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  • TOYOTA GAZOO Racing、新型フラッグシップ「GR GT」「GR GT3」を初公開

    TOYOTA GAZOO Racing、新型フラッグシップ「GR GT」「GR GT3」を初公開

    TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は12月5日、新型スポーツカー「GR GT」と「GR GT3」のプロトタイプを正式発表した。両車は“もっといいクルマづくり”を体現するTGRの新たなフラッグシップとして位置づけられ、低重心、軽量・高剛性、空力性能という3つの核を軸に、走りの本質を深く追求している。

    開発にはマスタードライバー・モリゾウ(豊田章男会長)を中心に、片岡龍也、石浦宏明、蒲生尚弥らプロドライバー、さらにジェントルマンドライバーの豊田大輔らも初期段階から関わり、エンジニアと“ワンチーム”で開発を推進した。

    ドライバーの感覚を重視する“ドライバーファースト”の思想が、両車の設計思想の根底にある。

    公道を走るレーシングカー「GR GT」──4L V8ツインターボ+ハイブリッド搭載
    GR GTは、「公道を走るレーシングカー」という明確なコンセプトのもと開発された。
    心臓部となる新開発 4L V8ツインターボ+1モーターハイブリッドは、システム最高出力650ps以上、最大トルク850Nm以上という圧倒的パフォーマンスを目標とする。

    FRレイアウトを採用し、エンジンのドライサンプ化、ユニット配置の最適化などにより、ドライバーの座る位置とクルマの重心を極限まで近づける徹底的な低重心化を実現。これにより、限界域での扱いやすさ、ドライバーとの一体感が大幅に向上している。

    インテリアも人間工学に基づき、視界、操作系、ドライビングポジションに至るまで細部を作り込み、サーキット走行と日常の使い勝手両方に対応する。レーシングカー開発で得られた知見が惜しみなく投入されている。

    GR GTTOYOTA GAZOO Racing GR GT

    トヨタ初の“オールアルミニウム骨格”と空力逆転設計
    GR GT/GR GT3の開発で特筆されるのは、トヨタとして初となるオールアルミニウム骨格の採用だ。

    CFRP(炭素繊維強化プラスチック)や樹脂なども適材適所で組み合わせ、極限まで軽量化しながら高剛性を確保した。

    空力設計では従来のプロセスを完全に反転し、「外装デザイン → 空力検討」ではなく、“空力の理想形”を先に模型化し、それを基準に外装をデザインする逆転の手法を採用。

    WEC参戦で培った空力ノウハウを持つエンジニアとデザイナーが密に連携し、冷却性能・ダウンフォース・ドラッグの最適解を追求した外観を生み出した。

    勝つためのGT3マシン「GR GT3」──誰が乗っても速く、扱える
    GR GT3は、GR GTをベースにFIA GT3規格に合わせて開発されるカスタマーレーシングモデルだ。

    GT3カテゴリーはプロからジェントルマンドライバーまで幅広い層が参戦するため、「誰が乗っても乗りやすい車両特性」が重要とされる。

    GR GT3は、GR GT同様に低重心・軽量高剛性・空力性能の3要素を追求しつつ、耐久レースでも高い信頼性と安定した戦闘力を発揮できるよう開発が続けられている
    。
    加えて、参戦チームがレースを楽しめるよう、TGRはカスタマーサポート体制も強化していく方針だ。

    GR GT3TOYOTA GAZOO Racing GR GT3

    “トヨタの式年遷宮”──LFA直系の知と技を次世代へ
    GR GT/GR GT3は、かつてのTOYOTA 2000GT、Lexus LFAに続くトヨタの象徴的存在として開発されている。

    LFA開発陣の熟練技術を若手へ継承する“式年遷宮”的プロジェクトでもあり、新技術の導入と技能伝承を両立させている。

    開発ではシミュレーターを初期段階から活用し、富士スピードウェイ、ニュルブルクリンクなど世界中で実走テストを重ね、限界領域での性能を徹底的に鍛え上げた。

    “走る・壊す・直す”というTGRの開発哲学のもと、研ぎ澄まされた性能を求め続けている。

    発売は2027年頃を予定──スペックは今後更新へ
    GR GT、GR GT3はいずれも開発途中であり、スペックは今後変更される可能性がある。

    TGRは両車を2027年頃の発売を目指して開発を進めており、詳細は準備が整い次第順次公開していくとしている。

  • トヨタ ハースF1チームのタイトルスポンサーに就任「TGR Haas F1 Team」

    トヨタ ハースF1チームのタイトルスポンサーに就任「TGR Haas F1 Team」

    ハースF1チームは、トヨタ自動車のモータースポーツ競技および研究開発部門であるTOYOTA GAZOO Racing(TGR)がアメリカのF1チームのタイトルパートナー権を取得することに伴い、2026年FIAフォーミュラ1世界選手権において正式名称を「TGR Haas F1 Team」とする。

