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  • 【SUPER GT】 最終戦もてぎ 予選:SARDが2日連続でポール獲得

    【SUPER GT】 最終戦もてぎ 予選:SARDが2日連続でポール獲得

    2016 AUTOBACS SUPER GT第8戦(最終戦)「MOTEGI GT GRAND FINAL」の公式予選が11月13日(日)午前、ツインリンクもてぎ(栃木県)で行なわれた。

    GT500クラスは昨日の第3戦で2位になりランキングトップに立ったNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fの平手晃平が獲得。GT300クラスではNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がクラスポールとなった。両者ともにツインリンクもてぎのコースレコードを更新するタイムだった。

    完全ドライの第8戦予選はレクサスRC F勢が好調
    爽やかな晴天に恵まれたこの日のツインリンクもてぎ。午前9時05分から始まった15分間のGT500クラス公式予選は完全なドライコンディションとなる。GT500クラスでは、この第8戦では全車がハンディウエイトは全車が0kgとなり“ガチンコ”のタイムアタック合戦が展開される。この予選では、昨日の第3戦予選を走らなかったドライバーがステアリングを握る。

    コースオープン直後、まず動き出したのは、前日の第3戦でランキング首位を失ったNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)。ただ、No.1 MOTUL AUTECH GT-Rはそのまま一度ピットに戻る。その後、残り11分を切ってNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(柳田真孝)、No.19 WedsSport ADVAN RC F(国本雄資)、そしてNo.64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐)がコースインした。

    ブリヂストンタイヤ、そしてミシュランタイヤ装着車が本格的に動きはじめたのは残り8分30秒を切ったあたりから。続々とコースインし、ウォームアップをこなし残り3分あたりから続々とタイムがマークされていく。

    まずはNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rが1分38秒111というタイムをマーク。午前中の予選で気温が低いということはあるが、いきなりクインタレッリ自身がもつGT500クラスのコースレコードタイムがブレイクされた。それにNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)が続いていく。

    しかし、日産陣営のタイムを凌駕してきたのはレクサスRC F勢。第3戦でランキング首位に浮上したNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平)がNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rのタイムを大幅に上回る1分37秒115というタイムをマーク。さらに、そのタイムをNo.6 WAKO’S 4CR RC F(アンドレア・カルダレッリ)が1分36秒776という驚異的なタイムで上回った。

    ラストアタックを DENSO KOBELCO SARD RC Fの平手が見事に決める
    さらに、No.36 au TOM’S RC F(伊藤大輔)、No.38 ZENT CERUMO RC F(石浦宏明)が続き、レクサスRC F勢がトップ4を独占。No.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信)が1分37秒144で食い込んでいくが、まだアタックは終わらない。

    「日産に負けていると思って、思いきりいった」という平手は翌周もアクセルを踏み込み、No.6 WAKO’S 4CR RC Fのタイムをも上回る1分36秒491をマーク。さらに、No.37 KeePer TOM’S RC F(ジェームス・ロシター)もタイムを上げるが、平手のタイムには0.283秒及ばず。これでNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fがチャンピオンシップを大きくたぐり寄せるポールポジション獲得となった。

    3番手はNo.6 WAKO’S 4CR RC F、4番手にはチェッカー周にタイムを上げたNo.19 WedsSport ADVAN RC Fが続き、レクサスRC F勢がトップ4独占。No.12 カルソニックIMPUL GT-Rが5番手につけた。Honda NSX CONCEPT-GT勢の最上位はNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大)の10番手となっている。

    一方、ランキング2位につけるNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは、クインタレッリがチェッカー周までアタックを繰り返すものの、ポジションは9番手。前にレクサスRC F勢が並ぶ展開となり、逆転チャンピオンに向け苦しい展開となっている。

    ドライバーズランキング首位のNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fがポールポジションの1ポイントを獲得したことで、同8位のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)のタイトル獲得は消滅。タイトルの可能性はランキング上位7組まで絞られた。

