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  • 山科忠代表、涙の訴え「可夢偉をこのまま終わらせたくない」

    山科忠代表、涙の訴え「可夢偉をこのまま終わらせたくない」

    トヨタF1チームの代表を務めてきた山科忠代表は、トヨタF1撤退会見の場で、自らが育てたドライバー、特にここ2戦で素晴らしいパフォーマンスをみせた小林可夢偉の今後について涙を流しながら悔しさをにじませた。

    「TDPは少し縮小しますけども、継続はします。下のクラスの小さいお子さん、あの辺をサポートしていくべきだと思います」

    「中嶋君と小林君については、今、TMGが彼らとドライバー契約とかいろいろ持っていますので、当面は継続をしていくことになります」

    「お金の面に関しては少し考えながらやっていきたいと思っているのと、ここまで育てた二人ですので・・・・・・できれば、どこかのチームに乗せたいなと思います・・・」とこらえていた涙が溢れだした山科代表。

    「二人のマネージャーを務めるTMGの有松が、まず中嶋一貴についてウイリアムズとの契約が終了するということで他チームとの交渉に当たってきました。小林可夢偉もこの2戦できちんと能力を証明してくれたので、両ドライバーとも、いま有松マネージャーが動いています。私としても、どこか乗れる場所があればぜひと思っています」

    「ティモの事故がなかったとしても、可夢偉をこのまま・・・・・・このまま終わらせたくないというのが、みんなの気持ちでした。ですから、次はなんとかしてF1に残れるように・・・頑張ります・・・」

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

  • 山科忠 「良い意味でのプレッシャー」 (F1日本GPプレビュー)

    山科忠 「良い意味でのプレッシャー」 (F1日本GPプレビュー)

    トヨタF1チームのチーム代表である山科忠が、F1日本GPへの意気込みを語った。

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    ホームGPを、私たちはとても楽しみにしている。富士スピードウェイでの素晴らしい2年間の後、今シーズンのレースは鈴鹿に戻ったが、サーキットが変わっても、同じようにポジティブな成績を収めるつもりだ。私たちのファン、パートナーそしてトヨタの社員から多くの元気をもらうが、おかげでチーム全体がとても励まされる。

    サポーターは私たちに力強い結果を望んでいて、良い意味でのプレッシャーをかけてくれる。彼らの期待に応えられると信じている。ケルンのファクトリーでは、シンガポールから投入されている、日本GPに向けての新しいパッケージのために、全員が懸命に頑張ってきた。このように、シーズンが終わる最後のひと時まで、私たちは戦い抜く。

    開催日程:2009年 F1 日本GP

  • トヨタ、F1チーム代表の山科忠を日本勤務へ

    トヨタ、F1チーム代表の山科忠を日本勤務へ

    トヨタF1チームの代表を務める山科忠が、ケルンのチームから日本へ移動となることが明らかになった。

    山科忠は、2007年6月に富田努から代表職を受け継ぎ、TMG社長のジョン・ハウエットとともにドイツ・ケルンのチーム本拠地で働いてきた。

    しかし、トヨタは今週末に山科を日本に帰国させ、日本からチーム代表として指揮をとり、レースへ出席させるという。

    チーム代表の活動拠点をケルンから日本に移すという決定した理由は定かではないが、今月末、トヨタの新社長に就任する豊田章男との関連性も推測されている。

    以前、ホンダが中本修平を二輪に復帰させ、昇格させた直後にF1撤退を発表した経緯があるだけに、トヨタの今回の動向は気になるところだ。

  • 山科忠 Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    山科忠 Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    山科忠 TMG会長 兼 トヨタF1チーム代表

    2009年の目標は?
    我々の今年の目標は、トヨタにとってのF1初勝利を目指して戦うことだ。私が2007年にTMG会長兼チーム代表に就任した時、私の任務は1年目は状況を確かめること、2年目は改善することであり、そして3年目に成功したいと述べた。今年はその3年目のシーズンとなるが、私にとっての目標は明確であり、レースに勝ちたいということだ。もちろんこれまでも全てのレースで勝つために挑戦を続けてきたが、残念ながらまだそれは成し遂げられていない。我々の目的はどのレースにおいても明確であり、勝利を挙げること、もしそれが叶わなければ表彰台でフィニッシュしたいということだ。トヨタは非常に高い野心と共にチャレンジングスピリットを持っており、我々は常に高みを目指している。

    2008年シーズンの結果には満足していますか?
    もちろんあのような大きな改善が遂げられたことは嬉しく思っており、表彰台や予選最前列グリッドを再び獲得できたことにはとても満足している。しかしながら、我々はそれ以上を望んでおり、レースでの優勝や、チャンピオンシップを争いたいと思っている。我々は幾つかの素晴らしい週末を過ごしたが、上手く行かなかった週末のことを忘れてはならない。“TF108”は全体的に信頼性の高いF1カーだったが、我々はリタイアによって多くのポイントを失った。その点については満足していない。我々の目標は100%の信頼性であり、その目標に近づくために、対策を打ってきた。

