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  • SUPER GT | ホンダ:開幕戦 岡山 決勝レースレポート

    SUPER GT | ホンダ:開幕戦 岡山 決勝レースレポート

    4月13日(土)~14日(日)、岡山国際サーキット(岡山県)で2019年度SUPER GTシリーズ第1戦が開催され、GT500クラスには5台の2019年型NSX-GT、GT300クラスには3台のNSX GT3が出走した。

    GT500公式予選では昨年のチャンピオンである#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が3番手、昨年の岡山ラウンドを制した#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が4番手、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が5番手と好位置につけた。いずれもコースレコードを破るラップタイムを記録した。

    またGT300公式予選では、#55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)がクラスポールポジションにつけた。昨年実戦デビューしたNSX GT3にとって初めてのポールポジション獲得となった。

    決勝日を迎えた岡山国際サーキットは、SUPER GTの決勝レース前に雨が本降りとなり、スタート時にはフルウエットコンディションとなった。各車レインタイヤを装着してセーフティカースタートによりレースが始まると、3番手にいた#1 RAYBRIG NSX-GT(山本)がスパート、オープニングラップのうちに2番手へ進出し、車両回収のためのセーフティカーランを挟み再スタートした直後はさらに先行車をとらえてトップへ躍り出た。また#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)も2番手につけ、NSX-GTの2台がレースをリードすることになった。

    14周目、雨が強まったコース上でアクシデントが発生し、レースは赤旗でいったん中断となる。レース再開直後、ARTA NSX-GT(伊沢)が前を行くマシンを抜いて3番手に上がり、NSX-GTは1-2-3体制となった。その後天候がさらに悪化する中、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)がトップを走る#1 RAYBRIG NSX-GT(山本)に迫り、NSX-GT同士が接近戦を繰り広げる。しかしウォータースクリーンの中、24周目の1コーナーで接触し、#1 RAYBRIG NSX-GT(山本)は弾き出されるかたちでグラベルへ飛び出して大きく順位を落とした。

    この混乱を受けてセーフティカーがコースインしたが、32周目にコース上で発生したアクシデントのためレースは再び赤旗中断に。大会審査委員会は天候の回復は見込めないとして、ドライバー交代をすることなくレースの打ち切りを決定した。レース結果は、赤旗提示前の時点で首位にいた#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)に対し、レース結果に34秒加算のペナルティーが科せられたため順位が後退し、ARTA NSX-GT(野尻/伊沢)が繰り上がりでシリーズ開幕戦で優勝となった。また、ARTA NSX GT3(高木/福住)はクラス2位でレースを終えた。

    佐伯昌浩 | 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
    「悪天候の中、応援に来ていただいたファンの皆さまに心から御礼をするとともに、予定通りの周回数でレースをお見せすることができなかったことをお詫び申し上げます。タイヤの温まりがよかったようで、セーフティカー明けのペースがよく、1-2-3体制に持ち込むことができました。このようなコンディションではありましたが、今年のクルマのバランスはよかったのだろうと評価しています。8号車がまず開幕戦で優勝できたのはよかったと思いますが、1-2-3のままレースを終えることはできませんでしたし、気持ちを引きしめて富士のレースに取り組みます」

    野尻智紀(優勝)
    「今日は走らないままレースが終わりましたが、非常に長い1日に感じました。今回のレースはウォータースクリーンの中でちょっとラインを外したら壁にぶつかってしまうという状況で進みました。そんな中で伊沢選手がコースにとどまったうえ、前のクルマを抜いてきてくれた結果、優勝できました。僕が同じ立場だったら同じことができたかどうか自信がありません。次回は富士でのレースですが昨年のチャンピオンシップを振り返ると富士が一つのポイントになると思うので、いいパフォーマンスを出せるようがんばります」

    伊沢拓也(優勝)
    「今まで経験したレースの中でも、今日のレースは雨量とウォータースクリーンがたいへんな方でした。ほとんどなにも見えずどこを走っているのかも分からない状況でしたが、前を走るクルマをうまく抜けてよかったです。(ペナルティーによる繰り上がりなので)素直に喜べない気持ちもありますが、予選で5番手に食い込んだことがこの成績につながったのだと達成感もあります。フリー走行や予選を見る限り、今シーズンは3メーカーの実力が拮抗していると感じました。次の富士はNSX-GTにとって難しいコースなので、なんとか昨年以上の成績(第5戦決勝4位)を残したいと思います」