    最終戦の決勝レースは、午後1時30分にスタート。泣いても笑っても52周後のチェッカーですべてが決まることになる。

    GT500 Class

    No.39 DENSO KOBELCO SARD RC F

    平手晃平
    昨日(第3戦)のヘイキ(コバライネン)に続いて、ポールを獲ることができて嬉しいです。特に今回は全車がウエイト(ハンディ)を降ろした“ガチンコ”の勝負だったし、これまで(チームとして)ポールを獲ったことはあっても、自分の力でポールを獲るのは初めてだったので、最高にハッピーです。ドライタイヤで予選を走るのは、この週末で初めてでしたが、路面温度も低くてウォームアップを2周するつもりでした。でも1周温めたら手応えがあったので、2周目から9割方でアタックしました。そこで良いタイムが出せたことは確認していましたが「タイヤの余力がある限り続けて行こう」とアタックを続けました。最後のアタックでは途中で−0.4秒のタイムがメーターで出ていましたが、何番手かは分からないまま、最後まで無心で走ったら、トップタイムをマークすることができました。

    ヘイキ・コバライネン
    予選でも決勝でも、最後の最後までどうなるか分からないのがSUPER GTです。でも(平手)晃平の走りは、見ていても戦略通りでコースインしてからキッチリとタイヤをウォームアップし、そこからプッシュしてフルアタックしていた。そこでベストラップを獲得できました。でも、昨日もそうでしたが近いタイムで走っているクルマもあったので、最後まで油断はできませんでしたね。午後の決勝レースは、戦略的にはとてもシンプルです。つまりポールからスタートし、そのポジションを守りきったままゴールまでレースを走りきる。昨日もそれを目指していましたができなかったので、今日こそはそれができるようがんばります。

    GT300 Class

    No.31 TOYOTA PRIUS apr GT

    嵯峨宏紀
    昨日(第3戦)の予選でもクルマの状態は悪くありませんでしたがドライコンディションでの予選アタックは今日が初めて。どうなるか分からない部分もありましたが、後は(中山)雄一に任せて、彼ならやってくれると思っていました。(ポールの得点)1ポイントも大きいですね。でも気を緩めることなく決勝でもがんばります。昨日はトラブルで悔しいレースになりましたが、トラブル修復のためにチームがんばってくれて、(チームガレージのある神奈川県)厚木からパーツを運んでくれて夜遅くまで作業してくれました。そんな状況で迎えた予選だったので、ポールを獲ることでチームの士気もいっそう高まっています。昨日の決勝はアウディ(21号車)がタイヤ無交換で勝っていて、もう(タイヤ)無交換じゃなきゃ勝てなくなっています。だから2人で上手くタイヤをマネージメントして、あとはタイヤをどう持たせるか、そんなレースになると思います。

    中山雄一
    これまでQ1でトップタイムを出すことはありましたが、ポールを(自力で)獲ることができたのは今回が初めてです。本当に嬉しいです。昨日はマシントラブルで悔しい結果になりましたが、チームが完璧に治してくれました。ブリヂストンのタイヤも、今日のコンディションにマッチしていて、クルマの良さを引き出すことができました。2回アタックして2回目のベストタイムをマークできましたが、実はこの時もアウディに少し引っ掛かっていました。そのくらいクルマの調子はいいので、決勝では嵯峨さんと2人でタイヤを上手く使って優勝したいですね。

  • スーパーフォーミュラ 最終戦 レース1 結果:国本雄資が優勝

    スーパーフォーミュラ 最終戦 レース1 結果:国本雄資が優勝

    スーパーフォーミュラ 最終戦のレース1が30日(日)、鈴鹿サーキットで行われた。

    2レース制で行われる最終戦。レース1はピット義務なしの19周のスプリントレースで行われた。

    優勝は2番グリッドからスタートした国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。スタートを制した国本はそのままトップを走り今季2勝目。ランキング首位に浮上した。

