRに再びCIVIC TCRで参戦できることをうれしく思います。我々は、2013年にツーリングカーの世界権に参戦を開始してから、年々力をつけ、2018年には4勝とドライバー・チームランキングともに3位と、過去最高の成績を残すことができました。CIVIC TCRはかなりの競争力を持つマシンです。エステバンとベブ(ジロラミのニックネーム)というトップレベルのドライバーとともに、このマシンでタイトル獲得へ挑戦する機会を得られて、興奮しています」

    山本雅史 | Hondaモータースポーツ部長
    「3人のハイレベルなドライバーとともに、今年もWTCRでCIVIC TCRが戦えることをとてもうれしく思います。エステバン・グエリエリとネストール・ジロラミは、世界で最も厳しいツーリングカー権の一つである、アルゼンチンのスーパーTC2000から昇格し、WTCCやWTCRで世界レベルのドライバーとして優勝を獲得するなどその実力を証明しています。そして、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportが見せてくれた、昨年のパフォーマンスと戦う姿勢は素晴らしいものでした。また彼らとチャンピオンを目指し戦えることに感謝しています。ティアゴは不屈の闘志で、身体を万全な状態に戻してきてくれました。まもなく彼の今季について詳細を発表でき、復活したティアゴとレースができることを楽しみにしています」

    アレッサンドロ・マリアーニ | JAS Motorsport CEO
    「ミラノにある我々の工房で組み上げたCIVIC TCRが、ALL-INKL.COM Münnich MotorsportとともにWTCRへ参戦することを喜んでいます。チームとは強力な関係が築けていますし、Hondaとも1998年以来の仲ですから、昨年以上の成績を目指す両者をサポートできるのを楽しみにしています。現行のFK8型CIVIC TCRは2017年の10月に初走行を迎えて以来、アジア、北米、欧州など世界各地のレースに参戦しており、34勝を挙げて5つのタイトルを獲得しました。この実績が、CIVIC TYPE Rの名に恥じないレーシングマシンであることの証だと思います」

  • 【WTCR】 ホンダ:第2戦ハンガリー レースレポート

    【WTCR】 ホンダ:第2戦ハンガリー レースレポート

    FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)の第2戦ハンガリーラウンドが、同国のハンガロリンクで開幕された。レース1で、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのヤン・アーラッカーが優勝し、チームメートのエステバン・グエリエリが2位に入賞。Honda Civic Type R TCRにとってのWTCR初優勝を、見事1-2フィニッシュで飾った。

    レース1は12周で争われ、現地時間の午後3時25分にスタートした。2番グリッドからスタートしたグエリエリがホールショットを飾るも、続くコーナーで接触を受けて後退。その合間を縫ってアーラッカーが先頭に浮上する。アーラッカーとグエリエリは序盤から1-2体制を築き、そのままチェッカーまで走りきった。

    予選5番手タイムをマークしたつけたベンジャミン・レッスン(Boutsen Ginion Racing)は、セッション中のフルコースコーション時に減速が不十分だったとして10番グリッドに降格。10番手でフィニッシュしたが、レース終盤にジェームス・トンプソン(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)と接触したことによるペナルティーで14位に降格。トンプソンは12位となった。

    レッスンのチームメート、トム・コロネルは、予選12番手からスタートしたものの、オイルの温度が上昇するトラブルを抱え、さらには2周目に他車に衝突されたこともあり、ピットへマシンを戻してリタイアした。

    また、このハンガリーで、アッティラ・タッシ(HELL ENERGY Racing Team with KCMG)がWTCRにデビュー。FP2では10番手につけるなど好調だったが、予選ではトラックリミット(コース外走行)規定違反と判断され21番手にとどまり、レースを19位で終えた。

    ヤン・アーラッカー(優勝)
    「今の気持ちをうまく表現できません。Münnichチームでの自身初勝利、さらにはWTCRでのHondaの初勝利、さらにはチームの1-2フィニッシュまで達成することができました。最高の結果です。スタートがうまく決まり、エステバンたちがターン2でワイドになるのが見えたのでそのスペースに飛び込みました。後方のエステバンのプレッシャーはありましたが、彼が危険を冒すようなドライバーでないことは分かっていました。マシンは絶好調で、素晴らしいクルマに仕上げてくれたチームに感謝します」