  • SUPER GT | 日産:開幕戦 岡山 決勝レースレポート

    SUPER GT | 日産:開幕戦 岡山 決勝レースレポート

    2019年のSUPER GT開幕戦の決勝レースが行われ、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2位、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)が3位となり、2台のNISSAN GT-Rが表彰台を獲得した。

    前日の予選では、#23 GT-Rがクインタレッリの見事なアタックでポールポジションを獲得。#12 GT-Rも佐々木大樹の走りで2番グリッドを獲得するなど、今シーズンのマシンのスピードを披露した。

    決勝日はお昼前から雨が降り出し、コースはウェットコンディションに。路面状況が悪化したことから、決勝レースはセーフティカー(SC)ランでスタートすることになった。3周のSC先導走行の後、4周目に実質的なスタートが切られ、ポールシッターの#23 GT-Rはスタートドライバーのクインタレッリが後続との差を広げにかかった。2番手スタートの#12 GT-Rは佐々木がヘアピンコーナーで#1 NSX-GTに逆転を許すが、離されることなく食らいついていった。

    その直後、GT300クラスで多重クラッシュが発生し、セーフティカーが導入。10周目を終えたところでリスタートしたが、その直後に#23 GT-Rは#1 NSX-GTに2コーナーでかわされ、さらに#12 GT-Rと#17 NSX-GTにも迫られてしまいた。バックストレートでは3台が横並びになってヘアピンコーナーへと入っていき、ここで#17 NSX-GTが先行。#23 GT-Rは3位、#12-GT-Rは4位となった。

    13周目、再びGT300クラスで多重クラッシュが発生し、今度は赤旗が掲示されレースが中断となる。45分の中断の後、午後3時45分にSC先導でレースは再開。この時点で周回数は15周を数えており、20周目にSCが隊列を離れバトルが再開した。#23 GT-Rは、#12 GT-Rをとらえて4位に上がっていた#8 NSX-GTと接近戦になり、ヘアピンコーナーで4位に後退したが、その後トップを走行していた#1 NSX-GTが追突されコースオフ。さらに同じタイミングで、GT300クラスで3度目のクラッシュが発生し、このレースで4度目のSCランとなる。その後、32周目を走行中に、この日2度目の赤旗が掲示されレースは中断。天候不良により、この赤旗中断をもってレース終了となった。

    その後、#1 NSX-GTに対する接触行為で1台がペナルティを受け、#23 GT-Rは2位、#12 GT-Rは3位で表彰台を獲得。開幕戦で2台のGT-Rが表彰台に上がる活躍を見せた。

    高星がスタートドライバーを務めた#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)は、マコヴィッキの#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)とバトル。22周目にマコヴィッキが高星をかわし、6位に浮上すると、#1 NSX-GTの後退で5位へ。最終的には表彰台まであと一つの4位となった。#24 GT-Rも5位で続き、荒れたレースながらNISSAN GT-Rは4台すべてが入賞し、ポイントを獲得した。

    ロニー・クインタレッリ(#23 MOTUL AUTECH GT-R /決勝2位)
    「少し硬めのタイヤでスタートしたのですが、雨が強くなってきてしまい、序盤はパフォーマンスを発揮できませんでした。それでNSX勢に抜かれてしまったのですが、タイヤが温まってからはペースも上がって、追い上げていけると思ったので、途中で終了となってしまったのは少し残念です。ただ、コンディションを考えると仕方なかったと思います。次の富士は得意にしているので、優勝を目指して頑張ります」

    松田次生(#23 MOTUL AUTECH GT-R /決勝2位)
    「決勝前のウォームアップ走行で、ロニーがスタートしたよりも硬めのタイヤを履いてテストしました。コンディションと合わずに全くグリップしなかったので、短い時間の中で、スタートに向けていい判断材料を作れたと思います。今回はレースでの獲得ポイントは半分になってしまいましたが、それだけにポールポジションの1ポイントはチャンピオン争いに向けて大きく影響してくると思います。次戦の富士も頑張ります」