    2位にはアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、3位には石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が続いた。

    中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)は5位、小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)は10位だった。

    ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の接触を受けてスピンし、18位でレースを終えた(後に17位に昇格)。

    レース後に関口には30秒加算ペナルティが科せ、8位から18位に降格した。

    レース2は14時45分から行われる。

    スーパーフォーミュラ 最終戦 レース1 結果

    順位 No. ドライバー チーム
    1 2 国本雄資 P.MU / CERUMO ・ INGING
    2 36 アンドレ・ロッテラー VANTELIN TEAM TOM’S
    3 1 石浦宏明 P.MU / CERUMO ・ INGING
    4 40 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    5 37 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
    6 65 ベルトラン・バゲット NAKAJIMA RACING
    7 34 小暮卓史 DRAGO CORSE
    8 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    9 8 小林可夢偉 SUNOCO Team LeMans
    10 64 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
    11 10 塚越広大 REAL RACING
    12 3 ジェームス・ロシター KONDO RACING
    13 4 ウイリアム・ブラー KONDO RACING
    14 18 中山雄一 KCMG
    15 7 ナレイン・カーティケヤン SUNOCO Team LeMans
    16 11 伊沢拓也 REAL RACING
    17 41 ストフェル・バンドーン DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    18 20 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    19 16 山本尚貴 TEAM 無限
  • 【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:最終戦 鈴鹿 予選レポート

    【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:最終戦 鈴鹿 予選レポート

    2レース制で行われるスーパーフォーミュラ最終戦の予選が行われ、レース1、レース2共にランキング5位の石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がポールポジションを獲得。ランキング2位につけるチームメイトの国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がレース1で2番手、レース2で3番手と好グリッドを獲得し、チャンピオンが決まる明日の2レースに臨む。

    一方、ランキング首位で今大会を迎えた関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は両レース共に13番手と後方グリッドに沈むこととなった。

    10月29日(土)スーパーフォーミュラ最終戦の予選が行われた。今大会は2レース制で実施されるため、Q1の結果でレース1のスターティンググリッド、通常通りノックアウト方式のQ2、Q3でレース2のグリッドが決定された。

    専有走行が行われた28日(金)は雨模様となったが、29日(土)は朝から好天。朝方こそコース上に若干濡れた部分が残っていたものの、練習走行時にはほぼ乾き、予定よりも5分遅れの午後2時20分からの予選は、完全なドライ、気温22度、路面温度27度というコンディションの下で開始された。

    レース1のグリッドを決定するため、通常よりも重要度の高いQ1は、予選開始時間のかなり前から多くの車両がピットロードで待機。セッション前半に全車1度アタックを終えたところでピットへと戻り、残り7分ほどで再アタックに入った。

    ここで石浦がコンマ3秒以上ライバルを引き離すトップタイムをマーク。チームメイトの国本が2番手で続き、タイトルを争うP.MU/CERUMO・INGINGの2台がレース1のフロントローを占めることとなった。

    ランキング3位につけるアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が最後にマークしたタイムで4番手。ランキング4位の中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が6番手と、タイトルを争うドライバーが着実に好位置ににつける一方で、ランキング首位で今大会に臨んだ関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はタイムが伸びず苦戦。13番手と後方グリッドに沈んでしまった。

    10分間のインターバルの後に開始されたQ2(7分間)は、石浦がマークしたタイムを国本が上回ってトップに。Q1に続き好調なP.MU/CERUMO・INGING勢が1-2につけた。中嶋一貴が7番手、再び最後にアタックタイムを刻んだロッテラーが8番手でQ3へと進出。関口はここでも13番手に終わり、レース2も13番手と後方からの追い上げを余儀なくされることとなった。

    Q3(7分間)も国本と石浦がセクター毎のトップタイムを塗り替え合う接戦となったが、ここにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が割って入る僅差の争いに。しかし、石浦が0.005秒差でこの争いを制し、レース1に続きレース2でもポールポジションを獲得。貴重なボーナスポイント2点を獲得することとなった。

