タグ: 石浦宏明

  • スーパーフォーミュラ | トヨタ:第5戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーフォーミュラ | トヨタ:第5戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーフォーミュラの第5戦がツインリンクもてぎで行われ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がチャンピオンらしい巧みなレース運びでポール・トゥ・ウィン。平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が9番手スタートから素晴らしい速さを見せて2位。決勝日に24歳の誕生日を迎えたニック・キャシディ(KONDO RACING)が3位で3戦連続の表彰台獲得となり、ドライバーズランキングでも首位に浮上した。

    スーパーフォーミュラの第5戦が8月18日(土)、19日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

    全7戦で戦われている今季のスーパーフォーミュラも今大会を含め残り3戦。タイトル争いではややトップ2台が抜けた感はあるものの、毎戦僅差の争いが繰り広げられるスーパーフォーミュラ故に、まだまだ逆転タイトルの可能性を持つドライバーが多く残っている。タイトル獲得のために、非常に重要な一戦となる今大会。各チーム、ドライバー共に必勝の思いで挑んだ。

    今大会は、同日にイギリス・シルバーストンで行われているWEC第3戦に出場するため、中嶋一貴と小林可夢偉が欠場。この2名の代役としてジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)と中山 雄一(carrozzeria Team KCMG)が2016年シーズン以来のスーパーフォーミュラに出場することとなった。

    【予選】
    18日(土)、気温32度、路面温度42度と高く、日差しも暑さを感じるものの、湿度が低いため過ごしやすい気候のもとで、午後2時半からノックアウト方式での予選が開始された。

    Q1(20分間)はミディアムタイヤのみが使用可能。全車一旦タイムを出した後ピットへ戻り、セッション後半に再アタック。セッション終了直前に目まぐるしく順位が入れ替わっていく中、平川が2番手の好タイム。ノックアウトラインとなる14番手近辺は極僅差の争いとなり、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が最後に逆転され、僅か0.03秒及ばず15番手でQ2進出ならず。同様にセッション前半では4番手につけていた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)もタイムを伸ばせず、進出ラインに0.07秒差の16番手。ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が17番手、今季久しぶりのスーパーフォーミュラドライブとなった中山は19番手で最後尾スタートが確定となってしまった。

    Q2(7分間)は全車セッション開始からやや待機してコースイン。ソフトタイヤを装着し、一発アタックでの争いとなった。早めのコースインでアタックした平川は、次々にタイムを更新していくライバルに上回られ、Q3進出ラインの8番手から0.05秒差の9番手でQ2敗退。国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)もトップと0.5秒以内のタイムをマークしながら、10番手、11番手でQ3進出ならず。オリベイラが13番手となった。

    Q3へと進出を果たしたのは、2番手タイムの石浦、4番手の山下健太(KONDO RACING)、5番手のキャシディの3台。

    Q3(7分間)では、ライバル勢が速さを見せ上位を争う中、最後の最後にチャンピオンの貫禄を見せた石浦がコースレコードを大きく更新するトップタイムをマークし、自身今季初となるポールポジションを獲得。キャシディが5番手、山下は6番手と3列目に並んで決勝レースのスタートを切ることとなった。

    【決勝】
    19日(日)は昼頃からやや雲が出てきたものの、気温30度、路面温度40度という好コンディションで、午後2時15分から52周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    ポールポジションの石浦は好スタートを決めたが、1周目の5コーナーでライバルの先行を許し2位で序盤戦へ。後方では、15番手スタートの大嶋が1周目終了で早くもピットへ。ミディアムタイヤからソフトタイヤへと交換し、早くもタイヤ交換義務を消化した。

    9番手からスタートを切った平川は、序盤からハイペースで前車を次々にパスしていき、4周目には4位へ。そして、6周目にはライバルとの息を飲むようなバトルを繰り広げ、3位へとポジションを上げた。

    3位に上がった平川は、2位の石浦にも追いついたが、14周終了時点でピットへ。ここで、ソフトタイヤからソフトタイヤへと交換。ミディアムタイヤへの交換義務を残し、2回ピット作戦に出た。