    【GT300クラス】
    リアライズ日産自動車大学校GT-Rが5位入賞

    今シーズンからの参戦となる#56リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ)。予選8位から平峰がスタートすると、多くのGT300車両がアクシデントに見舞われる中で着実に走行し、順位を上げていった。赤旗中断後の23周目、この時点で4位を走行していた#56 GT-Rだが、インを付こうとした車両を避けようとしてグラベルへ。5位でフィニッシュした。

  • SUPER GT | レクサス:開幕戦 岡山 決勝レースレポート

    SUPER GT | レクサス:開幕戦 岡山 決勝レースレポート

    岡山国際サーキットで行われた2019年SUPER GT開幕戦は、強い雨のために大荒れの展開となり、赤旗で途中終了。予選で苦しみ下位グリッドスタートとなったLEXUS LC500勢は追い上げのチャンスがないまま、国本 雄資/坪井 翔組 WedsSport ADVAN LC500 19号車が最上位の6位でレースを終えた。GT300クラスでは、2番手スタートの新田 守男/阪口 晴南組 K-tunes RC F GT3 96号車が僅かなチャンスを活かして首位を奪い、開幕戦勝利を飾った。

    SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月13日(土)、14日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。

    日本で最高の人気を誇るモータースポーツ、SUPER GTの2019年シーズンが恒例の岡山で幕を開けた。今季のSUPER GTには、昨年に引き続きLEXUS GAZOO Racingから6台のLEXUS LC500がGT500クラスに参戦。来季より同クラスには新型トヨタ スープラでの参戦となることが発表されており、LC500でのラストシーズンとなる今季、タイトルを奪還しての有終の美を目指す。

    今季のLEXUSチーム参戦布陣の変更点は、WAKO’S 4CR LC500 6号車に山下 健太が移籍し、大嶋 和也とのコンビに。山下が抜けたWedsSport ADVAN LC500 19号車は、昨年の第2戦富士で代理ドライバーとしての初参戦ながら2位表彰台という活躍を見せた坪井 翔がGT500クラスレギュラーにステップアップ。また、DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車には、GT300クラスで通算7勝を挙げている中山 雄一がこちらもステップアップ。ヘイキ・コバライネンとのコンビで初のGT500クラスを戦う。

    GT300クラスでは、プリウスがPHVベースとなり、エンジンや搭載形式など大きく変更した新型車として2台エントリー。LEXUS RC F GT3も昨年同様3台が出場する。

    予選
    13日(土)は朝方こそ寒かったものの午前中は好天に恵まれたこともあり、気温、路面温度とも上昇。SUPER GTの予選開始前には空に雲がかかり、やや路面温度は下がったものの、気温16度、路面温度25度と春らしい気候の下で、今シーズンの激戦を占う、最初の予選セッションが開始された。

    GT500クラスのQ1(10分間)は午後3時18分より開始されたが、LEXUS LC500勢はタイムが伸びず苦戦。ホームコースとして岡山を得意とするKeePer TOM’S LC500 37号車の平川 亮が、自らが持っていたコースレコードを更新するタイムをマークするも、ライバルは更にタイムを縮め、LEXUS LC500勢は37号車のみがぎりぎり8番手でQ2進出を果たした。

    平川同様に従来のコースレコードを更新した山下の6号車は8番手から0.086秒差、坪井の19号車は0.101秒差と僅かに及ばず9、10番手でQ1敗退。ZENT CERUMO LC500 38号車が12番手、au TOM’S LC500 36号車は14番手、39号車が15番手で決勝レースは後方からの追い上げを目指すこととなった。

    GT300クラスは、1周の短い岡山で多くの台数が出走するため、2グループに分けて予選を実施。Aグループでは2台のプリウス、そしてLEXUS RC F GT3の2台も出走した。LEXUS RC F GT3でのSUPER GT2年目となる19歳宮田 莉朋の駆るSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が好タイムをマークし3番手でQ2進出決定。Q1敗退となったarto RC F GT3 35号車は21番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が25番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車は27番手の決勝グリッドが決定した。

    Bグループでは脱落ラインの8番手争いが僅か0.037秒内に3台という厳しい戦いとなる中、K-tunes RC F GT3 96号車を駆るベテラン新田 守男が8番手でQ2進出を決めた。

    Q2では、今季より96号車でSUPER GTにデビューする19歳の阪口 晴南が好走を見せ、コースレコードを更新するタイムで最前列2番手グリッドを確保。60号車は12番手から決勝に臨むこととなった。

