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  • トヨタ、新型スープラの販売を開始

    トヨタ、新型スープラの販売を開始

    トヨタ自動車は、新型スープラを、5月17日より、全国のトヨタ車両販売店を通じて発売した。

    なお、外板色“マットストームグレーメタリック”の「RZ」において、本年度生産分24台の商談申し込みを、5月17日(金)13:00から6月14日(金)までの約1ヶ月間、Web限定で受け付ける。商談順は、抽選の上、新型スープラが参戦する第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース決勝当日(6月22日~23日)に発表する。

    新型スープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初となるグローバルモデル。2007年にドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースに初めて参戦してから現在まで、モータースポーツを通じて人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。これまでの取り組みでTOYOTA GAZOO Racingが蓄積してきた知見やノウハウを注ぎ、お客様に心から走りを楽しんでもらえるクルマ「GR Supra」として新たに誕生した。

    今回、新型スープラは、BMW社との包括提携による初の商品であり、マグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)で生産している。海路にて運ばれた後、トヨタ自動車元町工場を経由し、日本中のお客様に届けられる。

    5代目となる新型車は、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活。初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型車でもこの2つを継承した。加えて今回は、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した。

    【販売概要】
    取扱販売店: 全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店、ならびに トヨタモビリティ東京株式会社

    【生産工場】
    マグナ・シュタイヤー社 グラーツ工場(オーストリア)
    (Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG Graz Plant)

    【メーカー希望小売価格】
    SZ 4,900,000円
    SZ-R 5,900,000円
    RZ 6,900,000円

    【車両概要】
    1.ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求したパッケージ
    トヨタ・スープラトヨタ・スープラトヨタ・スープラ
    ▼ 卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求
    ・ ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmを実現
    ・ ホイールベースとトレッドの比は1.55。他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成し、優れた回頭性に寄与
    ・ 重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現
    ▼ コーナリング性能にとって重要な要素の1つである前後重量バランスについても、理想とされる 50:50の配分を達成

    2.スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かしたデザイン
    <デザインコンセプト>
    Condensed Extreme L6 FR “TOYOTA” Sports」
    トヨタ・スープラ
    <外形デザイン>
    スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトが持つ特長を十分に活かす、TOYOTA スポーツのフラッグシップモデルにふさわしいスポーツスタイルを提案
    ・ ショートホイールベースと大径タイヤにより、タイヤの存在を強調するサイドビューパッケージ
    ・ 2シーターらしいタイトなキャビンと、ワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンス
    ・ 直6FRロングノーズ・ショートキャビンシルエット

    ▼ 理想的な位置に配置されたエンジンを内包するボディの凝縮感ある基本立体は、エアロダイナミクスの中でもリフト(揚力)の発生を抑えることに特化した形状に造形されており、フロント・リヤの空力バランス、重量バランス共に、スポーツカーとしての最適化を追求

    ▼ 空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用や、ヘッドランプの位置を車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法など、2000GT、先代スープラ等からのTOYOTAスポーツヘリテージを継承

    <室内デザイン>
    トヨタ・スープラ
    ▼ ハイスピード時の見晴らし性や車両の姿勢変化のつかみやすさを考慮した、上下に薄く水平に軸の通ったインストルメントパネル基本形状
    ▼ ドライバー正面に集中配置された、スポーツドライブに必要な視認・操作系のエレメント(メーター、ヘッドアップディスプレイ、パドルスイッチ、ステアリングスイッチなど)をタイトに包括しドアトリム、コンソールのニーパッドまで繋げる事でドライバーをコンパクトに包み込む新しいコクピット様式
    ▼ タコメーター、シフトインジケーター等スポーツ走行時に必要な情報をセンターに集約し、小径ステアリング越しに自然にフォーカスできるメーターレイアウト (8.8インチ高精細カラーモニター採用)
    ▼ 腰部を中心に身体を保持するホールド性にこだわったハイバック構成のシート等、室内デザイナーの実体験に基づいたサーキット由来の理由ある、こだわりの形状

