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  • ヘルムート・マルコ 「F1は女性ドライバーには身体的要求が高すぎる」

    ヘルムート・マルコ 「F1は女性ドライバーには身体的要求が高すぎる」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、女性ドライバーにはF1はあまりに身体的な要求が高すぎると考えている。

    来月、女性ドライバーのみで争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』がホッケンハイムで開幕。参戦するドライバーのなかにはF1を目標に掲げる者も多い。

    しかし、ヘルムート・マルコは、F1マシンのスピードとパワーは女性ドライバーが扱うにはあまり要求が高すぎると語る。

    「身体的に巨大な要求であり、女性にとってはあまりにも困難で激しすぎるかもしれない」とヘルムート・マルコは Kleine Zeitung にコメント。

    「時速300kmで運転していて、ホイール・トゥ・ホイールで戦うのは残虐な行為だ。それが女性的なものかどうか私にはわからない」

    ヘルムート・マルコは、たとえパワーステアリングのような最新のドライバーエイドの助けを借りても、女性が男性と公正に競争するにはあまりにも身体的に不利だと感じていると語る。

    「現在はパワーブレーキがあるが、それでも多くの努力そこに注がなければならない」

    「コックピットに閉じ込められ、温度は40~50℃になる。熱いケーブルが通り過ぎる。シンガポールでは倒れそうになっているトップドライバーたちを見てきたし、女性ドライバーには身体的負担が大きすぎると思う。F1にフィットしなければならないし、肩には非常識な力が必要となる」

    ヘルムート・マルコは、オーストリアのシュピールベルクにあるレッドブル・リングのゲッセルカーブは、ドライバーに4Gの加速を与えていると付け加え、「なぜテニスでセリーナ・ウィリアムズ対ノバク・ジョコビッチの試合はないのか?」と締めくくった。

  • 女性ドライバーの新レースシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタート

    女性ドライバーの新レースシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタート

    女性ドライバーだけによって争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタートすることが発表された。

    新カテゴリーとして誕生した『Wシリーズ』は2019年5月に開幕。初年度はヨーロッパで6戦の開催が予定されており、レース時間は30分になるという。将来的にはアジア・オセアニア、アメリカなどにも拡大することを視野に入れており、F1を目指す女性ドライバーたちが参戦する。

    Wシリーズは、FIAがF3仕様としてホモロゲートしたタトゥースF3 T-381を使用するワンメークシリーズとなり、チャンピオンを獲得したドライバーには50万ドル(約5,700万円)の賞金が与えられる。

    参戦にはスポンサーシップを用意する必要はないが、ドライバーは事前に先行プロセスが行われ、そこれ能力を証明して合格しなければならない。

    F1では、長らく女性ドライバーが不在となっており、F1への足が変わりになることが期待されている。

    選考では、元F1ドライバーのデビッド・クルサードが審査員の一人として参加することが決定している。

    デビッド・クルサードは、Wシリーズが現在のレーシングピラミッドの中でしばしば女性が遭遇している“ガラスの天井”を打ち破る助けになるシリーズになることを期待していると語る。

    「我々Wシリーズのメンバーは、同じような機会さえ与えられれば、女性も男性のレーシングドライバーと互角に戦えるという強い信念を持っている」とデビッド・クルサードは述べた。

    「しかし、現時点では、女性レーシングドライバーは、発展途上でGP3/F3付近のレベルで“ガラスの天井”にぶつかってしまう。それは才能不足のためではなく、資金不足に起因している部分が大きい」

    「だからこそ、全く新しい女性だけのシングルシーター・モーターレーシング・シリーズであるWシリーズが必要とされている。競争力があり、構造的なポジションをモータースポーツ界に確立し、ドライバーたちが既存のハイレベルな主流レーシングシリーズへとステップアップし、男性のトップドライバーたちと互角に競い合うために必要な一連のスキルを身につけるための場所が必要だ」

    デビッド・クルサードの他、選考委員には元マクラーレンやマノーのチーム運営に関わり、Wシリーズのレーシングディレクターを務めることになったデイブ・ライアン、レッドブルの最高技術責任者(CTO)を務めるエイドリアン・ニューウェイらが名を連ねる。

    エイドリアン・ニューウェイは「これまでレースの最高レベルで男性を相手に戦った女性の成功が少ないのは、能力の問題ではなく、機会が欠如していたためだと考えている」とコメント。

    「だからこそ、私はWシリーズに関わることで、女性ドライバーが互いに競い合いながら成長し、それを弾みにしてキャリアを進めるようなプラットホームの構築に貢献できることを本当に嬉しく思っている。もちろん、最終的には男性ライバルたちを相手に戦い、倒してくれることを願っている」

    女性ドライバーが最後にF1にエントリーしたのは、1976年のオーストリアGPのグリッドに着いたレラ・ロンバルディと40年以上も前にさかのぼる。今年、ザウバーはタチアナ・カルデロンとテストドライバー契約を結んでいるが、まだ一度もF1のセッションに参加していない。

  • バーニー・エクレストン 「女性ドライバーがF1グリッドに並ぶとは思わない」

    バーニー・エクレストン 「女性ドライバーがF1グリッドに並ぶとは思わない」

    バーニー・エクレストンが、F1で女性ドライバーがシートを確保することがあったとしても“真剣に受け止められることはない”と考えている。

    1976年のF1オーストリアGPに出走したレラ・ロンバルディ以降、F1レースに女性ドライバーが出たことはない。1992年にはジョバンナ・アマティがエントリーを果たしたが、3戦全てで予選落ちしている。2014年にはスージー・ヴォルフがF1イギリスGPのフリー走行に参加した。

    そのスージー・ヴォルフも、レースの機会が与えられないことに失望して2015年でレースを引退。ちょうど今週、スージー・ヴォルフが、あらゆるレベルのモータースポーツで女性の参加を高めるための“Dare to Be Different(デア・トゥ・ビー・ディファレント/違うことを恐れるな)”キャンペーンを立ち上げた。

    しかし、バーニー・エクレストンは、F1における女性の可能性に否定的だ。

    近いうちに女性がグリッドに並ぶ可能性はあると思うかと質問されたバーニー・エクレストンが「ないだろう」と TSN にコメント。

    「そうできる者がいたとしても、真剣に受け止められはしないだろう。だから、戦えるようなマシンを彼女らが手に入れることはない。GP3でフルシーズンを走った女の子ならいる。だから、例がないわけではない」

    バーニー・エクレストンが言及したGP3ドライバーとは、ロータスの開発ドライバーであるカルメン・ホルダのことだ。しかし、カルメン・ホルダは、2015年にチームと契約して以来、一度も実際のF1マシンをドライブしていない。

    今後、女性ドライバーがF1で走ることはあり得るかと質問されたバーニー・エクレストンは首を横に振った。

    「いいや、そうは思わない」