    決勝
    14日(日)は午前中に降りだした雨でコースはウェットコンディションに。午後2時半、気温12度、路面温度14度という肌寒さを感じる中、予定されていた県警によるパレードラン及びフォーメーションラップは行われずに、セーフティカー先導でレース周回が開始された。

    セーフティカーランは3周で終了し、4周目より本格戦開始。しかし、強さを増す雨の中で、すぐにGT300クラス車両が接触によりクラッシュ。再びのセーフティカー導入から10周目に2度目の再スタートが切られたが、13周目にS字コーナーで多重クラッシュが発生。赤旗中断となった。

    約45分間の中断を経て、セーフティカー先導走行の後に20周目からレースが再開されたが、首位争いの車両が接触しグラベルにストップするなど大荒れの展開に。その後もセーフティカー走行を続けてレース再開のタイミングを伺ったが、雨脚は弱まらず、午後4時半に2度目の赤旗中断。レースはそのまま終了となった。

    レースは2度目の赤旗が出された31周目の順位が最終結果となり、選手権ポイントはフルレースの半分が与えられることとなった。

    予選で下位に沈み、決勝での追い上げを狙っていたLEXUS勢だったが、ほとんどがセーフティカー走行で視界も悪いこの状況ではポジションアップは叶わず、悪コンディションの中、坪井が粘り強く走り続けた19号車が最上位の6位フィニッシュ。38号車が8位、36号車が9位となった。

    GT300クラスでは、最前列2番手からスタートした96号車が短い走行時間ながら激しい首位争いを展開。2度目の再スタート後、12周目に首位を奪取。そのままの順位でチェッカーとなり、今季初勝利を飾った。また、12番手からスタートを切った60号車も7位でポイント獲得を果たした。

  • SUPER GT 開幕戦 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rがポールポジション獲得

    SUPER GT 開幕戦 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rがポールポジション獲得

    2019年のSUPER GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の公式予選が、4月13日に岡山国際サーキットで行なわれ、GT500クラスではNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)がクラスポールポジションとなった。

    予選日の岡山国際サーキットは、早朝から快晴で午前中に開催された練習走行セッションでは、多くのチームがコースレコードを上回る状況だった。しかし、午後になって上空には雲が広がり、曇り空の下でノックアウト予選はスタートした。

    10分間で行なわれるGT500のQ1は、午後3時18分にスタート。このセッションでは、LEXUS LC500勢を中心に早いタイミングで各車がコースインしていく。なお、No.64 Modulo Epson NSX-GTは練習走行セッションでの追突のペナルティを受け、Q1担当ドライバーの牧野任祐は通常の半分となる5分間でのアタックとなった。

    セッションのほとんどを使いタイヤを丹念に温めた各車は、残り2分を切ったところでアタックラップに入った。まずは午前の練習走行のベストラップをさらに上回る1分17秒333でNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(ヤン・マーデンボロー)がトップに立つ。その後No.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)が1分17秒879で2番手に入る。24号車のタイムを、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)が1分17秒165と塗り替えるが、すぐにNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(ジェームス・ロシター)が1分17秒103を記録してトップを奪う。これでトップ3がNISSAN GT-R NISMO GT500という状況となる。さらに体制一新での初戦となるNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平)も1分17秒874のタイムを出し、GT-R勢は全車がQ2進出枠に収まった。

    昨年の開幕戦岡山を制したNo.17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)は1分17秒579で4番手。そして昨年のチャンピオンであるNo.1 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)が5番手で続いた。一方、なかなかタイムが伸びないLEXUS LC500勢の中ではNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮)が1分17秒906を出して8番手となり、ただ1台のQ1通過となった。

    GT300の予選Q2を挟んで、10分で行なわれた予選Q2。いつもなら最初の3分を過ぎるまで動きのないGT500クラスだが、タイヤを温めるためか、まず残り8分30秒でNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)がコースイン。残り7分までには全車がピットを離れ、じっくりウォームアップを行う。

    そしてセッション残り1分40秒を切って、タイムアタックを行っていたNo.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が出したタイムは、なんと1分16秒950。これまでのレコードタイム(1分18秒126)を大幅に書き換え、16秒台に入る驚異的なタイムで、もちろんトップへ浮上。続いてコントロールラインを通過した17号車が1分17秒088で続き、この時点でHonda NSX-GT勢がワン・ツーに。だが、ここでNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が1分16秒602と、1号車のタイムをさらに0.348秒上回るタイムをたたき出してトップを奪取。さらにNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)は1分16秒876で1号車を上回るも、トップの23号車には届かず。これでGT-Rがワン・ツーとなって、予選は終了となった。