     <内外装色>
    ▼ ボディ表面の質感や陰影にもこだわり、造形のもつ迫力を一層強調したカラーバリエーション
    ・ スポーティで鮮やかなライトニングイエロー、造形の持つ力強さを引き立たせる新規開発色マットストームグレーメタリックといったオプション設定色2色を含む全8色の外板色
    ▼ 素材や配色で運転における機能性を追求した、ドライバーズオリエンテッドを強調する室内配色
    ・ スポーティで上質な赤色でドライバーを囲い、新しいコクピット様式を強調するイグニッションレッドと、素材感のコントラストで引き締まった空間を演出するブラックの内装色2色を設定

    3.走りを支える技術と世界の道で鍛えた運動性能
    ▼ 高次元の走りを実現する高剛性ボディ
    トヨタ・スープラ
    ・ 走りを最優先に、太くストレートに通した骨格に加え、アルミニウムと鉄を適材適所に用いた骨格構造や、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したLEXUS LFAをも上回っています

    ▼ 伝統を継承する直6ターボエンジンと、スポーティドライブを気軽に楽しむ直4ターボエンジン
    ・ 歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンの伝統を継承し、直6 3.0ℓツインスクロールターボエンジンを搭載。最大トルク500N・mを、エンジン回転数1,600rpmという低回転で発生し、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速が味わえます
    ・ 直列4気筒エンジンは、チューニングの異なる2つの2.0ℓツインスクロールターボエンジンを設定。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスを実現した、軽量な車体と相まって軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと、145kW(197PS)を発揮する、街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンを用意

    ▼ 精密な車両コントロールを可能にするサスペンション
    ・ バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精微な車両コントロールを追求して、新設計されたサスペンションを搭載。フロントのサスペンションとサブフレームはアルミニウム製とすることで前後重量配分の適正化に寄与
    ・ 一部グレードにアダプティブバリアブルサスペンションシステムを設定。選択中の走行モードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバーの減衰力を連続的に最適に制御し、走りと乗り心地を高い次元で両立

    ▼ 旋回性能と安定性を高めるアクティブディファレンシャル
    ・ VSC(車両安定性制御システム)と連携しながら、電子制御多板クラッチによって後輪左右間のロック率を0~100の範囲で連続的に最適制御、高いコーナリング速度と安定性、ニュートラルなステアリング特性を実現

    ▼ 世界の道で鍛えた運動性能
    ・ お客様が実際に走る環境を重視し、開発中は一般道で徹底的に走り込みを実施。ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みはもちろん実施していますが、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、米国のハイウェイ、日本のワインディングロードなど、世界中のあらゆる道を走り、日常的な乗り方でもクルマを操る楽しさを感じていただけるようチューニング

    4.先進の予防安全技術と「安全・安心」「快適・便利」なコネクティッドサービス
    ▼ 先進の予防安全技術を全車に標準装備
    ・ 昼間の歩行者に加え自転車の運転者を検知し、衝突回避支援または被害低減を図る「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」
    ・ 隣車線の死角を走る車両を検知する「ブラインドスポットモニター」
    ・ 前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」
    ・ 車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」

    ▼ 車載通信機DCMを全車標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を提供
    スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」
    ・ 専用のスマホアプリなどから車両の遠隔操作、確認ができる「リモートサービス」
    ・ バッテリーの電圧低下を自動的にメールでお知らせする「バッテリーガード」
    ・ 運転中に端末に触れることなくiPhoneを操作することができるApple CarPlay®に対応

    5.新たなクルマの楽しみ方を提案する「TOYOTA GAZOO Racing Recorder」
    ▼ GAZOO Racingのテクノロジーをフィードバックした車両情報記録装置
    トヨタ・スープラ
    ・ アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトポジションなどのドライバーの操作情報、車速、エンジン回転数、加速度などの各種センサーの値、および車両の位置と方位情報をSDカードへ記録するデータロガー
    ・ SDカードへ記録した情報は専用アプリの「GAZOO Racing Data Viewer」で表示することが可能。最大2つの動画を表示でき、奨励するアクションカム(別売)の動画であれば、記録した情報と自動で時間同期し再生。また、Microsoft Bing Maps上に走行軌跡を表示・再生することも可能