    新しいソフトタイヤの優位性を活かし、平川は上位勢よりも1周あたり2~3秒も速いラップタイムで追い上げ。26周目には、ほかの車両のピットインもあり、再び3位へ浮上。

    27周目、首位の車両がピットインしたことで、石浦が首位浮上。ここまであえて2位のままタイヤを温存してきた石浦は、このチャンスに一気にペースアップを図る。

    石浦に次ぐ2位となった平川もハイペースで追走。28周目、石浦が首位に立った時点で20秒近くあった差を、35周目には10秒以下にまで詰めて見せた。

    一方、11周目と早いタイミングでピットインし、ミディアムタイヤからソフトタイヤへと交換し、各所で激しいバトルを繰り広げながら順位を上げて来たキャシディが、36周目に平川へ次ぐ3位へ。

    39周目終了時に平川は2度目のピットへ向かい、ミディアムタイヤへ交換。翌周には石浦もピットへ。石浦はソフトタイヤでのスタートながら、40周近くを走行、終盤まで大きくペースを落とすことなくミディアムタイヤへと交換し、首位を維持したままコースへと復帰した。

    これでほぼ全車がピットインし、タイヤ交換義務を消化。その時点で首位石浦、6秒ほどの差で平川、そこから15秒ほど離れてキャシディという順位で終盤戦へ。

    その後方では、変則的な2回ピット作戦を採った大嶋が終盤、他より新しいソフトタイヤの優位性を活かしポジションアップ。山下もこれに続き、ファイナルラップにそれぞれ5位、6位へと順位を上げた。

    首位の石浦は、ディフェンディングチャンピオンらしい、巧みなレース運びでポール・トゥ・ウィン。昨年の第3戦富士以来となる、今季初勝利を飾った。2位には平川。平川にとっては、2014年の第3戦富士以来、自身スーパーフォーミュラ2度目となる表彰台。

    そしてキャシディが3位に入り、3戦連続の表彰台獲得。これにより、この日24歳の誕生日を迎えたキャシディは、2位に3ポイント差のランキング首位に浮上した。

    15番手スタートから変則的な作戦で見事な追い上げを見せた大嶋が5位。山下が6位でポイント獲得を果たした。

    JMS P.MU/CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦宏明:
    今日はスタートさえ決めれば逃げられると思っていて、予定通りスタートは上手く行ったんですが、オーバーテイクボタンのタイミングと、5コーナーでインを開けてしまったのが判断ミスだったのか、1周目で抜かれてしまいました。ただ、僕の車は上手く走ればタイヤをもたせられるという自信があったので、抜きたい気持ちを抑えてタイヤを温存し、前の車両がピットインしたあとは全力で飛ばしました。後から平川選手が来ていると無線で聞きましたが、ピットタイミングやタイヤが同じ条件だと聞いて、それなら抑えられると落ち着いて自分のペースで走り続けました。序盤からパドルシフトに不調の兆候があり、最後に逃げているときにも一回シフトアップできなくなって、終わったかと思ったのですが、奇跡的に復活し、その後もヒヤヒヤしながら走ることになりましたが、最後まで走り切り、予定通り勝つことが出来てとりあえずほっとしています。

    ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 20号車 ドライバー 平川亮:
    昨日の予選は僕のミスもあってQ3に進めなくて、すごい悔しい思いをしました。9番手スタートということで、普通のレースでは面白くないというか、ポイントを取りに行くレースはしたくなかったので、昨日の予選が終わった時点で2ストップ作戦を考えていました。チームのエンジニアにも色々2ストップの作戦を考えて貰い、それが上手く行きましたし、スタートしてからも、最初の2スティントで前を行く車を上手く抜いてポジションを上げることが出来ました。そこまでで全部出し切ってトップの石浦選手に追いつこうと思ったんですが、そこまでには至らず、最後は静かな終わりになってしまいました。とはいえ、今年初めてちゃんとレースをしたなという感触があり、次の岡山は僕自身も、チームも得意としているコースなので、予選から前に行って逃げ切るようなレースをしたいと思います。

