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  • WRC | トヨタ第11戦 ラリー・トルコ 3日目レポート

    WRC | トヨタ第11戦 ラリー・トルコ 3日目レポート

    9月14日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・トルコのデイ3が、トルコ南西部アスパランのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 10号車)が総合6位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車) が総合7位につけた。なお、デイ2で総合8位につけていたオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、ロードセクションでECU(電子制御ユニット)にトラブルが発生し、デイリタイアとなった。

    競技3日目のデイ3は、サービスパーク西側のダッチャ半島周辺で3本のステージを各2回走行。6本のSSの合計距離は110.10kmだった。オープニングステージのSS8で、3人のドライバーは全員ひとつ順位を上げ、ミークが総合6位、タナックが総合7位、ラトバラが総合8 位につけた。しかし、SS9へと向かうロードセクションでタナックのクルマにECUのトラブルが発生し、デイリタイアとなってしまった。その後、チームはサービスパークでECUを交換。タナックはラリー2規定に基づき明日のデイ4に再出走する。

    一方、ラトバラとミークは上位の選手にプレッシャーをかけるべく戦い続け、何度も順位を入れ換えながらステージを重ねた。既に自力での上位フィニッシュは難しいタイム差がついているが、可能な限り多くのマニュファクチャラーポイントを獲得するため、明日も引き続き全力で戦いを続ける。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今朝オットのクルマが止まってしまったのは、もちろん非常に残念です。このような事になってしまい、本当に申し訳なく思います。原因はECUのトラブルでしたが、もちろんさらなる調査を行います。明日、彼はきっとパワーステージに全力で臨むと思いますが、早い出走順である事を考えると簡単には行かないでしょう。ヤリ-マティとクリスは順位を上げることに苦労しましたが、それは早い出走順によりクリーンな路面を走れなかったためで、彼らにとっては不利な戦いでした。明日残されたステージの距離は短いですが、少しでもポイントを獲得できるように、諦めずに戦い続けます。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    朝最初のステージを走り終えた後のロードセクションで、突然エンジンがかからなくなってしまいました。色々な事を試し原因を探したのですが、どうやらECUの内部に問題が起こったようで、我々には手の打ちようがありませんでした。もちろんフラストレーションが溜まりますし、特に初めてのタイトル獲得に向けて戦っているさなかなので、なおさらです。かなり厳しい状況になってしまったのは確かですが、しかたがありません。今後はそう簡単には行かないと思いますが、事実を受け入れ、戦い続けます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    朝1本目のステージは大量のルーズグラベルに覆われ、出走順が2番手だった自分にとっては非常に滑りやすい路面でした。次の2本目の短いステージでは良くなり、3本目は自分に合っている非常に高速なステージだったので上手く走れ、なかなか良いタイムが出ました。午後はロングステージでライバルにプレッシャーをかけようと攻めましたが、タイヤの摩耗がかなり進んでいたため苦労しました。明日は、出走順が今日よりも良くなるので、ライバルに対する自分達の本当のパフォーマンスが分かるでしょう。また、今後に向けて、タイヤの摩耗を抑えるために何かしらトライをするつもりです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    非常に厳しい1日でした。路面は多くのルーズグラベルに覆われ、そのクリーニング役を担ったことが原因ですが、そのような路面でのパフォーマンス改善に取り組む必要があると感じました。ベストを尽くして走りましたが、自分よりも出走順が後方のライバル達のタイムには及びませんでした。明日は、完走しチームにマニュファクチャラーポイントをもたらす事だけを考えて走ります。自分とヤリ-マティは僅差ですが、どちらが前でフィニッシュしようと順位は気にしません。

    ラリー・トルコ デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) 3h20m12.0s
    2 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +0.2s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m17.1s
    4 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1m26.9s
    5 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m24.7s
    6 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +3m14.4s
    7 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +3m29.5s
    8 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +4m38.2s
    9 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +6m55.8s
    10 カイエタン・カイエタノビッチ/マチェック・シュツェパニアック (シュコダ ファビアR5) +12m52.5s
    17 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +36m40.5s

    明日のステージ情報
    ラリー最終日となるデイ4は、サービスパークの北側で2本のステージを各1回、サービスパークの近くで1本のステージを2回走行する全4ステージで競われます。そのうち、SS14の再走ステージであるSS17「マルマリス 2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のSSの合計距離は38.62km、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は155.71kmとなります。

    注目のステージ
    SS14/17 マルマリス 全長7.05km

    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    このステージは短いターマックセクションから始まり、市街地のスーパーSSのような雰囲気です。しかし、その後グラベルのタフな上り坂を駆け上がり、終盤スムーズでハイスピードなセクションを抜けると、サービスパークのすぐ近くでフィニッシュを迎えます。

  • WRC | トヨタ第11戦 ラリー・トルコ 2日目レポート

    WRC | トヨタ第11戦 ラリー・トルコ 2日目レポート

    3本のSSベストタイムを記録するも過酷なコンディションのグラベルステージで苦戦。
    9月13日(金)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・トルコが、トルコ南西部アスパランのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車) が総合7位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合8位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合9位につけた。