    新型スープラ 主要諸元

    グレード RZ SZ-R SZ
    全長 (㎜) 4,380
    全幅 (㎜) 1,865
    全高 (㎜) 1,290 1,295
    ホイールベース (㎜) 2,470
    トレッド フロント (㎜) 1,595 1,610
    リヤ (㎜) 1,590 1,615
    最低地上高 (㎜) 112 118
    車両重量 (kg) 1,520 1,450 1,410
    乗車定員 (人) 2
    駆動方式 2WD(FR)
    エンジン 直列6気筒DOHC
    ツイン・スクロール・
    ターボチャージャー
    直列4気筒DOHC
    ツイン・スクロール・
    ターボチャージャー
    排気量 (㏄) 2,997 1,998
    最高出力 (kW[PS]/rpm) 250[340]/5,000 190[258]/5,000 145[197]/4,500
    最大トルク
    (N・m[kgf・m]/rpm)
    500[51.0]/1,600-4,500 400[40.8]/1,550-4,400 320[32.6]/1,450-4,200
    トランスミッション 8速スポーツAT
    WLTCモード燃費
    (㎞/L)
    12.2 12.7 13.1
    市街地モード 8.3 9.2 9.5
    郊外モード 12.9 13.1 13.6
    高速道路モード 14.7 14.7 15.1
    サスペンション フロント マクファーソンストラット
    リヤ マルチリンク
    ブレーキ フロント ベンチレーテッドディスク
    4ポッド対向
    アルミモノブロック
    キャリパー
    アルミフローティング
    キャリパー
    リヤ ベンチレーテッドディスク
    フローティング
    キャリパー
    アルミフローティング
    キャリパー
    タイヤ フロント 255/35ZR19 255/40R18 225/50R17
    リヤ 275/35ZR19 275/40R18 255/45R17
  • トヨタ 新型スープラがラインオフ

    トヨタ 新型スープラがラインオフ

    トヨタの新型スープラが、3月初旬にオーストリアのマグナ・シュタイヤー グラーツ工場(Magna Steyr Graz Plant)でラインオフした。

    新型スープラの量産第一号車の車両識別番号(VINナンバー)は「20201」(スープラのモデルイヤー「2020」と、量産第一号車を示す「1」)で、エンジンカバーに豊田章男社長の直筆サインが入った特別なモデルとなる。

    エクステリアはマットグレーの外装色に赤いドアミラーカバー、ツヤ消しブラックのホイールを採用。インテリアは赤革シートで、ダッシュボードにカーボン装飾を施している。

    新型スープラの量産第一号車は、世界最大級の名車オークションである第48回バレットジャクソン・オークション(スコットデール、アリゾナ州)に出品され、1月19日に210万ドル(約2億3,000万円)で落札された。収益金は全額、アメリカ心臓協会などに寄付される予定となっている。

    スープラのラインオフに向けては、トヨタの技術者が幾度もグラーツ工場に赴き、生産現場のメンバーとともに品質の確認を実施してきた。

    なお、スープラの日本での販売は今春を予定しているが、すでに想定をはるかに上回る予約が入っている。

    スープラの開発責任者、多田哲哉チーフ・エンジニア
    この日を迎えることができ、関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。パートナーシップには様々な形があります。BMWとの協業での取り組みは両社にとって新しい経験でしたが、みなさんの熱意と強い志によって成果を形にすることができました。おかげさまでスープラは、非常にエキサイティングなクルマになったと自負しております。

    スープラのデザイン責任者、中村暢夫 プロジェクト・チーフ・デザイナー
    スープラがラインオフしたことをとても嬉しく思います。様々なチャレンジがありましたが、皆がスポーツカーへの熱い想いを共有し、「乗って愉しく、カッコいいスポーツカーを!」と、一体感をもってデザインに全力を傾けました。スープラは、そのような想いやこだわりが詰め込まれたクルマです。古くからのファン含め、世界中のスープラファンに楽しんでいただけると信じています。