    KONDO RACING 3号車 ドライバー ニック・キャシディ:
    3位という結果自体は最高とは言えませんが、自分の誕生日に、3戦連続の表彰台でランキング首位に立てたのはとても嬉しいです。24歳になったばかりの僕が、SUPER GTとスーパーフォーミュラの両方でシリーズをリードしているなんて信じられないような気分です。今日のレースは完璧とは言えませんでした。上位勢では唯一となるミディアムタイヤでのスタートは悪くなかったのですが、やはりペースで劣るため、なるべく早くピットインしたかったのですが、チームとのコミュニケーションが上手く行かず、苦戦しました。ソフトタイヤに履き替えてからは、アウトラップからペースも良く、3位という結果でフィニッシュ出来ましたが、コミュニケーションの面など、今後改善すべきことはあります。とはいえ、3戦連続表彰台と調子は良いですし、残り2戦、タイトルを目指して全力で戦います。

    関連:スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 結果 | 石浦宏明が今季初優勝

  • スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 結果 | 石浦宏明が今季初優勝

    スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 結果 | 石浦宏明が今季初優勝

    スーパーフォーミュラ 第5戦の決勝が8月19日(土)にツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が今季初優勝を果たした。

    2018年のスーパーフォーミュラも折り返しを過ぎ、ここから後半戦に突入。ポイントリーダーの山本尚貴(TEAM MUGEN)を2位のニック・キャシディ(KONDO RACING)が1ポイント差で追う展開。

    また、今大会ではFIA 世界耐久選手権との日程重複のために、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が欠場。代役として、それぞれ中山雄一(carrozzeria Team KCMG)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)がスポット参戦。また、オートポリス大会から富士大会までの3大会、F2との兼ね合いで欠場が続いていた福住仁嶺(TEAM MUGEN)が久々にシリーズ復帰した。

    52周のレースはピット戦略によって目まぐるしく順位が入れ替わる展開となった。

    優勝はポールポジションからスタートした石浦宏明。スタートで1コーナーを制したものの、オープニングラップで松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に交わされて2番手に後退。しかし、松下がピットインした後は安定したパフォーマンスでソフトタイヤでの第1スティントを40周まで伸ばしてトップでコース復帰。今季初優勝を果たした。

    2位は9番グリッドからスタートして2ストップ戦略を採用した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3位には5番グリッドからスタートして1ストップ戦略を採用したニック・キャシディ(KONDO RACING)が入り、トヨタ勢が表彰台を独占した。

    山本尚貴(TEAM MUGEN)は7位でフィニッシュ。これにより、ニック・キャシディが27ポイントでランキング首位に浮上。2位には山本尚貴と石浦宏明が24ポイントで続いている。

    2018年 スーパーフォーミュラ 第5戦 ツインリンクもてぎ 決勝 結果

    Pos No Name Team
    1 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING
    2 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    3 3 ニックキャシディ KONDO RACING
    4 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    5 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
    6 4 山下健太 KONDO RACING
    7 16 山本尚貴 TEAM MUGEN
    8 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    9 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM’S
    10 17 塚越広大 REAL RACING
    11 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING
    12 7 トム・ディルマン UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
    13 18 中山雄一 carrozzeria Team KCMG
    14 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING
    15 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING
    16 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    17 15 福住仁嶺 TEAM MUGEN
    18 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ VANTELIN TEAM TOM’S
    19 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM
  • スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 予選 | 石浦宏明がポールポジション

    スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 予選 | 石浦宏明がポールポジション

    スーパーフォーミュラ 第5戦の予選が8月18日(土)にツインリンクもてぎで行われ、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得した。

    2018年のスーパーフォーミュラも折り返しを過ぎ、ここから後半戦に突入。ポイントリーダーの山本尚貴(TEAM MUGEN)を2位のニック・キャシディ(KONDO RACING)が追う激しい戦いとなっている。

