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  • 映画『F1/エフワン』が英国アカデミー賞で音響賞受賞 オスカーへ弾み

    映画『F1/エフワン』が英国アカデミー賞で音響賞受賞 オスカーへ弾み

    2025年に公開された映画『F1/エフワン』が、2026年のアワードシーズンで快進撃を続けている。アカデミー賞を目前に控えるなか、さらなる主要タイトルを獲得した。

    ブラッド・ピット主演、ジョセフ・コシンスキー監督による同作は、ロンドンで開催された英国アカデミー賞(BAFTA)で音響賞を受賞。受賞はサウンドチームのガレス・ジョン、アル・ネルソン、グウェンドリン・イェーツ・ウィトル、ゲイリー・A・リッツォ、フアン・ペラルタに贈られた。

    同作は、引退した元F1ドライバーが現役復帰し、ダムソン・イドリス演じるルーキーとコンビを組んでグリッドに戻るというストーリー。制作は実際のF1グランプリ週末にパドックへ入り込み、リアルな環境下で撮影が行われたことでも話題を呼んだ。

    すでに同作は、クリティクス・チョイス・ムービー・アワードで編集賞を受賞。また、グラミー賞ではクリス・ステイプルトンが同作関連楽曲で最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞を獲得するなど、映画の枠を超えた評価を得ている。

    BAFTAでは音響賞のほか、編集賞および視覚効果賞にもノミネートされていた。

    さらに『F1/エフワン』は、約3週間後に開催される2026年アカデミー賞にも複数部門でノミネート。作品賞、音響賞、編集賞、視覚効果賞での受賞を目指している。

    F1を舞台にしたハリウッド大作は、サーキットの迫力と最先端映像技術を融合させた作品として評価を高めており、最終的にオスカー像を手にすることができるか、注目が集まっている。

  • 映画『F1/エフワン』続編が正式始動 ジェリー・ブラッカイマーが制作を明言

    映画『F1/エフワン』続編が正式始動 ジェリー・ブラッカイマーが制作を明言

    映画『F1/エフワン』の続編が正式に開発段階へ入った。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、続編制作を明確に認めたことで、ここ数か月にわたり浮上していた憶測に終止符が打たれた。

    公開から世界的ヒットを記録した本作は、商業面と話題性の両面で成功を収めており、ハリウッドが再びF1の世界を描く準備を進めていることが正式に確認された形だ。

    「我々は続編に取り組んでいる」とジェリー・ブラッカイマーは語った。

    現時点で公開時期やキャスト、ジョセフ・コシンスキー監督の続投可否など具体的な詳細は明らかにされていないが、この発言が初の公式ゴーサインとなった。

    本作はF1とアップル・スタジオの共同プロジェクトとして制作され、当初は大きな賭けとも見られていた。しかし結果は成功だった。報道によれば、製作費約3億ドルに対し、全世界興行収入は6億5000万ドル超を記録。ハリウッド基準では爆発的ヒットとは言えないものの、堅実かつ十分な成果を収めた。

    加えて本作は賞レースでも存在感を示した。先月にはアカデミー賞で4部門にノミネートされ、音響賞、編集賞、視覚効果賞といった技術部門に加え、作品賞にも名を連ねた。スポーツ映画としては極めて異例の快挙であり、批評家の評価が「賛否混在」だった中でも、業界内での評価は高かったことを示している。

    ブラッカイマーはロサンゼルスで行われたアカデミー賞ノミネート者ランチの場でBBCに対し、制作過程を振り返った。

    「制作は長い道のりだった。いくつものストライキに直面したが、最終的に世界中の観客を楽しませることができた。ブラッド・ピットと仕事をしたのは今回が初めてで、本当に刺激的だった」

    2025年6月公開以降、興収は6億3000万ドルを超え、続編構想が自然な流れとなっていた。ブラッド・ピット(62歳)やダムソン・イドリスの続投は現時点では未定だが、ブラッカイマーは否定していない。

    ジョセフ・コシンスキー監督の続投も有力視される。同監督は本作で、ブラッカイマー作品としては『トップガン マーヴェリック』に続き、2度目の作品賞ノミネートを達成している。