    これは両ブランド間の関係強化をさらに示す動きとなる。

    トヨタは60年以上にわたりモータースポーツの豊かな歴史を誇り、現在ではTOYOTA GAZOO Racingを通じてFIA世界ラリー選手権およびFIA世界耐久選手権でフロントランナーとしてチャンピオンシップを争うエントリーを展開している。

    2024年10月に複数年の技術提携を開始して以来、今回の新たなタイトルパートナー契約は、ハースF1チームとTGRの関係の核心となる目標の結び付きをさらに強めるものとなる。これは「人材、製品、パイプライン」に焦点を当て、ドライバー、エンジニア、メカニックなど、モータースポーツ産業と文化を持続可能なものにするために不可欠な人的リソースの育成を含む。

    2社間の既存パートナーシップの主要要素の1つは、2025年シーズンを通じて実施されたチーム初の本格的なTPC(旧型車テスト)プログラムの遂行によって明確に示された。このプログラムは2026年から正式に「TGR Haas Driver Development Program」と称される。

    今年のTPC走行はハースVF-23を使用して14日間にわたり実施され、シルバーストン、ポール・リカール、富士スピードウェイ、イモラ、ムジェロといった著名なサーキットを巡った。平川亮、宮田莉朋、坪井翔、小林可夢偉といった日本人ドライバーがTGRとの関係を通じて走行機会を得ており、同社はF1への道を通じてドライビング才能の志を支援している。

    トヨタ ハースF1チーム

    「今回の新たなタイトルパートナー契約を通じて、TGRとの関係を深められることは、当然ながら非常に光栄に感じています」とハースF1チームのチーム代表である小松礼雄は述べた。

    「これまでの協力関係は、私たちが期待していたことをすべて満たすものでした。今年のTPC走行の成功がその証拠でもありますが、舞台裏でも本当に多くの取り組みが進んでいます。2026年に向けて、バンブリーの施設にシミュレーターを開発・導入していることもその1つです」

    「ハースF1チームとTGRの間で協力して働いているスタッフの育成は、私たちに大きな恩恵をもたらしていますし、このパートナーシップが成熟していくにつれて、さらにその効果が高まっていくと思います。ドライバープログラムの成長にも期待していますし、TGRが支えている才能の層の厚さを目にすることができて、とても心強く感じています」

    「2025年シーズンのさまざまな困難の中で、若いTGRのドライバーやエンジニアが、自分自身のポテンシャルを信じ始め、より大きな夢を目指す姿を私は見てきました。その変化を目にして、私は本当に深く心を動かされました。そして今日、私は自信を持って言えます。トヨタはついに動き始めました──本当に動き始めたのです」とトヨタ自動車株式会社の会長である豊田章男はコメントした。

    「ジーン・ハースさん、そして小松さんが、若いメンバーの可能性を信じ、同じ情熱と視点で未来に向き合ってくださっていることへ、心から感謝申し上げます」

    「来年、ハースとのパートナーシップをさらに進めることで、TGRの“People, Product, Pipeline”という理念は、これまでにないスピードで加速していくことになります。次の世代が世界の舞台へ向けて第一歩を踏み出す時が来ました。ジーン・ハースさん、小松さん、そしてTGR Haas F1 Teamの皆さんとともに、私たちは未来のための文化とチームを築いていきます。トヨタは今、本当に動き出しています」

    TGR Haas F1 Teamは、2026年型マシンであるVF-26のリバリーを1月23日金曜日にオンラインで正式発表する予定で、その後1月26日から30日にかけてスペイン・カタルーニャ・サーキットでプライベートテストを実施する。チームはそれぞれ3日間の走行が許可されており、2月にはバーレーン・インターナショナル・サーキットで公式テストがさらに2回行われる。