    エステバン・グエリエリ(2位)
    「モロッコでは苦戦しましたが、今日は私にとってもチームにとっても、とてもいい結果になりました。レースではウイング角度を低く設定したことで、ターン1でオーバーランしてしまい、ノルベルト・ミケリスとガブリエーレ・タルクィーニの追撃を受けることになりました。さらにターン2に向けてはコースの汚れている側にいたので、彼らとともにアウト側にふくらみ、ヤンに先行されました。それでも2番手を確保し、そこからはヤンがミスをしたら前に出るプランでレースを進めました。1-2フィニッシュはチームにとって本当に素晴らしい結果です」

    ジェームス・トンプソン(12位)
    「フリー走行でのペースは、ヤンとエステバンに劣らず、とてもよかったのですが、予選とレースでは苦戦しました。ターン1で後方から追突されたことで順位を落としてポイント獲得を逃しましたが、接触自体は軽かったのでマシンに大きなダメージはありません」

    ベンジャミン・レッスン(14位)
    「今日見せられたペースには満足しています。予選5番手というのはハンガリーでの自己ベストですし、そこからスタートできればかなりいい結果が得られたと思います。しかし、予選時のフルコースコーション中のことでペナルティーを受けて降格となり、集団の中で激しいバトルを強いられました。WTCRでは経験豊富なライバルたちと集団内で争うことになるので、その戦い方についてもっと学んでいく必要があると思います。ただ、スピードの面ではかなりよかったので、明日はこのスピードを再現できるようにがんばります」

    トム・コロネル(26位)
    「予選12番手というのはいい結果で、レースではそこからさらに順位を上げられる手ごたえがありました。オープニングラップで少なくとも2台に接触され、2周目にはダッシュボードの警告灯が点いてオイル温度の上昇と表示。それを見ながら走っていると、ターン9で激しく追突を受けました。明日の2レースでポイントを獲得するためにはマシンを守らねばと判断してエンジンを切りました」

    アッティラ・タッシ(19位)
    「厳しい一日でしたが、多くを学ぶことができました。FP2では一周の速さならトップ10に入れるペースを見せられましたが、予選では不運にも新品タイヤを履いて出したベストタイムがトラックリミットのペナルティーで抹消されてしまいました。21番手スタートとなって集団内でのバトルとなり、順位を上げるのはかなり難しかったです。それでもスタートより順位を上げられましたし、明日の2レースではさらに向上できると思います」


    WTCR

    FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)の第2戦ハンガリーラウンド2日目が、ハンガロリンクで開催され、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのヤン・アーラッカーがポイントランキング2位に浮上した。

    1日目のレース1で初勝利を挙げたアーラッカーは、この日も好調を維持してレース3で4位に入賞。自らの実力を示す走りを見せた。

    チームメートのエステバン・グエリエリは、レース2で5位フィニッシュ。レース3では、ジャンプスタートの違反を取られてドライブスルーペナルティーを受けために最後尾に沈んでしる。途中雨により20分間の中断があり、再開後に他車がドライタイヤを履く中、レインタイヤを選ぶ作戦で賭けに出たが、コンディションが急速に回復し、狙い通りにはいかなかった。

    もう一人のチームメート、ジェームス・トンプソンはレース2でマシントラブルに見舞われたことで、修復のためにピットへ戻り、トップから4周遅れの25位。レース3では7位に入賞した。

    ベンジャミン・レッスン(Boutsen Ginion Racing)は、この日の予選で初めてQ3に進出。しかし、レース2ではピット出口へ向かうのがわずかに遅れたことで、3グリッド降格のペナルティーを受けて8位。しかし、レース3では5位フィニッシュを果たし、これは自身とチームにとってのベストリザルトとなった。

    レッスンのチームメート、トム・コロネルは、この日の両レースを20番手からスタート。しかし、どちらのレースでも他車からの追突によってステアリングアームにダメージを負い、リタイアを喫した。