    競技2日目となるデイ2は、サービスパークの周辺と、北東エリアで3本のステージを各2回走行。6本のSSの合計距離は159.14kmと、4日間で最長の1日だった。午前中のセクションでは、オープニングのSS2でラトバラがベストタイムを記録し首位に浮上。続くSS3では慎重な走りにより遅れをとったが、SS4では再びベストタイムを記し、総合3位で午前中を終えた。午後の再走ステージでは、1本目のSS5でミークがベストタイムをマークし、総合6位に順位を上げた。しかし、そのSS5でラトバラは右フロントタイヤにダメージを負い、総合8位に後退。続くSS6では激しい降雨により、摩耗した状態のタイヤでは十分なグリップを得られず、総合9位で1日を終えた。

    ミークもまた、SS6の降雨で大きくタイムロス。SS7ではひとつ順位を落としたが、それでも全てのステージを走破し、チーム最上位の総合7位につけた。ドライバー選手権首位のタナックは、デイ2で不利な1番手スタートを担い、ルーズグラベルに覆われた午前中のステージでタイムを失った。それでも、忍耐強い走りを続け、SS5が終了した時点では首位と25.3秒差の総合5位につけていた。しかしSS6で右フロントのタイヤがリムから外れ1分以上をロス。ミークと5.3秒差の総合8位でデイ2を終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    簡単な1日ではありませんでした。オットは出走順が1番だったので苦戦を予想していましたが、朝は全てが上手く進みました。しかし、午後のステージでの不運なパンクにより、厳しい状況になりました。クリスとヤリ-マティもまた、同じステージで大きくタイムを失いました。午後は雨が降ると分かっていましたが、そのステージでは予想よりも激しい降雨がありました。昨年、そして今日の展開を見れば分かるように、このラリーではいかなることも起り得るので、さらなる問題の発生を回避しながら、戦い続ける必要があります。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    1番最初にステージを走るのはあまり楽しく感じられませんでしたが、チームがクルマを改善してくれたお陰で、午前中は昨年よりも良いフィーリングで走れました。再走ステージでは路面が荒れ、午後は厳しい状況になるだろうと予想していましたが、天気の悪化によりさらにトリッキーなコンディションになりました。残念ながら午後2本目のステージでパンクをしてしまいましたが、このラリーでパンクはくじ引きのようなものなので、今日はついていなかったのだと思います。もちろん、望んでいたような1日ではありませんでしたが、前に進み続け、何かが起きるのを待ちたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今朝は良いスタートを切りました。あまり攻めなかったのにSS2でベストタイムが出たのは、嬉しい驚きでした。次のSS3は少し慎重に走り過ぎましたが、SS4で再び良いタイムが出て埋め合わせをすることができました。クルマの状態はとても良かったのですが、午後はステージが荒れるだろうと覚悟していました。SS5ではリヤのバンパーを失い、その結果車内が非常にうるさくなり、ペースノートに集中するのが難しい状況でした。そして、右コーナーでインに深く切り込んだ時にタイヤを傷つけ、空気が抜けた状態で最後まで走らなくてはなりませんでした。SS6ではなく、その次の最後のステージで雨が降ると予想しハードタイヤでSS6に臨んだのですが、その判断は結果的に誤りで、大幅にタイムを失ってしまいました。しかし、それはラリーではよくあることですし、上手く行かないこともあります。このラリーではまだ色々なことが起きる可能性があるので、前向きに戦い続けます。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    午前中のループステージは、まずまずの走りでした。最後のステージはあまりリズムが良くありませんでしたが、このラリーでの経験がないことを考えれば悪くなかったと思います。午後の2本目のステージでは雨に見舞われ、本当に難しいコンディションでした。雨はさらに酷くなるだろうと2本のミディアムタイヤを最後のステージに温存していたのですが、最初のステージでハードタイヤの摩耗がかなり進み、降雨があった2本目のステージはまるで氷の上を走っているようでした。それ以外の2本のステージは良かったのですが、2本目のステージだけで大きくタイムを失ってしまいました。とはいえ、スピードは十分にありましたし、依然この位置につけています。まだ先は長いので、何が起こっても不思議ではありません。

    ラリー・トルコ デイ2の結果
    1 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) 1h59m53.7s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +17.7s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +18.4s
    4 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +44.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m04.1s
    6 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m25.2s
    7 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1m32.1s
    8 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1m37.4s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m42.5s
    10 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +3m45.4s

    明日のステージ情報
    ラリー・トルコの競技3日目デイ3は、サービスパークの西側で3本のステージを各2回走行します。そのうちダッチャ半島を舞台とするSS10/13「キツラン」は、今年新たに加えられた新ステージです。6本のステージの合計距離は110.10kmと、金曜日よりも50km程度短く、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は344.06kmとなります。