    最後の大逆転でNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが昨年の第5戦富士以来のポールポジションを獲得。クインタレッリにとっては、通算12回目のポールとなる。その後ろはNo.17 KEIHIN NSX-GT、No.1 RAYBRIG NSX-GT、そしてNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が続いた。LC500のNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)は、1分17秒693とQ1よりもタイムを削ったものの7番手だった。

    明日4月14日の決勝レースでは、No.23 MOTUL AUTECH GT-RとNo.12 カルソニック IMPUL GT-R、最前列をGT-Rが独占した形でスタートする。だが、後方にはNSX-GT勢が逆転を狙い、天候も不安視されているだけにLC500勢など後方のマシンもまだまだチャンスはあるはず。今季開幕戦の決勝は、14日午後2時30分にスタートする。

    GT500クラス
    No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    松田 次生
    「午前の公式練習からクルマのフィーリングは悪くなかったですね。Q1ではセクター2でトラフィックに引っかかりましたが、あれがなければ16秒台も見えていました。だからQ2でロニーさん(クインタレッリ)がスーパーラップを決めてくれると思い、彼がスタートする前に「クルマとタイヤのフィーリングはいいから、きっといいタイムが出るよ」と伝えました。そうしたら本当にスーパーラップでポールを獲ることができました。このオフにはクルマは車体からエンジンからと、何から何までが進化していました。それにミシュランのタイヤもそうです。もちろん僕たちドライバーも精一杯努力して…、すべてが良くなった。セットアップを見直す上でも、4台(チーム)のGT-Rが作業を分け合って、NISSAN陣営としてクルマを速くする作業を続けてきました。その結果として速くなり、ポールを獲ることができました。明日は(朝から)午後3時まで雨のようで、もちろん簡単なレースにはならないと思いますが、有利なポジションからスタートするのでしっかりとポイントを獲れるようなレースにしたいと思います」

    ロニー・クインタレッリ
    「やっとここ(ポールポジション)まで来ることができました。去年は速さが足りずに、特に予選での速さがなくて苦労しましたが、オフの間にNISMOのスタッフが一生懸命にクルマを速くしてくれて…。でも、ここまで速くなっているとは思いませんでした。(松田)次生さんは「(無理しなくても)いいタイムが出るよ」と言ってくれましたが、やはりいいタイムを出すためにはハードにプッシュする必要がありました。午前の公式練習では18秒台だったから、どうやってタイムを上げて行こうか考えて、もうフルプッシュの連続でした。アタックラップでは小さなコーナーでちょっとトラクションが足りない感じでしたが16秒台が出て、これでトップ3には行けたと思っていましたが、中島エンジニアから無線でポールが獲れたことを知らされ、とても嬉しかったですね。このシーズンオフでは、規則もあってそこまで(大きく)クルマを進化させることができなかったと思う。でも、それだけ(各戦での)セットアップがとても重要だと分かっていました。明日は、何度天気予報を見ても雨のようですね。でも、ウエットであってもタイヤのパフォーマンスは高いと思うので、チームと力を併せていいレースにしたいです」

    GT300 クラス
    No.55 ARTA NSX GT3
    高木 真一
    「ポールを獲ることができて嬉しいです。実は岡山国際サーキットではここ最近、あまり結果が良くなかったんです。だから表彰台にも縁がなかったと思います。でも今年はミドシップのHonda NSX GT3にクルマを変えて、岡山(のレイアウト)には合ったクルマだと思うので気持ちも切り替わっていました。ここまで3回のテストをしてきて、チームが一生懸命クルマを仕上げてくれました。柔らかいセットで仕上げることができて、(福住)仁嶺と僕の意見も「このままでいい」とバッチリあっていました。ただ正直言って、あそこまでのタイムは予想していませんでしたが、Q1を走った手応えで「若い仁嶺ならスーパーラップでアタックしてくれるだろう」と期待していました。「僕がQ1を着実に突破して、若い仁嶺に繋ぎ、Q2で彼がスーパーラップ」と、言っていた(鈴木)亜久里監督の戦略が見事に的中した感じですね(笑)。Q2ではブリヂストンタイヤを装着したクルマがトップ4を独占する結果となりました。NSX GT3はミドシップで、LEXUS(RC F GT3)やメルセデス(AMG GT3)はFRだけれど、エンジンは様々でMARK XもFRだけれどマザーシャシーで…。もう本当にそれぞれが違ったクルマで、ブリヂストンさんはそれぞれに合わせてタイヤを開発している。GT500だけでなくGT300も本当に大変だなぁ、と思います。そんな努力がトップ4独占に繋がったんだと思います。 明日のレースは雨になりそうですが、今年からNSX GT3に替えたので、チームにも雨のデータはありません。でも雨なら視界が良いポールポジションの優位性がより増してくると思うので。明日はチームと一緒になって着実なレースを組み立てて、表彰台を目指して頑張ります」