    今大会のワイルドカードとして参戦しているアッティラ・タッシ(HELL ENERGY Racing Team with KCMG)は、目標としていたQ2進出を果たしたが、ピットレーンでの赤信号を無視したとしてタイム抹消のペナルティーを受け、最後尾からのスタートとなる。しかし、レースでは追い上げを見せ、鮮やかなオーバーテイクを披露するなど健闘。レース2で18位、レース3で15位フィニッシュし、タッシとチームがメインで参戦する、来週末開幕のTCRヨーロッパ選手権に向けて、いい結果で終えることができた。

    ヤン・アーラッカー(24位/4位)
    ヤン・アーラッカー 「1カ月前には、今季レースができるかも分かっていなかったので、ポイントランキングで2位にいられるのは、とてもポジティブなことです。2戦連続でQ3に進出できて、好調だったのですが、レース2では不運なリタイアを喫してしまいました。ただ、そのときの順位を考えるとポイント的には大きくなかったですし、チームが素晴らしい仕事ぶりで、レース3ではマシンを完ぺきに仕上げてくれました。2週間後のニュルブルクリンクに向けて準備をしっかりと進めれば、この勢いを続けていけると思います」

    エステバン・グエリエリ(5位/22位)
    「今日はポイントを獲得できて満足しています。ただ、予選でのペースがうまくいかず、少し残念でした。レース2ではスタートが決まり、7番手から5位でフィニッシュできました。レース3では表彰台争いを狙っていましたが、ジャンプスタートと裁定されて上位進出は望めなくなりました。赤旗中断のあと、レインタイヤを履くという賭けに出ましたが、うまくいかず、順位を上げることはできませんでした」

    ジェームス・トンプソン(25位/7位)
    「今日は昨日よりもかなりいい一日でした。マシンは好調で、ペースは一日通して上げていくことができました。レース3と同じセッティングで予選に臨めていたら、Q3進出も果たせていたのではないかと思います。レース2ではエステバンに詰め寄られましたが、彼はフル参戦ですから、チームポイントの観点からも前を譲りました。しかし、力強いペースがあったと感じています。また、次戦のニュルブルクリンクへ向けてマシンを無傷で保てたので、よかったです」

    ベンジャミン・レッスン(8位/5位)
    「今日の結果に満足しています。レースウィークを通じてトップ6に入れるだけのペースがあり、8位と5位という好結果を手にすることができました。もし1カ月前にWTCRでトップ5フィニッシュができると言われても、信じなかったでしょう。市街地コースのモロッコよりも、常設サーキットのハンガリーのほうが戦いやすくなるとは思っていましたが、とてもいい一日となりました」

    トム・コロネル(19位/24位)
    「あまりいい一日とは言えません。予選で中団につけてしまうと厳しい戦いを強いられ、今日はかなりの接触を受けました。レース2では他車に追突されてステアリングにダメージを負ってリタイア。レース3ではもっとひどい当てられ方で、ピットに戻ってマシンを止めるしかありませんでした。残念ですが、次のニュルブルクリンクはドライバーの腕が試されるサーキットで、私の経験がアドバンテージになると思うので、もっといい結果が待っているはずです」

    アッティラ・タッシ(18位/15位)
    「スピードは、昨日よりもかなりよかったです。チームが懸命に作業してくれて、より私の好みに合ったマシンに仕上げてくれたので、トップ10を狙える速さがあったと思います。しかし、不運にも予選タイムが抹消され、両レースともに最後尾からのスタートとなりました。ペースはよく、かなりポジションアップできたので、本来の予選順位だったらポイント獲得に手が届いていたと思います。もしまたWTCRに参戦する機会があれば、同じように競争力を発揮できると思います」

  • 【WTCR】 ホンダ:開幕戦モロッコ レースレポート

    【WTCR】 ホンダ:開幕戦モロッコ レースレポート

    2018年より新たな世界選手権として始まった、FIA ワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)の初レースが、モロッコ・マラケシュの市街地コースで開幕した。

    5台がエントリーしたHonda Civic TCRは、土曜日に行われたレース1で2台がポイントを獲得。幸先のいいスタートを切った。

    予選前最後のフリー走行であるP2では、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのエステバン・グエリエリがトップタイム、ヤン・アーラッカーが2番手、同チームのジェームス・トンプソンも11番手と、好調さを見せたCivic勢は、ポイント獲得へ自信を深めていた。