    注目のステージ
    SS10/13 キツラン 全長13.30km

    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    「キツラン」は完全なニューステージです。ステージの特徴は他と大きく違い、道幅が非常に広く、路面の大部分は非常にスムーズで、全体的にかなりハイスピードなステージです。きっと、楽しんで走ることができるはずです。

  • WRC | トヨタ 第11戦 ラリー・トルコ 初日レポート

    WRC | トヨタ 第11戦 ラリー・トルコ 初日レポート

    ラリー・トルコがマルマリスで開幕。市街地SSでミークが総合5位につける。
    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・トルコが9月12日(木)に開幕。トルコ南西部のマルマリス市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(ヤリスWRC 5号車) が総合5位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)が総合7位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合9位につけた。

    ラリーのスタートに先立ち、サービスパークが置かれるマルマリス近郊アスパランから約7km離れた山岳地帯で、シェイクダウンが行なわれた。全長4.7kmのグラベルコースは路面が非常に荒れており、金曜日から始まる実際のステージと共通点が多いロードコンディションだった。そのため、チームはラリー前にギリシアのプレイベントテストで導き出したセットアップを元に調整。ミークがベストタイムを、タナックが4番手タイムを、ラトバラが7番手タイムを記録した。その後、夜8時過ぎからマルマリス市街地でセレモニアルスタートに続き、全長2kmのSS1が行なわれ、ラリーが開幕。ヤリスWRCは3台全てが堅実にオープニングステージを走り切った。

    トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
    シェイクダウンでは、ドライバーに異なる路面のコンディションでベストなフィーリングを感じてもらうために、最初と2回目の走行の間にセットアップをファインチューンしました。ステージはとても荒れていたので、クルマが大きなダメージを負わないように何度も走らせたくありませんでした。また、チームごとにタイヤ戦略も違うので、タイムの比較はそれほど意味がありません。昨年我々がトルコで優勝した時は、純粋な速さよりも、強さと信頼性が勝っていました。しかし2回目となる今回は、皆が路面の荒れ具合を理解し改善を施してきたはずです。ですから、我々は昨年よりもパフォーマンスを高める必要がありました。今年、新しいダンパーを何度かテストし、最近はラフなグラベルでのパフォーマンス向上を確認できてきたので、トルコは実戦に投入する良いタイミングだと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今晩最初のステージはグルグルと回るドーナッツターンが多く、とても楽しめました。しかし、明日からの3日間は今シーズンもっともラフなステージが続きます。今朝、シェイクダウンを走った時点で既にその過酷さを実感しました。昨年と同じように、今年も本当に厳しいラリーになるでしょう。2年目の今年は、昨年と比べればまだある程度予想がつきますが、それでも難しさに変わりはなく、問題が起こらないように戦うことが何よりも重要です。ドライバーの集中力と、クルマの信頼性の両方が、このラリーでは求められます。大きなリスクを冒すつもりはありませんが、限界を絶対に越えない範囲で速く走りたいと思っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    マルマリスの港はラリーの開幕にふさわしいロケーションで、観客の皆さんにとっては楽しいショーだったと思います。しかし、明日からがラリー・トルコの本番です。シェイクダウンのステージは非常に荒れていて、明日以降のステージに向けて良い準備ができました。最初の走行を終えた後に足まわりのセットアップを変更したところ、フィーリングがより良くなりました。ベストタイムを刻んだ訳ではありませんが、トラブルなくラリーを戦うために適切と思えるスピードを探し、注意深く走ろうと心がけていました。もちろん本番では速く走りますが、だからといってフルアタックはしません。前走車によって掘り起こされた大きな石が目の前に現れたとしても、すぐに反応できるくらい余裕を持ったスピードに留めるつもりですし、それが良い結果に繋がることを期待しています。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今晩最初のマルマリスのステージでは、多くの観光客が我々を応援してくれました。ステージはとてもシンプルで、本格的な戦いは明日の朝から始まります。今朝のシェイクダウンは、本当にラフなコンディションでした。どんどん道が荒れていくだろうと予想してはいましたが、終盤はまるで地獄のような状態でした。決して簡単ではありませんが、準備はできています。朝早いステージでダストによる視界不良さえなければ、例え目の前に大きな石が現れたとしてもクリーンな走りができるでしょう。クルマにとっては今シーズン最も過酷なチャレンジになると思いますが、我々選手にとっては暑さとの戦いになります。クルマを壊さないギリギリのスピードを見極め、良いリズムで走ることが、今回のラリーの鍵を握るでしょう。

    ラリー・トルコ デイ1の結果
    1 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2m02.6s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +0.0s
    3 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +1.7s
    5 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +3.9s
    7 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +4.2s
    8 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +4.3s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +4.6s
    10 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4.9s

    明日のステージ情報
    ラリー・トルコ最初の「フルデイ」となるデイ2は、今大会最長の1日です。オープニングステージのSS2/5はサービスパークのすぐ近くで行なわれ、SS3/6およびSS4/7はサービスパークの北東エリアが舞台となります。3本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行し、その合計距離は159.14km。全競技区間の半分以上の距離を1日で走ります。291.74kmのリエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は、450.88kmとなります。

