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  • F1の登竜門だけが目的にあらず? F2のドライバー最大在籍期間論争

    F1の登竜門だけが目的にあらず? F2のドライバー最大在籍期間論争

    ドライバーは望む限りF2に在籍できるが、それは新進の才能の道を阻む可能性がある。これは変更すべきことだろうか?

    フォーミュラ2のCEOであるブルーノ・ミシェルは最近、F1の登竜門である同選手権がドライバーが参戦できるシーズン数に制限を設けるつもりはないことを認めた。

    シーズン後のメディアによる座談会で、リチャード・フェルシュフォーが5年目の参戦を表明したことをきっかけに、ミシェルは次のように述べた。「非常に良い質問だ」

    「我々はピラミッドの一部であり、通常は最後に上に行くか、あるいは他のことをする。一方で、我々には22台のマシンがあり、すべてのドライバーがF1に行くわけではない。我々はそれを知っている」

    「今年はかなりの数のドライバーがF1に行くことになり、とてもうれしく思っているが、毎年同じ状況が続くわけではない。また、過去に在籍したドライバー、つまり来年リチャードが走るのと同じくらい多くのレースを走ったドライバーたちを見るのはとてもうれしい。F2で4、5年を過ごしたラルフ・ボスチャングもいたが、私はそれについて問題視していない」

    「もし、そういったドライバーが本当に有望な才能あるドライバーのシートを奪っているのであれば、私は問題視するだろう」

    ミシェルの指摘は確かに正当なものだが、ユーロフォーミュラ・オープンやF1アカデミーといった他のシリーズでは、ドライバーが参戦できるシーズンの数を制限しており、前者は3回、後者は2回となっている。

    F1アカデミーにとってこれがなぜ重要なのかについて、スポークスマンはオートスポーツ誌に次のように説明している。

    「進歩を促し、有望な才能をサポートするために、スポーツ競技規則では、ドライバーはF1アカデミーに2シーズンしか参加できないと規定している」

    「このルールにより、カートやシングルシーターのカテゴリーから、最も才能のある若い女性たちが毎年このシリーズに参加できる機会が確保されている」

    FIAフォーミュラ2選手権 ラルフ・ボスチャングラルフ・ボスチャング

    ドライバーの視点
    キャリアを積み重ねるにつれ、上位に行くほど競争相手となるドライバーの数は減っていく。これは、篩にかけられて良いものだけが残るという自然なプロセスである。つまり、下位カテゴリーでは参加台数に上限を設ける必要があるかもしれないが、上位カテゴリーではドライバーが足かせとなるリスクは低くなるということだ。しかし、ドライバーが限界に達し、それ以上上へ進めなくなれば、それは問題となる可能性がある。

    そのような障害を生み出していると思われるドライバーを傍観して批判したくなる気持ちは理解できるが、常にドライバーの置かれている状況の違いを考慮すべきである。

    ラルフ・ボスチャングは、その一例である。2017年から2023年の間にF2で活躍したスイス人ドライバーは、セカンドティアで120回のレースに出場した記録を持つが、財政難によりフル参戦を2回しか完遂できなかった。

    今年、彼の記録はリチャード・フェルシュフォーによって更新される可能性が高く、彼の総出場数は130回に達する可能性もある。ボスチャングは、オートスポーツ誌の取材に対し、なぜ逆境に立ち向かい続けるのかを説明した。

    「僕は常に予算の問題に苦しんできた。それが、僕が常に望むチームでフルシーズンを戦おうとしてきた主な理由だ。当初は、それは常にかなり難しいことだった」と彼は語った。

    「ドライバーがスポンサーを見つけ、実際にF2でレースをするのに苦労し、F2が夢であるなら、本当に制限があってはならないと思う。もちろん、ドライバーとして、ある時点で現実的になる必要があり、『よし、もしうまくいかなければ、他のことを試してみよう』と言うべきだ」

    「僕の場合は、資金繰りが最終的に落ち着いたとき、つまりシーズン終盤に、フルシーズンを走りきって自分の能力を示すことに常に強く駆り立てられていた」

    「もちろん、フル予算を確保できるドライバーが何年もそこに留まりながら、実際には何の結果も残せないのであれば、それはどこか他の場所に行くべきだというサインだと思う」