    しかし、レース1スタート直後に、エステバン・グエリエリがメディ・ベナーニ(フォルクスワーゲン)に押し出されてコースアウト。さらにジェームス・トンプソン、同じくCivicを駆るチームメートのトム・コロネルもフレデリック・ヴェルヴィッシュ(アウディ)に接触されてスピンしてしまう。

    エステバン・グエリエリは、マシンにダメージを受けながらもなんとか7位フィニッシュ。オープニングラップの混乱を避けて8番手まで浮上していたヤン・アーラッカーが続いてチェッカーフラッグを受けた。レース後にベナーニへ10秒加算のペナルティーが下されたため、エステバン・グエリエリが6位、ヤン・アーラッカーが7位というリザルトとなった。

    ジェームス・トンプソンは、アクシデントによって順位を下げたものの、レースの大半でチームメートと遜色のないラップタイムで走行し、14位でゴールした。

    トム・コロネルは、ヴェルヴィッシュとのアクシデントでリアサスペンションにダメージを負い、修復を行ってコースへ戻るまでに、トップとの差は2周遅れまで拡大。残り数周で不要なリスクを負うことを避けるため、リタイアを選択した。

    トム・コロネルのチームメート、ベンジャミン・レッスンは、24番手から15位まで順位を上げてフィニッシュ。初走行のサーキットで、予選時にはブレーキシステムにトラブルを抱えていたにもかかわらず、ミスのない走りを披露した。

    日曜の午前中に予選第2回が行われ、レース2と3のグリッドが決定する。

    エステバン・グエリエリ(6位)
    「ポイントが得られたので、まずまずの出だしです。6番グリッドから、さらに上位を目指せると思っていましたが、ベナーニ選手に後ろから追突されてコーナーではらんでしまい、ポジションを落としてしまいました。そのダメージによってバランスが狂い、パワーも下がったように思います。この状況ですから、ヤンの前での6位フィニッシュはいい結果です」

    ヤン・アーラッカー(7位)
    「オーバーテイクの難しいこのコースで、12番手からスタートしての7位という結果には満足しなければなりません。スタートでは混乱を避けて大きくポジションを上げようと試みましたが、マシンに問題を抱えたエステバンの後ろになってしまい、それ以上はポジションを上げられませんでした。明日に向けて改善できる点はまだあるので、さらなるポイント獲得ができる自信があります」

    ベンジャミン・レッスン(15位)
    「この結果には満足しています。シミュレーターですら走ったことのないコースで、23番手から15位まで順位を上げられるとは、予選のときには思ってもみませんでした。予選ではブレーキ系のトラブルがありましたが、レースでは解決したので、マシンの感触はだいぶよくなりました。明日またこのマシンに乗ってレースをするのが楽しみです」

    トム・コロネル(21位)
    「このような結果は残念ですが、レースでは起こりうることです。スタート時に何台かが私のイン側に向かうのが見えたので、“それはうまくいかないだろう”と考えてアウト側に寄せましたが、それも失敗でした。ヴェルヴィッシュ選手に左リアへヒットされ、サスペンションを破損したために、ピットへ戻らなければなりませんでした。チームは素晴らしい速さで修復してくれましたが、その時点で2周遅れとなっており、リスクを負って最後まで走ってもほとんどポイントは得られなさそうだったので、ガレージへマシンを戻しました。明日は上位を目指せればと思います」


    ホンダ WTCR FIA ワールド・ツーリングカー・カップ 2日目

    迎えた2日目。Honda Civic Type R TCRを駆るヤン・アーラッカー(ALL-INKL.COM Munnich Motorsport)がレース2、レース3で4位を獲得。モロッコでの開幕戦を順調な走りで締めくくった。予選ではQ3まで進出し、5番手タイムを記録。リバースグリッドで行われたレース2は6番グリッドからスタート。第1コーナーで4番手に躍り出ると、そのままポジションを守りきりフィニッシュ。わずかな差で表彰台を逃したものの、そのあとに行われたレース3でも同じく4位を獲得。この結果により、ヤン・アーラッカーはポイントランキングで5位につけた。