  • TOYOTA GAZOO Racing、ル・マン24時間特設サイトをオープン

    TOYOTA GAZOO Racing、ル・マン24時間特設サイトをオープン

    トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)は、6月10日(土)から11日(日)にフランスで開催されるWEC世界耐久選手権第4戦 ル・マン24時間レース 100周年大会に向けて、TGR公式サイト内にル・マン特設サイトを開設。2台のトヨタGR010 HYBRIDや歴代のル・マン参戦車両が描かれたキービジュアルを公開するとともに、今年100周年という記念すべき節目を迎えるル・マン24時間レースで、2018年から5連覇を達成してきた5台の優勝車両が、初めてサルト・サーキットに会した記念写真や、レースウィーク中に開催されるイベントについて公開した。

    1.期間中の主なイベント
    今週初め、ACOからの働きかけに応じ、100周年という記念すべき節目を迎えるル・マン24時間レースの地に、これまで、ル・マン24時間レースで優勝した車両が集結した。TGRでは、これまで、ル・マン24時間レースで優勝したレースカーを、優勝当時の状態のまま、開発拠点であるTOYOTA GAZOO Racing Europe及びトヨタ自動車社内で保管、展示しており、また2020年優勝車であるTS050 HYBRIDは、2021年にル・マン博物館に寄贈されたため、これら全5台の優勝車両が全て一堂に会したのは初めてのこととなる。これらの車は、6月1日から7月2日まで、ル・マン博物館にて展示される。また、2018年と2022年の優勝車両は、6月10日に開催されるセンテナリーパレードにて、13.626kmのサーキットを、各々アレックス・ブルツと中嶋一貴の2名の優勝ドライバーがドライブする。

    TOYOTA GAZOO Racing ル・マン24時間レース歴代優勝車両 右からTS050 HYBRID(2018年、2019年、2020年)、GR010 HYBRID(2021、2022年)TOYOTA GAZOO Racing ル・マン24時間レース歴代優勝車両 右からTS050 HYBRID(2018年、2019年、2020年)、GR010 HYBRID(2021、2022年)

    また、レース本番に先駆け、6月10日12時20分(予定)より、サルト・サーキットにて、2022年までスーパー耐久シリーズでROOKIE Racingが駆り、モータースポーツを起点としたもっといいクルマ作りのために鍛えてきた水素エンジン車両「ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept」のデモンストレーション走行を実施。カーボンニュートラル(CN)社会実現に向けた選択肢のひとつである水素エンジンの可能性を、皆様にお伝えする。

    ORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptORC ROOKIE GR Corolla H2 concept

    2.Centenary Village及びACO Fan Zone出展-TGR、日本のCN社会実現に向けた取り組み紹介
    また、レースウィーク中、サルト・サーキット内Centenary Village及びACO Fan Zoneにおいて、100年にわたるル・マン24時間耐久レースの歴史の中で、トヨタが日本や海外のライバルチームとの闘いを通して、その車両技術を切磋琢磨し、鍛え上げてきた歩みを振り返り、将来のCN社会実現に向けた様々な挑戦について紹介する展示を実施する。

    中でも、日本政府観光局(JNTO)、及び、1991年に日本の自動車メーカーとして初めてル・マン24時間レース総合優勝を飾ったマツダ株式会社と共に、訪日インバウンド観光促進、並びに、日本のCN社会実現へ向けた技術開発の取り組みを紹介するテーマ展示「Japan Endless Discovery」では、モータースポーツ参戦における数々の挑戦で鍛え上げられてきた車両技術を搭載したコンセプトカーの展示を行う。

    “Japan Endress Discovery”展示予定コンセプトカー“Japan Endress Discovery”展示予定コンセプトカー

    3.車載映像オンボード配信
    6月8日(木)に行われるハイパーポール、及び6月10日(土)23時(日本時間)スタートの決勝でのGR010 HYBRID7号車及び8号車の車載カメラの映像を生配信する。

    さらに、レースウィーク中には速報リポートなどTwitterと連動して配信する。2023年、100周年という大きな節目を迎えるル・マン24時間レースで、6連覇を目指し、戦うTGRの戦いの様子をお楽しみください。