    F1チームは、F2に1年や2年を超えて残留するドライバーに対して、あまり好意的に見ていないことが多い。チャンピオンのテオ・プルシェールとフェリペ・ドルゴビッチは、それぞれ3年目のフル参戦でタイトルを獲得したにもかかわらず、F1レースシートを獲得できずにいるという点で、この典型的な例である。

    ボスチャングは、継続的な努力とそれを支える精神的な強さが、他の「プロフェッショナル」チームの注目を集めることにつながると考えている。

    また、ボスチャングは、フェルシュフォーを引き合いに出し、次のように付け加えた。

    「彼のケースは非常に似ており、私は、彼がF1の夢を諦めたのではなく、追い求めているのだと思う。しかし、F2で多くの表彰台や勝利を収めることができれば、GT、フォーミュラE、ハイパーカー、インディカーなど、プロのシートでポテンシャルのある機会が開かれるだろう。だから、彼はそれをしようとしているのだと思う」

    FIAフォーミュラ2選手権 リチャード・フェルシュフォーリチャード・フェルシュフォー

    F2長期滞在のメリット
    「一方で、彼は過去5年間ではなく過去2年間で資金調達をすべて確保することしかできなかった。だから、彼は手持ちのスポンサーと、そして結果という観点から自分自身で、それを最大限に活かそうとしているのだと思う」

    F1チームにとって、ドライバーがグリッドに留まり続けることで、彼らのポテンシャルが失われてしまうというリスクがあることは確かだが、それは彼らがスペースの無駄であることを意味するわけではない。

    「結局のところ、それは問題ではない。F1で成功したいと願う有望なドライバーにとって、リチャード・フェルシュフォーのような経験豊富なドライバーと戦うことは非常に重要であり、レースで彼と競い合うことで、自分自身のレベルを正確に把握できるからだ」とミシェルは語った。

    経験豊富なドライバーが新人ドライバーにとって成功のバロメーターとなるという考えについて、ボスチャングは次のように付け加えた。

    「ブルーノが言っていることは正しいと思う。シリーズに1人か2人、非常に経験豊富なドライバーがいる場合、彼らはそれを参考にすることができる」

    また、F1チームやその他のプロフェッショナルチームにとっては、もしあるルーキーが2、3年経験を積んだドライバーを常に打ち負かし、実際にレースで優勝したり、何度も表彰台に上っているのを見れば、そのルーキーがどれほど速いかを示しているとも考えられる」

  • レッドブルF1育成セバスチャン・モントーヤ プレマからF2に参戦

    レッドブルF1育成セバスチャン・モントーヤ プレマからF2に参戦

    セバスチャン・モントーヤは来季、プレマ・レーシングからフォーミュラ2に参戦することがチームから発表された。コロンビア人ドライバーは2025年にガブリエレ・ミニとチームメイトとなり、イタリアチームの来季のラインナップが揃った。

    モントーヤは2024年に2度目のFIA F3キャンペーンに参戦し、スパ・フランコルシャンのメインレースでの2位を含む6回のポイントフィニッシュでシーズンを終えた。

    レッドブル・ジュニアチームのドライバーであるモントーヤは、2020年にプレマでシングルシーターレースのキャリアをスタートさせ、翌年にはチームでイタリアF4に参戦し、総合4位となった。

    その後、2022年にアルピーヌ・バイ・フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップに参戦し、2023年にFIA F3にフル参戦するステップアップを果たした。

    モントーヤは、過去に成功を収めたチームに再び加入できることを喜んでいると語った。

    「2025年のFIAフォーミュラ2選手権でPREMAチームに復帰できることをとても楽しみにしている。僕が初めて働いたチームであり、チームがどのように変化したかを見るのはとてもクールだ。育成シリーズレースで、そして今や世界でも最高のチームのひとつだ。再び力を合わせられることを嬉しく思うし、早くスタートを切りたい」

    プレマ・レーシングのチーム代表のルネ・ロシンは「セバスチャンと再び一緒に仕事ができるのは素晴らしい。フォーミュラ4やフォーミュラ・リージョナルでのコラボレーションは本当に楽しかったし、2025年のFIAフォーミュラ2選手権に向けて、良い結果を残せるポテンシャルがあることは確信している。F2へのステップアップは決して容易ではないが、ホームやテストでしっかりと準備し、それを積み重ねていくつもりだ」とっ語った。