    18カ月のブランクがあったチームメイトのジェームス・トンプソンは、予選を8番手でフィニッシュ。レース2では3番グリッドからスタートした。しかし、ピットストップからコースに戻る際、クラッシュを避けるためにスムーズなコースインができず、その影響で2番手から7番手に後退。最終的には6位でフィニッシュした。レース3では8位になり、ポイントランキングで11位につけた。

    前日のレース1でチーム最上位となる成績を収めたエステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Munnich Motorsport)は、レース2で8位フィニッシュ。レース3ではターン12でジョン・フィリッピ(セアト)とバトルを演じた末に、14位でフィニッシュした。エステバン・グエリエリはポイントランキングで10位となり、ALL-INKL.COM Munnich Motorsportはチームランキングで5位につけた。

    Boutsen Ginion Racing Hondaのトム・コロネルはレース2で10位に入り、今シーズン初めてのポイントを獲得。レース3では終盤で前の選手に迫ったものの、最終的に12位でフィニッシュし、わずかな差でポイント獲得を逃した。開幕戦を終え、ポイントランキングでは15位。Boutsen Ginion Racingはチームランキングで8位につけている。

    トム・コロネルのチームメートで若干18歳のドライバー、ベンジャミン・レッスンは、レース2を16番グリッドからスタート。一時は12番手で周回したが、ターン11で他車と接触してしまう。その影響により、レース3はピットスタート。随所で好走を披露したが、17位フィニッシュとなった。

    第2戦は4月28~29日にハンガリーのハンガロリンクで行われる。

    ヤン・アーラッカー(4位/4位)
    「今日の両レースを4位で終えられてうれしいです。レース2のスタートはうまくいきました。集団に巻き込まれることなく、6番手スタートから4位でフィニッシュできました。両レースで上位のマシンについていくことができました。昨日の予選ではあまりいい結果ではありませんでした。しかし、そのあと、チームスタッフが懸命にマシンをいい状態にしてくれ、今日の予選ではQ3まで進めました。非常にうまくいったと思います」

    ジェームス・トンプソン(6位/8位)
    「2週間前には、今シーズン参戦するかどうかも決めていませんでした。なので、Honda Civic Type R TCRを駆る最初のレースで10位以内に入れたことはすばらしいです。日を追うごとに快適にマシンを操ることができ、タイムも縮められました。レース2ではもっと上位を狙えましたが、ピットからコースに戻る際に他車に進路を阻まれて、そのために順位を上げることができませんでした。ハンガリーでの次戦もがんばります」

    エステバン・グエリエリ(8位/14位)
    「今日のレース状況からも、今年のWTCRは激戦続きになりそうな予感がします。もしQ2に進出できていれば、レース2をフロントローからスタートできたでしょう。しかし、わずかな差でそれを逃し、苦しい一日になりました。レース2でポイントを獲得できたのはよかったです。オーバーテイクが難しいサーキットですが、12番グリットからスタートし、いくつかオーバーテイクを成功させることができました。レース3はうまくスタートが決まらず、そのあとはフィリッピとのバトルになってしまいました」

    トム・コロネル(10位/12位)
    「今日は、今シーズン最初のポイントを獲得できてうれしかったです。マシンはとても安定していて、前を走るライバルを容易に捕らえられる気がしました。レース3中盤のターン1ではミスをしてしまい、いくつか順位を落としました。しかし、そのあとも順位を上げるためにがんばりました。わずかな差でQ2進出を逃さなければ違った結果になったと思いますが、これもレースです」

    ベンジャミン・レッスン(21位/17位)
    「今日の予選の結果には納得していますし、レース2はいくつかオーバーテイクもできました。しかし、ターン11で他車と接触したのはもったいなかったです。レース3をピットからスタートすることになりましたが、チームは懸命にマシンを修復してくれました。ステアリングに不具合があり、苦しい戦いになりましたが、多くのことを学びました。ハンガリーでの次戦はよりオーソドックスなサーキットで行われますし、今戦よりもポジションを上げられると思います」

  • 【WTCC】 2018年からTCRルールを採用した『WTCR』への変更が決定

    【WTCC】 2018年からTCRルールを採用した『WTCR』への変更が決定

    世界ツーリングカー選手権が、2018年からTCRレギュレーションを採用した世界ツーリングカーカップへと生まれ変わることがFIA世界モータースポーツ評議会で承認された。