    今年はチャンスがあると考えていますか?
    私は常に前向きであり、今年は大きなチャンスがあると固く信じている。“TF109”に対するチームの働きぶりには感銘を受けており、昨年我々は力強いチームワークと良好なコミュニケーションによって常に素晴らしい進歩を遂げてきた。F1は大変厳しいチャレンジが必要であり、公道用の市販車を作るのとは異なり、2週間毎に、世界中が見ている前で結果が試される。しかしそのことがチームを強くしてきた。私は、このチームが今シーズン良い位置につけられると信じている。

    現時点のドライバーラインナップを、正しい選択だと思っていますか?
    ヤルノとティモという今季のドライバーラインナップは間違っていないことを確信している。個人的には、トヨタはF1界でも最高のドライバーラインナップを持つチームの一つだと思っており、彼らが“TF109”で何を成し遂げてくれるのか、とても楽しみにしている。我がチームの2人のドライバーは昨年、競争力のあるF1カーさえあれば、世界で最高のドライバー達に伍して戦うことが出来るということを証明してくれた。だから今年の我々の挑戦は、彼らが昨年以上に対等に戦えるようなF1カーを用意することだ。

    小林可夢偉はどうですか?
    今シーズンも再びサードドライバーとして可夢偉を迎えることが出来て嬉しく思っている。彼は昨年1年の間に大きく成長し、今も学習と進化を続けている。私は昨年GP2とGP2アジアシリーズでの彼の成長をとても近くで見守ってきた。彼は昨年、幾つかの勝利を挙げ、素晴らしいシーズンを送ったが、彼の実力から考えれば、もっともっと良い結果が得られたはずだと思っている。トヨタに若い日本人F1ドライバーがいるというのは嬉しいことだが、可夢偉自身が、まだ懸命に努力を重ね、進歩し続けなくてはならないということを分かっている。

    パナソニック・トヨタ・レーシングに加わって2年が過ぎましたが、F1への挑戦を楽しんでいますか?
    F1での成功は容易ではないので、まさに挑戦という言葉がふさわしい。このことは、私がチームに加わってすぐに明らかになった。F1は、私がこれまでに経験してきたどんな仕事よりも、情緒に訴える仕事だ。なぜなら、シーズン中に17回も公の場所で昂ぶったり、意気消沈したりという経験をしてきたからだ。F1のそういった一面を私はとても気に入っている。

    サーキットであなたはどのように気持ちを表すのでしょうか?
    時々私はサーキットで自分の感情を表すことがあり、何人かのスタッフを驚かせてしまったと思う。レースが上手く進まなかったとき、チーム代表がガレージで何かを蹴っているというシーンを見慣れている人はあまりいないだろう。しかしそれだけ私が熱心にレースに関わっているということであり、我々が順調にレースを戦っているときは、私は笑顔でガレージにいる。それにより、チームメンバーはハードワークが評価されていると判るので、チームの士気を高めるのに役立ち、自分達の仕事内容についてもより深く意識するようになると思っている。よって、今シーズンはガレージでより多くの笑顔を見せられるようになるのを望んでいる。

    日本のトヨタからは完全なサポートを受けていますか?
    トヨ)の役員達は絶対に諦めないようにと励ましてくれた。故に、我々は常に勝利を目指して戦っていく。現在のような経済情勢においても、トヨタは我々のチームを支え、彼ら全員が結果に注目してくれている。我々は、世界中のトヨタ従業員やトヨタファンから多くの応援メッセージを受け取っており、成功へ向けて可能な限りハードにプッシュする為のやる気を与えてくれる。それはポジティブなプレッシャーにもなるが、我々はそれを望んでいる。

    関連:トヨタ TF109

  • 山科忠 (TMG会長兼チーム代表):F1日本GP Q&A

    山科忠 (TMG会長兼チーム代表):F1日本GP Q&A

    山科忠 (TMG会長兼チーム代表)

    日本GPを楽しみにしていますか?
    富士スピードウェイでレースをするのをたいへん楽しみにしている。昨年は、30年ぶりとなる富士スピードウェイでのグランプリ開催で、私はサーキットに非常に感動していた。日本GPはチームにとってのホームレースであるだけでなく、私にとっては個人的にもホームレースである。日本にいる間に、何人か友人や同僚に会う予定だから、日本GPは非常に特別な雰囲気になるだろう。もちろん、トヨタ自動車のトップマネジメントをサーキットに招待するから、とても安定したパフォーマンスを発揮できることを望んでいる。

    日本GPに際して、チームには特別なプレッシャーがありますか?
    我々には特別なプレッシャーはないが、もちろん、トヨタ自動車からは多くの激励を受けている。彼らは非常にポジティブなコメントをしてくれており、チームのパフォーマンスにとても関心を持っている。我々は社内で、ポジティブなプレッシャーの中に自分達を置いている。特に富士のようなホームレースの場合は、なおさらである。チームワークはトヨタにおいて非常に重要であり、会社のあらゆる部署がチームとして仕事をしているので、トップマネジメントから受ける応援と激励は我々の助けになっている。彼らは我々をプッシュしているが、それはネガティブなプレッシャーではない。