    ロッテラーはこのQ3で5番手、中嶋一貴が6番手となり、レース2ではVANTELIN TEAM TOM’Sの2台が3列目に並ぶこととなった。

    石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
    「今回、予選からまず2点を取るという目標があったので、それが出来てほっとしている。正直、そんなに順調に行くとも思っていなかったところもあるので、急にチャンスが来てびっくりしている状況でもある。ただ、前戦SUGOが非常に悪い結果になってしまったので、全て見直し、チーム一丸となって準備してきたことが効を奏し、2台揃ってここまで良い勝負が出来ているんだと思う。レースはやってみないと分からないが、とりあえずここまでは良い流れで来られてほっとしている。去年はポイントリーダーとして迎えてプレッシャーもあり、苦しい最終戦だったが、今年は去年取ったこともあるし、追うものの強みというか、思い切ってやるだけという気持ちで臨めている。もちろん2連覇を狙っているが、自分の力を出し切れればと思っている」

    国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
    「午前中の走り始めからとても調子が良く、今回はかなり行けるなという自信があった。練習走行の最後に新品タイヤを履いたときのバランスが思ったようではなく7番手になってしまったが、そこからしっかりと話し合い、石浦さんのデータも共有しながらセットアップを合わせていった。Q1、Q2、Q3と自分の中ではベストな走りが出来たと思っているし、クルマも完璧で気持ちよくアタック出来たが、それ以上に石浦さんが本当に速かった。明日は2レースあるので、しっかり準備したい。絶対にチャンピオンを取りたいと思っているし、そのためには、自分の力をフルに出さなくてはならない。これまで準備してきたことを信じて、強い気持ちで2レース戦うだけだ」

    関連:スーパーフォーミュラ 最終戦 予選:石浦宏明が連続ポールポジション

  • 【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:最終戦 鈴鹿 予選レポート

    【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:最終戦 鈴鹿 予選レポート

    10月29日(土)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキット国際レーシングコースで「2016 全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦 第15回JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が開催された。

    2016年のスーパーフォーミュラシリーズは最終戦を迎えた。2014年から復活した「JAFグランプリ」はRace1、Race2の2レース制にて開催され、Race1は19周(110.333km)、Race2は35周(203.245km)にて争われる。

    予選は従来同様のノックアウト方式で行われるが、今回はQ1のリザルトがRace1、Q3までのリザルトがRace2のスターティンググリッドに反映される。

    今大会は2レース制のため、選手権ポイントはレース毎に通常のハーフポイントが付与されるが、今回に限り、各レースの勝者には、ハーフポイントとは別に3ポイントが与えられる。

    また、各レースのポールポジションには通常通り1ポイントが付与されるため、最終戦で獲得可能なポイント数は最大で18ポイントとなる。このポイント制度により、予選前の段階で12名の選手がドライバーズタイトル獲得の可能性を持つ大混戦となっている。

    予選日は秋晴れとなり路面コンディションはドライ、やや風が強い状況でタイムアタックが繰り広げられた。

    Q1では、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手タイムをマークし、Race1のセカンドグリッドを獲得。#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)が5番手を獲得した。

    Race2のスターティンググリッドは、Q3までの結果により、#41 ストフェル・バンドーン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がフロントロー2番手、#40 野尻選手が4番手を獲得した。

    19台で争われる決勝レースは、明日30日(日)の9時45分にRace1、14時45分にRace2がスタートする予定。

    野尻智紀選手
    ♯40 ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング
    「今日は走り始めからマシンのバランスが非常に良く、あまり調整の必要がない状態でしたが、それでも予選までに見直すべき部分は修正しました。いまのスーパーフォーミュラは、わずかな変更でも結果が大きく変わるので繊細な調整が必要ですが、今日はとても良いセットアップで走ることができました。明日はタイトルを獲得することよりも、レースを面白くしたいという気持ちが強いので、明日はRace1でオーバーテイクシステムを全て使い切るぐらいの気持ちで、がむしゃらに前を目指して走ります」