    また、今大会ではFIA 世界耐久選手権との日程重複のために、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が欠場。代役として、それぞれ中山雄一(carrozzeria Team KCMG)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)がスポット参戦することになる。また、オートポリス大会から富士大会までの3大会、F2との兼ね合いで欠場が続いていた福住仁嶺(TEAM MUGEN)が久々にシリーズ復帰する。

    気温32℃、路面温度42℃のドライコンディションで20分の予選Q1はスタート。全車がミディアムタイヤで走行することが義務付けられている。

    Q1のトップタイムで通過したのは1分32秒298を記録した松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。2番手には0.453秒差で平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3番手にはナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)が続いた。

    Q1でノックアウトとなったのは大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)、千代勝正(B-MAX RACING TEAM)、中山雄一(carrozzeria Team KCMG)の5台。

    7分間のQ2。トップ通過は野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。自身が2017年に記録したコースレコード(1分31秒888)を更新する1分31秒677を記録。2番手には0.070秒差で石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、3番手には松下信治が続いた。トップ8まで0.309秒差という大接戦のセッションとなった。

    Q2でノックアウトとなったのは平川亮、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、福住仁嶺の6台。

    ポールポジションをかけた7分間のQ3。ポールポジションを獲得したのは石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。コースレコードをさらに更新する1分31秒591をマーク。現在ランキング3位の石浦は1ポイントを加点した。

    2番手には野尻智紀、3番手には松下信治とDOCOMO TEAM DANDELION RACING勢、4番手にはナレイン・カーティケヤンが続いた。

    2018年 スーパーフォーミュラ 第5戦 ツインリンクもてぎ 予選 結果

    Pos No Name Team Best Time  
    1 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分31秒591 Q3
    2 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分31秒642 Q3
    3 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分31秒761 Q3
    4 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING 1分31秒789 Q3
    5 3 ニックキャシディ KONDO RACING 1分31秒853 Q3
    6 4 山下健太 KONDO RACING 1分32秒142 Q3
    7 16 山本尚貴 TEAM MUGEN 1分32秒258 Q3
    8 17 塚越広大 REAL RACING 1分32秒413 Q3
    9 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分32秒033 Q2
    10 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分32秒095 Q2
    11 7 トム・ディルマン UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分32秒125 Q2
    12 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING 1分32秒282 Q2
    13 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ VANTELIN TEAM TOM’S 1分32秒613 Q2
    14 15 福住仁嶺 TEAM MUGEN 1分32秒738 Q2
    15 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分33秒773 Q1
    16 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分33秒814 Q1
    17 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM’S 1分34秒014 Q1
    18 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM 1分34秒279 Q1
    19 18 中山雄一 carrozzeria Team KCMG 1分34秒642 Q1
  • 【スーパーフォーミュラ】 石浦宏明が2017年のチャンピオン獲得

    【スーパーフォーミュラ】 石浦宏明が2017年のチャンピオン獲得

    スーパーフォーミュラ 最終戦 鈴鹿の決勝レース中止が決定し、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が2017年のシリーズドライバーチャンピオンを獲得。チームタイトルはP.MU/CERUMO・INGINGが2年連続で獲得した。

    レース開催に向けて、主催者と競技団は話し合いを続けていたが、台風21号の接近による豪雨が予想されているため、チームやドライバー、観客の安全を考慮して、中止が決定。その結果、ランキング首位の石浦宏明がチャンピオンを獲得することになった。

    石浦宏明は「キッズウォークをやっている最中に(レース中止により、チャンピオン獲得が決定したことを)聞かされたので、まだ全然実感がなくて、びっくりしている状況です。『明日、レースがない』と思っていると集中できなくなってしまう。だから明日のレースを全力でやるつもりで。ついさっきまでどう戦おうかと考えていました」とコメント。

    「こういう結果になりましたが、チャンピオンになったことは素直にうれしく思います。一戦一戦しっかり戦えたことがこの結果につながっていると思いますし、(ピエール)ガスリー選手のような才能あるドライバーたちと戦えたことが自分にとってもいい経験になったし、自信にもつながりました。今日、明日の結果(予選Q2、Q3およびレースの中止)は残念ですが、いいシーズンを送れたと思うのでチームに感謝しています」