    URL:https://toyotagazooracing.com/jp/wec/special/2023/24h-lemans/

    4.パブリックビューイング
    6月11日には、トレッサ横浜(神奈川県)南棟1Fセンターガーデンにて、また6月10日~11日には、裾野市生涯学習センター(静岡県)において、ル・マン24時間レース6連覇を目指すTOYOTA GAZOO Racingをファンの皆様と共に応援するパブリックビューイングを開催する。

    5.J SPORTS中継番組
    レース期間中、J SPORTSで放送・配信される特番や生中継では、TGRのドライバーやチームのメンバーも出演します。現地からの生インタビューや最新情報を、J SPORTSオンデマンド等でお楽しみください。

    ■主な放送予定
    6月7日(水) 20:55~22:00 (J SPORTS、公式YouTube)
    『ル・マン24時間レース2023 盛り上げ特番』
    現地からドライバーやチーム首脳陣のインタビュー

    6月7日(水)~8日(木) 随時 (J SPORTSオンデマンド)
    『フリー走行&予選』
    全セッション配信、予選は現地より実況

    6月9日(金) 2:50~(J SPORTSオンデマンド)
    『ハイパーポール配信開始』
    東京より実況中継

    6月10日(土) 22:00~24:00(6/11) (J SPORTSオンデマンド、J SPORTS 1)
    『レース(決勝)』
    スタートからゴールまで完全中継
    ドライバー陣・チーム首脳陣のインタビュー

    6.e-Motorsports「TGR GT Cup」Rd3の開催
    『グランツーリスモ7』で開催中の「TGR GT CUP」は、6月4日に第3戦をル・マン24時間レースが開催されるサルト・サーキットを舞台に開催。リアルのレースの前に、是非、バーチャルの世界で、GR010 HYBRIDでレースをお楽しみください。大会にエントリーすると、グランツーリスモ7内で使用できる2023年リバリーのGR010 HYBRIDが進呈される。

    詳細なエントリー方法や開催概要は、以下の「TGR GT Cup 2023」特設サイトにてご確認ください。
    URL:https://toyotagazooracing.com/jp/e-motorsports/join-entrant/2023/

  • TOYOTA GAZOO Racing、2020年からGRスープラ GT4の販売を開始

    TOYOTA GAZOO Racing、2020年からGRスープラ GT4の販売を開始

    TOYOTA GAZOO Racingは、3月にジュネーブモーターショーで発表した「GR Supra GT4 Concept」に寄せられた世界中のお客様のご期待や6月のニュルブルクリンク24時間レースでのGRスープラ参戦を踏まえ、カスタマーモータースポーツ車両である「GR Supra GT4」を2020年から販売することに決定した。

    モータースポーツを愛する世界中のお客様が気軽にレースを楽しんでいただけること、そしてモータースポーツへの挑戦とそこから得られるフィードバックによりさらにクルマを鍛えることを目指し、カスタマーモータースポーツにより一層力を入れていく。

    GR Supra GT4は、今年から販売を開始したTOYOTA GAZOO Racing初のグローバルモデル「GRスープラ」をベースとしたレース仕様車で、トヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)が開発及び製造を担当。

    GT4は、低コストで気軽に参戦しやすいカテゴリーとして、世界中のプライベートチームに人気を博している。日本のスーパー耐久シリーズ、欧州のGT4欧州シリーズやVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)、米国のミシュランパイロットチャレンジシリーズなど世界中のさまざまなレースに参戦することができる。

    GRスープラは既に北米のNASCARエクスフィニティ・シリーズに参戦しているほか、2020年からは日本のSuper GT GT500クラスへの参戦を予定している。ここに新たにGR Supra GT4が加わることで、世界中のサーキットでGRスープラが戦っている姿をモータースポーツファンの皆様に楽しんでいただきたいとトヨタは考えている。

    また、GR Supra GT4実現に向け、Ravenol、Pirelli社とAkrapovic社に技術パートナーになった。Ravenolからは潤滑油を、Pirelli社からはタイヤを、Akrapovic社からはモータースポーツ専用エギゾーストシステムにご協力する。

    尚、GR Supra GT4に関する車両諸元詳細、販売価格、販売地域及び時期等について、年内の発表が予定されている。

    GR Supra GT4 車両諸元
    全長:4,460mm
    全幅:1,855mm
    全高:1,250mm
    ボデー構造:ロールケージ付スチールボディ
    フロントスポイラー:天然繊維コンポジット製
    リヤウイング:天然繊維コンポジット製
    燃料タンク:クイックチャージャー付レース専用
    ドライバーズシート:FIA基準レーシングシート