    注目のステージ
    SS3/6 チェティベリ 全長38.15km

    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    「チェティベリ」は今大会最長、そして私が思うにもっともタフなステージです。特に、午後の2回目の走行時は非常に難しいコンディションになるでしょう。ステージのいくつかの場所は、本当に荒れています。ライバルに大きな差を築くことが可能なステージだと思いますが、問題なく走り切るのは簡単ではありません。

  • WRC ラリー・トルコ | トヨタのオット・タナックが3連勝で今季4勝目

    WRC ラリー・トルコ | トヨタのオット・タナックが3連勝で今季4勝目

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・トルコの競技最終日となるデイ4が9月16日(日)にトルコ南西部のマルマリスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が優勝。第8戦ラリー・フィンランド、第9戦ラリー・ドイチェランドに続く3連勝で今季4勝目を飾った。

    また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、今季最上位となる総合2位でフィニッシュ。チームは2017年のWRC復帰後初となる1-2フィニッシュを達成し、マニュファクチャラーズ選手権トップに浮上した。

    なお、デイ3でコースオフしたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は、サービスでは修復できないダメージがクルマに見つかったため、デイ4での再出走を断念しリタイアとなった。

    ラリー最終日のデイ4は、サービスパークを中心に4本、計34.98kmのSSが行われた。デイ3でトップに立ち、2位のヤリ-マティ・ラトバラに13.1秒差を築いていたオット・タナックは、安定した走りで上位のタイムを刻み続け、ボーナスの選手権ポイントがかかるSS17のパワーステージでは3番手タイムを記録。2位ラトバラに22.3秒差をつけ、ラリー・トルコ初優勝を飾った。オット・タナックは優勝の25ポイントとパワーステージでの3ポイントの合計28ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権1位のティエリー・ヌービルと13ポイント差の2位に浮上した。また、ラトバラは今シーズンのベストリザルトとなる2位でフィニッシュし、パワーステージでは4番手タイムを記録。ボーナスの2ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権において4位のラッピと13ポイント差の5位に順位を上げた。 8年ぶりにWRCのシリーズに復帰したラリー・トルコは、非常に荒れた路面と高い気温によってクルマに大きな負荷がかかり、リタイアが続出。サバイバルラリーといえる展開になった。しかしチームは信頼性を重視してヤリスWRCを仕上げ、ドライバーは極力ミスをしない走りを続けた結果、1-2フィニッシュという最高の結果でラリーを終える事ができた。

    WRC次戦は、10月4日(木)から7日(日)にかけてイギリスのウェールズで開催されるラリーGB(グレートブリテン)。かつてRACラリーという名で呼ばれていたラリーGBは長い歴史を誇るイベントで、現在はウェールズを中心に行なわれている。サービスパークは前年と同様ウェールズ北東部のディーサイドに置かれ、ウェールズ中部から北部にかけての森林地帯や丘陵地帯のグラベルロード(未舗装路)でSSが行なわれる。秋のウェールズは天候が変わりやすく、雨が降ると路面はぬかるみ滑りやすくなる。また、霧が出る可能性も高く、非常に難易度の高いラリーといる。

    豊田章男(チーム総代表)
    フィンランド、ドイツに続き、TOYOTA GAZOO Racing WRTは3戦連続で素晴らしい結果を得ることができました。応援いただいている全世界のファンの皆さま本当にありがとうございます。トルコの戦いは、大きな石も転がる荒れた路面、高い気温など…車体、エンジン、タイヤなどクルマを構成する全てに想像を超える厳しさがある道でした。その道を走りきり、素晴らしい結果と共にヤリスをゴールまで運んで来てくれたドライバー、コドライバー、そして、それを支えたチームのみんなにも感謝したいと思います。みんな、ありがとう。そして、おめでとう。ゴールまで戻ってきてくれたヤリスも終始万全ということはありませんでした。いずれのヤリスも、各々トラブルを抱え、ドライバーは安心して思いっきり走れる状態ではありませんでした。トラブルを補うよう運転に神経を使い、サービスにクルマを戻し、エンジニア、メカニックと共に改善して、再び道に戻る、その繰り返しで到達したゴールです。また、2位のポジションで3日目を終えたラトバラ選手はチームメイトとチームのために最終日に臨んでいくと自ら話してくれました。こうしてチームみんなで掴んだ結果を本当に嬉しく思いますし、タナック選手、ヤルヴェオヤ選手をはじめ、努力した全てのチームメイトを誇りに思います。このチームにおいて、我々トヨタ自動車の仕事は、ドライバー達がもっと安心して走れるクルマをつくること。この素晴らしいチームメイトと共に更なる喜びを分かち合うため我々はもっといいクルマづくりを続けてまいります。ファンの皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今週もまた、素晴らしい週末になりました。最後まで集中力を絶やさず、まったくミスをしなかったオットとヤリ-マティに感謝します。このラリーは誰にとっても新しく、非常に高い技術を求められるステージがありミスをしやすいイベントだと私は見ていました。チームとクルマにとって大きなチャレンジでしたが、素晴らしい戦いを実践し、良い結果を残すことができました。チームは冷却系を始めとするクルマ全体のレベルを高め、信頼性が大きく向上しました。マニュファクチャラーズ選手権をリードする立場になったのは素晴らしいことですし、このままシーズンの終わりまで一生懸命努力し続けたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    チームにとって素晴らしい結果になりました。今日は1-2フィニッシュを最優先して走り、それを達成することができました。すべてが予定通りに進んだといえます。とにかくクレバーに、そして無用なミスをしないように安定した走りを心がけました。チームはマニュファクチャラーズタイトルを勝ち取ろうと努力し続けているので、今回のポイント獲得はとても価値がありますし、これで残る3戦がとても面白くなりました。今回も表彰台に立てたのは、自分にとって喜ぶべきことです。ラリー・フィンランド以降状況は好転したので、この良い流れを維持し続けたいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    本当に難しいラリーでした。最初の時点で、このラリーで勝つためには速さよりも賢さが必要だと確信していました。我々は誰よりも安定した走りをしていたと思いますし、ラリー全体を通してトラブルと無縁で、ステージ上で止まるようなこともありませんでした。チームの素晴らしい努力が実を結び、本当に強いクルマに仕上がったと思います。これでドライバー選手権争いは可能性がさらに広がったので、このままプッシュし続けるつもりです。