  • F2チームがバルセロナで新車による初シェイクダウンを完了

    F2チームがバルセロナで新車による初シェイクダウンを完了

    F2チームは、バーレーンでの第1戦の1か月強前に、バルセロナで2024年用の新シャシーによる最初のシェイクダウンを完了した。

    F1のメインサポートチャンピオンシップであるF2は、昨年末に長年使用してきたダラーラ製の2018年型シャシーに別れを告げた。今年は同じくイタリアのメーカーが製造する大胆な新型マシンの初シーズンとなり、レースを盛り上げ、安全性を向上させるためにエアロダイナミクスを抜本的に見直している。

    クリスマス前に、マシンは2022年F2チャンピオンのフェリペ・ドルゴヴィッチとタチアナ・カルデロンの手により、マニクール、ヘレス、バーレーンにわたって5,000km近くのテストを完了し、11チームのそれぞれに最近最初のマシンが納入された。

    火曜日のシェイクダウンでは全チームが1台のマシンを使用し、6時間のトラック走行で合計649周が記録された。
    プレマのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリの53周が最多だった。

    FIAフォーミュラ2選手権のテクニカルディレクターのピエール・アラン・ミショーは、3月1~2日にバーレーンで開催される第1戦に向けた「良い第一歩」になったと語った。

    「このシェイクダウンの目的は、各チームが新車の操作方法を理解し、すべてのシステムがうまく機能していることを確認し、すべての挙動を理解することだ」

    「今日の走りには満足している。各チームは多くの走行距離を走りきることができた。これは良い第一歩だ」

    ミショーは、初めてチームの手に渡ってコース上にマシンが走っているのを見て「非常に感動的な瞬間」だったと述べ、「赤旗が出たことはなく、すべてのマシンが期待通りのパフォーマンスを示したことを意味する」と認めた。

    さらに「最初の公式テストセッションに先立って、調整すべき点がまだいくつかあるが、それは正常なことだ」と付け加えた。

    「11チームあれば、11通りのやり方がある。これによって、このクルマについてさらに多くのことを学ぶことができる」

    「午後のセッションに向けて、すでにいくつか修正することができたが、シーズン最初のレースまでにはまだ調整が必要だが、必要なものからは遠く離れていない」

    FIAフォーミュラ2選手権

    ARTグランプリのドライバー、ビクター・マルタンスは、クルマのフィーリングは従来モデルと大きく変わっていないとし、「今までの経験を新シーズンに活かせる」と自信を見せた。

    「信頼性の問題もなく、すべてが順調に進んだ。非常にポジティブなスタートだ」とマルタンスは説明した。

    「今日は空力チェックも目的だった。前のマシンと比較して最大の変更点だからね。そして、バーレーンに行くときに関連するセットアップに取り組み始めるためだ。また、すべてがマシン上で適切に機能していることもチェックした」

    「もちろん、目標はマシンにダメージを与えずに段階的に進み、コース時間を最大限に活用してさまざまなことを開発してテストすることだけど、プッシュもしてみた! すぐにプッシュできて、自信を持てるのはいいことだ」

    「正直言って、ハッピーだ」

  • アルピーヌF1育成ビクター・マルタンス 2024年もARTからFIA F2に参戦

    アルピーヌF1育成ビクター・マルタンス 2024年もARTからFIA F2に参戦

    アルピーヌF1のアカデミー・ドライバーであるビクター・マルタンスは2024年もFIAフォーミュラ2選手権に参戦。3年連続でARTグランプリに在籍することになった。

    マルタンスとARTの関係は2020年まで遡り、その年のフォーミュラ・ルノー・ユーロカップで7勝、14回の表彰台を獲得してチャンピオンを獲得した。

    2022年にはFIAフォーミュラ3での2度目のキャンペーンでチームと再会し、接戦のチャンピオン争いの末にART初のF3チャンピオンに輝いた。

    2023年にはFIAフォーミュラ2初年度に素晴らしい成績を残し、シルバーストーンでの優勝を含む10回の表彰台を獲得し、最優秀ルーキー賞に輝いた。

    2度目のF2参戦に先立ち、マルタンスは興奮を隠せない様子で、ドライバーとしてのレベルアップだけでなく、2024年には自身とチームのチャンピオン数をさらに増やすことを目標に掲げている。