    エンジン、トランスミッション
    型式:直列6気筒ツインスクロールターボ
    排気量:2,997cm3
    トランスミッション:スポーツオートマチック リヤ駆動
    潤滑油:Ravenol
    排気システム:Akrapovič製

    サスペンション、ステアリング、ブレーキ
    フロントサスペンション:マックファーソンストラット
    リヤサスペンション:マルチリンク
    ステアリング:電動式パワーステアリング
    タイヤ:ピレリ
    ホイール:5穴式 11×18インチ

  • トヨタ、GRスーパースポーツコンセプトの市販に向けて開発に着手

    トヨタ、GRスーパースポーツコンセプトの市販に向けて開発に着手

    TOYOTA GAZOO Racingは、6月15日(金)にフランス・ル・マン24時間レース会場において、GRスーパースポーツコンセプトを公開し、市販に向けた開発に着手したことを発表した。

    GRスーパースポーツコンセプトは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されたコンセプトカー。実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載。

    パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指しています。熱効率(システム効率)は既に50%を実現しており、現在、更に高い値を目指して開発を進めている。

    GRスーパースポーツコンセプトは、ル・マン24時間レース期間中、会場内ファンビレッジのTOYOTA GAZOO Racingブースに展示されます。[展示期間: 6月16日(土)現地時間09:00-02:00 (+1)~6月17日(日)09:00~15:00)]

    友山茂樹(GAZOO Racing Company プレジデント)
    「思いっきり走らせてあげられなくてゴメン・・・」
    昨年のル・マン24時間レース直後に、社長の豊田が発したメッセージです。トヨタのマシンを信じて、命をかけてレースに臨んでくれたドライバー達、また、トヨタを心から応援してくれたファンの皆様に向けた、償いの言葉でした。

    「トヨタは、速いマシンはつくったが、ル・マンを24時間走りきれるマシンは出来ていなかった」
    この豊田が下した厳しい結論を起点に、我々はこの1年間、24時間を走りきるために必要なことは何か、もう一回ゼロから徹底的に突き詰め、多くの改善をこなして来ました。チーム全員の努力のお陰で、マシンもチームも、これまでで最もよい状態にあると確信しています。

    トヨタがこの6年間、WECに挑んできた目的は、レースに勝つ為だけではなく、世界最先端のハイブリッド技術とEVシステムの開発を推進し、究極の環境性能と、突出した走行性能を、高次元で両立させることでもあります。

    そして、レーシングマシンTS050 HYBRIDの魅力を、可能な限りダイレクトに、そして扱いやすくした、スーパースポーツカーを世に出すことが、トヨタのWEC参戦を意義深いものにすると考え、このGRスーパースポーツのプロジェクトをスタートさせました。

    市販車両をレベルアップしてスポーツカーをつくるのではなく、現役のレーシングカーからスポーツカーをつくるという、トヨタにとっては、全く新しい挑戦です。

    次の100年も、クルマを徹底的に面白くする。そのための挑戦はまだ始まったばかりですが、お客様の笑顔のために、自動車産業の未来のために、TOYOTA GAZOO Racingは、心ときめくクルマづくりに拘り続けて行きたいと思います。

    GRスーパースポーツコンセプト車両概要

    パワートレーン エンジン型式 V型6気筒直噴ツインターボチャージャー
    エンジン排気量 2,400cc
    パワーユニット最高出力
    (エンジン+ハイブリッドモーター)
    735kW/1000ps
    ハイブリッドシステム トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)
    ホイール サイズF 18 x 13J
    サイズR 18 x 13J
    タイヤ サイズF 330/710R18
    サイズR 330/710R18
  • 【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、6月16日(土)から17日(日)に迫った、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンのハイライト、第2戦ル・マン24時間レースの優勝を目指して臨む。

    エンジンとハイブリッド・システムで合計最大1,000馬力の出力を誇る2台のTS050 HYBRIDが、86回目を迎え、世界三大レースとも言われる伝統と格式のモータースポーツイベントに挑む。

    TS050 HYBRID 7号車は小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブ。8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにル・マン24時間は初レースとなるフェルナンド・アロンソを加えた3名の布陣で総合優勝を目指す。