    続編が直接的な物語の延長となるのか、それとも新章として再構築されるのかはまだ不透明だが、ハリウッド版F1プロジェクトが再び動き出したことは確実である。

  • F1映画『F1/エフワン』続編は?ドメニカリCEOが言及「続報を待ってほしい」

    F1映画『F1/エフワン』続編は?ドメニカリCEOが言及「続報を待ってほしい」

    F1の最高経営責任者ステファノ・ドメニカリは、Appleとのパートナーシップのもとで大成功を収めた映画『F1』について、続編が検討段階にあることを示唆した。ただし、その実現については慎重な姿勢もにじませている。

    Apple TVのプレスデー(米サンタモニカ)で登壇したドメニカリは、主演ブラッド・ピットの映画『F1』の続編が制作されるのかを問われた。

    質問を読み上げたAppleのサービス部門上級副社長エディ・キューに対し、ドメニカリは結論を明言せず、「続報を待ってほしい。将来、もう少しお伝えできることがあるだろう」と語った。

    一方で、続編制作のハードルは低くないとも強調している。

    「まずはこの映画の成功を消化する必要がある」とドメニカリは述べ、「もし次を考えるのであれば、それは非常に良い作品でなければならない」と語った。

    映画『F1』は世界興行収入6億3,100万ドル以上を記録し、史上最も興行収入の高いスポーツ映画となった。ブラッド・ピットにとってもキャリア最大のヒット作であり、Apple Original Filmsにとっても、ワーナー・ブラザースとの配給・共同プロモーション契約を通じた最大の劇場公開作品となっている。

    一部のF1純粋主義者からは演出面での誇張に批判もあったが、一般層を巻き込んだ成功は、F1とAppleの関係性の価値を改めて示す結果となった。この提携は映画にとどまらず、より広範な分野へと広がっている。

    「我々の成功の鍵は“関連性”だ」とドメニカリは語る。「正しいプラットフォームにおける関連性が重要だ」。

    これに対し、キューもF1そのものが持つ物語性をユーモアを交えて表現した。

    「Apple TVには24本のF1映画があるようなものだ」と、F1の年間カレンダーになぞらえて語り、「結末が分からない。世界で最高のノンフィクションドラマだ」と述べている。

    映画『F1』の成功を足がかりに、F1とAppleの関係はさらに深化していく可能性がある。ただし、続編が実現するかどうかは、その成功に見合う“次の一手”が見つかるかにかかっていそうだ。

  • APXGPはこうして生まれた 映画『F1/エフワン』架空チーム創造の舞台裏

    APXGPはこうして生まれた 映画『F1/エフワン』架空チーム創造の舞台裏

    映画『F1/エフワン』の配信開始に合わせ、ライフスタイル&カルチャー分野の寄稿者エスメ・バクストンが、架空のF1チーム「APXGP」を短期間で現実に溶け込ませた舞台裏を追った。

    衣装デザイナーのジュリアン・デイが、チームのアイデンティティ、カラー、レーシングスーツ、そして“ファン文化”までをいかに作り上げたのかを語る。

    数か月でF1チームを丸ごと作るという挑戦
    衣装デザイナーのジュリアン・デイが映画制作に参加した際、直面した課題は前例のないものだった。通常、F1チームは創設からグリッド参戦までに何年もかけてアイデンティティやユニフォーム、ブランドを構築する。だがAPXGPには、その時間がなかった。

    翌年からF1参戦を予定するキャデラックでさえ、5年以上の準備期間を費やしている。一方デイには、グランプリ週末のパドックでも違和感がなく、なおかつスクリーン上で際立つ“本物らしさ”を、わずか数か月で形にする必要があった。

    結果として、APXGPは2023年と2024年の実際のF1週末に自然に溶け込み、洗練された美学とリアリティを兼ね備えた存在として成立した。複数の一流ブランドやメーカーの協力を得て、チームキット、レーシングスーツ、公式マーチャンダイズまでが統一感のあるビジュアルで整えられた。

    本物を目指したレーシングスーツの創造
    APXGPの象徴的なルックにたどり着くまでの道のりは平坦ではなかった。デイはまず、アストンマーティンのレーシングスーツも手がける伊レーシングウェアメーカーOMPにアプローチし、複数のカラーバリエーション案を制作。それらを俳優のブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、そして監督のジョセフ・コシンスキーに提示した。