    「ARTグランプリとは情熱と成功で築かれた共有の過去がある」とマルタンスは語った。

    「これまでにいくつかのタイトルを獲得してきたが、自分の成長にとって決定的なシーズンとなる2024年には新たなタイトルを獲得したいと考えている」

    「でも、順位だけに目を向けるつもりはない。昨年のミスを修正し、時間をかけてチャンピオンシップを管理し、有利な状況であろうと複雑な状況であろうと、可能な限り最高の結果を得るために常に努力したい」

    「この種目には真剣なライバルが少なくない。新しいマシンには未知の要素もあるけど、ARTグランプリがそれを最大限に生かしてくれると信じている。アルピーヌと同じように僕に必要なサポートをすべて提供してくれているし、目標を達成するために必要なカードをすべて持っている」

    チーム代表のセバスチャン・フィリップもマルタンスと同じような思いを抱いており、今年の目標は若いドライバーのレベルアップを助けるだけでなく、2023年に初めて獲得したタイトルを保持することだと明かした。

    「ARTグランプリとビクターのコラボレーションは、彼がフォーミュラ・ルノーのチャンピオンに輝いた2020年にさかのぼる。それ以来、我々は良い仕事をし、ともに成長してきた」とフィリップスは振り返った。

    「だから、彼との冒険が続かないとは思っていなかった。彼のF2での最初の年は非常に素晴らしく、非常に有益なものだった。そのおかげで彼は常にポールポジションと勝利を争うことができた。2024年、我々の共通の目標は、昨シーズンの小さなミスを消し去り、タイトルを獲得することだ」

    2024年のF3チャンピオン、王者テオ・プルシェールの後任には、昨年F3で準優勝したザック・オサリバンが起用されることが発表されている。

  • F2:ロダン・カーリン 2024年から『ロダン・モータースポーツ』に改名

    F2:ロダン・カーリン 2024年から『ロダン・モータースポーツ』に改名

    ロダン・モータースポーツは、2024年シーズンからチーム名とブランド名を変更することを発表。これまでロダン・カーリンとして知られ、数々のチャンピオンを獲得してきたこのチームは、2024年シーズンからロダン・モータースポーツという新名称でレースに参戦する。

    ファーナムを拠点とするこのチームは、1999年の設立以来、ジュニアモータースポーツ界で力を発揮してきた。F4、F3、F2、インディーライツ、インディk-、ELMS、アジアン・ル・マン・シリーズなど、さまざまな選手権でレースプログラムを展開し、チームの歴史を通じて500回近いレース勝利、30回以上の選手権タイトル獲得、30人以上のドライバーのF1昇格に貢献してきた。

    昨年初めにニュージーランドを拠点とするロダン・カーズから投資を受けたチームは、FIAフォーミュラ2、FIAフォーミュラ3、F1アカデミー、GB3、スペインF4、イギリスF4の各カテゴリーへのコミットメントを継続するため、新しい名称と白黒の新カラーに移行した。

    ロダン・モータースポーツのディレクターを務めるデビッド・ディッカーは「ロダン・モータースポーツの新たな時代を率いることになり、わくわくしている。チームには素晴らしいレースの血統があり、それを基に前進を続けていく。2024年シーズンはロダン・モータースポーツにとって再びエキサイティングな年になる」とコメント。

    「我々のコアバリューは変わらず、ジュニアモータースポーツのトップチームとなるべく努力を続けている。ドライバー、チャンピオンシップ、そしてスタッフに対する我々のコミットメントは揺るぎないものであり、我々はここでレースをし、ドライバーを育成し、そして勝ち続ける」

    ローダン・モータースポーツは、2024年のFIAフォーミュラ2選手権で、スーアーフォーミュラとスーパーGTのチャンピオンである宮田莉朋とゼイン・マロニーを起用する。

  • ファン・マヌエル・コレア 2024年はDAMSに移籍してFIA F2に参戦

    ファン・マヌエル・コレア 2024年はDAMSに移籍してFIA F2に参戦

    DAMSは、2024年シーズンのFIAフォーミュラ2選手権のドライバーコンビを決定し、ファン・マヌエル・コレアがフランスチームに加入し、同胞のジャク・クロフォードとともにレースに参戦することを発表した。

    アメリカ人ドライバーであるコレアは、今年ファン・アメルスフォール・レーシングから選手権にフルタイムで復帰し、6回のポイント獲得とシュピールベルクでのスプリントレースでの4位というベストリザルトを記録した。