    「チームは毎レース、いいクルマを準備してくれました。僕もたくさん要求しましたが、つねに一生懸命に万全の状態にしてくれました。そういう小さな積み重ねがチャンピオンシップ(獲得)に繋がったと思います。チームにとっては3年連続のドライバータイトルであり、2年連続のチームタイトルとなったので、自分でも不思議なくらい強いチームだという印象を持っています。チームワーク良く仕事ができているし、両タイトルを毎年獲れるというのは滅多にできないこと。でも複数回獲っているということは、自分も含め、チームもしっかり実力がついてきたのかなと思うので、とてもうれしい。本当、感謝しています」

    P.MU/CERUMO · INGINGの立川祐路監督は「明日のレースができなかったということになりましたが、結果的にはチームにとってうれしいことになりました。明日、いいレースをすることができれば最高だったんですけどね。でもここまでの積み重ねが石浦のタイトル、チームのタイトルにつながっているので、そこはみんなの力が働いていると思います。また、チームタイトルは石浦ひとりで獲れるものではなく、ここにはいませんが、去年のチャンピオンである国本(雄資)の力もあってのもの。すべてのチームメンバーに感謝しています」と述べた。

  • 【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:最終戦 鈴鹿 レポート

    【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:最終戦 鈴鹿 レポート

    スーパーフォーミュラ最終戦は接近中の台風21号の影響により、土曜日の予選は行われたものの、日曜日に予定されていた決勝レースは中止に。この結果、石浦宏明(P. MU / CERUMO・INGING)が自身2度目となるスーパーフォーミュラチャンピオンに輝いた。

    10月21日(土)、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第16回JAF鈴鹿グランプリ」が開催された。

    全7戦で戦われている2017年のスーパーフォーミュラもいよいよ最終戦となり、タイトルを決定する天王山を迎えた。最終戦は例年どおり2レース制で行われ、優勝者には各レース3点のボーナスポイントが与えられるため、計算上8人がタイトル獲得の可能性を残してこの最終戦に臨んだ。

    この週末、サーキットは超大型の台風21号の接近に伴い、前日金曜日の専有走行からウェットコンディション。21日(土)に予定されていた予選が悪天候のため行われなかった場合は、予選前フリー走行のタイムでグリッドが決定されることとなり、朝9時10分開始のフリー走行から激しいアタックが繰り広げられ、クラッシュや赤旗が頻発。セッションスタートからまもなく中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がスプーンコーナーでクラッシュするなど、合計4回の赤旗中断という荒れた展開で終了した。

    21日(土)午後1時55分、予定よりも5分遅れでQ1(20分間)が開始。しかしセッション開始と同時に雨が猛烈に強さを増し、開始2分半過ぎに赤旗。ほとんどの車両が1周も出来ないまま一旦ピットへ戻ることに。

    40分近い中断の後、午後2時40分にQ1が再開されたが、アタック開始直後にランキング3位で逆転タイトルを目指すフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)が1コーナー入り口の川のように水が流れている部分で足をすくわれコースオフ。ローゼンクヴィストはここで予選アタックを諦めることとなり、ノータイムで最後尾グリッドが確定してしまった。

    これにより出された赤旗から、午後2時50分に再開。少しでも良いコンディションでアタックすべく、ピットロードから激しいポジション争いとなる中、今度は小林 可夢偉(KCMG)が1コーナーでコースオフ。すぐに自力でコースへ復帰したが、これで予選3度目の赤旗が出された。

    午後3時にセッションが再開されると、僅差のランキング首位でタイトルを争っている石浦宏明が先頭でアタックを開始し、ヘビーウェットのコンディションをものともせず懸命のアタック。まずトップタイムをマークすると、これをアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、中嶋一貴らが塗り替えていった。

