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  • F1界、2013年F1マシンの“段差ノーズ”回避に期待

    F1界、2013年F1マシンの“段差ノーズ”回避に期待

    F1は、今年のマシンに見られる“醜い”段差ノーズを2013年から防ぐことになりそうだ。

    今年、FIAが安全性を考慮してノーズ高を低く制限したことで、2012年の大半のF1マシンはそれに対応するための妥協策として醜い段差が設けられている。

    これは、レッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイが採用したシャシー下のデザイン哲学の結果ともいえる。

    レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、2012年マシンの見た目は「そんなにカッコよくない」と認め、「来年のマシンでは段差はなくなるだろう」と Sun に語った。

    元F1ドライバーのクリスチャン・ダナーは、現在のソリューションは「酷い」と Servus TV に述べ、「来年には解決すると思う」と語った。

    ニック・ハイドフェルドも「そうだね、あのような大きな段差がないようにFIAが来年いくつか変更を施すと確信している」とコメント。

    「一方で、数年前にリアとフロントウイングが変更になったときに似ている。慣れてしまえば、それほど悪くなく見えてしまうものだ」

    「もちろん、もっといつだってカッコいい方がいいけどね」

  • 2012年F1マシン ノーズ形状比較

    2012年F1マシン ノーズ形状比較

    2012年のF1マシンは、レギュレーション変更により特にノーズ部分の形状が変化をみせた。先週のヘレステストでの写真で各2012年F1マシンのノーズを比較してみる。

    2012年から安全性を目的にノーズ高が550mmに制限された。そのため、ここまで発表された9台のF1マシンのうち、ローノーズを採用するマクラーレン MP4-27以外はすべてが「段差ノーズ」と段差がつけられたノーズを採用している。

    ただ、一言に段差ノーズといってもその形状は様々。左右にバルジを設けたものや平面的なもの、またレッドブルは段差部分にインテークが確認できる。

    レッドブル RB8
    レッドブル RB8 レッドブル Red Bull RB8 レッドブル
    マクラーレン MP4-27
    マクラーレン MP4-27 ノーズ McLaren MP4-27 ノーズ
    フェラーリ F2012
    フェラーリ F2012 ノーズ Ferrari F2012 ノーズ
    ロータス E20
    ロータス E20 ノーズ Lotus E20 ノーズ
    フォース・インディア VJM05
    フォース・インディア VJM05 ノーズ Force India VJM05 ノーズ
    ザウバー C31
    ザウバー C31 ノーズ Sauber C31 ノーズ
    トロ・ロッソ STR7
    トロ・ロッソ STR7 ノーズ Toro Rosso STR7 ノーズ
    ウィリアムズ FW34
    ウィリアムズ FW34 ノーズ Williams FW34 ノーズ
    ケータハム CT31
    ケータハム CT01 ノーズ Caterham CT01 ノーズ

    関連:
    ・2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに?
    ・FIA、2012年のノーズ規約を説明 - 2012年2月6日

  • 2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに?

    2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに?

    2012年F1マシンが徐々に公開され、その「段差ノーズ」が注目を集めている。

    2012年F1マシンのトップバッターとして発表されたケータハム CT01には、ノーズ部分に段差のあるカモノハシのような段差ノーズが装着され、その“醜い”形状が大きな話題を呼んだ。

    3日(金)に発表されたフェラーリ F2012、フォース・インディア VJM05にも段差ノーズが採用され、その姿を見たF1ファンの反応は概ねネガティブ。

    段差ノーズは、2012年に改訂されたレギュレーションによる産物。

    FIAは、安全性を理由に2012年マシンのコックピット前から150mmのノーズの最大高を基準面から550mmに制限。だが、モノコック前端の最大高は625mmのままであり、フロントのバルヘッドの厚みは最低275mmに定められている。

    2012年 F1レギュレーション

    F1チームは、少しでも多くの空気をマシン下に流したい。だが、前述の制限によりモノコック下に確保できる空間の高さは決まってきてしまい、そこにノーズ高制限を合わせるとマシン上部には75mmの段差が生まれてきてしまう。

    マシン上部に段差がないにこしたことはないが、その部分の空気抵抗よりもマシン下のダウンフォースを優先した結果が段差ノーズだといえる。

    ケータハムの技術責任者を務めるマイク・ガスコインは「我々のチャレンジは、マシン下にクリーンな気流を流せるように常にシャシーをできるだけ高くしたいということだ。CT01に見られるものはそのための我々の解決策だ」と段差ノーズについて述べている。

    マクラーレン MP4-27にはノーズにそのような段差はないが、マクラーレンは前年マシンからモノコックの高さを625mmいっぱいに使っておらず、ハイノーズにしなくても効果を生み出せるノーズ形状にしてきた。しかし、そのMP4-27もノーズは昨年よりも前傾しており、開口部も広げられるなど変更がみられる。

    だが、段差ノーズはその見た目ほどの影響はないというのがF1チーム首脳の意見だ。

    フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは「ノーズ高のレギュレーションの影響は非常に小さい。空力効果より視覚効果の方がずっと大きい」とコメント。

    フェラーリのチーフデザイナーを務めるニコラス・トンバジスは「シャシーの下部はできるだけ高くしたいというのがダイナミック面の願望だ。例えそれが美学的には気持ちよくないとしても、マシンのそのエリアにとっては最も効果的な空力ソリューションだ」と説明している。

    もっとも、段差ノーズよりも2012年F1マシンの設計に大きく影響するのがブロウン・ディフューザーの禁止だ。ディフューザーに排気ガスを流せないようにFIAはエキゾーズト出口の角度や形状を規定。マクラーレン MP4-27がL字型サイドポッドを廃止したのはこの影響が大きいと考えられる。

    段差ノーズとは異なり、各F1マシンのリア部分はまだ多くの偽装が施されており、シーズン開幕までに各マシンのリアにどのようなソリューションが採用されるかが注目を集めることになるだろう。

    しかし、段差ノーズは美しくない。「美しいマシンは速い」と言われるF1。レッドブルのマシンにはRB5時代から形状は違えど段差が設けられているが、空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイがレッドブル RB8にどのような処理を施してくるか注目だ。

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