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  • 希少なマツダ767Bがラグナ・セカで炎上 モントレー本戦欠場も「必ず復元する」

    希少なマツダ767Bがラグナ・セカで炎上 モントレー本戦欠場も「必ず復元する」

    1989年型マツダ767Bの1台が、米国カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われた「ロレックス・モントレー・モータースポーツ・プレリユニオン」で火災に見舞われた。車両はNo.203として走行予定だった個人所有のシャシーNo.003で、幸い負傷者はいなかった。

    火災は8月9日にパドックのピット区画で発生。マツダを象徴するグリーンとオレンジのカラーリングをまとった4ローターのグループCプロトタイプから炎が上がる映像が公開され、スタッフが消火活動にあたった。

    車両は8月12~15日に開催されるロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオンへの出場を取りやめるが、所有チームは復元する方針を明らかにしている。

    歴史的なマツダ767Bがパドックで炎上
    火災に見舞われたのは、複数回のスポーツカー王者であるアンソニー・マッキントッシュが所有するマツダ767B、シャシーNo.003だ。イベントではNo.203をつけ、ブレンドン・リーチがドライバーとして登録されていた。

    No.203は、1981~1991年のIMSA GTPおよびFIAグループCマシンを対象とした「ハーレイ・ヘイウッド」クラスに出場する予定だった。

    現場を撮影した映像では、ピット区画に停められていた767Bから炎と煙が上がり、スタッフが直ちに消火にあたる様子が確認できる。

    火災の詳しい原因や車両の損傷状況については現時点で明らかにされていない。所有チーム側も、これ以上の詳細について当面公表しないとしている。

    「No.203は再び歌う」復元を表明
    Ghost Riders Quad Racing & McIntoshは火災後、SNSを通じて声明を発表。人的被害がなかったことを報告するとともに、767Bを再び復元する意向を示した。

    「昨日のモントレー・モータースポーツ・プレリユニオンで、マツダ767B #203がパドックで火災に見舞われた。何よりも重要なのは、誰も負傷しなかったことだ。そのことに心から感謝している」

    「このマシンはチームのすべてのメンバーにとって、そして歴史にとって特別な存在だ。リユニオンの残りのイベントには出場しないが、このマシンの物語は終わっていない。#203はもう一度復元され、再びその歌声を響かせる」

    767Bに搭載されるのは、マツダがグループC時代に開発した4ローターのロータリーエンジンだ。その独特の高周波サウンドは、現在もヒストリック・レーシングイベントで大きな人気を集めている。

    ル・マン制覇へつながったマツダのグループCマシン
    767Bは、マツダが1989年のスポーツカー世界選手権やル・マン24時間レースなどに投入したプロトタイプで、後の787、そして1991年のル・マン24時間レースを制した787Bへと続く重要なモデルである。

    今回火災に遭ったシャシーNo.003はマツダ所有車ではなく、マッキントッシュが所有する個体で、これまでも世界各地のヒストリック・レーシングイベントに参加してきた。

    一方、今回のロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオンには、マツダが所有する767Bと787も参加する予定とされている。

    なお、原文ではシャシーNo.001の767Bについて「1991年のル・マン24時間レースで優勝したマシン」と読める記述があるが、1991年のル・マン総合優勝車はマツダ787B(No.55)であり、767Bではない。767Bはそのル・マン制覇へとつながるマツダのロータリー・プロトタイプ開発史における重要な一台である。

    人的被害がなかったことは不幸中の幸いだった。No.203の767Bは今回のモントレーで走ることはできなくなったものの、チームが宣言した「再び歌う」という言葉通り、4ローターのサウンドが再びサーキットに響く日が待たれる。