    「ブラッドのフィッティング中、なかなかチームカラーが決まらなかった。そこで、持ってきていたシルバーがかった白とグレーのスーツを思い出した。全員が見た瞬間に“これだ”となった」とデイは振り返る。

    黒すぎれば“ダース・ベイダー的”な印象になり、白すぎればヴィンテージ感が強くなる。その中間に位置するシルバー・ホワイトは、ダークトーンのマシン、白を基調としたガレージとも調和し、実際のグリッドの中でも際立つ色となった。

    ピットや走行シーンで着用されたスーツは、OMPの最新耐火技術を採用したONE-S仕様で、すべてFIA公認。実戦と同等の安全基準を満たしていた。

    スポンサー表記にも現実のF1同様、極めて厳密な管理が求められた。「ロゴが2ミリ大きければ10万ポンド追加されることもあるし、小さすぎたり位置が違えば問題になる」。撮影期間中にスポンサーのブランド更新があり、ロゴ配置が変わった例もあるという。注意深く見れば、シーンごとの差異に気づくかもしれない。

    印象的なピットクルーキット
    ピットクルー用ユニフォームの着想源として、デイは意外な存在を挙げる。「メルセデスの本部に招かれて、彼らの取り組みを見せてもらった。黒と白の使い方が完璧で、それを参考にした」。

    オールブラックのピットクルーキットは、視覚的にも機能的にも意味があった。ドライバーが際立ち、観客の視線を自然に主役へ導く効果があったからだ。

    素材面でも現代F1の進化が反映されている。最新の耐火素材はシャツのように薄く、それでいて完全耐火。撮影用でありながら、実戦仕様と変わらないクオリティが追求された。

    細部に宿るリアリティ
    ブーツ、ノーメックス製下着、グローブ、バラクラバに至るまで、すべてがプロ仕様。ただし撮影特有の調整も必要だった。

    「カメラが目を捉えられるよう、バイザーは十分な大きさが必要だったが、安全性も確保しなければならない。ヘルメットが頬を押しつぶさないような工夫もした」。現場には、俳優のバラクラバ位置を整える専任スタッフまで配置された。

    プロデューサーでもあるルイス・ハミルトンが初めてスーツを見た際、「自分のものより軽い」とコメントしたという逸話は、最新素材がもたらす進化を象徴している。

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    存在しないチームの“ファン”を作る
    APXGP最大の仕掛けのひとつが、架空チームのファン文化だった。制作チームは大量のマーチャンダイズを製作し、実際のレース会場で配布。インタビュー撮影時には、周囲にAPXGPキャップやTシャツを着た人々を配置し、自然な応援風景を作り出した。

    物語の進行に合わせ、ファンの数も増えていく。物語序盤では無名の存在として描かれ、勝利を重ねるにつれて支持者が増える。その変化が観客にも無意識のうちに伝わる設計だった。

    前例のないグランプリ週末での撮影
    2023年と2024年の実際のF1週末に、FIAとF1の全面協力のもと撮影が行われた。ハンガリー、シルバーストン、モンツァ、さらにはラスベガスでは深夜3時に走行シーンを撮影。フランスのポール・リカール、テキサスのCOTAでも撮影が続いた。2023年のSAG-AFTRAストライキによる遅れを補うため、制作は2024年まで延長された。

    最大の緊張は、イギリスGPのフォーメーションラップで実際のグリッドを2台のAPXGPマシンが追走した瞬間だった。「もし1台でも止まれば、実際のレースが変わってしまう」。制作陣は万全を期し、事態を回避した。

    デイはこの経験を「二度と起こらないだろう」と表現する。F1という巨大な興行のスケジュールに、映画制作が入り込むという前例のなさを強調した。

    すべてを結びつけるために
    デイの狙いは、細部が主張しすぎず、全体として“本物”に見えることだった。レースチーム、パドック、観客、そのすべてを一貫した世界観で包み込み、違和感のない映像体験を作ること。それがAPXGPの成功につながった。

    映画は2025年6月に公開され、批評・興行の両面で成功を収めた。APXGPは単なる架空チームに留まらず、トミー・ヒルフィガーとのカプセルコレクションを通じて、F1ファンのファッションにも影響を与えた。