    ラリー・トルコ デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h59m24.5s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +22.3s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m46.3s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +4m10.9s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +7m11.7s
    6 ヘニング・ソルベルグ/イルカ・ミノア(シュコダ ファビア R5) +13m40.6s
    7 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +18m25.2s
    8 シモーネ・テンペスティーニ/セルジュ・イトゥ (シトロエン C3 R5) +19m37.1s
    9 クリス・イングラム/ロス・ウィトック (シュコダ ファビア R5) +20m21.3s
    10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +20m51.2s
    R エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC)

  • 【速報】 WRC 第10戦 ラリー・トルコ 結果 | トヨタのタナックが優勝

    【速報】 WRC 第10戦 ラリー・トルコ 結果 | トヨタのタナックが優勝

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・トルコの競技最終日が9月16日(土)に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が優勝。ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)も総合2位に入り、トヨタが1-2フィニッシュを果たした。

    デイ4は、サービスパークの周辺および北側エリアで4本のステージを走行。そのうちSS14の再走ステージとなるSS17「マルマリス-2」は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。

    オット・タナックは2位に22.3秒差をつけて、前戦ラリー・ドイチェランドに続いて3連勝となる今季4勝目。2位にもヤリ・マティ・ラトバラが続き、トヨタがチーム初となる1-2フィニッシュを果たした。

    ラリー・トルコ 結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h59m24.5s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +22.3s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m46.3s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +4m10.9s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +7m11.7s
    6 ヘニング・ソルベルグ/イルカ・ミノア(シュコダ ファビア R5) +13m40.6s

  • WRC 第10戦 ラリー・トルコ 3日目 | トヨタのタナックが首位に浮上!

    WRC 第10戦 ラリー・トルコ 3日目 | トヨタのタナックが首位に浮上!

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・トルコの競技3日目が9月15日(土)にトルコ南西部のマルマリスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合2位にポジションを上げた。なお、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は、コースアウトによりリタイアとなったが、チームはサービスでクルマを精査した上で修復を行い、ラリー2規定に基づきデイ4での再出走を目指す。

    マルマリスの西側エリアが戦いの舞台となったラリー・トルコのデイ3は、悪路でクルマが壊れリタイアが続出する、サバイバルラリーとなった。タナックとラトバラは、やはり路面が荒れていた前日のデイ2でクルマに過度なストレスをかけないクレバーな走りを実践し、ラトバラが総合4位に、タナックが総合5位につけていた。彼らは、デイ3でも同じようなアプローチで走行。午前中のステージでは上位の2選手がトラブルで後退し、タナックは総合2位、ラトバラは総合3位に浮上した。そして、午後最初のステージで首位の選手がトラブルにより遅れた結果、タナックは首位に、ラトバラは総合2位にポジションを上げ1日を終えた。ちなみに、タナックはデイ3でSSベストタイムとセカンドベストタイムを各2本記録。ラトバラはSSベストタイム1本とサードベストタイム3本を記録するなど、安定性だけでなくスピードも高いレベルにあった。