    シーズン開幕戦のスパ6時間レースで1-2フィニッシュを飾り、チームはトヨタにとって20回目となるル・マンへの挑戦で、勝利を争える手応えを得た。スパを戦い、ル・マンに臨むTS050 HYBRIDでは、総計25,000km以上にも及んだ冬季オフシーズンテストにおいて、信頼性の向上と突発アクシデントに対応出来るチーム力を作り上げるテストが続けられてきた。

    こと速さという面において、TOYOTA GAZOO Racingがトップクラスの実力を有することは、ここ数年のル・マン24時間レースで証明出来た。それでも2016年は、首位を独走しながら、残り2周というところで発生したトラブルにより、ほぼ手中にしかけていた勝利を逃した。昨年2017年は、コースレコードを大きく更新する圧倒的な速さでポールポジションを獲得したが、優勝を掴むことが出来なかった。そして今年、これまで何度も勝利を阻まれてきた最大目標のル・マンに再び挑む。

    トヨタのル・マンへ挑戦によって、レース用に開発されたハイブリッド・システムの改良が続けられ、2018年仕様のTS050 HYBRIDは、参戦を再開した2012年当時に比べ、35%もの燃費改善が図られている。この結果、2018年仕様のTS050 HYBRIDは35.1kgの燃料タンクで、1周13.626kmのル・マン・サルト・サーキットを11周することが出来るまでに至ってる。

    ライバルのノン・ハイブリッドLMP1車両は、TS050 HYBRIDに対し、45kg軽い車重とより大きな燃料タンク容量(現時点で具体的な数値が公表されていません)が許されており、より高いパワーを発生することが出来るが、一方でピットストップ回数は多くなり、10周毎のピットインになるものと予想される。

    性能調整が導入された新たなLMP1規則下で行われた第1戦スパでトヨタがライバルに2周差をつけて勝利を飾ったのは、ピット時間の短さも貢献した。一方、先日のル・マン・テストデーでのレベリオン・レーシングのラップタイムは、昨年までのLMP1車両よりも4秒以上も速くなっており、ノン・ハイブリッド勢のタイムは、大きく向上している。このようなライバル勢の向上により、今年のル・マン24時間レースは接戦になることが予想される。

    サルト・サーキットも安全性の観点から、若干の変更が加えられた。1周の長さは、公式に3メートル短くなった。昨年、小林がポールポジション獲得でコースレコードを更新した3分14秒791というタイムは、13.629kmのレイアウトでマークされ、永久に破られることのない記録となった。そして、1999年にトヨタTS020でマーティン・ブランドルが13.605kmのコースでマークし、その後レイアウト変更まで誰にも破られなかったレコードタイムと共に、ル・マンの歴史に刻まれることとなった。

    2018年仕様のTS050 HYBRIDは、6月3日(日)にサルト・サーキットのフルコースで実施された公式テストデーにおいて、合計2,752kmを走破。この日のファステストラップも記録した。テストデーで示した信頼性とパフォーマンスを本番でも発揮できるように全力を尽くす。

    ル・マンウィークを通しての総走行時間は合計約35時間にも達し、耐久レースに挑戦する真の精神力が試されることになる。走行セッションは6月13日(水)、4時間の公式練習走行で幕を開け、その後、日の入りが遅い夏の欧州で、夜のとばりが降りる午後10時から、2時間の予選が始まる。

    予選は翌14日(木)、更に2回の2時間にわたるセッション(現地時間の午後7時と午後10時開始)でも続けられる。決勝レースのスターティンググリッドはこの3回の予選セッション中最速ラップタイムで決定される。TOYOTA GAZOO Racingはまず、ル・マンで4度目のポールポジションを目指しての戦いに挑む。

    15日(金)はサーキットでの走行が行われず、ル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われる。ファンにとっては決勝レース前にドライバー達と間近に触れ合える楽しみな時間。そして、16日(土)現地時間午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    いよいよル・マン24時間レースを迎え、身が引き締まる思いです。ここ数年間のレースを思い返し、『これまでの借りを返す』と言う強い思いで臨みます。一昨年、昨年と最後まで志を果たせずレースを終えることになってしまいましたが、今年こそ24時間をしっかり走りきるために、あらゆる緊急事態に備えて徹底的に訓練を重ねて参りました。過去に何度も経験したように、このレースは様々な突発のアクシデントに襲われます。不測の事態が発生した時こそチームの総合力で克服しなければなりません。準備は整ったと信じています。何があっても決して諦めず、表彰台の真ん中に立つために全力を尽くします。ファンの皆様の記憶に残るレースをご覧いただけるよう頑張ります。