    マグナ・シュタイヤーについて
    1950年代にカナダで創業した自動車部品大手マグナ・インターナショナルの子会社として2001年に設立。自動車メーカーから開発・組み立てを委託している。2001年、BMWグループと生産委託に関する契約を締結。2019年の売り上げは、402億ドル~424億ドルを見通す。

  • フェルナンド・アロンソ 「新型スープラはトヨタのDNAが反映されている」

    フェルナンド・アロンソ 「新型スープラはトヨタのDNAが反映されている」

    2度のF1ワールドチャンピオンで今季はトヨタのWECドライバーを務めるフェルナンド・アロンソが、新型スープラの印象について語った。

    トヨタは1月14日(月)にデトロイトモーターショーで17年ぶりの復活となる新型スープラを世界初公開。フェルナンド・アロンソは、サプライズゲストとしてプレスカンファレンスに登場し、豊田章男社長とともに新型スープラについてトークを行った。

    新型スープラのワールドプレミアで豊田章男社長と共にステージ上がったことについてフェルナンド・アロンソは「とても幸せだ。デトロイトのスープラ発表に立ち会えることができて素晴らしい」とTOYOTA GAZOO RACINGのインタビューでコメント。

    「ファンにとっても自分の子供の頃にとっても、スープラはアイコニックなクルマだったと思うし、さらに洗練されたアイテムをはじめ、高いパフォーマンスを持った新しいスープラと共に一緒に出演できたことは嬉しい」

    「スープラは街乗りでもサーキットでも楽しめるクルマだと思う」

    発表前に新型スープラを試乗したフェルナンド・アロンソは、乗ってみたフィーリングについて「富士スピードウェイでスープラに乗る機会があったんだけど、スープラはとても高いパフォーマンスを発揮するクルマだね」とコメント。

    「いい加速、パワーも感じるし、軽い。洗練されたクルマだ。シフトフィーリングはTS050 HYBRIDで感じた良さがスープラにもしっかりと生かされているし、TOYOTA GAZOO RACINGのDNAであるあレーシング技術が反映されたクルマになっていると感じた」

    関連:トヨタ 豊田章男社長、新型スープラの17年ぶりの復活への想いを語る

  • トヨタ 豊田章男社長、新型スープラの17年ぶりの復活への想いを語る

    トヨタ 豊田章男社長、新型スープラの17年ぶりの復活への想いを語る

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、スープラ復活への想いを北米国際自動車ショーのプレスカンファレンスで語った。

    トヨタは1月14日(月)、新型スープラを2019年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で世界初公開。新型スープラは5代目にあたり、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活となる。

    初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型でもこの2つを継承した。加えて今回、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現。TOYOTA GAZOO Racingが蓄積してきた知見やノウハウを注ぎ、心から走りを楽しんでもらえるクルマ『GRスープラ』として新たに誕生した。

    マスターテストドライバーでもある豊田章男社長は、プレスカンファレンスでスープラへの想いを語った。また、ル・マン24時間レースの優勝ドライバーのフェルナンド・アロンソも登場し、新型スープラについて語った。


    このクルマいいね。ずっと乗っていたかったよ…

    皆さん、こんにちは

    皆様に再会できたこと、そして、私の最も親しい友人であり、公然の秘密でもある、新型スープラを皆様に紹介できること、とても光栄です

    いかがでしょうか?