    この契約についてコレアは、先月アブダビで行われたシーズン終了後のテストではすでに成功を収めており、このチームとともに成長を続けられることに興奮していると語った。

    「2024年シーズンに向けてDAMSの一員になれることをうれしく思う。自分のキャリアを再構築し、長期的な目標に向かって前進し続けるには、DAMSが最適な場所だと感じている。チームと一緒に仕事を始め、コース上での自分の力を示したいと思っている」

    コレアは2016年にADACとイタリア・フォーミュラ4でデビューして以来、シングルシーターとスポーツカーの豊富な経験を持っている。その後、2018年にGP3にフル参戦し、総合12位でフィニッシュ。翌年にはフォーミュラ2に昇格し、2度の2位表彰台を獲得したが、スパ・フランコルシャンでの悲劇的な出来事で大怪我を負った。

    大規模なリハビリのなかで回復力と決意を証明したコレアは、苦労の末、2021年にF3に参戦してレースにカムバックした。昨年の2年目のシーズンはザントフォールトでのスプリントレースでの表彰台フィニッシュで幕を閉じ、2023年のキャンペーンに先駆けて2022年のヤス・マリーナのシーズンフィナーレに1度だけ参戦してF2に復帰した。

    さらに、昨年はヨーロピアン・ル・マン・シリーズで優勝し、2023年にはル・マン24時間レースを含む世界耐久選手権に参戦している。

    DAMSのチームオーナーであるシャルル・ピックは「ファン・マヌエルが2024年に向けて僕たちの仲間になってくれることに興奮している」とコメント。

    「彼はポテンシャルがあり、素晴らしいチーム・プレーヤーだ。すでに、彼がJakや他のクルーたちと強い協力関係を築いていることを示す、心強い兆候が見られている」

    「彼は、レースから遠ざかっていた非常に困難な時期を経て、レースへの復帰を望んでおり、回復力のあるメンタリティを示している。エンジニアたちに有益なフィードバックを提供し、新しい情報を積極的に吸収しようとする彼の能力によって、来年はともに好成績を収めることができると確信している」

  • 岩佐歩夢、マシントラブルで痛恨のリタイア / F2第13戦スプリント

    岩佐歩夢、マシントラブルで痛恨のリタイア / F2第13戦スプリント

    岩佐歩夢は、イタリアのモンツァでFIA F2選手権第13戦のスプリントレースをリタイアで終えた。

    予選は9月1日(金)に行われた。レッドブルF1の育成ドライバーであり、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢の1セット目は、マシンに思うようなペースがなく13番手。2セット目はセッション終盤の渋滞でアタックできず、予選は15番手に終わった。

    その結果、スプリントレースは8列目15番手からのスタートとなった。

    気温27℃、路面温度36℃のコンディションで、スプリントレースのフォーメーションラップがスタート。スタートから第1コーナーにかけて位置取りが混乱する中、岩佐歩夢はポジションを落として1周目を16番手で終えた。1周目にコース上にストップしたマシンが出たため、2周目からはセーフティカーが導入。5周目からレースが再開された。6周目にはタイヤにトラブルを抱えた上位車がペースダウン。岩佐歩夢は15番手にポジションを上げ、前車との間隔を詰めてオーバーテイクのチャンスをうかがった。

    前後がトレイン状態となり、なかなか抜けない状況が続く中、15番手で走行を重ねていた岩佐歩夢は11周目にペースダウン。マシンにトラブルが発生し、12周目には大きくポジションを落としてピットインした。ピットでのマシン修復は困難で、岩佐はマシンを降りてリタイアとなった。

    痛恨の結果に終わった岩佐歩夢は、総合ランキング3位をキープしたが、4位に3ポイント差まで迫られた。

    岩佐歩夢 FIAフォーミュラ2選手権岩佐歩夢、マシントラブルで痛恨のリタイア

    「エキゾーストのトラブルで排気漏れを起こし、その影響で周辺の配線や電気系がやられてしまってパワーダウンしてしまいました」と岩佐歩夢はコメント。

    「トラブル自体は、事前に判断することは難しい部分なので、不運としか言いようがありません。スタートからいいペースがあったとは言えない状態で、なかなか前を抜けない状況が続きました。その後どうなるかを見たかったのですが、トラブルが起きてしまい残念です」