    FIA、WTCC、TCRのプロモーターであるユーロスポーツ、世界モータースポーツ評議会は、TCRレギュレーションのライセンス契約に合意。TCRレギュレーションは、2019年までとなる現在のTC1レギュレーションの残りの2年のサイクルをカバーしていく。

    これにより、FIA世界選手権としてのWTCCは終了し、代わりに『WTCR』の頭文字で行われるFIAワールドカップとなる。

    ファクトリー参戦は認められなくなり、マニュファクチャラーはチームの技術サポートとして関与することになる。また、WTCCをサポートするヨーロッパツーリングカップとして行われていたTCRインターナショナル・シリーズは廃止される。

    「理論的に検討した際、それは常識的なことだと思った」とWTCCのプロモーターを務めるユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表はコメント。

    「彼(マルセロ・ロッティ:TCR創設者)は、TCRカーを生産し、ホモロゲートし、販売しているメニュファクチャラーのために非常に優れたコンセプトを生み出した」

    「我々側では、それにふさわしいプロモーションの水準、財政的な持続可能性を提供することができ、FIAをこれにつなげることで競技と技術のレベルに値する競技になるだろう」

    WTCRは2日間のイベントのままだが、3レース形式に切り替える予定となっている。イベント初日には、朝に2回の練習セッションが行われ、30分の予選セッションと第1レースも行われる。WTCCの現在のフォーマットは2日目に凝縮され、予選とメインレースとオープニングレースが行われる。

    シーズンエントリーは最大26台、チームごとに最低2台の車が登録され、各イベントで2台のワイルドカードが可能となる。

    現在のWTCCおよびTCRインターナショナルシリーズに参戦するチームは、12月15日に行われる申請プロセスにおいて優先権が与えられる。

    シリーズは引き続きユーロスポーツがプロモーターを務めるが、TCRレギュレーションは2019年まで凍結される。WSCが認可し、FIA WTCRパスポートを授与されたマシンのみが競争の対象となる。また、FIAはTCRと協力して、各イベントでのマシンのパフォーマンスバランスを計算していく。

    2018年のカレンダーはまだ公式化されていないが、フランソワ・リベイロよると、既存WTCCイベントが“大部分を占める”ことになるという。

  • 【WTCC】 2018年からTCRルールを採用して『WTCR』に名称変更へ

    【WTCC】 2018年からTCRルールを採用して『WTCR』に名称変更へ

    世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、2018年にTCRシリーズのテクニカルレギュレーションを採用する一貫として、シリーズの名称を『WTCR』に変更することになると Autosport が報じた。

    FIAとWTCCのオーナーは、TCRのレギュレーションと名称の両方を使用するライセンス契約に合意したとされており、水曜日のFIA世界モータースポーツ評議会でその計画が承認されるとみられている。

    現時点ではWTCC側からもTCR側からも提携についてのコメントはとれていない。

    TCRの創設者マルセロ・ロッティとEurosportを経由したディスカバリー・コミシュケーションとの交渉はこれまで何度も行われていたが、TCRルールと名称の知的財産権に問題で遅れが生じていた。しかし、今回、それらの使用についての2年契約が締結されたと Autosport は報じている。

    2018年のWTCRのカレンダーは、4大陸での10戦が予定されている。既存のWTCC競技の大部分は維持される可能性が高いが、週末に3レースを行う新しいフォーマットに切り替えられるとされている。

    TCRルールの採用によって、WTCCの主催者は大規模なマシンとマニュファクチャラーにアクセスできるようになる。これまで大手自動車メーカー8社がトップカテゴリーでマシンを開発している。マシンは12万9000ユーロ(約1722万円)の予算条件が設けられており、600台以上が製造されている。

    TC1レギュレーションではホンダはCivicを製造しないことを明確にしており、WTCCにとってTC1レギュレーションの継続は選択肢ではなかった。

    WTCCは、過去にはDTMとの提携についても話があった。現在、DTMは日本のSUPER GTとの共通レギュレーションの方向に向かっている。TC1サイクスの残りの2年間をカバーするTCRとの契約の長さは、長期的なDTMとの提携も死んではいないことを示唆している。