    ストフェル・バンドーン
    ♯41 ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング
    「悪くない予選でしたが、1000分の5秒差でポールを逃したことは悔しいです。特にQ1は満足いくものではなかったので、Q2の前にセットアップを調整したところ、Q2とQ3ではマシンの感触が改善されました。トップの選手とは、本当にわずかな差で勝敗が分かれたと思いますが、Race2でフロントロウを獲得できたことは嬉しいです。Race2は周回数が多く、戦略次第で逆転が可能なので、明日は最高の結果を目指してベストを尽くします。

    ベルトラン・バゲット
    ♯65 ナカジマ・レーシング
    「Q1最初のアタックでは2番手のタイムを記録するほどマシンは好調でした。その後、路面コンディションがやや変化した際にセットアップを調整するか悩みましたが、何も変更しないことに決めました。後から考えると、あの時に調整しておけばQ3はトップ3を狙えたかもしれなかったので、その意味ではとても残念です。ただ、今朝のフリー走行ではロングランが非常に好調だったので、明日は1台でも多くのライバルをオーバーテイクすることを目指して走ります」

    中嶋大祐
    ♯64 ナカジマ・レーシング
    「昨日から今日のフリー走行にかけてクルマに軽い不具合があり、セットアップを煮詰めるという部分でライバルよりも出遅れた部分がありました。
    それでも、チーム一丸となり懸命に調整したおかげで、最低限の目標はクリアできました。
    明日のRace1は周回数が少ないので、いつも以上にスタートが重要になります。Race2は戦略面を含め、色々とできることがあるので、頭を使って戦う必要があると思います。いずれにせよ、どちらのレースにも全力で挑みます」

    佐伯昌浩
    Honda スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー
    「今日の予選も大変な接戦となりました。そうした中、鈴鹿を得意とする山本選手が、マシンが本来の状態ではなかったためにQ2で敗退したのは残念でした。一方でナカジマ・レーシングは2台揃ってQ3進出を果たしてくれました。昨年からHonda勢全体のレベルアップを目指してきましたが、彼らの躍進はそれを象徴するものです。ダンディライアンはシーズンを通じて安定した走りをしており、バンドーン選手にはまだタイトル獲得の可能性も十分に残されています。明日は最高の結果が得られるよう、全力で挑みます」

    関連:スーパーフォーミュラ 最終戦 予選:石浦宏明が連続ポールポジション

  • 【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:2016年 第7戦(最終戦)鈴鹿 プレビュー

    【スーパーフォーミュラ】 トヨタ:2016年 第7戦(最終戦)鈴鹿 プレビュー

    10月29日(土)と30日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」が開催される。

    全7戦で戦われているスーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。スーパーフォーミュラは例年最終戦まで激戦が繰り広げられているが、今季もタイトル争いは混戦となっている。

    9ポイント中に6人。僅差で迎えた最終戦
    2レースの戦いでタイトルを勝ち取るのは誰か

    ここまで6大会7レースを終えた時点で、複数回勝利を挙げているのは現在ランキングトップに付ける関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のみ。前戦までレース毎に異なる勝者が誕生し、ランキング上位6名が9ポイント差にひしめいての最終戦を迎える。

    シーズン最終戦となる今大会は2レース制で行われ、各レース毎に与えられるポイントは通常の半分となるが、特別ボーナスとして、各レースの勝者には通常ポイントに加え3ポイントが与えられる。ポールポジションの1ポイントを加えれば、今大会は最大18ポイントを獲得出来る計算となる。
     計算上、最大の18ポイントを獲得することでタイトルの可能性を残すのは12名となっているが、事実上は9ポイント内に入っている上位6名の争いと言って良いだろう。