    もしQ2以降が行われなかった場合、Q1のベストタイムでレース1のグリッド、セカンドベストタイムでレース2のグリッドが決定されるため、各車アタックを続行。ロッテラーは更にタイムを更新するペースで走行を続けたが、シケイン進入で他車に阻まれる形となり、シケインをショートカット。翌周のアタックに賭けたが、その直後に他車が1コーナーでコースオフ。これにより予選4度目の赤旗が出され、セッションはその時点で終了。予選もQ1のみで終了することが決定された。

    この結果、ベストタイムをマークしたアンドレ・ロッテラーがレース1で2015年の最終戦以来、2年ぶりのポールポジションを獲得。中嶋一貴が3番手。石浦宏明が4番手。

    セカンドベストタイムはアタック出来なかったドライバーも多く、大きく顔ぶれが変わることとなり、レース2はルーキーのヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がキャリア初のポールポジションを獲得。中嶋一貴が5番手となった。

    予選後、午後5時15分に、台風の影響により翌22日(日)に予定されていた決勝レースを含む全ての走行が中止となることが決定。これにより、今季のスーパーフォーミュラのドライバーズタイトル争いでは、0.5ポイント差で逃げ切った石浦宏明が2年ぶり2度目のドライバーズチャンピオンに輝き、P. MU / CERUMO・INGINGが2年連続のチームタイトルを獲得することとなった。

    石浦宏明 (P. MU / CERUMO・INGING 2号車)
    本当についさっき聞いたばかりで、まだ全然実感がない。明日は全力でやるつもりで、どうやって戦おうかということばかり考えていた。最終的にこういう結果になって、チャンピオンは素直に嬉しいし、今シーズンを考えると、1戦1戦しっかり戦えたことがこの結果に繋がったと思う。本当に才能のあるドライバー達と戦えたのは自分にとっても良い経験になったし、自信にも繋がった。今大会は残念だったが、良いシーズンを送ることが出来て、本当にチームに感謝している。チームは毎レース万全の状態ですごく良いクルマを用意してくれた。そういう小さな積み重ねがチャンピオンシップに繋がったと思う。チームにとっては3年連続のドライバー、2年連続のチームタイトルということで、チームも、自分も含めてしっかり実力がついてきたことを証明出来たのは嬉しいし、皆に本当に感謝したい。

  • スーパーフォーミュラ:石浦宏明が2015年のドライバーズチャンピオン獲得!

    スーパーフォーミュラ:石浦宏明が2015年のドライバーズチャンピオン獲得!

    スーパーフォーミュラの第7戦(最終戦)の決勝レースが鈴鹿サーキットで開催され、石浦宏明がレース1で2位、Race2で4位に入り、2015年のドライバーズチャンピオンを獲得した。

    これまでフォーミュラカーではチャンピオンになったことがなかった石浦宏明は、初の戴冠をトップカテゴリーでもぎ取った。

    石浦宏明 (P.MU/CERUMO・INGING SF14)
    「とりあえず、ほっとしています。眠れないほどではなかったですが、やはりプレッシャーはありました。結構緊張もしていましたし。ただチームの雰囲気が明るいので、予選前でもふざけたり、おもしろい話をしたり、アタックに送り出してくれました。そういうのに助けられましたね。今週末、自分の実力を出し切れなかったらイヤだなと思ったのですが、自分としては力を出すことができたのかなと思います。ひとまず無事に終われてほっとしています」

    「今週末、フリー走行で僕と(タイトルを争う中嶋)一貴選手がずっと下位に沈んでいて、ちょっとこれはマズいかなという思いはあり、不安にも思いました。ただQ1で自分が思っていた以上に、タイムを出すことができたんです。Q2、Q3ではあまりタイムが出ませんでしたが、Q1で自分的にはいい走りができて2番手を獲れたときに、このタイミングでこの走りができたということは、(いい流れが)自分に来てるのかなという感じがしました。レース中も勝手に前が開けたりとか、不安な要素がなくなったりしましたね。シーズンを通して恵まれた感じもありましたね」