    最後のスープラが生産ラインを出てから…そして、スープラが「ワイルドスピード」でフェラーリを破ってから、17年が経ちましたが、スープラは、当時と変わらず愛され続けています

    皆さんそれぞれの人生において、特別な愛着を持ち、あなたの心の中で特別な場所を占めるクルマが、1台はあると思います。私にとっては、それがスープラです

    ずいぶん昔ですが…私はマスタードライバーになるための運転訓練で、中古のスープラと、数えきれない程多くの時間を過ごしました

    他のメーカーが美しく新しいプロトタイプで走行しているなか、私に向けられた視線や冷やかしは、想像できるでしょう。私は、スヌーピーに出てくるチャリーブラウンのクリスマスツリーの様に、何の飾りっけのないクルマを走らせていたわけです

    スープラは素晴らしいクルマでしたが、でも、やっぱりね…

    ですから、トヨタは新しいスープラをつくる計画はありませんでしたが、世界中の多くの熱狂的なスープラファンの皆さんと同様、私は密かに、このクルマを復活させたい、と願っていました

    (北米デザインスタジオの)キャルティの少人数のデザイナーグループも、同じことを考えていました

    数年前、彼らは、FT-1と彼らが呼んでいたコンセプトの図面を私に見せました。そして更に彼らは、そのプロトタイプをグランツーリスモのビデオゲームに追加してしまったのです

    ここに、私が彼らのスタジオで運転している写真があります

    デザイナーの皆さん、上司にコンセプトカーを承認させるには、このアプローチはおすすめしますよ

    ゲームオーバーでした。その時私は、私の古い友人が、とうとう帰ってくるのだと、心の中で思いました

    同時に、私はその新しいスープラの期待値は高く、オリジナルよりも、もっといいクルマにしなければいけないことを知っていました。だからこそ、この新しいスープラの運転性能をつくりこむために、ガズーレーシングチームの協力を仰ぎました

    実は、ガズーレーシングチームは、2007年にニュルブルクリンクで、クルマをテストするスカンクワーク(特命チーム)のように始まりました

    なぜなら、全ての自動車メーカーが知っているように、クルマをテストするのであれば、このグリーン・ヘル(ニュルブルクリンク)以上に最適な場所はないからです

    我々は、公式なトヨタのレースチームとしてスタートしたわけではありませんでしたし、実際、当時のガズーレーシングチームは会社には認められていませんでした

    どちらかと言えば、先輩とつるみ、ブラートヴルストを食べることがかっこいいと思っている、友人集団のようなものでした

    それが、少しずつ、毎年学び、成長し…本当のレースチームになっていったのです

    実際に、トヨタガズーレーシングは、昨年WRCとルマンで優勝しました

    この新しいスープラは、そんな彼らの手によってニュルブルクリンクで鍛えられ、生まれたのです。その結果、私は正直に『新型スープラは、走る楽しさ以上の経験を提供できる、まさにLIT(最高)なクルマになった』と言うことができます

    私の息子によると、LITは最高という意味だそうです

    この新しいスープラは、そのヘリテージのもとにつくられました

    デザインもパフォーマンスも、1967年式Toyota 2000GTと強い関連性があります

    いくつかのキーとなるデザインと技術について、紹介しましょう
    それらにより、スープラは、全てのクルマファンが運転のスキルに拘らず運転を楽しむことができるクルマになっているのです

    最初に生産されるスープラは、実は特別なマットグレーメタリックに塗装されています。その色は、全てのレースカードライバーを魅了すると思います

    豊田章男
    フェルナンド!良い運転だね、良いクルマだね

    フェルナンド・アロンソ
    こちらこそ。LIT(最高)

    豊田章男
    今年、ルマンで優勝してくれてありがとう。あなたをチームに迎えることができて、光栄です

    フェルナンド・アロンソ
    どういたしまして

    豊田章男
    あなたは、その新型スープラを運転する機会があったと聞きました。どうでしたか?私の前だからって、良い事を言わなければ、とは思わないで下さい

    フェルナンド・アロンソ
    了解
    でも真面目な話…日本でスープラを運転して、あなたがつくりこんだ「味」をしっかりと感じましたよ、章男さん
    あなたとあなたのチームがニュルブルクリンクでチューニングしただけのことはあります
    本当にレースカーに乗っているようにハンドルを切れ、コーナリングは素晴らしかった。素早く変速でき、加速が速く、ブレーキの性能もいい。電気系統も洗練されていると感じました
    まるで、日常的に快適に運転できるレースカーのようだと思います。皆、このクルマを愛すると思いますよ。私も是非最初の1台が欲しいです!