    福住 仁嶺
    「チームの皆さんのおかげで、ポールを獲ることができました。僕は今回が初めて走るGT(の本番)なんですが、これまでに3回テストして、僕なりにクルマを勉強してきました。セットアップに関しては、チームや高木(真一)選手にいろいろ教えてもらいました。そしてそのセットアップが今回的中したんだと思います。午前中の公式練習でニュータイヤを履いてアタックさせてもらいましたが、その時にはまだポールは見えていませんでした。ただ、高木さんがQ1でトップタイムをマークしていて、クルマのポテンシャルは確認できました。僕自身はちょっと緊張してしまいましたが、Q2ではクルマに合わせ込んで、何とかいいアタックをすることができ、最高の結果になりました。アタックラップでは(トラフィックに)少し引っかかっていますが、タイム的にはあまり変わらなかったと思います。明日のレースではポールポジションという、有利な位置からスタートできることになりました。ただ天候がどうなるか分からず、フルウエットの可能性もあって…。フルウエットの状態でNSX GT3を走らせたことがないので、その点が少し不安ですが、チームや高木選手に教えてもらい、いい位置でレースを終えたいと思います」

    2019年 SUPER GT 開幕戦 岡山 予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ タイム
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分16秒602
    2 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ジェームス・.ロシター BS 1分16秒876
    3 1 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 1分16秒950
    4 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/ベルトラン・バゲット BS 1分17秒088
    5 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS 1分17秒223
    6 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R 高星明誠/ヤン・マーデンボロー YH 1分17秒531
    7 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 1分17秒693
    8 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ MI 1分18秒626
  • SUPER GT | 2019年の開催スケジュールを発表

    SUPER GT | 2019年の開催スケジュールを発表

    SUPER GTは、2019年のSUPER GTシリーズの開催スケジュールを発表。来季の開催数は、全8大会が予定されている。

    7月26日(木)、株式会社GTアソシエイションは2019年のSUPER GTシリーズの開催スケジュールを発表。2019年シーズンは、今年同様に国内6サーキットで7大会、海外サーキットではタイでの1大会を予定しており、全8戦で行われる。

    2019年のSUPER GT開幕戦は、4月14日(決勝)に岡山国際サーキット、第8戦(最終戦)は11月10日(決勝)にツインリンクもてぎで開催される。海外大会は第4戦で6月30日(決勝)にタイ(チャン・インターナショナル・サーキット)で行われる。

    なお、開催日程は他の世界選手権レースの開催予定が変更された場合、変更されることもあるとしている。

    2019年SUPER GT カレンダー(JAF、FIA申請中)

    ラウンド 日程 開催サーキット 県/国
    第1戦 4月13日・14日 岡山国際サーキット 岡山県
    第2戦 5月3日・4日 富士スピードウェイ 静岡県
    第3戦 5月25日・26日 鈴鹿サーキット  三重県
    第4戦 6月29日・30日 チャン・インターナショナル・サーキット タイ
    第5戦 8月3日・4日 富士スピードウェイ 静岡県
    第6戦 9月7日・8日 オートポリス 大分県
    第7戦 9月21日・22日 スポーツランドSUGO 宮城県
    第8戦 11月9日・10日 ツインリンクもてぎ 栃木県

    注)上記日程は、国内の世界選手権レースの開催予定を前提に調整しましたが、今後に世界選手権イベントの開催予定が変更された場合は、変更の可能性があります