    「シーズンを振り返り、思い出すのは(第2戦岡山)初優勝ですね。それまで勝ってなかったし、2位は何度もありましたが、周りからは勝てないと言われていたし、それが自分へのプレッシャーにもなっていましたから。岡山で勝ったあとはすごくリラックスできるようになったし、自分のパフォーマンスも出せるようになりましたし、なによりも気持ちで負けないようになりましたね。それが一番大きいと思います」

    「ずっとレースを始めた頃から(中嶋)一貴選手や(小林)可夢偉選手とやってきて、なかなか自分が目立つ番が来ませんでした。なんとか彼らと戦いたいという気持ちもありましたし、今年は可夢偉選手も参戦することになり、すごくうれしかったんです。外国人ドライバーを含め、高いレベルでの戦いがまたできるようになってうれしかったんです」

    「このメンバーの中でいい結果を残せば、苦労してきた部分も恩返しになる…、そういう苦労したことも“見ていて欲しいな”と思ってました。それまで助けてくれた人たちがたくさんいるので、ほんとに一年一年がステップアップしてくる最中で、人に恵まれました。いろんな経験をさせてもらえてここに繋がっていったと思います」

    「あっという間のシーズンでした。初優勝後は『ポイントリーダーだよ』『(ポイントリーダーが付ける)赤い(オーバーテイク)ボタンだよ』なんてふざけて言うくらい、チームとしても最終戦までこうやってリードできるとは思ってなかったんですよ。2勝目したあとくらいから、なんとなく雰囲気も変わり、シーズン終盤に向けて僕だけでなくチームとしてプレッシャーを感じてるような様子も見てとれたし。ただ、僕はSUPER GTでも同じメンバーでレースをしているので、同じ流れでやっていけるのでそれが良かったというか、シーズンを長く感じずに済んだかと思います。やりやすかったのも事実ですね」

    スーパーフォーミュラ 2015 チャンピオン

  • 石浦宏明、ル・マン24時間レースへの出場を辞退

    石浦宏明、ル・マン24時間レースへの出場を辞退

    トヨタ・レーシングは、デビュー戦となるWEC第3戦 ル・マン24時間レースへの出場を予定していた石浦宏明が、体調不調により辞退することを発表した。

    石浦宏明は、2台のTS030 HYBRIDの内ゼッケン8のドライバーとして、年初より走行テストに参加してきたが、LMP1レーシングカーの強い横Gにより背中に違和感を覚え、医師のアドバイスも考慮した結果、今年のル・マン24時間レースへの出場を見送り、2013年に向けた準備に専念したい旨をトヨタ・レーシングに申し入れた。

    辞退を受理したトヨタ・レーシングは、現在、石浦宏明に代わるドライバーを検討しており、主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)によりドライバー変更が承認され次第、発表する予定としている。

    石浦宏明
    「ル・マン24時間レースに出場するのが子供の頃からの夢だったので、本当に悔しいが体調を考慮して辞退を決断した。今後はSUPER GTとニュル24時間レースに全力投球するとともに、WECのLMP1クラスでも戦える体づくりに専念し、来年はぜひトヨタ・レーシングからル・マン24時間レースへの参戦を果たしたい」

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「大変残念であるが、難しい状況での石浦の真摯な申し出を尊重したい。彼はSUPER GTとニュル24時間レースでトヨタモータースポーツの一員として活躍してくれることに変わりはなく、また、速さと安定性に加え素晴らしい協調性も兼ね備えたドライバーでもあり、来年はトヨタ・レーシングの一員として活躍してくれることを期待している」

  • セバスチャン・ブエミ、トヨタからル・マン24時間レースに参戦

    セバスチャン・ブエミ、トヨタからル・マン24時間レースに参戦

    トヨタは、ル・マン24時間レースに参戦する2台目のドライバーにセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン、そして石浦宏明を起用することを発表した。

    2012年のFIA世界耐久選手権(WEC)にTOYOTA TS030 HYBRIDでシリーズエントリーするトヨタは、シリーズ第3戦ル・マン24時間レースには2台体制で参戦し、カーナンバー7の1台目のレースドライバーにはアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと中嶋一貴の3名で参戦することを発表していた。