    「悪い流れが続いているのは、自分たちのパフォーマンスをちゃんと発揮できていないことが、原因です。自分もチームもやるべきことをしっかりやれば結果は出ると思っているので、気持ちを切り替えて明日のフィーチャーレースに臨みたいと思います。もちろんあきらめてはいないので、しっかり準備をしてポイント獲得を目指します」

  • FIA F2、2024年導入の新型マシンを披露「可能な限りF1マシンに近づけた」

    FIA F2、2024年導入の新型マシンを披露「可能な限りF1マシンに近づけた」

    FIAフォーミュラ2選手権は8月31日(木)、モンツァのF1パドックで2024年型F2マシンを国際メディアに公開した。

    2024年、2025年、2026年の各シーズンに投入されるこの新型マシンの設計哲学は、F1レースを目指す若いドライバーに最高の準備をさせることであり、安全性、外観、システム、性能、持続可能性、アクセス性などの面で可能な限りF1マシンに近づけ、しかもリーズナブルなコストで実現することである。

    さらに、ノーズ、フロントとリアのウィング、フロアは、ホイール・トゥ・ホイールのレースを促進するように設計されており、トラック上でのスリリングなアクションにつながるだろう。

    FIAの最新安全技術に対応した新しいマシンは、3.4リッター・ターボのメカクローム製エンジンを搭載し、2025年に導入されるアラムコの持続可能な合成燃料に対応するための新機能も盛り込まれている。2024年については、2023年に導入に成功したアラムコの55%バイオ由来サステイナブル燃料を引き続き使用する。

    また、F2 2024は、幅広いドライバーに対応し、チャンピオンシップを可能な限りアクセスしやすいものにするために、ブレーキ、ステアリング操作力、人間工学の点でFIA 2024仕様に準拠するように設計されている。

    マシンのシステムには、バーチャル・セーフティ・カー(VSC)や最適化されたドラッグ・リダクション・システム(DRS)といったマーシャリングが含まれる一方、エレクトロニクスは新しいマレリ・ビークル・コントロール・ユニット(VCU)によって強化されている。

    マシンは7月に元F2ドライバーのタチアナ・カルデロンがステアリングを握り、ヴァラーノでシェイクダウンを成功せた。本日のお披露目後、開発プログラムは、2022年FIAフォーミュラ2チャンピオンのフェリペ・ドルゴビッチを含む数名のドライバーとともに、年内に数回のテストを実施する予定だ。

    このプログラムには車両がチームに引き渡される前に信頼性を確保するために十分な走行距離が含まれ、また、2024年、2025年、2026年を通じてさらなる開発が行われ、2027年には持続可能な合成燃料100%という目標に向けて燃料の持続可能なコンポーネントが増加する。

    1台の車両は2023年12月末までにチームに納入され、2台目の車は2024年1月中旬に納入される。最初の公式プレシーズンテストの前に、各チーム1台ずつシェイクダウンが行われる。

    F2(フォーミュラ2)

    ステファノ・ドメニカリ(F1 社長兼最高経営責任者)
    「F2は常に素晴らしいレースを披露し、将来のF1グリッドメンバーにとって重要なトレーニングの場として機能している。2台のマシンの設計思想を近づけることで、この発展をさらにサポートすることになる。新型F2マシンはまた、2026年からF1の一部となる先進的な持続可能燃料の開拓を続けるサステイナビリティの旅の重要なシンボルでもある。ブルーノと彼のチーム、そしてこのカテゴリーにおける我々の継続的な強力な協力関係に対してFIAに敬意を表したい。来シーズン、トラックでマシンを見るのが待ち遠しい]

    ロバート・リード(FIA スポーツ担当副会長)
    「この次世代FIAフォーミュラ2マシンの発表は、選手権にとってエキサイティングな新章の幕開けとなる。FIA、フォーミュラ2、そしてそのパートナーは、接近戦、最新の安全技術、環境維持、そしてドライバーの利便性向上に焦点を当てた、実に印象的なパッケージを実現するために、これまで膨大な作業を行なってきた。この重要な一歩によって、フォーミュラ2はモータースポーツの頂点に近づき、次世代のドライバーたちが将来に向けて最高の準備を整えられるようになると同時に、世界中のファンに素晴らしいショーを見せることができるようになる。設計哲学と技術がF1からジュニア・カテゴリーへと連鎖していく様子を見ることは、世界中の若い才能をトップリーグでの成功へと導くFIAのシングルシーター経路を証明するものであり、来シーズン、このマシンがレースで活躍する姿を見ることを楽しみにしている」