    ルーキーイヤーながらそれを感じさせない存在感で、前戦SUGOで圧倒的な強さを見せて今季2勝目を飾り、ランキング首位に復帰した関口。これを4.5ポイント差で追うのが、第5戦第2レースで悲願のシリーズ戦初勝利を挙げた国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。ここまで1勝、2位2回と安定した速さを見せている。

    そして、今季序盤苦しみ、未だ勝利がないものの着実にポイントを稼ぎ、ランキング3,4位につけるのがアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)と中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)のトムス元チャンピオンコンビ。どちらも勝負強さには定評がある。

    この4人を、ディフェンディングチャンピオンの石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)も僅差で追う。石浦は第2戦で勝利を挙げているとは言え、降雨による赤旗中断によるものであり、やはりレースを戦っての勝利を狙ってくるだろう。

    チャレンジングでドライバーにも人気の高い国際サーキット
    開幕戦が開催される鈴鹿サーキットは言わずと知れた日本を代表する国際サーキットの一つ。F1日本グランプリや二輪の8時間耐久レースの開催など、長い伝統を持ち、世界的にも有名なサーキットだ。

    シリーズでの鈴鹿戦は、開幕戦と最終戦の年2回開催されており、名勝負が数多く行われてきた。

    世界的に見ても珍しい、立体交差を持ち8の字状に周回するコースは、前半がS字コーナーなどのテクニカルセクション、後半はバックストレートから超高速コーナーの130Rへと続くハイスピードセクションとを併せ持つ、チャレンジングなレイアウトでドライバーの人気も高い。1周5.807kmは、日本のサーキットでは最長。

    SF恒例の僅差の予選から白熱必至
    スプリントのレース1、ピット義務のレース2でタイトルの行方は

    今大会は30日(日)の午前中に19周のレース1、午後に35周のレース2という2レース制で行われる。レース1はピット義務無し、レース2はタイヤ交換義務付けとなる。昨年はウェットコンディションでのレースとなったため、レース2もノーピットで行われたが、今年は昨年よりも7周多い周回数が設定されたことで、無給油で走り切るのは難しいと考えられる。それに伴い、作戦も様々なパターンが試されてくるだろう。

    予選は、通常通りの3ラウンド制ノックアウト方式で行われるが、Q1での結果がレース1のグリッドとなる。もちろん、ポールポジションの1ポイントも獲得出来るため、混み合うコース上での激しいタイムアタックがQ1から繰り広げられるはずだ。

    最終戦の鈴鹿は昨年まで3年連続でウェットコンディションでのレースとなった。昨年はレース1でロッテラーが勝利。石浦が2位で続き、自身初のタイトル獲得へ大手をかけた。この石浦と最後までバトルを繰り広げ、惜しくも3位表彰台となったのが小林 可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)。小林は今年、自身が「まだ開幕していない」と言うほどの不調に苦しんでいるが、2週間前に行われたWEC(世界耐久選手権)富士6時間レースでは初勝利を挙げており、その勢いで最終戦は本来の速さを見せて欲しいところだ。

    中嶋一貴は昨年4位/2位で追い上げたものの及ばずランキング2位。2014年にはレース2をポール・トゥ・ウィンで飾って自身2度目のタイトル獲得を果たしており、こちらも期待がかかる。

    もちろん、最も有利な状況でタイトル争いに臨むのは、前戦今季2勝目を挙げてランキング首位、そしてその後行われたSUPER GTタイラウンドでも初勝利と絶好調で初タイトルに臨む関口。ルーキーイヤーならではのプレッシャーは影響するのか。そして同じく波に乗るランキング2位の国本と、豊富な経験で鈴鹿も得意とするロッテラー、中嶋一貴、そしてディフェンディングチャンピオンの石浦が追う最終戦。予選日から決勝の2レースまで、濃密な戦いが繰り広げられることになりそうだ。