    アンソニー・デビッドソンはル・マン24時間レースでは昨年の4位入賞を含む参戦経験を持ち、セブリング12時間レース及びスパ・フランコルシャン6時間レースでも勝利を飾っている。その貴重な経験をル・マン24時間レース参戦へ向けてチームにもたらすことが期待される。

    石浦宏明は日本のSUPER GTシリーズで活躍する、有望なドライバーの一人。石浦は昨年ニュルブルクリンク24時間レースに参加し、ヨーロッパでの耐久レースも経験している。

    セバスチャン・ブエミは主にフォーミュラカーで経験を積んできている若手ドライバー。現在もF1のレッドブル・レーシングでサードドライバーの任についているが、TS030 HYBRIDで耐久レースにデビューすることとなる。

    来る5月5日(土)に開催されるFIA-WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースには、チームのレギュラードライバーであるアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと中嶋一貴の3名がTS030 HYBRIDで出場する。また、アンドレア・カルダレッリがチームのジュニア・ドライバーに決定している。

    木下美明
    「チーム2台目のTS030 HYBRIDは、エキサイティングなドライバーラインナップとなった。アンソニー・デビッドソン、石浦宏明、セバスチャン・ブエミの3名は才能と知性を併せ持ち、既にモータースポーツの世界で好結果を重ねてきている。彼らがトヨタ・レーシングに大きく貢献してくれることを確信している。我々は、ドライバーを速さや安定性だけでなく、チームの一員としての能力も考慮して選んだ。この3名は我々のプロジェクトに好適なドライバーであり、彼らをチームに迎えられて本当に嬉しい。レギュラードライバーであるアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3名と共に、トヨタ・レーシングがル・マン24時間レースで活躍できる強いチームにしてくれるメンバーだと信じている」

    アンソニー・デビッドソン
    「トヨタ・レーシングの一員となって、今年のル・マン24時間レースに再び参戦することになり、本当に嬉しい。ル・マン24時間レースを戦うことは常に大変エキサイティングなことだが、トヨタ・レーシングのようなチームに加わって、ハイブリッド・レーシングカーで出場するということで更に特別な思いだ。TS030 HYBRIDとその技術についてはこれまで色々なことを耳にしてきたが、私のキャリアで初めてとなるハイブリッドカーを実際にドライブするのを楽しみにしている。今年はチームにとって学習の年だということはわかっているが、トヨタ・レーシングは高いポテンシャルを秘めており、今年のル・マン24時間レースでもそれを示せればと思っている」

    石浦宏明
    「私のレース人生における目標の一つである、ル・マン24時間レースに挑戦できるというのは非常に大きなチャンスだ。私はここ数年間、耐久レースで多くの経験を積んできており、このカテゴリーでの戦い方は得意としているが、ル・マン24時間レースのスケールやスピードはさらに上のレベルだろう。TS030 HYBRIDについてはロールアウトの際に既に体験済みであり、事実、一番最初にドライブしたのは私だ。外見からの好印象だけでなく、可能性の高さも感じられ、開発に貢献できるのを待ち望んでいる。何よりも、ル・マン24時間レースに参加できることが楽しみで仕方なく、待ちきれない」

    セバスチャン・ブエミ
    「トヨタ・レーシングのドライバーとして、モータースポーツにおける世界最大のイベントの一つであるル・マン24時間レースに参戦できることを誇らしく思う。特に、トヨタのドライバーとしてル・マンに参加するというのは私にとって特別なことだ。40年以上前から私の祖父はトヨタのディーラーを経営しており、私は基本的にトヨタというブランドと共に育ってきた。また、将来を見据えた先進技術に注力しているトヨタのハイブリッドカーをドライブ出来るということにも興奮している。私はこれまでに初代と第2世代のプリウスでハイブリッドカーを運転したことがあるが、TS030 HYBRIDは更に進化しており、レースを戦うのを心待ちにしている。LMP1車両はハイレベルなレーシングカーだし、プロフェッショナルな環境でのレースは私にとって非常に有意義な経験となるだろう」