    競技4日目、最終日となる9月16日(日)のデイ4は、サービスパークの周辺および北側エリアで4本のステージを走行。そのうちSS14の再走ステージとなるSS17「マルマリス-2」は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は34.98km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は119.74kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日のような展開は、しばらくWRCではなかったと思います。とにかく色々な事が起こり、すべてのドライバーとクルマが困難な状況に見舞われました。また、高い気温と荒れた路面により、タイヤの摩耗に関してもかなり厳しい1日でした。もはやサバイバルラリーだと言えますが、我々は非常に良い位置につけています。ラトバラとタナックはここまでの所難局を上手く切り抜けています。エサペッカは、ペースノートの情報がやや楽観的過ぎたのでしょうか、ほんの小さなミスでリタイアとなってしまいました。まったく新しいラリーのステージでは、このような事が起こり得ます。明日は、最後まで上手く行くように願っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    我々にとって良い1日でした。特に午後はフィーリングが良く、全体的にクルマは上手く動いてくれました。このラリーではドライビングの微妙な限界域を見極める必要があります。路面のグリップが良い所では限界まで攻める事が出来ますが、石が多かったり凹凸が激しい路面ではクルマは簡単にダメージを負ってしまうので注意しなければなりません。明日は心を冷静に保ち、一貫性のある走りを続ける事が重要だと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    全体的にとてもポジティブな1日だったと思います。このラリーで勝つために重要なのは速さではなく、信頼性と問題を起こさない事だと私は最初に言いました。私とヤリ-マティは大きな問題を抱える事無く走り、そして現在この順位につけていますので、順調だと言えるでしょう。ただし、明日はまだ4本ステージが残っていますし、今日の予想外の展開を鑑みると、色々な事が起こる可能性があります。最後まで集中力を失わなず、良い結果を持ち帰りたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    非常に困難な午前中となってしまいました。日中のサービス直前のステージで、ペースノートに記したコーナーの情報が少し甘かったため、フィニッシュまであと2kmという所でコーナリングラインが膨らみ、路肩にスタックしてしまいました。クルマには問題はなかったのですが、コースに復帰する事ができず、それから20分後にクルマが路肩から滑り落ちてしまいました。できれば明日は再出走し、このラリーでの走行距離を増やしたいと思います。

    ラリー・トルコ デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h34m22.5s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +13.1s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m10.5s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +3m22.2s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +6m25.4s
    6 ヘニング・ソルベルグ/イルカ・ミノア(シュコダ ファビア R5) +11m55.5s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +16m49.0s
    8 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +17m05.9s
    9 シモーネ・テンペスティーニ/セルジュ・イトゥ (シトロエン C3 R5) +17m50.4s
    10 クリス・イングラム/ロス・ウィトック (シュコダ ファビア R5) +18m38.2s
    14 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +28m52.2s

  • WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 2日目レポート … ラトバラが4位

    WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 2日目レポート … ラトバラが4位

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦 ラリー・トルコの競技2日目が9月14日(金)にトルコ南西部のマルマリスを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合4位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)が総合5位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合7位につけ、ヤリスWRCは全3台がデイ2の難しいコースを走りきった。

    ラリー・トルコのデイ2は、マルマリス北西の山岳地帯で3本のステージを各2回走行。6本のSSの合計距離は144.84kmと、4日間でもっとも長い1日になり、路面は一部濡れていたが、強い日差しと高い気温により全体的にはドライコンディションになった。事前の予想通り路面は非常に荒れており、クルマのボディとタイヤに大きな負荷がかかる過酷な環境下でのラリーとなったが、ヤリスWRCは全車がトラブルなく6本のSSを走破。ラトバラは経験に裏打ちされた安定した走りを実践し、トップと16.3秒差の総合4位で1日を終えた。また、タナックは午前中はやや苦しい展開となったが、デイ2最終のSS7で今大会初のベストタイムを記録。タナックはチームに加入した今シーズンの開幕戦からすべてのラリーでSSベストタイムを記録してきたが、その記録をさらに伸ばす事に成功した。

    競技3日目となる9月15日(土)のデイ3は、サービスパークの西側エリアで3本のステージを各2回走行する。そのうちSS8/11「イェシェレベレデ」は全長34.24kmと、今大会2番目に走行距離が長いステージ。6本のSSの合計距離は130.62km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は306.32kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日は非常に厳しいコンディションに直面しましたが、それでもヤリスWRC全車が技術的な問題なくサービスに戻って来られたのは喜ぶべき事です。ドライバーは皆、冷静にラリーを戦い、クルマにも強さがありました。また、最後のSSでのベストタイムには勇気づけられました。もしパフォーマンスの改善にもう少し集中して取り組めば、きっと継続的に良いタイムが出るはずです。明日はまた新しい1日ですし、このようなラリーでは依然あらゆる可能性が残されていると、私は思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今朝の最初のステージは、前走車の土煙で視界が悪かったにも関わらず、良いタイムが出ました。その後のステージでは少しタイムを失ってしまいましたが、午後は状況が良くなりました。ステージはとても荒れていたので、とにかくクレバーに安定した走りを続けるよう集中し、ミスをしないように注意して走りました。その結果、1位と16秒差の4位で1日を終える事ができました。明日のステージは路面コンディションが今日よりも少し良いので、我々にとってはチャンスだと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    朝の路面コンディションは、予想していたよりも悪くありませんでした。ただし滑りやすいルーズグラベルによってタイヤのグリップレベルが十分に得られず、さらなる改善の必要性を感じました。午後は非常に大変でしたが、問題が起きないように走った結果、順位を上げる事ができました。そして、最後のステージは路面がとてもスムーズだった事もあり、良い走りができました。明日はさらにクルマが良くなるように、エンジニアと共に一生懸命努力しています。総合1位とのタイム差はまだそれほど大きくないので、トップ争いに加わるべく頑張りたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今朝のステージではかなり苦戦しましたが、それでも何とか問題なく走り切りました。午後の再走ステージでは路面がさらに悪くなる事が予想され、クルマが沈み込んだ際に岩で下まわりを打つ可能性が高まると考え、サスペンションのセッティングを硬めに変更しました。しかし、その結果タイヤのグリップ力が落ち、長いステージではかなりのタイムを失いました。そこで移動区間のリエゾンでいくつか調整を加えた所、グリップ力が回復しました。今日の終盤の良い流れを明日も保ち、安定したタイムを記録し続けられるように走りたいと思います。まだまだ長い距離が残っているので、いかなる事も起こり得るでしょう。