    日本GPの目標とシーズン残りの目標は何ですか?
    日本GPでは多くのポイントを獲得したい。そして願わくは、表彰台を目指して戦いたい。現在のところ、トップチームとの差が本来より開いてしまっているので、シーズンの残りで差を縮めることが非常に重要だ。再び表彰台に立ってレースを終えることを目指し戦うつもりでいる。そして、我々はレースに勝つという、一番の念願を追求し続けるつもりだ。

  • 山科忠、「トヨタは改善されている」

    山科忠、「トヨタは改善されている」

    トヨタF1チーム代表の山科忠が、今シーズンのこれまでの戦い、トヨタF1チームを語った。

    あなたがTMG会長兼チーム代表に就いてからフランスGPで1年になりますが、ここまではいかがでしたか?
    「大いに楽しんできた。特に、チームメンバー全員及び我々のチーム内にある異なる文化に慣れ親しむことができたのは喜ばしいことだった。チームのパフォーマンスと私の同僚全員のチームワークがどんどん良くなっていることが私には分かっている。全員が高いモチベーションを持っており、そして私の大きな仕事の一つが我々のチーム全員のやる気を高めることでもある。レースチームだけではなく、ファクトリーのあらゆる部門のメンバーを含めた全員のやる気をね。私は彼ら全員のやる気を高めたいと思っており、この仕事を大いに楽しんでいる」

    あなたの職務はF1に特化されているのですか?
    「私の仕事の大半はF1だ。私の時間の90パーセントはF1に費やされていると言えるだろう。ただし私は、スーパーGTとフォーミュラ・ニッポン、フォーミュラ3など、日本でのモータースポーツ活動の面倒も見なければならない。アメリカでのNASCARはトヨタ・レーシング・デベロップメントUSAが担当している」

    オベ・アンダーソン氏逝去の知らせをどのように受け止めていますか?
    「とても悲しい知らせだ。オベはパナソニック・トヨタ・レーシングの初代チーム代表で、トヨタと共にラリー、ル・マン、そしてF1チーム設立に際し、多くの事を成し遂げてくれた。彼の事故の知らせを聞いたときは大変ショックだったし、言うまでもなく、チームの全員が非常に悲しんでいる」

    昨年、チームは変わったのでしょうか?
    「チームは変わり、改善されたと思う。技術的な面では、ファクトリーのスタッフとレースチームの全員がクルマのパフォーマンスと信頼性を向上させてくれた。この点は我々の結果に明確に表れている。我々は一旦目標を決めると、エンジニアとチームメンバー全員がその目標達成に向けて尽力する。全員がチームに貢献しており、その努力を私は誇りに感じている。なぜなら我々はしっかりとした結果を目にできているからね」

    F1における挑戦を楽しんでいますか?
    「私はF1の戦いに挑戦することを大いに楽しんでいる。結果がすぐさま表れるという点で、この仕事は私の以前の海外での仕事、つまりかつて在籍していたトヨタ・テクニカル・センターUSAでの仕事とはかなり異なる。2週間に1度レースがあり、そしてレースが終わる度にその結果を目の前に突きつけられることになる。レースが上手くいかなかった時にはその結果に落胆し、そして対策を講じなければならない。だが市販車の開発は複数年に及ぶ。従ってこれは大きな変化だ。幸運にも私は我々が日々直面している挑戦を楽しめている」

    チームの未来に関して自信はありますか?
    「もちろん私はチームの未来に自信を持っている。私の目標は全員がパフォーマンス向上に貢献し、そしてそのパフォーマンスを間断なく改善し続けていくことだ。地位を問わず、チームメンバー各自がどうやったら自分の役目のパフォーマンスを向上させることができるのか、それを常に自問しなければならない。これを達成するのが私の仕事であり、この任務に就いて1年が経った今、私には我々が正しい方向へ進んでいる自信がある。正しく舵取りができてる時というのは、チーム内の全員が固い決意で協調して仕事をするものだからね」

    2008年のあなたの目標は何でしょう?
    「我々は常に表彰台の真ん中に立つことを夢見ており、絶対にこれを諦めることはない。ただしクルマのパフォーマンスに目を向けてみると、フェラーリ、マクラーレン、BMWザウバーとの間にはギャップがあることが分かる。従って私の現時点での今年の目標はそのギャップを縮め、レースでトップ6入りし、表彰台を目指して戦うことだ」

    フランスGPを欠席するのはなぜなのですか?
    「私はトヨタ自動車株式会社の株主総会に出席しなければならない。実は、私としてはどうしてもフランスに向かいたかったため、これについては長い話し合いが持たれた。だが確実に株主総会に出席すべく今週末は日本に向かうよう依頼された。この総会は定期的に開催されているもので、残念ながら今回はグランプリの週末と重なってしまった。このレースに参加できないのは残念に思うが、マニクールでの様子は全てテレビで見ておく。遠方からチームを支えるつもりだし、チームメンバーに常時電話を入れ、チームの様子を把握しておくつもりだ」