    豊田章男
    実は、最初の1台は、今週土曜日に行われるBarrett-Jacksonオークションにチャリティの為出展するのです
    このクルマに似ているけど、特別な赤のアクセントと赤の内装で仕立てます

    フェルナンド・アロンソ
    あなたがエンジンカバーにサインをしたと聞きましたよ

    豊田章男
    確かにサインをしました。あなたがサインした方が、価値が上がると思いますが!そのことは、あとで話しましょう!
    そう言えば、デイトナで走ると聞きました。トヨタのクルマではないですが、頑張ってくださいね!
    皆さん、フェルナンド・アロンソ選手でした!

    フェルナンド・アロンソ

    ラリーやレースは、道から多くの事を学ばせてくれ、クルマをより良くすることができます。それが、スープラがNascar Xfinity seriesに参戦する理由です

    我々のために走ってくれるドライバーはクリストファー・ベル選手です。彼が運転免許を取れる年齢か確認が必要でしょうか…冗談です

    SUVも素晴らしいです。でも、タイトな、後輪駆動のスポーツカーに勝るものはあるでしょうか?

    ここだけの話ですが、これだけが、将来トヨタから出す唯一のスポーツカーにならないことを願っています

    皆さん、待ち人には福があると言いますが、もちろん、本当に長い間待った人にも福があります。今ついに、物語の次章が始まります!

    今日、レジェンドがついに復活しました

    スープラは、これまで以上にいいクルマとして戻ってきました!

    ありがとうございました!

    関連:トヨタ、新型スープラを世界初披露

  • トヨタ、新型スープラを世界初披露

    トヨタ、新型スープラを世界初披露

    トヨタは、新型スープラを2019年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で世界初公開した。日本での発売は2019年春頃を予定している。

    新型スープラは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデルになる。2007年にドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースに初めて参戦してから現在まで、モータースポーツを通じて人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。

    これまでの取り組みでTOYOTA GAZOO Racingが蓄積してきた知見やノウハウを注ぎ、お客様に心から走りを楽しんでもらえるクルマ『GR Supra』として新たに誕生した。

    マスターテストドライバーでもある豊田章男社長は、「ニュルブルクリンクでの運転訓練で長い時間を一緒に過ごしたスープラは、自分にとって『特別な旧友』のような存在です。当時、ニュルブルクリンクで他のメーカーが発売前のプロトタイプカーを走らせている中、私たちは、既に生産を終了した古いスープラでしか走ることができず、とても悔しい想いをいたしました。スープラ復活を待ち望んでいたのは世界中の多くのファンだけでなく、私も『スープラを復活させたい』という想いを密かに持ち続けていました。新型GRスープラは、ニュルブルクリンクで鍛えられ、生まれたクルマです。走る楽しさ以上の経験を提供できるクルマになったと、自信を持ってお伝えします」と述べた。

    新型スープラは5代目にあたり、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活となります。初代スープラが1978年に誕生して以降、どの世代でも直列6気筒エンジンを積んだFR車であったことは共通しており、新型でもこの2つを継承した。加えて今回、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した。

    開発を担当したチーフエンジニアの多田哲哉は「走る楽しさを極めたピュアスポーツカーを追求しました。馬力やサーキットのラップタイムのような数値だけを追い求めるのではなく、いかにドライバーが車両と一体となって運転する楽しさを感じられるか、という感性性能を重視しています」と語った。

    なお、TOYOTA GAZOO Racingは同日、新型スープラのグローバルCM「Supra is Back」篇を公開。GRシリーズ初のグローバルモデルにふさわしい、TOYOTA GAZOO Racingが誇るトップドライバーが共演する映像となっている。