    ラリー・トルコ デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h52m28.2s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.3s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.6s
    4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +16.3s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +31.9s
    6 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +35.1s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +36.8s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +50.1s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m02.9s
    10 ヘニング・ソルベルグ/イルカ・ミノア(シュコダ ファビア R5) +6m52.0s

  • WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 初日レポート

    WRC | トヨタ:第10戦 ラリー・トルコ 初日レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第10戦ラリー・トルコが9月13日(木)に開幕。デイ1としてトルコ南西部のマルマリス市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合7位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合9位につけた。

    2010年以来のWRC開催となるラリー・トルコは16日の午前中に、サービスパークが置かれるマルマリスのアスパラン近くのグラベル(未舗装路)コースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラが3番手タイムを、タナックが4番手タイムを、ラッピが6番手タイムを記録した。その後、夜8時からマルマリスの中心部でのセレモニアルスタートに続き、市街地の特設ステージでSS1がスタート。3名のドライバーは全長2kmのステージを駆け抜け、順調にラリーのスタートを切った。

    競技2日目となる9月14日(金)のデイ2はサービスパークの北東、ムーラの周辺で3本のステージを各2回走行。そのうちSS2/5「チェティベリ」は全長38.10kmと、今大会最長の難関ステージとなる。6本のSSの合計距離は144.84km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は414.90kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    初めて出場するラリーですので、今朝のシェイクダウンはポルトガルの事前テストで導き出したセットアップをチェックする、大事な機会でした。レッキ(コースの事前下見走行)の段階で、自分達が予想していた以上に路面が荒れている事が分かったので、車高を少し上げる必要がありました。その調整作業は上手く行き、シェイクダウンでは技術的な問題もなく、とても良いタイムが出た事でドライバー達は満足していました。今回はきっと誰にとっても非常に過酷なラリーになると思いますので、信頼性と耐久性が重要となります。予め気温がかなり高くなると予想していたので、冷却系の改善に取り組んで来ました。既に事前テストの時点で自信を得ていましたが、今朝のシェイクダウンで温度を上手く制御できたので、さらに自信が深まりました。今晩の市街地ステージは問題なく終わり、明日からの本格的な戦いに向けて準備は万端です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    レッキで初めてステージを走りましたが、良いコンディションの道もあれば、非常に荒れた道もありました。きっと挑戦しがいのあるラリーになると思いますし、スピードよりも耐久力が重要になるでしょう。シェイクダウンでは最初の走行でクルマにかなり大きな衝撃を受けたので、車高をもっとも高い位置まで上げ、その状態で十分な安定性が得られるようにセッティングをしました。ラリー期間中はきっと様々な事が起こるでしょうから、冷静に、ミスなく走る事が重要です。今晩の最初のステージでは、それを実践できたと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    マルマリスはとても良い所ですし、オーガナイザーの歓迎も素晴らしく胸が弾んでいます。今晩の市街地SSは特に問題なく走り終えましたが、重要なのは明日からのグラベルステージです。レッキの時点でかなり荒れそうだと思っていましたが、今朝のシェイクダウンでそれを確信しました。我々が予想していたように、きっと信じられないくらい難しいラリーになるでしょう。シェイクダウンではクルマのフィーリングはとても良く感じられましたが、このラリーでは信頼性の高さこそが重要です。良いフィーリングを得られれば、それがスムーズな走りに繋がり、最終的に良い結果に結びつくと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今晩の最初のSSは上手く走れたと思いますが、明日以降のステージは今日とはまったく違います。シェイクダウンでのクルマの動きは良く、最初の2回は良い走りができました。しかし、その後サービスに戻りさらにもう1回走った時には、路面コンディションが劇的に変化していました。きっと誰にとってもタフなラリーになると思いますし、クルマを労り、そしてタイヤの摩耗に注意して走る必要があります。