    小林可夢偉(7号車)
    素晴らしいル・マンのコースでレースが出来るのは、最高の気分です。長い歴史を持つこの偉大なイベントの雰囲気は、他のどのレースとも比べることが出来ない格別なものがあります。昨年、私はル・マンの予選でそれまでの最速ラップの記録を塗り替えましたが、それは何の意味も持ちません。もちろん、最速ラップという結果は誇りですが、決勝レースでこそ結果を出したいと思っています。未勝利のル・マンで、今回こそその大目標を達成したいと思っています。全力を尽くして24時間後のゴールを目指します。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ちに待ったル・マンがもうすぐ始まります。不本意に終わった昨年のル・マンからこのレースウィークを迎えるために準備し、待ち続けてきました。ル・マンではあらゆる事態に備えて的確な対応をする必要があり、我々は出来得る限りの努力をしてきたと信じています。我々は、昨年よりも強くなって戻って来たと確信しているので、レースウィークを迎えるのが待ちきれません。ル・マンが持つ独特な雰囲気の中でドライブするのは本当に最高ですし、年に一度しか体験出来ないことです。ファンの皆さんもいつも熱狂的で、間違いなく忘れられない一週間になるでしょう。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    ここまでの12か月にわたる頑張りは、全てル・マンレースウィークのためと言えます。冬季のテストで重ねた努力、払ってきた犠牲は、このレースで目標通りの最高のパフォーマンスを発揮するためです。今年最大のレースを迎えるにあたって、全精力を集中します。初参戦の昨年のル・マンは感動的でした。あの雰囲気を再び味わえるのを待ちきれません。多くのプロトタイプカーと実力あるトップドライバーが参戦してくることもあり、素晴らしいレースになることを期待しています。私にとって忘れられないレースのひとつになるでしょう。

    中嶋一貴(8号車)
    多忙な一週間になりますし、レースは毎年過酷です。予測が難しい中で、ひとつだけ明らかなのは、テストデーでの結果を見る限り、僅差での激戦になるだろうということです。我々がすべきことは分かっています。万全の準備を整え、決勝レースではいかなるミスも、故障やトラブルも無いように戦うということです。目標はいつものレースと同じです。常に冷静を保ち、ゴールを目指し戦い続けるだけです。目標達成のチャンスは絶対あると信じており、何としても実現する覚悟です。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ル・マンは本当に壮大で、大観衆と熱狂に包まれるこの一大イベントに参戦できることに心から幸せを感じています。偉大な伝統的をもつこのレースの全ての瞬間を楽しむつもりです。開幕戦スパとテストデーの内容と結果は、決勝レースへ向けて大いに勇気づけられるものでしたが、戦前の期待と裏腹に、これまで目標を達成することが出来ませんでした。それだけに、気負い過ぎることなく決勝レースに臨むつもりです。様々な突発事態が発生し、決して思い通りのレースにならないことはよく分かっていますが、その過酷さを乗り越えるための出来る限りの努力をし続けて来ました。後はレースを待つだけです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    待ち望んできたレースを迎える万全の準備が出来ました。このレースのためにチームと共に全力を尽くしてきました。私にとって初のル・マン24時間レースへ向けての、ここまでのスタッフの頑張りに感銘を受けました。この強い団結力を持つチームに加われたことを嬉しく思います。長く憧れていたサーキットで行われるこの大イベントでレースを戦えることが実現し感無量です。24時間の決勝レースへ向けた一週間は、自分の胸に深く刻まれるものになるでしょう。私にとって初めてのル・マンは単にレースを戦うことだけではなく、レース前のイベントや、現地での盛り上がり、ファンの皆様とのふれあいなども含めて素晴らしい経験になるものと思っています。それこそがル・マンの魅力だと思います。

  • 【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式テストデー レポート

    【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式テストデー レポート

    TOYOTA GAZOO Racingは、2週間後に控えた2018年のル・マン24時間レース本戦へ向けた公式テストデーから好発進。決勝レースへ向けた最終的な準備となるテストデーを充実した内容で終了し、全体トップタイムを刻んだ。

    FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦スパ6時間レースで1-2フィニッシュを果たしてから1か月、チームは再び戦いの舞台に戻って来た。公式テストが行われたこの日、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車を駆るフェルナンド・アロンソが、3分19秒066というトップタイムをマークした。

    0.614秒差の2番手にはレベリオン3号車がつけ、TS050 HYBRID 7号車は3番手タイム。2台のTS050 HYBRIDは、何度かのセーフティカーや赤旗中断があったものの、公式テストデーでトータル202周、2,752kmを大きなトラブルなく走破した。

    この公式テストデーは参加チームにとって、レースウィーク前にサルト・サーキットのフルコース(13.626km)を走ることが出来る、非常に重要な機会。2台のTS050 HYBRIDは、空力仕様やサスペンション、ハイブリッド制御関係のセットアップなどを含めた多くのテストをこなした。ル・マン24時間レースの舞台となるサルト・サーキットは、通常公道として利用されている箇所を多く含み、このコースに適するタイヤを選択するため、グリップや摩耗に関する様々な評価が行われた。

    ドライバーにとっても、昨年のレース以来1年ぶりに走るコースを再確認する機会でもある。テスト及びリザーブドライバーとして登録されているアンソニー・デビッドソンも、レースウィーク中、レギュラードライバーが走行出来なくなったときに代わりに出場するために、必要とされる周回を完了した。

    8号車のフェルナンド・アロンソにとっては、シミュレータなどで事前準備はしてきたが、実際にTS050 HYBRIDでル・マンのフルコースを走行するのは初めての機会となる。アロンソは午前中のセッション序盤から8号車をドライブし、合計40週、545kmを走破した。

    多くのチームは、この後の5日(火)に、コースの一部に含まれるブガッティ・サーキットでのテストのためにそのまま居残りになる。そしてル・マンウィークの走行は、13日(水)の練習走行及び第1予選セッションで幕を開ける。

    小林可夢偉(7号車)
    上出来の一日でした。本番のコースでのドライビングを確認し、リズムも掴めて、今日の内容にはとても満足しています。テストデーは、まだ本番の独特に雰囲気ではありませんが、それでもル・マンにまた来られたことは嬉しいです。世界でも最高のサーキットのひとつであるここル・マンを走るのはいつでも格別の体験です。レースウィークが始まるのが本当に楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ち焦がれていたル・マンのコースに戻ってこられて嬉しいです。TS050 HYBRIDはとても力強く感じられましたし、昨年までの弱点を全て克服し、レース本戦には完璧な状態で臨めるはずです。24時間レースへ向け順調なスタートを切ることが出来たので、後はとにかく2週間後の決勝レースが楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    テストは上々でしたし、何よりここに戻ってこられて本当に嬉しいです。私にとって2度目のル・マン24時間レースですが、まだまだ私はルーキーですし、それだけにまたル・マンを走れるのが本当に素晴らしいです。午前中の走行時に赤旗が出されたことで私の走行時間は若干削られることになりましたが、それでも午後に3スティントも走れたのは良かったです。今日の内容には満足していますし、このまま決勝レースまで全てが上手く行くことを望んでいます。

    中嶋一貴(8号車)
    ル・マンで再びTS050 HYBIRDをドライブ出来て、本当に興奮しました。午前中はコースコンディションが思いのほか良く、車両の感触も最高でした。午後の私が走った時間の大半は、セーフティカーに遮られてしまいました。とはいえ、決勝レースでセーフティカーには何度も遭遇しますし、そういう意味では有意義な準備が出来たと言えるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    大きなトラブル無く、多くの周回をこなすことが出来、とても順調な一日でした。私個人としては、コースに出たタイミングが悪く、あまり充分な距離を走ることは出来ませんでした。完璧な車両に仕上げるためには、もう少しデータの分析と準備作業が必要と思っています。来週からのレースウィークで、全てをチェックし、セットアップを徹底的に詰めて決勝レースに臨みます。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    チームに取ってもとても良い一日になったと思います。2週間後に控えた偉大なレースを前に、上々の内容でテストを行うことが出来ました。出だしからTS050 HYBRIDは素晴らしい感触で、テストは順調に進みました。私自身は、サーキットになじむため、十分な周回を重ねることも出来ました。ここまでにシミュレータや過去のオンボードビデオで体験を重ねましたが、実際にコースを走るのはとても新鮮です。とても有意義な一日になりましたし、十分楽しみました。

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