    トヨタ・スープラの主な特徴
    1.ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求したパッケージ
    トヨタ 新型スープラ:ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求したパッケージトヨタ 新型スープラ:エスクテリア
    ・卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現するため、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3要素を最重要ファクターと捉え、ピュアスポーツカーとしての理想を追求した。

    ・ホイールベースは、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2470mmを実現している。
    それにより、ホイールベースとトレッドの比は1.55という、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの小さい数値を達成しており、優れた回頭性に寄与している。
    ・重心高にも徹底的にこだわり、水平対向エンジンを搭載した86よりもさらに低い重心高を実現した。

    ・コーナリング性能にとって重要な要素の1つである前後重量バランスについても、理想とされる50:50の配分を達成している。

    2.スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かしたデザイン
    デザインコンセプトは「Condensed Extreme L6 FR “TOYOTA” Sports」です。
    【外装】
    ・ショートホイールベースと大径タイヤにより タイヤの存在を強調するサイドビューパッケージ
    ・2シーターらしいタイトなキャビンと、ワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンス
    ・直6 FR ロングノーズショートキャビンシルエット
    【室内】
    ・上下に薄いインパネと高く幅の広いコンソールによる、典型的な FRスポーツカー空間
    ・シフトバイワイヤ式のシフトレバー、8.8インチTFTメーター、大型フルカラーヘッドアップディスプレイによる、運転席中心でタイトな新世代コクピットレイアウト

    上記スポーツカーとしてのパッケージ・レイアウトの特徴を十分に活かし、GRシリーズ初のグローバルモデルにふさわしいスポーツスタイルを目指した。
    空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用(TOYOTA 2000GT)や、ランプを車両内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せ、凝縮したボディデザインとする手法(TOYOTA 2000GT、4代目スープラ)など、TOYOTAのスポーツカーの伝統を継承している。

    トヨタ 新型スープラトヨタ 新型スープラ

    3.高次元の走りを実現する高剛性ボディ
    アルミニウムと鉄を用いた骨格構造と、異なる素材同士の接合強度を追求したことで、86の約2.5倍ものボディ剛性を実現した。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを採用したレクサスLFAをも上回っている。

    4.伝統を継承する直6ターボエンジンと、スポーティドライブを気軽に楽しむ直4ターボエンジン
    ・歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンの伝統を継承し、直6 3.0ℓツインスクロールターボエンジンを搭載。最大トルク500N・mを、エンジン回転数1600rpmという低回転で発生し、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速が味わる。

    ・直列4気筒エンジンは、チューニングの異なる2つの2.0ℓツインスクロールターボエンジンを設定。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスを実現した、軽快なスポーツ走行を楽しめるエンジンと145kW(197PS)を発揮する、街中から高速道路まで爽快なドライビングを気軽に味わえるエンジンを用意している。

    5.精密な車両コントロールを可能にするサスペンション
    ・バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精緻な動きを追求して新設計されたサスペンションを搭載。(フロント:ダブルジョイントスプリングストラット式、リヤ:マルチリンク式)

    ・一部グレードにアダプティブバリアブルサスペンションシステムを搭載し、選択中のドライブモードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバー減衰力を最適に制御することで、走りと乗り心地を高次元で両立している。

    6.旋回性能と安定性を高めるアクティブディファレンシャル
    ・VSC(車両安定性制御システム)と連携しながら、電子制御多板クラッチによって後輪左右間のロック率を0~100の範囲で無段階に最適制御する。

    ・コーナー進入時は旋回性能と安定性を高くバランスさせたロック率を選択し、アクセルを踏み込んでコーナーを脱出する際は、ロック率を高め最大限のトラクション性能を発揮する。

    7.世界の道で鍛えた運動性能
    トヨタ スープラTOYOTA SUPRA
    お客様が実際に走る環境を重視し、開発中は一般道で徹底的に走り込みを重ねました。ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みはもちろん実施しているが、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、米国のハイウェイ、日本のワインディングロードなど、世界中のあらゆる道を走り、日常的な乗り方でもクルマを操る楽しさを感じていただけるようにチューニングしてきた。