    ラリー・トルコ デイ1の結果
    1 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2m03.9s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2.5s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +2.8s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.1s
    5 カイエタン・カイエタノビッチ/マチィ・シュツェパニアク (フォード フィエスタ R5) +3.1s
    6 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +3.4s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +3.5s
    8 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3.9s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +4.0s
    10 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4.3s

  • WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・トルコ プレビュー

    WRC | トヨタ 第10戦 ラリー・トルコ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、9月13日(木)から16日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・トルコに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    第8戦ラリー・フィンランド、第9戦ラリー・ドイチェランドと2戦連続でタナックが優勝を飾り、チームは良い流れを維持すべく次なるイベント、ラリー・トルコに臨む。

    トルコでWRCが開催されるのは2010年以来となり、今回で7回目となる。ただし、開催地は以前にWRCが行なわれたトルコ南西部のアンタルヤ県や、北西部のイスタンブール県ではなく、地中海に面する南西部ムーラ県のマルマリスが中心となる。そのため、すべての参加者にとって新たな挑戦となり、ゼロの状態からペースノートを作らなければならない。レッキ(コースの事前下見走行)では、コースの情報をいかに正確にペースノートに書き記すかが重要な課題となる。

    ラリー・トルコは今シーズン6回目のグラベルラリーであり、様々な路面のステージが予想される。マルマリス周辺の道は比較的スムーズだが、北側に広がるムーラ周辺の山岳路は石や岩が多く、クルマとタイヤに厳しいステージといえる。WRCの規則によってトルコでの事前テストは禁じられているため、チームはトルコと似たような路面、気候で走行できるポルトガル南部で先週事前テストを実施し、ラリー・トルコに向けた準備を終えた。

    ラリーのサービスパークは、地中海に面したマルマリスの市街地から少し内陸に入ったアスパランに置かれ、そこを中心にSS(スペシャルステージ)が行なわれる。競技初日となる9月13日(木)は、夕方マルマリスの市街地でのセレモニアルスタートに続きスーパーSSが1本行なわれる。14日(金)のデイ2は、マルマリスの北側エリアで3本のステージを各2回走行。15日(土)のデイ3は西側エリアで3本のステージを各2回走る。そして、最終日となる16日(日)は、北側エリアでの2本のステージに加え、サービスパークの近くで2本のステージが行なわれる。そのうち、SS14の再走ステージかつ最終SSとなる「マルマリス2」は、ボーナスポイントの獲得が可能な「パワーステージ」に指定されている。SSは全部で17本用意され、その合計距離は312.44km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は875.34kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    直近2戦の結果は素晴らしく、もちろんその好調を維持するのが今回の目標です。しかしトルコはすべてのチームにとって初めてのラリーであり、知らない事が多くあります。私は初めてトルコでWRCが開催された2003年の大会に出場しましたが、コンディションは非常に厳しく、路面はかなり荒れていた事を覚えています。ただし今回は違うエリアでの開催となるため、一体どのようなコースなのか正確には分かりません。我々はできる限りの準備をしてきましたし、先週はポルトガル南部で成功裏にテストを終えました。我々がラリーで直面するであろう状況、特に高い気温に対する備えができたのではないかと思っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    完全に新しいWRCイベントに向けた準備は数年ぶりです。新たにペースノートを作ったり、コースの特徴に対する知識が十分ではなかったり、同じステージを2度目に走る時に路面がどう変化するのかなど、未知なる事ばかりです。私は2008年にアンタルヤ周辺で開催されたWRCトルコ大会に初めて出場しましたが、非常に暑く、ロングステージはとてもハードで、タイヤに厳しいラリーでした。ですから今回もそれと似たようなラリーになるのではないかと予想していますし、かつてWRCが開催されていたアクロポリス・ラリーにも似ているのではないかと思っています。事前テストは上手く行き、特にサスペンションに関して進化があったので、クルマにはとても満足しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    最近2戦の良い結果にはもちろん満足していますが、それでも依然1戦、1戦が勝負です。ラリー・トルコに対するノウハウはあまりないため、どのようなラリーになるのか予想できません。荒れた路面での戦いになるだろうと言われていますが、実際どうなのかはレッキをすれば分かるでしょう。ただし、気温がかなり上がるのは間違いないと思います。ポルトガル南部での事前テストはトルコに向けて良い準備になりましたし、戦うために必要な事はすべてやったと思います。現時点でできる事はあまりなく、後は自分達で実際にステージを確認するだけです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    トルコは予想外のラリーになると予想しています。路面は荒れていて、滑りやすいルーズグラベルが多く、タイヤマネージメントが鍵を握るだろうというのが、我々が得ている情報です。ですから、午後の距離が長い再走ステージが重要になるでしょう。事前テストでは、気温が35度程度の荒れた路面を走るとタイヤの摩耗がかなり進む事が分かりました。とはいえ、全体的にテストは非常に上手く行き、良いセッティングを見つける事ができました。何か新しい事を学ぶチャンスだと思いますので、チャレンジを楽しみにしています。今のところ、早い出走順でルーズグラベルで覆われた路面を走るのが私はあまり得意ではないので、それを改善したいと思っています。