    ブルーノ・ミッシェル(FIAフォーミュラ2選手権 CEO)
    「今後3年間レースを戦う新しいF2マシンを発表できることを大変誇りに思う。FIAとともに、若いドライバーにF1への準備をさせ、ファンがF2に期待する素晴らしいレースと多くのオーバーテイクのチャンスを提供し続ける、パワフルでチャレンジングかつ安全なマシンを設計した。ステアリング操作に関するFIAの考慮を考慮し、あらゆるタイプのドライバーにフィットするように設計されている。これは明らかに、車の運転性と快適性を向上させ、スポーツをより包括的なものにする鍵となる。我々の主眼のひとつはコスト管理だ。そのため、エンジンとギアボックスは同じものを使用し、前車からのキャリーオーバーパーツも多い。最後に、我々は、チームがこの新しいマシンをスポーツレギュレーションに従った12人のオペレーション要員で管理できるようにした。このマシンの安全性、信頼性、そしてドライバーのF1への準備を整えるための最高のレーシングマシンを作る上で重要な役割を果たしたパートナーのアラムコ、ピレリ、ダラーラ、メカクロームに感謝したい」

    FIAフォーミュラ2選手権

    2024年FIAフォーミュラ2マシン – 詳細

    ■寸法
    全長:5284 mm
    全幅:1900 mm
    全高:1097 mm(FOMロールフープカメラを含む)
    ホイールベース 3135 mm

    ■エンジン
    V型6気筒3.4リッター・シングルターボ・メカクロームエンジン
    定格620 HP @ 8750 rpm
    フライバイワイヤーアクセルシステム
    8000km走行後にリビルト
    最大トルク570 Nm @ 6000 rpm

    ■モノコックとボディワーク
    サバイバルセル – ダラーラ社製サンドイッチカーボン/アルミハニカム構造/ザイロン侵入防止パネル
    フロント&リアウイング – ダラーラ製カーボン構造
    ボディワーク – ダラーラ製カーボン/ケブラーハニカム構造

    ■安全基準
    完全なFIA F1 2024安全基準
    F1仕様チタニウム・ヘイロー

    ■ギアボックス
    6速縦置きヒューランド・シーケンシャルギアボックス
    ステアリングホイールからのパドルシフトによる電動油圧式コマンド
    ZF ザックス・カーボンクラッチ
    オンボードスターターなし
    非油圧式ランプディファレンシャル

    ■ステアリングシステム
    FIA 2024仕様のノンアシストラック&ピニオンステアリングシステム
    ダッシュボード、ギアチェンジ、クラッチ、DRSパドル、マーシャリング&VSCディスプレイ付き新型XAPステアリングホイール

    ■電子制御機能
    データロギングシステムを含む新型マレリマーベル VCU 480 ECU/GCU
    新しいマレリFOX 442パワーサプライマネージメントユニット
    CANデータ収集プリ装備
    ビーコン受信機
    F1タイプVSC&マーシャリングシステム

    ■サスペンション
    ダブルスチールウィッシュボーン、プッシュロッド式、ツインダンパー、トーションバーサスペンション(フロント)、スプリングサスペンション(リア)
    車高、キャンバー、トー調整可能
    2ウェイ(フロント)/4ウェイ(リア)調整式Koni製ダンパー
    調整式アンチロールバー(フロント/リア)

    ■ホイール&タイヤ
    O.Z.レーシング製マグネシウム・リム
    18″ x 12 “フロントホイール寸法
    18インチ x 13.7インチ リアホイール
    F2専用ピレリスリック/ウェットタイヤ
    TPMSテキセンス(タイヤ空気圧モニタリングシステム)

    ■ブレーキ
    6ピストンモノブロックブレンボキャリパー
    カーボン製ブレーキディスクとパッド

    ■燃料
    2024年までのアラムコ製55%バイオ燃料
    ATL FT5燃料電池125リットル(FIA規格)

    ■DRS
    F1で使用されているDRSと同じ機能
    油圧による作動

    ■消火システム
    最新のFIA基準に準拠した新しいFEVシステム(電動)