    いま、オフシーズンに自宅のソファから『F1/エフワン』を見返しながら、APXGPのキャップやウェアを身につける。そんな楽しみ方が成立していること自体、この架空チームがどれほど“現実”に近づいたかを物語っている。

  • 映画『F1/エフワン』続編が始動? ブラッカイマー「ハミルトンと話をしている」

    映画『F1/エフワン』続編が始動? ブラッカイマー「ハミルトンと話をしている」

    映画『F1/エフワン』(原題:F1 The Movie)の世界的な成功を受け、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが早くも続編の構想を明かした。

    ブラッド・ピット主演で2025年6月に公開された本作は、これまでに世界で約6億3000万ドルを稼ぎ出しており、サニー・ヘイズとAPXGPの物語はまだ終わっていないようだ。

    ブラッカイマーは『Forbes』のインタビューで、エグゼクティブ・プロデューサーを務めたルイス・ハミルトンとすでに続編について話し合いを行ったと明かした。

    「数週間前にルイス・ハミルトンと会って、いくつかのアイデアを話し始めた」と、ベテラン製作者は語った。

    彼はまた、ロンドンで行われている上映イベントについて「ここで3晩続けて毎晩2回の上映を行っている。観客に『この映画をまだ観ていない人は?』と聞くと、80%が手を挙げるんだ。信じられないよ」と熱気を伝えた。

    「残りの20%はすでに何度も観ている人たちだ。『自分には関係ない映画だと思っていた』という人もいるけど、これはあなたの映画だ。感情的で、楽しくて、劇場で素晴らしい夜を過ごせる作品なんだ」と語っている。

    リアリティを追求した“本物のF1映画”
    ブラッカイマーは、ジョセフ・コシンスキー監督やF1運営側との連携が生んだ“本物のF1体験”を称賛した。

    「F1の映画を作るなら、リアルにやるしかない。それがジョーとチーム全員の思いだった」と語り、「彼らはF4、F2、そして我々のマシンと段階を踏んで4か月間トレーニングした。これはF1なしには実現できなかった」と明かした。

    さらに「ステファノ・ドメニカリ(F1社長兼CEO)が本当に協力してくれた。おかげで9つの異なるサーキットで撮影することができた」と続けた。

    このように“本物のF1世界”を再現した本作は、興行面でも批評面でも成功を収めており、続編の実現はほぼ確実と見られている。
    ブラッカイマーの熱意とハミルトンの創造的関与を考えれば、『F1/エフワン』は単なる一発のヒットではなく、フランチャイズとして発展する可能性が高い。

    F1/エフワン

    続編構想の背景と展望
    世界興行収入6億ドル超という数字は、モータースポーツ映画としては異例の成功だ。ブラッカイマーが語る「ハミルトンとの再会」は、単なる社交的な話し合いではなく、次章の方向性を模索する具体的な準備段階と見られる。

    ハミルトンが強調する「焦らず質を追求する」姿勢は、スピードよりも完成度を重視する映画制作の哲学を示している。F1の世界でも“開発競争”に例えられるように、続編は慎重なチューニングが求められるだろう。

    F1と映画の共振:続編に求められるリアリティ
    初作では実際のF1サーキットやマシンを使用し、ブラッド・ピットが本物のコースを走るシーンを撮影するなど、これまでのレース映画とは一線を画した“没入感”が話題を呼んだ。
    続編では、2026年の新レギュレーションを背景に「次世代F1」を描く可能性もある。技術の進化や環境対応型パワーユニットなど、現実のF1が進む方向性と物語をリンクさせることで、さらなるリアリティを演出できるだろう。

    “F1の新たなブランド資産”としての映画シリーズ
    F1はこの映画を通じて、スポーツとしてだけでなく“文化的コンテンツ”としての存在感を拡大した。Apple Original FilmsとF1のコラボレーションによる映像体験は、若年層や新規ファン層を取り込む効果をもたらしており、続編ではこの勢いを維持・拡大することが期待される。

    ブラッカイマーが語る「80%の未観客層」は、いまだ開拓の余地がある市場の広さを意味している。つまり、『F1/エフワン』続編は、映画産業だけでなく、F1ビジネス全体の成長戦略の一部としても重要な位置づけになるだろう。